JP2521004Y2 - 昇降ベッド用同期シャフト - Google Patents
昇降ベッド用同期シャフトInfo
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- JP2521004Y2 JP2521004Y2 JP3230790U JP3230790U JP2521004Y2 JP 2521004 Y2 JP2521004 Y2 JP 2521004Y2 JP 3230790 U JP3230790 U JP 3230790U JP 3230790 U JP3230790 U JP 3230790U JP 2521004 Y2 JP2521004 Y2 JP 2521004Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotors
- fitted
- rotor
- shaft
- bed
- Prior art date
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- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は昇降ベッド用同期シャフトに関する。
一般に、昇降ベッドは、水平状に配設されるベッド本
体をその水平状態を保持させたまま上下動させる必要が
あり、そのためには、該ベッド本体を吊持状に保持する
複数本のワイヤー等の可撓吊持材の巻取及び繰出を同期
させなければならなかった。しかしながら従来では確実
に同期させることがなかった。
体をその水平状態を保持させたまま上下動させる必要が
あり、そのためには、該ベッド本体を吊持状に保持する
複数本のワイヤー等の可撓吊持材の巻取及び繰出を同期
させなければならなかった。しかしながら従来では確実
に同期させることがなかった。
そこで、本考案では、確実に同期させることができる
と共に、ベッド組立ての際、その組立て作業が簡単なも
のとなる同期シャフトを提供することを目的とする。
と共に、ベッド組立ての際、その組立て作業が簡単なも
のとなる同期シャフトを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上述の目的を達成するために、本考案に係る昇降ベッ
ド用同期シャフトは、複数の回転子と、該回転子に噛合
してベッド本体を吊持状に保持する複数の可撓吊持材
と、を備えた昇降ベッドに使用す同期シャフトであっ
て;対向する回転子の一方の回転子の廻り止め被嵌合部
に該一方の回転子に対して回転不能かつ嵌脱自在に嵌合
される廻り止め嵌合部を有する第1部材と;上記対向す
る回転子の他方の回転子の廻り止め被嵌合部に該他方の
回転子に対して回転不能かつ嵌脱自在に嵌合される廻り
止め嵌合部を有する第2部材と;上記第1・第2部材
を、相互に回転不能かつ長手方向伸縮自在として同一軸
心上に連結する連結機構と;を備えたものである。
ド用同期シャフトは、複数の回転子と、該回転子に噛合
してベッド本体を吊持状に保持する複数の可撓吊持材
と、を備えた昇降ベッドに使用す同期シャフトであっ
て;対向する回転子の一方の回転子の廻り止め被嵌合部
に該一方の回転子に対して回転不能かつ嵌脱自在に嵌合
される廻り止め嵌合部を有する第1部材と;上記対向す
る回転子の他方の回転子の廻り止め被嵌合部に該他方の
回転子に対して回転不能かつ嵌脱自在に嵌合される廻り
止め嵌合部を有する第2部材と;上記第1・第2部材
を、相互に回転不能かつ長手方向伸縮自在として同一軸
心上に連結する連結機構と;を備えたものである。
第1・第2部材を縮状態とすれば、このシャフトを対
向する回転子間に介在させることができ、その後、第1
・第2部材を伸状態とて、該第1部材の廻り止め嵌合部
を該嵌合部に対向する回転子の廻り止め被嵌合部に嵌合
させると共に、該第2部材の廻り止め嵌合部を該嵌合部
に対向する回転子の廻り止め被嵌合部に嵌合させれば、
その対向する回転子は該シャフトにて連結され、しか
も、各嵌合部は回転子の被嵌合部に対しては回転不能で
あり、第1・第2部材は相互に回転不能であるので、対
向する回転子の回転は確実に同期する。
向する回転子間に介在させることができ、その後、第1
・第2部材を伸状態とて、該第1部材の廻り止め嵌合部
を該嵌合部に対向する回転子の廻り止め被嵌合部に嵌合
