JP2516874Y2 - サーキットプロテクタ - Google Patents

サーキットプロテクタ

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JP2516874Y2 JP1990102090U JP10209090U JP2516874Y2 JP 2516874 Y2 JP2516874 Y2 JP 2516874Y2 JP 1990102090 U JP1990102090 U JP 1990102090U JP 10209090 U JP10209090 U JP 10209090U JP 2516874 Y2 JP2516874 Y2 JP 2516874Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はバイメタルのような熱応動素子を有し、過
電流に対してスナップアクション的に応答して電流を遮
断するサーキットプロテクタに関する。
「従来の技術」 従来のこの種のサーキットプロテクタにおいて、過電
流に応答してスナップアクション的に電流を遮断するた
めに、バイメタルに対しプレスによる曲げ加工によって
スナップアクションをするに必要な応力がたくわえられ
ている。このため素材の材厚の変化や加工時の条件など
によって加工寸法のばらつきが大きく、そのため内部応
力にばらつきが生じ、安定した性能が得られなかった。
また繰り返し動作させると曲げ加工部の形状が微小変化
し、電流遮断特性が変化する欠点があった。そこで提案
されたのがバイメタルに対し曲げ加工を必要としない実
願昭63-108990(実開平2-31042号公報)のサーキットプ
ロテクタである。第5図乃至第7図を参照してその概要
を述べる。
絶縁材のボディ11に第1端子12及び第2端子13が並ん
で保持される。第1端子12の突出端に固定接点14が取付
けられる。第2端子13に熱応動素子15が取付けられる。
熱応動素子15は例えばバイメタルよりなり固定接点14と
接触し、また離れるもので、一対の脚部16,17を有す
る。この例では熱応動素子15はほぼE字状とされ、両側
の脚部16,17の端部で第2端子13に取付けられ、真中の
脚部18が固定接点14と接触したり離れたりする。この脚
部18の端部に可動接点19が取付けられ、可動接点19が固
定接点14と接触したり、離れたりする。
熱応動素子15の脚部16,17の端部の間隔L1(第7図)
は、第2端子13の熱応動素子取付け間隔L2(第5図)
より大とされ、脚部16,17の端部の間隔を狭めて第2端
子13に熱応動素子15を取付ける。これにより熱応動素子
15にはスナップアクションに必要な応力的ひずみが与え
られる。熱応動素子15の第2端子13への取付けは、その
一方に孔21が形成され、他方に凸部22が突出され、その
凸部22を孔21内に挿入することにより行われる。
常時は可動接点19が固定接点14に対し弾性的に接触し
ているが、第1端子12,第2端子13間に所定値以上の過
電流が流れると熱応動素子15はジュール熱により変形
し、スナップアクション的に可動接点19は固定接点14か
ら離れ、第1,第2端子12,13間の電流は遮断される。
「考案が解決しようとする課題」 バイメタルに対してプレスによる曲げ加工を施してス
ナップアクションに必要な応力的ひずみを与える従来の
サーキットプロテクタは、その曲げ加工の寸法ばらつき
により、電気的性能のばらつきが大きく、また動作回数
が多くなると曲げ加工部の形状変化によって遮断特性が
変化する欠点がある。
既に提案された実願昭63-108990(実開平2-31042号公
報)のものは上記欠点を解決したものであるが、熱応動
素子15の両脚部の孔21の間隔L1を手作業により狭め
て、第2端子13の凸部22に係合させる必要があり、組立
の自動化が困難であり、生産性に難点があった。
この考案はこれら従来の問題点を解決して、バイメタ
ルに対する曲げ加工の寸法バラツキが電気的性能に悪影
響を与えないようにすると共に、組立の自動化が容易に
行えるサーキットプロテクタを提供することを目的とし
ている。
「課題を解決するための手段」 この考案のサーキットプロテクタは、ボディに第1、
第2端子12、13が保持され、その第1端子12に固定接点
14が取付けられ、第2端子13に固定接点14と接離する熱
応動素子15が取付けられ、その熱応動素子15は、ほぼ方
形状の金属板により構成され、その板面にその一辺とほ
ぼ平行したコ字状のスリット31が形成され、そのスリッ
ト31に囲まれた矩形状片32の突端に固定接点14と接離す
る可動接点19が取付けられ、矩形状片32の突端とスリッ
ト31を挟んで対向する熱応動素子15の一端部の中央部
に、断面逆V字状で、矩形状片32の突出方向に延長した
稜線33を持つ突部34が折り曲げ形成されて、熱応動素子
15の他端部が固定接点19から遠ざかるように熱応動素子
15がそらされ、かつ可動接点19が固定接点14に圧接さ
れ、熱応動素子15の一端部に一対の透孔35a、35bが突部
34を挟んで形成され、それらの透孔35a、35bに係合され
た一対のリベット36がそれぞれ所定の間隔で第2端子13
に形成された一対の透孔35a、35bに挿入固定され、熱応
動素子15の一対の透孔35a、35bの間隔が、第2端子13の
一対の透孔35a、35bの間隔と一致されて熱応動素子15が
第2端子13に固定されている。
「実施例」 この考案の実施例を第1図乃至第3図に、第5図乃至
第7図と対応する部分に同じ符号を付し、重複説明を省
略する。第1端子12には固定接点14を取付けるための透
孔12aがあけられる。この考案では、熱応動素子15は、
ほぼ方形状のバイメタルなどの金属板にコ字状のスリッ
ト31が形成され、スリット31に囲まれた矩形状片32の突
端に固定接点14と接離する可動接点19が取付けられる。
矩形状片32の突端とスリット31を挟んで対向する熱応動
素子15の端部に、断面逆V字状で、その角部の作る稜線
