JP2520788B2 - 等速ボ―ルジョイントのインナとボ―ルケ―ジの組立体へのボ―ル組付装置 - Google Patents
等速ボ―ルジョイントのインナとボ―ルケ―ジの組立体へのボ―ル組付装置Info
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- JP2520788B2 JP2520788B2 JP2326469A JP32646990A JP2520788B2 JP 2520788 B2 JP2520788 B2 JP 2520788B2 JP 2326469 A JP2326469 A JP 2326469A JP 32646990 A JP32646990 A JP 32646990A JP 2520788 B2 JP2520788 B2 JP 2520788B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/12—Mounting or assembling
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、等速ボールジョイントのアウタにインナと
ボールケージの組立体を内嵌する工程の前工程におい
て、該組立体にボールを組付けるために使用される等速
ボールジョイントのインナとボールケージの組立体への
ボール組付装置に関する。
ボールケージの組立体を内嵌する工程の前工程におい
て、該組立体にボールを組付けるために使用される等速
ボールジョイントのインナとボールケージの組立体への
ボール組付装置に関する。
（従来の技術） 従来、等速ボールジョイントの組立は、特開昭62−37
519号公報や特開平１−210234号公報に見られるよう
に、先ず複数のトラック溝を有するインナを複数のボー
ル窓を有するボールケージに内嵌し、この組立体にボー
ルケージの所定の１個のボール窓においてボールを組付
けて、インナをその所定のトラック溝への該ボールの係
合でボールケージに対し位相決めし、かくて組立てられ
たインナとボールケージの組立体を、アウタの何れかの
トラック溝にボールを係合させてアウタに内嵌させ、そ
の後アウタ内でボールケージを傾動させて残りのボール
窓に順にボールを挿入することで行っている。
519号公報や特開平１−210234号公報に見られるよう
に、先ず複数のトラック溝を有するインナを複数のボー
ル窓を有するボールケージに内嵌し、この組立体にボー
ルケージの所定の１個のボール窓においてボールを組付
けて、インナをその所定のトラック溝への該ボールの係
合でボールケージに対し位相決めし、かくて組立てられ
たインナとボールケージの組立体を、アウタの何れかの
トラック溝にボールを係合させてアウタに内嵌させ、そ
の後アウタ内でボールケージを傾動させて残りのボール
窓に順にボールを挿入することで行っている。
（発明が解決しようとする課題） 上記のものでは、インナをボールケージに内嵌させて
成る組立体に最初のボールを組付ける際、組立体を保持
手段によりボールケージが所定の位相になるように保持
し、この状態で所定のボール窓にボール挿入手段によっ
てボールを挿入するようにしているが、ボールケージ内
のインナは自由回動状態に放置されるため、インナのト
ラック溝がボール窓からずれて、ボールをスムーズに挿
入できなくなることがある。
成る組立体に最初のボールを組付ける際、組立体を保持
手段によりボールケージが所定の位相になるように保持
し、この状態で所定のボール窓にボール挿入手段によっ
てボールを挿入するようにしているが、ボールケージ内
のインナは自由回動状態に放置されるため、インナのト
ラック溝がボール窓からずれて、ボールをスムーズに挿
入できなくなることがある。
本発明は、以上の点に鑑み、インナをそのトラック溝
がボール窓に合致するようにボールケージに対し位相整
合させて、組立体にスムーズにミス無くボールを組付け
られるようにした装置を提供することをその目的として
いる。
がボール窓に合致するようにボールケージに対し位相整
合させて、組立体にスムーズにミス無くボールを組付け
られるようにした装置を提供することをその目的として
