JP2518223B2 - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

Info

Publication number
JP2518223B2
JP2518223B2 JP20211786A JP20211786A JP2518223B2 JP 2518223 B2 JP2518223 B2 JP 2518223B2 JP 20211786 A JP20211786 A JP 20211786A JP 20211786 A JP20211786 A JP 20211786A JP 2518223 B2 JP2518223 B2 JP 2518223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
circuit
dynamic range
value
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20211786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6359186A (ja
Inventor
哲二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20211786A priority Critical patent/JP2518223B2/ja
Publication of JPS6359186A publication Critical patent/JPS6359186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518223B2 publication Critical patent/JP2518223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディジタルテレビジョン信号等の画像デ
ータの1画素当たりのビット数を圧縮する高能率符号化
装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明では、ディジタルビデオ信号を伝送する際に
適用される高能率符号化装置において、テレビジョン画
面が多数の2次元的ブロック又は3次元的ブロックに分
割され、各ブロック内の画素の相関により狭くなったダ
イナミックレンジに適応した可変長の符号化により、ブ
ロック内の画素データのビット数が圧縮でき、また、ダ
イナミックレンジが最も狭い時には、ブロックの全画素
データの平均値情報を伝送することにより、ブロック歪
が防止される。
〔従来の技術〕
ビデオ信号の符号化方法として、伝送帯域を狭くする
目的でもって、1画素当たりの平均ビット数又はサンプ
リング周波数を小さくするいくつかの高能率符号化方法
が知られている。
本願出願人は、特願昭59-266407号明細書に記載され
ているような、2次元ブロック内に含まれる複数画素の
最大値及び最小値により規定されるダイナミックレンジ
を求め、このダイナミックレンジに適応した符号化を行
う高能率符号化装置を提案している。また、特願昭60-2
32789号明細書に記載されているように、複数フレーム
に夫々含まれる領域の画素から形成された3次元ブロッ
クに関してダイナミックレンジに適応した符号化を行う
高能率符号化装置が提案されている。更に、特願昭60-2
68817号明細書に記載されているように、量子化を行っ
た時に生じる最大歪が一定となるようなダイナミックレ
ンジに応じてビット数が変化する可変長符号化方法が提
案されている。
第11図は、先に提案されているダイナミックレンジに
適応した可変長符号化方法の説明に用いるものである。
ダイナミックレンジDR(最大値MAXと最小値MINの差)が
例えば(8ライン×8画素=64画素)からなる2次元的
なブロック毎に算出される。また、入力画素データから
そのブロック内で最小のレベル(最小値)が除去され
る。この最小値除去後の画素データが代表レベルに変換
される。この量子化の際に生じる量子化歪の許容できる
最大値(最大歪と称する。)が所定の値Eとされる。
第11図Aは、ダイナミックレンジDRが2Eの場合を示
し、中央のレベルEが代表レベル0とされる。つまり、
(0≦DR≦2E)の時には、(MAX+MIN)/2のレベルが代
表レベルとされ、データの伝送が必要ない(ビット長が
0である)。受信側では、ブロックの最小値MIN及びダ
イナミックレンジDRから代表レベルL0を復元値とする復
号がなされる。
第11図Bは、(DR=4E+1)の場合を示し、(L0=
E)(L1=3E+1)と夫々定められる。2個の代表レベ
ルL0,L1があるので、ビット長が1となる。(2E+1≦D
R≦4E+1)の場合には、ビット長が1とされる。
第11図Cは、(DR=8E+3)の場合を示し、代表レベ
ルが(L0=E)(L1=3E+1)(L2=5E+2)(L3=7E
+3)と夫々定められる。(4E+2≦DR≦8E+3)の場
合には、4個の代表レベルL0〜L3があるので、ビット長
が2とされる。
(8E+4≦DR≦16E+7)の場合では、8個の代表レ
ベル(L0〜L7)が用いられる。第11図Dは、(DR=16E
