JP2518152Y2 - ロッドレスシリンダにおけるオーバーロード検出機構 - Google Patents

ロッドレスシリンダにおけるオーバーロード検出機構

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JP2518152Y2
JP2518152Y2 JP1990071790U JP7179090U JP2518152Y2 JP 2518152 Y2 JP2518152 Y2 JP 2518152Y2 JP 1990071790 U JP1990071790 U JP 1990071790U JP 7179090 U JP7179090 U JP 7179090U JP 2518152 Y2 JP2518152 Y2 JP 2518152Y2
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piston
cylinder
rodless cylinder
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道和 宮本
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エスエムシー 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、磁石カップリング形ロッドレスシリンダに
おけるオーバーロード検出機構に関するものである。
[従来の技術] 駆動磁石列を有しシリンダ内を往復動するピストン
と、上記駆動磁石列と相互に吸着する従動磁石列を有し
上記ピストンと同期してシリンダに沿い往復動する外部
移動子とを備えた磁石カップリング形ロッドレスシリン
ダは、一例として実開昭62−119508号公報に示すよう
に、既に知られている。
上記公知のロッドレスシリンダは、外部移動子をスト
ローク中間位置に停止させた場合に、ピストンに作用す
る流体圧の作用力が磁石カップリングの保持力よりも大
きいと、換言すればロッドレスシリンダにオーバーロー
ドが作用すると、ピストンと外部移動子の対向位置がず
れ、甚だしいときは、ピストンが終端位置までストロー
クするピストン抜けが発生する。
オーバーロードによるピストンと外部移動子の位置ず
れやピストン抜けがあると、ロッドレスシリンダの出力
が低下しまたは消失するが、ロッドレスシリンダにおい
ては、シリンダ外に突出するロッドがないので、視覚に
よってこれらを確認することができない。
また、磁石カップリングの所定の保持力とピストンの
推力との対比ができないため、残る安全率の検出や事故
の予防をすることができない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案が解決しようとする課題は、オーバーロードを
検出できるロッドレスシリンダを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、駆動磁石列を有
し流体圧によりシリンダ内を往復動するピストンと、上
記駆動磁石列と相互に吸引する従動磁石列を有し上記ピ
ストンと同期してシリンダに沿い往復動する外部移動子
とを備えた磁石カップリング形ロッドレスシリンダにお
いて、上記ロッドレスシリンダが、外部移動子のストロ
ーク中間位置における軸方向推力を検出するための圧力
センサを備えていることを特徴としている。
また、同様の課題を解決するため、マグネットカップ
リング形ロッドレスシリンダが、磁石カップリングの外
部漏れ磁束によって磁石カップリングの軸方向の位置ず
れを検出する磁気センサを備えていることを特徴として
いる。
[作用] 外部移動子をストローク中間位置に停止させると、圧
力センサが外部移動子の軸方向推力を検出するので、こ
の推力と磁石カップリングの所定の保持力との対比によ
って、ロッドレスシリンダのオーバーロードを検出する
ことができる。
また、外部磁束漏れを検出する磁気センサによって、
ピストンと外部移動子とに設けた磁石カップリングの軸
方向の位置ずれを検出できるので、オーバーロードによ
る磁石カップリングの保持力の低下やピストン抜けを未
然に防止することができる。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示し、この磁気カップ
リング形ロッドレスシリンダにおけるシリンダ1は、両
端に端板2a,2bを有し、シリンダ1内を往復動するピス
トン3は、環状の駆動磁石4,・・とヨーク5,・・とを交
互に配列した駆動磁石列を備え、この駆動磁石列の両端
に一対のピストン部材7,7を当接し、これらを中心孔に
挿通したねじ杆8とナット9,9により締付けて一体にし
たものとして構成されており、端板2a,2bに、ピストン
3両側の圧力室10a,10bに圧縮空気等の圧力流体を給排
するためのポート11a,11bが開設されている。
一方、シリンダ1に沿って往復動する外部移動子13
は、環状の従動磁石15,・・とヨーク16,・・とを交互に
配列した従動磁石列を備え、この従動磁石列は、両端に
設けた摺動部材17,17を有するエンドブロック18,18と共
に、止め輪によって筒状のブロック19内に固定され、該
ブロック19は、移動子本体14内に装着されている。
上記各駆動磁石4,・・と各従動磁石15,・・は、それ
ぞれシリンダ1の軸方向に同極同士を隣接させ、かつ両
磁石列間においては、各磁石の異極同士がシリンダ1を
介して配列されており、これらの駆動磁石列と従動磁石
列によって上記磁石カップリングが構成される。
シリンダ1と略平行に配設したガイドシャフト21は、
中間部分が移動子本体14の貫通孔を通り、両端が適宜の
部材22,22に固定されており、貫通孔にベアリング23,23
が装着されている。
上記端板2bには、ピストン抜けを検出するための位置
センサ25が、ナット26によって取付けられている。上記
位置センサ25は、端板への取付けの便を考慮して、静電
容量の変化によってピストン3が終端位置にストローク
したことを検出するものとして構成されているが、本考
