JP2520474Y2 - トルクリミッタ - Google Patents
トルクリミッタInfo
- Publication number
- JP2520474Y2 JP2520474Y2 JP1989136136U JP13613689U JP2520474Y2 JP 2520474 Y2 JP2520474 Y2 JP 2520474Y2 JP 1989136136 U JP1989136136 U JP 1989136136U JP 13613689 U JP13613689 U JP 13613689U JP 2520474 Y2 JP2520474 Y2 JP 2520474Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral surface
- hub
- spring coil
- collar
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はトルクリミッタ、詳しくはOA機器、銀行窓口
装置、電算機周辺機械、その他一般産業機械の紙、テー
プ、リボン、シートの送り機構等に使用されるものであ
って、一定の負荷までは入力側から出力側にトルクを伝
達するが、それ以上の負荷ではトルクを伝達させないよ
うにするトルクリミッタに関する。
装置、電算機周辺機械、その他一般産業機械の紙、テー
プ、リボン、シートの送り機構等に使用されるものであ
って、一定の負荷までは入力側から出力側にトルクを伝
達するが、それ以上の負荷ではトルクを伝達させないよ
うにするトルクリミッタに関する。
[従来の技術] 従来一定の負荷以上になった場合にトルクの伝達を遮
断するためのトルクリミッタの一つとして、例えば第3
図(A)(B)に示されるように構成されたものがあ
る。
断するためのトルクリミッタの一つとして、例えば第3
図(A)(B)に示されるように構成されたものがあ
る。
第3図(A)(B)において、1は樹脂製のハブ/プ
ーリ、2はハブ/プーリ1のハブ部に組み付けられた金
属製のカラー、3はカバー、4はスプリングコイル、6
は樹脂製のハブアウトプット、5はハブアウトプット6
のハブ部に組み付けられた金属製のカラーであって、ス
プリングコイル4はハブ/プーリ1に組み付けられたカ
ラー2の外周面とハブアウトプット6に組み付けられた
カラー5の外周面とに沿うように双方に跨って取り付け
られ、トルクがコイル径が広げる方向に作用するように
なっている。
ーリ、2はハブ/プーリ1のハブ部に組み付けられた金
属製のカラー、3はカバー、4はスプリングコイル、6
は樹脂製のハブアウトプット、5はハブアウトプット6
のハブ部に組み付けられた金属製のカラーであって、ス
プリングコイル4はハブ/プーリ1に組み付けられたカ
ラー2の外周面とハブアウトプット6に組み付けられた
カラー5の外周面とに沿うように双方に跨って取り付け
られ、トルクがコイル径が広げる方向に作用するように
なっている。
ハブ/プーリ1からのトルクはスプリングコイル4と
ハブ/プーリ1側のカラー2及びハブアウトプット6側
のカラー5との間の摩擦によってハブアウトプット6に
伝達されるが、その際にトルクがスプリングコイル4の
コイル径を広げる方向に作用するように組み込まれてい
るため、トルクが大きくなるとスプリングコイル4とス
プリングコイル4の下のカラー2、5との間の摩擦では
伝達できなくスリップするようになる。
ハブ/プーリ1側のカラー2及びハブアウトプット6側
のカラー5との間の摩擦によってハブアウトプット6に
伝達されるが、その際にトルクがスプリングコイル4の
コイル径を広げる方向に作用するように組み込まれてい
るため、トルクが大きくなるとスプリングコイル4とス
プリングコイル4の下のカラー2、5との間の摩擦では
伝達できなくスリップするようになる。
即ちトルクの伝達に際して、ハブアウトプット6の負
荷が一定の大きさ以下であれば、スプリングコイル4が
広がる方向にトルクが作用してもスプリングコイル4が
広がらず、スプリングコイル4とハブ/プーリ1側のカ
ラー2及びハブアウトプット6側のカラー5との間にス
リップが生ぜずトルクが伝達されるが、ハブアウトプッ
ト6の負荷が一定の大きさを超えれば、スプリングコイ
ル4が広がる方向にトルクが作用してスプリングコイル
4が広がり、スプリングコイル4とハブ/プーリ1側の
カラー2及び又はハブアウトプット6側のカラー5との
間にスリップが生じてトルクが伝達されないようになっ
ているのである。
荷が一定の大きさ以下であれば、スプリングコイル4が
広がる方向にトルクが作用してもスプリングコイル4が
広がらず、スプリングコイル4とハブ/プーリ1側のカ
ラー2及びハブアウトプット6側のカラー5との間にス
リップが生ぜずトルクが伝達されるが、ハブアウトプッ
