JP2521043Y2 - 曝気タンクの撹拌装置 - Google Patents
曝気タンクの撹拌装置Info
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- JP2521043Y2 JP2521043Y2 JP1992032697U JP3269792U JP2521043Y2 JP 2521043 Y2 JP2521043 Y2 JP 2521043Y2 JP 1992032697 U JP1992032697 U JP 1992032697U JP 3269792 U JP3269792 U JP 3269792U JP 2521043 Y2 JP2521043 Y2 JP 2521043Y2
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- Japan
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- stirring
- aeration tank
- blade
- stirring blade
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
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- Activated Sludge Processes (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、曝気タンク内で気泡
を液体内へ撹拌する撹拌装置に係り、詳しくは液位の変
化にもかかわらず適正な撹拌機能を発揮する曝気タンク
の撹拌装置に関するものである。
を液体内へ撹拌する撹拌装置に係り、詳しくは液位の変
化にもかかわらず適正な撹拌機能を発揮する曝気タンク
の撹拌装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】曝気タンクでは、気泡発生部が、曝気タ
ンクの底部に配設され、気泡を発生するようになってお
り、液体内への気泡の溶解を促進するために、撹拌羽根
を液体内で回転させている。撹拌羽根を装備する従来の
撹拌装置では、撹拌羽根は、鉛直方向に延びる回転軸に
固定されており、曝気タンク内の液位が低下しても、液
面より露出するのを回避するために、曝気タンク内の十
分に低い位置になっている。
ンクの底部に配設され、気泡を発生するようになってお
り、液体内への気泡の溶解を促進するために、撹拌羽根
を液体内で回転させている。撹拌羽根を装備する従来の
撹拌装置では、撹拌羽根は、鉛直方向に延びる回転軸に
固定されており、曝気タンク内の液位が低下しても、液
面より露出するのを回避するために、曝気タンク内の十
分に低い位置になっている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】曝気タンクの従来の撹
拌装置では、液位が高いときは、撹拌羽根は、液体内に
深く沈んだ位置となっているので、液面近くでは気泡の
撹拌効果が不十分となっている。
拌装置では、液位が高いときは、撹拌羽根は、液体内に
深く沈んだ位置となっているので、液面近くでは気泡の
撹拌効果が不十分となっている。
【０００４】請求項１及び２の考案の目的は、液位が高
いときも、気泡の適正な撹拌効果を発揮できる曝気タン
クの撹拌装置を提供することである。
いときも、気泡の適正な撹拌効果を発揮できる曝気タン
クの撹拌装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項１及び２
の前提となる曝気タンク(10)は、液体(12)を貯留し、下
部には気泡発生部(18)が配設されている。そして、請求
項１及び２の曝気タンク(10)の撹拌装置は、（ａ）曝気
タンク(10)内を鉛直方向へ延び駆動源(28)により回転駆
動される回転軸(32)と、（ｂ）回転軸(32)に鉛直方向位
置を固定的に取付けられて回転軸(32)と一体的に回転す
る固定式撹拌羽根(38)と、（ｃ）鉛直方向へ移動自在に
固定式撹拌羽根(38)より上側において回転軸(32)に取付
