JP2517080Y2 - 頭皮浸潤具 - Google Patents

頭皮浸潤具

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JP2517080Y2
JP2517080Y2 JP4461090U JP4461090U JP2517080Y2 JP 2517080 Y2 JP2517080 Y2 JP 2517080Y2 JP 4461090 U JP4461090 U JP 4461090U JP 4461090 U JP4461090 U JP 4461090U JP 2517080 Y2 JP2517080 Y2 JP 2517080Y2
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air
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JP4461090U
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JPH045822U (ja
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一郎 下田
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Aderans Co Ltd
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Aderans Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は頭皮面を冷水又は温水で浸潤させることで
頭皮面に刺激の付与するために用いる頭皮浸潤具の提供
に関する。
[従来技術] 頭皮の浸潤をなすには一般に浴場、シャワー等が用い
られているが、頭部のみの浸潤には液体容器に対する頭
部の浸し込みをすることによって行なっていた。
かゝる頭皮部に対する冷水ないしは温水等の浸潤は、
頭皮面に生ずる皮膚病等の治療の前処置ないしは頭皮面
に対する冷〜温の物理的な刺激付与による活性化処置な
いしは治療処置として行なわれていた。
[考案が解決しようとする課題] かゝる頭皮面に対する冷水ないしは温水による浸潤の
処置は人体の他の部位に比較して難しく、浴場、シャワ
ー等では全身が冷水又は温水で濡れる不都合があり、頭
皮部に対する簡単な浸潤処理には不向きであると共に、
身体が衰弱している場合ないしは寒冷時等での頭皮浸潤
処置の方法としては不適当であった。
又、頭皮面を液体容器に浸し込む方法は、頭頂部以外
の側頭部、後頭部等の浸し込みが難しく、これらの部分
に対する浸潤には更に水液を頭皮面に刷毛等で付着させ
る必要があり、頭皮面の完全な浸潤処置に難があった。
又、かゝる液体容器に対する頭皮面の漬け込みは、頭
部を長時間に亘って下げた無理な姿勢をとる必要がある
ことから、長時間に亘る頭皮面の液体への浸し込みには
難があった。
更に、かゝる液体容器に対する頭皮面の漬け込みで
は、液体中の溶存酸素濃度の維持が必要とされる浸潤処
置には不向きであると共に、頭皮面に対する浸潤液を加
圧状態で用いるにも不向きであった。
かゝる点から本考案では、取扱い易く、しかも目的と
する頭皮部分のみを、この頭皮の全面に亘って温水〜冷
水で浸潤できると共に、この温水〜冷水に含まれている
溶存酸素の濃度を一定に維持したまゝで用いることがで
き、更に頭皮に対する加圧状態で浸潤を可能とした頭皮
浸潤具の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案にかゝる頭皮浸潤具は叙上の目的を達成するた
めに、頭部Hに被装されるヘルメット状のキャップCを
用意し、このキャップCのキャップ本体1の開口縁の内
側にエアーチューブ2を周回して取付けて置くと共に、
このエアーチューブ2を随時給気と脱気とで膨縮可能と
してある。又、このキャップ本体1の内側に開口するよ
うに供給ノズル3と、排出ノズル4とを設けて頭皮浸潤
具を構成している。
[作用] 本考案にかゝる頭皮浸潤具は叙上の構成から、頭部H
に被装した後、エアーチューブ2に給気をしてエアーチ
ューブ2の面を頭部Hに密着させる。
この状態で供給ノズル3から冷水又は温水をキャップ
