JP2521701B2 - 光フアイバ用スクリ−ニング装置 - Google Patents
光フアイバ用スクリ−ニング装置Info
- Publication number
- JP2521701B2 JP2521701B2 JP58197947A JP19794783A JP2521701B2 JP 2521701 B2 JP2521701 B2 JP 2521701B2 JP 58197947 A JP58197947 A JP 58197947A JP 19794783 A JP19794783 A JP 19794783A JP 2521701 B2 JP2521701 B2 JP 2521701B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- tension
- capstans
- applying mechanism
- winding device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明、光フアイバの強度保証を行う光フアイバ用ス
クリーニング装置に関する。
クリーニング装置に関する。
（従来技術） この種の装置としては、第１図に示すようなものが広
く採用されている。即ち、サプライ装置１から供給され
た光フアイバ２は、巻取装置３によつて巻取られるよう
になつており、両者１、３間を走行する光フアイバ２に
は、動滑車と類似する態様でテンシヨンリール４が巻回
状態で懸吊されている。これについてさらに詳述する
と、上記両装置１、３間には、光フアイバ２が巻掛けら
れた第１及び第２のキヤプスタン5a、5bが配置されてお
り、両キヤプスタン5a、5b間の光フアイバ２に、上記テ
ンシヨンリール４が懸吊されており、これによつて光フ
アイバ２に張力が付与されるようになつている。そして
サプライ装置１から出た光フアイバ２は、サプライ用ダ
ンサ6aによつてその張力を制御された後、上記第１キヤ
プスタン5aに供給され、テンシヨンリール４に到る。同
リール４から出た光フアイバ２は、第２キヤプスタン5b
に到り、次いで第２のサプライ用ダンサ6bによつて張力
を制御された後、低張力で巻取装置３に巻き取られる。
尚、同図において、7a、7bは、光フアイバ２を第１及び
第２キヤプスタン5a、5bに押圧するための押えベルトで
ある。
く採用されている。即ち、サプライ装置１から供給され
た光フアイバ２は、巻取装置３によつて巻取られるよう
になつており、両者１、３間を走行する光フアイバ２に
は、動滑車と類似する態様でテンシヨンリール４が巻回
状態で懸吊されている。これについてさらに詳述する
と、上記両装置１、３間には、光フアイバ２が巻掛けら
れた第１及び第２のキヤプスタン5a、5bが配置されてお
り、両キヤプスタン5a、5b間の光フアイバ２に、上記テ
ンシヨンリール４が懸吊されており、これによつて光フ
アイバ２に張力が付与されるようになつている。そして
サプライ装置１から出た光フアイバ２は、サプライ用ダ
ンサ6aによつてその張力を制御された後、上記第１キヤ
プスタン5aに供給され、テンシヨンリール４に到る。同
リール４から出た光フアイバ２は、第２キヤプスタン5b
に到り、次いで第２のサプライ用ダンサ6bによつて張力
を制御された後、低張力で巻取装置３に巻き取られる。
尚、同図において、7a、7bは、光フアイバ２を第１及び
第２キヤプスタン5a、5bに押圧するための押えベルトで
ある。
このように上記従来例では、光フアイバ２にテンシヨ
ンリール４を懸吊させることによつて張力を付与してい
るため次のような問題があつた。即ち、光フアイバ２に
加えられる引張荷重が1Kg以下のように小さい場合に
は、一定の精確な張力を光フアイバ２に加えることがで
きるが、高荷重の場合には、スクリーニング装置の機械
振動や光フアイバ２の線速の変動がテンシヨンリール４
の慣性力によつて増幅されるため、光フアイバ２に加わ
る張力が大きく変動することになり、従つて正確な強度
保証を担保することは困難であつた。
ンリール４を懸吊させることによつて張力を付与してい
るため次のような問題があつた。即ち、光フアイバ２に
加えられる引張荷重が1Kg以下のように小さい場合に
は、一定の精確な張力を光フアイバ２に加えることがで
きるが、高荷重の場合には、スクリーニング装置の機械
振動や光フアイバ２の線速の変動がテンシヨンリール４
の慣性力によつて増幅されるため、光フアイバ２に加わ
る張力が大きく変動することになり、従つて正確な強度
保証を担保することは困難であつた。
