JP2521116B2 - 磁気テ―プ表裏判別装置 - Google Patents

磁気テ―プ表裏判別装置

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JP2521116B2 JP63005225A JP522588A JP2521116B2 JP 2521116 B2 JP2521116 B2 JP 2521116B2 JP 63005225 A JP63005225 A JP 63005225A JP 522588 A JP522588 A JP 522588A JP 2521116 B2 JP2521116 B2 JP 2521116B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気テープをハブ等に巻き取る際に、磁気
テープが裏返しになることなく、正しくハブ等に巻回さ
れているか否かを検査するための磁気テープ表裏判別装
置に関するものである。
(従来の技術) 一般に、磁気テープの製造工程においては、商品とし
て販売される磁気テープの2〜50倍程度の長さのテープ
が巻回されている長尺ハブから、使用目的に応じて所定
長のテープを製品ハブに巻回し直すようになっている。
しかし、このようなテープは厚みが3〜50μm程度と極
めて薄くてたわみ易く、またテープの巾が3〜51mm程度
と小さいため、テープが走行中に張力変動あるいは蛇行
運動をおこすとテープの表裏が容易に反転して途中から
表裏が逆になって巻回されるおそれがある。
また、テープの表裏が途中で反転するというような状
況が発生しなくても、もともとテープが長尺ハブに裏巻
きされているような場合には、製品ハブにも裏巻き状に
テープが巻回されてしまう。そこで、このようにテープ
の一部もしくは全部について表裏が逆に巻回された不良
テープが商品として出荷されるのを防止するため、この
テープ巻回工程において、テープが裏返しになることな
く正しく製品ハブに巻回されるか否かを検査する必要が
ある。
このような検査を行なう際、高速走行しているテープ
に対し、例えばテープの片面側からテープ表面に光を照
射し、この照射された光の反射光の光量差によってテー
プ表裏を判別するように装置があれば、高速かつ簡単に
テープの全面検査を行なうことができるので便利であ
る。
しかしながら、テープの表面と裏面との反射光の光量
比は1.5倍程度で小さく、特にテープを走行させた場合
はテープが上下に振動することから、安定した検査を行
なうことは困難とされていた。
このため、従来の磁気テープ表裏判別装置は、例えば
テープ静止状態でテープの始端および終端について一方
の面(例えば外側の面)が表裏いずれであるかを判別す
る第1の検出手段と、テープ走行中に、テープの幅長を
継続的に測定してテープが反転したか否かを測定する第
2の検出手段とを備えるようにし、両検出手段からの検
査結果のうちいずれかが不良であれば不良品として処理
するようにしていた(実開昭57−138048号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような従来の装置は2種以上
の検出手段が必要となるため装置が大型化し、製造コス
トが高く、さらにメンテナンスも面倒であった。
また、上記第2の検出手段によっては検出部分以外で
テープが反転した場合に、その反転を検出することがで
きなかった。
さらに、上記第1の検出手段によってはテープの表面
と裏面の反射光の光量比が小さく、特に裏面にバックコ
ート層を形成した場合は上記両面からの反射光の光量比
が極めて小さく、テープ静止状態でさえテープの表裏を
判別することが困難であった。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、2つの
テープ巻回部間を高速走行する磁気テープの表裏を精度
良く判別して、テープの裏返り、裏巻き等を検査すると
ともに、装置の小型化,製造コストの低廉化およびメン
テナンスの省力化を達成し得る磁気テープ表裏判別装置
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の磁気テープ表裏判別装置は、磁気テープの片
面に紫外線照射手段からの紫外線を照射し、このテープ
によって反射された紫外線を受光してこの受光した紫外
線の量に応じた電気信号を出力し、この電気信号のレベ
ルと基準値とを判定手段にて比較してその判定結果を判
定信号として出力するようにしたことを特徴とするもの
である。
