JP2521205B2 - パレット - Google Patents
パレットInfo
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- JP2521205B2 JP2521205B2 JP3331514A JP33151491A JP2521205B2 JP 2521205 B2 JP2521205 B2 JP 2521205B2 JP 3331514 A JP3331514 A JP 3331514A JP 33151491 A JP33151491 A JP 33151491A JP 2521205 B2 JP2521205 B2 JP 2521205B2
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Description
ると共に、パレット上の重量物を簡単かつ容易に取り卸
しすることのできるパレットに関する。
って容易に圧潰しないようにするため相当の強度をもっ
て作られていた。
た重量物をパレットから取り卸すに当っては、重量物を
一旦押し上げ或いは吊り上げて、パレットやパレットと
重量物の間に介置された緩衝材などを取り除いた後取り
卸すか、或いは吊り上げたまま移動し所望箇所に取り卸
すのが普通であった。
から取り卸すに当っては、開梱にかなりの労力を要する
ばかりか、重量物の押し上げ,取り卸しのためのジャッ
キや吊り上げ,取り卸しのためのチエンホイストなど種
々の機器を必要とする。そのためこのような取り卸し用
の機器を全く必要とせず、パレットからの取り卸し作業
の省力化をはかることを目的として発明されたパレット
に、特開昭1−99950号に開示されたようなものが
ある。この開示された発明のパレットは、図10に示す
ように、重量物21を取り卸すに当って、パレット各部
の係止材(図示省略)を除去した後、シート材料22の
側縁23と舌部24とを重量物載置板25の下面から引
き抜き、押し拡げ、次いで重量物21を載置した重量物
載置板25を矢印方向に押圧すると、フラップ26の立
上り部26aが押し倒されその高さを減じるから、重量
物底面と重量物載置板25上面との間に間隔を生じ、キ
ャスターを用いて重量物21をパレット上から押し出
し、移動,取り卸すことができるものである。
な複雑な構成のため、その単純化が強く求められ、ま
た、重量物を取り卸すべく重量物載置板25を押圧した
際に、シート材料22とフラップ26の立上り部26a
とのなす屈曲部、及び立上り部26aと平面部26bと
のなす屈曲部には折畳まれた屈曲部27,28が形成さ
れる結果、該部に生ずる反発力によって重量物載置板2
5が充分降下せず、或いは一旦降下した後反発力により
再び上昇して重量物の取り卸しに支障を与えるなど種々
の問題点が認められた。
で重量物の載置に適し、然もパレット上に載置された重
量物の取り卸しに際し取り卸し用の機器を全く必要とせ
ず、何等の支障なしに簡単かつ容易に取り卸しを実施す
ることのできるパレットを得ることを目的とする。
間に、垂直な立上り部を備えた断面Z字状のフラップを
互いに平行状態に、然もフラップの立上り部に対し夫々
の下部平面部を同一側に、上部平面部を他側に位置せし
めて複数並置し、下部平面部は底板に、上部平 面部は重
量物載置板に固着すると共に、底板の左右両側縁には、
折曲げによって前記フラップの立上り部と同じ高さを形
成する縁部材を設け、該縁部材の上面は重量物載置板裏
面側に着脱自在に嵌挿してなり、更には底板の前後端縁
部に折曲げによりフラップの立上り部と同じ高さを形成
する延出部を設けた。
ものであるから、重量物載置板裏側に嵌挿された縁部材
の上面を引抜き離脱した後、重量物を載置したパレット
の重量物載置板を、パレットを構成するZ字状フラップ
の屈曲部が拡がる方向に押圧するとフラップの立上り部
は押し倒されその高さを減じるから、重量物底面と重量
物載置板上面との間に間隔を生じ、キャスターを用いて
重量物をパレット上から押し出し、移動,取り卸すこと
ができ、然もZ字状フラップの屈曲部はすべて押し拡げ
られ、折畳まれた状態とはならないから、該屈曲部に弾
性反撥力を発生せず重量物載置板は容易かつ充分に降下
する。更に底板の前後端縁部に折曲げによりフラップの
立上り部と同じ高さを形成する延出部を設け、パレット
の形成時該延出部先端縁を重量物載置板の端縁部下面に
当接し、パレットの強度を更に増加する。
る。
板1と重量物載置板2との間には、垂直に立上った立上
り部3aと、該立上り部3aの上下両端に連なる下部平
面部3b,上部平面部3cとを備えた断面Z状のフラッ
プ3が平行状態に、然も立上り部3aに対し夫々の下部
平面部3bを同一側に、上部平面部3cを他側に位置せ
しめて複数並置され、下部平面部3bを底板1の表面
に、上部平面部3cを重量物載置板2の裏面に、それぞ
れ接着剤等を介して強固に固着している。また、底板1
の左右両側縁には、折り曲げによって断面コ字状をなす
