JP2522718Y2 - 竪型炉のガスシール弁 - Google Patents

竪型炉のガスシール弁

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JP2522718Y2
JP2522718Y2 JP1990097850U JP9785090U JP2522718Y2 JP 2522718 Y2 JP2522718 Y2 JP 2522718Y2 JP 1990097850 U JP1990097850 U JP 1990097850U JP 9785090 U JP9785090 U JP 9785090U JP 2522718 Y2 JP2522718 Y2 JP 2522718Y2
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尚文 菅原
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は竪型炉のガスシール弁に関するものである。
[従来の技術] 第4図は一般的な竪型炉の炉頂部分の一例を示すもの
で、竪型炉1の最上部に接続したベルトコンベヤ2によ
り燃焼用の原料3を固定ホッパ4,4内に投入し、該各固
定ホッパ4,4下部のゲート5及びガスシール弁6を開け
て前記各固定ホッパ4,4内より原料3を落下させ、該落
下した原料3を回転可能な分配器7を介して小ベルホッ
パ8内の周方向に均等に供給し、更に、該小ベルホッパ
8内に供給された原料3を、前記小ベルホッパ8下部を
閉塞している昇降可能な小ベル9を下降することによっ
て大ベルホッパ10内に供給し、次いで、前記小ベル9を
上昇させて小ベルホッパ8下部を再度閉塞した後に、前
記大ベルホッパ10下部を閉塞している昇降可能な大ベル
11を下降して前記大ベルホッパ10内の原料3を炉本体12
へと供給するようにしている。
上記した如き竪型炉1においては、炉本体12側の熱影
響の為に大ベル11にガスシール機能が備えられておら
ず、熱影響の少ない小ベル9にガスシール機能を備える
ようにしていた為、前記小ベル9が小ベルホッパ8下部
を閉塞した状態では、炉内ガスの圧力が前記小ベル9に
直接作用し、該小ベル9を炉内ガスの圧力に抗して下降
させるには非常に大きな力が必要となる。
その為、小ベルホッパ8下部を閉塞している小ベル9
を下降する際には、上方の各固定ホッパ4,4下部に備え
たガスシール弁6を閉じて該ガスシール弁6と小ベル9
との間の空間に高炉ガス及びN2を供給することにより、
炉本体12側のガス圧力と同等の圧力となるよう昇圧を行
ってから前記小ベル9を下降するようにしていた。
第5図は前記ガスシール弁6の詳細を示しており、13
は図示しない駆動装置により矢印A方向に回動可能な駆
動軸、14は該駆動軸13に一端を固着されて前記駆動軸13
の軸心方向に対し直角な方向に延びるレバー、15は該レ
バー14の他端に支持された円盤状の弁体、16は該弁体15
上面外周部に嵌め込まれた四角形断面のリング状シール
ゴム、17は逆L字形断面を有して固定側に円筒状に設け
られた弁座を示し、前記駆動軸13を回動させることによ
ってレバー14を介して弁体15を前記弁座17に押し付け、
該弁座17の下端部17aを前記弁体15のシールゴム16に圧
着させてガスシールを行うようになっている。
又、前記弁座17の下端部17aの下面形状は、第6図に
示す如く前記シールゴム16を傷つけないように曲面形状
にしてある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、弁体15を弁座17の下端部17aに押し付
けてガスシールを行う際には、前記弁体15にガス圧力が
上方向きに押付け力Pとして加わる為、前記弁座17の下
端部17aが前記弁体15のシールゴム16に食い込んだ状態
となると共に、前記弁座17の下端部17aの食い込みによ
って押しのけられたシールゴム16が前記下端部17aの両
側で上方に盛り上がった状態となるので(第6図参
照)、前記シールゴム16の表面積は、ガスシールを行う
以前の平坦な状態から波状の状態となることによって引
き延ばされ、特にX部分に大きな引張力が作用して前記
シールゴム16表面から内部に向かう割れ18を生じ、短時
間にシールゴム16を損傷する虞れがあった。
上記したようにシールゴム16が短時間に損傷してしま
うと、比較的短いサイクルで竪型炉1を停止して保守作
業を行わなければならず、竪型炉1の安定操業が困難と
なる不都合が生じた。
本考案は上述の実情に鑑みてなしたもので、ガスシー
ルを行う際にシールゴム表面に引張力が作用することを
防止してシールゴムの寿命を延長し得る竪型炉のガスシ
ール弁を提供することによって、竪型炉を安定操業させ
ることを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、固定側に円筒状に設けられた弁座に対し、
円盤状の弁体をレバーにより圧着せしめてガスを遮断し
得るようにした竪型炉のガスシール弁において、前記弁
座及び弁体の対向面の一方に、他方の対向面に向けてそ
の幅方向中間部を滑らかな曲面形状で突出せしめて形成
した凸状部を有するリング状のシールゴムを設け、且つ
前記他方の対向面における前記凸状部が当接する部分を
該凸状部の曲率半径より大きな曲率半径で形成し、更に
機械的に最適な圧着状態を保持し得るよう前記弁座の内
周部に弁体側の対向面と当接可能な所要数のストッパを
設け且つ前記弁体とレバーとを回転継手を介して接続し
たことを特徴とする竪型炉のガスシール弁にかかるもの
である。
[作用] 従って本考案では、弁体を弁座に圧着すると、該弁座
及び弁体の対向面の一方に設けたシールゴムの凸状部
が、前記対向面の他方に押しつぶされた状態でガスシー
ルが行われる。
また、ストッパによって弁座に対する弁体の過大な押
し付けが防止され、回転継手によって周方向に均等に押