けられ回転軸(32)と一体的に回転して下向きの撹拌流を
生成する移動式撹拌羽根(42)とを有している。
応する図面の符号を使用して説明する。請求項１及び２
の前提となる曝気タンク(10)は、液体(12)を貯留し、下
部には気泡発生部(18)が配設されている。そして、請求
項１及び２の曝気タンク(10)の撹拌装置は、（ａ）曝気
タンク(10)内を鉛直方向へ延び駆動源(28)により回転駆
動される回転軸(32)と、（ｂ）回転軸(32)に鉛直方向位
置を固定的に取付けられて回転軸(32)と一体的に回転す
る固定式撹拌羽根(38)と、（ｃ）鉛直方向へ移動自在に
固定式撹拌羽根(38)より上側において回転軸(32)に取付
けられ回転軸(32)と一体的に回転して下向きの撹拌流を
生成する移動式撹拌羽根(42)とを有している。
【０００６】請求項１の曝気タンク(10)の撹拌装置で
は、移動式撹拌羽根(42)は、重量を調整自在に錘(52)を
取付けられている。また、請求項２の曝気タンク(10)の
撹拌装置では、移動式撹拌羽根(42)の羽根部(46)は水平
面に対する傾斜角が調整自在となっている。
は、移動式撹拌羽根(42)は、重量を調整自在に錘(52)を
取付けられている。また、請求項２の曝気タンク(10)の
撹拌装置では、移動式撹拌羽根(42)の羽根部(46)は水平
面に対する傾斜角が調整自在となっている。
【０００７】
【作用】請求項１の曝気タンク(10)の撹拌装置では、移
動式撹拌羽根(42)は、回転軸(32)の回転に伴って回転
し、下向きの撹拌流を生成するとともに、撹拌流から上
向きの反力を受ける。移動式撹拌羽根(42)は、羽根部(4
6)に取付けられる錘(52)を予め調整され、これにより、
撹拌流からの上向きの反力を受けて、曝気タンク(10)内
の水平面の表面付近まで上昇するように、重量を調整さ
れている。この結果、移動式撹拌羽根(42)は、撹拌流の
生成中、液位の変化にもかかわらず、液体(12)の表面近
傍の高さに保持される。気泡発生部(18)から上昇して来
る気泡(54)は、最初、固定式撹拌羽根(38)との衝突によ
り微細化され、さらに、液体(12)の表面付近まで、上昇
した後、移動式撹拌羽根(42)により下方へ押しやられ、
液体(12)内に長く滞留する。
動式撹拌羽根(42)は、回転軸(32)の回転に伴って回転
し、下向きの撹拌流を生成するとともに、撹拌流から上
向きの反力を受ける。移動式撹拌羽根(42)は、羽根部(4
6)に取付けられる錘(52)を予め調整され、これにより、
撹拌流からの上向きの反力を受けて、曝気タンク(10)内
の水平面の表面付近まで上昇するように、重量を調整さ
れている。この結果、移動式撹拌羽根(42)は、撹拌流の
生成中、液位の変化にもかかわらず、液体(12)の表面近
傍の高さに保持される。気泡発生部(18)から上昇して来
る気泡(54)は、最初、固定式撹拌羽根(38)との衝突によ
り微細化され、さらに、液体(12)の表面付近まで、上昇
した後、移動式撹拌羽根(42)により下方へ押しやられ、
液体(12)内に長く滞留する。
【０００８】請求項２の曝気タンク(10)の撹拌装置で
は、移動式撹拌羽根(42)は、回転軸(32)の回転に伴って
回転し、下向きの撹拌流を生成するとともに、撹拌流か
ら上向きの反力を受ける。移動式撹拌羽根(42)の羽根部
(46)が水平面に対する傾斜角を変更されると、これに伴
って、移動式撹拌羽根(42)が生成する下向きの撹拌流の
強さが変化し、移動式撹拌羽根(42)が、下向きの撹拌流
から受ける上向きの反力の強さが変化する。そして、こ
の上向きの反力が、移動式撹拌羽根(42)の重量等とほぼ
均衡して、移動式撹拌羽根(42)を曝気タンク(10)内の液
体(12)の表面付近まで上昇させるように、水平面に対す
る羽根部(46)の傾斜角が予め調整される。この結果、移
動式撹拌羽根(42)は、撹拌流の生成中、液位の変化にも
かかわらず、液体(12)の表面近傍の高さに保持される。
気泡発生部(18)から上昇して来る気泡(54)は、最初、固
定式撹拌羽根(38)との衝突により微細化され、さらに、
液体(12)の表面付近まで、上昇した後、移動式撹拌羽根