ト6の負荷が一定の大きさを超えれば、スプリングコイ
ル4が広がる方向にトルクが作用してスプリングコイル
4が広がり、スプリングコイル4とハブ/プーリ1側の
カラー2及び又はハブアウトプット6側のカラー5との
間にスリップが生じてトルクが伝達されないようになっ
ているのである。
スプリングコイル4の内径はハブ/プーリ1側のカラ
ー2及びハブアウトプット6側のカラー5の外径より小
さく、スプリングコイル4とカラー2及びカラー5との
嵌合は圧入嵌合となっており、この圧入代を変えること
によりスリップトルク値を変えることができる。
ー2及びハブアウトプット6側のカラー5の外径より小
さく、スプリングコイル4とカラー2及びカラー5との
嵌合は圧入嵌合となっており、この圧入代を変えること
によりスリップトルク値を変えることができる。
スプリングコイル4と嵌合するカラー2及びカラー5
はスプリングコイル4による摩耗を防止するため焼入れ
を施し、又スプリングコイル4の内周面及びそれと嵌合
するカラー2及びカラー5の外周面には摩擦係数の低い
グリースを塗布することによりスリップトルクのバラツ
キを小さくするようにしている。
はスプリングコイル4による摩耗を防止するため焼入れ
を施し、又スプリングコイル4の内周面及びそれと嵌合
するカラー2及びカラー5の外周面には摩擦係数の低い
グリースを塗布することによりスリップトルクのバラツ
キを小さくするようにしている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述のようにスプリングコイル4とカラー
2、5との間の摺動部にグリースを塗布した場合でも、
低回転域(100rpm以下)では、摺動時スリップが断続的
に起こる、いわゆるスティックスリップ現象が発生しス
プリングコイル4に振動が生じて音となり、異音が発生
する場合が度々あるという問題があった。
2、5との間の摺動部にグリースを塗布した場合でも、
低回転域(100rpm以下)では、摺動時スリップが断続的
に起こる、いわゆるスティックスリップ現象が発生しス
プリングコイル4に振動が生じて音となり、異音が発生
する場合が度々あるという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上述の問題を解決するために、スプリング
コイルの外周面とカバーの内周面との間に内周面に多数
のゴムの突起を有する一体形の環状の弾性ブシュを前記
スプリングコイルの外周面に圧接状態で組み込み、弾性
ブシュの内周面のゴムの突起をスプリングコイルの外周
面に常に押し付けていて、一定の負荷以上ではスリップ
させるようにして、スプリングコイルの振動を減衰させ
音の発生を防止することを可能にしたトルクリミッタを
提供しようとするものである。
コイルの外周面とカバーの内周面との間に内周面に多数
のゴムの突起を有する一体形の環状の弾性ブシュを前記
スプリングコイルの外周面に圧接状態で組み込み、弾性
ブシュの内周面のゴムの突起をスプリングコイルの外周
面に常に押し付けていて、一定の負荷以上ではスリップ
させるようにして、スプリングコイルの振動を減衰させ
音の発生を防止することを可能にしたトルクリミッタを
提供しようとするものである。
[実施例] 以下本考案によるトルクリミッタの実施例について第
1図(A)(B)及び第2図を参照して説明する。
1図(A)(B)及び第2図を参照して説明する。
第1図(A)はトルクリミッタの実施例を示し、第1
図(B)は第1図(A)に含まれる弾性ブシュを示し、
第2図は第1図(B)の弾性ブシュの変更例を示してお
り、それらの図面において第3図(A)と共通のものに
はそれぞれ同一の符号を付し、その説明は省略する。
図(B)は第1図(A)に含まれる弾性ブシュを示し、
第2図は第1図(B)の弾性ブシュの変更例を示してお
り、それらの図面において第3図(A)と共通のものに
はそれぞれ同一の符号を付し、その説明は省略する。
第1図(A)(B)において、7は新たに設けた環状
の弾性ブシュで、外環部とその内周部に設けられた多数
の山形の突起7aとが一体になったゴム製のものである。
の弾性ブシュで、外環部とその内周部に設けられた多数
の山形の突起7aとが一体になったゴム製のものである。
第2図において、8は第1図(B)の弾性ブシュの変
更例で、外環部は例えばポリアセタール樹脂の合成樹脂
からなり、内周部に小平板形のゴム製の突起8aが一体に
固着されている。
更例で、外環部は例えばポリアセタール樹脂の合成樹脂
からなり、内周部に小平板形のゴム製の突起8aが一体に
固着されている。
第1図(B)及び第2図に示された弾性ブシュ7、8
はいずれも、第1図(A)に示されるように、スプリン
グコイル4の外周面とカバー3の内周面との間に組み込
まれ、弾性ブシュ7、8の内周部のゴムの突起7a、8aが
