JP2519164B2 - 配車要求情報システム - Google Patents

配車要求情報システム

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JP2519164B2
JP2519164B2 JP7235693A JP7235693A JP2519164B2 JP 2519164 B2 JP2519164 B2 JP 2519164B2 JP 7235693 A JP7235693 A JP 7235693A JP 7235693 A JP7235693 A JP 7235693A JP 2519164 B2 JP2519164 B2 JP 2519164B2
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芳隆 真下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はポケットベルと呼ばれ
る選択呼出受信機を用いて構築した簡易的な物流情報シ
ステムに関し、特に数字表示タイプのポケットベルを用
い、複数箇所に配車要求情報等の同一の物流情報を同報
送信するようにして、融通配車等を可能にした物流情報
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の箇所で物流情報を伝送交換
を行う物流情報システムとしては専用ネットワークを用
いて構築した専用ネットワークシステムが知られてい
る。この専用ネットワークシステムは、複数の物流管理
箇所にそれぞれコンピュータ端末を配置するとともに、
センタ装置を設け、これら複数のコンピュータ端末およ
びセンタ装置を専用ネットワークを介して接続して構成
されるもので、各コンピュータ端末は、専用ネットワー
クを介してセンタ装置と通信を行い、このセンタ装置に
必要な物流情報を蓄積し、各コンピュータ端末は、この
センタ装置に蓄積された物流情報を必要に応じて呼び出
したり、またセンタ装置は、各コンピュータ端末を呼び
出すことにより必要な物流情報を各コンピュータ端末に
送信したりするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の物流情報システムには以下に示すような問題点が
ある。
【0004】1)各物流管理箇所に少なくとも1台のコ
ンピュータ端末を配置する必要があるため、高価なコン
ピュータ端末が多数必要となり、またセンタ装置を必要
とするため、システム全体が非常に高価なものになる。
【0005】2)専用ネットワークを使用するため、シ
ステムの運用、保守、に多大な費用がかかる。
【0006】3)各コンピュータ端末毎に端末の操作を
熟知した専用のオペレータを必要とするため人件費がか
さむ。
【0007】4)端末主導型のパソコン通信ネットワー
クを利用する場合には、緊急性の要求されるトラック等
を配車する際、時間遅れが問題になり、緊急性を要する
ものについては対応できないという問題があった。
【0008】5)システムの拡大、縮小に簡単に対応で
きない。
【0009】そこで、この発明は、少ない設備費で構築
でき、しかも運用、操作が非常に簡単でかつ維持費も少
なくてすみ、緊急性を要するものについても簡単に対応
できる物流情報システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、ポケットベルと呼ばれる選択呼出受信
機を用いて物流情報システムを構築する。すなわち、こ
の発明は、同一の呼出番号が設定され、かつ複数桁の数
字情報の表示可能な複数の選択呼出受信機を複数の箇所
に分散配置し、上記同一の呼出番号を用いて上記複数の
選択呼出受信機を一斉呼出しするとともに、所定の物流
情報を上記複数桁の数字情報にコード化して上記複数の
選択呼出受信機に同報送信することを特徴とする。
【0011】また、この発明は、同一の呼出番号が設定
され、かつ複数桁の数字情報の表示可能な複数の選択呼
出受信機を複数の車両管理者に配置し、配車要求者が、
上記同一の呼出番号を用いて上記複数の選択呼出受信機
を一斉呼出しするとともに、配車要求情報を上記複数桁
の数字情報にコード化して上記複数の車両管理者に同報
送信し、上記複数の車両管理者のうちの上記配車要求情
報に応答する車両管理者は上記配車要求者との間で他の
情報通信手段を用いて配車条件の確認を行うことを特徴
とする。
【0012】
【作用】この発明では、同一の呼出番号が設定され、か
つ複数桁の数字情報の表示可能な複数の選択呼出受信機
を複数の箇所に分散配置する。そして、上記複数の箇所
に所定の物流情報を送信する場合は、上記同一の呼出番
号を用いて上記複数の選択呼出受信機を一斉呼出しする
とともに、上記所定の物流情報を上記複数桁の数字情報
にコード化して上記複数の選択呼出受信機に同報送信す
る。
【0013】また、同一の呼出番号が設定され、かつ複
数桁の数字情報の表示可能な複数の選択呼出受信機を複
数の車両管理者に配置する。そして、配車要求者は、上
記同一の呼出番号を用いて上記複数の選択呼出受信機を
一斉呼出しするとともに、配車要求情報を上記複数桁の
数字情報にコード化して上記複数の車両管理者に同報送
信する。その後、上記複数の車両管理者のうちの上記配
車要求情報に応答する車両管理者は上記配車要求者との
間で他の情報通信手段を用いて配車条件の確認を行う。
【0014】また、上記配車条件の確認により配車の商
談が成立すると、該商談の成立した車両管理者は、上記
同一の呼出番号を用いて上記複数の選択呼出受信機を一
斉呼出しするとともに、商談成立情報を上記複数桁の数
字情報にコード化して上記複数の車両管理者に同報送信
する。
【0015】また、上記配車要求情報の同報送信後、上
記配車要求情報を取り消す場合は、上記配車要求情報を
送信した配車要求者が、上記同一の呼出番号を用いて上
記複数の選択呼出受信機を一斉呼出しするとともに、配
車要求取消情報を上記複数桁の数字情報にコード化して
上記複数の車両管理者に同報送信する。
【0016】このような構成によると、同一の呼出番号
が設定され、かつ複数桁の数字情報の表示可能な複数の
選択呼出受信機を複数の箇所に分散配置するだけで、複
数箇所に同一の物流情報を同時性を持って同報送信する
物流情報システムの構築が可能になり、またシステム拡
大、縮小に際しては、選択呼出受信機の配置数を増加、
減少するだけでよいので、これに非常に簡単に対応でき
る。
【0017】
【実施例】以下、この発明に係わる物流情報システムの
