JP2517517Y2 - 多段スプレー洗浄装置 - Google Patents
多段スプレー洗浄装置Info
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- JP2517517Y2 JP2517517Y2 JP12664790U JP12664790U JP2517517Y2 JP 2517517 Y2 JP2517517 Y2 JP 2517517Y2 JP 12664790 U JP12664790 U JP 12664790U JP 12664790 U JP12664790 U JP 12664790U JP 2517517 Y2 JP2517517 Y2 JP 2517517Y2
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- shower
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電着塗料や前処理液に浸漬した被塗物を水
洗洗浄する場合等に使用する多段スプレー洗浄装置に関
する。
洗洗浄する場合等に使用する多段スプレー洗浄装置に関
する。
例えば、電着塗装に使用する多段スプレー洗浄装置
は、ライザー管からスプレーさた洗浄液をその下方に設
けたドレンパンで受けて洗浄液タンクに回収しこれを循
環使用するシャワー装置が、電着槽の後段側にワークの
搬送方向に沿って複数連設され、各シャワー装置で使用
する洗浄水は後段のシャワー装置の方がより清浄なもの
を使用している。
は、ライザー管からスプレーさた洗浄液をその下方に設
けたドレンパンで受けて洗浄液タンクに回収しこれを循
環使用するシャワー装置が、電着槽の後段側にワークの
搬送方向に沿って複数連設され、各シャワー装置で使用
する洗浄水は後段のシャワー装置の方がより清浄なもの
を使用している。
ワークはコンベアで連続的に搬送され、各シャワー装
置を通過する際に、ライザー管からスプレーされる洗浄
液により洗浄され、そのまま次段のシャワー装置へ移送
される。
置を通過する際に、ライザー管からスプレーされる洗浄
液により洗浄され、そのまま次段のシャワー装置へ移送
される。
このとき、前段のシャワー装置で洗浄したワークをそ
のまま次段へ移送すると、ワークからは汚れた洗浄液が
滴り落ちて、次段のシャワー装置に持ち込まれ、次段の
シャワー装置の洗浄液が早く汚染されてしまい、良好な
洗浄効果が得られなくなる。
のまま次段へ移送すると、ワークからは汚れた洗浄液が
滴り落ちて、次段のシャワー装置に持ち込まれ、次段の
シャワー装置の洗浄液が早く汚染されてしまい、良好な
洗浄効果が得られなくなる。
そこで、従来は、ワークが次段のシャワー装置に移送
される際にワークから滴り落ちる汚れた洗浄液を回収す
るドレンパンを長くして、前段側に回収できるようにし
ていた。
される際にワークから滴り落ちる汚れた洗浄液を回収す
るドレンパンを長くして、前段側に回収できるようにし
ていた。
しかしながら、各シャワー装置のドレンパンを長くす
ると、多段スプレー洗浄装置の全長が長大化するので、
広い設置スペースが必要となり、設備費が嵩むという問
題がある。
ると、多段スプレー洗浄装置の全長が長大化するので、
広い設置スペースが必要となり、設備費が嵩むという問
題がある。
また、汚れた洗浄液を確実に前段側に回収できるよう
に、コンベアのレールを傾斜させたり、ワークを傾斜可
能に懸吊する複雑な機構を設けた特殊なハンガーを使用
して、ワークを前段側に強制的に傾けるものも提案され
ているが、傾斜している間もワークは搬送されているの
で、いずれも長いドレンパンが必要となる。
に、コンベアのレールを傾斜させたり、ワークを傾斜可
能に懸吊する複雑な機構を設けた特殊なハンガーを使用
して、ワークを前段側に強制的に傾けるものも提案され
ているが、傾斜している間もワークは搬送されているの
で、いずれも長いドレンパンが必要となる。
しかも、コンベアのレールを傾斜させる場合には、高
低差を確保するために洗浄装置のブースの天井を高くし
