JP2521840Y2 - プラズマアーク粉末肉盛溶接トーチ - Google Patents

プラズマアーク粉末肉盛溶接トーチ

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JP2521840Y2
JP2521840Y2 JP1992061598U JP6159892U JP2521840Y2 JP 2521840 Y2 JP2521840 Y2 JP 2521840Y2 JP 1992061598 U JP1992061598 U JP 1992061598U JP 6159892 U JP6159892 U JP 6159892U JP 2521840 Y2 JP2521840 Y2 JP 2521840Y2
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JP
Japan
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powder
plasma arc
diffusion chamber
supplied
welding torch
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Inventor
博 谷田
俊二 大島
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マツモト機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプラズマアーク粉末肉盛
溶接トーチ、特にこのトーチにおける溶着金属粉末供給
部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、母材と溶接トーチの中心に設けた
タングステン電極との間にプラズマアークを発生させ、
上記タングステン電極の周囲に形成された粉末搬送用の
漏斗状空間を通じて上記プラズマアークに溶着金属の粉
末を供給し、この粉末を溶融して母材に溶着するプラズ
マアーク粉末肉盛溶接法が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ラズマアーク粉末肉盛溶接トーチでは、漏斗状空間に粉
末を供給する粉末供給管は、上記漏斗状空間の中心に向
かって接続されていた。そのため、漏斗状空間に供給さ
れた粉末は粉末供給管の出口からほぼ真っすぐ落下し、
供給管直下ではプラズマアークに多くの粉末が供給され
るが、供給管直下から離れた所ではプラズマアークに供
給される粉末が少なくなり、プラズマアークに対してそ
の周囲から均一に粉末を供給することが出来ず、肉盛量
が不均一になるという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するためになされたもので、上記プラズマアーク粉末
肉盛溶接トーチにおいて、上記タングステン電極の周囲
に、環状の拡散室と、この拡散室に対してその接線方向
から粉末を供給する供給ポートと、上記拡散室の底部に
連通し、拡散室の粉末をプラズマアークに供給する漏斗
状空間と、上記拡散室の底部にあって、拡散室の外周壁
を内方に突出して形成したフランジ部と、を備えたもの
である。
【0005】
【作用】上記構成によれば、拡散室にその接線方向に伸
びる供給ポートから供給された粉末は、その速度を落と
すことなくフランジ部にガイドされながら拡散室を円周
方向に移動して一様に分散し、漏斗状空間に均一に供給
される。
【0006】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の実施例に
ついて説明する。図1はプラズマアーク粉末肉盛溶接ト
ーチ1(以下「溶接トーチ1」と略す。)における先端
部の概略構成を示し、インナーノズル2の中心に形成さ
れたセンターホール3にタングステン電極4が収容され
ており、上記センターホール3にプラズマガス5が供給
されるようになっている。アウターノズル6はインナー
ノズル2に外装されており、これらアウターノズル6と
インナーノズル2との間に漏斗状空間7が形成されてい
る。この漏斗状空間7の上方にこの漏斗状空間7よりも
幅の広い環状の拡散室8が形成されている。拡散室8の
底部であってこの拡散室8の外周壁を構成しているアウ
ターノズル6の内周面には、内方(中心方向)に向かっ
て突出したフランジ部9が設けてある。アウターノズル
6には、図2に示すように、拡散室8の接線方向に向け
て粉末供給ポート10が形成されており、この粉末供給
ポート10を通じて溶着金属の粉末11が供給されるよ
うになっている。また、インナーノズル2とアウターノ
ズル6にはそれぞれ冷却水路12,13が形成され、ア
ウターノズル6に設けた冷却水ポート14,14を通じ
て冷却水15が供給されるようになっている。さらに、
アウターノズル6の先端部にはシールドガス噴出ノズル
16が形成され、このノズル16にシールドガス供給ポ
ート17より不活性のシールドガス18が供給されるよ
うになっている。
【0007】上記構成を有する溶接トーチ1では、電極
4と被加工物である母材19との間に主電源20より所
定の溶接電流が印加され、電極4とインナーノズル2と
の間には別の電源21より高周波電流を重畳したパイロ
ット電流が印加されるとともに、センターホール3を通
じてプラズマガス5が供給される。これにより、電極4
の先端と母材19との間にプラズマアーク22が形成さ
れる。
【0008】シールドガス18はシールドガス供給ポー
ト17より供給され、ノズル16よりプラズマアーク2
2の周囲に噴射されるとともに、冷却水15がインナー
ノズル2とアウターノズル6の冷却水路12,13に供
給される。
【0009】溶着金属粉末11は、粉末供給ポート10
を通じてその接線方向から供給ガスと共に拡散室8に供
給される。供給された粉末はその速度を落とすことなく
フランジ部9に沿って素早く円周方向に一様に分散す
る。したがって、漏斗状空間7にはその全周から均一に
粉末11が供給される。また、漏斗状空間7の底部出口
において、粉末11はプラズマアーク22にその周囲か
ら均一に供給される。また、供給された粉末11はプラ
ズマアーク22によって溶融されて母材19に溶着され
る。したがって、溶着金属はプラズマアーク22を中心
に均一に肉盛される。
【0010】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
かかるプラズマアーク粉末肉盛溶接トーチでは、環状拡
散室にその接線方向から供給された粉末は、その速度を
落とすことなくフランジ部に沿って円周方向に一様に分
散し、漏斗状空間に均一に供給される。また、粉末は漏
斗状空間の底部からプラズマアークにその周囲から均一
に供給される。したがって、溶着金属の肉盛がプラズマ
アークを中心として均一に形成され、ビードの仕上がり
が奇麗になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 溶接トーチの先端部断面図である。
【図2】 漏斗状空間の導入部断面図である。
【符号の説明】
1…プラズマアーク肉盛溶接トーチ、2…インナーノズ
ル、4…タングステン電極、6…アウターノズル、7…
漏斗状空間、8…導入部、10…粉末供給ポート、11
…粉末、19…母材、22…プラズマアーク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不活性ガスでシールドされたタングステ
    ン電極と母材との間にプラズマアークを発生させ、この
    プラズマアークに溶着金属の粉末を供給し溶融させて母
    材に溶着させるプラズマアーク粉末肉盛溶接トーチにお
    いて、上記タングステン電極の周囲に、環状の拡散室
    と、この拡散室に対してその接線方向から粉末を供給す
    る供給ポートと、上記拡散室の底部に連通し、拡散室の
    粉末をプラズマアークに供給する漏斗状空間と、上記拡
    散室の底部にあって、拡散室の外周壁を内方に突出して
    形成したフランジ部と、を備えたことを特徴とするプラ
    ズマアーク粉末肉盛溶接トーチ。
JP1992061598U 1992-09-01 1992-09-01 プラズマアーク粉末肉盛溶接トーチ Expired - Lifetime JP2521840Y2 (ja)

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JPH0623671U JPH0623671U (ja) 1994-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834872A (ja) * 1981-08-24 1983-03-01 Asahi Chem Ind Co Ltd 磁性塗料組成物
JPS59140085U (ja) * 1983-03-10 1984-09-19 大同特殊鋼株式会社 プラズマ肉盛溶接用ト−チ
JP2565328B2 (ja) * 1987-03-12 1996-12-18 株式会社 黒木工業所 粉末送給型プラズマト−チ
JPH07102455B2 (ja) * 1987-04-10 1995-11-08 株式会社リケン 粉末肉盛り溶接方法

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