JP2521492B2 - 穀物の試料粉砕装置 - Google Patents

穀物の試料粉砕装置

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JP2521492B2
JP2521492B2 JP62213920A JP21392087A JP2521492B2 JP 2521492 B2 JP2521492 B2 JP 2521492B2 JP 62213920 A JP62213920 A JP 62213920A JP 21392087 A JP21392087 A JP 21392087A JP 2521492 B2 JP2521492 B2 JP 2521492B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、米などの穀物の含有成分を分析・測定す
る測定装置に付帯する試料粉砕装置に関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来、分光分析等の手段によって穀物の含有成分、例
えばアミロースとアミロペクチンとの含有比率、蛋白質
の含有率、水分の含有率等を精密に測定することが行わ
れている。この際、穀物を微粉砕して試料に供するので
あるが、単に粉砕用ローラーあるいは細粉用ローラー等
によって微粉砕するだけでは粉砕粒子の大きさが不ぞろ
いとなり、測定の精確さが期待できない、という問題点
があった。
この発明はこの点にかんがみ、穀物を粉砕し、一定の
大きさの試料粒子を得ることのできる試料粉砕装置を提
供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕 前記問題点を解決するため本発明は、定量供給部と粉
砕部とサイクロンセパレーターを備えた分離部とで構成
される穀物の試料粉砕装置であって、前記粉砕部は、そ
の円周部に多数の翼を形成するとともに高速回転可能に
設けた粉砕盤と、この粉砕盤の周囲に装着して粉砕粒子
を漏出させるスリットを有する有孔リングと、さらに有
孔リングの外周に形成した集粉路とからなり、この集粉
路と前記サイクロンセパレーターとを接続する一方、サ
イクロンセパレーターの排風の一部を前記粉砕盤に供給
するよう、サイクロンセパレーターの内筒と、前記粉砕
盤上に臨ませた空気供給口に連絡管を介して連結する、
という技術的手段を講じた。
〔作 用〕
定量供給部によって適量の穀物が定量ずつ粉砕部に供
給される。粉砕部に供給された穀物は、高速回転する粉
砕盤の遠心力を受けて有孔リング側にはじき飛ばされる
とともに翼によってたたきつぶされて粉々になり、有孔
リングのスリットから集粉路に漏出する。このスリット
は所望の試料粒子の大きさとしてあるので、穀物はすべ
て所望する粒子の大きさ以下に粉砕され、翼の回転によ
って生じる風で搬送されて分離部に至る。分離部のサイ
クロンセパレーターでは、所望の粒子の大きさよりもか
け離れて小さい粒子及び塵埃を分離除去するとともに、
試料に適する大きさの粒子のみを回収するものである。
また、内筒から吐出する適度に水分を含んだ空気を連絡
管を介して粉砕盤上に供給し、供給口から流入する新鮮
空気によって試料が乾燥するのを防ぐ。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明す
る。第1図乃至第3図は本発明の実施例図であり、第1
図は一部を破断断面とした正面図、第2図は同じく平面
図、第3図は同じく右側面図である。
試料粉砕装置1は定量供給部2、粉砕部3及び分離部
4から構成され、以下、定量供給部2から順に説明す
る。本実施例の定量供給部2はいわゆる振動供給装置か
らなり、すなわち、一端を排出部8として開口した供給
樋7の他端部の樋底を投入ホッパー5下端の落下口6に
近接して、かつ水平状に設け、前記他端部は板ばね9A,9
Bで支えられるとともにバイブレーター10によって振動
を付与されるよう形成してある。
次に、粉砕部3であるが、供給樋7の排出部8の下方
には下端を供給口12とする供給ホッパー11が設けられ
る。供給ホッパー11の下方にほぼ円形の粉砕盤13が設け
られ、粉砕盤13の下面中央には、粉砕盤13の下方に配設
した整流子電動機14のシャフト15を嵌(かん)着するボ
ス16が形成される。一方、粉砕盤13上面の円周部には翼
17が多数等間隔に設けられ(本実施例では12個)、この
翼17…は前記電動機14の駆動によって粉砕盤13と共に高
速回転する。15aは粉砕盤13をシャフト15に固着するね
じ部である。
粉砕盤13の周囲には翼17とわずかな間げきを介して円
筒状の有孔リング18が設けてあり、有孔リング18には多
数のスリット18aが形成される。スリット18aの大きさは
所望する試料の大きさによって選択するが、本実施例に
おいては50μmとする。さらに、有孔リング18の周囲に
は外周リング19を設け、外周リング19と有孔リング18と
の間を集粉路20に形成する。
次に、分離部4について説明する。分離部4は、主と
してサイクロンセパレーター21からなる。すなわち、集
粉路20とサイクロンセパレーター21とは連絡風路22によ
って互いに接線状に接続され、サイクロンセパレーター
21の下端は試料回収器23に気密状にに臨ませてある。試
料回収器23はスプリング25によって下降可能な回収器載
置台24にセットされる。
サイクロンセパレーター21の近傍には布などからなる
チューブ状のフィルター30が、上部リング25と下部リン
グ26との間に吊るした状態に装着され、サイクロンセパ
レーター21の内筒27と上部リング25とはU字状の連結パ
イプ28によって接続してある。また、下部リング26の下
端に接続して塵埃(じんあい)回収器29が着脱可能に、
かつ、気密に設けられる。また、連結パイプ28側壁に空
気取出口31を設け、空気取出口31と、粉砕部3の粉砕盤
13上部に設けた空気供給口32とを接続する連絡管33を設
ける。
