JP2517038Y2 - 電気錠 - Google Patents

電気錠

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JP2517038Y2
JP2517038Y2 JP1990126478U JP12647890U JP2517038Y2 JP 2517038 Y2 JP2517038 Y2 JP 2517038Y2 JP 1990126478 U JP1990126478 U JP 1990126478U JP 12647890 U JP12647890 U JP 12647890U JP 2517038 Y2 JP2517038 Y2 JP 2517038Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機械的にも電気的にも施解錠できる電気錠
に関する。
〔従来の技術〕
キーなどにより施解錠する機械的駆動系と、モータに
より施解錠する電気的駆動系とを有する電気錠には、実
開昭61−189949号公報記載の技術等がある。
同技術によれば、第6図に示すように、モータの出力
軸に連結されたウオーム1の回転によりウオーム歯車を
介して回転する駆動板2の面上に回転方向に沿って複数
個の駆動ピン3を設け、デッドボルト4に係合する作動
アーム5を有しキー等により回動するデッドカム6に扇
形歯車7を設け、錠ケースに枢着され扇形歯車7に噛み
合う扇形歯車8を有する駆動カム9に係合切欠10を設
け、駆動板2の回動により駆動ピン3が係合切欠10に係
入して駆動カム9を所定角度だけ回動して係合切欠10か
ら離脱するゼネバ機構が構成される。
そして、駆動板2が時計方向に回動すると、駆動カム
9が反時計方向に、デッドカム6が時計方向に回動して
作動アーム5に押されたデッドボルト4が突出して施錠
され、駆動ピン3が係合切欠10より離脱した位置に停止
する。
従って、シリンダ錠に挿入したキーによりデッドカム
6を反時計方向に回動して機械的に解錠しても、駆動ピ
ン3が駆動カム9の回動に干渉しないので、電気的な施
解錠駆動機構に影響を与えない。
機械的及び電気的に解錠した場合には、第7図に示す
ように、駆動板2の係合切欠10が駆動ピン3の係入を可
能にする位置に停止し、機械的及び電気的に施錠したと
きにも、第6図に示すように駆動板2の係合切欠10が駆
動ピン3の係入を可能にする位置に停止する。
かくして、電気的及び機械的の施解錠駆動機構は相互
に干渉することなく動作するが、次のような課題があっ
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のようなゼネバ機構は、電気的な施錠或いは解錠
動作を完了したときに、駆動板2が正確な停止位置に停
止しなければならない。
然し、電源電圧の変動により駆動板2が慣性力で正確
な停止位置より行き過ぎたり、或いは、相互に接触する
機械部分の摩擦抵抗に起因して手前で停止すると、次の
駆動ピン3が駆動カムに当たったり、或いは、駆動ピン
3が係合切欠から離脱しないために機械的な施解錠動作
に干渉して機械的な施解錠を不能にしたり、或いは電気
的な施解錠機構を損傷する問題があった。
本考案は、モータの回転量に多少の過不足を生じても
上記のような問題を生じることなく確実に施錠解錠さ
れ、電気的な故障が生じたときでも機械的な施解錠操作
を容易に行うことができる電気錠を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、錠ケースより
出没可能に設けられ被押動用凹部を有するデッドボルト
と、錠ケースに枢着され室外側のシリンダ錠及び室内側
のサムターンに接続する軸が嵌挿される係合孔と上記被
押動用凹部に係入する作動片を有し外周面の一部に扇形
歯車が設けられるカムプレートと、錠ケースに内設され
出力軸に駆動歯車が固着され外部信号により回動並びに
停止するモータと、上記駆動歯車の回転を上記扇形歯車
に伝達する一連の歯車群とを有する電気錠において、上
記歯車群のなかの駆動側歯車を軸方向に移動可能に設
け、上記駆動側歯車と同一軸心に配設される被駆動側歯
車とに相互に嵌脱する面クラッチを設けると共に、上記
駆動側歯車を上記面クラッチが外れる方向に付勢し、上
記駆動側歯車が回転したときに上記面クラッチが嵌入す
る方向に押動されるカム面を上記駆動側歯車に設けたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
上記のように構成された電気錠の作用は次のようにな
る。
(機械的施解錠操作) モータが停止しているので、一連の歯車群のなかの駆
動側歯車は付勢方向に移動し、面クラッチが外れてい
る。
従って、室外側からのキー操作或いは室内側のサムタ
ーン操作によりカムプレートを回動し、デッドボルトを
出没する施錠及び解錠操作を行っても、モータには影響