いる。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成すべく、本発明は、インナとボールケ
ージの組立体を所定の姿勢で搬送する搬送手段と、該搬
送手段の終端部において組立体を受取る保持手段と、該
保持手段に保持される組立体の前記所定のボール窓に対
向するように設けたボール挿入手段とを備え、前記搬送
手段に、組立体を前記保持手段に対して押出す押出手段
を設けると共に、該保持手段に、該押出手段による組立
体の押出方向先方に位置するボールケージのボール窓を
通してインナのトラック溝に係合して、インナを各トラ
ック溝が各ボール窓に合致するように位相決めする位相
整合手段を設けたことを特徴とする。
ージの組立体を所定の姿勢で搬送する搬送手段と、該搬
送手段の終端部において組立体を受取る保持手段と、該
保持手段に保持される組立体の前記所定のボール窓に対
向するように設けたボール挿入手段とを備え、前記搬送
手段に、組立体を前記保持手段に対して押出す押出手段
を設けると共に、該保持手段に、該押出手段による組立
体の押出方向先方に位置するボールケージのボール窓を
通してインナのトラック溝に係合して、インナを各トラ
ック溝が各ボール窓に合致するように位相決めする位相
整合手段を設けたことを特徴とする。
（作 用） インナとボールケージの組立体は搬送手段から押出手
段によって保持手段に押出され、この際保持手段に設け
た位相整合手段がボールケージの押出方向先方のボール
窓を通してインナのトラック溝に強制的に係合され、こ
の係合反力によりトラック溝がボール窓に合致するよう
にインナの位相が矯正される。
段によって保持手段に押出され、この際保持手段に設け
た位相整合手段がボールケージの押出方向先方のボール
窓を通してインナのトラック溝に強制的に係合され、こ
の係合反力によりトラック溝がボール窓に合致するよう
にインナの位相が矯正される。
そして、保持手段に組立体が保持されている間、イン
ナとボールケージとは位相整合手段により互いに整合し
た位相に拘束され、この状態でボール挿入手段により所
定のボール窓にボールを挿入する。これによれば、ボー
ルは該ボール窓に合致するインナのトラック溝にスムー
ズに係合する。
ナとボールケージとは位相整合手段により互いに整合し
た位相に拘束され、この状態でボール挿入手段により所
定のボール窓にボールを挿入する。これによれば、ボー
ルは該ボール窓に合致するインナのトラック溝にスムー
ズに係合する。
（実施例） 第１図及び第２図は等速ボールジョイントの組立装置
の全体構成を示し、基台（１）上に、前後方向（図面で
左右方向）に長手の１対の搬送レール（２）（２）と、
前後複数のクランプ片（３）を取付けた１対のトランス
ファバー（４）（４）とを配置し、後方のコンベア
（５）から搬送レール（２）（２）上に投入されるアウ
タＡを、トランスファバー（４）（４）の作動により始
端の第１ステーション（61）から終端の第10ステーショ
ン（610）に向けて１ステーション宛間歇送りし、第３
図に示す如く、第２ステーション（62）において、イン
ナＢをボールケージＣに内嵌すると共にボールケージＣ
の１個のボール窓C1にボールＤを挿入して成るインナと
ボールケージの組立体Ｗを移載装置（７）により起立姿
勢でアウタＡに挿入し、第３ステーション（63）におい
て、組立体を傾倒装置（８）によりボールＤがアウタＡ
のトラック溝に係合するように傾倒させてアウタＡに内
嵌させると共に、組立体をプッシャ（９）により上方か
ら押圧して水平姿勢とした後、ボールＤを挿入したボー
ル窓が横方向を向くようにアウタＡを90゜回転させ、次
に第４ステーション（64）において、インナＢとボール
ケージＣとを傾動装置（10）により横方向に傾動させ
て、予めボールＤを挿入したボール窓と対称位置のボー
ル窓C1にボール挿入位置（11）によってボールＤを挿入
し、次いで第５ステーション（65）において、ボールを
挿入済みの２個のボール窓が前方と後方を向くようにア
ウタＡを90゜回転させた後、第６ステーション（66）と
第７ステーション（67）とにおいて、インナＢとボール
ケージＣを傾動装置（12）により夫々横方向一側と横方