（発明の目的） 本発明の目的は、上記問題点に鑑み、張力の変動が少
なく、かつ張力を自由に設定できるスクリーニング装置
を提供することにある。
なく、かつ張力を自由に設定できるスクリーニング装置
を提供することにある。
（発明の構成） 本発明は所期の目的を達成するために下記の手段を特
徴とする。すなわち、光ファイバ用のサプライ装置と巻
取装置との間に、リール、キャプスタンを含む多数の回
転体が配置されており、サプライ装置側から供給された
光ファイバが各回転体を経由して巻取装置側に至るまで
の間に、光ファイバに張力を付与してこれをスクリーニ
ングするための装置において、サプライ装置と巻取装置
との間に配置された相対的に前段の光ファイバ用張力付
与機構と相対的に後段の光ファイバ用張力付与機構とを
備え、かつ、前段の張力付与機構が、光ファイバを巻き
掛けられて吊り支えられる移動自在なテンションリール
からなり、後段の張力付与機構が、相互に外径の異な
る、しかも、共通軸により同軸支持されて相互に周速度
の異なる二つのキャプスタンと、これらキャプスタンに
対し軸間距離をおいて配置された固定ローラとからなる
ことを特徴とする。
徴とする。すなわち、光ファイバ用のサプライ装置と巻
取装置との間に、リール、キャプスタンを含む多数の回
転体が配置されており、サプライ装置側から供給された
光ファイバが各回転体を経由して巻取装置側に至るまで
の間に、光ファイバに張力を付与してこれをスクリーニ
ングするための装置において、サプライ装置と巻取装置
との間に配置された相対的に前段の光ファイバ用張力付
与機構と相対的に後段の光ファイバ用張力付与機構とを
備え、かつ、前段の張力付与機構が、光ファイバを巻き
掛けられて吊り支えられる移動自在なテンションリール
からなり、後段の張力付与機構が、相互に外径の異な
る、しかも、共通軸により同軸支持されて相互に周速度
の異なる二つのキャプスタンと、これらキャプスタンに
対し軸間距離をおいて配置された固定ローラとからなる
ことを特徴とする。
（実施例） 以下図面に示す実施例を参照しながら本発明を説明す
る。尚、第２図において第１図と同一符号は、第１図と
同一部分または相当部分を示すものとする。第２図に示
すように、本発明に係る装置は、第３のキヤプスタン８
と、図示しない固定軸を中心に回転自在な固定ローラ９
とを備えている。
る。尚、第２図において第１図と同一符号は、第１図と
同一部分または相当部分を示すものとする。第２図に示
すように、本発明に係る装置は、第３のキヤプスタン８
と、図示しない固定軸を中心に回転自在な固定ローラ９
とを備えている。
即ち、第３のキヤプスタン８は、第２のキヤプスタン
5bと一体にかつ同軸状に取付けられており、さらに第３
のキヤプスタン８の外径は第２のキヤプスタン5bのそれ
よりも大径となつている。これら第２及び第３キヤプス
タン5b、８と固定ローラ９とは、光フアイバ２に主たる
張力を付与する張力付与機構を構成しており、光フアイ
バ２は次のよにして巻回されている。即ち、テンシヨン
リール４から出た光フアイバ２は、先ず第２キヤプスタ
ン5bに巻回され、次いで固定ローラ９に巻回された後、
最後に第３キヤプスタン８に巻回され、ここを出た光フ
アイバ２は第２サイプライ用ダンサ6bに到る。
5bと一体にかつ同軸状に取付けられており、さらに第３
のキヤプスタン８の外径は第２のキヤプスタン5bのそれ
よりも大径となつている。これら第２及び第３キヤプス
タン5b、８と固定ローラ９とは、光フアイバ２に主たる
張力を付与する張力付与機構を構成しており、光フアイ
バ２は次のよにして巻回されている。即ち、テンシヨン
リール４から出た光フアイバ２は、先ず第２キヤプスタ
ン5bに巻回され、次いで固定ローラ９に巻回された後、
最後に第３キヤプスタン８に巻回され、ここを出た光フ
アイバ２は第２サイプライ用ダンサ6bに到る。
このように同機構は、径の相異なる第２及び第３のキ
ヤプスタン5bを備えているから、それぞれのキヤプスタ
ン5b、８の周沿いに走行する光フアイバ２の速度は相異
なることになり、この結果光フアイバ２には、その長手
方向に張力が作用することになる。
ヤプスタン5bを備えているから、それぞれのキヤプスタ
ン5b、８の周沿いに走行する光フアイバ２の速度は相異
なることになり、この結果光フアイバ２には、その長手
方向に張力が作用することになる。
いま、第２キヤプスタン5bの周沿いの光フアイバ２の
周速度をａ、第３キヤプスタン８のそれをｂとすると、
同機構のみで付与される光フアイバの引張歪ε2は、次
式で与えられる。