しない。
(電気的施解錠操作) 外部からの施錠或いは解錠信号を受けてモータが回動
すると、駆動側歯車が回動すると共に面カムに押動され
て上昇し、面クラッチが噛み合い、モータの回転が一連
の歯車群を介してカムプレートに伝達され、デッドボル
トが突出或いは没入する。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図はカバーを除去した電気錠の正面図であり、ド
アの端部に取り付けられる錠ケース11に、フロント12及
びセカンドフロント13がねじなどにより固着され上記ケ
ース11の前面側の端部壁を構成する。
フロント12及びセカンドフロント13に穿設された孔14
に挿入されたデッドボルト15に長孔16が設けられ、錠ケ
ース11の側壁11aに立設されたデッドガイドピン17が長
孔16に遊嵌し、側壁11aに設けられたガイドローラ18が
デッドボルト15の上面に当接する。
従って、デッドボルト15の先端はフロント12より出没
可能である。
デッドボルト15の後方(第1図において右側)の下部
にはほぼ矩形状の被押動用凹部19が形成される。
本実施例では、デッドボルト15を前後方向に駆動する
カムプレートの構造が分割形のものについて述べるが、
従来のような一体形でもよい。
カムプレートは、第3図に示すように、錠ケース11に
枢着されるドライブカム20とドライブカム20に枢着され
るセットカム21とばね33によって構成され、ドライブカ
ム20は、錠ケース11に取り付けられるカムホルダ35の孔
35aに挿入される筒部23の一端に鍔部24が設けられ、鍔
部24の筒部23側の表面に嵌合段部25が周設され、鍔部24
の裏面には、錠ケース11に取り付けられるカムホルダ36
の孔36aに挿入される筒部(図示しない)が設けられ、
鍔部24の外周面に被押動用凹部19に係入する作動片26が
設けられ、筒部23の内周面に係合孔27が設けられ、室外
側のシリンダ錠及び室内側のサムターンに接続する軸
(図示しない)が係合孔27に嵌挿される。
セットカム21は、筒部28の外周面に扇形歯車29と突出
壁30が突設され、突出壁30の端部にばね係止溝31が形成
され、突出壁30の下面にばね係止部32が設けられる。
そして、筒部28の内周面は嵌合段部25の外周面に枢着
され、筒部28の内周面と筒部23の外周面との間に形成さ
れる環状の隙間にばね33が挿入され、ばね33の一端33a
は係合段部25の側面に穿設されたばね係止孔34に係止さ
れ、他端33bはばね係止溝31に係止される。
又、バネ係止部32に一端を係止されるばね37の他端が
錠ケース11に設けられたピン38に係止される(第1図参
照)。
従って、ドライブカム20は、バネ33により作動片26が
突出壁30に当接する方向に付勢され、セットカム21は、
ばね37により施錠位置(第2図参照)と施錠位置(第1
図参照)に付勢される。
錠ケース11の内部に設けられた減速機付きのモータ39
の出力軸にウオーム歯車より成る駆動歯車40が固着さ
れ、錠ケース11の側壁11aに立設される支軸41にスラス
トベアリング42,環状のカム43,駆動歯車40と噛み合う駆
動側歯車44が嵌挿される(第4図参照)。
環状のカム43の上面には、円周方向に沿って3個の山
45aと3個の谷45bが交互に配設され山45aと谷45bとの間
に斜面45cが形成された面カム45が設けられ、駆動側歯
車44の下面には同形状のカム面46が設けられ、駆動側歯
車44の上面には面クラッチ47が設けられ、クラッチ面47
の内側には環状溝48を介して筒部49が設けられる。
筒部49の外周面には被駆動側歯車50が環挿され、被駆
動側歯車50の下面に、面クラッチ47と嵌脱可能な同形状
の面クラッチ51(第5図(イ)参照)が設けられ、被駆
動側歯車50と環状溝48との間にばね52が弾装され、被駆
動側歯車50と錠ケース11のカバー57(第5図(イ)参
照)との間には、支軸41に環挿されるスラストベアリン
グ53が挿入される。
従って、駆動側歯車44は下降位置に押動され、面カム
45の山45aがカム面46の谷に接触しているが、面クラッ
チ47及び51は噛み合いが外れている。
錠ケース11に立設された歯車軸54に、被駆動側歯車50
に噛み合う小歯車55が枢着され、小歯車55に一体的に設
けられた大歯車56が扇形歯車29と噛み合う。
従って、駆動側歯車44が上昇して面クラッチ47及び51
が噛み合ったときに(第5図(ロ)参照)、駆動側歯車
44,被駆動側歯車50,小歯車55、大歯車56によって、駆動
歯車40の回転を扇形歯車29に伝達する一連の歯車群が構
成される。
以上のように構成された電気錠の作用を説明する。
(機械的施解錠操作) モータが停止しているので、一連の歯車群のなかの駆
動側歯車50はばね52に押されて下降位置にあり、カム43
の面カム45と駆動側歯車50のカム面46は噛み合い状態に