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、この発明に係わる物流情報システ
ムの一実施例の全体構成を概念ブロック図で示したもの
である。図1において、この物流情報システムは、トラ
ックの配車システムに適用されるもので、このシステム
は、ポケットベル(以下ポケベルと略称する)のセンタ
であるポケベルセンタ10を中心にして構成される。こ
のシステムにおいては、このシステムのポケベル事務局
である事務局20と一般会員である複数の運送事業者等
(共同組合や荷主も含む)30−1、30−2、…30
−nを具備している。なお、以下の説明においては、複
数の運送事業者等30−1、30−2、…30−nはそ
れぞれA社、B社、…n社に対応している。
【0019】この実施例においては、事務局20にポケ
ベル21を配置し、複数の運送事業者等30−1、30
−2、…30−nにそれぞれポケベル31−1、31−
2、…31−nを配置する。
【0020】ここで、事務局20に配置されるポケベル
21および複数の運送事業者等30−1、30−1、…
30−nに配置されるポケベル31−1、31−2、…
31−nは、それぞれ2つの呼出番号を有し、各呼出番
号の呼び出しに応じてそれぞれ異なる呼出音を発生す
る、いわゆるデュアルコール機能を有するポケベルが用
いられている。そして、各ポケベル21、31−1、3
1−2、…31−nはその1つの呼出番号がポケベル2
1、31−1、31−2、…31−nで同一になるよう
に設定されている。また、このポケベル21、31−
1、31−2、…31−nは表示器を有する、いわゆる
ディスプレイタイプのポケベルで、それぞれプッシュタ
イプの電話機からプッシュボタンでその呼出番号を入力
してそのポケベルを呼び出し、その後、プッシュタイプ
の電話機からプッシュボタンでメッセージを入力するこ
とにより、このメッセージをポケベルの表示器に表示さ
せることができるようになっている。この実施例ではポ
ケベル21、31−1、31−2、…31−nとして、
12桁の数字(または記号)が表示可能な表示器を有す
るものが使用されている。
【0021】そして、この実施例のシステムでは、事務
局20のポケベル21および複数の運送事業者等30−
1、30−2、…30−nのポケベル31−1、31−
2、…31−nに対して、その12桁の数字(または記
号)の表示機能を用いてトラックの配車に関する情報を
同報送信し、複数の運送事業者等30−1、30−2、
…30−nは事務局20のポケベル21および複数の運
送事業者等30−1、30−2、…30−nのポケベル
31−1、31−1、…31−nの表示器から得た情報
に基づき複数の運送事業者等30−1、30−2、…3
0−n間の融通配車処理を実行する。なお、12桁の数
字(または記号)の表示機能を用いて同報送信される情
報の具体例およびこの情報に基づく融通配車処理の具体
例については後に詳述する。
【0022】ところで、この実施例においては、事務局
20は、ポケベル21の表示器に表示された12桁の数
字(または記号)を自動的に読取り、その読取り結果を
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)
22に自動入力する手段を有しており、このパソコン2
2に自動入力されたデータは、モデム23を介して一般
公衆回線を利用したパソコン通信ネットワーク40に自
動送信される。
【0023】ここで、パソコン通信ネットワーク40
は、電子掲示板システム(BBS)を有しており、この
電子掲示板システム(BBS)は、このネットワークに
加入しているCUG(クローズド・ユーザーズ・グルー
プ)会員であるエンドユーザ50から任意にアクセスで
きるように構成されている。
【0024】すなわち、この実施例においては、エンド
ユーザ50は、パソコン通信ネットワーク40の電子掲
示板システム(BBS)を利用して、事務局20がポケ
ベル21を介して受信したトラックの配車に関する情報
を随時確認することが可能である。
【0025】また、この実施例においては、複数の運送
事業者等30−1、30−2、…30−nは、それぞれ
パソコン32−1、32−2、…32−nおよび、この
パソコン32−1、32−2、…32−nに接続された
ファクシミリ(以下、ファックスと略称する)33−
1、33−2、…33−nを有しており、ポケベル31
−1、31−1、…31−nの表示器から得られた情報
をパソコン32−1、32−2、…32−nに手入力、
または自動読取装置を介して自動入力することにより、
情報の確認ができるように構成されており、また、この
入力された情報を基に、各運送事業者等30−1、30
−2、…30−n間における貸出、借用のデータをファ
ックス33−1、33−2、…33−nを用いてデータ
集計センタ60に送信するように構成されている。
【0026】データ集計センタ60は、各運送事業者等
30−1、30−2、…30−nから送られた各運送事
業者等30−1、30−2、…30−n間の貸出、借用
に関するデータを、例えば、月末に一括集計する。すな
わち、データ集計センタ60は、図に示すように、各社
の貸、借の金額を集計し、各社毎の貸、借の集計額を求
める。この集計額は貸出/借用集計表61としてこのデ
ータ集計センタ60でプリントアウトされる。また、こ
のデータ集計センタ60により集計されたデータは決済
センタ(ANSERセンタ)70に送られる。
【0027】ANSERセンタ70では、データ集計セ
ンタ60から送られたデータを基に各社、すなわち各運
送事業者等30−1、30−2、…30−n毎に決済額
を集計し、この決済結果、すなわち、各社の振込額の集
計値および振替額の集計値を各社の取引銀行にデータ送
信する。これにより、各社、すなわち各運送事業者等3
0−1、30−2、…30−n間の決済が行われること
になる。
【0028】例えば、図1の構成において、運送事業者
等30−1であるA社が自社で配車可能な配車量をオー
バーフローすると、A社から該A社に配設されたプッシ
ュタイプの電話機34−1を用いてポケベル21、31
−1、31−2、…31−nに共通な同一の呼出番号を
入力することにより、ポケベルセンタ10を介して一斉
呼出をかける。そして、所望の配車要求情報を複数の
桁、この実施例では12桁の数字にコード化して、例え
ば数字情報「123456789012」として、運送
事業者等30−1であるA社に配設されたプッシュタイ
プの電話機34−1から入力し、この入力したコード化
数字情報「123456789012」を複数のポケベ
