JP2521584Y2 - 圧力缶の鏡蓋開閉装置 - Google Patents

圧力缶の鏡蓋開閉装置

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JP2521584Y2
JP2521584Y2 JP7470692U JP7470692U JP2521584Y2 JP 2521584 Y2 JP2521584 Y2 JP 2521584Y2 JP 7470692 U JP7470692 U JP 7470692U JP 7470692 U JP7470692 U JP 7470692U JP 2521584 Y2 JP2521584 Y2 JP 2521584Y2
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洋一 北沢
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株式会社羽生田鉄工
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は横型に配置した圧力缶
の左右両端部の開口部を覆う鏡蓋を、開口部から前進さ
せ、かつ、圧力缶上部に伏せた状態で開扉するようにし
た圧力缶の鏡蓋開閉装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、容器内に物を収納し、内部圧力
を上昇若しくは低下させて加工するための耐圧容器とし
ては、出願人が提供した実公昭53−14406号公報
に記載された横型圧力缶が用いられるが、この横型圧力
缶は、図7に示すように、円筒形の圧力缶1とその左右
両端の開口部を閉塞する左右一対の鏡蓋2(一方は図示
略)とからなり、圧力缶1は水平状態で固定され、その
圧力缶1の左右両端部側にそれぞれ配置された開閉装置
3で鏡蓋2が開閉されるようになっており、その開閉装
置3で鏡蓋2を図7に示す閉塞した垂直状態から、図8
に示す圧力缶1の上部に伏せて開口した状態までの間で
前進及び回動させながら開閉するものである。
【0003】鏡蓋1の開閉装置3は、鏡蓋2にアーム4
の一端部を連結し、アーム4を圧力缶1の軸心に沿って
左右両側に水平に配設し、アーム4の他端部を摺動可能
に支持するスリーブ5を支柱6に軸7で回動可能に軸支
し、かつ、アーム4のラッチ4aと架台15に回動可能
に軸支したイコライザ8の上端凹部8aを係脱可能に係
合させて水平に支持し、さらに、スリーブ5にピストン
ロッド9を軸10で回動可能に連結するとともに、その
ピストンロッド9を収納した油圧シリンダ11の下端部
にベルクランク12を軸13で回動可能に連結する一
方、ベルクランク12を軸14で揺動可能に架台15に
軸支し、かつ、イコライザ7とベルクランク12間に連
結棒16を設けて連動可能にしている。
【0004】ラッチ4aは、図9に示すように、一端部
がアーム4に軸4bで軸着され、他端部はスリーブ5内
に伸びて段部4cを有し、アーム4が前方へ引き出され
たとき、図10に示すように、スリーブ5からアーム4
と共に引き出されてその段部4cがスリーブ5の開口縁
5aに当接するようになっている。
【0005】そこで、この従来例において、鏡蓋2の開
閉時に、図7において、鏡蓋2と圧力缶1を係合するク
ランプ17を操作して係合を解除し、ついで、油圧シリ
ンダ11が作動してアーム4を上昇させようとすると、
鏡蓋2の重量が大きいために、油圧シリンダ11が下降
してベルクランク12を回動させ、ベルクランク12の
動きが連結棒16を介してイコライザ8に伝えられ、イ
コライザ8が圧力缶1の前方へ回動するとアーム4がラ
ッチ4aと上端凹部8aの係合によりスリーブ5から前
方へ引き出され、鏡蓋2を圧力缶1から引き離す。そし
て、さらにピストンロッド9が伸長するとアーム4が上
方へ傾斜しながらスリーブ5から引き出され、ラッチ4
aの段部4cがスリーブ5の開口縁5aと係合してスリ
ーブ5が軸7を中心に回動し、図10に示すように、鏡
蓋2が圧力缶1の上部に伏せた状態となって開扉すると
いうものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例よれば、鏡蓋2を圧力缶1の左右両端部を閉塞した
垂直状態から、圧力缶1の上部に伏せた状態まで回動さ
せるためには、鏡蓋2を圧力缶1の端部から前進させる
必要があるために、前記開閉装置3の構成を採用してい
るが、アーム4にラッチ4aを設けるとともに、油圧シ
リンダ11はベルクランク12と連結され、ベルクラン
ク12とイコライザ8は連結棒16で連結した構成は複
雑であり、また、ベルクランク12が左右対称形で反対
勝手に特注製造するために高価となり、開閉装置3自体
のコストの中で占める割合が大きいという不都合があ
る。また、装置を使用する側としては、この部分のメン
