JP2518276Y2 - 注射筒駆動装置 - Google Patents

注射筒駆動装置

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JP2518276Y2
JP2518276Y2 JP1988067624U JP6762488U JP2518276Y2 JP 2518276 Y2 JP2518276 Y2 JP 2518276Y2 JP 1988067624 U JP1988067624 U JP 1988067624U JP 6762488 U JP6762488 U JP 6762488U JP 2518276 Y2 JP2518276 Y2 JP 2518276Y2
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screw shaft
syringe barrel
arm
motor
change nut
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徳司 橘内
利秋 阿部
秀 渡部
敏彦 原
正明 飯尾
正 野崎
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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RIKEN Institute of Physical and Chemical Research
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は比較的微量の薬液の吸排出を注射筒を用いて
自動的に行う注射筒駆動装置に関する。
(従来の技術) スクリュー軸を回転して、これと係合するチェンジナ
ットを並進移動し、これによって注射筒のピストンをシ
リンダに対して相対移動することにより比較的微量の薬
液の吸排出を行なう注射筒駆動装置が知られている。こ
の微定量注入器は薬液の吸排出を脈動なく自動に行なえ
るという点で優れた特徴を有している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このスクリュー軸とこれに係合するチ
ェンジナットを用いる従来の注射筒駆動装置において
は、注射筒の一部と結合され、チェンジナットの動きと
連動する注射筒駆動アーム側からこの駆動アームを並進
移動することができなく、したがって注射筒のセットが
困難であるという問題があった。即ち、予め注入された
薬液量によって伸長した注射筒の長さに応じて、スクリ
ュー軸を回転するモータを一々駆動して、注射筒駆動ア
ームを注射筒の所定の位置にまで移動するという操作が
必要であった。この際、アームの移動量が多すぎると、
不本意に薬液を放出してしまうこともあった。
本考案の課題は、注射筒の長さ、即ち薬液量のいかん
によらずこの注射筒の着装を容易に行なうことのできる
注射筒駆動装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、スクリュー軸と係合するチェンジナットを
自立条件を満たさないものとし、スクリュー軸とモータ
の回転の伝達を断続する電磁クラッチを用い、チェンジ
ナットをこのチェンジナット側から自由に並進移動でき
るようにして上述の課題を解決した。
なお、自立条件とは機械工学便覧(改定第6版日本機
械学会発行)の7−35に記載ように逆転止めの条件とも
言われるものであり、この条件が満たされないと、互い
に嵌まり合うおねじとめねじの一方に軸力が加えられる
と他方が回転することになる。
(作用) チェンジナット即ち、これと連結する注射筒駆動アー
ムを手動により自在に移動可能となり、薬液の注入量に
よって伸長量の変化する注射筒の着装が極めて容易とな
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明
する。
取付け基板1に取り付けられたモータ2のシャフト
2′はジョイント3を介して電磁クラッチ装置4に連結
されている。このクラッチ装置4は2つのクラッチ板4
−1、4−2を備えており、これらクラッチ板のクラッ
チ面は電磁石4−3の作動により係合離脱が行われる。
クラッチ装置4の出力側のシャフト404には平歯車5が
固設されている。この平歯車5は、多条にネジ溝がきざ
まれたスクリュー軸6の一端に取り付けられたより大径
の平歯車7と噛合している。スクリュー軸6には、この
スクリュー軸6の回転運動を並進運動に変換するチェン
ジナット8が噛合している。このスクリュー軸6とチェ
ンジナット8とは自立条件を満たさず、チェンジナット
8側からチェンジナット8を並進運動してスクリュー軸
6を回転することができる。チェンジナット8は、注射
筒9の伸縮を行う駆動アーム10と連結している。このア
ーム10は、支柱11に支持されてこの支柱11上を摺動する
ので、並進移動時にガタつくことがない。注射筒9はシ
リンダ9′とピストン9″とから構成されるが、シリン
ダ9′は、その後端が基板1に固設された取付け具12に
挿入されかつ、胴体部分が取付けネジ13によって締め付
