JP2519494Y2 - コンパクトディスクの収納ケース - Google Patents
コンパクトディスクの収納ケースInfo
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- JP2519494Y2 JP2519494Y2 JP7960792U JP7960792U JP2519494Y2 JP 2519494 Y2 JP2519494 Y2 JP 2519494Y2 JP 7960792 U JP7960792 U JP 7960792U JP 7960792 U JP7960792 U JP 7960792U JP 2519494 Y2 JP2519494 Y2 JP 2519494Y2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、録音または録音と録
画をしたコンパクトディスク（以下ＣＤと略記する）の
収納ケースに関するものである。
画をしたコンパクトディスク（以下ＣＤと略記する）の
収納ケースに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、教育用，宣伝用などの録音または
録音と録画をしたＣＤの収納ケースとして、板状の外被
の中央部両側に、内面側への折り曲げ可能に取付部をそ
れぞれ連設し、一側の取付部内面にはケース本体を固定
し、他側の取付部内面にはケース蓋を固定し、ケース本
体にＣＤを取り外し可能に係合保持させ、一側の取付部
上に他側の取付部を折り曲げて、ケース蓋をケース本体
に係脱可能に係止させ、これらの内部にＣＤを収納する
ものがあった。そして、ケース本体およびケース蓋は、
両者とも硬質プラスチックの射出成形品によって形成し
ていた。
録音と録画をしたＣＤの収納ケースとして、板状の外被
の中央部両側に、内面側への折り曲げ可能に取付部をそ
れぞれ連設し、一側の取付部内面にはケース本体を固定
し、他側の取付部内面にはケース蓋を固定し、ケース本
体にＣＤを取り外し可能に係合保持させ、一側の取付部
上に他側の取付部を折り曲げて、ケース蓋をケース本体
に係脱可能に係止させ、これらの内部にＣＤを収納する
ものがあった。そして、ケース本体およびケース蓋は、
両者とも硬質プラスチックの射出成形品によって形成し
ていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前述した従来のＣＤの
収納ケースは、ケース本体およびケース蓋が硬質プラス
チックの射出成形品であって脆いため、収納ケースを誤
って落下させたり、他の硬い物体に衝突したりした場合
に、ケース本体やケース蓋が破損しやすく、また収納ケ
ース内にＣＤに収録された内容の説明文、その他の印刷
物冊子などの物品を収容することができないという問題
点があった。
収納ケースは、ケース本体およびケース蓋が硬質プラス
チックの射出成形品であって脆いため、収納ケースを誤
って落下させたり、他の硬い物体に衝突したりした場合
に、ケース本体やケース蓋が破損しやすく、また収納ケ
ース内にＣＤに収録された内容の説明文、その他の印刷
物冊子などの物品を収容することができないという問題
点があった。
【０００４】この考案は、前述した問題点を解決して、
ＣＤを収納保持するためのケース本体およびケース蓋が
破損しにくく、また収納ケース内に冊子などの物品を、
収納ケースをほとんど大型化することなく、しかも出し
入れ操作を面倒にすることなく収容できる、ＣＤの収納
ケースを提供することを目的とするものである。
ＣＤを収納保持するためのケース本体およびケース蓋が
破損しにくく、また収納ケース内に冊子などの物品を、
収納ケースをほとんど大型化することなく、しかも出し
入れ操作を面倒にすることなく収容できる、ＣＤの収納