させると共に、該第2部材の廻り止め嵌合部を該嵌合部
に対向する回転子の廻り止め被嵌合部に嵌合させれば、
その対向する回転子は該シャフトにて連結され、しか
も、各嵌合部は回転子の被嵌合部に対しては回転不能で
あり、第1・第2部材は相互に回転不能であるので、対
向する回転子の回転は確実に同期する。
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説す
る。
る。
第2図は本考案に係る同期シャフト1を使用した昇降
ベッド2を示し、このベッド2は、4本の柱3a,3b,3c,3
dと該柱3a,3b,3c,3dの上部を連結するための4本の連結
部材4a,4b,4c,4dを有する外枠5と、該外枠5に上下動
可能として水平状に配設されるベッド本体6と、を備え
ている。
ベッド2を示し、このベッド2は、4本の柱3a,3b,3c,3
dと該柱3a,3b,3c,3dの上部を連結するための4本の連結
部材4a,4b,4c,4dを有する外枠5と、該外枠5に上下動
可能として水平状に配設されるベッド本体6と、を備え
ている。
しかして、ベッド本体6は、第3図と第4図に示すよ
うに、滑車機構7を介して、上下動が可能とされる。こ
こで、駆動機構7は、複数個の回転子8,9,10,11,12,13
と、回転子8,12,13に係合する可撓吊持材14,14と、回転
子11,10,9,13に係合する可撓吊持材15,15と、対向する
回転子9,9を連結する上記シャフト1と、等を備えてい
る。
うに、滑車機構7を介して、上下動が可能とされる。こ
こで、駆動機構7は、複数個の回転子8,9,10,11,12,13
と、回転子8,12,13に係合する可撓吊持材14,14と、回転
子11,10,9,13に係合する可撓吊持材15,15と、対向する
回転子9,9を連結する上記シャフト1と、等を備えてい
る。
即ち、回転子8,8は、前柱3a,3bの上部に回転自在に片
持状に枢支され、回転子9,12は相互に近接して平行に配
設されると共に後柱3c,3dに回転自在に片持状に枢支さ
れ、該回転子9,12は一体に回転する。また、回転子10は
回転子9より前方かつ上方に配設され、回転子11は回転
子9より後方かつ上方に配設されている。回転子10によ
り可撓吊持材14にはテンションが加えられている。回転
子9,9の下方には、ガススプリングからなる弾発部材16,
16が配設されている。つまり、弾発部材16,16の本体16
a,16aは後柱3c,3dに取付けられ、ロッド16b,16bの先端
に上記回転子13,13が回転自在に枢着されている。
持状に枢支され、回転子9,12は相互に近接して平行に配
設されると共に後柱3c,3dに回転自在に片持状に枢支さ
れ、該回転子9,12は一体に回転する。また、回転子10は
回転子9より前方かつ上方に配設され、回転子11は回転
子9より後方かつ上方に配設されている。回転子10によ
り可撓吊持材14にはテンションが加えられている。回転
子9,9の下方には、ガススプリングからなる弾発部材16,
16が配設されている。つまり、弾発部材16,16の本体16
a,16aは後柱3c,3dに取付けられ、ロッド16b,16bの先端
に上記回転子13,13が回転自在に枢着されている。
そして、可撓吊持材14,14は、一端14a,14aがベッド本
体6の前端部に固着され、回転子8,8,12,12を経て回転
子13,13に達し、さらには、この回転子13,13を介して他
端14b,14bが後柱3c,3dの上端部に固着される。また、可
撓吊持材15,15は、一端15a,15aがベッド本体6に固着さ
れ、回転子11,11,10,10,9,9を経て回転子13,13に達し、
さらにこの回転子13,13を介して他端15b,15bが後柱3c,3
dの上端部に固着される。
体6の前端部に固着され、回転子8,8,12,12を経て回転
子13,13に達し、さらには、この回転子13,13を介して他
端14b,14bが後柱3c,3dの上端部に固着される。また、可
撓吊持材15,15は、一端15a,15aがベッド本体6に固着さ
れ、回転子11,11,10,10,9,9を経て回転子13,13に達し、
さらにこの回転子13,13を介して他端15b,15bが後柱3c,3
dの上端部に固着される。
しかして、回転子8,9,10,11,12,13は、鎖車やプーリ
ー等からなり、可撓吊部材14,15は、一面側に定ピッチ
