JP2518301B2 - 間隔測定装置 - Google Patents

間隔測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、静電容量方式の間隔測定装置にかかるも
のであり、特に、半導体製造装置等における微小間隔測
定に好適な間隔測定装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の間隔測定装置としては、例えば、第9図に示す
ものがある。
同図において、測定に使用する平板電極10は、被測定
物体12の近傍に配置されており、この平板電極10には、
発振器OS1から高周波電場が印加されるようになってい
る。
この平板電極10と発振器OS1と間には電流計AMが接続
されており、これに接続された測定器14と電流計AMとに
よって、平板電極10に流れ込む交流電流の大きさが測定
されるようになっている。そして、かかる電流の測定結
果は、演算回路16に入力されるように接続されており、
この演算回路16における演算処理によって平板電極10と
被測定物体12との間隔xの測定が行われる。
なお、誘電体薄膜18については後述する。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら以上のような従来の装置においては、被
測定物体12が金属のように高い導電率を示すような通常
の場合は、平板電極10と被測定物体12との間隔xを一様
に測定でき、格別の問題は生じない。
しかし、被測定物体12が半導体のように導電率の低い
材質である場合には、間隔xを正しく測定することがで
きないという不都合がある。このため、半導体製造装置
等における半導体ウエハなどに対する問題測定には不適
当であった。
以上の点について、第9図および第10図を参照しなが
ら説明すると、以下の通りである。
なお、以下の説明では、表面上にレジストが塗布され
た半導体ウエハに対する間隔測定を行う場合を想定する
ものとする。
この場合には、半導体ウエハが被測定物体12に該当
し、レジストは誘電体薄膜18に該当する。そして、この
被測定物体12の表面近傍に、上述した平板電極10が平行
に配置される。更に、この平板電極10には、上述したよ
うに、発振器OS1によって周波数ωの高周波電場が印
加される。
これによって、仮にある瞬間平板電極10の表面上に
「+」の電荷が帯電したとすると、被測定物体12の表面
上には「−」の電荷が帯電することとなる。また、両者
の間に挟まれた誘電体薄膜18では、第9図に示すように
分極が生じる。
ここで、平板電極10と被測定物体12との間隔xに対し
て、平板電極10の面積Sが十分に大きいと仮定する。こ
の場合の平板電極10上の総電荷量Qは、平板電極10と被
測定物体12の間の電圧をVとすると、次の(1)式のよ
うになる。
なお、この式で、dは誘電体薄膜18の厚さ、εは真
空中の誘電率、εは誘電体薄膜18の被誘電率である。
従って、この(1)式から平板電極10と被測定物体12
との間の誘電容量Cは、(2)式のように求められる。
次に、平板電極10に流れ込む電流の値を計算するため
に、第10図に示す等価回路を導入することとする。
同図中の点線で囲った部分が、第9図における平板電
極10,被測定物体12,および誘電体18の部分に相当する。
かかる等価回路中、コンデンサCNは上述した(2)式
で与えられる静電容量Cを有し、抵抗REは被測定物体12
の導電率等によって定まる抵抗値Rを有するものとす
る。
また、発振器OS1の基準電位と被測定物体12の基準電
位との間には、通常ある一定の電位差が生じていると考
えられるので、この電位差を等価的に起電力VOの定電圧
電源PSで表すこととする。
発振器OS1を出力電圧には、周波数ωの高周波成分
が含まれているので、コンデンサCNに印加される電圧V
は、(3)式のように表わせる。
V=V1sin ω1t−VO−R・(dQ/dt) …(3) ここで、V1は高周波成分の振幅であり、tは時間であ
る。
上述した電流計AMを流れる電流をIとすると、
(2),(3)式から、 が得られ、更にこれを変形すると、(4)式のような微
分方程式が得られる。
そして、この(4)式を解くと、(5)式のようにな
る。
ここで、φ=tan-1{1/(w1RC)}であり、αは積分