案の位置センサはこれに限定されるものではなく、他の
構成のものにすることができる。
また、ガイドシャフト21に対して進退可能なストッパ
27または外部移動子13には、外部移動子13のストローク
中間位置における軸方向推力を検出するための圧力セン
サ28が、適宜の手段によって取付けられている。なお、
これらのセンサ25と28を2個設けると、ピストン3の両
方向の摺動において位置及び圧力を検出することができ
る。
第1図中の符号30は、外部移動子13に取付けたワーク
である。
上記第1実施例は、ポート11a,11bから圧力室10a,10b
に圧縮空気を給排するとピストン3が往復動し、磁石カ
ップリングによって外部移動子13がピストン3と同期し
て往復動する。外部移動子13がストッパ27に当接して中
間位置に停止すると、磁石カップリングの保持力により
ピストン3もその位置に停止し、圧力センサ28によって
外部移動子13の軸方向推力が検出される。したがって、
圧力センサ28で検出された外部移動子13の軸方向推力が
磁石カップリングの所定の保持力より大きい場合、換言
すればロッドレスシリンダがオーバーロードの場合は、
供給空気圧を減圧してピストン3と外部移動子13の位置
ずれ等を防止することができ、小さい場合は、供給空気
圧を増圧して出力を所定の保持力まで増加させることが
できる。
供給空気圧によっては、外部移動子13が中間位置に停
止した場合に、ピストン3がさらにストロークするピス
トン抜けを生ずることがある。この場合には、位置セン
サ25がピストン抜けを検出することにより、出力の消失
を検知することができる。
ピストンに設けた駆動磁石4,・・と外部移動子に設け
た従動磁石15,・・の対向位置がずれると、磁石カップ
リングの保持力が低下するので、ピストンと外部移動子
の位置ずれを検出することは、ロッドレスシリンダの出
力の低下及びピストン抜けによる出力の消失を未然に防
止する点において重要である。
第2図に示す本考案の第2実施例は、外部移動子31
が、外部移動子31とピストン3の位置ずれを検出するた
めの磁気センサ32を備えている。
この磁気センサ32は、磁石カップリングの漏れ磁束を
検出するもので、第3図に示すように、外部移動子31の
ずれ量が増加すると漏れ磁束量も増加するので、磁気セ
ンサ32によって外部移動子31とピストン3の対向位置の
ずれを検出することができ、これによって位置ずれに起
因する事故を未然に防止することができる。
第2実施例の他の構成は第1実施例と同じであるか
ら、図中同一の箇所に同一の符号を付して詳細な説明は
省略する。
[考案の効果] 本考案は、圧力センサによって、外部移動子のストロ
ーク中間位置における軸方向推力を検出できるので、磁
石カップリングの所定の保持力と軸方向推力との対比に
より安全率を検出することで、ロッドレスシリンダのオ
ーバーロード防止、及び所定の出力の維持が可能とな
る。
また、外部漏れ磁束を検出する磁気センサによって、
ピストンと外部移動子とに設けた磁石カップリングの軸
方向の位置ずれを検出できるので、位置検出のための別
個の磁石を設ける必要がなく、オーバーロードに起因す
るこれらの位置ずれによる事故を未然に防止することが
でき、しかも検出機構を安価なものとすることができ
る。
さらに、磁石カップリングの軸方向の位置ずれが大き
くなると外部漏れ磁束が増加するので、磁気センサによ
って磁石カップリングの横方向の位置ずれを確実に検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の第1及び第2実施例の要部
縦断正面図、第3図は外部移動子のずれと漏れ磁束との
関係線図である。 1…シリンダ、3…ピストン、13,31…外部移動子、25
…位置センサ、28…圧力センサ、32…磁気センサ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動磁石列を有し流体圧によりシリンダ内
    を往復動するピストンと、上記駆動磁石列と相互に吸引
    する従動磁石列を有し上記ピストンと同期してシリンダ
    に沿い往復動する外部移動子とを備えた磁石カップリン
    グ形ロッドレスシリンダにおいて、 上記ロッドレスシリンダが、外部移動子のストローク中
    間位置における軸方向推力を検出するための圧力センサ
    を備えている、 ことを特徴とするロッドレスシリンダにおけるオーバー
    ロード検出機構。
  2. 【請求項2】駆動磁石列を有し流体圧によりシリンダ内
    を往復動するピストンと、上記駆動磁石列と相互に吸引
    する従動磁石列を有し上記ピストンと同期してシリンダ
    に沿い往復動する外部移動子とを備えた磁石カップリン
    グ形ロッドレスシリンダにおいて、 上記ロッドレスシリンダが、磁石カップリングの外部漏
    れ磁束によって磁石カップリングの軸方向の位置ずれを
    検出する磁気センサを備えている、 ことを特徴とするロッドレスシリンダにおけるオーバー
    ロード検出機構。
JP1990071790U 1990-07-05 1990-07-05 ロッドレスシリンダにおけるオーバーロード検出機構 Expired - Lifetime JP2518152Y2 (ja)

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JPH0430301U JPH0430301U (ja) 1992-03-11
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JPH0610163Y2 (ja) * 1986-11-28 1994-03-16 株式会社芝浦製作所 ロッドレスシリンダ
JPH0253277U (ja) * 1988-10-07 1990-04-17
JPH0281904U (ja) * 1988-12-15 1990-06-25

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