JP2521962Y2 - 施肥機における肥料繰出し装置 - Google Patents

施肥機における肥料繰出し装置

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JP2521962Y2
JP2521962Y2 JP1988050786U JP5078688U JP2521962Y2 JP 2521962 Y2 JP2521962 Y2 JP 2521962Y2 JP 1988050786 U JP1988050786 U JP 1988050786U JP 5078688 U JP5078688 U JP 5078688U JP 2521962 Y2 JP2521962 Y2 JP 2521962Y2
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fertilizer
receiving box
roll
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JP1988050786U
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JPH01155720U (ja
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藤太郎 田端
敏和 田端
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合資会社 田端農機具製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、施肥機における肥料タンクの下部後方の
受箱より肥料を繰出す肥料繰出し装置に係るものであ
る。
(従来の技術) 従来のこの種の施肥機における肥料繰出し装置には、
実開昭63−28313号公報に記載された考案がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の施肥機における肥料繰出し装置において
は、外周上に多数の掻出し片を植設したドラムを駆動回
転し、その掻出し片によつて受箱内の肥料を繰出す。
従つて、肥料の種類により、湿度などの影響で肥料が
掻出し片に粘りつくような場合には、肥料が掻出し片に
付着したり、掻出し片間に詰つたりし、作業の進行に伴
いドラムの一回転当りの施肥量が段々に減少してしまつ
て施肥量が不足する点に問題がある。
(問題点を解決するための手段) この考案は、肥料の種類、状態等にかかわらず、常に
良好に必要量の施肥をなして上記の問題点を解決するた
めに、施肥機(A)のフレーム(1)上に設けた肥料タ
ンク(2)の下部内には攪拌送出し爪(18)を植設して
駆動する攪拌送出し軸(17)を架設し、肥料タンク
(2)の下部後方には該肥料タンク(2)と開口(12)
により連通する受箱(3)を突設し、受箱(3)内には
外周上に断面凹弧状の多数の横構(4)を適当間隔に並
設した繰出しロール(5)を駆動するロール軸(6)に
より架設し、受箱(3)付き肥料タンク(2)の下部両
側に受箱(3)より上方へ突出する両側支持腕(13)の
下方基部を取付けて該両側支持腕(13)の上方突出先端
部には繰出しロール(5)の上方に配置する回転ブラシ
(7)の回転軸(16)の両端部を回転自在に嵌着すると
共に、その回転ブラシ(7)を繰出しロール(5)の上
方横溝(4)内の底まで入り込ませ当てて施肥機におけ
る肥料繰出し装置を構成する。
(作用) 受箱(3)内の肥料は、繰出しロール(5)の回転に
伴つて順次その横構(4)内に入り持上げられて受箱
(3)の後方へ繰出される。
一方、繰出しロール(5)の回転に伴い、回転ブラシ
(7)が繰出しロール(5)の上方横溝(4)内の底ま
で入り込み当つて接触回転し、常にその回転ブラシ
(7)によつて繰出しロール(5)および横溝(4)内
を掃除し、該横構(4)内に入つて繰出される肥料量は
常に一定に保たれる。
(実施例) 図面に示すこの考案の一実施例に係る多条施肥機につ
いてその構造を説明すれば、(1)は多条施肥機のフレ
ームで、その前端中央部上に固設した取付枠(8)をト
ラクタの三点リンクヒツチ(9)に取付ける。(10)は
フレーム(1)の左右方向の中央部上に搭載した変速
筐、(11)はフレーム(1)の後部上に架設した主軸で
ある。
(A)はフレーム(1)に左右方向に適当数並設した
施肥機を示し、(2)は施肥機(A)の肥料タンクで、
フレーム(1)上に固定し、その肥料タンク(2)の下
部後方には該肥料タンク(2)と開口(12)により連通
する受箱(3)を突設する。なお、図示してないが、開
口(12)部には上下操作する開閉調節板を設ける。
(5)は受箱(3)内にロール軸(6)によつて架設し
た繰出しロールで、その繰出しロール(5)の外周上に
は断面凹弧状の多数の横構(4)を適当間隔に並設す
る。
(13)は回転ブラシ(7)の両側支持腕で、斜め後ろ
上方へ向け受箱(3)より上方へ突出させて該両側支持
腕(13)の下方基部を肥料タンク(2)の下部軸杆(1
4)に回動自在に嵌着し、中間部をボルト(15)により
肥料タンク(2)に固定して上方突出先端部には繰出し
ロール(5)の上方に配置する回転ブラシ(7)の回転
軸(16)の両端部を回転自在に嵌着すると共に、その回
転ブラシ(7)を繰出しロール(5)の上方横構(4)
内の底まで入り込ませて当てる。
(17)はすべての肥料タンク(2)の下部内および変
速筐(10)の中央部内に通して架設した攪拌送出し軸
で、その肥料タンク(2)内に攪拌送出し爪(18)を放
射状に植設する。(19)は変速筐(10)の上下に並架し
た出力軸で、図示してないが攪拌送出し軸(17)と上下
の出力軸(19)とを変速筐(10)内の変速伝動機構によ
りそれぞれ連結する。(20)は変速筐(10)の後方に架
設した中間軸である。