定数である。
この装置の測定では、t≫0の場合について考えれば
よいから、α exp{1−/(RC)・t}0となり、
(5)式の右辺は、(6)式のように、第1項のみとな
る。
更に、電流Iの振幅をI1とすると、該(6)式から、 となり、この(7)式を1/Cについて解くと、(8)式
のようになる。
次に、以上の(2),(8)式からCを消去すると、
求めたい間隔xの値が、(9)式のようにI1の関数とし
て求められる。
x=ε・S(ω1 2・V1 2/I1 2−ω1 2・R21/2 +(1−1/ε)d …(9) 従って、第9図の装置において、電流計AMで検出した
電流の振幅成分I1を測定器14によって求めるとともに、
演算回路16で(9)式のような演算を行なうことによ
り、平板電極10と被測定物体12の間隔xを知ることがで
きる。
なお、かかる(9)式から明らかなように、右辺の第
2項が誘電体薄膜18の存在による誤差となるが、予めd
およびεの値を求めておくようにすれば、計算により
補正することが可能である。
しかしながら、該(9)式の第1項中には、被測定物
体12の抵抗値Rが含まれている。このことは、従来装置
によって求められる間隔xの値が、被測定物体12の抵抗
値、すなわち材質等に依存する値であり、異なる導電率
の材質に対しては同一の間隔測定値を得ることができな
いこととなる。
以上のように、従来の装置では、被測定物体12の導電
率によって測定間隔xが変化するという不都合がある。
この発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてな
されたもので、被測定物体の導電率にかかわらず、間隔
xを良好に測定することができる簡易な構成の間隔測定
装置を提供することをその目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この発明は、測定すべき間隔によって形成された静電
容量に高周波電圧を印加したときに流れる電流値を、第
1の回路状態で測定する第1の測定手段と;前記第1の
回路状態と条件が異る第2の回路状態において、前記電
流値を測定する第2の測定手段と;これら第1及び第2
の測定手段によって測定された各電流値を利用して、被
測定物体の導電率によって定まるパラメータを含まない
形で表された演算式に基づいて、前記間隔を算出する演
算手段とを備えたことを特徴とするものである。
この発明の一つの態様によれば、前記第1の測定手段
は、第1の周波数の高周波電圧によって測定を行い、前
記第2の測定手段は、第2の周波数の高周波電圧によっ
て測定を行う。
更に別の態様によれば、前記第1の測定手段は、第1
の容量のコンデンサを前記平板電極と直列に接続して測
定を行い、前記第2の測定手段は、第2の容量のコンデ
ンサを前記平板電極と直列に接続して測定を行う。
[作用] この発明によれば、被測定物体表面と平板電極とによ
って形成された測定間隔を含む回路に流れる高周波電流
値は、第1及び第2の条件の異る状態で、第1及び第2
の測定手段によって各々測定される。
測定された結果は演算手段に各々入力され、これによ
る演算によって該間隔の算出が行われる。このときに使
用される間隔を求める演算式は、被測定物体の導電率に
って定まるパラメータを含まない形で表現される。
[実施例] 以下、この発明の実施例を、添付図面を参照しながら
詳細に説明する。なお、上述した従来技術と同様の部分
には、同一の符号を用いることとする。
第1実施例 まず、第1図および第2図を参照しながら、この発明
の第1実施例について説明する。
第1図において、誘電体薄膜18が表面上に形成された
被測定物体12の近傍には、平行となるように平板電極10
が配置されており、この平板電極10には、直列に接続さ
れた発振器OS1,OS2によって、周波数ω1の高周波
電場が印加されるようになっている。
また、電流計AMの出力側には、測定器14の他に、測定
器20が接続されており、これらの測定器14,20によっ
て、電流計AMによって検出された交流電流中の周波数ω
1の成分の振幅が各々測定されるようになってい
る。
これらの測定器14,20の測定出力側は、演算回路22に
接続されている。この演算回路22は、入力データ、格納