けられることにより固定される。また、ピストン9″は
シリンダ9′と係合する他、その先端が固定具14によっ
てアーム10と結合されている。
このように構成された自動液注入装置は以下の様にし
て用いられる。オペレータは注射筒9が装置から離脱し
た状態で、所望量の薬液を注射筒9内に注入する。この
薬液の注入によるある長さに伸長した注射筒9を取り付
けるには、アーム10を注射筒9が取り付けられるのとは
反対の方向に押圧する。スクリュー軸6とチェンジナッ
ト8とは自立の状態になく、クラッチ装置4の電磁石4
−3は励磁されておらず、クラッチ板4−1、4−2は
係合されていないため、によってモータ側の負荷と切り
離されているので、アームはこの押圧で自由に並進移動
する。この移動により適当に間隔が開けられた後、注射
筒9を図示されるように装置に固定する。次にアーム10
を慎重に逆方向に移動して、これをピストン9″の先端
に当接する。アーム10とピストン9″の先端を固定具14
によって結合する。注射筒9が装置に取り付けられたの
ち、クラッチ4の電磁石4−3を励磁し、クラッチ板4
−1、4−2を係合する。モータ2を回転すれば、ピス
トン9″がシリンダ9′内に押し入れられて、注射筒9
内の薬液が外部に放出される。モータ2としてステップ
モータを使用すれば、モータ2に送り込むパルス数によ
り正確な量の薬液が放出される。またアーム10の移動終
端を検出するリミットスイッチを設ければ、初期の薬液
の液入量が外部に放出されることになる。薬液放出後、
電磁石4−3の励磁を中止し、クラッチ板4−1、4−
2の係合を切り離す。この様にして、薬液の放出が終了
した注射筒9は取り付け時と逆の操作を経て、装置から
取り出される。
液体の注射筒9への吸入も図示された装置を用いて同
様にして実行される。即ち、ピストン9′をシリンダ
9″内にほぼ完全に入れ込んだ注射筒を上述と同様にし
て取り付けられる。次に、モータ2を薬液放出時と逆に
回転して、ピストン9′をシリンダ9″から引き出して
所望量の液体が注射筒9内に回収される。
なお、アーム10の移動量、即ち、薬液の注射筒への注
入量あるいは注射筒からの排出量はスクリュー軸等の回
転軸にロターリーエンコーダを設け、これからの出力信
号を用いることによっても行なうことができる。
また、駆動アームもチェンジナットに直接結合するの
ではなく、各種のリンク機構を介してもよいことは言う
までもない。
(考案の効果) 以上、詳細に説明したように、本考案においては注射
筒を伸縮するアームを、このアーム側から自在に動かす
ことができるので、注射筒の装置への着脱が容易に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の好ましい実施例の平面図。 1……取付け基板、2……モータ、3……ジョンイト、
4……電磁クラッチ装置、5、7……平歯車、6……ス
クリュー軸、8……チェンジナット、9……注射筒、10
……駆動アーム、11……支柱、12……取付け具、13……
取付けネジ、14……固定具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡部 秀 埼玉県和光市広沢2番1号 理化学研究 所内 (72)考案者 原 敏彦 東京都中野区江古田3―14―12 (72)考案者 飯尾 正明 東京都三鷹市下連雀3―42―4 (72)考案者 野崎 正 神奈川県伊勢原市見附島5―3―105 (56)参考文献 特開 昭55−85223(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自立条件を満たさず係合しているスクリュ
    ー軸とチェンジナット、 前記スクリュー軸を回転するためのモータ、 前記モータ及びスクリュー軸の回転の伝達を断続する電
    磁クラッチ、 前記チェッジナットの並進移動に伴って移動し、注射筒
    の一端に固定される駆動アームから構成される注射筒駆
    動装置。
JP1988067624U 1988-05-23 1988-05-23 注射筒駆動装置 Expired - Lifetime JP2518276Y2 (ja)

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JPH01173472U JPH01173472U (ja) 1989-12-08
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JPS526104A (en) * 1975-07-02 1977-01-18 Toyota Motor Corp Highly precised plural feed syst ems of incompressible fluid
JPS5585223A (en) * 1978-12-22 1980-06-27 Stanley Electric Co Ltd Fixed quantity discharge method of fluid

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