JP2518072B2 - 半導体加速度センサの製造方法 - Google Patents

半導体加速度センサの製造方法

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JP2518072B2 JP1340109A JP34010989A JP2518072B2 JP 2518072 B2 JP2518072 B2 JP 2518072B2 JP 1340109 A JP1340109 A JP 1340109A JP 34010989 A JP34010989 A JP 34010989A JP 2518072 B2 JP2518072 B2 JP 2518072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体加速度センサ及びその製造方法に関
し、特にシリコン基板にカンチレバーやマルチビーム等
のマイクロマシーニング部を形成する半導体加速度セン
サ及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の半導体加速度センサよびその製造方法
はシリコン基板状にエピタキシャル層を形成し、それを
裏面から複数回エッチングして形成された薄膜部に抵抗
ゲージからなる歪み一電気変換部を設けている。
第4図は従来の半導体加速度の一例を示す一部を断面
にした斜視図である。
第4図に示すように、かかる従来の半導体加速度セン
サは、マルチビーム型加速度センサ、いわゆる両持ちタ
イプの構造例である。すなわち、かかるセンサはP型シ
リコン基板1上に成長させたエピタキシャル層11と、シ
リコン基板1の裏面からエッチングして溝5や中間領域
7を形成したマイクロマシーニング部6と、このマイク
ロマシーニング部6とP型シリコン基板1との結合部で
ある薄膜部に拡散により形成したゲージ抵抗からなる歪
み−電気変換素子3とを有している。上述したゲージ抵
抗3は、自動車等の移動体の加速度あるいは衝撃等を検
出して外部に出力する機能を有する。
また、従来の半導体加速度センサとしてはこの他にカ
ンチレバー型(片持ちタイプ)加速度センサもあり、片
持ちであるため動き易いという利点がある。
第5図(a)〜(c)はそれぞれ従来の半導体加速度
センサの製造方法の一例を説明するための工程順に示し
た断面図である。
第5図(a)〜(c)に示すように、この半導体加速
度センサの製造方法はカンチレバー型加速度センサ、い
わゆる片持ちタイプのセンサを製造するものであり、以
下順に説明する。
第5図(a)に示すように、従来からある半導体拡散
プロセスにより、シリコン基板1にエピタキシャル層11
を生成させ、そのエピタキシャル層11の中に加速度を検
出するゲージ抵抗等の歪み−電気変換素子3を形成す
る。しかる後、そのゲージ抵抗3と電気的接続を行なう
ためのアルミ配線8およびパッド9等を形成する。
次に、第5図(b)に示すように、シリコン基板1の
裏面よりシリコンをエッチングして薄膜部12および溝5
を形成する。
更に、第5図(c)に示すように、シリコン基板1の
表面側からエピタキシャル層11をエッチングしてカンチ
レバー型マイクロマシーニング部6を形成し、半導体加
速度センサを製造している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の半導体加速度センサ及びその製造方法
は、マイクロマシーニング部等の形成にあたり、シリコ
ン基板上にエピタキシャル層を積層しているので、エッ
チングを基板の表面側と裏面側からと2回必要である。
従って、裏面側および表面側と2度の露光や現像工程を
要し、エッチング時間が長くなるだけでなく基板のエピ
タキシャル層のばらつきがそのままセンサの感度のばら
つきになるという欠点がある。
特に、エピタキシャル層のばらつきについてはセンサ
感度のばらつきが基板間によって生ずることになり、製
品の歩留りを劣化される。また、これを解決するのに感
度を補償して規格値にするためには、精密な測定と補償
の技術が必要となり、センサの価格を高価なものとす
る。
本発明の目的は、かかる感度のばらつきを無くし、エ
ッチング時間を短縮するとともに、簡単にして安価に製
造できる半導体加速度センサ及びその製造方法を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体加速度センサの製造方法は、カンチレ