なければならないという問題があり、また、ハンガーに
複雑な機構を設けても、ハンガーが薬液等に浸されて故
障を起こし易く、コストも嵩むという新たな問題が生ず
る。
低差を確保するために洗浄装置のブースの天井を高くし
なければならないという問題があり、また、ハンガーに
複雑な機構を設けても、ハンガーが薬液等に浸されて故
障を起こし易く、コストも嵩むという新たな問題が生ず
る。
そこで、本考案は、洗浄装置の小型化を図ると同時
に、ワークを次段へ移送する際に、当該ワークから滴り
落ちる汚れた洗浄液を簡単な構成で確実に前段のシャワ
ー装置に回収できるようにすることを技術的課題として
いる。
に、ワークを次段へ移送する際に、当該ワークから滴り
落ちる汚れた洗浄液を簡単な構成で確実に前段のシャワ
ー装置に回収できるようにすることを技術的課題として
いる。
この課題を解決するために、本考案は、ライザー管か
らスプレーされた洗浄液をその下方に設けたドレンパン
で受けて洗浄液タンクに回収するシャワー装置がワーク
の搬送方向に沿って複数連設されて成る多段スプレー洗
浄装置において、ワークを次段のシャワー装置に移送す
る際に、当該ワークから次段のシャワー装置のシャワー
ゾーン内に滴り落ちる洗浄液を受けて前段のシャワー装
置のドレンパンに落とし込む可動パンが、前記洗浄液の
滴り落ちる位置に対して進退可能に設けられていること
を特徴とする。
らスプレーされた洗浄液をその下方に設けたドレンパン
で受けて洗浄液タンクに回収するシャワー装置がワーク
の搬送方向に沿って複数連設されて成る多段スプレー洗
浄装置において、ワークを次段のシャワー装置に移送す
る際に、当該ワークから次段のシャワー装置のシャワー
ゾーン内に滴り落ちる洗浄液を受けて前段のシャワー装
置のドレンパンに落とし込む可動パンが、前記洗浄液の
滴り落ちる位置に対して進退可能に設けられていること
を特徴とする。
本考案によれば、ワークを次段のシャワー装置に移送
する際に可動パンが次段側に進出され、当該ワークから
次段のシャワーゾーン内に滴り落ちる洗浄液は、前記可
動パンで回収されて前段側のドレンパンに落とし込まれ
るので、次段のシャワー装置に持ち出されることがな
い。
する際に可動パンが次段側に進出され、当該ワークから
次段のシャワーゾーン内に滴り落ちる洗浄液は、前記可
動パンで回収されて前段側のドレンパンに落とし込まれ
るので、次段のシャワー装置に持ち出されることがな
い。
そして、ワークが次段のシャワー装置のスプレー開始
位置に達すると、前記可動パンは後退されて、次段側で
スプレーされた洗浄液はそのシャワー装置のドレンパン
で回収される。
位置に達すると、前記可動パンは後退されて、次段側で
スプレーされた洗浄液はそのシャワー装置のドレンパン
で回収される。
したがって、可動パンを進出させることにより、ドレ
ンパンの長さを必要に応じて次段のシャワー装置のシャ
ワーゾーン内まで実質的に延長することができ、洗浄装
置の全長を長くすることなく、洗浄液の持込・持出が防
止される。
ンパンの長さを必要に応じて次段のシャワー装置のシャ
ワーゾーン内まで実質的に延長することができ、洗浄装
置の全長を長くすることなく、洗浄液の持込・持出が防
止される。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。
説明する。
第1図は本考案に係る多段スプレー洗浄装置を示す側
面図、第2図はその要部を示す斜視図である。
面図、第2図はその要部を示す斜視図である。
多段スプレー洗浄装置1はコンベア2で搬送されるワ
ークWを電着塗装する電着槽3の後段に、シャワー装置
S1、S2……がワークWの搬送方向に沿って複数連設され
て成る。
ークWを電着塗装する電着槽3の後段に、シャワー装置
S1、S2……がワークWの搬送方向に沿って複数連設され
て成る。
各シャワー装置S1,S2……は、ライザー管4からワー
クWに対してスプレーされた洗浄液をその下方に設けた
ドレンパン6で受けて洗浄液タンク5に回収し、これを
循環使用するように成されている。