スプリングコイル4の外周面を常に押し付けるようにな
っている。
はいずれも、第1図(A)に示されるように、スプリン
グコイル4の外周面とカバー3の内周面との間に組み込
まれ、弾性ブシュ7、8の内周部のゴムの突起7a、8aが
スプリングコイル4の外周面を常に押し付けるようにな
っている。
[考案の効果] 本考案によるトルクリミッタは、上述のように構成さ
れているので、スプリングコイルの振動を減衰させ音の
発生を防止することができるようになった。
れているので、スプリングコイルの振動を減衰させ音の
発生を防止することができるようになった。
第1図(A)は本考案によるトルクリミッタの実施例の
半断面側面図、 第1図(B)は第1図(A)に含まれる弾性ブシュの正
面図、 第2図(B)の弾性ブシュの変更例の正面図、 第3図(A)は従来のトルクリミッタの半断面側面図、 第3図(B)は第3図(A)の正面図である。 1……ハブ/プーリ 2……カラー 3……カバー 4……スプリングコイル 5……カラー 6……ハブアウトプット 7……弾性ブシュ 7a……突起 8……弾性ブシュ 8a……突起
半断面側面図、 第1図(B)は第1図(A)に含まれる弾性ブシュの正
面図、 第2図(B)の弾性ブシュの変更例の正面図、 第3図(A)は従来のトルクリミッタの半断面側面図、 第3図(B)は第3図(A)の正面図である。 1……ハブ/プーリ 2……カラー 3……カバー 4……スプリングコイル 5……カラー 6……ハブアウトプット 7……弾性ブシュ 7a……突起 8……弾性ブシュ 8a……突起
Claims (1)
- 【請求項1】入力側のハブ/プーリ、前記入力側のハブ
/プーリのハブ部に組み付けられたカラー、出力側のハ
ブアウトプット、前記出力側のハブアウトプットのハブ
部に組み付けられたカラー、スプリングコイル及びカバ
ーを含むトルクリミッタであって、前記スプリングコイ
ルは前記入力側のハブ/プーリに組み付けられたカラー
の外周面と前記出力側のハブアウトプットに組み付けら
れたカラーの外周面とに沿うように双方に跨って圧入状
態で取り付けられ、前記スプリングコイルの外周面と前
記カバーの内周面との間に内周面に多数のゴムの突起を
有する一体形の環状の弾性ブシュが前記スプリングコイ
ルの外周面に圧接状態で組み込まれ、前記弾性ブシュの
内周面のゴムの突起が前記スプリングコイルの外周面を
常に押し付けていて、一定の負荷以上ではスリップさせ
るようになっていることを特徴とするトルクリミッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989136136U JP2520474Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | トルクリミッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989136136U JP2520474Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | トルクリミッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0375318U JPH0375318U (ja) | 1991-07-29 |
JP2520474Y2 true JP2520474Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31683361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989136136U Expired - Lifetime JP2520474Y2 (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | トルクリミッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520474Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5912891A (ja) * | 1982-07-13 | 1984-01-23 | Brother Ind Ltd | タイプライタ−のリボンリフト機構 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP1989136136U patent/JP2520474Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0375318U (ja) | 1991-07-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |