JP2521475B2 - 穀物の試料粉砕装置 - Google Patents

穀物の試料粉砕装置

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JP2521475B2
JP2521475B2 JP62141780A JP14178087A JP2521475B2 JP 2521475 B2 JP2521475 B2 JP 2521475B2 JP 62141780 A JP62141780 A JP 62141780A JP 14178087 A JP14178087 A JP 14178087A JP 2521475 B2 JP2521475 B2 JP 2521475B2
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利彦 佐竹
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、米などの穀物の含有成分を分析・測定す
る測定装置に付帯する試料粉砕装置に関する。
〔従来の技術とその課題〕
従来、分光分析等の手段によって穀物の含有成分、例
えばアミロースとアミロペクチンの含有比率、蛋白質の
含有率、水分の含有率等を精密に測定することが行われ
ている。この際、穀物を微粉砕して試料に供するのであ
るが、単に粉砕用ローラーあるいは細粉用ローラー等に
よって微粉砕するだけでは粉砕粒子の大きさが不ぞろい
となり、測定の精確さが期待できない、という問題点が
あった。
この発明はこの点にかんがみ、穀物を粉砕し、一定の
大きさの試料粒子を得ることのできる試料粉砕装置を提
供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記問題点を解決するため本発明は、定量供給部と粉
砕部とサイクロンセパレーターを備えた分離部とで構成
される穀物の試料粉砕装置であって、 イ.前記粉砕部は、その円周部に多数の翼を形成すると
ともに高速回転可能に設けた粉砕盤と、この粉砕盤の周
囲に装着して粉砕粒子を漏出させるスリットを有する有
孔リングと、さらに有孔リングの外周に形成した集粉路
とからなり、 ロ.この集粉路と前記サイクロンセパレーターとを接続
し、 ハ.該サイクロンセパレーター下端には気密状に試料回
収器を装着する一方、 ニ.下端に塵埃回収器を備えたフィルターを前記サイク
ロンセパレーターに併設し、 ホ.該サイクロンセパレーターの内筒出口と前記フィル
ターとを連絡パイプによって連結する、 という技術的手段を講じた。
〔作用〕
定量供給部によって適量の穀物が定量ずつ粉砕部に供
給される。粉砕部に供給された穀物は、高速回転する粉
砕盤の遠心力を受けて有孔リング側にはじき飛ばされる
とともに翼によってたたきつぶされて粉々になり、有孔
リングのスリットから集粉路に漏出する。このスリット
は所望の試料粒子の大きさとしてあるので、穀物はすべ
て所望する粒子の大きさ以下に粉砕され、翼の回転によ
って生じる風で搬送されて分離部に至る。分離部のサイ
クロンセパレーターでは、所望の粒子の大きさよりもか
け離れて小さい粒子及び塵埃(じんあい)を分離除去す
るとともに、不要となった空気を内筒から連結管を介し
て粉砕盤上に供給し、供給口から流入する新鮮空気によ
って試料が乾燥するのを防ぎ、試料に適する大きさの粒
子のみを確実に回収するものである。一方、極めて小さ
い粒子や塵埃は、連絡パイプを経てフィルターによって
空気中への飛散を阻止され、塵埃回収器に回収される。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明す
る。第1図乃至第3図は本発明の実施例図であり、第1
図は一部を破断断面とした正面図、第2図は同じく平面
図、第3図は同じく右側面図である。
試料粉砕装置1は定量供給部2、粉砕部3及び分離部
4から構成され、以下、定量供給部2から順に説明す
る。本実施例の定量供給部2はいわゆる振動供給装置か
らなり、すなわち、一端を排出部8として開口した供給
樋7の他端部の樋底を投入ホッパー5下端の落下口6に
近接して、かつ水平状に設け、前記他端部は板ばね9A,9
Bで支えられるとともにバイブレーター10によって振動
を付与されるよう形成してある。
次に、粉砕部3であるが、供給樋7の排出部8の下方
には下端を供給口12とする供給ホッパー11が設けられ
る。供給ホッパー11の下方にはほぼ円形の粉砕盤13が設
けられ、粉砕盤13の下面中央には、粉砕盤13の下方に配
設した整流子電動機14のシャフト15を嵌(かん)着する
ボス16が形成される。一方、粉砕盤13上面の円周部には
翼17が多数等間隔に設けられ(本実施例では12個)、こ
の翼17は前記電動機14の駆動によって粉砕盤13と共に高
速回転する。15aは粉砕盤13をシャフト15に固着するね
じ部である。
粉砕盤13の周囲には翼17とわずかな間げきを介して円
筒状の有孔リング18が設けてあり、有孔リング18には多
数の孔18aが形成される。孔18aの大きさは所望する試料
の大きさによって選択するが、本実施例においては50μ
mとする。さらに、有孔リング18の周囲には外周リング
19を設け、外周リング19と有孔リング18との間を集粉路
20に形成する。
次に、分離部4について説明する。分離部4は、主と
してサイクロンセパレーター21からなる。すなわち、集
粉路20とサイクロンセパレーター21とは連絡風路22によ
って互いに接線状に接続され、サイクロンセパレーター
21の下端は試料回収器23に気密状に臨ませてある。試料
回収器23はスプリング25によって下降可能な回収器載置