Cのキャップ本体1内に送り込むことで、供給された冷
水又は温水は該キャップ本体1内を充満し、頭皮面の浸
潤をなすと共に排出ノズル4から吐出される。
[実施例] 以下、本考案にかゝる頭皮浸潤具の曲型的な一実施例
を添付の図面について説明する。
ヘルメット状をなすキャップCは通例耐水処理の点等
がら耐熱性のある合成樹脂成形品等を用いてキャップ本
体1とするのが好ましい。そして、このヘルメット状の
キャップ本体1の開口縁の内側にエアーチューブ2を通
例接着剤等で密着して取付けておく。このエアーチュー
ブ2はエアーポンプ(図示省略)等を用いて随時膨縮が
できる構成とされており、キャップ本体1を通して接続
された可撓性のエアーホース5のエアーノズル5aが該エ
アーチューブ2内に開口する構成としてあり、このノズ
ル5a部分に逆止弁5bを設けてある。
尚、このエアーチューブ2は膨縮可能であって、耐
水、耐圧性を有する素材であれば良く、通例耐熱性の合
成ゴムチューブを用いるのが良い。
そして、このエアーチューブ2はエアーポンプ等で膨
成された際に頭部Hの面に圧接され、このエアーチュー
ブ2によりキャップ本体1と頭部Hとの間に気密状の間
隙Yが形成される。即ち、エアーチューブ2は、頭部H
との間で膨成されることによって、この頭部Hとのキャ
ップ本体1の内壁面との間を密に塞ぐことゝなり、間隙
Yを水密的なものとする。
かゝる構成からなるキャップCの頂部内面に温水〜冷
水の供給ノズル3が開口するように可撓性のホース6を
接続すると共に、エアーチューブ2の一部を上端から下
側に向けて凹状の欠部2aとし、この欠部2aのキャップ本
体1の面に開口するように排出ノズル4を設け、これに
可撓性のホース6′を連設して温水〜冷水の供給と、排
出とをなす。
尚、このホース6、6′の取付けは、キャップ本体1
に穿った取付け穴の内側からシール8を介在させて鍔付
き雄螺子管7aを挿通し、これにホース6、6′の口端に
ある鍔6aを合せて異径ソケット状の雌螺子管7bで締めつ
ける構成としてある。
かゝる構成からなるキャップ本体1には、キャップC
の被装が円滑になし得るようにクッション材9と、キャ
ップCの脱落を防止する顎バンド10及び顎バンドのバッ
クル10a等を設けておくのが良い。
かゝる構成からなるキャップCを頭部Hに被装し、エ
アーチューブ2にエアーを送り込んで膨圧させて間隙H
を気密空間になすと共に供給ノズル3から冷水又は温水
を間隙Yに充填する。
この間隙Yに対する冷水又は温水の充填によって、頭
皮面は確実に浸潤される。この浸潤時間を調節すること
で頭皮面の浸潤の度合と、冷却〜加熱の反復間隔の長短
とを自由に設定することができる。
浸潤の時間を延ばすことによって頭皮面の浸潤状態を
増し、膨潤状態とすることもできる。
又、ホース6、6′に切換弁(図示省略)を設けて、
間隙Yに冷水〜温水、冷風〜温風を順次に供給し、頭皮
面に対する冷・温の物理的な刺激の付与をなすことがで
きる。
更に、ノズル3、4を開放しておくことによって間隙
Yに対する供給と排出とが同時にできるようにして冷水
〜温水、冷風〜温風を循環させて用いることができる。
以下本装置を用いた発毛・育毛方法についての実用例
を述べる。
200℃で焼結した、 アルミナ :60体積% シリカ :15 〃 窒化圭素 :5 〃 ジルコニア:20 〃 の組成からなる0.5〜2.0mmのセラミックス粒状物中を通
した5℃の水道水にオゾン発生器で得たオゾン含有エア
ーを吹き入れて気液混合とした後、脱気して得た溶存酸
素濃度が16ppmの発毛・育毛水を45才の男性の禿頭部に
塗布するのに本装置を用いた。
被験者は45才の男性であって、前頭部から頭頂部にか
けて禿げ上がり、柔毛が残っている状態であった。
先ず、被験者にキャップCを装着し、頭部Hと、この
キャップCの形成する間隙Yに発毛・育毛水と、温水と
を加圧した状態に交互に供給し、夫々の発毛・育毛水及
び温水を、この間隙Y内を通って循環するようにして用
いた。
こゝで用いた温水は前記で用いたセラミックス粒状物
を、この温水の循環経路内に装填することで、このセラ
ミックス粒状物に充分に接触された40℃の温水を用い
た。
先ず間隙Yに対し温水を送り込み頭部毛根部の湿潤
と、毛穴部分を膨潤状態とする。この温水の供給時間は
毛根痕部の膨潤、拡開状態を惹き起せれば充分であるこ