クWに対してスプレーされた洗浄液をその下方に設けた
ドレンパン6で受けて洗浄液タンク5に回収し、これを
循環使用するように成されている。
なお、ドレンパン6は、洗浄液を確実に回収できるよ
うに、各シャワー装置S1,S2……の前後両端から各洗浄
液タンク5の回収口5aに向かって下向きに傾斜して形成
されている。
うに、各シャワー装置S1,S2……の前後両端から各洗浄
液タンク5の回収口5aに向かって下向きに傾斜して形成
されている。
そして、前後に連設されたシャワー装置Sn及びSn+1の
前段のシャワー装置Snのドレンパン6と後段のシャワー
装置Sn+1のドレンパン6との境界部分には、ワークWを
後段のシャワー装置Sn+1に移送する際に、当該ワークW
から後段のシャワー装置Sn+1のシャワーゾーン内に滴り
落ちる洗浄液を受けて前段のシャワー装置Snのドレンパ
ン6に落とし込む可動パン7が、前記洗浄液の滴り落ち
る位置に対して進退可能に設けられている。
前段のシャワー装置Snのドレンパン6と後段のシャワー
装置Sn+1のドレンパン6との境界部分には、ワークWを
後段のシャワー装置Sn+1に移送する際に、当該ワークW
から後段のシャワー装置Sn+1のシャワーゾーン内に滴り
落ちる洗浄液を受けて前段のシャワー装置Snのドレンパ
ン6に落とし込む可動パン7が、前記洗浄液の滴り落ち
る位置に対して進退可能に設けられている。
可動パン7は、1〜1.5mの長さを有する鋼板又は合成
樹脂板で形成され、前後のシャワー装置Sn及びSn+1の各
ドレンパン6及び6の境界部分に配設された回転軸8が
下面側に取り付けられると共に、自由端となる先端が後
段側のシャワー装置Sn+1内に延設されている。
樹脂板で形成され、前後のシャワー装置Sn及びSn+1の各
ドレンパン6及び6の境界部分に配設された回転軸8が
下面側に取り付けられると共に、自由端となる先端が後
段側のシャワー装置Sn+1内に延設されている。
そして、前記回転軸8により可動パン7を上下に回動
させて、その傾きを変化させることによって、前段のシ
ャワー装置Snのドレンパン6の長さを後段のシャワー装
置Sn+1内まで実質的に延長できるように成されている。
させて、その傾きを変化させることによって、前段のシ
ャワー装置Snのドレンパン6の長さを後段のシャワー装
置Sn+1内まで実質的に延長できるように成されている。
即ち、ワークWを後段のシャワー装置Sn+1に移送する
際には、可動パン7を前段のシャワー装置Snに向かって
下向きになるように傾け、ワークWから後段のシャワー
装置Sn+1内に滴り落ちる洗浄液を、当該可動パン7で受
けて前段側のドレンパン6に導くように成されている。
際には、可動パン7を前段のシャワー装置Snに向かって
下向きになるように傾け、ワークWから後段のシャワー
装置Sn+1内に滴り落ちる洗浄液を、当該可動パン7で受
けて前段側のドレンパン6に導くように成されている。
また、ワークWが後段のシャワー装置Sn+1のスプレー
開始位置に達した際には、可動パン7を後段のシャワー
装置Sn+1に向かって下向きになるように傾け、そのライ
ザー管4からスプレーされた洗浄液を後段側に回収でき
るように成されている。
開始位置に達した際には、可動パン7を後段のシャワー
装置Sn+1に向かって下向きになるように傾け、そのライ
ザー管4からスプレーされた洗浄液を後段側に回収でき
るように成されている。
なお、9は回転軸8を回動させるシリンダである。
以上が本考案の一例構成であって、次にその作用につ
いて説明する。
いて説明する。
コンベア2で搬送されるワークWは、電着槽3に浸漬
された後、そのまま第1段目の洗浄装置に移送され、ス
プレー開始位置に達すると同時にライザー管4から洗浄
液がスプレーされて洗浄される。
された後、そのまま第1段目の洗浄装置に移送され、ス
プレー開始位置に達すると同時にライザー管4から洗浄
液がスプレーされて洗浄される。
このとき、ワークWの表面には完全に塗着された電着
塗料のほかに、塗着されていない電着塗料が付着してい
るため、これをスプレー洗浄すると、ワークWからは、
