JP2522753B2 - 電気コネクタ用の連続キャリヤ―ウエブ部材および薄板コンポ―ネントのメッキ方法 - Google Patents

電気コネクタ用の連続キャリヤ―ウエブ部材および薄板コンポ―ネントのメッキ方法

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JP2522753B2 JP5152733A JP15273393A JP2522753B2 JP 2522753 B2 JP2522753 B2 JP 2522753B2 JP 5152733 A JP5152733 A JP 5152733A JP 15273393 A JP15273393 A JP 15273393A JP 2522753 B2 JP2522753 B2 JP 2522753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ用の打ち抜
きおよび成形された薄板材コンポーネントを接合するキ
ャリヤーストリップのメッキ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気コネクタの各種コンポーネントは、
連続打ち抜きおよび成形作業におけるように、薄板材か
ら加工される。端子または接点およびEMI/RFIシ
ールドは、その例である。打ち抜きおよび成形作業にお
いて一般的に行われているように、コンポーネントは、
一対の通常離間したキャリヤーストリップなどの薄板材
からなる一体型キャリヤー手段により、打ち抜きおよび
成形作業場所を通して搬送され、コンポーネントはスト
リップ間で打ち抜きおよび成形される。キャリヤーのス
トリップすなわちウエブには離間した開口部が設けられ
ることが多く、それによりウエブは、コンポーネントを
種々の打ち抜きおよび成形作業を通して搬送するだけで
なく、ウエブは、各種作業機械における割り出し目的に
も使用される。
【0003】周知のように、一旦コンポーネントが最終
形状材へ打ち抜きおよび成形されると、コンポーネント
はキャリヤーストリップから取り外されてメッキされる
か(例えばバレルメッキされるか)、もしくは取り付け
られたままか、またはキャリヤーウエブと一体のままに
できるし、また複合ストリップは、メッキ作業などの後
続処理のために、またはコンポーネントを電気コネクタ
組立品へ組み込む後続作業のためにリール上へ巻かれ
る。代わりに、コンポーネントは部分的に成形され、メ
ッキされて、ついで所要の最終形状へ成形することがで
きる。
【0004】上述した加工手法において種々の問題が生
じる。1つの問題は、複合ストリップをリール上へ巻い
ている間または巻いた後で、打ち抜きおよび成形作業後
の取扱および処理中にコンポーネントに対する損傷であ
る。例えば従来の入力/出力(I/O)電気コネクタ用
のシールドは、種々の部分が突き出る元の台板を備える
ことができる。接地用脚とタブは、一体で成形でき、ま
た印刷回路基板内の接地用孔に挿入のために台板から突
き出ることができる。固定用タブは、台板をハウジング
または電気コネクタの他のコンポーネントへ固定するた
めに台板から突き出ることができる。シールドの側板も
台板から突き出る。これらの部分は、異なる方向へ突き
出ることができるし、また一般的に突き出る。
【0005】これらの突き出し部は、分離された、すな
わち個別のコンポーネントがバレルメッキ作業において
メッキされるときに損傷、屈曲またはもつれやすい。そ
れらは、シールド(平行したキャリヤーウエブ間に延び
る)のリール上への巻きつけ中、複合ストリップがリー
ルからほどかれ、ついで再びリール巻き戻されるときの
メッキのような後続の加工工程中、およびシールドをコ
ネクタハウジング上に組み込む前またはその間における
後続の組立作業中にも損傷されやすい。したがってシー
ルドの突き出し部を保護する方法は、損傷部品を最小に
することにより廃棄部品を削減できるので、重要な問題
である。
【0006】比較的壊れやすいコンポーネントの保護は
別の問題である。というのは、過去においてシールド
は、外殻の開口形側板部のアクセスをキャリヤーウエブ
の平面に直角に配向して一般的に成形されたからであ
る。外殻がキャリヤーウエブ上にありながらメッキされ
る場合、外殻とキャリヤーウエブの複合体は浸漬されて
メッキ液槽を通して動かされる。キャリヤーウエブ複合
体の走行方向に関する側板の配向のために、不均一なメ
ッキが生じることがある。というのは1)陽極と外殻の
外面との間の距離は変わり、それにより外面の中心部は
最小量のメッキがされ、2)隣接する外殻は電流から互
いに遮蔽され、および3)メッキ流体は側板開口部を通
してかつその周りに均一に流れないからである。加え
て、側板軸に直角に配向された一体型接地タブを備える
側板のそのような配向では、各種の金属または各種のメ
ッキ厚さの場合に接地タブだけを選択的にメッキするこ
とは容易でない。
【0007】開口形側板部が延びる元のフランジの平面
かキャリヤーウエブの平面に直角になるように(すなわ
ち側板開口部を通る軸がキャリヤーウエブの平面に平行
になるように)外殻を回転すると、メッキ流体は側板を
通して一層均一に流れ、その結果一層均一なメッキかで