(42)により下方へ押しやられ、液体(12)内に長く滞留す
る。
は、移動式撹拌羽根(42)は、回転軸(32)の回転に伴って
回転し、下向きの撹拌流を生成するとともに、撹拌流か
ら上向きの反力を受ける。移動式撹拌羽根(42)の羽根部
(46)が水平面に対する傾斜角を変更されると、これに伴
って、移動式撹拌羽根(42)が生成する下向きの撹拌流の
強さが変化し、移動式撹拌羽根(42)が、下向きの撹拌流
から受ける上向きの反力の強さが変化する。そして、こ
の上向きの反力が、移動式撹拌羽根(42)の重量等とほぼ
均衡して、移動式撹拌羽根(42)を曝気タンク(10)内の液
体(12)の表面付近まで上昇させるように、水平面に対す
る羽根部(46)の傾斜角が予め調整される。この結果、移
動式撹拌羽根(42)は、撹拌流の生成中、液位の変化にも
かかわらず、液体(12)の表面近傍の高さに保持される。
気泡発生部(18)から上昇して来る気泡(54)は、最初、固
定式撹拌羽根(38)との衝突により微細化され、さらに、
液体(12)の表面付近まで、上昇した後、移動式撹拌羽根
(42)により下方へ押しやられ、液体(12)内に長く滞留す
る。
【０００９】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図１及び図２は撹拌装置を装備する曝気タンク10
を９０°離れた方向から示す垂直断面図である。曝気タ
ンク10は、液体12を内部に貯留するタンク本体14と、タ
ンク本体14の上部の開口を開閉自在に塞ぐ蓋16とを有し
ている。曝気管18は、タンク本体14内の底部に配置され
て、固定ブラケット20によりタンク本体14の底部に固定
されている。電気式のガス発生器22は、曝気タンク10の
外部に配設されて、送気管24を介して曝気タンク10内の
曝気管18へガスを圧送する。シール26は、タンク本体14
の下部における送気管24の貫通部に設けられ、液体12が
曝気タンク10の外部へ漏れるのを防止する。減速機付き
モータ28は、蓋16の上面に配置されて、複数個のねじ30
により蓋16に固定されている。回転軸32は、曝気タンク
10内を蓋16の直下から曝気管18の少し上までの範囲を鉛
直方向へ延び、上端部において減速機付きモータ28の駆
動軸にピン34を介して一体回転的に結合し、減速機付き
モータ28により回転駆動されるようになっている。案内
溝36は回転軸32に中心線に沿って形成されている。固定
式撹拌羽根38は、ボス部を回転軸32の下端部に一体回転
的に嵌合し、ねじ40により回転軸32に固定されている。
吸入管41は、タンク本体14の周壁の内面近傍に位置し
て、鉛直方向へ延び、タンク本体14の底部から吸入した
液体12をポンプ（図示せず）の方へ導く。移動式撹拌羽
根42は、固定式撹拌羽根38の上側となるように、案内溝
36を介して回転軸32に取付けられている。
する。図１及び図２は撹拌装置を装備する曝気タンク10
を９０°離れた方向から示す垂直断面図である。曝気タ
ンク10は、液体12を内部に貯留するタンク本体14と、タ
ンク本体14の上部の開口を開閉自在に塞ぐ蓋16とを有し
ている。曝気管18は、タンク本体14内の底部に配置され
て、固定ブラケット20によりタンク本体14の底部に固定
されている。電気式のガス発生器22は、曝気タンク10の
外部に配設されて、送気管24を介して曝気タンク10内の
曝気管18へガスを圧送する。シール26は、タンク本体14
の下部における送気管24の貫通部に設けられ、液体12が
曝気タンク10の外部へ漏れるのを防止する。減速機付き
モータ28は、蓋16の上面に配置されて、複数個のねじ30
により蓋16に固定されている。回転軸32は、曝気タンク
10内を蓋16の直下から曝気管18の少し上までの範囲を鉛
直方向へ延び、上端部において減速機付きモータ28の駆
動軸にピン34を介して一体回転的に結合し、減速機付き
モータ28により回転駆動されるようになっている。案内
溝36は回転軸32に中心線に沿って形成されている。固定
式撹拌羽根38は、ボス部を回転軸32の下端部に一体回転
的に嵌合し、ねじ40により回転軸32に固定されている。
吸入管41は、タンク本体14の周壁の内面近傍に位置し