噛合部を有する長尺状の帯状体からなり、設定ピッチ噛
合部が各回転子8…の凹凸歯に噛合する。なお、回転子
10,11,8,13の凹凸歯を省略しても良い。
ー等からなり、可撓吊部材14,15は、一面側に定ピッチ
噛合部を有する長尺状の帯状体からなり、設定ピッチ噛
合部が各回転子8…の凹凸歯に噛合する。なお、回転子
10,11,8,13の凹凸歯を省略しても良い。
次に、シャフト1は、第1図に示すように、第1・第
2部材17,18と、該第1・第2部材17,18とを連結する連
結機構19と、からなる。
2部材17,18と、該第1・第2部材17,18とを連結する連
結機構19と、からなる。
即ち、第1部材17は、本体杆20と該本体杆20の一方の
端部に連設される廻り止め嵌合部21とを備え、また、本
体杆20の他方の端部には、四角筒体22が連設されてい
る。そして、この場合、廻り止め嵌合部21は六角筒体と
されると共に、本体杆20、廻り止め嵌合部21、及び四角
筒体22は同一軸心上に配設される。なお、実施例では、
廻り止め嵌合部21と四角筒体22としては、本体杆20と別
部材とし、該本体杆20に溶接等にて固着一体化している
が、本体杆20をプレス加工等して廻り止め嵌合部21、四
角筒体22をを形成するも自由である。また、四角筒体22
の側壁には長手方向貫通孔23…が設けられている。
端部に連設される廻り止め嵌合部21とを備え、また、本
体杆20の他方の端部には、四角筒体22が連設されてい
る。そして、この場合、廻り止め嵌合部21は六角筒体と
されると共に、本体杆20、廻り止め嵌合部21、及び四角
筒体22は同一軸心上に配設される。なお、実施例では、
廻り止め嵌合部21と四角筒体22としては、本体杆20と別
部材とし、該本体杆20に溶接等にて固着一体化している
が、本体杆20をプレス加工等して廻り止め嵌合部21、四
角筒体22をを形成するも自由である。また、四角筒体22
の側壁には長手方向貫通孔23…が設けられている。
また、第2部材18は、本体杆24と該本体杆24の他方の
端部に連設される廻り止め嵌合部25とを備え、該第2部
材18の一方の端部には四角筒状部26が形成されている。
この場合、廻り止め嵌合部25は六角筒体とされる共に、
本体杆24、廻り止め嵌合部25及び四角筒状部26は同一軸
心上に配設される。そして、四角筒状部26が第1部材17
の四角筒体22に嵌脱自在に嵌合され、嵌合状態では、第
1・第2部材17,18は相互に回転不能とされる。また、
第2部材18の本体杆24にはスポンジ等からなる騒音防止
材27が外嵌されている。
端部に連設される廻り止め嵌合部25とを備え、該第2部
材18の一方の端部には四角筒状部26が形成されている。
この場合、廻り止め嵌合部25は六角筒体とされる共に、
本体杆24、廻り止め嵌合部25及び四角筒状部26は同一軸
心上に配設される。そして、四角筒状部26が第1部材17
の四角筒体22に嵌脱自在に嵌合され、嵌合状態では、第
1・第2部材17,18は相互に回転不能とされる。また、
第2部材18の本体杆24にはスポンジ等からなる騒音防止
材27が外嵌されている。
しかして、上述の如く構成されたシャフト1は、第4
図に示すように、廻り止め嵌合部21,25が回転子9,9の廻
り止め被嵌合部28,28に嵌脱自在に嵌合され、回転子9,9
は連結される。即ち、第5図(I)に示すように、四角
筒体22内に四角筒状部26を挿入し、縮状態として、この
シャフト1を対向する回転子9,9に介在させ、次に、第
5図(II)に示すように、矢印の如く相互に第1・第2
部材17,18を長手方向に伸ばし、嵌合部21,25を夫々対応
する被嵌合部28,28に嵌合させ、その状態で、ボルト29
からなる固着具30…を、四角筒状部26に設けられたねじ
孔31…に螺合させ、第1・第2部材17,18を連結する。
つまり、四角筒体22と四角筒状部26と固着具30等をもっ
て連結機構19が形成され、ねじ孔31が貫通孔23に対応す
る範囲においてシャフト1は長手方向伸縮自在となる。
また、嵌合部21,25は、被嵌合部28,28に嵌合された状態
では、回転子9,9に対して回転不能とされる。従って、
一方の回転子9が回転すれば、それに対応する回転子12
は回転すると共に、他方の回転子9,12も同時に回転す
る。つまり、各回転子8………は確実に同期することに
なる。なお、シャフト1は、第2図に示すように連結部
