JP2519478B2 - 熱可塑性樹脂の発泡成形方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂の発泡成形方法

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JP2519478B2 JP62248119A JP24811987A JP2519478B2 JP 2519478 B2 JP2519478 B2 JP 2519478B2 JP 62248119 A JP62248119 A JP 62248119A JP 24811987 A JP24811987 A JP 24811987A JP 2519478 B2 JP2519478 B2 JP 2519478B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック発泡体などの熱可塑性合成樹
脂の発泡体を成形する際に、加熱蒸気調節操作によって
金型内で発泡成形品を製造する発泡成形方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
発泡成形品の製造には成形金型を用い発泡性熱可塑性
樹脂粒子(ビーズ)を予備発泡し、または予備発泡させ
ることなく成形金型内に充填して加熱成形したのち冷却
して離型後に乾燥することが一般的である。
この従来の発泡成形ではビーズを金型内に充填したの
ち蒸気加熱して発泡成形し、水道水などの低温の冷却水
をもって冷却後離型するスチームチェスト法が多用され
ている。
ところが、この方法でつくられる発泡成形装置におい
ては加熱蒸気室の容積が一定であるため室内の蒸気温度
は蒸気圧力に正比例するので蒸気温度を調節するため蒸
気圧力の調整を行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、蒸気圧力の調整が弁装置で行われると
調圧機構が一定に保たれるので常に一定の蒸気供給しか
できず原料ビーズのガス抜きを含め加熱成形サイクルタ
イムが10〜25秒前後かかり成形一サイクル毎に限界があ
って生産性をあげることができないばかりか不便な位置
関係で蒸気供給調整の操作がやっかいであるなど問題で
あった。
本発明は、これら従来の欠点を排除しようとするもの
でオス金型,メス金型を個別にスチーム圧の調圧が可能
でビーズのガス抜きを容易にし蒸気供給時間の短縮化を
大幅に向上させ成形作業を迅速にして生産効率を良好に
すると共に、調整作業もひんぱんに行う必要がなく自動
調整が可能で、設備的にも煩雑な制約がなく安価な構成
にでき安全で安定した発泡成形作業ができる方法を提供
することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、上述の目的を達成するため、発泡
性熱可塑性樹脂粒子をオス金型及びメス金型で形成され
る金型内において加熱して発泡融着させる方法におい
て、前記オス金型及びメス金型中のチャンバー部への蒸
気供給路に介在された開閉弁を調圧部により操作するよ
うにし、この調圧部を該開閉弁の操作流体供給路に介在
され、コンピュータの電圧指令によって行われる電空レ
ギュレータによってオス金型及びメス金型個別に調圧し
つつ供給される蒸気に脈動を与えて加熱蒸気を供給する
ようにしている。
なお、前記開閉弁の操作が、調圧エアで行われるもの
であって、ダイヤフラムの調圧部に減圧弁と開閉用電磁
弁から調整された弁開閉エアと金型に連絡された二次側
スチームと、電空レギュレータで調圧された調圧エアと
のエア圧のバランスの変動で行われるものであることが
好ましい。
また、前記蒸気供給工程が、前記開閉弁の弁開閉エア
の圧力を調節する電空レギュレータと減圧弁によって設
定して行われ得るものであることが望ましい。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図〜2図を参照して説明する
と、通気孔のあるインナープレートとチャンバー11,21
を持つアス金型1とメス金型2とを一対として成形型を
構成し、該金型は両金型1,2の間にキャビティ部が形成
されるように接離自在に対向させた枠体にそれぞれ取付
けられていて前記チャンバー部11,21への加熱蒸気源S
からの加熱蒸気を供給するための蒸気供給管3を接続し
て設け、該蒸気供給管3中にエア源Pに連絡する調圧部
4のある開閉弁5を介在配備してある。また該調圧部4
はダイヤフラムを用い前記オス金型1,メス金型2からの
二次側スチームが導入されるように配管6で連結すると
共に、エア源Pに接続され、レギュレータ24のある調圧
エアの配管7と、弁開閉エアの供給用として電磁弁9と
減圧弁10のある配管8とをそれぞれ備え、加熱蒸気供給
管3を全開から全閉の範囲に亘って調整するようにし、
この開閉弁5によって供給される蒸気に熟成時において
脈動を与えて前記チャンバー部11,21に供給するように
してある。この場合両金型チャンバー部の蒸気圧に対応
して空気圧装置から加圧空気を流出して行うのがよく、
いずれにしても開閉弁5の操作が、調圧エアで行われる
ものであって、ダイヤフラム13の調圧部4に減圧弁10と
開閉用電磁弁9から調整された弁開閉エアと、金型に連
絡された二次側スチームと、調圧エアとのエア圧のバラ
ンスの変動で行われるようにしてあるが、この脈動は熟
成時などの一時期においてのみに限られず始期と終期と
にわけたりまた連続して脈動を与えてもよい。
前記レギュレータ24は、前記オス金型1及びメス金型
2を個別にスチーム圧を調圧することができるように電
空レギュレータを用い、各配管7に配備し、コンピュー
タ25の電圧指令又は電流指令により自動調整し、遠隔操
作制御できるようにする。該レギュレータ24の調節で開
閉弁5による開閉制御で蒸気供給に脈動を与える。
第2図に示すように弁体は単動バネシリンダー11によ
るピストン12の開閉部を持ち、二次側スチーム圧力調節
用のダイヤフラム13を一体にしたストッパ弁兼二次側圧