ル21、31−1、31−2、…31−nに同報送信す
る。これにより、複数のポケベル21、31−1、31
−2、…31−nはそれぞれ同一のコード化数字情報
「123456789012」を同時受信することにな
り、このコード化数字情報「12345678901
2」は、複数のポケベル21、31−1、31−2、…
31−nの図示しない表示器に表示されることになる。
【0029】ここで、運送事業者等30−2、…30−
nであるB社、…n社は、それぞれポケベル31−2、
…31−nの図示しない表示器に表示されるコード化数
字情報「123456789012」を直接解析するこ
とにより、またはこのコード化数字情報「123456
789012」を手入力または自動読取入力によりパソ
コン32−2、…32−nに入力して解析してこのコー
ド化数字情報「123456789012」の示す配車
要求内容をパソコン32−2、…32−nの表示器に表
示することによりこの配車要求内容を知る。
【0030】その後、運送事業者等30−2、…30−
nであるB社、…n社は、この配車要求を受けることが
できるかを検討し、受けることができる場合は、運送事
業者等30−2、…30−nであるB社、…n社にそれ
ぞれ配設された図示しない電話機またはファックスを用
いてこの配車要求の発信元である運送事業者等30−1
(A社)に連絡をとり、双方でその内容の確認およびそ
の配車要求に関する商談の詳細をつめる。
【0031】ここで、商談が成立すると、この商談が成
立した運送事業者等(配車要求の発信元である運送事業
者等30−1、あるいはその配車要求に応ずる運送事業
者等)は、自社に配設された図示しないプッシュタイプ
の電話機を用いてポケベル21、31−1、31−2、
…31−nに共通な同一の呼出番号を入力することによ
り、ポケベルセンタ10を介して一斉呼出をかけ、この
商談が成立したことを示す商談成立情報を12桁の数字
情報にコード化して、このコード化数字情報はプッシュ
タイプの電話機を用いてポケベル21、31−1、31
−2、…31−nに対して同報送信する。
【0032】この同報送信された商談成立情報に対応す
るこのコード化数字情報は、複数のポケベル21、31
−1、31−2、…31−nで同時受信され、このコー
ド化数字情報は、複数のポケベル21、31−1、31
−2、…31−nの図示しない表示器にそれぞれ表示さ
れることになる。
【0033】これにより、運送事業者等30−1、30
−2、…30−nであるA社、B社、…n社は、運送事
業者等30−1(A社)から発信された配車要求情報に
対する商談が成立したことを知ることができる。
【0034】また、運送事業者等30−1(A社)が、
ポケベル21、31−1、31−2、…31−nに対し
て、コード化数字情報を用いて、所定の配車要求情報を
送信した後、都合によりこの配車要求情報を取り消す場
合は、A社に配設されたプッシュタイプの電話機34−
1を用いてポケベル21、31−1、31−2、…31
−nに共通な同一の呼出番号を入力することにより、ポ
ケベルセンタ10を介して一斉呼出をかけ、ポケベル2
1、31−1、31−2、…31−nに対して配車要求
取消情報を同報送信することによりこの旨を知らせる。
この場合も、運送事業者等30−1(A社)はこの配車
要求取消情報を12桁の数字情報にコード化し、このコ
ード化した数字情報をA社に配設されたプッシュタイプ
の電話機34−1から入力することに行われる。
【0035】なお、上記構成の場合、配車要求情報また
は配車要求取消情報の発信元である運送事業者等30−
1(A社)も、自社のポケベル31−1でこの配車要求
情報または配車要求取消情報に対応するコード化数字情
報を受信表示することになるが、配車要求情報または配
車要求取消情報の発信元である運送事業者等30−1
(A社)はこの自社のポケベル31−1で受信表示され
るコード化数字情報から自社から送信した配車要求情報
または配車要求取消情報の確認を行うことができる。
【0036】また、商談成立情報の発信元である運送事
業者等も、自社のポケベルでこの商談成立情報に対応す
るコード化数字情報を受信表示することになるが、商談
成立情報の発信元である運送事業者等はこの自社のポケ
ベルで受信表示されるコード化数字情報から自社から送
信した商談成立情報の確認を行うことができる。
【0037】ところで、上述したような、運送事業者等
30−1、30−2、…30−n間の融通配車処理によ
り、運送事業者等30−1、30−2、…30−n間で
配車に関する費用に関して貸出または借用の関係が発生
することがあるが、この貸出または借用のデータは、各
運送事業者等30−1、30−2、…30−nから各々
のファックス33−1、33−2、…33−nを介して
データ集計センタ60に送られ、ここで集計される。そ
して、ANSERセンタ70の処理により各運送事業者
等30−1、30−2、…30−n間の貸出または借用
の決済が行われることになる。
【0038】また、この構成において、運送事業者等3
0−1(A社)から発信された配車要求情報、または配
車要求取消情報に対応するコード化数字情報、および商
談が成立した運送事業者等から発信された商談成立情報
に対応するコード化数字情報は、事務局20に配置され
たポケベル21によっても受信表示される。事務局20
は、この事務局20のポケベル21で受信表示されたコ
ード化数字情報を自動読取入力によりパソコン22に入
力し、モデム23を介して一般公衆回線を利用したパソ
コン通信ネットワーク40に自動送信する。これによ
り、エンドユーザ50は、このパソコン通信ネットワー
ク40の電子掲示板システム(BBS)を利用して、こ
のシステムの配車に関する情報を随時確認することが可
能になる。
【0039】次に、図2から図9を参照して、この実施
例でポケベルを用いて同報送信される各種コード化数字
情報の具体例について説明する。
【0040】上述したように、この実施例では、ポケベ
ルの有する12桁の数字(または記号)の送信機能を利
用して配車要求情報、配車要求取消情報、商談成立情報
等を12桁の数字情報にコード化して送信する。
【0041】図2は、この実施例で採用される配車要求
情報に含まれるデータ項目を表にして示したものであ
る。図2において、属性(桁数)の欄において「X」は
「数字」または「特殊文字」を使用することを示し、
「9」は「数字」を使用することを示し、カッコ内の数
字は、この項目のデータとして用いられる「桁数」を示
す。
【0042】すなわち、図2において、項目番号「0