て、鉛直方向へ延び、タンク本体14の底部から吸入した
液体12をポンプ（図示せず）の方へ導く。移動式撹拌羽
根42は、固定式撹拌羽根38の上側となるように、案内溝
36を介して回転軸32に取付けられている。
【００１０】図３は回転軸32への移動式撹拌羽根42の取
付構造を示す図、図４は連結軸44の軸方向から移動式撹
拌羽根42の取付部位を見た断面図である。連結軸44は、
水平方向両側を、図４に示されるように、案内溝36の幅
に等しい幅で案内溝36の壁面に摺動自在な鉛直面とさ
れ、案内溝36を貫通している。図３において、連結軸44
の両端部は、ねじとなっており、羽根部46を螺合されて
いる。羽根部46は、移動式撹拌羽根42に適当な浮力を生
じさせるために、軽い材料から成る。ロックナット48
は、連結軸44のねじ部に各羽根部46より内側において螺
合しており、羽根部46との当接により水平面に対する移
動式撹拌羽根42の傾斜角が変化するのを阻止する。水平
面に対する羽根部46の傾斜角の調整では、ロックナット
48を緩めてから、羽根部46を回転させ、ロックナット48
を再度締付けて、羽根部46の傾斜角を固定する。図４の
Ｂは羽根部46の傾斜角の調整範囲を示している。ねじ穴
50（図３）は、羽根部46の先端部に設けられ、種々の重
量の錘52を螺合により取付自在とされている。
付構造を示す図、図４は連結軸44の軸方向から移動式撹
拌羽根42の取付部位を見た断面図である。連結軸44は、
水平方向両側を、図４に示されるように、案内溝36の幅
に等しい幅で案内溝36の壁面に摺動自在な鉛直面とさ
れ、案内溝36を貫通している。図３において、連結軸44
の両端部は、ねじとなっており、羽根部46を螺合されて
いる。羽根部46は、移動式撹拌羽根42に適当な浮力を生
じさせるために、軽い材料から成る。ロックナット48
は、連結軸44のねじ部に各羽根部46より内側において螺
合しており、羽根部46との当接により水平面に対する移
動式撹拌羽根42の傾斜角が変化するのを阻止する。水平
面に対する羽根部46の傾斜角の調整では、ロックナット
48を緩めてから、羽根部46を回転させ、ロックナット48
を再度締付けて、羽根部46の傾斜角を固定する。図４の
Ｂは羽根部46の傾斜角の調整範囲を示している。ねじ穴
50（図３）は、羽根部46の先端部に設けられ、種々の重
量の錘52を螺合により取付自在とされている。
【００１１】実施例の作用について説明する。ガス発生
器22において生成されたガスは、送気管24を介して曝気
管18へ圧送され、曝気管18の噴孔から気泡54となって液
体12内へ放出される。一方、減速機付きモータ28の駆動
により回転軸32は回転し、これに伴い、固定式撹拌羽根
38及び移動式撹拌羽根42も回転して、下向きの撹拌流を
生成する。図２のＡは移動式撹拌羽根42による生成され
る撹拌流を示している。固定式撹拌羽根38は高さを固定
されているのに対し、移動式撹拌羽根42は、撹拌流から
上向きの反力を受けて、連結軸44を案内溝36において摺
動させつつ、上昇する。移動式撹拌羽根42には、下向き
の力として移動式撹拌羽根42の重量が、また、上向きの
力として、移動式撹拌羽根42が生成する撹拌流からの反
力と、移動式撹拌羽根42の浮力とが作用し、連結軸44
は、このような上向きの力と下向きの力とが均衡する高
さへ移動する。
器22において生成されたガスは、送気管24を介して曝気
管18へ圧送され、曝気管18の噴孔から気泡54となって液
体12内へ放出される。一方、減速機付きモータ28の駆動
により回転軸32は回転し、これに伴い、固定式撹拌羽根
38及び移動式撹拌羽根42も回転して、下向きの撹拌流を
生成する。図２のＡは移動式撹拌羽根42による生成され
る撹拌流を示している。固定式撹拌羽根38は高さを固定
されているのに対し、移動式撹拌羽根42は、撹拌流から
上向きの反力を受けて、連結軸44を案内溝36において摺
動させつつ、上昇する。移動式撹拌羽根42には、下向き
の力として移動式撹拌羽根42の重量が、また、上向きの
力として、移動式撹拌羽根42が生成する撹拌流からの反
力と、移動式撹拌羽根42の浮力とが作用し、連結軸44
