JP2517953Y2 - 発熱複合板 - Google Patents

発熱複合板

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JP2517953Y2
JP2517953Y2 JP1990082850U JP8285090U JP2517953Y2 JP 2517953 Y2 JP2517953 Y2 JP 2517953Y2 JP 1990082850 U JP1990082850 U JP 1990082850U JP 8285090 U JP8285090 U JP 8285090U JP 2517953 Y2 JP2517953 Y2 JP 2517953Y2
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plate
internal space
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heating element
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JP1990082850U
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和雅 ▲吉▼田
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Daikin Industries Ltd
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  • Central Heating Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は発熱複合板、特に、2枚の長方形板状体を対
向させて形成した内部空間内で発泡性材料を充填,発泡
してなる発熱複合板に関する。
(従来技術と考案が解決しようとする課題) 従来、発熱複合板としては、例えば、2枚の長方形板
状体の対向面の周辺縁部に桟材を配して内部空間を形成
し、この内部空間に配した発熱体を、いずれか一方の前
記長方形板状体と、前記内部空間内で発泡,固化した発
泡性材料とで挟持するものが提案されている。
しかしながら、このものでは板状体および桟材がいず
れもガスを通過させないので、発泡性材料から生じたガ
スが外部に十分に放出されず、内部空間内の圧力が高く
なり、均一な発泡が行なわれず、局部的な強度の低下お
よび熱伝達率の低下が生じる。
また、内部空間内の圧力が高くなることにより、前記
板状体が膨出して変形したり、内部空間内に設けた発熱
体等の電気部品が損傷することがあった。
一方、このような不具合を解消するため、板状体にガ
ス抜き孔や補強用リブを設けたり、あるいは、発泡時に
板状体に外部から圧力を負荷することが行われている
が、いずれの方法も特別な製造工程を必要とし、生産工
数が増加するという問題点があった。
本考案は前記問題点を解決するため、生産工数を増大
させることなく、内部空間内に充填した発泡性材料から
生じたガスを外部に放出できる発熱複合板を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる発熱複合板は前記目的を達成するた
め、2枚の木質板状体の対向面の周辺縁部に桟材を配し
て内部空間を形成し、この内部空間に配した発熱体が、
いずれか一方の前記板状体と、前記内部空間内で発泡,
固化した発泡性材料とで挟持された発熱複合板におい
て、前記桟材が、側面に連通する微小空隙を有する通気
性木質材からなる構成としたものである。
(作用と考案の効果) したがって、本考案によれば、内部空間内に充填した
発泡性材料からガスが生じると、このガスは通気性木質
からなる桟材を介して外部に放出されることになる。
このため、内部空間内にガスが溜まらず、内部空間内
の圧力が高くならないので、均一な発泡が行なわれ、局
部的な強度の低下および熱伝達率の低下が生じない。
また、内部空間内の圧力が異常に増大することがない
ので、板状体が膨出して変形したり、あるいは、内部空
間内に設けた電気部品が損傷することがない。
さらに、桟材自身が通気性木質からなるものであり、
従来例のように特別な製造工程を必要とせず、生産工数
も増大しないので、生産性が高い。
そして、微小空隙を有する桟材は、その内部に存する
空気によって熱伝導率が小さいとともに、対向する2枚
の板状体も木質材であり、断熱性に優れているので、金
属材等の熱良伝導体からなるものよりも、発泡時におけ
る熱洩れが少なく、温度のばらつきが小さくなる。この
ため、均一な発泡作用を確保でき、均一な発泡成形が可
能になる。
特に、桟材の微小空隙から発泡性材料が洩れて固化す
ることがないので、後処理に手間がからないという効果
がある。
(実施例) 以下、本考案にかかる一実施例を第1図および第2図
の添付図面に従って説明する。
本実施例にかかる発熱複合板は、対向する2枚の長方
形板状体1,2と、この板状体1,2の対向面のうち、長辺両
縁部に設けた桟材3,4と、温度関知装置10を備え、上面
に均熱板8、下面に伝熱シート9をそれぞれ有するとと
もに、板状体1,2および桟材3,4で形成した内部空間5内
に配された発熱体6と、前記板状体2と伝熱シート9と
の間に充填され、発泡,固化して前記板状体1に前記発
熱体6を押圧する発泡性材料7とからなる。
板状体1,2としては合板などが挙げられる。
桟材3,4としては側面に連続する微小空隙を融資、発
泡性材料から発生したガス圧により、空気を流通できる
通気性を有するもの、例えば、繊維方向を平行に配した
集成材からなる棒材、単板の繊維方向を交差させた合板
からなる棒材等の単体又は複合体が挙げられる。なお、
桟材3,4は板状体1,2の少なくとも長辺両縁部に設けてお
けばよいが、周辺縁部の全部に設けておいてもよい。
発熱体6としてはワイヤーヒータ、温水等の熱媒体が
流通する流路管、および面状発熱体等が挙げられる。
発泡性材料7としては発泡性のウレタン樹脂,エチレ
ン樹脂,スチレン樹脂,フェノール樹脂などが挙げられ
る。
そして、前記発熱複合板は、表面側の板状体1を裏返
し、長辺両縁部に桟材3,4を設け、さらに、桟材3,4の間
に設けたアルミ板等の均熱板8に発熱体6および温度感
知装置10を配置し、これらをアルミ箔等の伝熱シート9
で被覆し、その上に発泡性材料7を注入,充填した後、
板状体2で被覆し、発泡性材料7を発泡,固化すること
により、組み立てられる。
なお、発熱体6は、あらかじめ均熱板8又は伝熱シー
ト9に固定しておいてもよい。また、発泡性材料7の発
泡,固化時には板状体1,2の短辺側端部が形成する開口
部を図示しない治具で閉じておいてもよいことは勿論で
ある。
この場合、板状体1,2は板厚方向における通気性が小
さいため、内部空間5内において発泡性材料7が発泡,
固化する際に生じたガスは桟材3,4から適当に放出さ
れ、発泡,固化した発泡性材料7が伝熱シート9を介し
て発泡体6を押圧する。このため、発熱体6,均熱板8お
よび板状体1がそれぞれ隙間なく密接し、伝熱効率が良
い。
そして、発熱体6の上面に均熱板8を配してあるた
め、板状体1が比較的熱伝導率の小さいものであっても
均一に加熱できる。さらに、発熱体6の下面にアルミ箔
等からなる滑らかな伝熱シート9を配してあるので、液
状発泡性材料7が流動しやすくなり、均一な発泡が得ら
れるという利点がある。
ただし、板状体1,2、桟材3,4および発熱体6等を先に
組み付けて形成した内部空間5内に発泡性材料7を注
入,充填し、発泡,固化させてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案にかかる一実施例を示し、
第1図は部分破断斜視図、第2図は横断面図である。 1,2……板状体、3,4……桟材、5……内部空間、6……
発熱体、7……発泡性材料、8……均熱板、9……伝熱
シート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の木質板状体の対向面の周辺縁部に桟
    材を配して内部空間を形成し、この内部空間に配した発
    熱体が、いずれか一方の前記板状体と、前記内部空間内
    で発泡,固化した発泡性材料とで挟持された発熱複合板
    において、 前記桟材が、側面に連通する微小空隙を有する通気性木
    質材であることを特徴とする発熱複合板。
JP1990082850U 1990-08-03 1990-08-03 発熱複合板 Expired - Lifetime JP2517953Y2 (ja)

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JPH0439613U JPH0439613U (ja) 1992-04-03
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JPS5712533U (ja) * 1980-06-27 1982-01-22
JPS57167315U (ja) * 1981-04-17 1982-10-21

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