JP2517058B2 - 通電記録シ―トと通電記録装置 - Google Patents
通電記録シ―トと通電記録装置Info
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- JP2517058B2 JP2517058B2 JP63094833A JP9483388A JP2517058B2 JP 2517058 B2 JP2517058 B2 JP 2517058B2 JP 63094833 A JP63094833 A JP 63094833A JP 9483388 A JP9483388 A JP 9483388A JP 2517058 B2 JP2517058 B2 JP 2517058B2
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- recording sheet
- sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/3825—Electric current carrying heat transfer sheets
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、電気信号によって記録紙にインクドット
を付着し印刷を行う通電記録方式において用いられる通
電記録シートと通電記録装置に関するものである。
を付着し印刷を行う通電記録方式において用いられる通
電記録シートと通電記録装置に関するものである。
従来の技術 従来の通電記録装置は、記録紙に通電記録シートを接
触し、この通電記録シートに複数の針状電極と、これら
から所定間隔を於いて配置された帰路電極を接触させた
状態で、針状電極と帰路電極との間に駆動制御手段から
与えられるパルス状電圧を印加して、針状電極の直下の
通電記録シートのインク層部分を溶融させることによっ
て記録紙に転写させるものである。
触し、この通電記録シートに複数の針状電極と、これら
から所定間隔を於いて配置された帰路電極を接触させた
状態で、針状電極と帰路電極との間に駆動制御手段から
与えられるパルス状電圧を印加して、針状電極の直下の
通電記録シートのインク層部分を溶融させることによっ
て記録紙に転写させるものである。
第４図が原理構成を示したもので、41が抵抗層、42が
導電層、43が感熱記録層、44が記録紙、45がパルス状の
制御電圧を印加する駆動制御手段、46は針状電極、47が
帰路電極を示す。
導電層、43が感熱記録層、44が記録紙、45がパルス状の
制御電圧を印加する駆動制御手段、46は針状電極、47が
帰路電極を示す。
駆動制御手段45よりパルス状の信号が発生すると、電
流はそのほとんどが針状電極46から抵抗層41を介して導
電層42に流入し、導電層42からさらに抵抗層41を通り帰
路電極47に戻る。この際、針状電極46の直下の抵抗層41
でジュール熱が発生し、この熱によって針状電極46の直
下の感熱記録層43が溶融し、記録紙44に転写される。
流はそのほとんどが針状電極46から抵抗層41を介して導
電層42に流入し、導電層42からさらに抵抗層41を通り帰
路電極47に戻る。この際、針状電極46の直下の抵抗層41
でジュール熱が発生し、この熱によって針状電極46の直
下の感熱記録層43が溶融し、記録紙44に転写される。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは複数の針状電極で
構成された通電記録装置において、同時に通電する針状
電極の数が少ない時には転写されるドットが大きくな
り、多い時にはドットが小さくなり印刷濃度のばらつき
が起るという欠点があった。これは以下の理由による。
構成された通電記録装置において、同時に通電する針状
電極の数が少ない時には転写されるドットが大きくな
り、多い時にはドットが小さくなり印刷濃度のばらつき
が起るという欠点があった。これは以下の理由による。
第６図は、第５図の等価回路図を示す。46は針状電極
であり、52は第５図の針状電極46と導電層42との間の等
価抵抗、53は第５図の導電層42の等価抵抗、54は第５図
の導電層42と帰路電極46との間の等価抵抗を示す。
であり、52は第５図の針状電極46と導電層42との間の等
価抵抗、53は第５図の導電層42の等価抵抗、54は第５図
の導電層42と帰路電極46との間の等価抵抗を示す。
今、複数の針状電極を有する通電記録装置がありその
針状電極の内のＮ本を通電させる場合を考える。等価抵
抗52の抵抗値をそれぞれ、ｒ、等価抵抗53の抵抗値をR