し付け力が作用するようになる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例であり、図中第5
図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図示する如きガスシール弁19において、弁体15の上面
20(弁座17に対する対向面)の外周部に、その幅方向中
間部のみを滑らかな曲面形状で上方に突出せしめて形成
した凸状部21を有するシールゴム22を嵌め込んで固定す
ると共に、弁座17の下端部17aの下面23(弁体15に対す
る対向面)形状を略平坦な形状(シールゴム16の凸状部
21の曲率半径より大きな曲率半径の曲面でも良い)と
し、前記弁体15を弁座17に圧着してガスシールを行う際
に、前記下端部17aの下面23がシールゴム22の凸状部21
に圧着し得るようにする。
また、機械的に最適な圧着状態を保持し得るように弁
座17の内周部に弁体15の上面20と当接可能な所要数のス
トッパ24を設けると共に、弁体15とレバー14とを回転継
手25を介して接続する。
而して、駆動軸13が回動して弁体15を弁座17に圧着す
ると、シールゴム22の凸状部21は第2図に示す如く弁座
17の下端部17aの下面23に当接し、ガス圧力による押し
付け力Pで第3図に示す如く前記シールゴム22の凸状部
21が前記弁座17の下端部17aの下面23に押しつぶされた
状態でガスシールが行われる。
ここで、前記シールゴム22の凸状部21の高さ寸法やゴ
ム硬度等は、弁体15を弁座17に圧着してガスシールを行
う際に、丁度第3図に示す状態で前記弁体15の押し付け
力とシールゴム22の変形反力とがバランスするように予
め設定してあることは勿論である。
更に、ストッパ24によって弁座17に対する弁体15の過
大な押し付けが防止され、回転継手25によって周方向に
均等に押し付け力が作用するようになる。
従って、シールゴム22の表面積は第2図に示す状態か
ら第3図に示す状態へと縮小されるので、前記シールゴ
ム22表面には圧縮力が作用するが、割れを生じるような
引張力が作用することがなく、シールゴム22の短時間で
の損傷が防止され、シールゴム22の寿命を延長すること
ができる。
また、ストッパ24によって弁座17に対する弁体15の過
大な押し付けが防止できると共に、回転継手25によって
周方向に均等し押し付け力を作用おさせることができる
ので、ガス圧力が著しく高い場合や大口径のガスシール
弁19の場合等でもガスリークを生ずることなく最適な圧
着状態でガスシールを行うことができる。
尚、本考案の竪型炉のガスシール弁は、上述の実施例
にのみ限定されるものではなく、シールゴムは弁体側に
設ける以外に弁座側に設けるようにしても良いこと、
又、シールゴムは真円以外に楕円形状のものでも良いこ
と、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の竪型炉のガスシール弁に
よれば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(I)シールゴムの表面積は、弁体と弁座との圧着時に
凸状部が押しつぶされることによって縮小されるので、
シールゴム表面には圧縮力が作用するが、割れを生じる
ような引張力が作用することがなく、よってシールゴム
の短時間での損傷を防止してシールゴムの寿命を延長す
ることができ、シールゴムの保守作業のサイクルを延ば
して竪型炉の安定操業を行うことができる。
(II)ストッパによって弁座に対する弁体の過大な押し
付けが防止できると共に、回転継手によって周方向に均
等に押し付け力を作用させることができるので、ガス圧
力が著しく高い場合や大口径のガスシール弁の場合等で
もガスリークを生ずることなく最適な圧着状態でガスシ
ールを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
II部分の拡大図、第3図は第2図のシールゴムの凸状部
が弁座の下端部の下面に押しつぶされた状態を示す図、
第4図は竪型炉の炉頂部分の一例を示す断面図、第5図
は従来のガスシール弁の一例を示す断面図、第6図は第
5図のVI部分の拡大図である。 図中1は竪型炉、15は弁体、17は弁座、19はガスシール
弁、20は上面(対向面)、21は凸状部、22はシールゴ
ム、23は下面(対向面)、24はストッパ、25は回転継手
を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側に円筒状に設けられた弁座に対し、
    円盤状の弁体をレバーにより圧着せしめてガスを遮断し
    得るようにした竪型炉のガスシール弁において、前記弁
    座及び弁体の対向面の一方に、他方の対向面に向けてそ
    の幅方向中間部を滑らかな曲面形状で突出せしめて形成
    した凸状部を有するリング状のシールゴムを設け、且つ
    前記他方の対向面における前記凸状部が当接する部分を
    該凸状部の曲率半径より大きな曲率半径で形成し、更に
    機械的に最適な圧着状態を保持し得るよう前記弁座の内
    周部に弁体側の対向面と当接可能な所要数のストッパを
    設け且つ前記弁体とレバーとを回転継手を介して接続し
    たことを特徴とする竪型炉のガスシール弁。
JP1990097850U 1990-09-18 1990-09-18 竪型炉のガスシール弁 Expired - Lifetime JP2522718Y2 (ja)

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JPS5333851U (ja) * 1976-08-31 1978-03-24
JPS5647958U (ja) * 1979-09-20 1981-04-28

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