多量の電着塗料を含んだ洗浄液が滴り落ちて、当該シャ
ワー装置S1の洗浄液タンク5に回収される。
塗料のほかに、塗着されていない電着塗料が付着してい
るため、これをスプレー洗浄すると、ワークWからは、
多量の電着塗料を含んだ洗浄液が滴り落ちて、当該シャ
ワー装置S1の洗浄液タンク5に回収される。
そして、ワークWが搬送されて第2段目のシャワー装
置S2に差し掛かると、回転軸8が第1図反時計方向に回
動されて可動パン7が第1段目のシャワー装置S1に向か
って下向きに傾くように進出される。
置S2に差し掛かると、回転軸8が第1図反時計方向に回
動されて可動パン7が第1段目のシャワー装置S1に向か
って下向きに傾くように進出される。
したがって、第1段目のシャワー装置S1でスプレーさ
れた洗浄液が、ワークWを介して第2段目のシャワー装
置S2内に滴り落ちても、当該可動パン7で受けて第1段
目のシャワー装置S1のドレンパン6に落とし込むことが
できるので、汚染された洗浄液が第2段目のシャワー装
置S2に持ち込まれることを防止できる。
れた洗浄液が、ワークWを介して第2段目のシャワー装
置S2内に滴り落ちても、当該可動パン7で受けて第1段
目のシャワー装置S1のドレンパン6に落とし込むことが
できるので、汚染された洗浄液が第2段目のシャワー装
置S2に持ち込まれることを防止できる。
このとき、回転軸8は可動パンの下面に設けられてい
るので、当該回転軸8を介して洗浄液が第2段目のシャ
ワー装置S2に持ち込まれることもない。
るので、当該回転軸8を介して洗浄液が第2段目のシャ
ワー装置S2に持ち込まれることもない。
そして、ワークWが、第2段目のシャワー装置S2のス
プレー開始位置に達すると、回転軸8が逆転され、可動
パン7が第2段目のシャワー装置S2のドレンパン6の傾
斜に沿うように後退されるので、第2段目の比較的清浄
な洗浄液が、前記可動パン7を介して第1段目のシャワ
ー装置S1に無駄に持ち出されることもない。
プレー開始位置に達すると、回転軸8が逆転され、可動
パン7が第2段目のシャワー装置S2のドレンパン6の傾
斜に沿うように後退されるので、第2段目の比較的清浄
な洗浄液が、前記可動パン7を介して第1段目のシャワ
ー装置S1に無駄に持ち出されることもない。
そして、ワークWが、第3段目,第4段目……のシャ
ワー装置S3,S4……に移送されると、夫々の可動パン7
が上下に進退されて、後段側へ汚染された洗浄液が持ち
込まれることを防止すると共に、清浄な洗浄液を必要以
上に前段側に持ち出すことを防止することができる。
ワー装置S3,S4……に移送されると、夫々の可動パン7
が上下に進退されて、後段側へ汚染された洗浄液が持ち
込まれることを防止すると共に、清浄な洗浄液を必要以
上に前段側に持ち出すことを防止することができる。
このとき、可動パン7を進出させることにより、ドレ
ンパン6の長さを必要に応じて後段のシャワー装置Sn+1
のシャワーゾーン内まで実質的に延長することができる
ので、個々のシャワー装置S1,S2……の長さを短くし
て、多段スプレー洗浄装置1を小型化することができ
る。
ンパン6の長さを必要に応じて後段のシャワー装置Sn+1
のシャワーゾーン内まで実質的に延長することができる
ので、個々のシャワー装置S1,S2……の長さを短くし
て、多段スプレー洗浄装置1を小型化することができ
る。
第3図は、本考案の他の実施例の要部を示す斜視図で
あって、本例の可動パン10は、各ワークWの搬送間隔が
シャワー装置S1,S2……二つ分以上離れている場合、す
なわち前後に連設されたシャワー装置Sn及びSn+1の双方
にワークW及びWが同時に搬入されず、一つおきのシャ
ワー装置Sn及びSn+2……に同時に搬入されるような場合
に使用される。
あって、本例の可動パン10は、各ワークWの搬送間隔が
シャワー装置S1,S2……二つ分以上離れている場合、す
なわち前後に連設されたシャワー装置Sn及びSn+1の双方
にワークW及びWが同時に搬入されず、一つおきのシャ
ワー装置Sn及びSn+2……に同時に搬入されるような場合
