JP2516490Y2 - 光ファイバの被覆装置 - Google Patents

光ファイバの被覆装置

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JP2516490Y2
JP2516490Y2 JP6272690U JP6272690U JP2516490Y2 JP 2516490 Y2 JP2516490 Y2 JP 2516490Y2 JP 6272690 U JP6272690 U JP 6272690U JP 6272690 U JP6272690 U JP 6272690U JP 2516490 Y2 JP2516490 Y2 JP 2516490Y2
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克之 常石
卓 山崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、光ファイバの被覆装置に関する。
<従来の技術> 光ファイバは一般に樹脂被覆によって保護されている
が、かかる樹脂被覆は線引き直後の光ファイバを樹脂中
に通すことにより行われる。そして、このように高速で
線引きされる光ファイバの表面に樹脂を均一に被覆する
ためには、樹脂の粘性を均一且つ適性に保持する必要が
ある。
樹脂の粘性は、樹脂自体の温度によって決定されるこ
とから、樹脂を所望の温度に保持して必要な粘性とする
被覆装置が特開昭61−14155号公報に開示されている。
第3図にはその被覆装置の縦断面を示す。同図に示す
ように、光ファイバ01に挿通されるニップル02及びダイ
ス03はダイスホルダ04に保持されており、これらニップ
ル02とダイス04との間には塗布槽05が形成され、この塗
布槽05内に樹脂06が保持されている。そして、塗布槽05
に連通するように配管07が設けられており、樹脂06は配
管07から塗布槽05へ供給されるようになっている。かか
る配管07の周囲には温度調整管08が設けられると共に上
記ダイスホルダ04には温水通路09が形成されており、こ
れら温度調整管08及び温水通路09には樹脂06を所望の温
度にすると共にその温度を保持するために所望の温度の
温水が循環されている。
<考案が解決しようとする課題> 前述した装置によると、使用する樹脂06を交換する際
には、配管07を新しいものと交換する必要があるため、
その都度温度調整管08も取り外さなければならないとい
う問題がある。
また、このような作業上の問題から温度調整管08と温
水通路09とを別々に制御するのが好ましいが、この場合
には配管07内と塗布槽05内とで樹脂06が異なる温度下に
置かれる可能性があり、樹脂06の粘性が所望の値から変
化してしまうという問題がある。
本考案はこのような事情に鑑み、樹脂の温度、すなわ
ち粘性を均一にすることができ且つ樹脂を交換する際の
作業性も良好な光ファイバの被覆装置を提供することを
目的とする。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成する本考案に係る光ファイバ被覆装置
は、ダイスホルダにより保持されるダイスとニップルと
の間に塗布槽が形成されると共に上記ダイスホルダには
上記塗布槽へ樹脂を供給する配管が接続さつ且つ上記ダ
イスホルダが上記塗布槽内の樹脂の温度を調整する温調
機能を具えており上記塗布槽内の樹脂を線引きされる光
ファイバに被覆する光ファィバの被覆装置において、上
記配管と上記塗布槽との間を連通すると共に上記ダイス
ホルダ内に迂回形成された迂回通路を設けたことを特徴
とする。
<作用> 配管から供給される樹脂は、ダイスホルダ内に形成さ
れた迂回通路内を通って塗布槽内へ到達するまでの間
に、温調機能により所望の温度に徐々に調節され維持さ
れる。
このようにダイスホルダ内だけで樹脂の温度調整がで
きるので、樹脂の交換の際に配管の取付け作業が容易と
なる。
<実施例> 以下、本考案の好適な一実施例を図面を参照しながら
説明する。
第1図(a)には本実施例に係る被覆装置の縦断面
を、また、第1図(b)にはそのA−A線での横断面図
を示す。同図に示すように、光ファイバ1が挿通される
ニップル2及びダイス3はダイスホルダ4により保持さ
れており、ニップル2とダイス3との間には塗布槽5が
形成されている。ダイスホルダ4はニップル2及びダイ
ス3を直接保持する内スリーブ6とこのスリーブ6の外