材4d内に内有状とされる。第1図において、32は固着具
30が挿入されるワッシャである。
図に示すように、廻り止め嵌合部21,25が回転子9,9の廻
り止め被嵌合部28,28に嵌脱自在に嵌合され、回転子9,9
は連結される。即ち、第5図(I)に示すように、四角
筒体22内に四角筒状部26を挿入し、縮状態として、この
シャフト1を対向する回転子9,9に介在させ、次に、第
5図(II)に示すように、矢印の如く相互に第1・第2
部材17,18を長手方向に伸ばし、嵌合部21,25を夫々対応
する被嵌合部28,28に嵌合させ、その状態で、ボルト29
からなる固着具30…を、四角筒状部26に設けられたねじ
孔31…に螺合させ、第1・第2部材17,18を連結する。
つまり、四角筒体22と四角筒状部26と固着具30等をもっ
て連結機構19が形成され、ねじ孔31が貫通孔23に対応す
る範囲においてシャフト1は長手方向伸縮自在となる。
また、嵌合部21,25は、被嵌合部28,28に嵌合された状態
では、回転子9,9に対して回転不能とされる。従って、
一方の回転子9が回転すれば、それに対応する回転子12
は回転すると共に、他方の回転子9,12も同時に回転す
る。つまり、各回転子8………は確実に同期することに
なる。なお、シャフト1は、第2図に示すように連結部
材4d内に内有状とされる。第1図において、32は固着具
30が挿入されるワッシャである。
従って、上述の如く構成されたベッドは、第3図の実
線で示すように、弾発部材16,16のロッド16b,16bが伸び
た状態では、ベッド本体6は実線で示すように上昇した
位置とされ、この状態からロッド16b,16bを仮想線で示
すように縮めた状態とすれば、ベッド本体6は仮想線で
示すように、下降した位置とされる。この場合、上述の
滑車機構7にて、弾発部材16の上下ストロークS′と、
ベッド本体6の昇降ストロークSの比が1:2となり、そ
のため、弾発部材16の弾発力W′をベッド本体6及びこ
れにふとん等を加えた荷重Wの2倍に設定すれば、弾発
力W′と荷重Wが釣り合うことになる。
線で示すように、弾発部材16,16のロッド16b,16bが伸び
た状態では、ベッド本体6は実線で示すように上昇した
位置とされ、この状態からロッド16b,16bを仮想線で示
すように縮めた状態とすれば、ベッド本体6は仮想線で
示すように、下降した位置とされる。この場合、上述の
滑車機構7にて、弾発部材16の上下ストロークS′と、
ベッド本体6の昇降ストロークSの比が1:2となり、そ
のため、弾発部材16の弾発力W′をベッド本体6及びこ
れにふとん等を加えた荷重Wの2倍に設定すれば、弾発
力W′と荷重Wが釣り合うことになる。
つまり、この場合、ベッド本体6は手動にて昇降させ
るものであるが、弾発部材16の弾発力W′をベッド本体
6の荷重Wの約2倍に設定すれば、該ベッド本体6の昇
降は行いやすいものとなる。
るものであるが、弾発部材16の弾発力W′をベッド本体
6の荷重Wの約2倍に設定すれば、該ベッド本体6の昇
降は行いやすいものとなる。
しかして、ベッド本体6の昇降の際には、シャフト1
は、第6図の仮想線の如く、振動する場合があるが、シ
ャフト1には、騒音防止材27が外嵌されているので、シ
ャフト1が振動した場合において、騒音防止材27が連結
部材4dの壁面33に当接し、騒音を発生させない。
は、第6図の仮想線の如く、振動する場合があるが、シ
ャフト1には、騒音防止材27が外嵌されているので、シ
ャフト1が振動した場合において、騒音防止材27が連結
部材4dの壁面33に当接し、騒音を発生させない。
次に、第7図と第8図は他の実施例を示し、この場
合、第1部材17は六角筒体からなり、その他端にリング
体34が付設され、側壁に長手方向貫通孔35が貫設されて
いる。なお、リング体34の基端には底壁34aが設けら
れ、リング体34の周壁34b及び底壁34aと、第1部材17の
周壁対応外周面36とで周溝部37が形成される。つまり、
この第1部材17では、リング体34より一端側をもって廻
り止め嵌合部21とされる。
合、第1部材17は六角筒体からなり、その他端にリング
体34が付設され、側壁に長手方向貫通孔35が貫設されて
いる。なお、リング体34の基端には底壁34aが設けら
れ、リング体34の周壁34b及び底壁34aと、第1部材17の
周壁対応外周面36とで周溝部37が形成される。つまり、