1」で示される項目「何時」は「車両を必要としている
時」を示すもので、このデータは「数字」または「特殊
文字」を使用し、その桁数は1桁を使用する。
【0043】また、項目番号「02」で示される項目
「車種と積載容量」は「必要な車両の種類と積載容量及
び装備」を示すもので、このデータは「数字」を使用
し、その桁数は1桁を使用する。
【0044】また、項目番号「03」で示される項目
「荷物」は「運送する荷の種類」を示すもので、このデ
ータは「数字」を使用し、その桁数は1桁を使用する。
【0045】また、項目番号「04」で示される項目
「発地コード」は「荷を積み込む場所」を示すもので、
このデータは「数字」を使用し、その桁数は3桁を使用
する。なお、この実施例では、「発地コード」として荷
を積み込む場所に対応する郵便番号の頭の3桁を使用す
る。
【0046】また、項目番号「05」で示される項目
「着地コード」は「荷を降ろす場所」を示すもので、こ
のデータは「数字」を使用し、その桁数は3桁を使用す
る。なお、この実施例では、「着地コード」としては荷
を降ろす場所に対応する郵便番号の頭の3桁を使用す
る。
【0047】また、項目番号「06」で示される項目
「企業コード」は「運送を発注し、運賃を支払う企業」
を示すもので、このデータは「数字」または「特殊文
字」を使用し、その桁数は3桁を使用する。
【0048】図3は、この実施例で採用される商談成立
情報、配車要求取消情報に含まれるデータ項目を表にし
て示したものである。図3においても、属性(桁数)の
欄において「X」は「数字」または「特殊文字」を使用
することを示し、「9」は「数字」を使用することを示
し、カッコ内の数字は、この項目のデータとして用いら
れる「桁数」を示す。
【0049】すなわち、図3において、項目番号「0
7」で示される項目「成約・キャンセル連絡」は「依
頼、すなわち配車要求の成約又はキャンセルのため受付
締切を会員全員に連絡する」ことを示すもので、このデ
ータは「数字」または「特殊文字」を使用し、その桁数
は1桁を使用する。
【0050】また、項目番号「08」で示される項目
「発注企業コード」は「傭車依頼、すなわち配車要求を
した企業」を示すもので、このデータは「数字」を使用
し、その桁数は3桁を使用する。
【0051】また、項目番号「09」で示される項目
「受注企業コード」は「傭車依頼、すなわち配車要求に
応じ、成約した企業又は、キャンセルの連絡」を示すも
ので、このデータは「数字」を使用し、その桁数は3桁
を使用する。
【0052】また、項目番号「10」で示される項目
「発注番号」は「傭車依頼、すなわち配車要求をしてい
る企業の出した傭車依頼、すなわち配車要求が複数の場
合その順位番号」を示すもので、このデータは「数字」
を使用し、その桁数は1桁を使用する。
【0053】図4は、図2に示した配車要求情報に含ま
れる各データ項目にそれぞれ対応する具体的メッセージ
の詳細内容を、ポケベルの表示する12桁の数字(また
は記号)との関係をもとに示したものである。
【0054】すなわち、図4において、図2に示した項
目番号「01」の項目「何時」はポケベルの表示する1
2桁の内の1桁目を用いて表わされ、ここでは、「0」
から「9」までの「数字」と「−」の「特殊文字」から
なる「コード番号」を用いて、次に示すメッセージを表
わす。
【0055】 0)今すぐ 1)午前中 2)今日中 3)明早朝(午前6時以前) 4)明朝 5)明日 6)明後日 7)近日中 8)その他(常用など) 9)SOS(災害出動、故障など) −)成約・キャンセル また、図2に示した項目番号「02」の項目「車種と積
載容量」はポケベルの表示する12桁の内の2桁目を用
いて表わされ、ここでは、「0」から「9」までの「数
字」からなる「コード番号」を用いて、次に示すメッセ
ージを表わす。
【0056】 0)軽貨物、ライトバン 1)1トン車 2)2トン・ショート車 3)2トン・ロング車 4)4トン車 5)大型車、ローリー車 6)パワーゲート車 7)ユニック車 8)助手、作業員 9)その他(保管スペースなど) また、図2に示した項目番号「03」の項目「荷物」は
ポケベルの表示する12桁の内の3桁目を用いて表わさ
れ、ここでは、「0」から「9」までの「数字」からな
る「コード番号」を用いて、次に示すメッセージを表わ
す。
【0057】 0)鉄 1)建材 2)食品・雑貨 3)紙 4)家電製品 5)医薬品 6)引っ越し 7)食品(冷凍車に限定) 8)石油化学品(ローリー車に限定) 9)その他 また、図2に示した項目番号「04」の項目「発地コー
ド」はポケベルの表示する12桁の内の4桁目から6桁
目を用いて表わされ、ここでは、荷を積み込む場所に対
応する郵便番号の頭の3桁の「数字」が用いられる。
【0058】また、図2に示した項目番号「05」の項
目「着地コード」はポケベルの表示する12桁の内の7
桁目から9桁目を用いて表わされ、ここでは、荷を降ろ
す場所に対応する郵便番号の頭の3桁の「数字」が用い
られる。
【0059】また、図2に示した項目番号「06」の項
目「企業コード」はポケベルの表示する12桁の内の1
0桁目から12桁目を用いて表わされる。この「企業コ
ード」の具体例は、図6を参照して後に詳述する。
【0060】図5は、図3に示した商談成立情報、配車
要求取消情報に含まれる各データ項目にそれぞれ対応す
る具体的メッセージの詳細内容を、ポケベルの表示する
12桁の数字(または記号)との関係のもとに示したも
のである。
【0061】すなわち、図5において、図3に示した項
目番号「07」の項目「成約・キャンセル連絡」はポケ
ベルの表示する12桁の内の1桁目を用いて表わされ、
ここでは、「−」の「特殊文字」からなる「コード番
号」を用いて、「傭車成約、又はキャンセルにつき受付
を締切ります。」というメッセージを表わす。
【0062】また、図3に示した項目番号「08」の項
目「発注企業コード」はポケベルの表示する12桁の内
の2桁目から4桁目を用いて表わされ、ここでは、「0
01」から「999」のコード番号を用いて、後述する
図6に示すような企業コード番号表による企業名を表わ
す。
【0063】また、図3に示した項目番号「09」の項
目「受注企業コード」はポケベルの表示する12桁の内
の5桁目から7桁目を用いて表わされ、ここでは、「0
01」から「998」のコード番号を用いて、後述する
図6に示すような企業コード番号表による企業を表わ
す。なお、ここで、配車要求取消情報、すなわちキャン
セルの場合はコード番号として「000」を用いる。