c、等価抵抗54の抵抗値をRbとし、端子51に電圧Ｖを印
加すると、個々の等価抵抗52での電圧降下は一定とな
り、電圧降下Vcは、 Vc＝Ｖ・r/（ｒ＋NRc＋NRb） となる。ｒ≫（Rc＋Rb）であるがＮが大きい、即ち同時
に通電する電極数が多い程Vcが逓減するために転写され
るドットの大きさが小さくなるのである。
針状電極の内のＮ本を通電させる場合を考える。等価抵
抗52の抵抗値をそれぞれ、ｒ、等価抵抗53の抵抗値をR
c、等価抵抗54の抵抗値をRbとし、端子51に電圧Ｖを印
加すると、個々の等価抵抗52での電圧降下は一定とな
り、電圧降下Vcは、 Vc＝Ｖ・r/（ｒ＋NRc＋NRb） となる。ｒ≫（Rc＋Rb）であるがＮが大きい、即ち同時
に通電する電極数が多い程Vcが逓減するために転写され
るドットの大きさが小さくなるのである。
また、従来の構造のものでは、帰路電極を針状電極に
近接して配置しなければ印刷濃度が低下するという欠点
があった。
近接して配置しなければ印刷濃度が低下するという欠点
があった。
即ち、針状電極から帰路電極に至る通電径路は抵抗層
と導電層であるが、この通電径路が長くなると導電層で
の電気抵抗が増大して電圧降下が大きくなり、結果とし
て針状電極の接触地点の抵抗層における電圧降下が小さ
くなるので、発生熱量が減少し転移されるインクドット
が小さくなってしまうのである。
と導電層であるが、この通電径路が長くなると導電層で
の電気抵抗が増大して電圧降下が大きくなり、結果とし
て針状電極の接触地点の抵抗層における電圧降下が小さ
くなるので、発生熱量が減少し転移されるインクドット
が小さくなってしまうのである。
本発明は、上記の課題を解決し、同時に通電する電極
の本数にかかわらず常に安定した印刷濃度で記録を行う
ことができ、しかも帰路電極を針状電極の近傍に配置す
る必要のない装置を実現する通電記録シートおよびそれ
を用いた通電記録装置に関するものである。
の本数にかかわらず常に安定した印刷濃度で記録を行う
ことができ、しかも帰路電極を針状電極の近傍に配置す
る必要のない装置を実現する通電記録シートおよびそれ
を用いた通電記録装置に関するものである。
課題を解決するための手段 そして、技術的手段は導電層に超電導体材料を用いた
通電記録シートを用いること、及び前記の通電記録シー
ト一端の導電層部分と、シート供給リール或いはシート
駆動リールを電気的に接触状態にして、駆動制御手段と
シート供給リール、またはシート駆動リールの間に電圧
を印加することによる。
通電記録シートを用いること、及び前記の通電記録シー
ト一端の導電層部分と、シート供給リール或いはシート
駆動リールを電気的に接触状態にして、駆動制御手段と
シート供給リール、またはシート駆動リールの間に電圧
を印加することによる。
作用 この技術的手段による作用は下記のようになる。即
ち、抵抗０の超電導体材料を導電層とした通電記録シー
トを用いることによって、導電層での電気抵抗による電
圧降下は０になるので帰路電極を針状電極の近くに配置
する必要がない。またシート供給リール或いはシート巻
取りリールを通電記録シートの導電層に接触させて帰路
電極として用いることによって、通電記録シートと帰路
電極の間で発生していた接触抵抗が０になり電圧降下は
そのすべてが針状電極直下の抵抗層で生じることにな
り、同時に通電する針状電極の数にかかわらず安定した
印字が可能になる。
ち、抵抗０の超電導体材料を導電層とした通電記録シー
トを用いることによって、導電層での電気抵抗による電
圧降下は０になるので帰路電極を針状電極の近くに配置
する必要がない。またシート供給リール或いはシート巻
取りリールを通電記録シートの導電層に接触させて帰路
電極として用いることによって、通電記録シートと帰路
電極の間で発生していた接触抵抗が０になり電圧降下は
そのすべてが針状電極直下の抵抗層で生じることにな
り、同時に通電する針状電極の数にかかわらず安定した
印字が可能になる。
実施例 以下、本発明の一実施例の通電記録シート及び通電記
録装置について、添付図面を参照しながら説明する。
録装置について、添付図面を参照しながら説明する。
第１図に本発明による通電記録シートを示す。11が抵
抗層、12が導電層、13が感熱記録層であり導電層12が超
電導体材料から成ることを特徴にしている。
抗層、12が導電層、13が感熱記録層であり導電層12が超
電導体材料から成ることを特徴にしている。
第２図は本発明による通電記録シートの別の構成例を
示したもので11が抵抗層、12が導電層、13が感熱記録層
であり14がベースシートであり、導電層12が超電導体材
料から成ることを特徴にしている。ベースシートを設け