台24にセットされる。
サイクロンセパレーター21の近傍には布などからなる
チューブ状のフィルター30が、上部リング25と下部リン
グ26との間に吊るした状態に装着され、サイクロンセパ
レーター21の内筒27と上部リング25とはU字状の連結パ
イプ28によって接続してある。また、下部リング26の下
端に接続して塵埃回収器29が着脱可能に、かつ気密に設
けられる。
以上、定量供給部2、粉砕部3及び分離部4について
説明したが、以下にそれらの具体的作動を述べる。
バイブレーター10を作動させ、投入ホッパー5内に米
粒を投入すると、落下口6付近の米粒は、バイブレータ
ー10によって振動する供給樋7内を適量、かつ一定量ず
つ排出部8側へ搬送され、排出部8から順次、供給ホッ
パー11内に落下し、供給口12を経て粉砕盤13上に供給さ
れる。
粉砕盤13は整流子電動機の駆動によって高速回転(1
0,000rpm以上)しており、粉砕盤13上に供給された米粒
は、遠心力で有孔リング18側へはじき飛ばされるととも
に、高速回転する翼17…によってたたきつぶされ、粉々
に粉砕される。こうして、有孔リング18の孔18aよりも
小さく粉砕された粉状の米は、孔18aから集粉路内に漏
出する。
ところで、高速回転する翼17…によって風が生じ、こ
の風によって、粉砕された米粉が有孔リング18の孔18a
から漏出するのが助長されるとともに、集糠路20内の米
粉を連絡風路22を経てサイクロンセパレーター21に搬送
する。
サイクロンセパレーター21内に搬送された米粉混じり
の風は、円すい部をうず巻状に流下し、失速した米粉を
その下端から試料回収器23内に落下させる。他方、これ
らの米粉よりもさらに微細な米粉(例えば20μm以下程
度)や塵埃は、気流とともに内筒27、連絡パイプ28及び
上部リング25を経てフィルター30部に至り、フィルター
30にろ過されて気流だけがフィルター30外に流出し、所
望する試料に対して不適当な超微細な米粉及び塵埃を下
部リング26から塵埃回収器29内へ落下させる。フィルタ
ー30から流出した空気は、ガラリ等(図示せず)を介し
て機外へ排風される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明の穀物の試料粉砕装置によ
れば以下の格別な効果を奏する。
A) 高速回転する粉砕盤の円周部に多数の翼を設け、
粉砕盤の周囲には粉砕粒子を漏出させるスリットを有す
る有孔リングを装着することにより、粉砕盤に供給され
た穀物は遠心力によって有孔リング側へはじき飛ばさ
れ、翼によってたたきつぶされて、スリットから漏出す
るので、確実に、かつ速やかに粉砕が行われる。
B) 有孔リングの外周に形成した集粉路とサイクロン
セパレーターとを接続したので、粉砕された穀物粒子は
回転する翼によって生ずる気流でサイクロンセパレータ
ーに搬送されて、その粒子中の微小粒子及び塵埃を分離
し、試料として適する一定範囲内の粒子のみを回収で
き、測定精度が向上する。
C) また、サイクロンセパレーター下端には気密状に
試料回収器を装着する一方、下端に塵埃回収器を備えた
フィルターを前記サイクロンセパレーターに併設し、該
サイクロンセパレーターの内筒出口と前記フィルターと
を連絡パイプによって連結したので、微細な穀物粉であ
っても確実に捕集できるとともに、サンプルとしては適
さない超微細な穀粉や塵埃を飛散させることなく回収で
きる。
D) 加うるに、粉砕盤の翼によって生ずる気流を利用
して、搬送・分離を行うので、別にファンを設ける必要
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の正面図、第2図は同平面図、第
3図は同右側面図である。 1……試料粉砕装置、2……定量供給部、3……粉砕
部、4……分離部、5……投入ホッパー、6……落下
口、7……供給樋、8……排出部、9A,9B……板ばね、1
0……バイブレーター、11……供給ホッパー,12……供給
口、13……粉砕盤、14……整流子電動機、15……シャフ
ト、16……ボス、17……翼、18……有孔リング、19……
外周リング、20……集粉路、21……サイクロンセパレー
ター、22……連絡風路、23……試料回収器、24……回収
器載置台、25……上部リング、26……下部リング、27…
…内筒、28……連絡パイプ、29……塵埃回収器、30……
フィルター。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定量供給部と粉砕部とサイクロンセパレー
    ターを備えた分離部とで構成される穀物の試料粉砕装置
    であって、前記粉砕部は、その円周部に多数の翼を形成
    するとともに高速回転可能に設けた粉砕盤と、この粉砕
    盤の周囲に装着して粉砕粒子を漏出させる孔を有する有
    孔リングと、さらに、有孔リングの外周に形成した集粉
    路とからなり、この集粉路と前記サイクロンセパレータ
    ーとを接続し、該サイクロンセパレーター下端には気密
    状に試料回収器を装着する一方、下端に塵埃回収器を備
    えたファルターを前記サイクロンセパレーターに併設
    し、該サイクロンセパレーターの内筒出口と前記フィル
    ターとを連絡パイプによって連結したことを特徴とする
    穀物の試料粉砕装置。
  2. 【請求項2】上記定量供給部は振動供給装置である特許
    請求の範囲第(1)項記載の穀物の試料粉砕装置。
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