きる。ついで接地タブはキャリヤーウエブと外殻の側板
部の下に突き出るので、上述したように接地タブだけの
選択的メッキが容易にできる。しかしなからタブは、キ
ャリヤーウエブの移動方向に関して直角に突き出るの
で、リール巻き取りと取扱作業中に損傷を受けやすい。
したがって、これらのタブの保護が望ましい。
【0008】コンポーネントが部分的に成形され、つい
でメッキされるならば、そのメッキは後続の成形作業中
に割れることがある。これは、シールドが電気コネクタ
を接地回路へ接続するので、コネクタ用のシールドを製
造する場合に特に重要である。鋼製シールドへメッキさ
れるニッケルなどのメッキは、鋼製シールド自体よりも
良好な導体であるので、メッキ内の割れは接地経路を中
断し、それによりシールドの遮蔽効果が減少して、した
がってそのEMI/RFI性能が低下する。他の問題
は、メッキ内の割れによる露出によりシールドの母材が
腐食するおそれがある点である。
【0009】その種のコンポーネントを打ち抜きおよび
成形する際の別の問題は、キャリヤーウエブに関して長
さ方向の、コンポーネント間の不適切な縦方向間隔であ
る。すなわちI/Oシールドを再び一例として挙げる
と、シールドを最終形状に生成するには、かなりの薄板
材が必要である。一旦成形されると、キャリヤーウエブ
に関して長さ方向の、隣接するシールドの中心間に比較
的大きい間隔すなわち間隙が生じる。これにより、巻き
付けられた複合リールが不適切なサイズまたは直径とな
り、もしくはリール当たりの部品数が比較的に少なくな
る。
【0010】その種の金属コンポーネント間の間隔を減
少し、かつ一定の直径のリールのコンポーネント数を多
くすることができるように、隣接する金属コンポーネン
ト間のキャリヤーウエブの部分に、U形の波形部を成形
できることが知られている。その種の波形部は、多ステ
ーション成形作業において一般に成形されるので、成形
用ダイがさらに複雑になる。U形部を生成するのに利用
される成形作業は、U形部を成形するのに利用される成
形作業場所数が少ない程、成形工程中に金属が伸びて薄
くなる可能性はそれだけ大きくなるという点で、製造上
の適当な折り合いを包含する。加えて、その種の伸張は
均一にはなりにくいので、材料厚さと機械的特性の僅か
な変化により、生産作業単位から生産作業単位へのコン
ポーネント間の間隔が不一致となるであろう。これによ
り、後続の自動処理と組立の作業が一層困難となる。
【0011】U形部に関しての他の問題は、メッキなど
の工程中、外殻およびその接続用キャリヤーウエブすな
わちストリップは、リールからほぐれて、メッキ槽を通
り走行し、ついで再びリールへ巻き取られるという点で
ある。送りリールと巻き取りリールとの間の距離は一般
的に40から120フィートまでである。外殻およびキ
ャリヤーウエブの重量、金属キャリヤーストリップのた
わみ性およびリール間の未支持長さにより、外殻間の間
隔を減少するために利用されるU形部は、変形または伸
びるので、U形部材の2つの脚はもはや一般に平行とな
らない。これにより隣接する外殻間の間隔が増加し、し
たがって間隔減少の有効性が低下する。加えて、U形部
は均一に伸びないので、隣接する外殻間の間隔が幾分不
一致となり、これにより、後続の外殻の自動処理作業お
よびコネクタの組立作業が一層困難となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、薄板材から打ち抜きおよび成形される電気コネク
タ用のコンポーネント間の新規で改良された連続キャリ
ヤーを提供することにあり、そのコンポーネントは、薄
板材の連続ウエブにより打ち抜きおよび成形工程を通し
て搬送される。そのようなキャリヤーウエブの製造方法
も開示される。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のコンポーネント
を接続するキャリヤーウエブの部分は、コンポーネント
の打ち抜きおよび成形中またはその後に、三次元の形状
に形成されて、隣接するコンポーネント間のキャリヤー
上の間隔を減少する。この三次元の形状は、コンポーネ
ントについての後続の製造作業中にコンポーネントの突
き出している部分を保護するように寸法が決められる。
加えて、ラッチ掛け構造部材を成形して、コンポーネン
トを予め決められた間隔に保持するようにすることがで
きる。
【0014】ここで開示されるように、打ち抜きおよび
成形されたコンポーネントは、遮蔽される電気コネクタ
用のシールドである。シールドは、薄板材の当初平面の
片側から突き出る少なくとも1つの接地タブと、薄板材
の当初平面の反対側から突き出る係合部分とを有する。
【0015】上記の方法により、および特にシールドを
取り挙げると、シールドの開口形係合部分の軸は、係合
部分を通してメッキを均一にするようにウエブの移動方
向に延びることができ、また接地用タブは、後続の選択
的メッキができるように係合部分の軸に対して横方向に
突き出ることができ、ウエブは突き出る部分を保護する
ような形状にされるので、シールドの突き出る部分の損
傷の危険は少なくなる。
【0016】加えて、ウエブを三次元の形状に形成する
ことにより、ウエブの長さは効果的に短くなり、打ち抜
きおよび成形されたコンポーネント間の間隔が減少し、