ケースを提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の考案に係るＣ
Ｄの収納ケースは、左右方向に長い矩形状の外被の中央
部両側に、右側の取付部と左側の取付部とをそれぞれ外
被内面側への折り曲げ可能に連設し、コンパクトディス
クを着脱可能に収納保持するケース本体およびケース蓋
を硬質プラスチックシートの曲げ成形品によって形成
し、前記ケース本体およびケース蓋の一方を右側の取付
部内面に固定し、前記ケース本体およびケース蓋の他方
に形成した外周縁部を左側の取付部内面に支持させ、前
記外周縁部の左側縁部を左側の取付部の左側端部に内外
方向への折り曲げ可能に連結させ、ケース本体およびケ
ース蓋の他方と左側の取付部とによって囲んだ内部に物
品収容部を形成し、ケース蓋を、ケース本体に重ね合せ
ると共に、このケース本体に係脱可能に係止させたもの
である。
Ｄの収納ケースは、左右方向に長い矩形状の外被の中央
部両側に、右側の取付部と左側の取付部とをそれぞれ外
被内面側への折り曲げ可能に連設し、コンパクトディス
クを着脱可能に収納保持するケース本体およびケース蓋
を硬質プラスチックシートの曲げ成形品によって形成
し、前記ケース本体およびケース蓋の一方を右側の取付
部内面に固定し、前記ケース本体およびケース蓋の他方
に形成した外周縁部を左側の取付部内面に支持させ、前
記外周縁部の左側縁部を左側の取付部の左側端部に内外
方向への折り曲げ可能に連結させ、ケース本体およびケ
ース蓋の他方と左側の取付部とによって囲んだ内部に物
品収容部を形成し、ケース蓋を、ケース本体に重ね合せ
ると共に、このケース本体に係脱可能に係止させたもの
である。
【０００６】
【作用】請求項１の考案に係るＣＤの収納ケースは、ケ
ース本体にＣＤを保持して、ケース本体にケース蓋を重
ね合せて係止させ、これらの内部に前記ＣＤを収容した
状態では、ＣＤが硬質塩化ビニルシートなどの硬質プラ
スチックシートの曲げ成形品で形成してあるので、これ
らの成形品が、射出成形品よりも脆くない上に、ＣＤを
収容した部分の周囲に空間ができることで、収納ケース
を落下させたり、他の鋼製物体などの硬いものに衝突さ
せたりしても、ケース本体およびケース蓋が破損しにく
い。
ース本体にＣＤを保持して、ケース本体にケース蓋を重
ね合せて係止させ、これらの内部に前記ＣＤを収容した
状態では、ＣＤが硬質塩化ビニルシートなどの硬質プラ
スチックシートの曲げ成形品で形成してあるので、これ
らの成形品が、射出成形品よりも脆くない上に、ＣＤを
収容した部分の周囲に空間ができることで、収納ケース
を落下させたり、他の鋼製物体などの硬いものに衝突さ
せたりしても、ケース本体およびケース蓋が破損しにく
い。
【０００７】また、ケース本体およびケース蓋の他方の
外周部を外被の左側の取付部内面に支持させ、ケース本
体およびケース蓋の他方と外被の左側の取付部との間に
物品収容部を形成したので、この収容部内に冊子などの
物品を収容でき、物品収容部はケース本体またはケース
蓋に設けたＣＤの嵌合凹部の底を、この底外被の左側の
取付部内面との間に隙間を設けて、上げ底にするなどに
より、従来の収納ケースに比べて前記収容部によって冊
子などの収容スペースを容易に確保できる。
外周部を外被の左側の取付部内面に支持させ、ケース本
体およびケース蓋の他方と外被の左側の取付部との間に
物品収容部を形成したので、この収容部内に冊子などの
物品を収容でき、物品収容部はケース本体またはケース
蓋に設けたＣＤの嵌合凹部の底を、この底外被の左側の
取付部内面との間に隙間を設けて、上げ底にするなどに
より、従来の収納ケースに比べて前記収容部によって冊
子などの収容スペースを容易に確保できる。
【０００８】そして、ケース本体とケース蓋との係止を
外し、これらの他方を、左側の取付部外側に開くこと
で、物品収容部に対する冊子などの物品の出し入れが容
