JP2518912Y2 - スケルチ回路 - Google Patents

スケルチ回路

Info

Publication number
JP2518912Y2
JP2518912Y2 JP10874591U JP10874591U JP2518912Y2 JP 2518912 Y2 JP2518912 Y2 JP 2518912Y2 JP 10874591 U JP10874591 U JP 10874591U JP 10874591 U JP10874591 U JP 10874591U JP 2518912 Y2 JP2518912 Y2 JP 2518912Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
signal
frequency
level
band pass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10874591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550839U (ja
Inventor
睦人 藤原
Original Assignee
デイエツクスアンテナ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デイエツクスアンテナ株式会社 filed Critical デイエツクスアンテナ株式会社
Priority to JP10874591U priority Critical patent/JP2518912Y2/ja
Publication of JPH0550839U publication Critical patent/JPH0550839U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518912Y2 publication Critical patent/JP2518912Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雑音が出力されるのを
防止するために用いるスケルチ回路に関し、特にスイッ
チ手段によって雑音を遮断するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スケルチ回路は、例えば増幅器や
周波数変換器等において使用され、雑音信号を遮断する
のに、図2に示すように可変減衰器を用いたものや、図
3に示すようにスイッチを用いたものがあった。即ち、
図2において、入力端子10に供給された入力信号は、
入力コンバータ12において中間周波信号に周波数変換
され、その中間周波信号は2分配器14によって2分配
され、その一方の分配出力は出力コンバータ16によっ
て所定の周波数の出力信号に周波数変換され、可変減衰
器18を介して増幅器20に供給され、これによって増
幅され、出力端子22に供給される。一方、2分配器1
4の他方の分配出力は検波器24によって検波されて、
そのレベルを検出する。この検出されたレベルは、比較
器26において予め定めた閾値と比較され、この閾値以
下のとき、可変減衰器18の減衰量を最大として、雑音
が出力端子22から出力されるのを防止している。な
お、この可変減衰器18は、図示しない制御回路によっ
て出力レベルの制御のために減衰量が制御されている。
【0003】また、図3に示すように、図2における可
変減衰器18に代えて、手動によって減衰量を変化させ
る可変減衰器28を設け、これによって増幅器20に供
給する信号のレベルを調整し、増幅器20の出力側と出
力端子22との間に、開閉スイッチ30を設け、検波器
24によって検出されたレベルが閾値以下のとき、比較
器26の出力によってスイッチ30を開放して、雑音が
出力端子22から出力されるのを防止するものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図2に示すよ
うなスケルチ回路では、可変減衰器18の最大減衰量以
上には、出力コンバータ16の出力を減衰させることが
できないという問題点があった。また、図3に示すよう
なスケルチ回路では、わざわざスケルチ用にスイッチ3
0を設けなければならず、その構成が複雑になるという
問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本考案は、予め定めた周波数範囲内の信号を処
理する信号処理手段と、この信号処理手段の出力側に設
けられており、それぞれの通過帯域が上記周波数範囲を
複数に分割したものの1つである複数の帯域通過フィル
タと、これら帯域通過フィルタの入力または出力側の少
なくとも一方に設けられ、制御信号に応じて上記信号処
理手段の出力信号を上記各帯域通過フィルタのうち1つ
に供給するか、または上記各帯域通過フィルタのうちの
1つを出力端子に供給するスイッチ手段と、設定手段の
設定に応じて上記制御信号を生成する制御手段と、上記
信号処理手段の入力または出力信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、このレベル検出手段の検出出力を予
め定めた閾値と比較し、その比較結果を上記制御手段に
供給する比較手段とを、具備し、上記制御手段は、上記
比較結果が上記レベル検出手段の検出出力が上記閾値以
下のとき上記スイッチ手段を開放状態とするものであ
る。なお、スイッチ手段を、上記各帯域通過フィルタの
入力側及び出力側の双方に設け、これら両スイッチ手段
を連動させることもできる。
【0006】
【作用】本考案によれば、スイッチ手段の作動により1
つの帯域通過フィルタで信号処理された信号処理手段の
出力信号が出力端子に供給される。また、信号処理手段
の入力信号または出力信号のレベルがレベル検出手段に
よって検出され、そのレベルが閾値以下の状態では、ス
イッチ手段が開放状態となり、信号処理手段の出力信号
の帯域通過フィルタへの供給または帯域通過フィルタか
らの出力信号を遮断し、雑音の出力端子への供給を遮断
する。またスイッチ手段を帯域通過フィルタの入力側及
び出力側の双方へ設けた場合には、より完全に雑音を遮
断することができる。
【0007】
【実施例】この実施例は、共同聴視施設において使用す
る周波数変換器に、本考案を実施したもので、入力端子
32に供給された高周波信号、例えばテレビジョン放送
信号は、入力コンバータ34によって中間周波信号に周
波数変換される。この入力コンバータ34は、高周波信
号を増幅する利得可変高周波増幅器36を有し、この増
幅された高周波信号は、混合器38において周波数可変
局部発振器40からの周波数可変局部発振信号と混合さ
れ、中間周波信号に周波数変換される。