向他側とに傾動させて、各１対のボール挿入装置（13）
（13）により隣接する各２個のボール窓C1,C1にボール
D,Dを挿入し、次いで第８ステーション（68）において
ボール検出装置（14）により６個のボール窓に全てボー
ルが挿入されているか否かの欠品検出と、第９ステーシ
ョン（69）においてインナを傾動しつつ回転させる検査
装置（15）により等速ボールジョイントの作動検査とを
行い、第10ステーション（610）において振分け装置（1
6）により良品と不良品とに振分けて払出レール（17）
に払出すようにした。
の全体構成を示し、基台（１）上に、前後方向（図面で
左右方向）に長手の１対の搬送レール（２）（２）と、
前後複数のクランプ片（３）を取付けた１対のトランス
ファバー（４）（４）とを配置し、後方のコンベア
（５）から搬送レール（２）（２）上に投入されるアウ
タＡを、トランスファバー（４）（４）の作動により始
端の第１ステーション（61）から終端の第10ステーショ
ン（610）に向けて１ステーション宛間歇送りし、第３
図に示す如く、第２ステーション（62）において、イン
ナＢをボールケージＣに内嵌すると共にボールケージＣ
の１個のボール窓C1にボールＤを挿入して成るインナと
ボールケージの組立体Ｗを移載装置（７）により起立姿
勢でアウタＡに挿入し、第３ステーション（63）におい
て、組立体を傾倒装置（８）によりボールＤがアウタＡ
のトラック溝に係合するように傾倒させてアウタＡに内
嵌させると共に、組立体をプッシャ（９）により上方か
ら押圧して水平姿勢とした後、ボールＤを挿入したボー
ル窓が横方向を向くようにアウタＡを90゜回転させ、次
に第４ステーション（64）において、インナＢとボール
ケージＣとを傾動装置（10）により横方向に傾動させ
て、予めボールＤを挿入したボール窓と対称位置のボー
ル窓C1にボール挿入位置（11）によってボールＤを挿入
し、次いで第５ステーション（65）において、ボールを
挿入済みの２個のボール窓が前方と後方を向くようにア
ウタＡを90゜回転させた後、第６ステーション（66）と
第７ステーション（67）とにおいて、インナＢとボール
ケージＣを傾動装置（12）により夫々横方向一側と横方
向他側とに傾動させて、各１対のボール挿入装置（13）
（13）により隣接する各２個のボール窓C1,C1にボール
D,Dを挿入し、次いで第８ステーション（68）において
ボール検出装置（14）により６個のボール窓に全てボー
ルが挿入されているか否かの欠品検出と、第９ステーシ
ョン（69）においてインナを傾動しつつ回転させる検査
装置（15）により等速ボールジョイントの作動検査とを
行い、第10ステーション（610）において振分け装置（1
6）により良品と不良品とに振分けて払出レール（17）
に払出すようにした。
図中（18）は、第２ステーション（62）の斜め側方に
設けたシュータを示し、インナＢをボールケージＣに内
嵌して成るインナとボールケージの組立体Ｗをシュータ
（18）を介して供給し、シュータ（18）の終端部におい
て、組立体ＷにボールケージＣの所定の１個のボール窓
C1においてボールＤを組付け、その後組立体Ｗを上記の
如く移載装置（７）により第２ステーション（62）に搬
送してアウタＡに挿入するようにした。
設けたシュータを示し、インナＢをボールケージＣに内
嵌して成るインナとボールケージの組立体Ｗをシュータ
（18）を介して供給し、シュータ（18）の終端部におい
て、組立体ＷにボールケージＣの所定の１個のボール窓
C1においてボールＤを組付け、その後組立体Ｗを上記の
如く移載装置（７）により第２ステーション（62）に搬
送してアウタＡに挿入するようにした。
シュータ（18）は、第４図乃至第６図に示す如く、組
立体Ｗを寝かせた状態で滑動させる底部レール（19）
と、組立体ＷをボールケージＣの外周面の対称位置に形
成した面取り部C2,C2において両側から挾む１対のサイ
ドレール（20）（20）とを備えて、ボールケージＣを所
定の位相に保持したまま組立体Ｗを搬送し得るように構
成されており、更にシュータ（18）の終端部の少許手前
に、シリンダ（21a）によりリンク（21b）を介して揺動