ることによって引っ張り強度を高めると同時に感熱記録
層と導電層の形成が容易になる。
示したもので11が抵抗層、12が導電層、13が感熱記録層
であり14がベースシートであり、導電層12が超電導体材
料から成ることを特徴にしている。ベースシートを設け
ることによって引っ張り強度を高めると同時に感熱記録
層と導電層の形成が容易になる。
第３図は本発明による通電記録装置を示しており、31
は通電記録シートを示しており、この通電記録シートの
下面には記録紙32が接触するように配置されている。こ
の通電記録シート31と記録紙32とは支持ローラ33により
支えられながら矢印Ａ方向に移動される。前記通電記録
シート31の上には複数の針状電極34を保持する絶縁性の
電極保持体35が配置されており、上記針状電極34は電極
保持体35に一定間隔をおいて列状に配置されている。前
記通電記録シート31はシート供給リール36にロール状に
巻かれシート駆動リール37によって巻取られるようにな
っている。34は通電記録シート31に接触して配列する複
数の針状電極、38は複数個の針状電極を選択して駆動す
る駆動制御手段であり、針状電極34と、シート供給リー
ル36とシート駆動リール37との間に記録電圧を印加する
ようになっている。
は通電記録シートを示しており、この通電記録シートの
下面には記録紙32が接触するように配置されている。こ
の通電記録シート31と記録紙32とは支持ローラ33により
支えられながら矢印Ａ方向に移動される。前記通電記録
シート31の上には複数の針状電極34を保持する絶縁性の
電極保持体35が配置されており、上記針状電極34は電極
保持体35に一定間隔をおいて列状に配置されている。前
記通電記録シート31はシート供給リール36にロール状に
巻かれシート駆動リール37によって巻取られるようにな
っている。34は通電記録シート31に接触して配列する複
数の針状電極、38は複数個の針状電極を選択して駆動す
る駆動制御手段であり、針状電極34と、シート供給リー
ル36とシート駆動リール37との間に記録電圧を印加する
ようになっている。
第４図はシート供給リール36と通電記録シート31の接
触部分の拡大図であり、導電性のシート供給リール36
は、通電記録シート31と導電層12で接触している。シー
ト駆動リール37と通電記録シート31との接触部分も同様
の接触状態になっている。
触部分の拡大図であり、導電性のシート供給リール36
は、通電記録シート31と導電層12で接触している。シー
ト駆動リール37と通電記録シート31との接触部分も同様
の接触状態になっている。
上記針状電極34を駆動制御手段38で選択し電圧を印加
した場合には、通電記録シート31中に電流が流れ、シー
ト供給リール36あるいはシート巻取リール37の通電記録
シート31に対する接触面積に比べて針状電極34の通電記
録シート31に対する接触面積が非常に小さいので針状電
極34下の電流密度が大きくなる。従って、針状電極34下
の抵抗熱発生の為に直下のかの通電記録シート31の感熱
記録層の部分か溶融され記録紙32に転移される。
した場合には、通電記録シート31中に電流が流れ、シー
ト供給リール36あるいはシート巻取リール37の通電記録
シート31に対する接触面積に比べて針状電極34の通電記
録シート31に対する接触面積が非常に小さいので針状電
極34下の電流密度が大きくなる。従って、針状電極34下
の抵抗熱発生の為に直下のかの通電記録シート31の感熱
記録層の部分か溶融され記録紙32に転移される。
通電記録シート31においては、導電層は抵抗値が０で
ありここでの電圧降下は無いうえ、帰路電極となるシー
ト供給リール36とシート駆動リール37は通電記録シート
31とは電気的に接触しているために接触抵抗は針状電極
34下での抵抗層における抵抗に比べて無視できる。従っ
て針状電極34下での抵抗層での電圧降下は同時に通電す
る針状電極34の数にかかわらず一定となるから発生熱量
も一定になる。
ありここでの電圧降下は無いうえ、帰路電極となるシー
ト供給リール36とシート駆動リール37は通電記録シート
31とは電気的に接触しているために接触抵抗は針状電極
34下での抵抗層における抵抗に比べて無視できる。従っ
て針状電極34下での抵抗層での電圧降下は同時に通電す
る針状電極34の数にかかわらず一定となるから発生熱量
も一定になる。
尚、上記の実施例では、記録紙に熱転写する方式の通
電記録装置を示したが、ビニールシートや木材などの紙
以外の媒体に熱転写する通電記録装置であってもよい。
電記録装置を示したが、ビニールシートや木材などの紙
以外の媒体に熱転写する通電記録装置であってもよい。