【0064】また、図3に示した項目番号「10」の項
目「発注番号」はポケベルの表示する12桁の内の8桁
目を用いて表わされ、ここでは、「0」または「記載な
し」の場合は全ての傭車依頼が成立したことを示し、
「1」から「9」の場合は数字の順位の傭車依頼が成立
し、他はまだ受付中であることを示す。
【0065】図6は、この実施例で用いる企業コード番
号表を示す。図6において、コード番号「999」は
「東京トラック協会」を示し、コード番号「001」か
ら「299」は「物流研会員」を示し、コード番号「3
00」から「499」は青年部会員」を示し、コード番
号「500」から「899」は「東ト協会員」を示し、
コード番号「900」から「998」は「その他、協組
等」を示し、コード番号「−00」から「99−」は
「荷主(要会員推薦)」を示す。
【0066】図7は、図2から図6のデータを用いて組
み立てられた傭車依頼、すなわち配車要求情報に対応す
るコード化数字情報の一例を示したものである。ここ
で、このコード化数字情報は12桁の数字情報から形成
され、1桁目で項目「何時」のデータが示され、2桁目
で項目「車種と積載容量」のデータが示され、3桁目で
項目「荷物」のデータが示され、4桁目から6桁目で項
目「発地コード」のデータが示され、7桁目から9桁目
で項目「着地コード」のデータが示され、10桁目から
12桁目で項目「企業コード」のデータが示される。
【0067】すなわち、図7の例においては、1桁目が
「0」であるので、「車両を必要としている時」は「今
すぐ」であり、また、2桁目が「2」であるので、「必
要な車両の種類と積載容量及び装備」は「1トン車」で
あり、3桁目が「2」であるので、「運送する荷の種
類」は「食品・雑貨」であり、4桁目から6桁目が「1
02」であるので、「荷を積み込む場所」は郵便番号の
頭の3桁が「102」の場所であり、7桁目から9桁目
が「162」であるので、「荷を降ろす場所」は郵便番
号の頭の3桁が「162」の場所であり、10桁目から
12桁目が「007」であるので、「運送を発注し、運
賃を支払う企業」は「企業コード」が「007」の企業
であることを示す。
【0068】図8は、図2から図6のデータを用いて組
み立てられた傭車成約、すなわち商談成立情報に対応す
るコード化数字情報の一例を示したものである。ここ
で、このコード化数字情報は8桁の数字情報から形成さ
れ、1桁目で項目「成約・キャンセル連絡」のデータが
示され、2桁目から4桁目で項目「発注企業コード」の
データが示され、5桁目から7桁目で項目「受注企業コ
ード」のデータが示され、8桁目で項目「発注番号」の
データが示される。
【0069】すなわち、図8の例においては、1桁目が
「−」であるので、成約またはキャンセルの連絡であ
り、また、2桁目から4桁目が「007」であるので、
「発注企業」は「企業コード」が「007」の企業であ
り、5桁目から7桁目が「107」であるので、「受注
企業」は「企業コード」が「107」の企業であり、8
桁目が「2」であるので、2番目の傭車依頼が成立し、
他はまだ受付中であることを示す。
【0070】図9は、図2から図6のデータを用いて組
み立てられた傭車キャンセル、すなわち配車要求取消情
報に対応するコード化数字情報の一例を示したものであ
る。ここで、このコード化数字情報は8桁の数字情報か
ら形成され、1桁目で項目「成約・キャンセル連絡」の
データが示され、2桁目から4桁目で項目「発注企業コ
ード」のデータが示され、5桁目から7桁目で項目「受
注企業コード」のデータが示され、8桁目で項目「発注
番号」のデータが示される。
【0071】すなわち、図9の例においては、1桁目が
「−」であるので、成約またはキャンセルの連絡であ
り、また、2桁目から4桁目が「007」であるので、
「発注企業」は「企業コード」が「007」の企業であ
り、5桁目から7桁目が「000」であるので、「傭車
キャンセル」であることを示し、8桁目が「1」である
ので、1番目の傭車依頼が成立し、他はまだ受付中であ
ることを示す。
【0072】なお、図7から図9に示したようなポケベ
ルに表示されるコード化数字情報はオペレータが直接読
取り解釈するか、または、このポケベルに表示されるコ
ード化数字情報をパソコンに手動あるいは自動で入力す
ることによりパソコンで解釈表示される。
【0073】ここで、ポケベルに表示されるコード化数
字情報をオペレータが直接読取り解釈する場合に、この
読取り解釈を容易にするために、ポケベルの表示部に図
7から図9に示したようなインデックスを記載するよう
にしてもよいが、図10に示すように、各項目に対応し
て色分けしたシール35を貼布して、各項目の識別を容
易にするように構成してもよい。
【0074】次に、図11から図15のフローチャート
を参照して、この実施例の動作を更に詳細に説明する。
【0075】図11は、ポケベルを用いて配車要求情
報、商談成立情報、配車要求取消情報を同報送信する場
合の処理をフローチャートで示したものである。図11
においては、例えば、図1に示した運送事業者等30−
1であるA社が自社で配車可能な配車量をオーバーフロ
ーし、運送事業者等30−1であるA社から他社に、図
7に示したようなコード化数字情報で表わされる配車要
求情報を同報送信する場合について説明する。
【0076】まず、A社においては、他社に対する配車
要求の内容を整理し(ステップ101)、図7に示した
ような12桁のコード化数字情報「022102162
007」の組み立てを行う(ステップ102)。このコ
ード化数字情報の組み立てはオペレータにより手作業で
行ってもよいし、図1に示したパソコン32−1に必要
な情報の入力を行い、パソコン32−1の処理機能を利
用して行ってもよい。パソコン32−1の処理機能を利
用する場合は、必要な情報をパソコン32−1のキーボ
ードから打ち込み、パソコン32−1の処理により組み
立てられたコード化数字情報をパソコン32−1の表示
部に表示する。
【0077】次に、このシステムに分散配置されたポケ
ベル21、31−1、31−2、…31−nの一斉呼出
を行う(ステップ103)。このポケベル21、31−
1、31−2、…31−nの一斉呼出は、ポケベル2
1、31−1、31−2、…31−nに共通に設定され
た同一の呼出番号をA社に配設されたプッシュタイプの
電話機34−1のプッシュボタンを用いて入力すること
により行われる。この際、ポケベル21、31−1、3
1−2、…31−nの有する12桁の数字情報送信機能
を用いて上記図7に示したような12桁のコード化数字
