JP2521418Y2 - ふるい用ラバースクリーン - Google Patents

ふるい用ラバースクリーン

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JP2521418Y2
JP2521418Y2 JP1991109976U JP10997691U JP2521418Y2 JP 2521418 Y2 JP2521418 Y2 JP 2521418Y2 JP 1991109976 U JP1991109976 U JP 1991109976U JP 10997691 U JP10997691 U JP 10997691U JP 2521418 Y2 JP2521418 Y2 JP 2521418Y2
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JP
Japan
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rubber
screen
reinforcing bar
reinforcing
degrees
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JP1991109976U
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JPH0551482U (ja
Inventor
忠一 国分
Original Assignee
クレハエラストマー 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、振動ふるい機に取付
けるためのラバースクリーンに関し、砕石、砂礫、石
炭、コークス等の塊状体のふるい分け、特にふるい分け
が進んだ後の粒径の比較的小さい処理物の分級に使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】砕石、砂礫、石炭、コークス等の塊状体
をふるい分けするためのラバースクリーンとして、JI
S−Aゴム硬度60〜70度の表面ゴム層と、JIS−
Aゴム硬度70〜85度の補強ゴム層とからなる長方形
の平板状のゴム板に多数の目孔を開け、これを上記塊状
体の流し方向に対して直角の幅方向に緊張して振動ふる
い機のふるい枠に取付けるようにしたものが知られてい
る。また、上記の補強ゴム層に補強用の繊維コードを埋
設したもの、およびゴム板全体を上記の表面ゴム層と同
じ耐摩耗性ゴムで形成し、その一部の桟にスチールコー
ドを埋設したもの等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のラバースクリー
ンは、いずれも硬度が比較的大きい耐摩耗性ゴムで作ら
れていたので、ラバースクリーンの振幅がふるい枠に外
部から加わる振幅よりも大きくなることがほとんど無か
った。したがって、処理物が粉成分および水分を多量に
含んでいる場合は、この水分を含む粉成分がラバースク
リーンの表面に付着して目孔を塞ぎ易くなり、特に細粒
の処理物をふるい分けする場合は、目詰まりが発生し易
く、そのためふるい分けの効率が低下し、人手による目
孔の清掃作業を頻繁に行う必要があった。
【0004】この考案は、ふるい枠に外部から加わる振
幅よりも大きな振動が発生し、もって粉成分および水分
を多量に含む処理物のふるい分けに使用しても目詰まり
が起き難く、特に細粒の処理物のふるい分けに好適なラ
バースクリーンを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係るふるい用
ラバースクリーンは、長方形の平板状に形成された軟質
ゴム製のスクリーン本体と該スクリーン本体の下面に突
設された硬質ゴム製の足部とからなり、上記のスクリー
ン本体が所定間隔で配置された幅方向の補強用桟と、こ
の補強用桟の間に複数列に穿孔された多数の目孔とを有
し、上記の足部が上記補強用桟の下面に沿ってリブ状に
設けられ、かつ該補強用桟と平行な多数本の補強用コー
ドで補強されていることを特徴とする。
【0006】 ただし、上記のスクリーン本体を構成す
るゴムは、JIS−Aゴム硬度30〜50度の耐摩耗
性軟質ゴムである。また、足部を構成するゴムは、JI
S−Aゴム硬度55〜80度の硬質ゴムである。な
お、補強用コードとしては、有機繊維コードおよびスチ
ールコード等の任意のコードが使用可能である。
【0007】
【作用】この考案のラバースクリーンを振動ふるい機の
ふるい枠に固定して振動を与えた場合、上記のふるい枠