その結果、複合体のウエブと打ち抜きおよび成形された
コンポーネントが巻き付けられるリール上のコンポーネ
ント数が多くなる。
【0017】したがって、本発明は、電気コネクタなど
に使用される打ち抜きおよび成形されたコンポーネント
を加工する際に使用するように、独自のウエブと打ち抜
きおよび成形された電気コンポーネントの複合巻き付け
リールとを意図する。
【0018】シールドをメッキする方法も提供され、そ
れによりシールドの側板の実質的部分にわたり均一なメ
ッキ厚さが得られる。
【0019】
【実施例】次に添付図面に従い本発明の実施例を詳述す
る。本発明はD形電気コネクタ用のシールドを加工する
ことに関連してここで図示されかつ説明されるが、本発
明は、本発明が有利である各種の他のコンポーネントを
薄板から打ち抜きおよび成形する場合にも同等に適用で
きることが分かるであろう。この理解の下に先ず図1と
図2を参照すると、印刷回路基板(図示されない)上に
取り付けられるようにされている電気コネクタは、一般
に参照数字20で示される。電気コネクタは、一般に参
照数字22で示される誘電ハウジングと、一般に参照数
字24で示される前部導電性シールドと、および一般に
参照数字26で示される後続部整合部材とを備える。コ
ネクタハウジング22は、前面部30から外側へ突き出
る前部係合部28を有する。一般に参照数字32で示さ
れる複数の直角端子はハウジング内に配設される。その
端子は、前部係合部28内に配設される雌係合端部34
と、コネクタハウジングの底面部38(図2)から突き
出る後続部36とを有する。端子の後続部は、電気コネ
クタが上に取り付けられることになる印刷回路基板の孔
に挿入されるようになっており、それによりコネクタハ
ウジングの底面部38は印刷回路基板に隣接して位置決
めされ、また前面係合部30は印刷回路基板の平面に関
して一般に直角に配設される。
【0020】シールド24は、シールドがハウジングへ
付着されるとき、ハウジング22の係合部28の回り
に、かつハウジングの前面部30の上に位置決めされる
ような形状になっている。一方、後続部整合部材26
は、コネクタハウジングの底面部38に沿って取り付け
られるようになっている。後部整合部材がそのように取
り付けられると、端子32の後続部36は後部整台部材
の孔40(図2)を通して延びるので、後続部は、印刷
回路基板の孔に挿入されて、ハンダ付けされるまで後続
部整合部材により支持される。また後続部整合部材は、
後続部整合部材の底面部46から延びる取り付け用タブ
42と44を備える。取り付け用タブは、端子の後続部
36および接地タブ60が印刷回路基板へハンダ付けさ
れるまで、印刷回路基板上に位置決めされる電気コネク
タを維持するために、印刷回路基板の孔に嵌合するよう
になっている。
【0021】シールド24は、アルミニウムキルド鋼な
どの導電性薄板材から打ち抜きおよび成形され、また軸
52の方向に開口しているシールド係合部すなわち側板
50が突き出ている元の台シートすなわち合板48を備
える。シールドの係合部は、コネクタハウジング22の
係合部28に対応する台形すなわちD形部を有する。し
たがってシールドは、シールド係合部50が係合部28
の回りに配設されるようにハウジング上の位置に滑動挿
入される。またシールドは、シールドをハウジングへ固
定するためにハウジング22の対応する開口部56へ挿
入するサカトゲ付き固定タブ54を備える。さらにシー
ルドは、係合部50の軸52へ一般に平行に突き出る
が、係合部から板48の反対側から突き出る一対の接地
用ストラップ58を備え、また接地用ストラップは、軸
52へ一般に直角の接地用ストラップから突き出る接地
タブ60を備える。図1に示されるように、接地タブ6
0は開口部62を通して後続部整合部材26内に突き出
るので、接地タブは、印刷回路基板の孔に挿入されて、
基板上の接地回路へハンダ付けできる。最後に孔64
は、相補型係合コネクタ(図示されない)の適切な締め
つけ手段を受容するように、ハウジング22の孔66と
整合するために、シールドのフランジ48に雌ネジが切
られる。
【0022】図1および図2の電気コネクタ20の上記
説明は、電気コネクタに使用される打ち抜きおよび成形
された薄板コンポーネントの形状を示すために行ってき
た。シールドの係合部すなわち側板部50の軸52を基
準のフレームとして使用すると、係合部は軸方向に開口
しているが、シールドのフランジ48は軸に垂直に延び
ていることが分かる。接地用ストラップ58は一般に軸
に平行であるが、接地タブ60は軸に対して直角に突き
出る。接地タブは、打ち抜きおよび成形されたシールド
の各種加工工程中に屈曲または損傷しやすい。軸52
は、シールドについての各種メッキ作業中だけではな
く、シールドの打ち抜きおよび成形の際にも、キャリヤ
ーの移動方向を規定することは、以下の説明で分かる。
【0023】図3〜図5を参照して、本発明の方法およ
び独自のキャリヤーウエブ形状が、ここで詳細に説明さ
れる。具体的には図3に示されるように、導電性金属材
料70のストリップ状シートは、その送りロール72か
ら打ち抜き作業場所すなわち打ち抜きダイ74へ供給さ
れる。打ち抜きダイは、絞り作業において図の左側に示