+7)の場合を示し、代表レベルが上述と同様のL0〜L3
に加えて、(L4=9E+4)(L5=11E+5)(L6=13E+
6)(L7=15E+)と夫々定められる。8個の代表レベ
ルの区別のために、ビット長が3とされる。
上述のように、各ブロックのダイナミックレンジDRに
応じてビット長が(0〜3)の可変の量子化がなされ
る。実際の画素データは、1サンプルが8ビットである
ので、ダイナミックレンジDRの理論上の最大値が255と
なる。従って、最大歪Eが一定で量子化した場合には、
ビット長の最大値として5ビットが必要となる。しかし
ながら、ダイナミックレンジDRが大きい所では、量子化
歪が視覚上目立たないので、最大歪Eを一定とせずに、
ダイナミックレンジDRに応じて最大枠Eが大きくされ、
ビット長の最大値が3ビット程度に抑えられる。
また、第11図に示されるように、ダイナミックレンジ
DRを分割してなる領域の中央のレベルを代表値とする量
子化と異なり、第12図に示すように最小値MIN及び最大
値MAXを夫々代表値として含むような量子化を行うこと
も可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述のダイナミックレンジに適応した可変長の符号化
方法は、ダイナミックレンジDRが小さいブロックで、
(MAX+MIN)/2を代表値として復元した時に、ブロック
歪が発生する問題があった。第13図はブロック歪の発生
を説明するための図である。第13図では、説明の簡単の
ため、1次元ブロック即ち、水平方向の所定数のサンプ
ルにより形成されたブロックについてのデータの変化が
アナログ波形として表されており、受信側の復元値が破
線で示されている。
第13図Aに示すように、平坦であるべき波形にインパ
ルス性のノイズが含まれていると、このノイズが含まれ
るブロックでは、ノイズのピーク値が最大値MAXとして
検出され、(MAX+MIN)/2のレベルAv′が受信側で復元
される。従って、このブロックの復元値が隣接するブロ
ックの復元値に比して輝度レベルが高くなり、ブロック
歪が発生する。
また、第13図Bに示すように、ビデオカメラの撮像出
力には、レベル変化が急峻なエッジ付近で小レベルのリ
ンギングが発生していることが多い。このリンギングが
含まれるブロックでは、リンギングのピーク値が最小値
MINとして検出され、リンギングが含まれるブロックの
レベルがAv′となり、ブロック歪が発生する。
上述のブロック歪の輝度レベルの差は小さいが、ある
程度の面積を持つので、視覚的に目立つ問題があった。
この発明の目的は、ダイナミックレンジに適応した可
変長符号化におけるブロック歪の発生が防止された高能
率符号化装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、ディジタル画像信号の2次元ブロック
又は時間的に連続するNフレームの夫々に属するN個の
領域からなるブロック内に含まれる複数の画素データの
最大値MAX及び複数の画素データの最小値MINを求めると
共に、最大値MAX及び最小値MINからブロック毎のダイナ
ミックレンジDRを検出するダイナミックレンジ検出回路
と、 最小値MINを複数の画素データの値から減算し、最小
値除去後の入力データを形成する減算回路と、 ブロックの全画素データの平均値情報を算出する回路
と、 検出されたダイナミックレンジDR内で最小値除去後の
入力データを元の量子化ビット数より少なく、且つダイ
ナミックレンジDRに応じた数の量子化ビット数で符号化
し、ビット数がブロック毎に定まるコード信号DTを発生
する量子化回路と、 ダイナミックレンジ情報と関連する情報及びコード信
号を伝送すると共に、ダイナミックレンジが所定値より
小なる時に平均値情報とダイナミックレンジに関連する
情報を伝送するフレーム化回路とが備えられている。
〔作用〕
テレビジョン信号は、水平方向、垂直方向並びに時間
方向に関する3次元的な相関を有しているので、定常部
では、同一のブロックに含まれる画素データのレベルの
変化幅が小さい。従って、ブロック内に画素データが共
有する最小レベルMINを除去した後のデータPDIのダイナ
ミックレンジを元の量子化ビット数より少ない量子化ビ
ット数により量子化しても、量子化歪は、殆ど生じな
い。
また、ダイナミックレンジが所定の値より小なる時即
ち、ビット長が0の時には、ブロックの全画素データの
平均値が伝送される。受信側では、ビット長が0のブロ
ックに関する復元値として平均値が用いられる。従っ
て、インパルス性の雑音,リンギングが含まれているた
めにブロック歪が発生することが防止される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。この説明は、下記の順序に従ってなされる。
a.送信側の構成 b.受信側の構成 c.ブロック及びブロック化回路 d.ダイナミックレンジ検出回路 e.量子化回路 f.変形例 a.送信側の構成 第1図は、この発明の送信側(記録側)の構成を全体
として示すものである。1で示す入力端子に例えば1サ
ンプルが8ビットに量子化されたディジタルビデオ信号
(ディジタル輝度信号)が入力される。このディジタル