バー,マルチビーム等のシリコン基板を3次元加工して
島状領域あるいは中間領域を形成したマイクロマシーニ
ング部にゲージ抵抗からなる歪み−電気変換部を形成す
る半導体加速度センサの製造方法において、一導電型シ
リコン基板の島状領域あるいは中間領域を結合する部分
に不純物拡散を行って逆導電型のウェル部を形成する工
程と、前記ウェル部に不純物拡散により歪み−電気変換
部を形成する工程と、前記シリコン基板のウェル部とは
反対の面より前記シリコン基板を陽極酸化法によりエッ
チングし、前記ウェル部では酸化膜を形成することによ
り前記エッチングを停止させる一方、前記ウェル部が形
成されていない個所では表面までエッチングする工程と
を含んで構成される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。
第1図(a),(b)はそれぞれ本発明の半導体加速
度センサの第一の実施例を示すカンチレバー型半導体加
速度センサの斜視図およびそのA−A′線断面図であ
る。
第1図(a),(b)に示すように、本実施例はp型
シリコン基板1と、この基板1に不純物拡散で形成され
たn型ウェル部2と、基板1の裏面よりエッチングによ
り形成された島状領域4および溝5を有するマイクロマ
シーニング部6と、島状領域4およびシリコン基板1を
接合するウェル部2に不純物拡散で形成されたゲージ抵
抗からなる歪み−電気変換素子3とを有している。かか
る加速度センサはシリコン基板1の表面にゲージ抵抗を
拡散形成しているので、加速度が加わった場合には、n
型ウェル部2と歪み−電気変換素子3および島状領域4
からなるカンチレバーが加速度を加えられた方向に力を
受けてたわむ。このたわみによるひずみを受けて、ゲー
ジ抵抗からなる歪み−電気変換素子3の抵抗値が変化し
て加速度を検出する。このカンチレバー型センサは動き
やすくも感度も敏感である。
第2図は本発明の半導体加速度センサの第二の実施例
を示すマルチビーム型半導体加速度センサの一部を断面
した斜図である。
第2図に示すように、本実施例はシリコン基板1にウ
ェル部2を2個所形成し、裏面からエッチングして溝5
と中間領域7からなるマイクロマシーニング部6を形成
する。すなわち、本実施例は前述した第一の実施例と比
較し、片持ちタイプのカンチレバーを両持ちタイプのマ
ルチビームにした点がなり、縦および横のゲージ抵抗か
らなる歪み−電気変換素子3をウェル部2に形成するこ
とは同一である。この両持ちタイプのセンサは歪み−電
気変換素子3を中間領域の両側に設けているので、検出
部が動きにくいにもかかわらず、より正確に加速度を検
出することができる。
第3図(a)〜(d)はそれぞれ本発明の半導体加速
度センサの製造方法の一例を説明するための工程図であ
る。尚、ここではカンチレバー型センサの製造例を示し
ている。
第3図(a)に示すように、まずp型シリコン基板1
にカンチレバーとなる部分に不純物を拡散してn型のウ
ェル部2を形成する。このウェル部2はp型シリコン基
板1とは逆導電型の不純物、例えばりんを拡散して形成
する。
次に、第3図(b)に示すように、シリコン基板1中
のウェル部2に不純物拡散を行なって衝撃等を検出する
ためのゲージ抵抗からなく歪み−電気変換素子3を形成
する。
次に、第3図(c)に示すように、ゲージ抵抗をアル
ミ配線8により結線し、パッド9を被着して外部と電気
的接続を可能にする。
更に、第3図(d)に示すように、シリコン基板1の
裏面から所定個所マスクしてエッチングする。かかるエ
ッチングには陽極酸化法(ANOX法)を用いている。この
陽極酸化方法によると、シリコン基板1がエッチングさ
れてウェル部2がエッチング液にさらされたときに、ウ
ェル部2の表層部分に酸化反応が起こり、表面に酸化膜
10が生成されウェル部2に対するエッチングがストップ
する。従って、ウェル部2以外とシリコン基板1の部分
のエッチングは進行し、シリコン基板の表面にまて貫通
し、島状領域4および溝5が形成されてエッチングは終
了する。
尚、このカンチレバー型センサと同様にマルチビーム
型センサーも一回のエッチングで製造することができ
る。
上述したように、本実施例の半導体加速度センサ及び
その製造方法は、ウェル部の厚さを製造できるので感度