易にでき、ケース本体およびケース蓋の他方を開いた状
態から閉じて、左側の取付部内面に支持させる操作を行
えばよく、物品の出し入れ操作が簡易にできる。
外し、これらの他方を、左側の取付部外側に開くこと
で、物品収容部に対する冊子などの物品の出し入れが容
易にでき、ケース本体およびケース蓋の他方を開いた状
態から閉じて、左側の取付部内面に支持させる操作を行
えばよく、物品の出し入れ操作が簡易にできる。
【０００９】
【実施例】以下、この考案の一実施例につき、図１ない
し図４の各図を参照して説明する。図１，図２，図３お
よび図４において、１はＣＤの収納ケースであり、この
収納ケース１は左右方向に長い矩形板状の外被２を有し
ている。外被２は、収納ケース１の厚さとほぼ等しい幅
にした中央部３を有し、中央部３の両側には折り曲げ部
４を介して内面側へのみ折り曲げ可能に右側の取付部５
と左側の取付部６がそれぞれ連設されている。また、外
被２は、ボール紙などからなる芯材７を軟質塩化ビニル
シートなどの軟質プラスチックからなる外装シート８に
よって包むと共に、外装シート８の外面を透明な軟質プ
ラスチックからなる保護シート９で被覆し、保護シート
９の延長部９ａが左側の取付部６の左側縁を迂回し、左
側取付部６の左側部内面に沿わせてある。なお、芯材７
と外装シート８、外装シート８と保護シート９は、それ
ぞれ部分的に適宜の手段で固着してある。
し図４の各図を参照して説明する。図１，図２，図３お
よび図４において、１はＣＤの収納ケースであり、この
収納ケース１は左右方向に長い矩形板状の外被２を有し
ている。外被２は、収納ケース１の厚さとほぼ等しい幅
にした中央部３を有し、中央部３の両側には折り曲げ部
４を介して内面側へのみ折り曲げ可能に右側の取付部５
と左側の取付部６がそれぞれ連設されている。また、外
被２は、ボール紙などからなる芯材７を軟質塩化ビニル
シートなどの軟質プラスチックからなる外装シート８に
よって包むと共に、外装シート８の外面を透明な軟質プ
ラスチックからなる保護シート９で被覆し、保護シート
９の延長部９ａが左側の取付部６の左側縁を迂回し、左
側取付部６の左側部内面に沿わせてある。なお、芯材７
と外装シート８、外装シート８と保護シート９は、それ
ぞれ部分的に適宜の手段で固着してある。
【００１０】右側の取付部５内面にはケース本体１０を
固着し、左側の取付部６内面にはケース蓋１１の外周縁
１１ａを支持させ、左側の取付部６内面の左側縁部には
ケース蓋１１の外周縁部１１ａの突出端部１１ｃを内外
方向への折り曲げ可能に連結してある。ケース本体１０
およびケース蓋１１は、それぞれ硬質塩化ビニルシート
のバキューム成形品など、硬質プラスチックシートの曲
げ成形品によって形成してある。
固着し、左側の取付部６内面にはケース蓋１１の外周縁
１１ａを支持させ、左側の取付部６内面の左側縁部には
ケース蓋１１の外周縁部１１ａの突出端部１１ｃを内外
方向への折り曲げ可能に連結してある。ケース本体１０
およびケース蓋１１は、それぞれ硬質塩化ビニルシート
のバキューム成形品など、硬質プラスチックシートの曲
げ成形品によって形成してある。
【００１１】前記ケース本体１０は、外周部１０ａを右
側の取付部５内面に支持して固定し、外周部１０ａ上に
突出する第１突出部１０ｂの左半部を取付部５の左半部
より小さいこれと相似の外形とし、第１突出部１０ｂの
右半部を半円状の外形としてあり、第１突出部１０ｂの
ケース本体１０中心側に外径がほぼ円形の第２突出部１
０ｃを突出させ、第２突出部１０ｃには周方向の複数箇
所に切欠部１０ｄを設けてあり、切欠部１０ｄの１つを
取付部５の外側辺中央部と対向させてあり、第１，第２
突出部１０ｂ，１０ｃの内径を、ＣＤ１２の外径より若
干大きい円形にしてある。
側の取付部５内面に支持して固定し、外周部１０ａ上に
突出する第１突出部１０ｂの左半部を取付部５の左半部