される切出片（21）を設け、該切出片（21）をストッパ
（21c）で規制される第５図実線示の停止位置から仮想
線で示す切出位置に揺動する度に組立体Ｗがシュータ
（18）の終端部に１個宛切出されるようにし、切出され
た組立体Ｗをシュータ（18）の終端部に設けた押出手段
（22）によりシュータ（18）から押出すようにした。
立体Ｗを寝かせた状態で滑動させる底部レール（19）
と、組立体ＷをボールケージＣの外周面の対称位置に形
成した面取り部C2,C2において両側から挾む１対のサイ
ドレール（20）（20）とを備えて、ボールケージＣを所
定の位相に保持したまま組立体Ｗを搬送し得るように構
成されており、更にシュータ（18）の終端部の少許手前
に、シリンダ（21a）によりリンク（21b）を介して揺動
される切出片（21）を設け、該切出片（21）をストッパ
（21c）で規制される第５図実線示の停止位置から仮想
線で示す切出位置に揺動する度に組立体Ｗがシュータ
（18）の終端部に１個宛切出されるようにし、切出され
た組立体Ｗをシュータ（18）の終端部に設けた押出手段
（22）によりシュータ（18）から押出すようにした。
該押出手段（22）は、シュータ（18）の終端部下面
に、シリンダ（23a）によりガイドバー（23b）（23c）
に案内されて進退されるように設けた可動枠（23）と、
該可動枠（23）に、シリンダ（24a）により底部レール
（19）に形成した長孔（19a）を通して該レール（19）
上に出没されるように設けた押出片（24）と、シュータ
（18）の側部に枢軸（25a）を中心にしてシュータ（1
8）内に突出する内方の制止位置と外方の逃げ位置とに
揺動自在に枢支されるストッパ片（25）とで構成され、
該ストッパ片（25）に、可動枠（23）の側端部に取付け
たローラ（25a）に係合するカム溝（25b）を形成し、可
動枠（23）の後退位置ではストッパ片（25）が制止位置
に揺動されて、前記切出片（21）で切出された組立体Ｗ
が該ストッパ片（25）により押出片（24）の先方の所定
の待機位置に制止されるようにし、押出片（24）を底部
レール（19）上に突出させた状態で可動枠（23）を前進
させたとき、ストッパ片（25）が逃げ位置に揺動される
と共に押出片（24）が組立体Ｗに後方から当接して、組
立体Ｗがシュータ（18）から押出されるようにした。
に、シリンダ（23a）によりガイドバー（23b）（23c）
に案内されて進退されるように設けた可動枠（23）と、
該可動枠（23）に、シリンダ（24a）により底部レール
（19）に形成した長孔（19a）を通して該レール（19）
上に出没されるように設けた押出片（24）と、シュータ
（18）の側部に枢軸（25a）を中心にしてシュータ（1
8）内に突出する内方の制止位置と外方の逃げ位置とに
揺動自在に枢支されるストッパ片（25）とで構成され、
該ストッパ片（25）に、可動枠（23）の側端部に取付け
たローラ（25a）に係合するカム溝（25b）を形成し、可
動枠（23）の後退位置ではストッパ片（25）が制止位置
に揺動されて、前記切出片（21）で切出された組立体Ｗ
が該ストッパ片（25）により押出片（24）の先方の所定
の待機位置に制止されるようにし、押出片（24）を底部
レール（19）上に突出させた状態で可動枠（23）を前進
させたとき、ストッパ片（25）が逃げ位置に揺動される
と共に押出片（24）が組立体Ｗに後方から当接して、組
立体Ｗがシュータ（18）から押出されるようにした。
シュータ（18）は、その終端において基台（１）上に
立設した両側の支柱（26）（26）間に枢軸（27）（27）
を中心にして傾動自在に支持され、シュータ（18）の中
間部下面に垂設した前記シリンダ（23a）の取付ブラケ
ット（18a）と基台（１）との間に伸縮調整自在な支持
ロッド（18b）を張設して、該ロッド（18b）の伸縮調整
によりシュータ（18）の傾斜角を調整し得るようにし
た。
立設した両側の支柱（26）（26）間に枢軸（27）（27）
を中心にして傾動自在に支持され、シュータ（18）の中
間部下面に垂設した前記シリンダ（23a）の取付ブラケ
ット（18a）と基台（１）との間に伸縮調整自在な支持