は、このような上向きの力と下向きの力とが均衡する高
さへ移動する。
【００１２】移動式撹拌羽根42の重量は、羽根部46の先
端部に取付けられる錘52の重量により調整自在であり、
また、移動式撹拌羽根42が生成する撹拌流からの反力
は、連結軸44に対して羽根部46を回転させることによ
り、水平面に対する羽根部46の傾斜角を変更することよ
り、調整可能になっている。これらの調整により、移動
式撹拌羽根42は、回転軸32の回転中、液体12の表面近く
の高さに保持されるように、撹拌流から受ける反力及び
重量を曝気タンク10の作動開始前に予め調整される。
端部に取付けられる錘52の重量により調整自在であり、
また、移動式撹拌羽根42が生成する撹拌流からの反力
は、連結軸44に対して羽根部46を回転させることによ
り、水平面に対する羽根部46の傾斜角を変更することよ
り、調整可能になっている。これらの調整により、移動
式撹拌羽根42は、回転軸32の回転中、液体12の表面近く
の高さに保持されるように、撹拌流から受ける反力及び
重量を曝気タンク10の作動開始前に予め調整される。
【００１３】こうして、移動式撹拌羽根42は、曝気タン
ク10内の液位の高さの変化にもかかわらず、液体12の表
面近くの高さに保持されつつ、下向きの撹拌流を生成す
る。曝気管18の小孔から放出されるガスは、気泡54とな
って、上昇し、固定式撹拌羽根38との衝突により微細化
され、さらに、微細化されつつも固定式撹拌羽根38を超
えて上昇した気泡54は、液体12の表面付近において、移
動式撹拌羽根42により移動式撹拌羽根42に載せられて、
下方へ押しやられ、曝気タンク10の液体12内へ広く撹拌
され、液体12内に長く滞留する。
ク10内の液位の高さの変化にもかかわらず、液体12の表
面近くの高さに保持されつつ、下向きの撹拌流を生成す
る。曝気管18の小孔から放出されるガスは、気泡54とな
って、上昇し、固定式撹拌羽根38との衝突により微細化
され、さらに、微細化されつつも固定式撹拌羽根38を超
えて上昇した気泡54は、液体12の表面付近において、移
動式撹拌羽根42により移動式撹拌羽根42に載せられて、
下方へ押しやられ、曝気タンク10の液体12内へ広く撹拌
され、液体12内に長く滞留する。
【００１４】
【考案の効果】請求項１及び２の考案では、移動式撹拌
羽根が、固定式撹拌羽根より上側において鉛直方向へ移
動自在に回転軸に取付けられ、回転軸の回転に伴って、
回転して、下向きの撹拌流を生成して、撹拌流から上向
きの反力を受けるようになっている。そして、取り付け
る錘の調整又は水平面に対する羽根部の傾斜角の調整に
より、移動式撹拌羽根の重量又は上向きの反力の大きさ
が予め調整され、移動式撹拌羽根は、撹拌のための回転
中、曝気タンク内の液体の表面近くの高さに保持され
て、上昇して来る気泡を撹拌流に載せて、下方へ押しや
るようになっている。したがって、液位が高くて、固定
式撹拌羽根のみでは、気泡の撹拌効果が期待できない場
合にも、気泡の良好な撹拌効果を維持することができ
る。
羽根が、固定式撹拌羽根より上側において鉛直方向へ移
動自在に回転軸に取付けられ、回転軸の回転に伴って、
回転して、下向きの撹拌流を生成して、撹拌流から上向
きの反力を受けるようになっている。そして、取り付け
る錘の調整又は水平面に対する羽根部の傾斜角の調整に
より、移動式撹拌羽根の重量又は上向きの反力の大きさ
が予め調整され、移動式撹拌羽根は、撹拌のための回転
中、曝気タンク内の液体の表面近くの高さに保持され
て、上昇して来る気泡を撹拌流に載せて、下方へ押しや
るようになっている。したがって、液位が高くて、固定
式撹拌羽根のみでは、気泡の撹拌効果が期待できない場
合にも、気泡の良好な撹拌効果を維持することができ
る。
【図１】撹拌装置を装備する曝気タンクの垂直断面図で
ある。
ある。
【図２】撹拌装置を装備する曝気タンクを図１の方向か
ら９０°離れた方向から示す垂直断面図である。
ら９０°離れた方向から示す垂直断面図である。
【図３】回転軸への移動式撹拌羽根の取付構造を示す図
である。
である。
【図４】連結軸の軸方向から移動式撹拌羽根の取付部位
を見た断面図である。
を見た断面図である。