されるようにシールドの側板を成形するのに使用され
る。ついで、打ち抜き作業場所の下流側において参照符
号70aで示される薄板ストリップは、ストリップの長
さ方向に連続する一連の絞り加工された係合部50と共
に、巻き取りリール76上へ供給される。
【0024】ついで巻き取りリール76は、送りロール
として利用され、薄板ストリップ70aを、絞り加工さ
れた係合部50と共に、外殻雌ネジ切りと成形作業場所
78へ供給し、そこでシールドは、図の左側に参照数字
24で示されるように、その最終形状に打ち抜きおよび
成形されて、別の巻き取りリール88上へ巻き取られ
る。
【0025】加えて、雌ネジ切り、打ち抜きおよび成形
作業場所78は、図4〜図6を比較すれば分かるように
一連の作業を含む。具体的にはシールド24は、それに
沿って離間した従来の割り出し孔82を有する一対のキ
ャリヤーウエブの間に延び、またシールドは前もって打
ち抜かれて、取り付け部84によりキャリヤーウエブへ
接合されることが図4で分かる。図4を参照すると、係
合部50の軸52はキャリヤーウエブ80に対して直角
に延びること、および固定タブ54と接地タブ60は依
然フランジ48の平面内にある(すなわちタブはこれか
ら屈曲または変形される必要がある)ことが分かる。言
い換えれば、フランジ48、固定タブ54、接地タブ6
0および開口部64は、それらの最終の形状に打ち抜か
れているが、最終のシールド形状におけるそれらの精確
な配向にこれから形成する必要がある。接地用ストラッ
プ58は、ウエブ部84によりキャリヤーウエブ80へ
取り付けられるシールドの部分であることが分かるであ
ろう。雌ネジ切り、打ち抜きおよび成形作業場所78
(図3)において、ついでシールドは、図5および図6
に示されるように、その最終形状に連続して成形され
る。しかしながら図5において、接地用ストラップ58
は、ウエブ部84により依然キャリヤーウエブ80へ取
り付けられていることが分かるであろう。シールドのフ
ランジ48は、図4の曲げ線86により示されるよう
に、接地用ストラップに対して直角に曲げられる。これ
により係合部50の軸52は、図3の矢印Aに対応する
矢印Aの方向に配向される。固定タブ54は板部48に
対して直角に屈曲すなわち成形されており、また接地タ
ブ60は接地用ストラップ58に対して直角に屈曲すな
わち成形されている。再び図3を参照すると、打ち抜き
および成形されたシールド24とキャリヤーウエブ80
の複合体は、ついで別の巻き取りリール88へ巻き取ら
れる
【0026】ついで巻き取りリール88はメッキ作業場
所82へ巻き取られ、そこでキャリヤーウエブ80へ依
然接合されたままのシールドはメッキされるか、および
/または接地タブ60は錫と鉛の組合わせのような導電
性の高い非腐食性材料で選択的にメッキされる。図の左
側に示されるシールドの側板部50の軸52は、矢印B
で示されるように、メッキ作業場所82を通してシール
ドの移動方向に一般に平行であることが分かるであろ
う。これにより、シールドがメッキ作業場所を通過する
際に側板部の比較的均一なメッキができる。加えて接地
タブ60は、メッキ作業場所における移動方向に直角に
突き出るので、選択的にメッキできることが分かる。
【0027】メッキ作業後に、打ち抜き、成形およびメ
ッキされたシールド24とキャリヤーウエブ80の複合
体は、さらに別の巻き取りリール84上へ供給される。
ついでリール84は組立機86へ移送され、その中へ供
給され、そこでシールドは、キャリヤーウエブから切断
されて、電気コネクタハウジングの中またはその上に組
み込まれる。事実、この複合リールは、それ自体におい
て完成製品とみなされる。その種のリールは、電気コネ
クタへの現場組み込み用に顧客へ販売できる。
【0028】図4および図5と関連して図3の上記説明
から、シールド24などの打ち抜きおよび成形された電
気コネクタのコンポーネントは、各種巻き取りリール上
へかつそれからの、および各種加工作業場所を通しての
多くの処理および移送を受けることが分かる。全てのこ
の操作中にシールドの種々の突き出し部は、損傷または
屈曲を受けやすい。加えて、全体の加工と組立作業中に
多くの巻き取りリールが関与することが分かる。通常、
複数のシールドとキャリヤーウエブの単一ストリップ
は、電気コネクタの全体の加工中に作業場所から作業場
所へ連続的に供給されない。リールは、1つの作業場所
から巻き取られて、他の作業に組み込まれる前に保管ま
たは在庫されることが多い。例えば、打ち抜きおよび成
形されたシールドのリールは、メッキ作業場所へ巻き取
られる前に保管されることがある。「メッキされた」リ
ールも、電気コネクタへの最終組み込み前に保管される
ことかある。これらのリールの全ては、在庫スペースの
かなりの場所を占めるので、リールのサイズを減少する
のが望ましいであろう。加えて、隣接するシールド間の
間隔を減少することにより、より多くのシールドを1つ
のリール上に保管でき、同様にスペースも減少できる。
【0029】図5および図6を参照すると、上述の多く
の問題は、成形工程中のキャリヤーウエブ80の独自の
成形作業により解決される。キャリヤーウエブは三次元
形状部に成形されるので、接地タブなどのシールドの種