力調整弁14を備えていて定圧力,定量のエアが弁開閉入
口81より入ると、このエア圧力により、ピストン12がバ
ネ15に抗して押し上げられ、開閉弁5が弁座20より離れ
一次側のスチームが蒸気供給管3を経て金型内に流入す
るものを用いる。そして金型内のスチーム圧が上昇する
と、スチーム圧が二次側スチーム圧入口61より、ダイヤ
フラム13に入り、この二次側スチーム圧が、調圧エア圧
力より低い場合は、開閉弁5は全開状態となっている
が、二次側のスチーム圧が、調圧エア圧力に近づくにつ
れて、二次側スチーム圧、調圧エア圧、弁開閉エア圧の
バランスがくずれ、弁開閉エアは、加圧空気流通路17に
ある調整弁14により排気孔16から外へ逃げる。この逃げ
るエアの量が多くなるにつれて開閉弁5を押し上げてい
た力が弱まり、バネ15の力により、ピストン12が下降し
て開閉弁5が下がり一次側のスチームの流れを制限し、
これにより金型のスチーム圧力は、調圧されるが、この
際、開閉弁5の開き度が大きく大量のスチーム(大熱
量)を入れるために金型1,2内の圧力とダイヤフラム13
の圧力とが同一圧力になるまでに時間差ができるため、
供給される蒸気が脈動しつつ金型1,2内に入れられてビ
ーズのガス抜きを容易とすると共に、蒸気の金型内への
圧送入を迅速に行うことができる。また金型1,2を加熱
する場合には開閉弁5はバネ15で常時閉となっている
が、開閉用電磁弁9を開いて操作し、発泡成形品によっ
てはスチーム圧を脈動させたくないときには配管8中の
減圧弁10によって弁開閉エアの圧力を低く設定して脈動
をさせないようにすることもできる。但し加熱時間は若
干長くなる。例えば脈動させる場合の設定圧3〜4kg/cm
2であるが脈動させない場合には、1.5〜2.3kg/cm2とな
る。さらに普通成形する際には、発泡倍率によって異な
るが50〜60倍の例ではスチーム圧約0.5〜0.8kg/cm2前後
でよく設定値に対して±0.15kg/cm2前後で脈動を与える
ようにするので有効である。しかも加熱時間は従来で
は、固定側(メス金型)15秒、移動側(オス金型)10秒
であったのが、固定側、5秒、移動側4秒となる短縮化
が可能となっている。
なお前記バネシリンダ11にある排気孔16は大気に開放
してあるが消音器或いは蒸気リサイクル機構など選んで
接続設けることもできる。
また前記金型1,2内の蒸気温度(蒸気圧力)が下降す
るとダイヤフラム13は調圧エアにより押し下げられダイ
ヤフラム13の支軸22によって加圧空気流通路17上にある
調整弁14を押圧し、加圧空気の大気中への流出を停止さ
せる。その結果ピストン12の下方の空気圧は上昇してピ
ストン12はバネ15に抗して上昇し、開閉弁5も開度が広
がり加熱蒸気源Sからより多量の蒸気は金型1,2のチャ
ンバ11,21に供給できるものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、前記オス金型及びメス
金型中のチャンバー部への蒸気供給路に介在された開閉
弁を調圧部により操作するようにし、この調圧部を該開
閉弁の操作流体供給路に介在され、コンピュータの電圧
指令によって行われる電空レギュレータによってオス金
型及びメス金型個別に調圧しつつ供給される蒸気に脈動
を与えて加熱蒸気を供給するようにしているので、加熱
蒸気の金型内への供給が短時間で円滑確実に行われ、し
かも、ビーズのガス抜き作用も容易にして融着成形サイ
クルを大幅に短縮化でき、生産性を著しく向上できるほ
か、加熱蒸気の温度、調節も容易で、保守、保安も簡便
であり、装置構成とする場合にも安価な簡略タイプのも
のとすることができるという効果がある。さらに、電空
レギュレータをコンピュータからの電圧指令に基づき動
作させて開閉弁の開閉を調整するので、遠隔操作なども
容易に可能になるという格別の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の系統説明図、第2図は開閉弁
の一実施例の縦断面図である。 S……蒸気源、P……エア源、1……オス金型、2……
メス金型、3……蒸気供給管、4……調圧部、5……開
閉弁、6……二次側スチーム配管、7……調圧エア配
管、8……弁開閉エア配管、24……レギュレータ、25…
…コンピュータ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡性熱可塑性樹脂粒子をオス金型及びメ
    ス金型で形成される金型内において加熱して発泡融着さ
    せる熱可塑性樹脂の発泡成形方法において、前記オス金
    型及びメス金型中のチャンバー部への蒸気供給路に介在
    された開閉弁を調圧部により操作するようにし、この調
    圧部を該開閉弁の操作流体供給路に介在され、コンピュ
    ータの電圧指令によって行われる電空レギュレータによ
    ってオス金型及びメス金型個別に調圧しつつ供給される
    蒸気に脈動を与えて加熱蒸気を供給することを特徴とす
    る熱可塑性樹脂の発泡成形方法。
  2. 【請求項2】前記開閉弁の操作が、調圧エアで行われる
    ものであって、ダイヤフラムの調圧部に減圧弁と開閉用
    電磁弁から調整された弁開閉エアと金型に連絡された二
    次側スチームと、電空レギュレータで調圧された調圧エ
    アとのエア圧のバランスの変動で行われるものである特
    許請求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂の発泡成形方
    法。
  3. 【請求項3】前記蒸気供給工程が、前記開閉弁の弁開閉
    エアの圧力を調節する電空レギュレータと減圧弁によっ
    て設定して行われ得るものである特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の熱可塑性樹脂の発泡成形方法。
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