あり、駆動側歯車50の面クラッチ47と被駆動側歯車50の
面クラッチ51は外れている。(第5図(イ)参照)。
従って、第1図に示すように、デッドボルト15が錠ケ
ース11内に没入した解錠状態から、室外側からのキー操
作或いは室内側のサムターン操作によりドライブカム20
を反時計方向に約90度回動すると、作動片26がデッドボ
ルト15を押動し、デッドボルト15がフロント12より突出
して施錠される(第2図参照)。
ドライブカム20の回動により、作動片26に突出壁30を
押されたセットカム21が同方向に回動し、セットカム21
の扇形歯車29の回動によって、大歯車56,小歯車55,被駆
動側歯車50が回動するが、面クラッチ47,51が外れてい
るので駆動側歯車44は回動しない。
従って、ウオーム歯車である駆動歯車40及びモータ39
には回動は伝達されない。
施錠された電気錠の解錠動作は、上記施錠動作の逆動
作であり、駆動歯車40及びモータ39には回動は伝達され
ないことは同様である。
(電気的施解錠操作) 外部からの施錠信号を受けてモータ39が回動すると、
駆動歯車40と噛み合う駆動側歯車44が第1図において反
時計方向に回動し、カム面46の山が面カム45の斜面45c
に沿って移動するので、駆動側歯車44が上昇し、面クラ
ッチ47,51が噛み合い、更に駆動側歯車44が回動する
と、駆動側歯車44,カム43,被駆動歯車50が一体となって
回動し(第5図(ロ)参照)、小歯車55及び大歯車56が
時計方向に回動し、扇形歯車29が反時計方向に回動して
デッドボルト15がフロント2より突出し、電気錠が施錠
され、施錠確認センサ(図示しない)の確認信号により
モータが停止する。
解錠動作は施錠動作の逆動作である。
以上のような電気的解錠動作は機械的な解錠の妨げに
はならず、又、モータ39の停止が多少早過ぎても或いは
遅すぎても、セットカム21がばね37により施錠位置及び
解錠位置に付勢されているので、確実に施錠及び解錠さ
れる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、
電源電圧の変動により電気的な施錠及び解錠機構の停止
位置に誤差を生じても機械的な施解錠動作に干渉したり
電気的な施解錠機構を損傷する問題を生じることはな
く、又、モータが回転しないときには面クラッチが切れ
ているので、機械的な施錠,解錠操作が軽い利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図(イ),(ロ)は本考案の実施例を示
し、第1図は解錠状態の電気錠のカバーを除去した場合
の正面図、第2図は施錠状態の電気錠のカバーを除去し
た場合の要部正面図、第3図はカムプレートを構成する
部品の斜視図、第4図は一連の歯車群を構成する歯車と
カム並びに面クラッチの斜視図、第5図(イ),(ロ)
はカム並びに面クラッチの動作説明図、第6図は従来の
電気錠の施錠状態を示す要部縦断面図、第7図は従来の
電気錠の解錠状態を示す要部縦断面図である。 11……錠ケース、12……フロント、15……デッドボル
ト、19……被押動用凹部、20……ドライブカム、21……
セットカム、22……ばね、28……筒部、24……鍔部、25
……嵌合段部、26……作動片、27……係合孔、28……扇
形歯車、33……ばね、35,36……カムホルダ、37……ば
ね、39……モータ、40……駆動歯車、41……支軸、43…
…カム、44……駆動側歯車、45……面カム、46……カム
面、47,51……面クラッチ、50……被駆動側歯車、52…
…ばね、55……小歯車、56……大歯車。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】錠ケースより出没可能に設けられ被押動用
    凹部を有するデッドボルトと、錠ケースに枢着され室外
    側のシリンダ錠及び室内側のサムターンに接続する軸が
    嵌挿される係合孔と上記被押動用凹部に係入する作動片
    を有し外周面の一部に扇形歯車が設けられるドライブカ
    ムと、錠ケースに内設され、出力軸に駆動歯車が固着さ
    れ外部信号により回動並びに停止するモータと、上記駆
    動歯車の回転を上記扇形歯車に伝達する一連の歯車群と
    を有する電気錠において、上記歯車群のなかの駆動側歯
    車を軸方向に移動可能に設け、上記駆動側歯車と同一軸
    心に配設される被駆動側歯車とに相互に嵌脱する面クラ
    ッチをそれぞれ設けると共に、上記駆動側歯車を上記面
    クラッチが外れる方向に付勢し、上記駆動側歯車が回転
    したときに上記面クラッチが嵌入する方向に押動される
    カム面を上記駆動側歯車に設けたことを特徴とする電気
    錠。
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