側に設けられた温調部7とからなり、温調部7内には所
望の温度の温水を循環するための温水通路8が形成され
ており、これが温調機能となっている。一方、上記内ス
リーブ6の外周には図中上下方向に蛇行しながら周方向
に連続する迂回通路9が形成されている。この迂回通路
9の一端9aは上記塗布槽5に連通され、他端9bは温調部
7に接続される配管10に連通されている。なお、配管10
は光ファイバ1へ塗布する樹脂11を塗布槽5へ供給する
ためのものである。
このような構成において、温調部7の温水通路8内は
所定の温度の温水を循環しながら配管10から樹脂11を供
給すると、樹脂11は迂回通路9内を通る間に所定温度に
調節され、塗布槽5内では所定温度に維持されることに
なるので、常に一定温度、つまり一定粘度で光ファイバ
1に被覆することができ、光ファイバ1には均一な被覆
が形成される。
また、このような構成では配管10の途中に温度調整管
を設置する必要もないので、樹脂の種類を変更する際の
作業が容易となる。
外径125μmのファイバを線引きし、上記被覆装置に
より、紫外線硬化型樹脂を外径200μmに被覆した。
ここで使用する紫外線硬化型樹脂の温度と粘度との関
係は第2図に示す通りであるので、樹脂の粘度を2000cp
に調整するために、温水通路8に37.5℃の温水を流し、
塗布槽5内での樹脂温度を測定すると共に被覆状況を確
認した。この結果、樹脂温度は37.4℃〜37.5℃と均一で
あり、被覆偏肉もなく良好であった。
比較のため、第3図に示す従来の被覆装置で同様な実
験を行ったところ、樹脂温度は32℃〜36℃と設定値より
低く且つ変動幅が大きく、また、被覆偏肉も発生してい
た。
なお、以上示した実施例では紫外線硬化型樹脂を用い
たが、勿論これに限定されず、熱硬化型、電子線硬化型
等の樹脂に使用しても同様の効果を得ることができる。
<考案の効果> 以上説明したように、本考案に係る光ファイバの被覆
装置は、ダイスホルダ内に樹脂の迂回通路を設けてダイ
スホルダ内で樹脂の温度調整を行うようにしたので、温
度調整が均一、すなわち樹脂粘性を均一に調整すること
ができ、高速線引においても均一な被覆が形成できる。
また、配管には温度調整管を設ける必要がないので、樹
脂の交換の際の作業が容易となるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は一実施例に係る光ファイバの被
覆装置の縦断面図及び横断面図、第2図は紫外線硬化型
樹脂の温度と粘度との関係を示すグラフ、第3図は従来
技術に係る被覆装置の一例を示す縦断面図である。 図面中、 1は光ファイバ、2はニップル、3はダイス、4はダイ
スホルダ、5は塗布槽、6は内スリーブ、7は温調部、
8は温水通路、9は迂回通路、10は配管、11は樹脂であ
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダイスホルダにより保持されるダイスとニ
    ップルとの間に塗布槽が形成されると共に上記ダイスホ
    ルダには上記塗布槽へ樹脂を供給する配管が接続され且
    つ上記ダイスホルダが上記塗布槽内の樹脂の温度を調整
    する温調機能を具えており上記塗布槽内の樹脂を線引き
    される光ファイバに被覆する光ファイバの被覆装置にお
    いて、上記配管と上記塗布槽との間を連通すると共に上
    記ダイスホルダ内に迂回形成された迂回通路を設けたこ
    とを特徴とする光ファイバの被覆装置。
JP6272690U 1990-06-15 1990-06-15 光ファイバの被覆装置 Expired - Lifetime JP2516490Y2 (ja)

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JPH0421527U JPH0421527U (ja) 1992-02-24
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JP5242209B2 (ja) * 2008-03-24 2013-07-24 古河電気工業株式会社 光ファイバの製造方法
JP6786995B2 (ja) * 2016-09-23 2020-11-18 住友電気工業株式会社 光ファイバの製造方法および製造装置

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