以上、定量供給部2、粉砕部3及び分離部4について
説明したが、以下にそれらの具体的作動を述べる。
バイブレーター10を作動させ、投入ホッパー5内に米
粒を投入すると、落下口6付近の米粒は、バイブレータ
ー10によって振動する供給樋7内を適量、かつ一定量ず
つ排出部8側へ搬送され、排出部8から順次、供給ホッ
パー11内に落下し、供給口12を経て粉砕盤13上に供給さ
れる。
粉砕盤13は整流子電動機の駆動によって高速回転(1
0,000rpm以上)しており、粉砕盤13上に供給された米粒
は、遠心力で有孔リング18側へはじき飛ばされるととも
に、高速回転する翼17…によってたたきつぶされ、粉々
に粉砕される。こうして、有孔リング18の孔18aよりも
小さく粉砕された粉状の米は、スリット18aから集粉路
内に漏出する。
ところで、高速回転する翼17…により、米粒粉砕時に
生じた水分を含んだ風が生じ、この風によって、粉砕さ
れた米粉が有孔リング18の孔18aから漏出するのが助長
されるとともに、集糖路20内の米粉を連絡風路22を経て
サイクロンセパレーター21に搬送する。
サイクロンセパレーター21内に搬送された米粉混じり
の風は、円すい部をうず巻状に流下し、失速した米粉を
その下端から試料回収器23内に落下させる。他方、これ
らの米粉よりもさらに微細な米粉(例えば20μm以下程
度)や塵埃は、気流とともに内筒27、連絡パイプ28及び
上部リング25を経てフィルター30部に至り、フィルター
30にろ過されて気流だけがフィルター30外に流出し、所
望する試料に対して不適当な超微細な米粉及び塵埃を下
部リング26から塵埃回収器29内へ落下させる。このと
き、内筒27から流出する、水分を多く含んだ風の一部
は、連絡パイプ28側壁に設けた空気取出口31から連絡管
33を介して粉砕盤13上部の空気供給口32内に入り込み、
粉砕盤13上の試料に浴びせられる。これにより、供給口
12から流入する新鮮空気によって試料が乾燥するのを防
ぐとともに粉砕部内の空気湿度を一定化し、粉砕粉度を
ほぼ均一にする。フィルター30から流出した空気は、ガ
ラリ等(図示せず)を介して機外へ排風される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の穀物の試料粉砕装置によ
れば以下の格別な効果を奏する。
A)高速回転する粉砕盤の円周部に多数の翼を設け、粉
砕盤の周囲には粉砕粒子を漏出させるスリットを有する
有孔リングを装着することにより、粉砕盤に供給された
穀物は遠心力によって有孔リング側へはじき飛ばされ、
翼によってたたきつぶされて、スリットから漏出するの
で、確実に、かつ速やかに粉砕が行われる。
B)有孔リングの外周に形成した集粉路とサイクロンセ
パレーターとを接続したので、粉砕された穀物粒子は回
転する翼によって生ずる気流でサイクロンセパレーター
に搬送されて、その粒子中の極小粒子及び塵埃を分離
し、試料として適する一定範囲内の粒子のみを回収で
き、測定精度が向上する。
C)粉砕盤の翼によって生ずる気流を利用して、搬送・
分離を行うので、別にファンを設ける必要がない。
D)粉砕部の粉砕盤上に臨ませた空気供給口とサイクロ
ンセパレーターの内筒とを接続したので、水分を多く含
んだ排風の一部を利用して、供給口から入る空気で試料
が乾燥するのを防止すると共に空気の湿度変化による粉
砕粒度のバラツキを防止し、試料の状態を一定に保持し
て測定時の誤差およびバラツキを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の正面図、第2図は同平面図、第
3図は同右側面図である。 1……試料粉砕装置、2……定量供給部、3……粉砕
部、4……分離部、5……投入ホッパー、6……落下
口、7……供給樋、8……排出部、9A,9B……板ばね、1
0……バイブレーター、11……供給ホッパー,12……供給
口、13……粉砕盤、14……整流子電動機、15……シャフ
ト、16……ボス、17……翼、18……有孔リング、19……
外周リング、20……集粉路、21……サイクロンセパレー
ター、22……連絡風路、23……試料回収器、24……回収
器載置台、25……上部リング、26……下部リング、27…
…内筒、28……連絡パイプ、29……塵埃回収器、30……
フィルター、31……空気取出口、32……空気供給口、33
……連絡管。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定量供給部と粉砕部とサイクロンセパレー
    ターを備えた分離部とで構成される穀物の試料粉砕装置
    であって、前記粉砕部は、その円周部に多数の翼を形成
    するとともに高速回転可能に設けた粉砕盤と、この粉砕
    盤の周囲に装着して粉砕粒子を漏出させるスリットを有
    する有孔リングと、さらに有孔リングの外周に形成した
    集粉路とからなり、この集粉路と前記サイクロンセパレ
    ーターとを接続する一方、サイクロンセパレーターの排
    風の一部を前記粉砕盤に供給するよう、サイクロンセパ
    レーターの内筒と、前記粉砕盤上に臨ませた空気供給口
    とを連絡管を介して連結したことを特徴とする穀物の試
    料粉砕装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS53121560U (ja) * 1977-03-05 1978-09-27
JPS5814823B2 (ja) * 1979-01-19 1983-03-22 川崎重工業株式会社 渦流式微粉砕機
JPS5834048A (ja) * 1981-08-20 1983-02-28 株式会社神戸製鋼所 竪型衝撃式破砕機
JPS6094344U (ja) * 1983-11-30 1985-06-27 日野自動車株式会社 鋳造用砂塊の破砕装置

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