発明の効果 以上のように、本発明の通電記録シートは超電導体材
料を導電層に用いることにより導電層の電圧降下を０に
して常に安定した印字品質を有する通電記録装置を提供
するものである。
料を導電層に用いることにより導電層の電圧降下を０に
して常に安定した印字品質を有する通電記録装置を提供
するものである。
また本発明の通電記録装置は上記の通電記録シートを
用いることにより針状電極の近傍に帰路電極を配置する
必要がないばかりか、帰路電極として供給側、あるいは
駆動側のリールが利用でき、常に安定した印刷効果を得
ることができるものである。
用いることにより針状電極の近傍に帰路電極を配置する
必要がないばかりか、帰路電極として供給側、あるいは
駆動側のリールが利用でき、常に安定した印刷効果を得
ることができるものである。
第１図は本発明の通電記録シートの一実施例を示す断面
図、第２図は本発明の通電記録シートの別の実施例を示
す断面図、第３図は本発明の通電帰記録装置の一実施例
を示す説明図、第４図は第３図の部分拡大図、第５図は
通電記録シートの原理構成図、第６図は第５図の等価回
路図である。 11……抵抗層、12……導電層、13……感熱記録層、31…
…通電記録シート、34……針状電極、36……シート供給
リール、37……シート駆動リール。
図、第２図は本発明の通電記録シートの別の実施例を示
す断面図、第３図は本発明の通電帰記録装置の一実施例
を示す説明図、第４図は第３図の部分拡大図、第５図は
通電記録シートの原理構成図、第６図は第５図の等価回
路図である。 11……抵抗層、12……導電層、13……感熱記録層、31…
…通電記録シート、34……針状電極、36……シート供給
リール、37……シート駆動リール。
Claims (3)
- 【請求項１】抵抗層、導電層、感熱記録層の順で重畳さ
れて成り、前記の導電層は超電導体材料から成ることを
特徴とする通電記録シート。 - 【請求項２】抵抗層、導電層、ベースシート、感熱記録
層の順で重畳されて成り、前記の導電層は超電導体材料
から成ることを特徴とする通電記録シート。 - 【請求項３】請求項（１）の通電記録シートまたは請求
項（２）の通電記録シートと、前記請求項（１）または
請求項（２）の通電記録シートの抵抗層に接触して配置
された複数の針状電極と、前記請求項（１）または請求
項（２）の通電記録シートの導電層に接触して配置され
た導電性の材料から成るリールを備え、前記リールと前
記針状電極との間に電圧を印加して前記針状電極直下の
感熱記録層を加熱することにり記録を行うことを特徴と
する通電記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63094833A JP2517058B2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 通電記録シ―トと通電記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63094833A JP2517058B2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 通電記録シ―トと通電記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01264894A JPH01264894A (ja) | 1989-10-23 |
| JP2517058B2 true JP2517058B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=14121046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63094833A Expired - Lifetime JP2517058B2 (ja) | 1988-04-18 | 1988-04-18 | 通電記録シ―トと通電記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2517058B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-18 JP JP63094833A patent/JP2517058B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01264894A (ja) | 1989-10-23 |
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