情報「022102162007」が送信される(ステ
ップ104)。この12桁のコード化数字情報「022
102162007」の送信は、A社に配設されたプッ
シュタイプの電話機34−1のプッシュボタンでポケベ
ル21、31−1、31−2、…31−nに共通に設定
された同一の呼出番号を入力した後、12桁のコード化
数字情報「022102162007」を入力すること
により行われる。
【0078】A社に配設されたプッシュタイプの電話機
34−1から送信された情報は、図1に示したポケベル
センタ10に送信され、これにより、このポケベルセン
タ10からシステムに分散配置されたポケベル21、3
1−1、31−2、…31−nが一斉に呼び出され、ポ
ケベル21、31−1、31−2、…31−nに対して
同一のコード化数字情報「022102162007」
が一斉同報送信される(ステップ105)。
【0079】これにより、ポケベル21、31−1、3
1−2、…31−nでは、この一斉同報送信されたコー
ド化数字情報「022102162007」がその表示
器に同時表示されることになる。このとき、A社のポケ
ベル31−1にも同じコード化数字情報が表示されるの
で、A社の発信情報の確認を行うことができる。
【0080】なお、上記説明においては、配車要求情報
を一斉同報送信する場合について説明したが、商談成立
情報、配車要求取消情報を一斉同報送信する場合も同様
である。
【0081】すなわち、商談成立情報を一斉同報送信す
る場合は、この商談成立情報の内容を整理して、図8に
示すような商談成立情報に対応する8桁のコード化数字
情報を組み立て、情報送信元のプッシュタイプの電話機
から、これらポケベル21、31−1、31−2、…3
1−nに共通の呼出番号を入力し、続いて、この商談成
立情報に対応する8桁のコード化数字情報を入力する。
これにより、このシステムに分散配置されたポケベル2
1、31−1、31−2、…31−nに対して商談成立
情報を一斉同報送信することができる。
【0082】また、配車要求取消情報を一斉同報送信す
る場合は、この配車要求取消情報の内容を整理して、図
9に示すような配車要求取消情報に対応する8桁のコー
ド化数字情報を組み立て、情報送信元のプッシュタイプ
の電話機から、これらポケベル21、31−1、31−
2、…31−nに共通の呼出番号を入力し、続いて、こ
の配車要求取消情報に対応する8桁のコード化数字情報
を入力することにより、このシステムに分散配置された
ポケベル21、31−1、31−2、…31−nに対し
て配車要求取消情報を一斉同報送信することができる。
【0083】図12は、上述した図11の処理により一
斉同報送信された情報を一般会員である運送事業者等3
0−1、30−2、…30−n(A社、B社、…n社)
が受信した場合の処理についてフローチャートで示した
ものである。
【0084】一般会員である運送事業者等30−1、3
0−2、…30−nは、同報送信された12桁のコード
化数字情報をポケベル31−1、31−2、…31−n
で受信し(ステップ111)、これがポケベル31−
1、31−2、…31−nの表示器に表示されると、こ
のコード化数字情報をポケベル31−1、31−2、…
31−nの表示器から読取り、これをパソコン32−
1、32−2、…32−nに入力する処理を行う。この
パソコン32−1、32−2、…32−nへの入力処理
は自動読取りによる方法と手入力による方法の2つ方法
の内いずれかをとることができる。この処理は、コード
表から直接解読することもできる。
【0085】自動読取りによる方法は、図16で後に詳
述するような自動読取り装置を用いて行うことができ
る。
【0086】まず、自動読取り(ステップ112)の場
合は、図16で後述するような自動読取り装置を作動し
(ステップ113)、次にパソコン32−1、32−
2、…32−nのコード解析ソフトを起動し(ステップ
114)、ポケベル31−1、31−2、…31−nの
表示器に表示されたコード化数字情報を読取り、これを
自動的にパソコン32−1、32−2、…32−nへ入
力する(ステップ115)。そして、パソコン32−
1、32−2、…32−nの処理により、入力したコー
ド化数字情報の解析を行い、このコード化数字情報を定
型文に変換する(ステップ116)。
【0087】また、手入力の場合は、ステップ120の
処理を実行する。すなわち、手入力の場合(ステップ1
21)、パソコン32−1、32−2、…32−nのコ
ード解析ソフトを起動し(ステップ123)、ポケベル
31−1、31−2、…31−nの表示器に表示された
コード化数字情報を手入力によりパソコン32−1、3
2−2、…32−nへ入力し(ステップ123)。そし
て、パソコン32−1、32−2、…32−nの処理に
より、入力したコード化数字情報の解析を行い、このコ
ード化数字情報を定型文に変換する(ステップ12
4)。
【0088】このようにして、パソコン32−1、32
−2、…32−nで定型文に変換された情報は、パソコ
ン32−1、32−2、…32−nの表示器に画面表示
される(ステップ117)。そして、運送事業者等30
−1、30−2、…30−nであるA社、B社、…n社
は、このパソコン32−1、32−2、…32−nに画
面表示された情報を読取り、必要に応じてアクションを
とることになる(ステップ118)。
【0089】すなわち、ポケベル31−1、31−2、
…31−nで同報受信した情報が、配車要求情報である
場合は、これに応答するか否かを検討し、必要な場合は
この配車要求情報の送信元と電話あるいはファックスに
より情報の交換を行い商談を進める。
【0090】また、ポケベル31−1、31−2、…3
1−nで同報受信した情報が、商談成立情報である場合
は、商談が成立していない配車要求が有るかを調べ、商
談中止、または商談開始等の必要な処理を行う。
【0091】また、ポケベル31−1、31−2、…3
1−nで同報受信した情報が、配車要求取消情報である
場合は、この配車要求取消に係わる配車要求の検討の中
止する。
【0092】図13は、上述した図11の処理により一
斉同報送信された情報をポケベル事務局である事務局2
0が受信した場合の処理についてフローチャートで示し
たものである。
【0093】ポケベル事務局である事務局20が、同報
送信された12桁のコード化数字情報をポケベル21で
受信し(ステップ131)、これがポケベル21の表示
器に表示されると、自動読取りモードとなり(ステップ
132)、図16で後述するような自動読取り装置を作
動し(ステップ133)、次にパソコン22のコード解