より小さいこれと相似の外形とし、第１突出部１０ｂの
右半部を半円状の外形としてあり、第１突出部１０ｂの
ケース本体１０中心側に外径がほぼ円形の第２突出部１
０ｃを突出させ、第２突出部１０ｃには周方向の複数箇
所に切欠部１０ｄを設けてあり、切欠部１０ｄの１つを
取付部５の外側辺中央部と対向させてあり、第１，第２
突出部１０ｂ，１０ｃの内径を、ＣＤ１２の外径より若
干大きい円形にしてある。
【００１２】ケース本体１０の中心部には円形の支持突
起１０ｅを突出させ、支持突起１０ｅの中心部には平面
十字状の保持突起１０ｆが突出させてある。支持突起１
０ｅは第１突出部１０ｂと同じ高さ、保持突起１０ｆは
第２突出部１０ｃと同じ高さとし、保持突起１０ｆをＣ
Ｄ１２の中心孔１２ａが着脱可能に嵌合保持できる大き
さにしてある。
起１０ｅを突出させ、支持突起１０ｅの中心部には平面
十字状の保持突起１０ｆが突出させてある。支持突起１
０ｅは第１突出部１０ｂと同じ高さ、保持突起１０ｆは
第２突出部１０ｃと同じ高さとし、保持突起１０ｆをＣ
Ｄ１２の中心孔１２ａが着脱可能に嵌合保持できる大き
さにしてある。
【００１３】さらに、ケース本体１０の支持突起１０ｅ
と第１突出部１０ｂとの間の嵌合部１０ｇには、半径方
向に放射状の溝１０ｈと、放射方向に配設した小凹部１
０ｉとを、円周方向に等間隔で複数ずつ形成すること
で、補強してあり、溝１０ｈおよび小凹部１０ｉの底の
裏面を外周部１０ａ裏面と同じ高さに配置して、取付部
５内面に支持してある。
と第１突出部１０ｂとの間の嵌合部１０ｇには、半径方
向に放射状の溝１０ｈと、放射方向に配設した小凹部１
０ｉとを、円周方向に等間隔で複数ずつ形成すること
で、補強してあり、溝１０ｈおよび小凹部１０ｉの底の
裏面を外周部１０ａ裏面と同じ高さに配置して、取付部
５内面に支持してある。
【００１４】前記ケース蓋１１は、左側の取付部６内面
に重ね合せ、この内面に外周縁部１１ａを支持した状態
で、外周縁部１１ａの左側縁部にヒンジ部１１ｂを介し
て連らなる突出縁部１１ｃを、左側の取付部６内面の左
側縁部に前記保護シート９の延長部９ａを介して固着
し、外周縁部１１ａの内周縁から直角に周壁１１ｄを突
出させ、周壁１１ｄの突出端から直角に先端面部１１ｅ
を屈曲させてある。なお、周壁１１ｄは取付部６外周と
ほぼ相似形で、左側の取付部６より若干小さい平面形状
にしてある。
に重ね合せ、この内面に外周縁部１１ａを支持した状態
で、外周縁部１１ａの左側縁部にヒンジ部１１ｂを介し
て連らなる突出縁部１１ｃを、左側の取付部６内面の左
側縁部に前記保護シート９の延長部９ａを介して固着
し、外周縁部１１ａの内周縁から直角に周壁１１ｄを突
出させ、周壁１１ｄの突出端から直角に先端面部１１ｅ
を屈曲させてある。なお、周壁１１ｄは取付部６外周と
ほぼ相似形で、左側の取付部６より若干小さい平面形状
にしてある。
【００１５】ケース蓋１１の先端面部１１ｅには円形の
嵌合凹部１１ｆを形成してあり、嵌合凹部１１ｆはケー
ス本体１０に設けた第２突出部１０ｃの外周が嵌合する
径に形成してあり、嵌合凹部１１ｆの深さを周壁１１ｄ
の高さより小さい寸法とし、嵌合凹部１１ｆの底１１ｇ
は左側の取付部６内面との間に隙間を設けた上げ底にし
てあり、ケース蓋１１と左側の取付部６内面とによって
囲んだ内部に物品収容部１３を形成している。
嵌合凹部１１ｆを形成してあり、嵌合凹部１１ｆはケー
ス本体１０に設けた第２突出部１０ｃの外周が嵌合する
径に形成してあり、嵌合凹部１１ｆの深さを周壁１１ｄ
の高さより小さい寸法とし、嵌合凹部１１ｆの底１１ｇ
は左側の取付部６内面との間に隙間を設けた上げ底にし
てあり、ケース蓋１１と左側の取付部６内面とによって
囲んだ内部に物品収容部１３を形成している。
【００１６】前記保護シート９の延長部９ａは、左側の
取付部６内面の周縁部に逆コ字状に３辺部を固着して、