ビデオ信号がブロック化回路2に供給される。
ブロック化回路2により、入力ディジタルビデオ信号
が符号化の単位である2次元ブロック毎に連続する信号
に変換される。この実施例では、1ブロックが(8ライ
ン×8画素=64画素)の大きさとされている。ブロック
化回路2の出力信号がダイナミックレンジ検出回路3及
び遅延回路4に供給される。ダイナミックレンジ検出回
路3は、ブロック毎にダイナミックレンジDR及び最小値
MINを検出する。遅延回路4からの画素データPDが減算
回路5及び積算回路6に供給される。減算回路5におい
て、最小値MINが除去された画素データPDIが形成され
る。積算回路6において、1ブロック内の64個の画素デ
ータの値が集計され、積算回路6の出力信号がシフト回
路8に供給される。シフト回路8は、積算回路6の出力
信号を(1/64)にするもので、シフト回路8から1ブロ
ックの全画素データの平均値Avが得られる。
また、検出されたダイナミックレンジDRが比較回路9
及び量子化回路7に供給される。比較回路9では、検出
されたダイナミックレンジDRとしきい値THとが比較され
る。しきい値THより検出されたダイナミックレンジDRが
小さい時には、そのブロックのビット長が0である。量
子化回路7は、ダイナミックレンジDRに適応して、画素
データPDIを量子化し、コード信号DTを発生する。
ダイナミックレンジ検出回路3からのダイナミックレ
ンジDRがスイッチ回路10Aの一方の入力端子に供給さ
れ、ダイナミックレンジ検出回路3からの最小値MINが
スイッチ回路10Bの一方の入力端子に供給される。スイ
ッチ回路10Aの他方の入力端子には、8ビットが全て
“0"のデータが供給され、スイッチ回路10Bの他方の入
力端子には、シフト回路8からの平均値Avが供給され
る。これらのスイッチ回路10A及び10Bは、比較回路9の
出力信号によって制御される。
比較回路9において、検出されたダイナミックレンジ
DRがしきい値THより大きい時には、第1図に示すよう
に、スイッチ回路10A,10BがダイナミックレンジDR及び
最小値MINを夫々選択する。このスイッチ回路10A,10Bの
出力信号及びコード信号DTがフレーム化回路11に供給さ
れる。フレーム化回路11は、第2図に示すように、ダイ
ナミックレンジDR及び最小値MINと1ブロックのデータ
からなるシリアルデータを形成する。1ブロックのデー
タは、(ビット長Nb×64)のビット数のものである。こ
のシリアルデータに対してエラー訂正符号の符号化が施
されると共に、同期信号が付加されて送信データが形成
される。この送信データが出力端子12に取り出される。
比較回路9において、検出されたダイナミックレンジ
DRがしきい値THより小さく、ビット長が0のブロックで
は、スイッチ回路10Aが全て“0"の8ビットのコードを
選択し、スイッチ回路10Bがシフト回路8からの平均値A
vを選択する。従って、送信されるデータは、ダイナミ
ックレンジDRに代わる全て“0"の8ビットのコード信号
と最小値MINに代わる平均値Avである。
前述のように、符号化コードDTは、ブロック毎に可変
のビット数のものであるが、付加コード中のダイナミッ
クレンジDRからそのブロックの画素データのビット数が
一義的に定まる。従って、可変長符号を採用しているに
も拘らず、伝送データ中にデータの区切りを示す冗長な
コードを挿入する必要がない利点がある。
b.受信側の構成 第3図は、受信(又は再生)側の構成を示す。入力端
子13からの受信データは、フレーム分解回路14に供給さ
れる。フレーム分解回路14により、コード信号DTと付加
コードDR,MINとが分離されると共に、エラー訂正処理が
なされる。コード信号DTが復号化回路15に供給され、ダ
イナミックレンジDRが復号化回路15及びゼロ検出回路16
に供給される。ゼロ検出回路16は、ダイナミックレンジ
DRとして挿入されている8ビットが全て“0"であること
を検出する。また、最小値MINが加算回路17及びスイッ
チ回路18の一方の入力端子に供給される。加算回路17に
は、復号化回路15の出力信号が供給され、加算回路17の
出力信号がスイッチ回路18の他方の入力端子に供給され
る。復号化回路15は、送信側の量子化回路7の処理と逆
の処理を行う。即ち、8ビットの最小レベル除去後のデ
ータが代表レベルに復号され、このデータと8ビットの
最小値MINとが加算回路17により加算され、元の画素デ
ータが復号される。
ゼロ検出回路16の出力信号によりスイッチ回路18が制
御される。ダイナミックレンジDRの8ビットが“0"でな
い時には、第3図に示すように、スイッチ回路18が加算
回路17の出力信号を選択する。また、ダイナミックレン
ジDRが全て“0"のビットの時には、最小値MINに代えて
平均値Avが挿入されているので、スイッチ回路18が平均
値Avを選択する。スイッチ回路18の出力信号がブロック
分解回路19に供給される。ブロック分解回路19は、送信
側のブロック化回路2と逆に、ブロックの順番の復号デ
ータをテレビジョン信号の走査と同様の順番に変換する
ための回路である。ブロック分解回路19の出力端子20に
復号されたビデオ信号が得られる。