ロッド（18b）を張設して、該ロッド（18b）の伸縮調整
によりシュータ（18）の傾斜角を調整し得るようにし
た。
シュータ（18）の終端部先方には、シュータ（18）か
ら押出された組立体Ｗを保持する保持手段（28）が設け
られており、これを詳述するに、該保持手段（28）は、
第４図及び第５図に示す如く、前記枢軸（27）（27）に
枢支されるコ字状の揺動枠（29）に、組立体Ｗを収納す
るポケット部（30）と、揺動枠（29）の外面に取付けた
シリンダ（31a）により連結片（31b）とガイドバー（31
c）（31c）とを介して開閉されて、ポケット部（30）内
に組立体Ｗをその軸線方向から挾持するクランプ片（3
1）とを設けてなるもので、該揺動枠（29）を基台
（１）との間に設けたシリンダ（29a）により枢軸（2
7）を中心にして揺動させて、ポケット部（30）をシュ
ータ（18）の終端に正対する受取り位置と、シュータ
（18）から離間したボール挿入位置とに移動自在とし
た。
ら押出された組立体Ｗを保持する保持手段（28）が設け
られており、これを詳述するに、該保持手段（28）は、
第４図及び第５図に示す如く、前記枢軸（27）（27）に
枢支されるコ字状の揺動枠（29）に、組立体Ｗを収納す
るポケット部（30）と、揺動枠（29）の外面に取付けた
シリンダ（31a）により連結片（31b）とガイドバー（31
c）（31c）とを介して開閉されて、ポケット部（30）内
に組立体Ｗをその軸線方向から挾持するクランプ片（3
1）とを設けてなるもので、該揺動枠（29）を基台
（１）との間に設けたシリンダ（29a）により枢軸（2
7）を中心にして揺動させて、ポケット部（30）をシュ
ータ（18）の終端に正対する受取り位置と、シュータ
（18）から離間したボール挿入位置とに移動自在とし
た。
ポケット部（30）には、第７図に示す如く、その底部
に位相整合手段としての１対の係合片（32）（32）が取
付けられており、ポケット部（30）を受取り位置に移動
して、前記押出手段（22）によりシュータ（18）から組
立体Ｗを押出したとき、組立体Ｗがポケット部（30）に
押込まれると共に、該両係合片（32）が押出方向先方に
位置するボールケージＣの１対のボール窓C1,C1を通し
てインナＢの１対のトラック溝B1,B1に強制的に係合
し、この係合反力により各トラック溝B1が各ボール窓C1
に合致するようにインナＢがボールケージＣに対し位相
整合されるようにした。ポケット部（30）は、シュータ
（18）のサイドレール（20）（20）と同様に、ボールケ
ージＣをその周面両側の面取り部C2,C2を挾んで位相決
めするように形成されており、インナＢをそのトラック
溝B1がボール窓C1に略々合致するようにボールケージＣ
に内嵌させておけば、上記係合片（32）（32）によりイ
ンナＢを位相決めして、インナＢとボールケージＣを互
に整合する位相に保持できる。
に位相整合手段としての１対の係合片（32）（32）が取
付けられており、ポケット部（30）を受取り位置に移動
して、前記押出手段（22）によりシュータ（18）から組
立体Ｗを押出したとき、組立体Ｗがポケット部（30）に
押込まれると共に、該両係合片（32）が押出方向先方に
位置するボールケージＣの１対のボール窓C1,C1を通し
てインナＢの１対のトラック溝B1,B1に強制的に係合
し、この係合反力により各トラック溝B1が各ボール窓C1
に合致するようにインナＢがボールケージＣに対し位相
整合されるようにした。ポケット部（30）は、シュータ
（18）のサイドレール（20）（20）と同様に、ボールケ
ージＣをその周面両側の面取り部C2,C2を挾んで位相決
めするように形成されており、インナＢをそのトラック
溝B1がボール窓C1に略々合致するようにボールケージＣ
に内嵌させておけば、上記係合片（32）（32）によりイ
ンナＢを位相決めして、インナＢとボールケージＣを互
に整合する位相に保持できる。
上記の如く、組立体Ｗをポケット部（30）に押込んだ
後、クランプ片（31）を閉じて組立体Ｗをポケット部
（30）に挾持するが、該クランプ片（31）にはワーク検
出用の近接スイッチ（31d）が取付けられており、クラ