延長端縁を物品収容部１３の左側部に開口９ｂさせ、冊
子１４などの物品を着脱可能に保持するようにしてあ
る。ケース蓋１１の先端面部１１ｅの突出縁部１１ｃ側
隅部には係合突出部１１ｈをそれぞれ設け、これらの突
出部１１ｈ間には突出縁部１１ｃの中央部と対向する間
隔１１ｉが設けてあり、係合突出部１１ｈの内周円弧面
を嵌合凹部１１ｆと同心円弧状とし、ケース本体１０の
第１突出部１０ｂの右半部が嵌合する径にしてある。
取付部６内面の周縁部に逆コ字状に３辺部を固着して、
延長端縁を物品収容部１３の左側部に開口９ｂさせ、冊
子１４などの物品を着脱可能に保持するようにしてあ
る。ケース蓋１１の先端面部１１ｅの突出縁部１１ｃ側
隅部には係合突出部１１ｈをそれぞれ設け、これらの突
出部１１ｈ間には突出縁部１１ｃの中央部と対向する間
隔１１ｉが設けてあり、係合突出部１１ｈの内周円弧面
を嵌合凹部１１ｆと同心円弧状とし、ケース本体１０の
第１突出部１０ｂの右半部が嵌合する径にしてある。
【００１７】以上のように構成した一実施例の収納ケー
ス１は、図３，図４の鎖線に示すように、ケース蓋１１
をヒンジ部１１ｂによって外被２に設けた左側の取付部
６の左方に開き、この状態で、ＣＤ１２使用時の説明文
などが印刷された冊子１４を、保護シート９の延長部９
ａと左側の取付部６内面との間に、開口９ｂから差し込
んで取り出し可能に保持する。その後、ケース蓋１１を
ヒンジ部１１ｂによって右方に閉じ、図３，図４に示す
ように、ケース蓋１１の外周縁部１１ａを左側の取付部
６内面に支持して、この内面にケース蓋１１を重ね合せ
る。
ス１は、図３，図４の鎖線に示すように、ケース蓋１１
をヒンジ部１１ｂによって外被２に設けた左側の取付部
６の左方に開き、この状態で、ＣＤ１２使用時の説明文
などが印刷された冊子１４を、保護シート９の延長部９
ａと左側の取付部６内面との間に、開口９ｂから差し込
んで取り出し可能に保持する。その後、ケース蓋１１を
ヒンジ部１１ｂによって右方に閉じ、図３，図４に示す
ように、ケース蓋１１の外周縁部１１ａを左側の取付部
６内面に支持して、この内面にケース蓋１１を重ね合せ
る。
【００１８】また、ケース本体１０の保持突起１０ｆに
所要の録音または録音と録画をしたＣＤ１２の中心孔１
２ａを着脱可能に嵌合保持させ、ＣＤ１２の中心孔１２
ａに近い部分を支持突起１０ｅに支持させることで、Ｃ
Ｄ１２を位置決めして、嵌合部１０ｇに嵌合させる。
所要の録音または録音と録画をしたＣＤ１２の中心孔１
２ａを着脱可能に嵌合保持させ、ＣＤ１２の中心孔１２
ａに近い部分を支持突起１０ｅに支持させることで、Ｃ
Ｄ１２を位置決めして、嵌合部１０ｇに嵌合させる。
【００１９】次に、左側の取付部６とケース蓋１１とを
重ね合せた状態で、これらを一体的に外被２の中央部３
を起立させつつ右側に折り曲げ、ケース蓋１１をケース
本体１０に重ね合せて係止させ、ＣＤ１２を収納状態に
する。この収納状態では、ケース本体１０の第２突出部
１０ｃの外周にケース蓋１１の嵌合凹部１１ｆが隙間な
く嵌合し、第２突出部１０ｃの外周面と嵌合凹部１１ｆ
の内周面とが摩擦係合すると共に、ケース本体１０の第
１突出部１０ｂ外周面の一部とケース蓋１１の係合突出
部１１ｈ内周面とが摩擦係合することによって、ケース
蓋１１をケース本体１０に係止している。そして、前述
したケース蓋１１のケース本体１０への係止は、これら
が摩擦係合する面積が大きく、ＣＤ１２の円周方向に沿
う大部分が係合するので、ケース蓋１１をケース本体１
０に対しがたつくことなく確実に保持できる。
重ね合せた状態で、これらを一体的に外被２の中央部３
を起立させつつ右側に折り曲げ、ケース蓋１１をケース
本体１０に重ね合せて係止させ、ＣＤ１２を収納状態に
する。この収納状態では、ケース本体１０の第２突出部
１０ｃの外周にケース蓋１１の嵌合凹部１１ｆが隙間な