この第1部材17では、リング体34より一端側をもって廻
り止め嵌合部21とされる。
また、第2部材18は、本体杆38と該本体杆38の他端に
連設される廻り止め嵌合部25とを備え、本体杆38の一端
に、六角筒体39が外嵌され、該六角筒体39より所定寸法
後退した位置にリング体40が外嵌されている。また、六
角筒体39は、第1部材17の嵌合孔42に嵌脱自在に嵌合さ
れ、嵌合された状態では、相互に回転不能とされる。そ
して、六角筒体39が第1部材17の嵌合孔42に嵌合された
状態で、この突出子41を該六角筒体39の孔41aに挿入固
着し、長手方向貫通孔35にスライド自在として嵌合され
る。つまり、第2部材18は第1部材17に対して、突出子
41が第8図の実線で示す状態から仮想線で示す状態まで
の範囲において伸縮することができる。そして、リング
体40と六角筒体39との間には、コイルスプリングからな
る弾発部材43が外嵌され、六角筒体39が嵌合孔42に嵌合
された状態において、この弾発部材43にて第1部材1が
矢印A方向に弾発付勢されている。つまり、弾発部材43
は、一端部43aが周溝部37内に収納され、他端部43bがリ
ング体40に並設された小リング体44に外嵌されている。
従って、通常は、突出子41が第8図の実線で示すよう
に、貫通孔35の他端縁部35bに位置し、シャフト1は最
伸状態にあり、第1部材17が矢印Bの如く押圧された場
合、突出子41が第8図の仮想線で示すように、貫通孔35
の一端縁部35aに位置するまで該第1部材17はスライド
する。
連設される廻り止め嵌合部25とを備え、本体杆38の一端
に、六角筒体39が外嵌され、該六角筒体39より所定寸法
後退した位置にリング体40が外嵌されている。また、六
角筒体39は、第1部材17の嵌合孔42に嵌脱自在に嵌合さ
れ、嵌合された状態では、相互に回転不能とされる。そ
して、六角筒体39が第1部材17の嵌合孔42に嵌合された
状態で、この突出子41を該六角筒体39の孔41aに挿入固
着し、長手方向貫通孔35にスライド自在として嵌合され
る。つまり、第2部材18は第1部材17に対して、突出子
41が第8図の実線で示す状態から仮想線で示す状態まで
の範囲において伸縮することができる。そして、リング
体40と六角筒体39との間には、コイルスプリングからな
る弾発部材43が外嵌され、六角筒体39が嵌合孔42に嵌合
された状態において、この弾発部材43にて第1部材1が
矢印A方向に弾発付勢されている。つまり、弾発部材43
は、一端部43aが周溝部37内に収納され、他端部43bがリ
ング体40に並設された小リング体44に外嵌されている。
従って、通常は、突出子41が第8図の実線で示すよう
に、貫通孔35の他端縁部35bに位置し、シャフト1は最
伸状態にあり、第1部材17が矢印Bの如く押圧された場
合、突出子41が第8図の仮想線で示すように、貫通孔35
の一端縁部35aに位置するまで該第1部材17はスライド
する。
従って、この場合、連結機構19は、弾発部材43、リン
グ体34,40、突出子41及び長手方向貫通孔35等をもって
構成されるものであり、このシャフト1をベッド2に取
付ける場合、第1部材17を弾発部材43の弾発力に抗して
矢印Bの如く押圧して、縮状態として、対向する回転子
9,9間に介在させ、その後、矢印B方向の押圧を解除す
れば、第1部材17は第2部材18に対して矢印A方向に伸
び、このシャフト1は伸びた状態となって、嵌合部21,2
5は、対応する被嵌合部28,28に嵌合される。なお、第8
図に於て、矢印B方向へ第1部材17を最も押込んだ状態
で、六角筒体39が廻り止め嵌合部21から突出しないよう
に突出子41の位置と貫通孔35の長さを設定する。また、
廻り止め嵌合部25は、プレス加工にて形成されている
が、勿論、本体杆38と別部材とし、溶接等にて本体杆38
に固着するようにするも自由であり、六角筒体39として
も実施例では、本体杆38と別部材としているが、本体杆
38の端部をプレク加工して形成するも好ましい。
グ体34,40、突出子41及び長手方向貫通孔35等をもって
構成されるものであり、このシャフト1をベッド2に取
付ける場合、第1部材17を弾発部材43の弾発力に抗して
矢印Bの如く押圧して、縮状態として、対向する回転子
9,9間に介在させ、その後、矢印B方向の押圧を解除す