析ソフトを起動する(ステップ134)。そして、ポケ
ベル22の表示器に表示されたコード化数字情報を読取
り、これを自動的にパソコン22へ入力し(ステップ1
35)、そのポケベル受信情報の全てを受信時刻ととも
にパソコン22の記憶装置に記録する一方(ステップ1
36)、パソコン22の処理により入力したコード化数
字情報の解析を行い、このコード化数字情報を定型文に
変換し(ステップ137)、これをパソコン22の表示
器に画面表示する(ステップ138)。
【0094】そして、パソコン22で自動変換した定型
文をパソコン通信ネットワーク40のCUGボードであ
る電子掲示板(BBS)に自動送信する(ステップ13
9)。
【0095】なお、ここで、パソコン22で自動変換し
た全ての定型文をパソコン通信ネットワーク40に送信
せずに、緊急性を要しない情報、例えば、配車要求情報
に関しては、図4の項目「何時」で、コード番号「4」
以降、すなわち「車両を必要としている時」が「明朝」
以降のものを自動選択してパソコン通信ネットワーク4
0に送信するように構成してもよい。
【0096】パソコン22で自動変換した定型文はジャ
ーナルファイルに送信電文を記憶しておき(ステップ1
40)、パソコン通信ネットワーク40への送信完了を
確認すると(ステップ141)、次にこの確認はOKか
を調べ(ステップ142)、確認OKでないとステップ
139に戻り、確認OKであると、電文送信用ファイル
をクリアし(ステップ143)、この処理を終了する。
【0097】一方、電文送信を受けたパソコン通信ネッ
トワーク40(ステップ144)は、このパソコンネッ
ト定型文を受信する(ステップ145)。そして、パソ
コンネット会員であるエンドユーザ50は、適宜パソコ
ン通信ネットワーク40をアクセスすることによりパソ
コン通信ネットワーク40のCUGボードである電子掲
示板(BBS)を読みに行き(ステップ146)、その
電子掲示板(BBS)の内容を読取り、必要に応じてア
クションをとる(ステップ147)。
【0098】すなわち、パソコン通信ネットワーク40
の電子掲示板(BBS)に配車要求情報が有る場合は、
これに応答するか否かを検討し、必要な場合はこの配車
要求情報の送信元と電話あるいはファックスにより情報
の交換を行い商談を進める。また、パソコン通信ネット
ワーク40の電子掲示板(BBS)に商談成立情報が有
る場合は、商談が成立していない配車要求が有るかを調
べ、商談中止、または商談開始等の必要な処理を行う。
【0099】また、パソコン通信ネットワーク40の電
子掲示板(BBS)に配車要求取消情報が有る場合は、
この配車要求取消に係わる配車要求の検討の中止する。
【0100】図14は、一斉同報情報を受信した一般会
員である運送事業者等30−1、30−2、…30−n
(A社、B社、…n社)の処理をフローチャートで示し
たものである。
【0101】一般会員である運送事業者等30−1、3
0−2、…30−n(A社、B社、…n社)は、ポケベ
ル31−1、31−2、…31−nで受信した電文の内
容を確認すると、借用に応じるか、すなわち配車要求に
応じるかの判断を行う(ステップ152)。ここで、配
車要求に応じる場合は、電文発信元、すなわち配車要求
情報の発信元に電話をかけ(ステップ153)、この配
車要求に関する商談を進める。そして、この商談が成立
すると、発信元の運送事業者等はポケベルデュアルコー
ル商談成立メッセージ、すなわち商談成立情報をコード
化数字情報の形でこのシステムに分散配置されたポケベ
ル21、31−1、31−2、…31−nに対して一斉
同報送信する(ステップ157)。
【0102】また、この発信元の運送事業者等および受
信元の運送事業者等(ステップ156)は、双方で商談
の内容をつめ、最終価格を決定し、それを電話、ファク
スを用いて応答し(ステップ158)、この処理を終了
する。
【0103】なお、ステップ152で、借用に応じな
い、すなわちこの配車要求に応じないと判断した場合
は、アクション無しとして(ステップ159)、自社の
ニーズ待ちになる(ステップ160)。また、ステップ
154で、商談が成立しない場合も、ステップ160に
移行し、自社のニーズ待ちになる。
【0104】図15は、図1に示したデータ計算センタ
60およびANSERセンタ70の処理をフローチャー
トで示したものである。
【0105】配車要求情報に対する商談が成立すると、
運送事業者等30−1、30−2、…30−nは、決め
られたファオーマットに従い取引内容をパソコン32−
1、32−2、32−3またはファックス33−1、3
3−2、33−3を用いてデータ集計センタ60に送る
(ステップ171)。ここで、配車要求情報の発信元は
買いデータ、受信元は売りデータを送ることになる。
【0106】データ集計センタ60は、各会社、すなわ
ち各運送事業者等30−1、30−2、…30−n毎の
売りの情報、買いの情報を集計し、この集計結果をAN
SERセンタ70に送信する(ステップ172)。
【0107】また、ANSERセンタ70は、データ集
計センタ60から送られてきた情報を各取引銀行別に振
り分け、各々の取引銀行に送信を行う(ステップ17
3)。また、各取引銀行では、ANSERセンタ70よ
り取引情報を受信し、所定の振替、振込等の決済処理を
行う(ステップ174)。
【0108】図16は、ポケベルの表示器に表示された
情報を自動的に読取りパソコンに自動入力する自動読取
り装置の一例を示したものである。この自動読取り装置
は、例えば、運送事業者等30−1、30−2、…30
−nにおいてポケベル31−1、31−2、…31−n
の表示器に表示されたデータを自動的に読取り、パソコ
ン32−1、32−2、…32−nに入力する場合に用
いることができる。
【0109】図16において、この自動読取り装置80
は、読取センサ81、読取センサ81の出力を処理する
読取部82、電源部83を具備して構成され、この自動
読取り装置80に収容されたポケベル31の表示器31
aに表示された情報を読取センサ81で読取り、これを
読取部82を介してパソコン33に送信するように構成
されている。かかる構成において、ポケベル31の表示
器31aに表示された情報はパソコン33に自動入力さ
れ、またパソコン33の表示部33aに表示することが
できる。
【0110】なお、上記実施例では、トラックの配車シ
ステムにこの発明を適用した場合について示したが、他
の物流情報システムにも同様に適用することができるこ
とを理解すべきである。この発明はポケベルの同報機