c.ブロック及びブロック化回路 第4図を参照して、符号化の単位であるブロックにつ
いて説明する。この例では、1フィールドの画面を分割
することにより、第4図に示される(8ライン×8画
素)の2次元ブロックが多数形成される。第3図におい
て、実線は、奇数フィールドのラインを示し、破線は、
偶数フィールドのラインを示す。この例と異なり、時間
的に連続するNフレームの各フレームに属するN個の2
次元領域から構成された3次元ブロックに対してもこの
発明が適用できる。
ブロック化回路2について第5図,第6図及び第7図
を参照して説明する。説明の簡単のため、1フィールド
の画面が第6図に示すように、(4ライン×8画素)の
構成と仮定し、この画面が破線で示すように、垂直方向
に2分割され、水平方向に4分割され、(2ライン×2
画素)の8個のブロックが形成される場合について説明
する。
第5図において、21で示す入力端子に第7図Aに示す
ように、(Th0〜Th3)の4ラインからなる入力データA
が供給され、22で示す入力端子に入力データAと同期し
ているサンプリングクロックB(第7図B)が供給され
る。数字の(1〜8)がラインTh0のサンプルデータを
夫々示し、数字の(11〜18)がラインTh1のサンプルデ
ータを夫々示し、数字の(21〜28)がラインTh2のサン
プルデータを夫々示し、数字の(31〜38)がラインTh3
のサンプルデータを夫々示す。入力データAがThの遅延
量の遅延回路23及び2Ts(Ts:サンプリング周期)の遅延
量の遅延回路24に供給される。また、サンプリングクロ
ックBが1/2分周回路27に供給される。
遅延回路24の出力信号C(第7図C)がスイッチ回路
25及び26の一方の入力端子に夫々供給され、遅延回路23
の出力信号D(第7図D)がスイッチ回路25及び26の他
方の入力端子に夫々供給される。スイッチ回路25は、1/
2分周回路27の出力信号E(第7図E)により制御さ
れ、また、スイッチ回路26はパルス信号Eがインバータ
28により反転されたパルス信号により制御される。スイ
ッチ回路25及び26は、2Ts毎に交互に入力信号(C又は
D)を選択する。スイッチ回路25からの出力信号Fが第
7図Fに示され、スイッチ回路26からの出力信号Gが第
7図Gに示される。
スイッチ回路25の出力信号Fがスイッチ回路29の第1
の入力端子及び4Tsの遅延量を有する遅延回路30に供給
される。スイッチ回路26の出力信号Gが2Tsの遅延量を
有する遅延回路31に供給される。遅延回路30の出力信号
H(第7図H)がスイッチ回路29の第3の入力端子に供
給される。遅延回路31の出力信号I(第7図I)がスイ
ッチ回路29の第2の入力端子及び4Tsの遅延量を有する
遅延回路32に供給される。遅延回路32の出力信号J(第
7図J)がスイッチ回路29の第4の入力端子に供給され
る。
1/2分周回路33には、1/2分周回路27の出力信号が供給
され、出力信号K(第7図K)が形成される。この信号
Kによってスイッチ回路29が制御され、4Ts毎に第1,第
2,第3及び第4の入力端子が順次選択される。従って、
スイッチ回路29から出力端子34に取り出される信号L
は、第6図Lに示すものとなる。つまり、データのフィ
ールド毎の順序がブロック毎の順序(例えば1→2→11
→12)に変換される。勿論、1フィールドの実際の画素
数は、第6図に示される例と異なってはるかに多いが、
上述と同様の走査変換によって、第4図に示すブロック
毎の順序に変換される。
d.ダイナミックレンジ検出回路 第8図は、ダイナミックレンジ検出回路3の一例の構
成を示す。41で示される入力端子には、ブロック化回路
2から前述のように、1ブロック毎に符号化が必要な領
域の画像データが順次供給される。この入力端子41から
の画素データは、選択回路42及び選択回路43に供給され
る。一方の選択回路42は、入力ディジタルビデオ信号の
画素データとラッチ44の出力データとの間で、よりレベ
ルの大きい方を選択して出力する。他方の選択回路43
は、入力ディジタルビデオ信号の画素データとラッチ45
の出力データとの間で、よりレベルの小さい方を選択し
て出力する。
選択回路42の出力データが減算回路46に供給されると
共に、ラッチ44に取り込まれる。選択回路43の出力デー
タが減算回路46及びラッチ48に供給されると共に、ラッ
チ45に取り込まれる。ラッチ44及び45には、ラッチパル
スが制御部49から供給される。制御部49には、入力ディ
ジタルビデオ信号と同期するサンプリングクロック,同
期信号等のタイミング信号が端子50から供給される。制
御部49は、ラッチ44,45及びラッチ47,48にラッチパルス
を所定のタイミングで供給する。
各ブロックの最初で、ラッチ44及び45の内容が初期設
定される。ラッチ44には、全て‘0'のデータが初期設定
され、ラッチ45には、全て‘1'のデータが初期設定され
る。順次供給される同一のブロックの画素データの中
で、最大レベルがラッチ44に貯えられる。また、順次供
給される同一のブロックの画素データの中で、最小レベ
ルがラッチ45に貯えられる。
最大レベル及び最小レベルの検出が1ブロックに関し
て終了すると、選択回路42の出力に当該ブロックの最大