33が矩形状片32の突出方向に設けられている突部34が、
例えばプレスによる曲げ加工で形成される。突部34を設
けることによって、熱応動素子15の端部の幅寸法が狭め
られ、スナップアクションに必要な応力的ひずみが与え
られる。
突部34が形成された後に、熱応動素子15の端部に一対
の透孔21a,21bが突部34を挟んで形成される。透孔21a,2
1bはそれぞれ熱応動素子15の側縁より所定の距離l0
点に必要な精度であけられる。突部34は例えばプレスに
よる曲げ加工で作られるので、材厚のばらつき、プレス
金型の曲げストロークの調整ばらつきなどによって、突
部の形状にばらつきが生じる。このため透孔21a,21b間
の距離l1にばらつきがあり、第2端子13に、熱応動素
子15を固定するために設けられた透孔35a,35bの間隔L2
との間に偏差が存在する。しかしこの考案では後に説明
するようにこれらのばらつきは何ら問題にはならない。
熱応動素子15は、第4図Aに示すように、透孔21a,21
bが第2端子13の透孔35a,35bにそれぞれほぼ重ね合わさ
れ、それらの透孔にリベット36が係合され、それらの先
端がつぶされてかしめられるか或いは電気溶接により固
定される。リベット36にはその先端に錐形のテーパ面ま
たはRがつけられているので、熱応動素子15の透孔21a,
21bの間隔l1がばらついていても、リベット36の先端の
テーパ面またはRによってさそわれて、透孔21a,21bは
第2端子13の透孔35a,35b(所定位置に必要な精度で設
けられている)に高精度で重ね合わされる。これにより
熱応動素子の透孔の間隔1は、第2端子の透孔の間隔l2
に自動的に修正され、また熱応動素子15の突部34の形状
ばらつきにより生じたスナップアクションに必要な応力
的ひずみのばらつきも同時に修正される。
第2端子13の透孔35a,35bに代わって、その位置にそ
れぞれ突起37a,37bをたたき出しにより形成して、リベ
ット36の代わりに用いることもできる。つまり、突起37
a,37bにリベットの機能をもたせるのである。
なお、合成樹脂製のカバーがボディ11に装着されるが
図示していない。
「考案の効果」 この考案によれば、熱応動素子15に断面逆V字状の突
部34が設けられ、これによりスナップアクションに必要
な応力的ひずみが与えられる。従って従来のように手作
業によって熱応動素子の脚部の間隔を狭めて応力的ひず
みを付与する必要がなくなり、また従来のように手作業
で脚部の間隔を狭めた状態で第2端子13の凸部22に孔21
を係合させるのではなく、熱応動素子15をリベットによ
って第2端子の所定位置に固定すればよく、組立の自動
化が容易に行える。
この考案では熱応動素子15に対して例えばプレスによ
る曲げ加工によって突部34が形成されるが、その形状の
ばらつきは、突部34の両側の透孔21a,21bをリベットに
より第2端子13の所定の位置に必要な精度で固定するこ
とによって修正され、突部34の形状ばらつきによる応力
的ひずみのばらつきも同時に抑圧され、従来のように、
サーキットプロテクタの遮断特性などの電気的性能に悪
影響を与えるような恐れは全くない。
またこの考案では熱応動素子15の中央部の矩形状片32
に可動接点19が取付けられているため、反転動作の瞬間
まで接触圧力が徐々に大きくなるようになっており、安
定した動作を保ち続ける。
【図面の簡単な説明】
第1図A及びBはそれぞれこの考案の実施例を示す正面
図及び側面図、第2図はボディに保持された第1図の第
1,第2端子を示す図で、Aは正面図、Bは側面図、Cは
平面図、第3図は第1図の熱応動素子15を示す図で、A
は平面図、Bは遮断動作前の斜視図、Cは遮断動作後の
斜視図、第4図は第1図の熱応動素子15を第2端子13へ
固定する方法を説明するための要部の断面図、第5図及
び第6図は従来のサーキットプロテクタのそれぞれ正面
図及び平面図、第7図は第5図の熱応動素子15の平面図
である。 11:ボディ、12:第1端子、13:第2端子、14:固定接点、
15:熱応動素子、16,17,18:脚部、19:可動接点、21a,21
b,35a,35b:透孔、22:凸部、31:スリット、32:矩形状
片、33:稜線、34:突部、36:リベット、37:突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボディに第1,第2端子12,13が保持され、 その第1端子12に固定接点14が取付けられ、 上記第2端子13に上記固定接点14と接離する熱応動素子
    15が取付けられ、 その熱応動素子15は、ほぼ方形状の金属板により構成さ
    れ、その板面にその一辺とほぼ平行したコ字状のスリッ
    ト31が形成され、そのスリット31に囲まれた矩形状片32
    の突端に上記固定接点14と接離する可動接点19が取付け
    られ、 上記矩形状片32の突端と上記スリット31を挟んで対向す
    る上記熱応動素子15の一端部の中央部に、断面逆V字状
    で、上記矩形状片32の突出方向に延長した稜線33を持つ
    突部34が折り曲げ形成されて、上記熱応動素子15の他端
    部が上記固定接点14から遠ざかるように上記熱応動素子
    15がそらされ、かつ上記可動接点19が上記固定接点14に
    圧接され、 上記熱応動素子15の上記一端部に一対の透孔21a,21bが
    上記突部34を挟んで形成され、 それらの透孔21a,21bに係合された一対のリベット36が
    それぞれ所定の間隔で上記第2端子13に形成された一対
    の透孔35a,35bに挿入固定され、上記熱応動素子15の上
    記一対の透孔21a,21bの間隔が、上記第2端子13の上記
    一対の透孔35a,35bの間隔と一致されて上記熱応動素子1
    5が上記第2端子13に固定されて成るサーキットプロテ
    クタ。
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