に対する固定部は、ふるい枠と同じ振幅の振動をする
が、スクリーン本体が軟質ゴム製であって撓み易いた
め、上記の固定部以外の部分は、ふるい枠の振幅よりも
大きい振幅で振動する。したがって、処理物が粉成分お
よび水分を多量に含んでいてスクリーン本体に付着し易
い場合にも、その付着が免れ、目詰まりの発生が減少す
る。
【0008】しかして、ふるい枠の左右の側板間には側
板と平行なサポートバーが所定の間隔で支架されている
が、上記スクリーン本体の補強用桟の下面には補強用コ
ードで補強された硬質ゴム製の足が突設されており、こ
の足が上記のサポートバーに接するため、上記の振動に
際しスクリーン本体が直接サポートバーを叩くことは無
く、そのためスクリーン本体の衝撃による破損が防止さ
れる。
【0009】ただし、スクリーン本体を構成するゴムの
硬度がJIS−Aゴム硬度の30度未満では、振動が過
大になり、サポートバーを叩く衝撃で破損し易くなり、
反対に50度超では振動が小さくなり、目詰まりが発生
し易くなる。また、足部を構成するゴムの硬度がJIS
−Aゴム硬度の55度未満では、緊張時におけるサポー
トバー上における変形が過大になり、反対に80度超で
はサポートバーとの馴染みが悪くなる。
【0010】
【実施例】図1および図2において、10はラバースク
リーンであり、スクリーン本体11および足部17、1
8、19で構成されている。スクリーン本体11は、耐
摩耗性を有する軟質のゴムからなり、中心線に沿って中
央補強用桟12が設けられ、その両側に縦方向の補強用
桟13および横方向の補強用桟14がそれぞれ所定の間
隔で設けられ、上記の中央補強用桟12、縦方向の補強
用桟13と横方向の補強用桟14で囲まれた長方形の各
区画15にそれぞれ多数個の目孔16が縦横に設けられ
ている(図3参照)。
【0011】そして、スクリーン本体11の前端部(図
1の下端部)の下面、前後方向に対し中間部における横
方向の補強用桟14の下面および後端部の下面にそれぞ
れ上記のスクリーン本体11よりも硬質のゴムからな
り、かつポリエステル繊維コード20(図2参照)で補
強された足部17、18および19が突設されている。
なお、後端部下面の足部19は、後方に突出するように
設けられ、その上に後続のラバースクリーン10におけ
るスクリーン本体11の前端部が重なるようになってい
る。
【0012】上記のラバースクリーン10は、振動ふる
い機のふるい枠を構成する左右の側板30(図4参照)
間に張設される。すなわち、ラバースクリーン10の幅
方向の両側縁部に沿って固定されたフック31にクラン
ピングプレート32の下端を引っ掛け、このクランピン
グプレート32をボルト33およびナット34でふるい
枠の側板30側に引き寄せることにより、ラバースクリ
ーン10が幅方向に緊張、固定される。なお、21は前
後の足部18、18間に介在させた当てゴム、35は裏
金具で、これらは上記のフック31と共にスクリーン本
体11の側縁部に鋲止めされ、上記の裏金具35が側板
30に固定された受けアングル36上に支持される。
【0013】また、左右の側板30、30の間には、上
記中央補強用桟12の下方に中間固定用受けアングル
(図示されていない)が、また上記縦方向の補強用桟1
3の下方に縦方向のサポートバー37がそれぞれ配置さ
れ、これらの中間固定用受けアングルおよびサポートバ
ー37がラバースクリーン10の足部17、18、19
の下面に接してラバースクリーン10を上向きに凸の円
弧状に支持する。そして、上記のふるい枠は、ラバース
クリーン10の送り方向前方(図3の矢印Aの指す方
向)が低くなるように斜めに取付けられ、機械力により
上下方向の振動が加えられ、後方から供給された砕石等
の処理物をふるい分けしながら、ラバースクリーン10
上に残された処理物を前方に送るようになっている。な
お、この実施例では、スクリーン本体11に設けた縦方
向の補強用桟13の下方にサポートバー37が設けられ
るので、目孔16を通過した処理物がサポートバー37
の上に堆積することがなく、かつスクリーン本体11が
補強される。
【0014】上記の構造において、JIS−Aゴム硬度
40度の耐摩耗性軟質ゴムを使用してスクリーン本体1
1(厚み3.5mm、幅1742mm、長さ1249mm)を
製作し、幅46mmの縦方向の補強用桟13を198mmの
ピッチで、また幅30mmの横方向の補強用桟14を97
mmのピッチでそれぞれ設け、これらの補強用桟で囲まれ
た長方形の区画15内に横方向に長い目孔(サイズ4×
25mm)16を横方向ピッチ30mm、長さ方向ピッチ9
