JP2517189B2 - 細菌芽胞の殺菌方法 - Google Patents

細菌芽胞の殺菌方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常の洗浄によっては
除去できない細菌芽胞を殺菌・除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品産業のうち、弁当、惣菜部門
の伸びは著しく、多数の事業所へ毎日、通い弁当を納品
する業者あるいは郊外レストランの発展はめざましいも
のがある。これらの食品関連産業においては、使用済の
食器類の洗浄が重要である。使用された食器類は通常、
自動食器洗浄機で洗浄され、予洗槽、洗浄槽、すすぎ槽
の順に通過し、洗浄槽中で、高温のアルカリ性の洗剤を
高圧で噴霧する方式により洗浄される。
【0003】しかし、洗浄が完全でなく枯草菌(Bacillu
s subutilis)、セレウス菌(Bacillus cereus)、ウェル
シュ菌(Clostoridium perfringens)、ボツリヌス菌(Clo
stridium botulinus)などの芽胞が食器類に残存してい
ると、これらの芽胞はある時点で発芽し、それぞれ食中
毒の原因菌として寄与したり、デンプン製品などの、い
わゆるネト発生として知られる腐敗または変敗を促進し
たりする。これらを回避するには、例えば、缶入飲料な
どにおいては、141℃、10分という熱処理を必要とす
る。
【0004】しかし、141℃のような高温処理を現在の
自動食器洗浄機と組み合わせて使用することは、設備構
造上難点が多い。また、加圧水蒸気を使用する場合、高
温処理槽を付設したとしても、被洗浄物は、当然のこと
ながら金属や陶磁器製に限られ、一般の給食産業、外食
産業などで汎用されるプラスチック製食器類および容器
類には、耐熱性の面から適用できないという、本質的な
難点を解決できない。
【0005】例えば、給食産業で使用されているプラス
チック製通い弁当箱は、一般的に連続式洗浄機を用い、
アルカリ性洗剤濃度0.2%、洗浄温度60〜70℃、すすぎ70
〜80℃の条件で洗浄されるが、表1に示したように、洗
浄前の弁当箱に付着していたセレウス菌芽胞は、洗浄、
すすぎ後においても、全く減少しておらず、芽胞として
弁当箱に残存していることは明かである。
【0006】
【表1】
【0007】即ち、今日、給食産業など、大量生産し大
量供給される弁当・惣菜産業において、主流を占めるプ
ラスチック製食器類および容器類の洗浄・殺菌システム
に関し、芽胞の残存を効果的に処理する方法を欠いてい
るというのが従来の技術の弱点であり、これら食器類お
よび容器類の循環使用に伴う芽胞菌の増殖の危険が、絶
えず介在するというのが、偽らざる実状といえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであり、その目的とするところは、細菌
の芽胞、特に食中毒細菌の芽胞を効率よく死滅させるこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の細菌芽胞の殺菌
方法は有効塩素濃度が100ppmから1000ppmの範囲であ
り、pH9〜10の範囲である次亜塩素酸塩溶液と、細
菌芽胞とを、70℃以上100℃以下の温度で接触させ
る工程を包含する。
【0010】本発明の細菌芽胞の殺菌方法は、洗浄工程
およびすすぎ工程を含む自動食器洗浄機を用いた食器類
の洗浄時に細菌芽胞を殺菌する方法であって、該洗浄工
程とすすぎ工程との間で、食器類を、有効塩素濃度が10
0ppmから1000ppmの範囲であり、pH9〜10の範囲で
ある次亜塩素酸塩溶液と、70℃以上100℃以下の温
度で接触させる工程を包含する。
【0011】本明細書中で「食器類」とは、茶わん、
皿、はし、弁当箱、なべ、食品用容器、その他食品収容
用および食品生産用に用いられる様々の物品をさして言
い、特にその種類、材質について制限されない。
【0012】本発明に用いられる次亜塩素酸塩は、カル
シウム塩、ナトリウム塩など、特に制限されるべきでは
ないが、実際的には次亜塩素酸ナトリウムが使い易い。