れば、第1部材17は第2部材18に対して矢印A方向に伸
び、このシャフト1は伸びた状態となって、嵌合部21,2
5は、対応する被嵌合部28,28に嵌合される。なお、第8
図に於て、矢印B方向へ第1部材17を最も押込んだ状態
で、六角筒体39が廻り止め嵌合部21から突出しないよう
に突出子41の位置と貫通孔35の長さを設定する。また、
廻り止め嵌合部25は、プレス加工にて形成されている
が、勿論、本体杆38と別部材とし、溶接等にて本体杆38
に固着するようにするも自由であり、六角筒体39として
も実施例では、本体杆38と別部材としているが、本体杆
38の端部をプレク加工して形成するも好ましい。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず本考案の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、廻
り止め嵌合部21,25としては、三角筒体、四角筒体、五
角筒体、さらには、六角以上の多角筒体、長円乃至楕円
状筒体とするも自由であり、筒体としないも自由であ
る。弾発部材16は実施例では一つのガススプリングから
構成しているが、2本又はそれ以上のガススプリングを
直列に連結するも好ましい。また、第1図に示すシャフ
ト1において、連結機構19は、シャフト中央部に設けら
れているが、勿論、どちらか一方の廻り止め嵌合部近傍
に設けるも自由であり、連結機構19を構成する四角筒状
部26及び四角筒体22も、この形状に限る必要はなく、嵌
合部21,25と同様、六角等とするも自由であり、さら
に、騒音防止材27としては、第1部材17側に設けるも、
省略するも自由であり、第7図と第8図に示すシャフト
1に設けるようにするも自由である。また、実施例とは
逆に、廻り止め被嵌合部28を雄とし廻り止め嵌合部21,2
5を雌とするも自由である。
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、廻
り止め嵌合部21,25としては、三角筒体、四角筒体、五
角筒体、さらには、六角以上の多角筒体、長円乃至楕円
状筒体とするも自由であり、筒体としないも自由であ
る。弾発部材16は実施例では一つのガススプリングから
構成しているが、2本又はそれ以上のガススプリングを
直列に連結するも好ましい。また、第1図に示すシャフ
ト1において、連結機構19は、シャフト中央部に設けら
れているが、勿論、どちらか一方の廻り止め嵌合部近傍
に設けるも自由であり、連結機構19を構成する四角筒状
部26及び四角筒体22も、この形状に限る必要はなく、嵌
合部21,25と同様、六角等とするも自由であり、さら
に、騒音防止材27としては、第1部材17側に設けるも、
省略するも自由であり、第7図と第8図に示すシャフト
1に設けるようにするも自由である。また、実施例とは
逆に、廻り止め被嵌合部28を雄とし廻り止め嵌合部21,2
5を雌とするも自由である。
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
る効果を奏する。
各回転子8…を組立てた後、対向する回転子9,9を本
考案に係るシャフト1にて連結することができ、昇降ベ
ッド2の全体の組立てが極めて容易なものとなる。
考案に係るシャフト1にて連結することができ、昇降ベ
ッド2の全体の組立てが極めて容易なものとなる。
対向する回転子9,9は確実に同期することになり、昇
降ベッド2に使用される各回転子8…は確実に同期し、
ベッド本体6は水平状態を保持しつつ昇降する。
降ベッド2に使用される各回転子8…は確実に同期し、
ベッド本体6は水平状態を保持しつつ昇降する。
シャフト1が第1図に示すように、シャフト中央部に
て分割されるものでは、めっき、その他のシャフト加工
が容易となり取扱いやすくなる。けだし、加工する部材
が短寸となるからである。
て分割されるものでは、めっき、その他のシャフト加工
が容易となり取扱いやすくなる。けだし、加工する部材
が短寸となるからである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す拡大分解斜視図、第2
図は本考案に係るシャフトを使用した昇降ベッドの簡略
斜視図、第3図は同簡略側面図、第4図は同簡略平面
図、第5図は取付方法を示す拡大平面図、第6図は作用