テナンスコストと故障のリスクを負担しなくてはならな
い。
【0007】そこで、この考案はラッチ4a、ベルクラ
ンク12と連結棒16を必要せず、構成部品点数の低減
と高価部品の省略による製造及びメンテナンスのコスト
低減と、構造簡素化によるトラブルの減少を図った圧力
缶の鏡蓋開閉装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案にかかる圧力缶
の鏡蓋開閉装置は、架台に水平に配置した圧力缶の開
部に開閉装置を介して鏡蓋を開閉可能に設け、鏡蓋を圧
力缶の開口縁から前進させたうえ、圧力缶の上部に伏せ
て開扉させる耐圧容器において、前記開閉装置は、前記
鏡蓋を一端部に連結して圧力缶の軸心に沿って設けたア
ームと、該アームの他端部を一定区間摺動可能に保持す
るスリーブと、該スリーブをその頂点位置前方で回転可
能に支持する缶体据付面に固定された架台から垂直に立
ち上がる支柱と、前記アームに回動可能に連結したピス
トンロッドを有して前記支柱の下に鏡蓋側へ傾斜して
支持した油圧シリンダとからなることを特徴とする。
【0009】
【作用】開扉時に、油圧シリンダーに圧油を供給する
と、ピストンロッドが斜め前方へ伸長してアームがスリ
ーブから引き出されて前方へ移動し、よって鏡蓋が開口
縁から離れて前進し、更にピストンロッドが伸長するこ
とによって鏡蓋が圧力缶の上部に伏せた状態で停止す
る。
【0010】
【実施例】以下この考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1及び図2に示すように、架台20に支柱21で
水平に支持された圧力缶22は、その両端部に鏡蓋23
をそれぞれ左右一対の開閉装置24を介して開閉可能に
取り付けてある。開閉装置24は、架台20に固定した
支柱21の基部に軸25で回動可能に油圧シリンダー2
6を設け、この油圧シリンダー26に係合して伸縮する
ピストンロッド27にアーム28がブラケットを介し軸
29で回動可能に軸着されている。油圧シリンダー26
は前方へ傾斜して配置されている。アーム28は支柱2
1の上端部近傍に軸30で回動可能に連結したスリーブ
31に摺動可能に係合している。
【0011】アーム28の前端部には鏡蓋23が連結さ
れ、その近傍にピン32を突設して該ピン32にイコラ
イザ33の上端部に形成した略U字型の受部34を係合
させ、アーム28の後端部には下面にテーパー部28a
を形成してある。イコライザ33の下端部は架台20に
シャフト35で回動可能に支持してあり、図2に示すよ
うに、シャフト35は架台20を横断して左右両側のイ
コライザ33,33を連動可能に連結してある。スリー
ブ31はアーム28に摺接するローラー36,37,3
8,39を有し、それらのローラー36,37は鏡蓋2
3近傍の圧力缶22の前部側でアーム4の上面及び下面
に、また、ローラー38は、図5に示すように、アーム
28の後端部左右両側に翼状に突設したガイド板40,
40の下面に一対で、また、ローラー39はアーム4と
ガイド板40,40の上面に、それぞれ回転可能に摺接
している。
【0012】そして、鏡蓋23と圧力缶22とを密閉係
合させるために、図2から図4に示すように、圧力缶2
2の端部に断面コ字型の外輪41を回転自在かつ圧力缶
22から抜け出ないように嵌合し、外輪41に嵌合する
鏡蓋23の外周縁に所定間隔で爪42を全周に突設する
一方、外輪41の内周に爪42を嵌脱する切欠部43を
所定間隔で形成し、爪42が切欠部43からずれたとき
鏡蓋23は圧力缶22に締結され、また、爪42と切欠
部が互いに重なったとき、鏡蓋23が圧力缶22から脱
離できるようになっている。そのために、図1に示すよ
うに、外輪41を回動させる油圧シリンダー44が圧力
缶22に固定され、その油圧シリンダー44に係合する
ピストンロッド45が外輪41に取り付けたブラケット
46に軸47で連結してある。
【0013】また、圧力缶22の上部には、鏡蓋23を
伏せた状態に保持した場合に係合して落下を阻止するた
めの安全ロック装置48が設けられている。すなわち、
図1、図2及び図6に示すように、圧力缶22の上部に
ブラケット49,49を固定し、そのブラケット49,
49に軸50にて回動可能にフック51を軸支する一
方、鏡蓋23の周縁にブラケット52,52を取り付
け、そのブラケット52,52にピン53を橋渡して固
定し、前記フック51にはピストンロッド54が軸55
で軸着され、そのピストンロッド54と係合する油圧シ
リンダー56がブラケット49に軸57で揺動可能に軸
支されている。
【0014】次に鏡蓋23の開閉動作を説明すると、先
ず開扉操作は、図1において、初めに油圧シリンダー4
4を操作して外輪41を回動させて爪42と切欠部43
を合致させ、爪42が切欠部43から抜け出ることがで
きるようにする。