次亜塩素酸塩は通常、水溶液として使用されるが、これ
にアルコールなどの水溶性有機溶媒が該次亜塩素酸塩の
機能を妨害しない範囲の濃度で加えられていてもよい。
【0013】次亜塩素酸塩溶液の濃度は、有効塩素濃度
が100ppm以上、好ましくは200ppmから1000ppmの間であ
る。100ppm以下では効果が得られず1000ppm以上の高濃
度で使用すると次亜塩素酸塩溶液のpHがアルカリ性にな
り、殺菌力が低下する場合がある。
【0014】次亜塩素酸塩溶液のpHは、9〜10の範囲が
好ましい。この範囲で殺菌効果が高まる。pHが9より低
いと塩素が発生してよくない。pHの維持は、通常酸性物
質を添加して行う。用いられる酸性物質としては、酢
酸、乳酸などの有機酸、塩酸、硫酸などの無機酸が使用
できるが、有機酸の場合、臭気の点もあり、希硫酸など
が高温使用において使いやすい。
【0015】本発明で使用する次亜塩素酸塩溶液の温度
は、70℃以上100℃以下、好ましくは80℃以上を保持す
るようにする。この温度に食器類を5〜30秒間さらす。
上記温度以下では、芽胞の殺菌に長時間を要するように
なり、さらに低温では所定の殺菌効果を示さなくなる。
【0016】本発明の対象となる芽胞は、芽胞型細菌か
ら形成される芽胞であれば、どれでもよい。芽胞型細菌
の例としては、食中毒の原因となる細菌、特に食品衛生
法上の指定細菌およびデンプン製品などのネト発生に関
係する細菌が含まれ、例えば、枯草菌(Bacillus subuti
lis)、セレウス菌(Bacillus cereus)、ウェルシュ菌(Cl
ostoridium perfringens)、ボツリヌス菌(Clostridium
botulinus)などである。
【0017】本発明方法においては、上記次亜塩素酸塩
水溶液と食器類とを上記温度範囲で接触させることによ
り、該食器類に付着した細菌の芽胞が死滅する。
【0018】食器類を洗浄して殺菌する際には、食器類
に付着するデンプン、脂肪、タンパク質などの食品残存
物を表面から完全に除去することが前提であり、これら
が共存すると次亜塩素酸塩の殺菌能が著しく妨害され
る。従って、次亜塩素酸ナトリウムのような次亜塩素酸
塩の殺菌効果を高めるには、食器類を洗浄した後に殺菌
が行われる。好ましい実施態様においては、本発明の方
法は自動食器洗浄機と組み合わせて用いられる。例え
ば、図2および図3に示すように汎用型の自動食器洗浄
機の洗浄工程(第1および第2の洗浄槽を用いる)の直
後に、殺菌工程(次亜塩素酸塩を使用する高温処理槽に
より行う)を導入した設備を採用することにより行われ
得る。この自動食器洗浄機においては、汚れた食器類
は、まず、第1および第2の洗浄槽において洗浄され
る。ここで使用される洗剤としては通常、アルカリ洗剤
が用いられるが、食器類類に付着したデンプン、脂肪、
タンパク質などの汚れを効率よく除去するものであれ
ば、どのような種類の洗剤でも使用可能であり、とくに
その種類について制限されない。
【0019】洗浄槽の数は、図3では2個であるが、汚
れの種類および程度に応じて、1個であっても、あるい
は3個以上であってもよい。洗浄槽で洗浄が完了した食
器類は、次いで殺菌槽に入る。殺菌槽内には、次亜塩素
塩溶液が供給される。この次亜塩素酸溶液は、殺菌槽内
の濃度センサーと連動して、殺菌槽内の有効塩素濃度を
一定濃度に、例えば200ppmに維持するように自動供給さ
れる。自動食器洗浄装置において、本発明方法を採用す
る場合は、使用したアルカリ性の洗剤溶液が食器類に付
着して殺菌槽に一部持ち込まれるので、殺菌槽へは、次
亜塩素酸塩の殺菌効果を高めるために、好ましくはpHセ
ンサーと連動させて酸性物質を送り、pHを9〜10の一定
の範囲に維持するようにする。殺菌槽へ送り込まれた食
器類は、通常5〜30秒間保持される。このことにより、
洗浄槽を通過してきた各種芽胞を、この殺菌槽内で完全
に死滅させることができる。殺菌槽内の次亜塩素酸塩溶
液は殺菌槽から排出され、食器類に付着した次亜塩素酸
塩溶液は、次のすすぎ槽を通過するときに洗い流され、
食器類は衛生的に仕上がる。
【0020】上記自動洗浄機は、食器類に残存するデン