に使用される。
可動パン10は、2〜3mの長さを有し、回転軸8がその
中央部下面に取り付けられて、前後両端が夫々前段側及
び後段側のシャワー装置Sn及びSn+1に延設されている。
中央部下面に取り付けられて、前後両端が夫々前段側及
び後段側のシャワー装置Sn及びSn+1に延設されている。
ワークWがシャワー装置Snのスプレー開始位置に達す
ると、当該シャワー装置Snの前後の可動パン10及び10
が、当該シャワー装置Snに向かって下向きに傾斜され
る。
ると、当該シャワー装置Snの前後の可動パン10及び10
が、当該シャワー装置Snに向かって下向きに傾斜され
る。
したがって、ドレンパン6の長さが、当該シャワー装
置Snの前後段のシャワー装置Sn-1及びSn+1の双方のシャ
ワーゾーン内まで実質的に延長され、洗浄液の持出及び
持込をより確実に防止することができる。
置Snの前後段のシャワー装置Sn-1及びSn+1の双方のシャ
ワーゾーン内まで実質的に延長され、洗浄液の持出及び
持込をより確実に防止することができる。
すなわち、ライザー管4からスプレーされた洗浄液
が、ワークWを伝わって前段のシャワー装置Sn-1に持ち
出されることを防止することができると同時に、汚染さ
れた洗浄液が後段のシャワー装置Sn+1に持ち込まれるこ
ともない。
が、ワークWを伝わって前段のシャワー装置Sn-1に持ち
出されることを防止することができると同時に、汚染さ
れた洗浄液が後段のシャワー装置Sn+1に持ち込まれるこ
ともない。
そして、ワークWが後段のシャワー装置Sn+1のスプレ
ー開始位置に達したときに、後段側の可動パン10が後段
のシャワー装置Sn+1側に傾斜され、後段のシャワー装置
Sn+1で再びスプレー洗浄される。
ー開始位置に達したときに、後段側の可動パン10が後段
のシャワー装置Sn+1側に傾斜され、後段のシャワー装置
Sn+1で再びスプレー洗浄される。
なお、実施例の説明では、回転軸8に可動パン7を取
り付けて上下に回動させて進退させる場合について説明
したが、本考案はこれに限らず、前段のシャワー装置Sn
のドレンパン6から後段のシャワー装置Sn+1のシャワー
ゾーン内に向かって摺動されて進退させたり、前後に回
動させて進退させるものであってもよく、要するに、前
段のシャワー装置Snでスプレーした洗浄液がワークWを
介して後段のシャワー装置Sn+1内に滴り落ちる位置に対
して進退可能になされていればよい。
り付けて上下に回動させて進退させる場合について説明
したが、本考案はこれに限らず、前段のシャワー装置Sn
のドレンパン6から後段のシャワー装置Sn+1のシャワー
ゾーン内に向かって摺動されて進退させたり、前後に回
動させて進退させるものであってもよく、要するに、前
段のシャワー装置Snでスプレーした洗浄液がワークWを
介して後段のシャワー装置Sn+1内に滴り落ちる位置に対
して進退可能になされていればよい。
また、電着塗装の水洗洗浄に使用する場合に限らず、
前処理装置の水洗洗浄や、スプレー式の前処理洗浄装置
として使用することもできる。
前処理装置の水洗洗浄や、スプレー式の前処理洗浄装置
として使用することもできる。
以上述べたように、本考案によれば、可動パンを進出
させることにより、シャワー装置の間隔を広げることな
く、各シャワー装置のドレンパンの長さを次段のシャワ
ー装置のシャワーゾーン内まで実質的に延長することが
できるので、洗浄装置全体の小型化を図ることができる
と同時に、ワークを次段へ移送する際に、当該ワークか
ら滴り落ちる汚れた洗浄液を確実に前段のシャワー装置
に回収することができるという優れた効果を有する。
させることにより、シャワー装置の間隔を広げることな
く、各シャワー装置のドレンパンの長さを次段のシャワ
ー装置のシャワーゾーン内まで実質的に延長することが
できるので、洗浄装置全体の小型化を図ることができる
と同時に、ワークを次段へ移送する際に、当該ワークか
ら滴り落ちる汚れた洗浄液を確実に前段のシャワー装置
に回収することができるという優れた効果を有する。