データを利用して、間隔xを算出するものである。
このような装置の等価回路は、上述した第10図と同様
に考えることができるので、第2図のように表わすこと
ができる。
次に、以上のように構成された装置の動作について説
明する。
発振器OS1,OS2の出力電圧波形を、それぞれV1sin ω1
t,V2sin ω2t(V1,V2:高周波成分の振幅)とすると、第
2図中のコンデンサCNに印加される電圧Vは(10)式の
ようになる。
V=(V1sinω1t+V2sin ω2t) −VO+R・(dQ/dt) …(10) ここで、Qは、コンデンサCNに蓄積された電荷量であ
る。
他方、演流計AMを流れる電流をIとすると、上述した
場合と同様の計算を行なって、次の(11)式を得ること
ができる。
なお、ここで、φ=tan-1{1/(w1RC)}であり、
φ=tan-1{1/w2RC)}である。
以上の式で表われる電流I中に含まれる周波数ω1
の各成分の電流振幅を各々I1,I2とすると、以下の(1
2・a),(12・b)式のようになる。
これらの(12・a),(12・b)式から被測定物体12
の抵抗値Rを消去するとともに、1/Cについて解くと、
次の(13)式のようになる。
更に、以上の(2),(13)式よりCを消去すると
(14)式のようになり、求めたい間隔xが被測定物体12
の抵抗値Rを含まない関数として与えられる。
すなわち、第1図の装置で電流計AMによって検出され
た電流の中から、周波数ω1の各成分の振幅を測定
器14,20により各々測定し、更に演算回路22で(14)式
の演算を行なえば、平板電極10と被測定物体12との間隔
xを求めることができる。
この場合において、上述した(14)式は被測定物体12
の抵抗値Rを含まない。したがって、被測定物体12の導
電率ないし材質にかかわらず、平板電極10と被測定物体
12との間隔xを正確に測定することが可能となる。
第1実施例の応用例 次に、以上のような第1実施例の応用例について、説
明する。
(1)縮小投影露光装置への応用例 第3図には、半導体製造プロセスで用いられる縮小投
影型露光装置に、上述した第1実施例を適用した場合の
応用例が示されている。
同図において、その表面にレジストが塗布されたウエ
ハWがセットされているステージ30は、モータ32によっ
て矢印X方向に移動可能に構成されており、更にステー
ジ30が設けられたステージ34は、モータ36によって矢印
Y方向に移動可能に構成されている。すなわち、ウエハ
Wは、ステージ30,34によってX,Y方向に移動可能となっ
ている。
次に、ウエハW上には、縮小投影レンズT,レティクル
Rが配置されている。そして、該レティクルRの回路パ
ターンPが証明光源38から出力された露光用照明光によ
って、ウエハW上の所定位置に縮小パターンPRとして投
影されるようになっている。
かかるパターンの投影は、ウエハWを移動させて、碁
板の目状に複数ケ所に順次行われる。
以上のような投影露光時において、レティクルRのパ
ターンPを、ウエハW上に解像性良く投影するために
は、縮小投影レンズTの焦点深度内にウェハW上のレジ
スト塗布面が位置しなければならない。
しかし、この焦点深度は通常数μm程度と大変浅く、
ウェハWの表面にそりや凹凸があると、焦点深度内から
レジスト塗布面がはずれてしまう恐れがある。
そこで、第1実施例における平板電極10を縮小投影レ
ンズTの近傍に配置して、ウェルWのレジスト塗布面と
の間隔を測定回路40で測定することとする。この測定回
路40には、第1図に示した発振器OS1,OS2、電流計AM、
測定器14,20、演算回路22が各々含まれている。
平板電極10の位置と、縮小投影レンズTの焦点深度と
の相対的な位置関係が既知であるとすると、該平板電極
10とウェハWとの間隔xを求めることによって、レジス
ト塗布面の各部を露光位置で縮小投影レンズTの焦点深
度内に正しく設定することが可能となる。
この例では、ウェハWの上面にAlやポリSi等の導電性
薄膜が形成されていても、誤差を生じることがなく間隔
xの測定を行うことができ、良好に縮小投影レンズTの
焦点深度内にウェハW上のレジスト塗布面を位置させる
ことができる。
また、上述した(14)式から分かるように、PSG,SiN,
レジスト等の誘電体薄膜が形成されていても、それらの