プン、脂肪、タンパクなどの食品汚れを、効率よく洗浄
できるものであれば、特にその形式は制限されるべきも
のではない。図2または図3にそのシステムを示す連続
式自動洗浄機のほか、少量の食器類の処理の場合は、回
分式自動洗浄機(例えばボックスタイプ)であってもさ
しつかえない。
【0021】次亜塩素酸塩の利用に関しては、従来の知
見は、次亜塩素酸塩の希釈液へ、常温付近において、使
用済みの食器類および容器類を浸漬その他の手段で、接
触させる方法のみに限定されていた。包丁、ふきん、ま
な板、トレー、バットおよびその他の食品製造用器具類
等の、殺菌または消毒においても同様に、次亜塩素酸塩
の希釈液を常温で使用することしか行なわれていなかっ
た。
【0022】従来、細菌の死滅には有効であるが、芽胞
の処理には有効とは考えられず、食器類の殺菌に、常温
でのみ使用されてきた次亜塩素酸塩を、本発明において
は、100℃以下の加温下で使用することにより、これら
に残存する芽胞を有効に殺菌することが可能となった。
その結果、従来の技術の項に記載した141℃というよう
な高温処理を必要とすることなく芽胞を殺菌できるの
で、この殺菌法を自動食器洗浄機に適用して、加熱殺菌
が不可能であったプラスチック容器等を低温下で殺菌す
ることが可能となった。
【0023】本発明方法により、食器類に残留する微生
物、特に芽胞がきわめて容易に殺菌・除去され、食中毒
を防止することが可能となる。さらに、デンプン製品な
どのネト発生として知られる腐敗、変敗を防止できる。
このように、食中毒や腐敗などの危険性を招致する芽胞
形成菌の処理に対して、きわめて容易かつ実用的な殺菌
方法が提供される。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0025】〔実施例1〕芽胞形成菌に対する、高温領
域における次亜塩素酸塩の殺菌効果を調べた。供試菌株
にはBacillus cereus IFO 3466と、セレウス菌株(これ
は食器類から採取し、東量三:ニューフードインダスト
リー4,No.9,67〜77,No.10 61〜7
0(1974);神保勝彦および小久保弥太郎:東京都
衛生研究所年報4,69〜73(1983)を参考にし
て調査し同定した)とを用いた。芽胞は既知の方法に従
い、以下のように形成させた。即ち、まず、ブイヨン3
0g/l中で37℃で一昼夜培養した培養液を一白金耳
とり、0.05%硫酸マンガン添加普通寒天培地(ブイ
ヨン30g/lおよび寒天1.5%を含有)上に画線塗
抹し、37℃で14日培養した。この培養で培養細胞の
大部分が芽胞を形成する。次に、培養物から滅菌リン酸
緩衝水で集菌し、同溶液で3回遠沈洗浄した。次に、8
0℃で5分間、加熱処理を行い、栄養型細胞を死滅させ
た。このセレウス菌芽胞を、図1に示す所定の温度およ
び濃度に設定した次亜塩素酸ナトリウム溶液に15秒間
作用させた。次いで、0.5%チオ硫酸ナトリウム、
1.0%TWEEN80および0.5%レシチンを含有
する溶液に加えて次亜塩素酸ナトリウムを不活化した
後、この混合液を用い、平板培養法で生菌数を測定し
た。
【0026】その結果、図1に示すように、次亜塩素酸
ナトリウムは2種のセレウス菌芽胞に対し、70℃以上の
高温領域で、効果的に芽胞を殺菌することが判明した。
特に、IFO株に対しては80℃で完全に検出限界(10cfu/m
l)以下まで殺菌できた。
【0027】〔実施例2〕上記実施例1と同様に既知の
方法で調製した、枯草菌(Bacillus subtilis ATCC 663
3)の芽胞懸濁液を用い、これを80℃、pH9、有効塩素濃
度200ppmに設定した次亜塩素酸ナトリウム溶液に15秒間
作用させた。その結果、表2に示すように、作用前の菌
数に対し、作用後の生残菌数が著しく低下していること
を確認した。
【0028】
【表2】
【0029】〔実施例3〕セレウス菌芽胞が表面に付着
したプラスチック製弁当箱容器(10×15cm)の洗浄および
殺菌を、図3に示す、全長6.6m、第一洗浄槽(予洗槽)
から第二すすぎ槽に至る計5槽からなる洗浄・殺菌シス
テム内を通過させることにより行なった。弁当箱に付着