々の突き出し部は、シールドについての多くの加工と組
立作業中に保護される。加えて、キャリヤーウエブを三
次元形状部に成形することにより、ウエブの長さは効果
的に短くなり、一方それにより最終の打ち抜きおよび成
形されたシールド間の間隔を滅少し、その結果、図3に
関連して説明したように、加工作業で使用するための巻
き取りリール上のシールド数を一層多くできる。これ
は、特にメッキ作業中に多大の利点がある。典型的に
は、キャリヤーウエブ上の完全に成形されたシールド
は、毎分フィートで測定される予め決められた最大速度
で種々のメッキ槽を通して供給できるだけである。隣接
する外殻間の間隔を滅少することにより、キャリヤース
トリップの速度を増加することなく時間当たり一層多く
のシールドをメッキでき、したがってメッキコストを削
減できる。
【0030】より詳細には、図5および図6、特に図6
の実施例で示されるように、各キャリヤーウエブ80は
U形の突き出し部90と共に成形され、その突き出し部
は、参照数字92で示されるように薄板材の当初平面の
片側からついで反対側から突き出るようにキャリヤーウ
エブに沿って交互に突き出る。薄板材(すなわち図3の
参照数字70で示される)の当初平面に残るシールド2
4の唯一の部分は、接地用ストラップ58であることが
分かる。シールドの係合部50は薄板材の当初平面の片
側から突き出し、また接地タブ60は当初平面の反対側
から突き出る。キャリヤーウエブのU形部の特定の位
置、およびU形部が当初平面52から延びる距離は、打
ち抜きおよび成形されたシールドなどの打ち抜きおよび
成形されるコンポーネントの形状に応じて選定できる。
勿論、シールドの種々の部分と他のコンポーネントを保
護するために、およびコンポーネント間の距離を短くす
るために、U形の突き出し部を成形する以外に、キャリ
ヤーウエブの他の打ち抜きおよび成形される形状は考え
られる。
【0031】図7〜図12に示される本発明の実施例を
参照し、その中で先ず図7〜図9を参照すると、参照符
号24’で一般に示される複数のシールドは、キャリヤ
ーウエブ96を使用して連続製造工程において打ち抜き
および成形され、そのシールドは、図3〜図6に関連し
て上述した連続製造工程と同様に、ウエブ部98により
キャリヤーウエブへ接合される。ここでもまた、図8に
示されるように、従来の割り出し孔100はキャリヤー
ウエブ96に沿って離間される。一対のキャリヤーウエ
ブ96により接合されているのが示されるが、金属コン
ポーネントは、技術上周知のように1つ以上のキャリヤ
ーウエブにより接合できるであろう。
【0032】図7〜図9において最も良く示されるこの
実施例において、各キャリヤーウエブ96は、参照数字
102で一般に示される突き出し部と共に成形され、そ
の突き出し部は、キャリヤーウエブの片側だけから突き
出し、またシールド24’の接地タブ60を保護する。
突き出し部は、接地タブ60の長さに少なくとも等しい
距離だけキャリヤーウエブから延びる。図4〜図6に示
される本発明の実施例のU形突き出し郎90と比較する
と、突き出し部102は、薄板材の当初平面から円弧状
に成形される。要するに円弧状の突き出し部102は、
閉じた端部104を有する波形の形状を形成する。円弧
状の突き出し部は、接地タブ60を保護するだけではな
く、上述したように、キャリヤーウエブと成形されたシ
ールドとの複合体の長さが減少される。
【0033】図7〜図10に関連して図11および図1
2を参照すると、円弧状の突き出し部102を成形する
方法が、幾分図形的に示される。図12Aにおいて、キ
ャリヤーウエブ96は、薄板材の当初平面にあるように
示される。図11において最も良く示されるように、参
照数字106で一般に示される回転自在のマンドレルキ
ャリヤーは、薄板材の対向側に位置決めされる。工具設
備内のカム109は、各マンドレルキャリヤー106と
連動して、マンドレルキャリヤーのウエブ96へ向けて
の移動、およびそれとの係合が選択的にできるようにす
る。空気シリンダー111は、矢印Xの方向に軸107
の回りにマンドレルキャリヤーを回転するために設けら
れる。マンドレルキャリヤーは、第2のマンドレル11
0の回りに同心的に回転する円筒形の第1のマンドレル
108を有する。要するに第2のマンドレルはアンビル
として機能し、その回りに、回転するマンドレルキャリ
ヤー106の第1のマンドレル108が移動する。マン
ドレル108および110は、円筒形であるように図示
されているが、実際には僅かのテーパーすなわち切頭円
錐であり、ウエブ96に向け移動でき、かつそれと容易
に係合できる。各種のコンポーネントを移動する他の手
段は利用できるであろう。
【0034】図12Bは、第1のマンドレル108がキ
ャリヤーウエブ96中にかつそれを通して移動し、再び
矢印Xの方向に、第2のマンドレル110の回りに円弧
状の形状を成形し始めていることを示す。またこの図で
は締め付け部材112が示され、その部材はキャリヤー
ウエブ96に対して矢印Yの方向に圧力を加え、それに
よりウエブは、締め付け部材と第2のマンドレル110
間でニップ114に形成される。一対の上部と下部の案
内部材116および118は、締め付け部材112と正