縁部材4がその開口部を内側にし、縁部材4の下面と底
板1との接触部4aは接着剤等を介して強固に固着し、
縁部材4の上面と重量物載置板2との接触部4bは重量
物載置板2の裏面側に単に着脱自在に嵌挿されている。
従って縁部材4の立上り部4cはフラップ3の立上り部
3aと同じ高さであることは云うまでもない。
は、図2に示す「く」字状の台板5が、その一端縁5a
をフラップ3の立上り部3aと平面部3bとのなす折り
曲げ線部6に当接し、他端縁5bを前記縁部材4の立上
り部4cと底板1との接触部4aとのなす折り曲げ線部
7に当接介置され、その稜線部5cは重量物載置板2の
裏面に当接すると共に、縁部材4が重量物載置板2と接
触する接触部4bの先端縁部とも当接する形態とされて
いる。この台板5は補強のために用いられるものであっ
て、パレット上に載置された重量物によりパレットが圧
潰する恐れがないならば必ずしも使用する必要はない。
また、図1における最右方のフラップ3と縁部材4とは
別個のものとして説明したが、これを一連一体のものと
し、フラップ3と縁部材4を折り曲げにより形成するも
のとしても差支えないことは勿論である。
れた形成体Mの縁部材4の接触部4bを図3に示すよう
に重量物載置板2の裏面側に挿入嵌挿し、重量物載置板
2と縁部材4の立上り部4cとをガムテープ,その他適
宜係止材8により係止している。
パレット上には、図4に示すように重量物9が、該重量
物の底面を直接重量物載置板2に接触し、或いは適宜緩
衝材10を介して接触載置される。
による係止を解き、縁部材4が重量物載置板2の裏面側
に接触する接触部4bを重量物載置板2の裏面から引き
抜き離脱して、台板5が使用されているときはこれを取
り除き、重量物載置板2を一旦フラップ3の立上り部3
aのみにより支持した状態とした後、該重量物載置板 2
をZ字状のフラップ3の屈曲部が拡がる方向に(図6に
おいては右から左方向に)押圧するときは、フラップ3
の立上り部3aは容易に押し倒され、フラップ3の平面
部3cに固定された重量物載置板2はその高さを減じる
こととなる。
のパレット上に適宜緩衝材10を介してキャスター11
を有する重量物9が載置され、該キャスター11がパレ
ット底面から離れている状態にあるとき、開梱し縁部材
4の接触部4bを重量物載置板2の裏面から引抜き離脱
した後、重量物載置板2をフラップ3の屈曲部が拡がる
方向(図6においては右から左方向)に押圧すると、フ
ラップ3の立上り部3aは図5,図6の状態を経て図7
に示すように容易に押し倒されてその高さを減じるか
ら、重量物9のキャスター11は床面或いはパレットの
底面に接触し、重量物載置板2や緩衝材10は重量物2
の底面から離れるから、重量物を押し出せばパレット上
から容易に移動,取り卸しをすることができる。そして
フラップ3及び縁部材4の屈曲部はすべて押し拡げられ
る結果、屈曲部に弾性反発力を生じて重量物載置板2が
再び上昇するようなことがない。
量物載置板2の板面が重量物9の底面より小さなパレッ
トを用い、且つ、重量物載置板2の押圧方向に平行にパ
レット3の両端縁部に沿ってキャスター付きの受台を用
意し、前記と同様に開梱し、フラップ3の立上り部3a
が押し倒された際、重量物載置板2から延出した重量物
9の底面を該キャスター付きの受台に受けるようにすれ
ば良い。
部材4とはそれぞれ別個のものとして設ける旨説明した
が、図8に示す第2の実施例においては、底板1の左右
両端縁部を延長延出し、該延出部12を折り曲げて側縁
部を形成する構成としたもので、実施例1の場合のよう
に縁部材4の接触部4aを底板1上に接着固定するとい
った工程を省くことができる。
2の実施例に示した底板1上に、前後にフラップ3の立
上り部3aに等しい幅を持つ延出部13を備えた板部材
を十字形に重ね合せて接着固定し、これを底板とし、パ
レット形成時、前後に位置する延出部13を折曲げてそ
の先端縁13aを重量物載置板2の端縁部2a,2b下
面に当接するものであって、これによりパレットの強度
を更に増加して重量物載置時におけるパレットの圧潰を
避けることができる。
示した底板1上に、前後にフラップ3の立上り部3aに
等しい幅を持つ延出部13を備えた板部材を十字形に重
ね合せて接着固定し、これを底板として用いるものとし
て述べたが、前後左右に延出部13,12を備えた一枚
の十字形板材を作り、これを底板として使用しても良い
ことは勿論である。
載置板2,フラップ3,縁部材4及び台板5としては、
波形の段をつけた芯原紙の片面にライナ原紙を貼り合せ
た片面ダンボール,波形の段をつけた芯原紙の両面にラ
イナ原紙を貼り合せた両面段ボール,両面段ボールに片
面段ボールを貼り合せた複両面段ボール,複両面段ボー
ルに更に片面段ボールを貼り合せた三層段ボールなどが
重量物との関係において適宜選択使用され、また、段ボ
ールを構成する段にはAフルート,Bフルート,Cフル
ートの3種類があるが、それぞれ単独で或いは組合せて