(21)は肥料タンク(2)の下方に設けた施肥溝切器
で、両側の円板を上方から見て後方が拡開するハ字形に
配置し回転自在に軸支して成る。(22)は受箱(3)の
後方に上口を臨ませて縦に配置した肥料落下樋で、その
下端は施肥溝切器(21)の後部内に臨ませる。(23)は
前端部を主軸(11)に嵌着してフレーム(1)の中間両
側部に後方へ突出させて設けた車輪枠で、その各車輪枠
(23)にそれぞれ車輪(24)を車軸(25)により回転自
在に支持する。而して、車輪(24)の車軸(25)からチ
エン伝動機構により主軸(11)を経て攪拌送出し軸(1
7)に動力を伝達し、その攪拌送出し軸(17)から変速
筐(10)内の変速伝動機構およびチエン伝動機構により
中間軸(20)を経てロール軸(6)に動力を伝達する。
次にその作用を説明する。機械を圃場に入れてタンク
(2)内に肥料を投入し、トラクタの運転を開始して機
械を前進させれば、溝切器(21)が土中に喰込み接地抵
抗により回転しながら進行して施肥溝を作る。
一方、車輪(24)が接地回転し、その車輪(24)の車
軸(25)から伝動機構を経て攪拌送出し軸(17)および
ロール軸(6)が回転すると同時に、そのロール軸
(6)の繰出しロール(5)の上方横構(4)内の底ま
で入り込んだ回転ブラシ(7)が繰出しロール(5)と
の接触抵抗によって回転する。
従つて、逐次、タンク(2)内の肥料を攪拌送出し軸
(17)の攪拌送出し爪(18)により攪拌しながら開口
(12)から受箱(3)内に送り込み、その肥料は繰出し
ロール(5)の横構(4)内に入り持上げられて落下樋
(22)内にはね込まれ、該落下樋(22)の下端から溝切
器(21)で作つた施肥溝内に流落して施肥される。
一方、回転ブラシ(7)が繰出しロール(5)の上方
横構(4)内の底まで入り込み当つて接触回転すること
により、常にその回転ブラシ(7)で横構(4)付き繰
出しロール(5)の周面を掃除して該横構(4)付き繰
出しロール(5)に肥料が付着するのを防止する。
(考案の効果) この考案の施肥機における肥料繰出し装置は、下記の
ような顕著な効果を有する。
(1) 肥料タンクの下部後方にその肥料タンクと連通
する受箱を突設し、該受箱内の横構付き繰出しロールの
上方において両側支持腕間に回転ブラシを回転自在に軸
支すると共に、その回転ブラシを繰出しロールの上方横
構内の底まで入り込ませて当てる。従つて、 (イ) 繰出しロールの回転に伴い、回転ブラシが繰出
しロールに接触回転してその回転ブラシにより繰出しロ
ールの外周および横溝内を底まで掃除するから、肥料の
粉等が繰出しロールの横溝内等に付着するのを防止して
施肥量を常に一定に保つことができる。
(ロ) 回転ブラシは、繰出しロールの横溝内の底まで
入り込んで接触回転するから、円滑適確に回転してその
回転ブラシによる繰出しロールの横溝内の掃除を常に良
好になし得る。
(ハ) 回転ブラシが繰出しロールの上方に位置するの
で、繰出しロールによる繰出し肥料、および回転ブラシ
による除去肥料が回転ブラシ内に詰ることなく、終始回
転ブラシは清潔に保たれて適切に作用する。
(ニ) 回転ブラシが繰出しロールの横溝内の底まで入
り込んで当つているかどうかを、目で容易に確認するこ
とができて常に作業を確実になし得る。
(ホ) 回転ブラシが損傷したり磨耗したとき、その取
替えを容易に行うことができる。
(2) 構造が簡単で、容易安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る多条施肥機の側面
図、第2図はその要部の拡大側面図、第3図は側断面
図、第4図は後面図である。 (A)……施肥機、(1)……フレーム、(2)……肥
料タンク、(3)……受箱、(4)……横溝、(5)…
…繰出しロール、(6)……ロール軸、(7)……回転
ブラシ、(12)……開口、(13)……両側支持腕、(1
6)……回転軸、(17)……攪拌送出し軸、(18)……
攪拌送出し爪、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭51−24425(JP,B2) 実願 昭61−123928号(実開 昭63− 28313号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】施肥機のフレーム上に設けた肥料タンクの
    下部内には攪拌送出し爪を植設して駆動する攪拌送出し
    軸を架設し、上記肥料タンクの下部後方には該肥料タン
    クと開口により連通する受箱を突設し、その受箱内には
    外周上に断面凹弧状の多数の横溝を適当間隔に並設した
    繰出しロールを駆動するロール軸により架設し、上記受
    箱付き肥料タンクの下部両側にその受箱より上方へ突出
    する両側支持腕の下方基部を取付けて該両側支持腕の上
    方突出先端部には上記繰出しロールの上方に配置する回
    転ブラシの回転軸の両端部を回転自在に嵌着すると共
    に、上記回転ブラシを上記繰出しロールの上方横溝内の
    底まで入り込ませ当ててなる施肥機における肥料繰出し
    装置。
JP1988050786U 1988-04-15 1988-04-15 施肥機における肥料繰出し装置 Expired - Lifetime JP2521962Y2 (ja)

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JPS5124425A (en) * 1974-08-21 1976-02-27 Nissan Motor Kikakino rootarigatasurotsutoruparupu
JPH0316Y2 (ja) * 1986-08-11 1991-01-07

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