【0008】入力コンバータ34の出力信号は、2分配
器42で2分配され、その一方の分配出力は出力コンバ
ータ44で出力信号に周波数変換される。この出力コン
バータ44は、混合器46を含み、この混合器46は、
周波数可変局部発振器48が発振した局部発振信号と、
入力コンバータ34からの中間周波信号とを混合し、出
力信号に周波数変換する。この混合器48の出力信号
は、高周波増幅器50で高周波増幅される。
【0009】周波数可変局部発振器40、48の発振周
波数は、例えばマイクロコンピュータで構成された制御
部52によって、入力信号を所定の周波数の出力信号に
周波数変換できるように、選択されている。なお、制御
部52は、このような制御信号を設定表示部54の操作
に応じて発生し、設定表示部54には、この操作に応じ
て出力信号の周波数が表示される。
【0010】この出力コンバータ44の出力は、例えば
手動で減衰量が可変される可変減衰器56によってレベ
ルが調整され、広帯域高周波増幅器58に供給され、増
幅される。なお、入力端子32に供給される高周波信号
は、複数のそれぞれ異なる周波数のものであり、これら
各高周波信号は、予めどの周波数の出力信号に変換され
るかは事前に定められている。従って、出力コンバータ
44の出力信号の各周波数は事前に判明している。これ
ら入力コンバータ34、出力コンバータ44、可変減衰
器56、広帯域増幅器58等が信号処理手段59を構成
している。
【0011】広帯域増幅器58の出力信号は、開閉スイ
ッチ601、602、603・・・60nのいずれか1
つを介して帯域通過フィルタ621、622、623・
・・62nのいずれかに供給される。各帯域通過フィル
タ621、622、623・・・62nは、出力コンバ
ータ44のそれぞれ異なる周波数の各出力信号が、各帯
域通過フィルタ621、622、623・・・62nの
いずれかを通過するように、出力コンバータの各出力信
号の最低周波数から最高周波数までの周波数帯域をn個
に分割した各周波数帯域を通過帯域とするように構成さ
れている。
【0012】各帯域通過フィルタ621、622、62
3・・・62nの出力は、その出力側に設けた開閉スイ
ッチ641、642、643・・・64nのいずれか1
つを介して出力端子66に供給される。開閉スイッチ6
01乃至60nと、同641乃至64nは、制御部52
によって連動して開閉制御される。即ち、開閉スイッチ
601を閉成するときには、同641も閉成され、開閉
スイッチ602を閉成するときには、同642も閉成さ
れ、・・・・開閉スイッチ60nを閉成するときには、
同64nも閉成され、各開閉スイッチ601乃至60n
の全てが開放されているとき、各開閉スイッチ641乃
至64nの全ても開放される。
【0013】制御部52が、各開閉スイッチ601乃至
60n、641乃至64nを制御するために、2分配器
42の他方の分配出力は、検波器68に供給され、入力
コンバータ34の出力信号のレベルが検出される。この
検出されたレベルは、比較器70に供給され、予め定め
た閾値(入力コンバータ34の出力信号がこれ以下であ
ると雑音のみであると判定できるレベル)と比較され、
その比較結果が制御部52に供給される。
【0014】制御部52は、検波器68が検出したレベ
ルが閾値よりも大きいことを比較器70の比較結果が表
していると、入力端子32に供給された各高周波信号の
1つを設定表示部54による設定に応じた周波数に周波
数変換した出力信号を出力コンバータ44が出力するよ
うに、周波数可変発振器40、48の局部発振周波数を
制御する。同時に、各帯域通過フィルタ621乃至62
nのうち、設定表示部54による設定に応じた周波数が
通過帯域内にある帯域通過フィルタに、出力コンバータ
44の出力信号が供給され、かつその帯域通過フィルタ
の出力信号が出力端子66に供給されるように、開閉ス
イッチ601乃至60n、641乃至64nを開閉制御
する。従って、出力端子66には、入力端子32に供給
された各高周波信号のうち、所定のものを設定表示部5
4によって設定された周波数に変換したものが生成され
る。
【0015】一方、制御部52は、検波器68が検出し
たレベルが閾値以下であることを比較器70の比較結果
が表していると、設定表示部54によって出力周波数の
設定が行われていても、各開閉スイッチ601乃至60
n、641乃至64nを全て開放し、出力端子66に雑
音が出力されるのを防止する。
【0016】なお、検波器68のレベル検出信号は、入
力コンバータ34の利得可変高周波増幅器36に利得制
御信号として供給されている。
【0017】上記の実施例では、信号処理手段59とし
て、入力コンバータ34、出力コンバータ44、増幅器
58を含むものを示したが、例えば1台のコンバータの
みを信号処理手段として使用することもできるし、広帯
域増幅器のみを信号処理手段として使用することもでき
る。また、上記の実施例では、開閉スイッチ601乃至
60nと、641乃至64nとを設けたが、いずれか一
方、例えば開閉スイッチ601乃至60nまたは641
乃至64nのみを設けてもよい。また、上記の実施例で
は、入力コンバータ34の増幅器36に、検波器68の
検波出力に応じて自動利得制御を行っているが、これは
場合によっては不要である。また、可変減衰器56は手
動調整としたが、例えば検波器68の出力によって自動
的に減衰量を調整してもよい。
【0018】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、複数の
帯域通過フィルタのいずれか1つに信号処理手段の出力
信号を供給するためのスイッチ手段または、複数の帯域
通過フィルタのいずれか1つの出力信号を出力端子に供
給するためのスイッチ手段を、信号処理手段の出力信号
または入力信号のいずれかが閾値以下であるとき、開放
するように構成しているので、特別にスケルチ用のスイ
ッチ手段を設けなくとも、雑音を出力端子に供給するこ
とを阻止できる。しかも、可変減衰器ではなく、スイッ
チ手段を用いて、スケルチを行っているので、可変減衰
器を最大減衰量とした場合よりも確実に雑音を除去する
ことができる。しかも、スイッチ手段を各帯域通過フィ
ルタの出力側と出力端子との間に設けた場合、このスイ
ッチ手段と出力端子との間には、雑音発生源となる増幅
器等が存在しないので、より確実に雑音を除去すること
ができる。また、各帯域通過フィルタの入力側及び出力
側の双方にスイッチ手段を設けた場合、信号処理手段の
出力信号または入力信号のいずれかが閾値以下であると
き、双方のスイッチ手段が開放状態とされ、完全に雑音
を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスケルチ回路の1実施例のブロッ