ンプ片（31）を閉じたとき、該スイッチ（31d）からの
信号で組立体Ｗがポケット部（30）に正常に収納されて
いるか否かを判別し、正常であればポケット部（30）を
ボール挿入位置に移動し、ボール挿入手段（33）により
ボールケージＣの所定の１個のボール窓C1にボールＤを
挿入する。
後、クランプ片（31）を閉じて組立体Ｗをポケット部
（30）に挾持するが、該クランプ片（31）にはワーク検
出用の近接スイッチ（31d）が取付けられており、クラ
ンプ片（31）を閉じたとき、該スイッチ（31d）からの
信号で組立体Ｗがポケット部（30）に正常に収納されて
いるか否かを判別し、正常であればポケット部（30）を
ボール挿入位置に移動し、ボール挿入手段（33）により
ボールケージＣの所定の１個のボール窓C1にボールＤを
挿入する。
該ボール挿入手段（33）は、第４図及び第７図に示す
如く、保持手段（28）の側部に立設した基台（１）上の
支持枠（34）に搭載したシリンダ（35）により、ボール
挿入位置に存するポケット部（30）に保持されるボール
ケージＣの斜め上向きのボール窓C1の中心線Ｘに沿って
進退される挿入ヘッド（36）とプッシュロッド（37）と
を備えると共に、支持枠（34）に取付けたボール供給手
段（38）を備えるもので、これを詳述するに、シリンダ
（35）内にプッシュロッド（37）とその外周のスリーブ
（39）とを挿入して、両者（37）（39）をシリンダ（3
5）内のピストン（35a）と一体に進退自在とし、更にプ
ッシュロッド（37）にばね（40a）で先方に付勢される
筒軸（40）を外挿して、該筒軸（40）の下端にワンタッ
チジョイント（40b）を介して挿入ヘッド（36）を着脱
自在に取付け、シリンダ（35）の往動によれば、プッシ
ュロッド（37）と共に挿入ヘッド（36）が前記中心線Ｘ
に沿って斜め下方に前進し、挿入ヘッド（36）がボール
ケージＣのボール窓C1の開口縁部に当接した後、プッシ
ュロッド（37）が挿入ヘッド（36）に対しばね（40a）
を圧縮しつつ前進して、挿入ヘッド（36）内に爪片（36
a）によって保持されるボールＤがプッシュロッド（3
7）により挿入ヘッド（36）から押出されてボール窓C1
に挿入されるようにした。
如く、保持手段（28）の側部に立設した基台（１）上の
支持枠（34）に搭載したシリンダ（35）により、ボール
挿入位置に存するポケット部（30）に保持されるボール
ケージＣの斜め上向きのボール窓C1の中心線Ｘに沿って
進退される挿入ヘッド（36）とプッシュロッド（37）と
を備えると共に、支持枠（34）に取付けたボール供給手
段（38）を備えるもので、これを詳述するに、シリンダ
（35）内にプッシュロッド（37）とその外周のスリーブ
（39）とを挿入して、両者（37）（39）をシリンダ（3
5）内のピストン（35a）と一体に進退自在とし、更にプ
ッシュロッド（37）にばね（40a）で先方に付勢される
筒軸（40）を外挿して、該筒軸（40）の下端にワンタッ
チジョイント（40b）を介して挿入ヘッド（36）を着脱
自在に取付け、シリンダ（35）の往動によれば、プッシ
ュロッド（37）と共に挿入ヘッド（36）が前記中心線Ｘ
に沿って斜め下方に前進し、挿入ヘッド（36）がボール
ケージＣのボール窓C1の開口縁部に当接した後、プッシ
ュロッド（37）が挿入ヘッド（36）に対しばね（40a）
を圧縮しつつ前進して、挿入ヘッド（36）内に爪片（36
a）によって保持されるボールＤがプッシュロッド（3
7）により挿入ヘッド（36）から押出されてボール窓C1
に挿入されるようにした。
前記ボール供給手段（38）は、上面の投入口（41a）
と、下面の排出口（41b）と、ばね（41c）で先方に付勢
される切出し片（41d）とを備える切出しユニット（4
1）と、排出口（41b）から落下するボールＤを挿入ヘッ
ド（36）に供給するシュータ（42）とで構成され、前記
スリーブ（39）の先端に前記シリンダ（35）の外側を尾
方にのびるロッド（39a）を取付けて、該ロッド（39a）
の尾端部に前記切出し片（41d）に係合する係合片（39
b）を連結し、前記シリンダ（35）の往動時に切出し片