被誘電率と膜厚が解れば誘電体薄膜の存在によって生ず
る誤差を補正することも可能である。
更に、ウェハWのレジスト塗布面の光学的状態に全く
左右されずに正確な測定が可能であり、光学的手法に比
べて検出部分が大変小型化できるので、場所を取らない
といった利点もある。
(2)近接露光装置への応用例 次に、第4図および第5図を参照しながら、半導体製
造プロセスで用いられる近接露光装置への適用例につい
て説明する。このような近接露光は、例えばX線露光装
置で行われる。
第4図において、マスクMの下面側に形成された転写
用回路パターン42は、レジスト44が表面に塗布されたウ
ェハW上に、紫外線またはX線など照明光46によって投
影転写されるようになっている。
このような場合において、回路パターン42面とウェハ
Wのレジスト塗布面との微小な間隔xが正しく設定され
ていないと、間隔xが狭すぎて両者が接触したり、逆に
間隔xが拡がり過ぎて回折の影響で大きくなったりする
という不都合がある。
また、照明光46として発散X線源が用られる場合に
は、間隔xの変化に伴って転写パターンに倍率誤差が生
じてしまうという不都合がある。
そこで、マスクMの下面側に回路パターン42と電気的
に独立した電極パターン48を形成するとともに、これに
対して発振器OS1,OS2、電流計AM、測定器14,20、演算回
路22を含む測定回路を接続して、間隔xを測定する。
第5図には、上述した電極パターン48の具体的な配置
例が示されている。この図において、マスク基板MB上に
は、その中央に露光領域MDが設けられており、この中に
回路パターン42が形成されている。
この例では、かかる露光領域MDの周囲に、電極パター
ン48A〜48Cが電気的に独立して各々配置されている。
この例によれば、上述した応用例のほかに、複数個の
電極パターンを配置し、各々において間隔xを測定する
ことによって、マスクMとウェハWとの間の平行度を知
ることが可能となる。
また電極パターン48A〜48Cを露光領域外に配置できる
ので、露光領域に対する制約がないといった利点もあ
る。
(3)対物レンズユニットへの応用例 次に、第6図を参照しながら、顕微鏡等の対物レンズ
ユニットへの適用例について説明する。
同図において、二枚のレンズL1,L2を有する対物レン
ズユニット50は、図の矢印F方向に上下動して、試料52
の表面にその焦点が合うようになっている。これによっ
て、試料52の表面が観察されるようになっている。
ところで、このような対物レンズユニット50において
高倍の対物レンズが使用される場合には、その作動距離
が小さくなり、試料52と接触して対物レンズユニット50
や試料52が破損したり、レンズ面が汚れたりすることが
しばしば起こる。
そこで、この例では、対物レンズユニット50の先端部
分に電極54を設け、これに第3図の応用例と同様の測定
回路56を接続して、試料52と電極54の間隔を測定するこ
ととしている。
この測定結果を利用して対物レンズユニット50の先端
と試料52の方面との間隔を制御することにより、上述し
た接触による不都合の防止を行なうことができる。
第2実施例 次に、第7図および第8図を参照しながら、この発明
の第2実施例について説明する。なお、上述した第1実
施例と同様の部分には、同一の符号を用いることとす
る。
この第2実施例は、上述した第1実施例と比較して、
発振器としてはOS1のみが設けられており、また、平板
電極10と電流計AMの間には、コンデンサCS1,CS2の切り
換えスイッチSWが付加されている。
電流計AMの検出主力側は、測定器60を介して演算回路
62に接続されている。
更に、以上のような装置の等価回路は、上記実施例と
同様に第8図のようになる。
この等価回路を参照しながらこの実施例の作用につい
て説明する。まず初めに、切り換えスイッチSWによって
コンデンサCS1が回路が接続されているものとする。
コンデンサCS1の容量をC1とすると、第1実施例で示
した(4)式に相当する微分方程式は、次の(15)式の
ようになる。
この(15)式を(4)式と同様に解いて、更に、回路
中を流れる電流の振幅をIS1とすると、(8)式に相等
する式は(16)式のようになる。
次に、切り換えスイッチSWをコンデンサCS2側に切換