レベルが生じる。一方、選択回路43の出力に当該ブロッ
クの最小レベルが生じる。1ブロックに関しての検出が
終了すると、ラッチ44及び45が再び初期設定される。
減算回路46の出力には、選択回路42からの最大レベル
MAX及び選択回路43からの最小レベルMINを減算してなる
各ブロックのダイナミックレンジDRが得られる。これら
のダイナミックレンジDR及び最小レベルMINが制御ブロ
ック49からのラッチパルスにより、ラッチ47及び48に夫
々ラッチされる。ラッチ47の出力端子51に各ブロックの
ダイナミックレンジDRが得られ、ラッチ48の出力端子52
に各ブロックの最小値MINが得られる。
e.量子化回路 量子化回路6は、ダイナミックレンジDRに適応した可
変長の符号化を行う。第9図は、量子化回路6の一例を
示す。第9図において、55で示すROMには、最小値除去
後の画素データPDI(8ビット)を圧縮されたビット数
に変換するためのデータ変換テーブルが格納されてい
る。ROM55に対して、入力端子56からのダイナミックレ
ンジDRと入力端子57からの画素データPDIとがアドレス
信号として供給される。
ROM55では、ダイナミックレンジDRによりデータ変換
テーブルが選択され、出力端子58にコード信号DTが取り
出される。このコード信号DTのビット数が例えば0ビッ
ト〜3ビットの範囲で変化する。従って、ROM55から出
力されたコード信号の中で有効なビット数が変化する。
このような可変長符号化は、特願昭60-268817号明細書
に記載されている。
1ブロック内のテレビジョン信号が水平方向,垂直方
向の2次元方向並びに時間方向に関する3次元的な相関
を有しているので、定常部では、同一のブロックに含ま
れる画素データのレベルの変化幅が小さい。従って、ブ
ロック内の画素データが共有する最小レベルMINを除去
した後のデータDTIのダイナミックレンジを元の量子化
ビット数より小さい量子化ビット数により量子化して
も、量子化歪は、殆ど生じない。量子化ビット数を少な
くすることにより、データの伝送帯域幅を元のものより
狭くすることができる。
f.変形例 以上の説明では、コード信号DTとダイナミックレンジ
DRと最小値MINとを送信している。しかし、付加コード
としてダイナミックレンジDRの代わりに最大値MAX、量
子化ステップまたは最大歪を伝送しても良い。
また、1ブロックのデータをフレームメモリ、ライン
遅延回路、サンプル遅延回路を組み合わせた回路によ
り、同時に取り出すようにしても良い。
更に、平均値情報としては、ブロック内の最も数が多
いレベル又はブロック内の画素データを大きい順に並べ
た時の中間の値を使用しても良い。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、ダイナミックレンジが狭いブロッ
クにおけるブロック歪の発生を防止することができる。
第10図Aに示すように、インパルス性の雑音が含まれて
いるブロック(簡単のため1次元ブロックで表されてい
る)でも、ブロックの全画素の平均値Avがスイッチ回路
10Bで選択されて伝送される。受信側では、この平均値A
vが復元され、このブロックの復元値が隣接するブロッ
クに比して大レベルとなることが防止される。また、第
10図Bに示すように、リンギングが含まれるブロックで
も、同様に平均値Avが受信側で復元され、ブロック歪が
発生することが防止される。
また、この発明に依れば、ダイナミックレンジが小さ
いブロックでは、実際のデータに近い輝度レベルが復元
されるので、復元画像のS/Nを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はデ
ータの構成を示す略線図、第3図は受信側の構成を示す
ブロック図、第4図は符号化の処理の単位であるブロッ
クの説明に用いる略線図、第5図、第6図及び第7図は
夫々ブロック化回路の説明のための略線図、ブロック化
回路の一例のブロック図及び動作説明のためのタイムチ
ャート、第8図はダイナミックレンジ検出回路のブロッ
ク図、第9図は量子化回路の一例のブロック図、第10図
はこの発明の説明に用いる波形図、第11図は可変長符号
化の説明のための略線図、第12図は量子化の他の例の説
明のための略線図、第13図はブロック歪の発生の説明に
用いる波形図である。 図面における主要な符号の説明 1:ディジタルビデオ信号の入力端子、2:ブロック化回
路、3:ダイナミックレンジ検出回路、6:積算回路、7:量
子化回路、8:シフト回路、10A,10B:スイッチ回路、11:
フレーム化回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル画像信号の2次元ブロック又は
    時間的に連続するNフレームの夫々に属するN個の領域
    からなるブロック内に含まれる複数の画素データの最大
    値及び上記複数の画素データの最小値を求めると共に、
    上記最大値及び上記最小値から上記ブロック毎のダイナ
    ミックレンジを検出する手段と、 上記最小値を上記複数の画素データの値から減算し、最
    小値除去後の入力データを形成する手段と、 上記ブロックの全画素データの平均値情報を算出する手