【0015】つづいて、油圧シリンダー26を操作して
そのピストンロッド27を伸長させると、油圧シリンダ
ー26が前方へ傾斜しているためにアーム28が前方へ
移動する。アーム28はスリーブ31にローラー36〜
39で支持されているので摺動抵抗が少なくてスムーズ
に滑り出し、しかも、鏡蓋23側にイコライザ33が支
持しているので、左右のアーム28は左右平行を保ちな
がら移動するから、鏡蓋23は圧力缶22の端部から引
き離されて爪42が切欠部43から出て外輪41から脱
する。
【0016】そしてさらに油圧シリンダー26からピス
トンロッド27が伸長することにより、スリーブ31が
軸30を中心として反時計方向へ回動し、鏡蓋23は上
方へ持ち上げられる。アーム28のピン32がイコライ
ザ33の受部34から離脱し、イコライザ33は適所に
設けたストッパー(図示略)にてその前傾状態が保持さ
れる。
【0017】アーム28が略垂直状態になるとピストン
ロッド27がアーム28と衝突するのをテーパー部28
aにより回避できる。そして、鏡蓋23が圧力缶22の
上部で略水平状態になると、ピン53がフック51に係
合して鏡蓋23が動かないように固定保持される。
【0018】つぎに、閉扉操作は、初めに安全ロック装
置48の油圧シリンダー56を操作してピストンロッド
54を伸長させると、フック51が軸50を中心として
反時計方向へ回動することにより、ピン53がフック5
1から外れる。そこで、油圧シリンダー26を操作して
ピストンロッド27を収縮させると、前記とは逆の経路
を経て鏡蓋23が垂直状態となり、アーム28のピン3
2が受部34に係合してアーム28がイコライザ33に
支持される。
【0019】そして、さらにピストンロッド27が収縮
することにより、アーム28が圧力缶22側へ引き込ま
れて鏡蓋23が外輪41内へ水平移動する。そこで、外
輪41の切欠部43に爪42が嵌合して鏡蓋23の移動
が停止すると、油圧シリンダー44を操作してピストン
ロッド45を収縮させ、外輪41回動させて切欠部43
を爪42から移動させると、鏡蓋23は圧力缶22から
外れないように締付固定される。
【0020】
【考案の効果】以上説明したこの考案によれば、油圧シ
リンダーのピストンロッドをアームに斜めに交叉する配
置で設けることにより鏡蓋の開閉ができるようにしたか
ら、従来要したラッチやベルクランク及びイコライザー
の連結棒を省略することができ、それだけ部品点数の省
略ができて簡単な構成となり、また、ベルクランクのコ
スト高を省略できるから、全体としてのコストを大幅に
低減できる。
【0021】かくして、構成部品点数の低減と高価部品
の省略による製造及びメンテナンスのコスト低減と、構
造簡素化によるトラブルの減少を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部側面図。
【図2】図1の正面図。
【図3】鏡蓋と圧力缶との係合関係を示す部分正面図。
【図4】図3のB−B断面図
【図5】図1のA矢視部分図。
【図6】ロック装置の側面図。
【図7】従来例の閉扉状態を示す要部側面図。
【図8】従来例の開扉状態を示す要部側面図。
【図9】従来例の要部断面側面図。
【図10】図9の作用説明図。
【符号の説明】 20…架台 21…支柱 22…圧力缶 23…鏡蓋 24…開閉装置 26…油圧シリンダー 27…ピストンロッド 28…アーム 31…スリーブ 36,37,38,39…ローラー 40…ガイド板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に水平に配置した圧力缶の開口部に
    開閉装置を介して鏡蓋を開閉可能に設け、鏡蓋を圧力缶
    の開口縁から前進させたうえ、圧力缶の上部に伏せて開
    扉させる耐圧容器において、前記開閉装置は、前記鏡蓋
    を一端部に連結して圧力缶の軸心に沿って設けたアーム
    と、該アームの他端部を一定区間摺動可能に保持するス
    リーブと、該スリーブをその頂点位置前方で回転可能に
    支持する缶体据付面に固定された架台から垂直に立ち上
    がる支柱と、前記アームに回動可能に連結したピストン
    ロッドを有して前記支柱の下に鏡蓋側へ傾斜して支持
    した油圧シリンダとからなることを特徴とする圧力缶の
    鏡蓋開閉装置。
JP7470692U 1992-10-27 1992-10-27 圧力缶の鏡蓋開閉装置 Expired - Lifetime JP2521584Y2 (ja)

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JPH0640520U JPH0640520U (ja) 1994-05-31
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