反対に対向する回転マンドレルの側で、その間にキャリ
ヤーウエブ96を挟む。これらの案内部材は、キャリヤ
ーウエブを締め付けないが、マンドレルキャリヤー10
6の第1のマンドレル108がキャリヤーウエブの薄板
材中に移動するにつれて、キャリヤーウエブ96が矢印
Zの方向に移動するときにキャリヤーウエブを案内すな
わち拘束する。
【0035】図12Cは、図12Aの位置から約180
°移動したマンドレルキャリヤー106の第1のマンド
レル108を示し、それは保護部102を、図7および
図9に示されるように、閉じた端部を有する波形の形状
に成形する。
【0036】図12Dは、図12Aに示される当初の位
置まで戻り回転したマンドレルキャリヤー106を示
し、第1のマンドレル108は、ここに成形された円弧
状の保護部102から離れて元に戻っている。締め付け
部材112および拘束部材116と118も、元に戻っ
ており、キャリヤーウエブ96を、成形ダイ装置を通し
て供給することができる。マンドレルキャリヤー106
をウエブ96と接触するように移動するのに使用された
カム109は、ついで元に戻されて、マンドレルをウエ
ブ96との係合から外された元の位置まで動かす。
【0037】波形の突き出し部102および図7〜図1
2の工程は、その製造に関して図4〜図6のU形突き出
し部90よりも多くの利点を有する。U形突き出し部
は、U形を完全に成形するために多くの成形作業を必要
とする。この結果、U形部が成形されるダイは、金属の
伸張を避けるためにU形部を徐々に成形する追加の「作
業場所」を備えなければならない。一方、波形部は1つ
の「作業場所」で成形されるので、多くの作業場所は不
要であり、またダイを簡単にできる。加えて、波形部は
金属を伸張しないので、隣接するコンポーネント間の中
心間隔は精確に維持できる。
【0038】本発明の他の特徴は、図7〜図10に図示
される実施例で示され、また図7〜図9に示されるよう
に打ち抜きおよび成形されたキャリヤーウエブを、その
成形され形状に保持するラッチ部材を含む。一旦、キャ
リヤーウエブか、上述したようにその波形保護部102
(または図5および図6のU形部材90)と共に成形さ
れて、キャリヤーウエブとシールドの複合体が引き続く
製造作業のためにリール状へ巻き付けられるようになる
と、キャリヤーウエブが、キャリヤーウエブの平面の方
向の直線性の力に応答して伸張される傾向がある。これ
は、単なる巻き付け力によるか、またはメッキや自動組
立などの各種工程を通してシールドが引かれることによ
るものであろう。これは、シールド間の間隔を増加する
だけでなく、そのような増加は、薄板内の異なる特性に
より全てのシールド間で一般的に均一ではないであろ
う。この結果、シールド間の間隔が均一にならないので
シールドとのコネクタの自動組立はより複雑となるであ
ろう。
【0039】図10は、薄板材から最初に打ち抜かれた
ときの隣接するシールドのラッチアーム120およびラ
ッチ保持部124の位置を図示するために、半加工品の
1一部分を示し、その半加工品からキャリヤーウエブ9
6,シールド24’、接地タブ60、ラッチアームおよ
びラッチ保持部が打ち抜かれる。ラッチアーム120お
よびフック部122は、隣接するシールドに付属するラ
ッチ保持部124とラッチ掛けするのが分かる。図7お
よび図10と比較すると、隣接するシールド間の間隔
は、図10の最初に打ち抜きした間隔から図7の最終的
に打ち抜きおよび成形した間隔へほぼ半分まで減少する
のが分かる。
【0040】図7〜図10に示されるようにラッチアー
ム120は、当初の薄板材から打ち抜かれ、ついで線1
21(図10)に沿ってラッチアーム120を曲げるこ
とにより、その末端部にラッチフック122を付けて成
形される。ラッチ保持部124は、ラッチアーム120
のラッチフック122の経路内で内側に突き出るよう
に、キャリヤーウエブから成形される。これらの作業
は、シールドの打ち抜きおよび成形中に何時でも実施で
きる。
【0041】図11および図12に関連して上述したよ
うに、回転するマンドレル106が回転する成形部10
8を薄板材中に動かすと、図8の対向する矢印Mにより
示されるように、回転する成形部の対向側にあるキャリ
ヤーウエブの薄板部分は、波形保護部102の対向側で
互いの方向に動く。ラッチアーム120(フック122
に沿って)およびラッチ保持部124は寸法と形状が決
められてるので、フック122は、回転する成形部10
8が図12Cの成形完了位置に達した時点でラッチ保持
部上にスナップ嵌めすることになる。この目的のため
に、フック部122の「前方」表面126は丸い形状に
なっているので、ラッチアームおよびフック部は、波形
部102が成形されるにつれてラッチ保持部上に滑動
し、波形保護部が完全に成形されたときにラッチ保持部
にスナップ嵌めしてラッチ係合する。
【0042】ラッチアーム120およびラッチ保持部1
24の利用に対する代案は、薄板材を重ねて、その重ね
られた材料を変形、かしめ、または溶接により接合する
か、もしくは薄板材を接合する他の既知の方法により接
合することである。別の代案は、上述したラッチアーム
120およびラッチ保持部124を、そのような別の接
合段階と共に使用することであろう。この使用により、