使用することができる。更に重量物の重量に耐え屈伸可
能な材料であるならば、前記段ボールに限らず、合板,
プラスチック板,金属板等の適宜板材を使用することも
できる。
トは、底板と重量物載置板との間に、垂直な立上り部を
備えた断面Z字状のフラップを互いに平行状態に、然も
フラップの立上り部に対し夫々の下部平面部を同一側
に、上部平面部を他側に位置せしめて複数並置し、下部
平面部は底板に、上部平面部は重量物載置板に固着する
と共に、底板の左右両側縁には、折曲げによって前記フ
ラップの立上り部と同じ高さを形成する縁部材を設け、
該縁部材の上面は重量物載置板裏面側に着脱自在に嵌挿
してなるものであるから、パレット上の重量物をパレッ
トから取り卸すに当って、従来のように該重量物をジャ
ッキ等を用いて押し上げたり、チエンホイスト等を用い
て吊り下げたりすることなく、重量物載置板の裏面側に
挿入されている縁部の上面を引抜き離脱した後パレット
の重量物載置板をフラップの屈曲部を拡げる方向に押圧
することによってパレットを構成するフラップの立上り
部を押し倒し、パレットの高さを減ずることによって重
量物をパレット上から容易に取り卸すことが可能となっ
たもので、フラップ及び縁部材の屈曲部はすべて押拡げ
られる結果、屈曲部が折畳まれたときのように弾性反発
力を生じて重量物載置板が再び上昇して取り卸しに支障
をきたすこともなく、従来に比べ半数以下の作業員によ
りさほどの労力を要せず容易に取り卸し作業を行うこと
ができ、省力化に大きく寄与するばかりでなく、パレッ
トの組立て開梱が簡単であり、作業能率も大きく向上す
ることが認められた。更に又底板の前後端縁部に折曲げ
によりフラップの立ち上り部と同じ高さを形成する延出
部を設け、パレット形成時該延出部先端縁を重量物載置
板の端縁部下面に当接し、パレットの強度を更に増加し
て重量物載置時のパレットの圧潰をさけることが出来
る。
る。
を示す正面図である。
一段階を示す正面図である。
視図である。
視図である。
態を示す正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 底板と重量物載置板との間に、垂直な立
上り部を備えた断面Z字状のフラップを互いに平行状態
に、然もフラップの立上り部に対し夫々の下部平面部を
同一側に、上部平面部を他側に位置せしめて複数並置
し、下部平面部は底板に、上部平面部は重量物載置板に
固着すると共に、底板の左右両側縁には、折曲げによっ
て前記フラップの立上り部と同じ高さを形成する縁部材
を設け、該縁部材の上面は重量物載置板裏面側に着脱自
在に嵌挿してなるパレット。 - 【請求項2】 底板の前後端縁部に折曲げによりフラッ
プの立上り部と同じ高さを形成する延出部を設けた請求
項1記載のパレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331514A JP2521205B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3331514A JP2521205B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06144440A JPH06144440A (ja) | 1994-05-24 |
JP2521205B2 true JP2521205B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=18244499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3331514A Expired - Fee Related JP2521205B2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPM604194A0 (en) * | 1994-06-01 | 1994-06-23 | Warneford, Peter John | A pallet |
EP1358112A1 (en) * | 2000-08-24 | 2003-11-05 | Infiltrator Systems, Inc. | Plastic pallet design |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS518622Y2 (ja) * | 1971-05-19 | 1976-03-08 |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP3331514A patent/JP2521205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06144440A (ja) | 1994-05-24 |
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