第1図は本考案に係る多段スプレー洗浄装置を示すフロ
ーシート、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は他
の実施例を示す斜視図である。 符号の説明 W……ワーク、S1〜S4……シャワー装置、1……多段ス
プレー洗浄装置、2……コンベア、4……ライザー管、
5……洗浄液タンク、6……ドレンパン、7……可動パ
ン。
ーシート、第2図はその要部を示す斜視図、第3図は他
の実施例を示す斜視図である。 符号の説明 W……ワーク、S1〜S4……シャワー装置、1……多段ス
プレー洗浄装置、2……コンベア、4……ライザー管、
5……洗浄液タンク、6……ドレンパン、7……可動パ
ン。
Claims (1)
- 【請求項1】ライザー管(4)からスプレーされた洗浄
液をその下方に設けたドレンパン(6)で受けて洗浄液
タンク(5)に回収するシャワー装置(S1,S2,……)
がワーク(W)の搬送方向に沿って複数連設されて成る
多段スプレー洗浄装置において、ワーク(W)を次段の
シャワー装置(Sn+1)に移送する際に、当該ワーク
(W)から次段のシャワー装置(Sn+1)のシャワーゾー
ン内に滴り落ちる洗浄液を受けて前段のシャワー装置
(Sn)のドレンパン(6)に落とし込む可動パン(7)
が、前記洗浄液の滴り落ちる位置に対して進退可能に設
けられていることを特徴とする多段スプレー洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12664790U JP2517517Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 多段スプレー洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12664790U JP2517517Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 多段スプレー洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484358U JPH0484358U (ja) | 1992-07-22 |
JP2517517Y2 true JP2517517Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31874189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12664790U Expired - Lifetime JP2517517Y2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 多段スプレー洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517517Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006305157A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Olympus Corp | 内視鏡用保持システム |
JP6715295B2 (ja) * | 2018-09-06 | 2020-07-01 | 株式会社アイホー | 食器洗浄装置 |
CN114369837B (zh) * | 2021-12-13 | 2024-05-10 | 首钢京唐钢铁联合有限责任公司 | 避免产线停车重启影响酸洗板表面质量的操作方法和系统 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP12664790U patent/JP2517517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484358U (ja) | 1992-07-22 |
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