説明図、第7図は他の実施例を示す拡大分解斜視図、第
8図は平面図である。 6……ベッド本体、9……回転子、14……可撓吊持材、
17……第1部材、18……第2部材、19……連結機構、2
1,25……廻り止め嵌合部、28……廻り止め被嵌合部。
図は本考案に係るシャフトを使用した昇降ベッドの簡略
斜視図、第3図は同簡略側面図、第4図は同簡略平面
図、第5図は取付方法を示す拡大平面図、第6図は作用
説明図、第7図は他の実施例を示す拡大分解斜視図、第
8図は平面図である。 6……ベッド本体、9……回転子、14……可撓吊持材、
17……第1部材、18……第2部材、19……連結機構、2
1,25……廻り止め嵌合部、28……廻り止め被嵌合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市岡 敏男 大阪府八尾市西弓削3丁目9番地 株式 会社コムラ製作所内 (72)考案者 相原 民哉 大阪府大阪市中央区南本町4丁目1番1 号 株式会社淀川製鋼所内 (56)参考文献 特開 昭61−135609(JP,A) 実開 昭62−136847(JP,U) 実開 平1−112756(JP,U) 実開 平2−96942(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数の回転子9…と、該回転子9…に噛合
してベッド本体6を吊持状に保持する複数の可撓吊持材
14…と、を備えた昇降ベッドに使用する同期シャフトで
あって、 対向する回転子9,9の一方の回転子9の廻り止め被嵌合
部28に該一方の回転子9に対して回転不能かつ嵌脱自在
に嵌合される廻り止め嵌合部21を有する第1部材17と、 上記対向する回転子9,9の他方の回転子9の廻り止め被
嵌合部28に該他方の回転子9に対して回転不能かつ嵌脱
自在に嵌合される廻り止め嵌合部25を有する第2部材18
と、 上記第1・第2部材17,18を、相互に回転不能かつ長手
方向伸縮自在として同一軸心上に連結する連結機構19
と、 を備えたことを特徴とする昇降ベッド用同期シャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230790U JP2521004Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 昇降ベッド用同期シャフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3230790U JP2521004Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 昇降ベッド用同期シャフト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03122756U JPH03122756U (ja) | 1991-12-13 |
JP2521004Y2 true JP2521004Y2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=31535254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3230790U Expired - Lifetime JP2521004Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 昇降ベッド用同期シャフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2521004Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104169764B (zh) * | 2010-03-16 | 2016-03-16 | Ofs菲特尔有限责任公司 | 用于多芯光纤电缆的单工连接器 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP3230790U patent/JP2521004Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03122756U (ja) | 1991-12-13 |
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