キャリヤーストリップの伸張はさらに大きく制限される
であろう。
【0043】図13および図14は、一般に参照数宇2
00で示される業界で周知のメッキ電解槽を示す。その
ようなメッキ電解槽は、底壁206により接続される対
向する側壁202,204と、および所要のメッキ用薬
品212を内部に維持するメッキ槽を形成する端壁20
8,210とを備える。一対の陽極214および216
は、陽極間で電解槽を通るメッキ流路を形成するため
に、他の側壁204へ隣接しかつそれと平行に設けられ
る。シールドを上に有するキャリヤーウエブは、メッキ
工程中にメッキ電解槽を通して移動されているように、
図13および図14において参照数字224で概略示さ
れる。キャリヤーウエブおよびシールドは、キャリヤー
ウエブを接触するためのローラー、鋼製ブラシまたは滑
動接触部材などの手段を備える陰極接触システムの一部
である。接触手段とキャリヤーウエブとの間の接触の結
果、キャリヤーウエブは、メッキ電解槽を通して走行す
るときに陰極として機能する。陰極および陽極は、メッ
キ電解槽の操作中に所要のメッキができるように、適切
な電荷を陰極および陽極へ供給するために、既知の回路
218,220へ、それぞれ電気的に接続される。
【0044】図2,図4および図6で示されるように、
側板50は台形すなわちD形である。したがって、それ
は一般に平行な伸長した上壁と底壁226と228を有
する。一対の側壁230は、側板50を完成するため
に、上壁と底壁の端部間で、それに対してある角度で延
びる。図15は、第1の陽極214の内面234と第2
の陽極216の内面236とに平行である矢印232の
方向に、メッキ電解槽200を通して移動される本発明
のキャリヤーウエブとシールド組立体の断面をしめす。
そのような配向を通して、側板50の上壁226の外面
238は、第1の陽極214の内面234に対して一般
に平行である。側板50の底壁228の外面240は、
第2の陽極216の内面236に対して一般に平行であ
る。この構成により、2つの陽極はそれぞれ、一般に同
等で均一な量の電気誘導を、それぞれの陽極が最も近い
外面に及ぼす。すなわち、上壁226の外面238に沿
う本質的に全ての点は、上壁226の外面238上のそ
のような点に対して直角な線に沿って測ったときに、第
1の陽極214の内面234から実質的に同一の距離に
ある。例えば、外面238に対して直角な線に沿う側板
の前縁244における外面238からの距離は、参照数
字246で示される。側板50の中点250における外
面238から第1の陽極214の内面234までの距離
248は、距離246と同一であることが分かる。本質
的に、側板の上壁の外面全体は、第1の陽極内面から均
一な距離にあるので、図15の上部シールド上に参照数
字252で概略示されるように、比較的均一な量のメッ
キか、その外面に電着する。同様に、第2の陽極216
の内面236は、一般に均一な量のメッキを提供するた
めに、一般に同等で均一な量の電気誘導を側板50の底
壁228の外面240に及ぼす。加えて距離246は、
側板50の外面240から第2の陽極216の内面23
6までの距離に等しい。このようにして、両方の陽極2
14,216は、均一な電気誘導を側板50の表面23
8と240に及ぼすので、シールドは比較的均一にメッ
キされる。
【0045】シールドとメッキ電解槽をこのように配向
し、それを操作する利点は、図16を参照すれば最も良
く分かる。図16は、側板が、上壁および底壁226と
228が走行方向232に対して直角になるように配向
されたならば、側板はどのようにメッキされるかを示
す。シールド上にこの結果なされたメッキは、図16の
上部側板上に参照数字259で概略示される。縁部24
4における壁226の外面238から第1の陽極214
までの距離は、参照数字260で示されることが分か
る。しかしながら中点250における外面238から第
1の陽極214までの距離は、参照数字262で示され
る。距離262は距離260よりもかなり大きく、した
がって外面238上に電着するメッキ量は、隣接する縁
部244の方が隣接する中心部250よりも多い。同様
に、第2の陽極216は類似の方法で底壁228の外面
240をメッキする。メッキ効果は直線状ではなく、か
つフランジ(図2および図4)はメッキ工程を乱すの
で、この陽極間の外殻の配向は、側板の外面上に電着す
るメッキ量を均一にしない結果をもたらす。したがって
図15に示される外殻とメッキ電解槽の配向により、側
板のより広い表面上にメッキが一層均一な厚さでなさ
れ、その結果、より少ないメッキ材料を利用しながら生
産速度を上げることができる。
【0046】例えばシールドをメッキするとき、メッキ
の厚さは、メッキの所要の機能的最小厚さに従って設計
しなければならない。図16におけるメッキは均一では
ないので、メッキを必要とされない部位に、余分のメッ
キが電着することになる。これにより、メッキ材が浪費
され、かつメッキ工程速度が低下する。加えて、図15
に示されるキャリヤー部材上の隣接するシールド間の距
離は、メッキに大きく影響しないので、重要ではない。
一方、図16の構成を使用してメッキする場合、その間
隔は重要となる。図16のシールド間の間隔が狭くなる