（41d）が斜め下方に前進して、投入口（41a）にチュー
ブ等を介して供給されるボールＤの１個が切出し片（41
d）に形成したボール穴（41e）に挿入され、シリンダ
（35）の復動時に係合片（39b）を介して切出し片（41
d）が斜め上方に押し戻されて、ボール穴（41e）内のボ
ールＤが排出口（41b）を介してシュータ（42）に落下
し、復動位置に存する挿入ヘッド（36）に該シュータ
（42）を介してボールＤが供給されるようにした。図中
（431）（432）は前記ロッド（39a）に取付けたドッグ
（43a）と協働して挿入ヘッド（36）の進退を検出する
近接スイッチを示す。
と、下面の排出口（41b）と、ばね（41c）で先方に付勢
される切出し片（41d）とを備える切出しユニット（4
1）と、排出口（41b）から落下するボールＤを挿入ヘッ
ド（36）に供給するシュータ（42）とで構成され、前記
スリーブ（39）の先端に前記シリンダ（35）の外側を尾
方にのびるロッド（39a）を取付けて、該ロッド（39a）
の尾端部に前記切出し片（41d）に係合する係合片（39
b）を連結し、前記シリンダ（35）の往動時に切出し片
（41d）が斜め下方に前進して、投入口（41a）にチュー
ブ等を介して供給されるボールＤの１個が切出し片（41
d）に形成したボール穴（41e）に挿入され、シリンダ
（35）の復動時に係合片（39b）を介して切出し片（41
d）が斜め上方に押し戻されて、ボール穴（41e）内のボ
ールＤが排出口（41b）を介してシュータ（42）に落下
し、復動位置に存する挿入ヘッド（36）に該シュータ
（42）を介してボールＤが供給されるようにした。図中
（431）（432）は前記ロッド（39a）に取付けたドッグ
（43a）と協働して挿入ヘッド（36）の進退を検出する
近接スイッチを示す。
以上の如く、ボール挿入手段（32）によってボール窓
C1にボールＤを挿入する際、インナＢとボールケージＣ
は保持手段（28）のポケット部（30）に係合片（32）
（32）により位相整合した状態に係止されて保持され、
かくてボールＤはボール窓C1に合致するトラック溝B1に
スムーズに係合する。
C1にボールＤを挿入する際、インナＢとボールケージＣ
は保持手段（28）のポケット部（30）に係合片（32）
（32）により位相整合した状態に係止されて保持され、
かくてボールＤはボール窓C1に合致するトラック溝B1に
スムーズに係合する。
ボール挿入後、組立体Ｗは移載装置（７）によりポケ
ット部（30）から抜き取られて第２ステーション（62）
に搬送される。
ット部（30）から抜き取られて第２ステーション（62）
に搬送される。
（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、搬
送手段から押出手段によってインナとボールケージの組
立体を保持手段に押出す際、保持手段に設けた位相整合
手段によりインナがボールケージに対し位相整合されて
この状態に係止され、インナの位相ずれが防止されて、
ボールをボールケージの所定のボール窓にインナのトラ
ック溝に係合する深さまでスムーズに挿入でき、ボール
の組付ミスを生じない信頼性の高い装置を得られ、而も
その構成は押出手段と位相整合手段とを付加するだけで
足り、装置を構造簡単にして安価に得られる効果を有す
る。
送手段から押出手段によってインナとボールケージの組
立体を保持手段に押出す際、保持手段に設けた位相整合
手段によりインナがボールケージに対し位相整合されて
この状態に係止され、インナの位相ずれが防止されて、
ボールをボールケージの所定のボール窓にインナのトラ
ック溝に係合する深さまでスムーズに挿入でき、ボール
の組付ミスを生じない信頼性の高い装置を得られ、而も
その構成は押出手段と位相整合手段とを付加するだけで
足り、装置を構造簡単にして安価に得られる効果を有す
る。
第１図は本発明装置を具備する等速ボールジョイント組
立装置の１例の平面図、第２図はその側面図、第３図は
その組立工程を示す図、第４図は要部の拡大平面図、第
５図乃至第７図は夫々第４図のＶ−Ｖ線乃至VII−VII線