(発明の作用および効果) 本発明の磁気テープ表裏判別装置は、紫外線を磁気テ
ープに照射した場合、テープ表裏各面からの反射光の光
量の比が、可視光を照射した場合のそれに比べて極めて
大きいという本発明者の発見に基づくものである。すな
わち、例えばバックコートのない片面塗布のオーディオ
テープや一般用ビデオテープ等の磁気テープでは裏面
(ベース面)からの鏡面反射スペクトルが紫外線領域で
ある200nmと260nmに大きなピークを有するのに対し、表
面(記録面)からの鏡面反射スペクトルは、波長が小さ
くなるのに伴ない反射光量が小さくなるような曲線を描
く。このため、紫外線領域、特に上記2つのピーク付近
の波長を有する紫外線を磁気テープに照射すれば、テー
プの表裏各面からの反射光の光量の比を大きくすること
ができる。
本発明の磁気テープ表裏判別装置によれば、磁気テー
プの表裏各面からの反射光の光量の比が極めて大きい紫
外線を用いて磁気テープの表裏を判別しており、検出さ
れるテープ面が多少振動して反射光量が変動するような
状況下においてもテープの表裏を充分判別し得るので、
テープを2つの巻回部門で高速走行させながら、磁気テ
ープの全長に亘って表裏を精度よく判別することができ
る。
また、前述した従来技術のように、磁気テープの反転
および裏巻きの検査をするのに2つの検出手段を使用す
る必要がなく、装置の小型化、製造コストの低廉化さら
にはメンテナンスの省力化を達成することができる。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
第1図はワインダ工程において使用される、本発明の
一実施例の磁気テープ表裏判別装置を示すものであり、
長尺ハブ1を矢印A方向に、製品ハブ2を矢印B方向に
それぞれ回転せしめてビデオ用の磁気テープ3を長尺ハ
ブ1から製品ハブ2へ高速走行せしめる磁気テープ走行
手段(図示せず)と、走行する磁気テープ3の表面に紫
外線4を照射する紫外線照射手段5と、磁気テープ3の
表面から反射された紫外線を受光し、その受光量に応じ
た電気信号を出力する紫外線検出手段6と、紫外線検出
手段6からの電気信号のレベルを基準値と比較し、その
比較結果を判定信号として出力する判定手段7とからな
るものである。また磁気テープ3の走行方向を変える位
置において各々ガイドローラ8が配設されている。
上記磁気テープ走行手段としては、一定の張力で磁気
テープ3を走行させ得るものであればよい。また、紫外
線照射手段5としては磁気テープ3の表裏各面からの反
射光量の比が大きい260nm付近のピーク波長を有し、か
つテープ表面に紫外線を集中させやすいU型低圧水銀ラ
ンプが使用されている。また、紫外線検出手段6として
は紫外線のみに分光感度特性を有し、比較的安価なCs−
Te陰極面型光電管が使用されている。また、紫外線の入
射角θおよび反射角θは、紫外線検出手段6が正反
射光を受光し得るよう同一角度とし、好ましくは安定性
の良い30゜程度とする。なお、紫外線4の照射位置とし
て、ガイドローラ8に近い位置に設定すれば、テープの
ばたつきやテープ面の変形、カール等を小さくすること
ができるので好ましい。また、判定手段としてはコンパ
レータを使用すればよく、紫外線検出手段6からの受光
量に応じたレベルの電圧信号を、予め設定しておいた基
準電圧の値と比較し、例えば入力電圧信号のレベルの方
が大きければHレベル信号を、逆に小さければLレベル
信号を判定信号として出力し得るものであればよい。な
お、紫外線検出手段6からの出力信号、および上記判定
信号の形態としてはアナログ信号、デジタル信号のいず
れであってもよく、その信号形態に応じて判定手段7の
入出力部の構成を変更すればよい。なお、判定信号はLE
D等の表示手段に入力せしめてオペレータが一目でその
結果を確認し得るようにしてもよいし、例えば判定信号
に基づいて磁気テープ2を良品と不良品のいずれかに選
別する自動選別手段の制御回路に入力せしめてもよい。
また、装置を小型化したいときは、紫外線照射手段5
としてはキセノンランプ等を使用し、紫外線検出手段6
としては石英ガラス窓タイプのシリコンフォトダイオー
ド等の受光面に紫外線透過フィルタを配設したものを使
用すればよい。
次に、本発明の装置をビデオテープカセットの最終検
査工程で使用する場合の実施例を第2図に示す。検査工
程においては、磁気テープ3aは2つのハブ10,11に巻回
されカセット12に収納されているので、ヘッド当接のた
めにカセット外部に露出している部分の表面に対して紫