く嵌合し、第２突出部１０ｃの外周面と嵌合凹部１１ｆ
の内周面とが摩擦係合すると共に、ケース本体１０の第
１突出部１０ｂ外周面の一部とケース蓋１１の係合突出
部１１ｈ内周面とが摩擦係合することによって、ケース
蓋１１をケース本体１０に係止している。そして、前述
したケース蓋１１のケース本体１０への係止は、これら
が摩擦係合する面積が大きく、ＣＤ１２の円周方向に沿
う大部分が係合するので、ケース蓋１１をケース本体１
０に対しがたつくことなく確実に保持できる。
【００２０】また、ケース蓋１１の係合突出部１１ｈの
先端面がケース本体１０の外周部１０ａに当接すると共
に、ケース蓋１１の先端面部１１ｅがケース本体１０の
第１突出部１０ｂの先端面に当接することで、外被２が
逆コ字状となり、その右側，左側の取付部５，６および
これらに設けたケース本体１０、ケース蓋１１を互いに
平行な状態に確保できる。
先端面がケース本体１０の外周部１０ａに当接すると共
に、ケース蓋１１の先端面部１１ｅがケース本体１０の
第１突出部１０ｂの先端面に当接することで、外被２が
逆コ字状となり、その右側，左側の取付部５，６および
これらに設けたケース本体１０、ケース蓋１１を互いに
平行な状態に確保できる。
【００２１】前述したＣＤ１２の収納状態で、収納ケー
ス１を図１に示すように、正面が開口した厚紙などから
なる従来公知の外箱１５に挿入して収容する。ＣＤ１２
の使用時には、前述した操作と逆の手順で、外箱１５か
ら収納ケース１を抜き出し、外被２の取付部６とケース
蓋１１を一体に、右側の取付部５およびケース本体１０
に対して左側に開き、図３，図４に示す状態とし、この
状態でケース本体１０の保持突起１０ｆから中心孔１２
ａを外し、ＣＤ１２をケース本体１０から取り出して使
用する。また、冊子１４を取り出すには、ケース蓋１１
を開いて、保護シート９の延長部９ａと左側の取付部６
との間から抜き出す。
ス１を図１に示すように、正面が開口した厚紙などから
なる従来公知の外箱１５に挿入して収容する。ＣＤ１２
の使用時には、前述した操作と逆の手順で、外箱１５か
ら収納ケース１を抜き出し、外被２の取付部６とケース
蓋１１を一体に、右側の取付部５およびケース本体１０
に対して左側に開き、図３，図４に示す状態とし、この
状態でケース本体１０の保持突起１０ｆから中心孔１２
ａを外し、ＣＤ１２をケース本体１０から取り出して使
用する。また、冊子１４を取り出すには、ケース蓋１１
を開いて、保護シート９の延長部９ａと左側の取付部６
との間から抜き出す。
【００２２】この考案において、ケース本体を右側の取
付部に設け、ケース蓋を左側の取付部に設けて、前述し
た実施例と左，右反対にしてもよく、また物品収容部に
収容する物品は、第１，第２実施例の冊子、他のＣＤに
限られることなく適宜変更でき、物品を物品収容部内に
保持する手段も実施例の手段に限られることなく適宜変
更できる。そして、外被の両側の取付部内面に設けるケ
ース本体およびケース蓋の構成も、実施例に限られるこ
となく適宜変更できる。
付部に設け、ケース蓋を左側の取付部に設けて、前述し
た実施例と左，右反対にしてもよく、また物品収容部に
収容する物品は、第１，第２実施例の冊子、他のＣＤに
限られることなく適宜変更でき、物品を物品収容部内に
保持する手段も実施例の手段に限られることなく適宜変
更できる。そして、外被の両側の取付部内面に設けるケ
ース本体およびケース蓋の構成も、実施例に限られるこ
となく適宜変更できる。
【００２３】
【考案の効果】以上説明したように、請求項１の考案に
係るＣＤの収納ケースは、左右方向に長い矩形状の外被
の中央部両側に、右側の取付部と左側の取付部とをそれ
ぞれ外被内面側への折り曲げ可能に連設し、コンパクト
ディスクを着脱可能に収納保持するケース本体およびケ
ース蓋を硬質プラスチックシートの曲げ成形品によって