が安定し、しかもエッチング工程および露光・現像工程
が1回で済むという利点があう。また、本実施例ではセ
ンサの感度を決定するカンチレバーやマルチビーム等の
マイクロシーニング部の厚さを通常の半導体拡散プロセ
ンスにより制御でき、簡単且つ安価に製造できるという
利点がある。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の半導体加速度センサ及
びその製造方法は、シリコン基板を3次元加工して形成
するマイクロマシーニング部の形成を不純物を拡散した
ウェルの形状により決定することにより、感度を均一化
されることができるという効果がある。また、本発明は
カンチレバーやマルチビームの形状を3次元加工である
一回のエッチングで形成でき、エッチング時間を短縮す
るとともにエッチングを2回する際の基板操作の困難さ
がないという効果がある。更に、本発明はセンサ感度を
決定するカンチレバーやマルチビーム等のマイクロシー
ニング部の厚さを通常の半導体拡散プロセスにより制御
でき、センサを簡単且つ安価に製造できるという高価が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はそれぞれ本発明の半導体加速度
センサの第一の実施例を示すカンチレバー型半導体加速
度センサの斜視図およびそのA−A′線断面図、第2図
は本発明の半導体加速度センサの第二の実施例を示すマ
ルチビーム型半導体加速度センサの一部を断面した斜視
図、第3図は(a)〜(d)はそれぞれ本発明の半導体
加速度センサの製造方法の一例を説明するための工程
図、第4図は従来の半導体加速度センサの一例を示す一
部を断面にした斜視図、第5図(a)〜(c)はそれぞ
れ従来の半導体加速度センサの製造方法を一例を説明す
るための工程順に示した断面図である。 1……P型シリコン基板、2……n型ウェル部、3……
歪み−電気変換素子、4……島状領域、5……溝、6…
…マイクロマシーニング部、7……中間領域、8……ア
ルミ配線、9……パッド、10……酸化膜。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−76483(JP,A) 特開 昭62−221164(JP,A) 特開 昭63−41080(JP,A) 特開 昭63−169078(JP,A) 特開 昭50−82986(JP,A) 特開 昭63−305256(JP,A) 特開 平2−28565(JP,A) 特開 昭59−117173(JP,A) 特開 平3−110478(JP,A) 特開 昭59−158566(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カンチレバー,マルチビーム等のシリコン
    基板を3次元加工して島状領域あるいは中間領域を形成
    したマイクロマシーニング部にゲージ抵抗からなる歪み
    −電気変換部を形成する半導体加速度センサの製造方法
    において、一導電型シリコン基板の島状領域あるいは中
    間領域を結合する部分に不純物拡散を行って逆導電型の
    ウェル部を形成する工程と、前記ウェル部に不純物拡散
    により歪み−電気変換部を形成する工程と、前記シリコ
    ン基板のウェル部とは反対の面より前記シリコン基板を
    陽極酸化法によりエッチングし、前記ウェル部では酸化
    膜を形成することにより前記エッチングを停止させる一
    方、前記ウェル部が形成されていない個所では表面まで
    エッチングする工程とを含むことを特徴とする半導体加
    速度センサの製造方法。
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JPS6341080A (ja) * 1986-08-06 1988-02-22 Nissan Motor Co Ltd 半導体加速度センサ
JPS6376483A (ja) * 1986-09-19 1988-04-06 Fujitsu Ltd 半導体加速度センサの製造方法
JPS63169078A (ja) * 1987-01-06 1988-07-13 Nippon Denso Co Ltd 半導体振動・加速度センサ

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