接続したとする。このとき、コンデンサCS2の容量を
C2、回路中を流れる電流の振幅をIS2とすると、上述し
た場合と全く同様にして(17)式が得られる。
これら(16)、(17)式に被測定物体12の抵抗値Rを
消去するとともに1/Cについて解くと、(18)式をよう
になる。
そして、(2)、(18)式よりCを消去すると、次の
(19)式が得られる。
この(19)式も、第1実施例の(14)式と同様に、被
測定物体12の抵抗値Rを式中に含まない。
従って、まず、切り換えスイッチSWの切り換えを行な
いながら、それと同期してコンデンサCS1に接続が行な
われた時の電流の振幅IS1と、コンデンサCS2に接続が行
われた時の電流の振幅IS2とを、測定器60によって測定
する。
そして更に、演算回路62によって(19)式の演算を行
なうと、平板電極10と被測定物体12との間隔xを、被測
定物体12の材質にかかわらず正確に測定することができ
る。
なお、以上の第2実施例が、上述した第3図〜第6図
の応用例に対しても適用できることは言うまでもない。
他の実施例 なお、この発明は何ら上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、第1実施例では、平板電極に周波数の
異なる二つの高周波電場を同時に印加しているが、両者
を短時間ずつ交互に印加し、これに同期して電流の測定
及び演算を行なうようにしてもよい。
また、上述したように、この発明は検出部分が大変簡
易な構成となっているため、小型化が容易である。従っ
て、ロボットの腕等の接近センサなどに適用することも
できる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、被測定物体
の導電率にかかわらず、簡易な構成で間隔ないし距離を
良好に測定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す構成図、第2図は
第1図の装置の等価回路を示す回路図、第3図ないし第
6図は第1実施例の応用例を示す説明図、第7図は第2
実施例を示す構成図、第8図は第7図の装置の等価回路
を示す回路図、第9図は従来の装置例を示す構成図、第
10図は第9図の装置の等価回路を示す回路である。 [主要部分の符号の説明] 10……平板電極12……被測定物体、18……誘電体薄膜、
30,34……ステージ、40,56……測定回路、44……レジス
ト、48,48A,48B,48C…電極パターン、50……対物レンズ
ユニット、52……試料、M……マスク、R……レティク
ル、T……縮小投影レンズ、W……ウェハ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物体の表面とこの上に配置した平板
    電極との間隔を、該間隔によって形成される静電容量に
    高周波電圧を印加したときに流れる電流値に基づいて測
    定する間隔測定装置において、 第1の回路状態において、前記電流値を測定する第1の
    測定手段と、 前記第1の回路状態と条件が異なる第2の回路状態にお
    いて、前記電流値を測定する第2の測定手段と、 これら第1及び第2の測定手段によって測定された各電
    流値を利用して、被測定物体の導電率によって定まるパ
    ラメータを含まない形で表された演算式に基づいて、前
    記間隔を算出する演算手段と、 を備えたことを特徴とする間隔測定装置。
  2. 【請求項2】前記第1の測定手段は、第1の周波数の高
    周波電圧によって測定を行い、前記第2の測定手段は、
    第2の周波数の高周波電圧によって測定を行うことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の間隔測定装置。
  3. 【請求項3】前記第1の測定手段は、第1の容量のコン
    デンサを前記平板電極と直列に接続して測定を行い、前
    記第2の測定手段は、第2の容量のコンデンサを前記平
    板電極と直列に接続して測定を行うことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の間隔測定装置。
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