能、数字情報表示機能を利用して、少ない設備費で、し
かも運用、操作が非常に簡単でかつ維持費も少なくてす
み、システムの拡大、縮小にも簡単に対応できる物流情
報システムを構築するもので、種々の応用が可能であ
る。
【0111】また、上記実施例では、2つの呼出番号を
持つデュアルコール機能を有するポケベルを用い、その
内の1つの番号を同一に一斉同報通信に用いるものとし
て説明したが、本発明では、要は一斉同報ができれば良
いのだから、1つの呼出番号しか持たないポケベルを用
いて、この1つの呼出番号を複数のポケベルで同一にす
ることにより、一斉同報を行うようにしても勿論良い。
【0112】このようにすれば、このポケベルは、本シ
ステム専用のものにできると共に、1つの呼出番号しか
使用しないためにコストを低減できる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
同一の呼出番号が設定され、かつ複数桁の数字情報の表
示可能な複数の選択呼出受信機を複数の箇所に分散配置
し、上記同一の呼出番号を用いて上記複数の選択呼出受
信機を一斉呼出しするとともに、所定の物流情報を上記
複数桁の数字情報にコード化して上記複数の選択呼出受
信機に同報送信するように構成し、この一斉呼出同報機
能を利用して物流情報システムを構成したので、以下に
示すような優れた種々の効果を奏する。
【0114】1)少ない設備費でシステムを構築でき
る。
【0115】2)運用、操作が非常に簡単でかつ維持費
も少なくてすむ。
【0116】3)システムの拡大、縮小にも簡単かつ柔
軟に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる物流情報システムの一実施例
の全体構成を概念的に示すブロック図。
【図2】この実施例で採用される配車要求情報に含まれ
るデータ項目を表にして示した図。
【図3】この実施例で採用される商談成立情報、配車要
求取消情報に含まれるデータ項目を表にして示した図。
【図4】図2に示した配車要求情報に含まれる各データ
項目にそれぞれ対応する具体的メッセージの詳細内容
を、ポケベルの表示する12桁の数字(または記号)と
の関係のもとに示した図。
【図5】図3に示した商談成立情報、配車要求取消情報
に含まれる各データ項目にそれぞれ対応する具体的メッ
セージの詳細内容を、ポケベルの表示する12桁の数字
(または記号)との関係のもとに示した図。
【図6】この実施例で用いる企業コード番号表を示す
図。
【図7】図2から図6のデータを用いて組み立てられた
傭車依頼、すなわち配車要求情報に対応するコード化数
字情報の一例を示した図。
【図8】図2から図6のデータを用いて組み立てられた
傭車成約、すなわち商談成立情報に対応するコード化数
字情報の一例を示した図。
【図9】図2から図6のデータを用いて組み立てられた
傭車キャンセル、すなわち配車要求取消情報に対応する
コード化数字情報の一例を示した図。
【図10】ポケベル上に各項目に対応して貼付した色分
けシールを示す図。
【図11】ポケベルを用いて配車要求情報、商談成立情
報、配車要求取消情報を同報送信する場合の処理を示す
フローチャート。
【図12】図11の処理により一斉同報送信された情報
を一般会員である運送事業者等が受信した場合の処理に
ついて示すフローチャート。
【図13】図11の処理により一斉同報送信された情報
をポケベル事務局である事務局が受信した場合の処理に
ついて示すフローチャート。
【図14】一斉同報情報を受信した一般会員である運送
事業者等の処理を示すフローチャート。
【図15】図1に示したデータ計算センタおよびANS
ERセンタの処理を示すフローチャート。
【図16】ポケベルの表示器に表示される情報を自動的
に読取りパソコンに自動入力する自動読取り装置の一例
を示した図3に示したブロック図。
【符号の説明】 10 ポケベルセンタ 20 事務局 30−1、30−2、…30−n 運送事業者等 40 パソコン通信ネットワーク 50 エンドユーザ 60 データ集計センタ 70 ANSERセンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/14 (56)参考文献 特開 平2−288737(JP,A) 特開 昭61−193527(JP,A) 実開 昭59−101543(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の呼出番号が設定され、かつ複数桁
    の数字情報を受信し、この受信された複数桁の数字情報
    を表示器に表示可能な選択呼出受信機と、この選択呼出
    受信機が受信した上記複数桁の数字情報を解釈した配車
    要求情報を表示する情報変換手段とで構成される車両管
    理者側端末を複数設け、 上記配車要求情報を複数の上記車両管理者側端末に報知
    する場合には、上記同一の呼出番号を用いて複数の上記
    選択呼出受信機を一斉呼出しするとともに、所定の配車
    要求情報を上記複数桁の数字情報にコード化して複数の
    上記選択呼出受信機に同報送信することを特徴とする
    車要求情報システム
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記選択呼出受信機の上記表示器に表示された複数桁の
    数字情報を読取る読取センサと、この読取センサの出力
    を処理して上記情報変換手段に送信する読取部とで構成
    される自動読取り装置を備え、 上記選択呼出受信機が上記複数桁の数字情報を受信した
    場合、上記自動読取り装置が上記複数桁の数字情報を上
    記情報変換手段に自動入力し、上記情報変換手段が上記
    複数桁の数字情報を解釈した配車要求情報を上記表示器
    に表示させることを特徴とする配車要求情報システム
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JPS59101543U (ja) * 1982-12-27 1984-07-09 日本電気株式会社 デジタル式個別選択呼出受信機
JPS61193527A (ja) * 1985-02-21 1986-08-28 Nec Corp 広報メツセ−ジのペ−ジング方式
JPH088526B2 (ja) * 1989-04-28 1996-01-29 株式会社豊田自動織機製作所 荷役車両用通信装置

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