１０ 曝気タンク １２ 液体 １８ 曝気管（気泡発生部） ２８ 減速機付きモータ（駆動源） ３２ 回転軸 ３８ 固定式撹拌羽根 ４２ 移動式撹拌羽根 ４６ 羽根部 ５２ 錘 ５４ 気泡
Claims (2)
- 【請求項１】 液体(12)を貯留し、気泡発生部(18)が下
部に配設されている曝気タンク(10)において、前記曝気
タンク(10)内を鉛直方向へ延び駆動源(28)により回転駆
動される回転軸(32)と、この回転軸(32)に鉛直方向位置
を固定的に取付けられて前記回転軸(32)と一体的に回転
する固定式撹拌羽根(38)と、鉛直方向へ移動自在に前記
固定式撹拌羽根(38)より上側において前記回転軸(32)に
取付けられ前記回転軸(32)と一体的に回転して下向きの
撹拌流を生成する移動式撹拌羽根(42)とを有し、前記移
動式撹拌羽根(42)は、重量を調整自在に錘(52)を取付け
られていることを特徴とする曝気タンクの撹拌装置。 - 【請求項２】 液体(12)を貯留し、気泡発生部(18)が下
部に配設されている曝気タンク(10)において、前記曝気
タンク(10)内を鉛直方向へ延び駆動源(28)により回転駆
動される回転軸(32)と、この回転軸(32)に鉛直方向位置
を固定的に取付けられて前記回転軸(32)と一体的に回転
する固定式撹拌羽根(38)と、鉛直方向へ移動自在に前記
固定式撹拌羽根(38)より上側において前記回転軸(32)に
取付けられ前記回転軸(32)と一体的に回転して下向きの
撹拌流を生成する移動式撹拌羽根(42)とを有し、前記移
動式撹拌羽根(42)の羽根部(46)は水平面に対する傾斜角
が調整自在であることを特徴とする曝気タンクの撹拌装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992032697U JP2521043Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 曝気タンクの撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992032697U JP2521043Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 曝気タンクの撹拌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0585498U JPH0585498U (ja) | 1993-11-19 |
| JP2521043Y2 true JP2521043Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=12366048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992032697U Expired - Lifetime JP2521043Y2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 曝気タンクの撹拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2521043Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107352747A (zh) * | 2017-08-11 | 2017-11-17 | 四川奥恒环保科技有限公司 | 餐饮污水处理装置 |
| CN114149091A (zh) * | 2021-10-28 | 2022-03-08 | 厦门瑞雨环保工程有限公司 | 一种小型调节池潜水搅拌系统 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP1992032697U patent/JP2521043Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0585498U (ja) | 1993-11-19 |
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