JP2518795Y2 - 線材用分割型被覆装置 - Google Patents

線材用分割型被覆装置

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JP2518795Y2
JP2518795Y2 JP5376790U JP5376790U JP2518795Y2 JP 2518795 Y2 JP2518795 Y2 JP 2518795Y2 JP 5376790 U JP5376790 U JP 5376790U JP 5376790 U JP5376790 U JP 5376790U JP 2518795 Y2 JP2518795 Y2 JP 2518795Y2
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久 小相澤
幸夫 香村
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光ファイバ等の線材に樹脂等を被覆する線
材用分割型被覆装置に関するものである。
[従来の技術] 第6図乃至第9図は、従来の線材用分割型被覆装置を
示したものである。この線材用分割型被覆装置は、円盤
状のベース1上に設置された分割型被覆装置本体2を有
する。該分割型被覆装置本体2は、円形嵌合孔3を有す
るボディ4を備え、該ボディ4内にはニップル5とダイ
ス6とが嵌合され、ロー付けで固定されている。ニップ
ル5とダイス6とには、整列してニップル孔7とダイス
孔8とが設けられている。ボディ4内でニップル5とダ
イス6との間には樹脂流路9が形成され、該樹脂流路9
にはボディ4に接続された樹脂供給管10内を通る樹脂供
給路11より樹脂が供給されるようになっている。樹脂流
路9内の樹脂は、ニップル孔7を経てダイス孔8を通り
抜ける光ファイバの如き線材に被覆されるようになって
いる。ニップル5とダイス6とは、ニップル孔78とダイ
ス孔8に沿った共通の分割面12で、樹脂供給管10を有す
る側の固定分割体13Aと、その反対側の可動分割体13Bと
にボディ4も含めて2分割されている。分割面12は、位
置決めピン14と位置決め孔15との嵌合により位置合せが
なされるようになっている。また、樹脂供給管10を有す
る側の固定分割体13Aは予めベース1上に固定され、可
動分割体13Bの分割面12はベース1に設置された固定ナ
ット16とこれに螺合されたボルト17とからなる押圧手段
18で固定分割体13Aの分割面12に圧接されるようになっ
ている。
このように分割型にすると、線材をニップル孔7とダ
イス孔8に通す作業が容易になり、また線材を切らずに
分割型被覆装置の交換ができ、作業性が著しく向上する
利点がある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の線材用分割型被覆装
置では、次のような問題点がある。
(イ) 両分割体13A,13Bの位置合せは、ピン14と位置
決め孔15との嵌め合せにより行われるが、このような構
造では嵌め合せ精度を高くすると、ピン14を孔15に嵌め
合せにくくなる。
(ロ) ピン14を孔15に嵌合するときに、可動分割体13
Bがベース1上を滑って移動するので、このときベース
1上のゴミが固定分割体13Aと可動分割体13Bの分割面12
に挾まり、その結果分割面12に隙間が生じ、被覆液が漏
れ出ることがある。
(ハ) 両分割体13A,13Bの嵌合公差は10μm以下と厳
しく、しかもベースと分割型被覆装置本体との面加工を
必要とするので、加工が難しく、コスト高になる。
本考案の目的は、固定分割体と可動分割体との位置合
せを精度よく、しかもゴミの影響やコストアップを抑制
して行うことができる線材用分割型被覆装置を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は被覆すべき線材が通る孔に沿って固定分割
体と可動分割体とに分割面で分割されている分割型被覆
装置本体がベース上に設置され、前記固定分割体は前記
ベース上に固定され、前記可動分割体はその分割面が前
記固定分割体の分割面に当接するように前記ベース上の
押圧手段で押圧される構造の線材用分割型被覆装置にお
いて、前記ベース上には複数のレールが互に平行する向
きで固設され、前記分割型被覆装置本体の前記固定分割
体と前記可動分割体はその分割面が前記各レールに対し
て直交する向きでそれぞれ前記ベースから浮かせて前記
各レール上に設置され、少なくとも前記可動分割体の下
面には前記各レールを嵌合させるレール溝が設けられ、
前記固定分割体は前記各レールに対して動かないように
固定となっており、前記可動分割体は前記各レールに対
して可動となっていることを特徴とする。
[作用] このようにレール溝との嵌め合せ構造にすると、精度
を要する加工面が格段に減少し、加工がし易くなり、コ
ストの上昇も抑制できる。また、可動分割体を移動させ
るときのゴミの影響もレール上のゴミだけとなり、可及
的に該ゴミによる悪影響を回避できるようになる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図乃至第5図(A)
(B)を参照して詳細に説明する。なお、前述した第6
図乃至第9図と対応する部分には、同一符号を付けて示
している。
本実施例の線材用分割型被覆装置におけるベース1
は、その中央に線材貫通孔19が設けられ、且つその周方