周速度をａ、第３キヤプスタン８のそれをｂとすると、
同機構のみで付与される光フアイバの引張歪ε2は、次
式で与えられる。
ε2＝ｂ−a/a（但し、ｂ＞ａ） しかし光フアイバ２には、その前段階でテンシヨンリー
ル４によつて張力が付与されているから、全体の張力歪
εは、テンシヨンリール４によつて付与される張力によ
り発生する引張歪をε1とすると、次式のようになる。
ル４によつて張力が付与されているから、全体の張力歪
εは、テンシヨンリール４によつて付与される張力によ
り発生する引張歪をε1とすると、次式のようになる。
ε＝ε1＋ε2＋ε1ε2 本実施例では、ε1は通常次のように設定される。
ε1≦1/2・ｂ−a/a 尚、光フアイバ２の被覆の影響を除去する意味で、固定
ローラ９に、光フアイバ２の張力を検出する張力センサ
を設けることが好ましい。
ローラ９に、光フアイバ２の張力を検出する張力センサ
を設けることが好ましい。
また、同図では図示されていないが、第１図に示すよ
うな押えベルトが、第１、第２及び第３のキヤプスタン
5a、5b、８の各々に設置される。
うな押えベルトが、第１、第２及び第３のキヤプスタン
5a、5b、８の各々に設置される。
ここでより具体的な例について述べる。
第２図に示す装置を用い、光フアイバの外径125μ
ｍ、シリコンゴムによる被覆外径400μｍの被覆光フア
イバの強度保証を行つた。試験回数は、次表Ｉに示すよ
うに４回行い、各回毎に光フアイバを1Km走行させた。
また各回毎にテンシヨンリール４による張力歪及び第２
及び第３のキヤプスタン5b、８の径を次表Ｉに示すよう
に変え、張力の変動を連続的に測定した。尚、測定箇所
は、同図のＸ箇所に設定した。
ｍ、シリコンゴムによる被覆外径400μｍの被覆光フア
イバの強度保証を行つた。試験回数は、次表Ｉに示すよ
うに４回行い、各回毎に光フアイバを1Km走行させた。
また各回毎にテンシヨンリール４による張力歪及び第２
及び第３のキヤプスタン5b、８の径を次表Ｉに示すよう
に変え、張力の変動を連続的に測定した。尚、測定箇所
は、同図のＸ箇所に設定した。
比較のために、第１図に示す従来の装置を用いた場合
の結果を表IIに示す。
の結果を表IIに示す。
但し、上記表Ｉ、IIにおいて、ε1：固定ローラ９によ
る引張歪、D1：第２キヤプスタン5bの外径、D2：第３キ
ヤプスタン８の外径、ε2：張力付与機構による引張
歪、ε：全体の引張歪、t:張力変動Kg （効果） 本発明に係る光ファイバ用スクリーニング装置は、サ
プライ装置と巻取装置との間に配置された前段の張力付
与機構（テンションリール）と後段の張力付与機構（二
つのキヤプスタンと固定ローラ）とに依存して、つぎの
ような効果を得ることができる。
る引張歪、D1：第２キヤプスタン5bの外径、D2：第３キ
ヤプスタン８の外径、ε2：張力付与機構による引張
歪、ε：全体の引張歪、t:張力変動Kg （効果） 本発明に係る光ファイバ用スクリーニング装置は、サ
プライ装置と巻取装置との間に配置された前段の張力付
与機構（テンションリール）と後段の張力付与機構（二
つのキヤプスタンと固定ローラ）とに依存して、つぎの
ような効果を得ることができる。
光ファイバに対して主たる張力を加えるための後段
の張力付与機構が、相互に外径の異なる、しかも、共通
軸により同軸支持されて相互に周速度の異なる二つのキ
ャプスタンと、これらキャプスタンに対し軸間距離をお
いて配置された固定ローラとからなるので、スクリーニ
ング時の張力変動が小さく、したがって、光ファイバを
強度保証する際の信頼性が高まる。
の張力付与機構が、相互に外径の異なる、しかも、共通
軸により同軸支持されて相互に周速度の異なる二つのキ
ャプスタンと、これらキャプスタンに対し軸間距離をお
いて配置された固定ローラとからなるので、スクリーニ
ング時の張力変動が小さく、したがって、光ファイバを
強度保証する際の信頼性が高まる。
光ファイバ被覆の相違などに起因し、スクリーニン
グ時の張力設定値と実際の張力とに差が生じることがあ
り、このような張力差を後段の張力付与機構で解消する
のはむずかしいが、光ファイバで吊り支えられる移動自
在なテンションリールすなわち前段の張力付与機構によ
りこれを容易に解消できるので、実用性と実用上の信頼
性も高めることができる。
グ時の張力設定値と実際の張力とに差が生じることがあ
り、このような張力差を後段の張力付与機構で解消する
のはむずかしいが、光ファイバで吊り支えられる移動自
在なテンションリールすなわち前段の張力付与機構によ
りこれを容易に解消できるので、実用性と実用上の信頼