    段と、 上記検出されたダイナミックレンジ内で上記最小値除去
    後の入力データを元の量子化ビット数より少なく、且つ
    上記検出されたダイナミックレンジに応じた数の量子化
    ビット数で符号化し、ビット数がブロック毎に定まるコ
    ード信号を発生する手段と、 上記ダイナミックレンジと関連する情報及び上記コード
    信号を伝送すると共に、上記ダイナミックレンジが所定
    値より小なる時に上記平均値情報と上記ダイナミックレ
    ンジに関連する情報を伝送する手段と からなることを特徴とする高能率符号化装置。
JP20211786A 1986-08-28 1986-08-28 高能率符号化装置 Expired - Lifetime JP2518223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20211786A JP2518223B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 高能率符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20211786A JP2518223B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 高能率符号化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359186A JPS6359186A (ja) 1988-03-15
JP2518223B2 true JP2518223B2 (ja) 1996-07-24

Family

ID=16452242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20211786A Expired - Lifetime JP2518223B2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28 高能率符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518223B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3152394B2 (ja) * 1988-12-13 2001-04-03 株式会社東芝 画像符号化方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6359186A (ja) 1988-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2670259B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2512894B2 (ja) 高能率符号化/復号装置
US5543939A (en) Video telephone systems
JP2540809B2 (ja) 高能率符号化装置
JPH0793724B2 (ja) テレビジョン信号の高能率符号化装置及び符号化方法
CA2048623A1 (en) Video telephone systems
JPS6359313B2 (ja)
JP2518224B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2518223B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2508646B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2518215B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2518214B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2604712B2 (ja) テレビジヨン信号の高能率符号化/復号装置
JP2550532B2 (ja) カラ−ビデオ信号の高能率符号化装置
JPH0821865B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2785823B2 (ja) テレビジョン信号の高能率符号化装置及び方法、並びに復号装置及び方法
JPH0832028B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2778629B2 (ja) 高能率符号化装置
JPH0797754B2 (ja) 符号化伝送装置
JPH0821864B2 (ja) 高能率符号化装置
JPS6359312B2 (ja)
JP2500486B2 (ja) 高能率符号化装置
JP2832949B2 (ja) 高能率符号の復号装置
JPS6335092A (ja) 高能率符号化装置
JP2833005B2 (ja) フレーム分解回路及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term