形成し、前記ケース本体およびケース蓋の一方を右側の
取付部内面に固定し、前記ケース本体およびケース蓋の
他方に形成した外周縁部を左側の取付部内面に支持さ
せ、前記外周縁部の左側縁部を左側の取付部の左側端部
に内外方向への折り曲げ可能に連結させ、ケース本体お
よびケース蓋の他方と左側の取付部とによって囲んだ内
部に物品収容部を形成し、ケース蓋を、ケース本体に重
ね合せると共に、このケース本体に係脱可能に係止させ
たので、次の効果が得られる。
係るＣＤの収納ケースは、左右方向に長い矩形状の外被
の中央部両側に、右側の取付部と左側の取付部とをそれ
ぞれ外被内面側への折り曲げ可能に連設し、コンパクト
ディスクを着脱可能に収納保持するケース本体およびケ
ース蓋を硬質プラスチックシートの曲げ成形品によって
形成し、前記ケース本体およびケース蓋の一方を右側の
取付部内面に固定し、前記ケース本体およびケース蓋の
他方に形成した外周縁部を左側の取付部内面に支持さ
せ、前記外周縁部の左側縁部を左側の取付部の左側端部
に内外方向への折り曲げ可能に連結させ、ケース本体お
よびケース蓋の他方と左側の取付部とによって囲んだ内
部に物品収容部を形成し、ケース蓋を、ケース本体に重
ね合せると共に、このケース本体に係脱可能に係止させ
たので、次の効果が得られる。
【００２４】すなわち、請求項１の考案に係るＣＤの収
納ケースは、ケース本体にＣＤを保持して、ケース本体
にケース蓋を重ね合せて係止させ、これらの内部に前記
ＣＤを収容した状態では、ＣＤが硬質塩化ビニルシート
などの硬質プラスチックシートの曲げ成形品で形成して
あるので、これらの成形品が、射出成形品よりも脆くな
い上に、ＣＤを収容した部分の周囲に空間ができること
で、収納ケースを落下させたり、他の鋼製物体などの硬
いものに衝突させたりしても、ケース本体およびケース
蓋が破損しにくい。
納ケースは、ケース本体にＣＤを保持して、ケース本体
にケース蓋を重ね合せて係止させ、これらの内部に前記
ＣＤを収容した状態では、ＣＤが硬質塩化ビニルシート
などの硬質プラスチックシートの曲げ成形品で形成して
あるので、これらの成形品が、射出成形品よりも脆くな
い上に、ＣＤを収容した部分の周囲に空間ができること
で、収納ケースを落下させたり、他の鋼製物体などの硬
いものに衝突させたりしても、ケース本体およびケース
蓋が破損しにくい。
【００２５】また、ケース本体およびケース蓋の他方の
外周部を外被の左側の取付部内面に支持させ、ケース本
体およびケース蓋の他方と外被の左側の取付部との間に
物品収容部を形成したので、この収容部内に冊子などの
物品を収容でき、物品収容部はケース本体またはケース
蓋に設けたＣＤの嵌合凹部の底を、この底と外被の左側
の取付部内面との間に隙間を設けて、上げ底にするなど
により、従来の収納ケースに比べて前記収容部によって
冊子などの収容スペースを容易に確保できる。
外周部を外被の左側の取付部内面に支持させ、ケース本
体およびケース蓋の他方と外被の左側の取付部との間に
物品収容部を形成したので、この収容部内に冊子などの
物品を収容でき、物品収容部はケース本体またはケース
蓋に設けたＣＤの嵌合凹部の底を、この底と外被の左側
の取付部内面との間に隙間を設けて、上げ底にするなど
により、従来の収納ケースに比べて前記収容部によって
冊子などの収容スペースを容易に確保できる。
【００２６】そして、ケース本体とケース蓋との係止を
外し、これらの他方を、左側の取付部外側に開くこと
で、物品収容部に対する冊子などの物品の出し入れが容
易にでき、ケース本体およびケース蓋の他方を開いた状
態から閉じて、左側の取付部内面に支持させる操作を行
えばよく、物品の出し入れ操作が簡易にできる。
外し、これらの他方を、左側の取付部外側に開くこと
で、物品収容部に対する冊子などの物品の出し入れが容
易にでき、ケース本体およびケース蓋の他方を開いた状