程、不均一なメッキをもたらす「ドックボーン」効果が
大きくなる。加えて、そのような配向により、シールド
の前縁面と後縁面との間のメッキ厚さが一致しなくな
る。
【0047】
【効果】以上詳述した如く本発明によれば、ストリップ
材をメッキ作業などの後続処理のために、又はコンポー
ネントを電気コネクタ組立品へ組み込む後続作業のため
にリール上へ巻いた時、電気コネクタのコンポーネント
に対する損傷,屈曲を有効に防止できる。従って均一な
メッキをすることができ、電気コネクタ不良品の発生を
抑制できるし、電気コネクタの組立作業の能率も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリヤーストリップを利用し、かつ本発明の
方法に従って加工できる打ち抜きおよび成形されたシー
ルドを有するI/Oの電気コネクタの透視図である。
【図2】打ち抜きおよび成形されたシールドの三次元形
状を図示する図1のコネクタの種々のコンポーネントの
分解透視図である。
【図3】図1および図2に示されるシールドを加工およ
び処理する際に伴う幾つかの段階を図形的に示す。
【図4】中間の打ち抜きおよび成形作業中の、一対の平
行したキャリヤーウエブの間に延びるシールドの部分平
面図である。
【図5】最終の打ち抜きおよび成形された形状を有する
一対のシールドとキャリヤーウエブの部分平面図であ
る。
【図6】図5の右手側に向けて見た部分側面図である。
【図7】図6のものと同様な部分側面図であるが、本発
明の別の実施例のものである。
【図8】図7を見下ろした部分平面図である。
【図9】図8の線9−9についての部分断面である。
【図10】図7〜図9の実施例が加工される元の半加工
品の部分平面図である。
【図11】図7〜図10において図示される実施例を加
工する際に利用される工具設備を幾分図形的に示す。
【図12】図7〜図10において図示される実施例を加
工する際に伴う幾つかの段階の図形的説明図である。
【図13】本発明のメッキ方法に関連して利用されるメ
ッキ電解槽の幾分概略的な透視図である。
【図14】図13の線10−10についての垂直断面で
ある。
【図15】図13を下に見た部分平面図である。
【図16】図15と同様な部分平面図であるが、側板を
通る軸が走行方向に直角であるように配向したときにシ
ールドの連続リールメッキに伴う幾つかの問題を図示す
る。
【符号の説明】
20 電気コネクタ 24 シールド 90 連続キャリヤーウエブ部分 102 連続キャリヤーウエブ部分 200 メッキ電解槽 214 陽極 216 陽極 226 壁 228 壁 230 壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気コネクタ20用シールドをメッキす
    る方法であって、前記方法は、複数の三次元的に打ち抜
    きおよび成形されたシールド24を提供する段階におい
    て、前記各シールドは、第1の一対の通常平行な伸長し
    た壁226,228と前記第1の一対の壁の対応する壁
    を相互接続する第2の一対の壁230とにより形成され
    る通常中空の開口形側板部50を備え、前記第1の一対
    の壁は前記第2の一対の壁よりも長く、前記側板部は係
    合軸52を形成し、それを通り、伸長した壁に対して通
    常平行である平面内にあり、前記シールドは通常平面で
    ある薄板材の連続キャリヤーウエブ80,96上に位置
    決めされ、側板部に隣接するシールドの部分86は側板
    部を配向するように曲げられ、側板部の係合軸はキャリ
    ヤーウエブの平面に通常平行であるようにした段階と、
    メッキ溶液212を内部に有するメッキ電解槽200を
    提供する段階において、前記メッキ電解槽は前記電解槽
    を通りその間に流路を形成する一対の離間した通常平行
    な陽極214,216を備え、前記両方の陽極および前
    記キャリヤーウエブは電気回路へ電気的に接続されるよ
    うにした段階と、キャリヤーウエブの平面を陽極に対し
    て通常平行にし、かつ伸長した側板壁それぞれを陽極の
    1つに面するようにして、シールドおよびキャリヤーウ
    エブをメッキ電解槽内に位置決めする段階と、および前
    記陽極と前記キャリヤーウエブを通電しながら、前記流
    路に沿って前記メッキ電解槽を通して係合軸へ平行の方
    向に前記シールドとキャリヤーウエブを移動することに
    より、前記メッキ流体が前記開口形側板部を通して相対
    的に流れるようにした段階とから成る電気コネクタ用の
    連続キャリヤーウエブ部材および薄板コンポーネントの
    メッキ方法。
  2. 【請求項2】 隣接するシールド間の連続キャリヤーウ
    エブの部分90,102を、隣接するシールド間の距離
    を予め決められた距離へ減少させるピッチ減少形状材へ
    成形する段階からさらに成る請求項1に記載の電気コネ
    クタ用の連続キャリヤーウエブ部材および薄板コンポー
    ネントのメッキ方法。
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