しているセレウス菌芽胞の確認は、次のように既知の方
法で行った。まず、拭き取り検査で回収した綿棒を入れ
た試験管に滅菌リン酸緩衝水5mlを加えて攪拌した。
このリン酸緩衝水を80℃で10分間、加熱処理した
(栄養型細菌はこの段階で死滅する)後、適宜段階希釈
し、セレウス菌分離用卵黄加NGKG培地(日水製薬株
式会社製)に塗抹し、37℃で24〜48時間培養し
た。この培地でレシチナーゼ反応が認められたものをセ
レウス菌芽胞とした。洗浄・殺菌システムのベルトコン
ベアの速度は約16m/分であり、各槽の滞留時間は5秒で
あった。各槽の温度は図に示すとおり、殺菌槽以外は70
℃、殺菌槽は80℃に生蒸気を導通して保った。
【0030】第一洗浄槽では70℃の熱湯を高圧噴霧し、
予洗した。第二洗浄槽ではCIC(濃度検知制御)セン
サーにより、自動的にアルカリ性洗剤を供給し、洗剤濃
度0.2%に維持し、高圧噴霧型のノズルより洗剤溶液を噴
霧して洗浄した。第二洗浄槽で洗浄された弁当箱容器
は、そのまま殺菌槽へ送り込まれ、80℃の1000ppm有効
塩素濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液の噴霧により殺菌
された。殺菌槽を通過した弁当箱容器はベルトコンベア
により、第一すすぎ槽、第二すすぎ槽と順次運ばれてす
すぎが行われた。
【0031】第二すすぎ槽を通過した弁当箱容器表面の
セレウス菌芽胞を上記と同様に卵黄加NGKG培地を用
いて調べた結果、表3に示すように、生残菌数の著しい
減少が認められた。
【0032】
【表3】
【0033】〔実施例4〕実施例3の殺菌・洗浄装置に
pHIC(pH検知制御)を組み込み、殺菌槽の温度を
80℃、有効塩素濃度を200ppmとし、pHICセンサーに
より、酸性物質として希硫酸(6%溶液)を自動的に供
給し、pH9〜10を保持した。
【0034】第二すすぎ槽を通過した弁当箱容器表面の
セレウス菌芽胞を調べた結果、表4に示すように、生残
菌数の著しい減少が認められた。
【0035】
【表4】
【0036】〔実施例5〕回分式洗浄機(ドアタイプ)
の洗浄条件を温度60℃、時間30秒に設定し、すすぎ条件
を温度80℃、5時間、pH9、有効塩素濃度200ppmになるよ
うに次亜塩素酸ナトリウムを添加し、実施例3で使用し
たのと同様の弁当箱を処理した。
【0037】その結果、表5に示したように、処理前の
セレウス菌芽胞の菌数に対し、処理後の菌数の著しい低
下が認められ、連続式洗浄機と同様に、芽胞を効果的に
殺菌できた。
【0038】
【表5】
【0039】
【発明の効果】食品産業で問題であった、食器類・容器
類に残存する細菌芽胞を、確実かつ効果的に殺菌する方
法が提供される。自動食器洗浄機と組み合わせることに
より、きわめて簡単な設備で衛生的な食器類が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の温度および濃度で次亜塩素酸塩をセレウ
ス菌芽胞に作用させたときの殺菌効果を示すグラフであ
る。
【図2】自動食器洗浄機に本発明方法を適用して食器類
の洗浄・殺菌を行う際のフローチャートである。
【図3】自動食器洗浄機に本発明方法を適用して食器類
の洗浄・殺菌を行う際のフローチャートである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効塩素濃度が100ppmから1000ppmの範
    囲であり、pH9〜10の範囲である次亜塩素酸塩溶液
    、細菌芽胞とを、70℃以上100℃以下の温度で
    触させる工程を包含する、細菌芽胞の殺菌方法。
  2. 【請求項2】 洗浄工程およびすすぎ工程を含む自動食
    器洗浄機を用いた食器類の洗浄時に細菌芽胞を殺菌する
    方法であって、 該洗浄工程とすすぎ工程との間で、食器類を、有効塩素
    濃度が100ppmから1000ppmの範囲であり、pH9〜10
    の範囲である次亜塩素酸塩溶液と、70℃以上100℃
    以下の温度で接触させる工程を包含する、 殺菌方法。
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