とから、頭部に対する発毛・育毛水による冷却等の施用
時間の状況に合せて2〜5分間とするのが良かった。
この毛穴部分が膨潤、拡開された状態で切換弁(図示
省略)を切換えて間隙Yに冷却されている発毛・育毛水
を送り込む。この送り込まれる発毛・育毛水の循環供給
は30〜90秒間が良い。供給時間をあまり長くした場合に
は被験者に激しい圧痛感を生ずることゝなり、又短かす
ぎた場合には発毛・育毛の効果が少なくなる傾向を示し
ていた。
この被験者の場合、圧痛感の訴えが少なかったことか
ら施用頭初では120秒近い循環供給をなし、側頭部及び
頭頂部の痛みを訴えるにつれて、この循環、供給の時間
を漸減して行なった。
この被験者に対する発毛・育毛水と、温水との交互施
用は1回の施用に際して2回以上反復して行なうと共に
一日につき3回行なった。
この発毛・育毛水と温水との交互浸漬を一週間継続し
たところ、禿げていた前頭部から頂頭部に向けた全体
に、発毛・育毛水の浸漬時に激しい圧痛感を訴えるよう
になり、柔毛が全体に起立状態となり、禿頭面上にフワ
ッとした薄毛層が認められた。
施用を開始して9日目に禿頭部分に痒みを訴えたので
確認したところ全体にフケの発生したような頭膚面とな
っていた。
施用を開始して13日目に頭皮部分に灰白色となってい
た毛根痕部が黒い点状となっているのが認められ、しか
も柔毛が硬い接触感をもつにいたった。
施用を開始して20日目に先に黒い点状となっていた毛
根痕部に0.3mm位の硬毛の発生が認められた。
[効果] 本考案にかゝる頭皮浸潤具は叙上の特長ある構成から
キャップCを頭部Hに被装し、エアーチューブ2に対す
るエアーの送り込みのみによって水密的に閉塞された間
隙Yを容易に作り出すことができ、しかも、この間隙Y
に冷水〜温水、冷風〜温風を単にノズル3から送り込む
のみで頭皮面の確実な浸潤をなすことができる。
又、この頭皮面に対する浸潤は、頭皮面のみを目的に
浸潤させることができると共に、浸潤処理時に頭部を下
げたり、ヘッドキャップを被ったりする必要がない特長
を有している。
従って叙上の発毛・育毛等のように長時間に亘って反
復して頭皮面の浸潤をなす必要のある場合等に効果があ
り、頭皮面の浸潤時にも読書等他のことができる特長を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかゝる頭皮浸潤具の装着状態を示す斜
視図、第2図は同断面図、第3図はノズル3部分の拡大
断面図、第4図はエアーノズル部分の拡大断面図、第5
図は他の切断面を示す装着状態の断面図である。 1……キャップ本体、2……エアーチューブ、3……供
給ノズル、4……排出ノズル、5……エアーホース、6
……ホース、7……螺子管、8……シール、9……クッ
ション材、10……顎バンド、C……キャップ、H……頭
部、Y……間隙。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部に被装されるヘルメット状のキャップ
    であって、このキャップの開口縁の内側には膨縮可能の
    エアーチューブが周回して設けてあると共に、供給ノズ
    ルと排出ノズルとが該キャップ内に開口して設けてある
    ことを特徴とする頭皮浸潤具。
JP4461090U 1990-04-27 1990-04-27 頭皮浸潤具 Expired - Lifetime JP2517080Y2 (ja)

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JP4461090U JP2517080Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 頭皮浸潤具

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JP4461090U JP2517080Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27 頭皮浸潤具

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JPH045822U JPH045822U (ja) 1992-01-20
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