mmで縦横に配列した。そして、上記横方向の補強用桟1
4の下面にJIS−Aゴム硬度73度の硬質ゴムおよび
ポリエステル繊維コードを使用して幅12mm、高さ8mm
の足部18を形成した。
【0015】上記実施例1のラバースクリーン10を幅
1800mm、長さ6000mm、傾斜角度20度のふるい
枠に取付け、コークス(含有水分10%、20mmアンダ
ー)を30トン/時間の処理速度で処理し、粒径3mm以
下のものをふるい分けしたところ、1か月後においても
目詰まりは全く認められなかった。
【0016】一方、JIS−Aゴム硬度65度の耐摩耗
性ゴムからなる表面層の下面にJIS−Aゴム硬度80
度のゴムとポリエステル繊維コードとからなる補強ゴム
層を設けて上記実施例1のスクリーン本体と同じ形状を
有し、かつ足部を有しない比較例1のラバースクリーン
を製作した。このラバースクリーンを上記実施例1と同
様に試験したところ、8時間の稼働で全ての目孔に目詰
まりが生じた。
【0017】また、目孔の大きさを6×6mmにする以外
は実施例1とほぼ同様にして実施例2のラバースクリー
ン10を製作し、幅1200mm、長さ3000mm、傾斜
角度20度のふるい枠に取付け、砕石(湿式、20mmア
ンダー)を50トン/時間の処理速度で処理し、粒径5
mm以下のものをふるい分けしたところ、1週間後におい
ても目詰まりは全く認められなかった。
【0018】これに対し、JIS−Aゴム硬度65度の
耐摩耗性ゴムからなる表面層の下面にJIS−Aゴム硬
度80度の補強ゴム層を設けて上記実施例2のスクリー
ン本体と同じ形状を有し、かつ足部を有しない比較例2
のラバースクリーンを製作した。このラバースクリーン
を上記実施例2と同様に試験したところ、1週間の稼働
で約70%の目孔に目詰まりが生じた。
【0019】
【考案の効果】この考案のラバースクリーンは、上記の
とおり、目孔を有するスクリーン本体をJIS−Aゴム
硬度が30〜50度の耐摩耗性軟質ゴム製としたもので
あるから、振動ふるい機のふるい枠に取付けて振動を与
えた場合、ふるい枠に対する固定部以外の部分がふるい
枠に与えられる振幅よりも大きい振幅で振動する。した
がって、処理物が粉成分および水分を多量に含んでいる
場合にも、目詰まりが発生しない。しかも、スクリーン
本体の下面には補強用コードとJIS−Aゴム硬度が5
5〜80度の硬質ゴムとからなる足部が幅方向のリブ状
に設けられているので、ふるい枠の左右の側板間に側板
と平行に配置されているサポートバーにスクリーン本体
が当たることはなく、そのためスクリーン本体の衝撃に
よる破損が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の平面図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】使用状態における要部の斜視図である。
【図4】固定部分の横断面図である。
【符号の説明】
11:スクリーン本体、12:中央補強用桟、13:縦
方向の補強用桟、14:横方向の補強用桟、15:補強
用桟で囲まれた区画、16:目孔、17、18、19:
足部、20:補強用コード、37:サポートバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の平板状に形成された軟質ゴム製
    のスクリーン本体と該スクリーン本体の下面に突設され
    た硬質ゴム製の足部とからなり、上記のスクリーン本体
    JIS−Aゴム硬度30〜50度の耐摩耗性軟質ゴム
    からなり、所定間隔で配置された幅方向の補強用桟と、
    この補強用桟の間に複数列に穿孔された多数の目孔とを
    有し、上記の足部がJIS−Aゴム硬度55〜80度の
    硬質ゴムからなり、上記補強用桟の下面に沿ってリブ状
    に設けられ、かつ該補強用桟と平行な多数本の補強用コ
    ードで補強されていることを特徴とするふるい用ラバー
    スクリーン。
JP1991109976U 1991-12-13 1991-12-13 ふるい用ラバースクリーン Expired - Lifetime JP2521418Y2 (ja)

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JPH0551482U JPH0551482U (ja) 1993-07-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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