ク図である。
【図2】従来のスケルチ回路の1例のブロック図であ
る。
【図3】従来のスケルチ回路の他の例のブロック図であ
る。
【符号の説明】 52 制御部 59 信号処理手段 601乃至60n スイッチ手段 641乃至64n スイッチ手段 68 検波器(レベル検出手段) 70 比較器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた周波数範囲内の信号を処理す
    る信号処理手段と、この信号処理手段の出力側に設けら
    れておりそれぞれの通過帯域が上記周波数範囲を複数に
    分割したものの1つである複数の帯域通過フィルタと、
    これら帯域通過フィルタの入力または出力側の少なくと
    も一方に設けられ制御信号に応じて上記信号処理手段の
    出力信号を上記各帯域通過フィルタのうち1つに供給す
    るかまたは上記各帯域通過フィルタのうちの1つを出力
    端子に供給するスイッチ手段と、設定手段の設定に応じ
    て上記制御信号を生成する制御手段と、上記信号処理手
    段の入力または出力信号のレベルを検出するレベル検出
    手段と、このレベル検出手段の検出出力を予め定めた閾
    値と比較しその比較結果を上記制御手段に供給する比較
    手段とを、具備し、上記制御手段は、上記比較結果が上
    記レベル検出手段の検出出力が上記閾値以下のとき上記
    スイッチ手段を開放状態とすることを特徴とするスケル
    チ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスケルチ回路において、
    上記スイッチ手段を、上記各帯域通過フィルタの入力側
    及び出力側の双方に設け、これら両スイッチ手段を連動
    させたことを特徴とするスケルチ回路。
JP10874591U 1991-12-05 1991-12-05 スケルチ回路 Expired - Lifetime JP2518912Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874591U JP2518912Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 スケルチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10874591U JP2518912Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 スケルチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550839U JPH0550839U (ja) 1993-07-02
JP2518912Y2 true JP2518912Y2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=14492439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10874591U Expired - Lifetime JP2518912Y2 (ja) 1991-12-05 1991-12-05 スケルチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518912Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550839U (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4592093A (en) Super high frequency receiver
US4739518A (en) Receiver interference suppression system
US4126828A (en) Intermodulation antiinterference device for superheterodyne receiver
KR920001946A (ko) 텔레비젼 신호 수신 튜닝방식 및 회로
JPH02186723A (ja) 受信機
US5507022A (en) Electric field level detecting apparatus
US4761828A (en) Radio receiver
US5694082A (en) Circuit arrangement for determining intermodulation products
JP2518912Y2 (ja) スケルチ回路
US4580286A (en) Noise activated mute for FM reception in an AM/FM radio receiver
US7310505B2 (en) Attenuation control for tuners
US20040041598A1 (en) Frequency conversion apparatus
KR100856328B1 (ko) 신호경로 전환기능을 갖는 텔레비전 튜너
JPS5992627A (ja) 受信機におけるagc回路
JPH02194736A (ja) Fmラジオ受信機
US20040070450A1 (en) Method and apparatus for compensation of cross modulation effects
JPH02302129A (ja) 映像受信装置
JPH04227123A (ja) 無線通信装置
EP1227577B1 (en) Method and apparatus for compensation of cross modulation effects
JP3169469B2 (ja) 受信機
JPH06291688A (ja) 受信機
US20010040643A1 (en) Television signal transmitter attenuating unwanted signal while maintaining match between circuits
EP0132307A2 (en) Receiver having a noise blanker
JP2002320155A (ja) テレビジョンチューナの中間周波回路
JPH02216978A (ja) 共同聴視装置用周波数変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960611

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term