向の一部には外周縁部から線材貫通孔19に達するスリッ
ト20が設けられた構造になっている。
このようなベース1上には、1対のレール21,22が互
に平行する向きで固設されている。
分割型被覆装置本体2の固定分割体13Aと可動分割体1
3Bは、その分割面12が各レール21,22に対して直交する
向きでそれぞれの各レール溝23,24を各レール21,22に嵌
合させた状態でベース1から浮かせて各レール21,22上
に設置されている。固定分割体13Aは、レール21,22に対
して動かないようにボルト25でベース1に固定されてい
る。可動分割体13Bは、各レール21,22に対して可動とな
っている。
分割面12に対応して各レール21,22の表面には、溝26,
27がそれぞれ設けられている。
本実施例では、該分割型被覆装置本体2は、ボデイ4
をもたず、その代りにダイス6の上面に位置決め凹部6A
が設けられ、これに対応してニップル5の下面には位置
決め凸部5Aが設けられ、これら凹部6Aと凸部5Aとの嵌合
により位置合せが行われるようになっている。ニップル
5はボルト28でダイス6に固定されている。
このような線材用分割型被覆装置は、両分割体13A,13
Bを合体させるときには、可動分割体13Bをレール21,22
上で滑らせ、且つレール21,22による位置決め作用によ
り固定分割体13Aに合体させる。その状態を押圧手段18
により維持させる。
この場合、可動分割体13を固定分割体13A側に滑らせ
て移動するとき、可動分割体13Bはその下面がベース1
から浮いていてレール21,22を滑り動くので、固定側と
の接触面積が少なくなり、このため移動時にゴミを先端
側に集める量が従来より著しく少なくなる。また、ゴミ
が集められても、特に本実施例では分割面12に対応して
各レール21,22に溝26,27がそれぞれ設けられているの
で、ゴミはこれら溝26,27内に落ち、分割面12間に介在
されて両分割体13A,13B間に隙間が発生するのを回避で
きる。
このような線材用分割型被覆装置におけるレール21,2
2は、その高さの精度は両方とも同じに出す必要がある
が、レール幅の精度は少なくとも1条が所要の精度を出
していれば他はそれ以下の精度となっていてもよい。こ
のようにすると、加工が一段と容易になるという利点が
ある。
なお、ベース1のスリット20は該ベース1の線材貫通
孔19に線材を通すとき用いるものである。このようなス
リット20を用いると、線材を切らずにベース1の着脱を
行うことができる。
また、レール溝は固定分割体では省略して、可動分割
体のみに設けることもできる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る線材用分割型被覆装
置は、ベース上に複数のレールを固設し、該レール上に
分割型被覆装置本体をベースから浮かして設置し、可動
分割体はその下面の溝を各レールに嵌めて移動させるよ
うにしているので、分割型被覆装置本体とベースとの間
で精度を要するので加工面は分割型被覆装置本体のレー
ル溝とベース上のレールとになり、従来に比べて精度を
要する加工面が格段に減少し、加工がし易くなり、コス
トの上昇を抑制することができる。また、可動分割体を
移動させるときのゴミの影響は各レール上のゴミだけと
なり、可及的に該ゴミによる悪影響を回避することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の一実施例を示す平面図、第
2図及び第3図は第1図を異なる位置で縦断して示した
縦断面図、第4図(A)(B)及び第5図(A)(B)
は本実施例で用いているレールの平面図及び側面図、第
6図は従来の装置の全体斜視図、第7図及び第8図は従
来の装置における固定分割体の斜視図及び分割面からみ
た正面図、第9図は従来の装置における分割面に対して
直交する位置での縦断面図である。 1……ベース、2……分割型被覆装置本体、5……ニッ
プル、6……ダイス、7……ニップル孔、8……ダイス
孔、9……樹脂流路、12……分割面、13A……固定分割
体、13B……可動分割体、18……押圧手段、19……線材
貫通孔、20……スリット、21,22……レール、23,24……
レール溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆すべき線材が通る孔に沿って固定分割
    体と可動分割体とに分割面で分割されている分割型被覆
    装置本体がベース上に設置され、前記固定分割体は前記
    ベース上に固定され、前記可動分割体はその分割面が前
    記固定分割体の分割面に当接するように前記ベース上の
    押圧手段で押圧される構造の線材用分割型被覆装置にお
    いて、前記ベース上には複数のレールが互に平行する向
    きで固設され、前記分割型被覆装置本体の前記固定分割
    体と前記可動分割体はその分割面が前記各レールに対し
    て直交する向きでそれぞれ前記ベースから浮かせて前記
    各レール上に設置され、少なくとも前記可動分割体の下
    面には前記各レールを嵌合させるレール溝が設けられ、
    前記固定分割体は前記各レールに対して動かないように
    固定となっており、前記可動分割体は前記各レールに対
    して可動となっていることを特徴とする線材用分割型被
    覆装置。
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