截断面図である。 Ａ……アウタ、Ｂ……インナ B1……トラック溝、Ｃ……ボールケージ C1……ボール窓、Ｄ……ボール （18）……シュータ（搬送手段） （22）……押出手段、（28）……保持手段 （32）……係合片（位相整合手段） （33）……ボール挿入手段
立装置の１例の平面図、第２図はその側面図、第３図は
その組立工程を示す図、第４図は要部の拡大平面図、第
５図乃至第７図は夫々第４図のＶ−Ｖ線乃至VII−VII線
截断面図である。 Ａ……アウタ、Ｂ……インナ B1……トラック溝、Ｃ……ボールケージ C1……ボール窓、Ｄ……ボール （18）……シュータ（搬送手段） （22）……押出手段、（28）……保持手段 （32）……係合片（位相整合手段） （33）……ボール挿入手段
Claims (1)
- 【請求項１】複数のトラック溝を有するインナを複数の
ボール窓を有するボールケージに内嵌して成る等速ボー
ルジョイントのインナとボールケージの組立体を等速ボ
ールジョイントのアウタに内嵌する工程の前工程で、該
組立体にボールケージの所定のボール窓においてボール
を組付ける装置であって、インナとボールケージの組立
体を所定の姿勢で搬送する搬送手段と、該搬送手段の終
端部において組立体を受取る保持手段と、該保持手段に
保持される組立体の前記所定のボール窓に対向するよう
に設けたボール挿入手段とを備え、前記搬送手段に、組
立体を前記保持手段に対して押出す押出手段を設けると
共に、該保持手段に、該押出手段による組立体の押出方
向先方に位置するボールケージのボール窓を通してイン
ナのトラック溝に係合して、インナを各トラック溝が各
ボール窓に合致するように位相決めする位相整合手段を
設けたことを特徴とする等速ボールジョイントのインナ
とボールケージの組立体へのボール組付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326469A JP2520788B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 等速ボ―ルジョイントのインナとボ―ルケ―ジの組立体へのボ―ル組付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2326469A JP2520788B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 等速ボ―ルジョイントのインナとボ―ルケ―ジの組立体へのボ―ル組付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04193437A JPH04193437A (ja) | 1992-07-13 |
| JP2520788B2 true JP2520788B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=18188161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2326469A Expired - Fee Related JP2520788B2 (ja) | 1990-11-28 | 1990-11-28 | 等速ボ―ルジョイントのインナとボ―ルケ―ジの組立体へのボ―ル組付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2520788B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5890433A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-30 | Honda Motor Co Ltd | 等速接手用内側回転体の揺動装置 |
-
1990
- 1990-11-28 JP JP2326469A patent/JP2520788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04193437A (ja) | 1992-07-13 |
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