態から閉じて、左側の取付部内面に支持させる操作を行
えばよく、物品の出し入れ操作が簡易にできる。
【図１】この考案の一実施例によるＣＤの収納ケースを
示したケース蓋閉状態の斜視図
示したケース蓋閉状態の斜視図
【図２】図１のＡ−Ａ線断面図
【図３】図１のＣＤの収納ケースを示したケース蓋開状
態の平面図
態の平面図
【図４】図３の側面図
１ 収納ケース ２ 外被 ３ 中央部 ４ 折り曲げ部 ５ 取付部 ６ 取付部 ９ 保護シート ９ａ 延長部 １０ ケース本体 １０ａ 外周部 １０ｂ 第１突出部 １０ｃ 第２突出部 １０ｅ 支持突起 １０ｆ 保持突起 １０ｇ 嵌合部 １１ ケース蓋 １１ａ 外周縁部 １１ｂ ヒンジ部 １１ｄ 周壁 １１ｅ 先端面 １１ｆ 嵌合凹部 １１ｇ 底 １２ ＣＤ １３ 物品収容部 １４ 冊子 １５ 外箱 ２０ 内部ケース本体 ２１ 内部ケース蓋 ２２ 他のＣＤ
Claims (1)
- 【請求項１】 左右方向に長い矩形状の外被の中央部両
側に、右側の取付部と左側の取付部とをそれぞれ外被内
面側への折り曲げ可能に連設し、コンパクトディスクを
着脱可能に収納保持するケース本体およびケース蓋を硬
質プラスチックシートの曲げ成形品によって形成し、前
記ケース本体およびケース蓋の一方を右側の取付部内面
に固定し、前記ケース本体およびケース蓋の他方に形成
した外周縁部を左側の取付部内面に支持させ、前記外周
縁部の左側縁部を左側の取付部の左側端部に内外方向へ
の折り曲げ可能に連結させ、ケース本体およびケース蓋
の他方と左側の取付部とによって囲んだ内部に物品収容
部を形成し、ケース蓋を、ケース本体に重ね合せて、こ
のケース本体に係脱可能に係止させたことを特徴とする
コンパクトディスクの収納ケース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7960792U JP2519494Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コンパクトディスクの収納ケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7960792U JP2519494Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コンパクトディスクの収納ケース |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0642774U JPH0642774U (ja) | 1994-06-07 |
| JP2519494Y2 true JP2519494Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=13694711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7960792U Expired - Fee Related JP2519494Y2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | コンパクトディスクの収納ケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2519494Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP7960792U patent/JP2519494Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642774U (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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