性も高めることができる。
第１図は従来の装置の略示図、第２図は本発明に係る装
置の略示図である。 １……サプライ装置 ２……光ファイバ ３……巻取装置 ４……テンションリール 5b……第２キャプスタン ８……第３キャプスタン ９……固定ローラ
置の略示図である。 １……サプライ装置 ２……光ファイバ ３……巻取装置 ４……テンションリール 5b……第２キャプスタン ８……第３キャプスタン ９……固定ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 祥光 茨城県那珂郡東海村大字白方字白根162 番地 日本電信電話公社茨城電気通信研 究所内
Claims (1)
- 【請求項１】光ファイバ用のサプライ装置と巻取装置と
の間に、リール、キャプスタンを含む多数の回転体が配
置されており、サプライ装置側から供給された光ファイ
バが各回転体を経由して巻取装置側に至るまでの間に、
光ファイバに張力を付与してこれをスクリーニングする
ための装置において、サプライ装置と巻取装置との間に
配置された相対的に前段の光ファイバ用張力付与機構と
相対的に後段の光ファイバ用張力付与機構とを備え、か
つ、前段の張力付与機構が、光ファイバを巻き掛けられ
て吊り支えられる移動自在なテンションリールからな
り、後段の張力付与機構が、相互に外径の異なる、しか
も、共通軸により同軸支持されて相互に周速度の異なる
二つのキャプスタンと、これらキャプスタンに対し軸間
距離をおいて配置された固定ローラとからなることを特
徴とする光ファイバ用スクリーニング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58197947A JP2521701B2 (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 光フアイバ用スクリ−ニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58197947A JP2521701B2 (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 光フアイバ用スクリ−ニング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6090302A JPS6090302A (ja) | 1985-05-21 |
| JP2521701B2 true JP2521701B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=16382945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58197947A Expired - Lifetime JP2521701B2 (ja) | 1983-10-22 | 1983-10-22 | 光フアイバ用スクリ−ニング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521701B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5453259A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-26 | Toa Electric Co Ltd | Takeeup device of squareewound coil * etc |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56144050U (ja) * | 1980-03-27 | 1981-10-30 |
-
1983
- 1983-10-22 JP JP58197947A patent/JP2521701B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5453259A (en) * | 1977-10-03 | 1979-04-26 | Toa Electric Co Ltd | Takeeup device of squareewound coil * etc |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6090302A (ja) | 1985-05-21 |
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