外線照射手段5からの紫外線を照射し、この部分から反
射された紫外線を紫外線検出手段6にて検出し得るよう
両手段5,6を配設する。また検出の際にはハブ10,11を所
定方向に回転させて磁気テープ3を走行させるようにす
る。なお、磁気テープ3のヘッド当接部分を前方へ引き
出して、第2図に示すようにこの部分をテープ保持板13
の平面部分に装架せしめ、このテープ保持板13に装架さ
れた部分に紫外線を照射するようにすれば、テープのば
たつき、テープ面の変形、カール等を小さくすることが
できる。
本発明の装置には、テープ表裏判別の検出用に紫外線
が用いられている。これは可視光に比べて紫外線を使用
した方が、テープの表裏各面から反射光の光量差が大き
く、精度の良いテープ表裏判別を行ない得るからであ
る。第3図は、テープ表面による照射光の反射率が、照
射光の波長(nm)に伴なって変化する様子を示すグラフ
である。なお、第3図中、曲線a1はビデオテープの裏面
(ベース面;バックコートなし)に照射した場合、曲線
a2はビデオテープの表面(マグネ面)に照射した場合、
曲線b1はオーディオテープの裏面(ベース面;バックコ
ートなし)に照射した場合、さらに曲線b2はオーディオ
テープの表面(マグネ面)に照射した場合を示すもので
あり、装置側の条件は全て同様にして測定したものであ
る。
この第3図から明らかなように、ビデオテープおよび
オーディオテープともに表裏各面からの反射率が、紫外
線領域(約400nm以下)において大きく異なるのに対し
て可視光領域(約400nm以上)においてはほとんど差異
がない。ちなみに、照射光が260nm付近の波長を有する
紫外線であれば、表裏各面からの反射光量の比はビデオ
テープで約6程度となり、また、幅の狭いオーディオテ
ープでも約3.5程度となる。このように反射光量の比が
大きければ磁気テープが高速で走行して、その表面が上
下するような状況下でも表裏判別を正確に行なうことが
できる。
なお、本発明の装置は、バックコートなしの磁気テー
プのみならずバックコートされたビデオテープの表裏判
別にも使用することが可能で、この場合、上記と同様に
260nmの波長を有する紫外線を照射光として用いれば、
テープの表裏各面からの反射光量の比は例えば3程度と
なる。さらに、磁気テープのみならず、表裏で紫外線反
射率に差がある物、例えば研磨テープ等にも適用するこ
とが可能である。
また、紫外線照射手段および紫外線検出手段としては
必ずしも上記実施例のものに限られるものではなく、そ
の他種々のタイプのものを使用することができ、さらに
紫外線照射用の光源が紫外線以外の光をも発光する場合
には、この光源と紫外線透過フィルタにより紫外線照射
手段を構成してもよく、このときフィルタは光源と被検
査体の間に配される。
また、本発明は必ずしも磁気テープのみに検出対象が
限られるものではなく、本発明の原理は磁気テープの
他、例えば磁気シート等の表裏の検査にも適用できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る磁気テープ表裏判別装置の一実施
例を示す概略図、第2図は第1図とは別の実施例を示す
概略図、第3図は照射光の波長の変化に伴なって照射光
のテープ表面からの反射率が変化する様子を説明するた
めのグラフである。 3……磁気テープ、4……紫外線 5……紫外線照射手段、6……紫外線検出手段 7……判定手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープの片面に対向して配され、この
    テープ表面に紫外線を照射する紫外線照射手段と、 前記磁気テープによって反射された前記紫外線を受光
    し、この受光した紫外線の量に応じた電気信号を出力す
    る紫外線検出手段と、 該検出手段と接続され、前記電気信号のレベルを基準値
    と比較して、その比較結果を判定信号として出力する判
    定手段からなることを特徴とする磁気テープ表裏判別装
    置。
  2. 【請求項2】前記紫外線照射手段が、紫外線を含む光を
    発生せしめる光源と紫外線透過フィルタからなることを
    特徴とする請求項1記載の磁気テープ表裏判別装置。
  3. 【請求項3】前記紫外線検出手段が、紫外線透過フィル
    タとこのフィルタを透過した紫外線の量を検出する紫外
    線検出器からなることを特徴とする請求項1記載の磁気
    テープ表裏判別装置。
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