JP2516408Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2516408Y2
JP2516408Y2 JP1990045781U JP4578190U JP2516408Y2 JP 2516408 Y2 JP2516408 Y2 JP 2516408Y2 JP 1990045781 U JP1990045781 U JP 1990045781U JP 4578190 U JP4578190 U JP 4578190U JP 2516408 Y2 JP2516408 Y2 JP 2516408Y2
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Japan
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heat exchange
heat medium
heat
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exchange tubes
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JP1990045781U
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Inventor
佑二 長谷川
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばカークーラ用コンデンサや、ル
ームクーラ用コンデンサとして使用される熱交換器に関
する。
従来の技術 従来、この種コンデンサには、複数の熱媒体流通路が
並列状に設けられた蛇行状偏平熱交換管と、熱交換管の
両端に取付けられたヘッダを兼ねる継手部材とよりなる
熱交換器が用いられていた。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のコンデンサ用熱交換器には、次
のような問題がある。すなわち、コンデンサに流入して
くる熱媒体はガス状であるので、その体積が大きくなっ
ており、これをスムーズに熱交換管内に流入させるに
は、その入口部分の熱媒体流通路の横断面積を大きくし
なければならず、その結果熱交換管の入口部分の幅およ
び厚みを大きくする必要がある。ところが、従来の熱交
換管は、偏平管を蛇行状に曲げることによって形成され
た蛇行状偏平管であるから、上記のようにすると、全体
の幅および厚みが大きくなり、熱交換器全体の小形化お
よび軽量化の妨げとなる。また、熱交換管内に流入した
ガス状熱媒体は、冷却されて徐々に凝縮し、熱媒体入口
から所定距離流れた箇所に至って完全に凝縮する。とこ
ろが、凝縮した液状熱媒体の体積はガス状熱媒体の体積
よりも小さくなるので、この箇所よりも出口側の部分に
おいては、熱媒体は、各熱媒体流通路内の一部分を流れ
ることになり、その結果各熱媒体流通路内に熱媒体の流
通に利用されないデッドスペースが生じ、これが熱交換
器全体の小形化および軽量化の妨げとなる。
この考案の目的は、上記問題を解決した熱交換器を提
供することにある。
課題を解決するための手段 この考案による熱交換器は、筒状ヘッダ内に長さ方向
に間隔をおいて2以上の仕切りが設けられ、これらの仕
切りによりヘッダ内に3以上の区画が形成され、一端の
区画に熱媒体入口が設けられるとともに、他端の区画に
熱媒体出口が設けられ、2つの直管部および両直管部の
一端部どうしを連結する連結部よりなる略U字形偏平熱
交換管が隣り合う2つの区画に跨るように配置されると
ともに、その両端部がそれぞれヘッダに接続された熱交
換器であって、熱媒体入口が設けられている区画に接続
された偏平熱交換管の数が複数であるとともに、熱媒体
出口が設けられている区画に接続された偏平熱交換管の
数が、熱媒体入口の設けられている区画に接続された偏
平熱交換管の数よりも少なくなっており、隣り合う2つ
の区画に跨がるように配置された偏平熱交換管の数が複
数となっている場合、これらの各偏平熱交換管の直管部
間の間隔が異なったものとなされ、直管部間の間隔の大
きな偏平熱交換管の内側に上記間隔の小さい熱交換管が
配され、外側の熱交換管と内側の熱交換管との連結部ど
うしが互いに接触させられているものである。
作用 この考案の熱交換器によれば、筒状ヘッダ内に長さ方
向に間隔をおいて2以上の仕切りが設けられ、これらの
仕切りにより、ヘッダ内に3以上の区画が形成され、一
端の区画に熱媒体入口が設けられるとともに、他端の区
画に熱媒体出口が設けられ、2つの直管部および両直管
部の一端部どうしを連結する連結部よりなる略U字形偏
平熱交換管が隣り合う2つの区画に跨るように配置され
るとともに、その両端部がそれぞれヘッダに接続され、
熱媒体入口が設けられている区画に接続された偏平熱交
換管の数が複数であるので、コンデンサに流入してくる
ガス状熱媒体は複数の熱交換管に分割されて流入するこ
ととなり、各熱交換管の熱媒体流通路の横断面積を小さ
くすることが可能となる。また、熱媒体出口が設けられ
ている区画に接続された略U字形偏平熱交換管の数が、
熱媒体入口の設けられている区画に接続された略U字形
偏平熱交換管の数よりも少なくなっているので、完全に
凝縮した液状熱媒体が流れる熱交換管内の熱媒体流通路
内に、熱媒体の流通に利用されない大きなデッドスペー
スが生じるのを防止できる。さらに、隣り合う2つの区
画に跨がるように配置された偏平熱交換管の数が複数と
なっている場合、これらの各偏平熱交換管の直管部間の
間隔が異なったものとなされ、直管部間の間隔の大きな
偏平熱交換管の内側に上記間隔の小さい熱交換管が配さ
れ、外側の熱交換管と内側の熱交換管との連結部どうし
が互いに接触させられているので、熱交換器における偏
平熱交換管の直管部の長さ方向のサイズを小さくするこ
とができる。しかも、熱交換器全体の剛性が、連結部ど
うしが接触していないものに比べて向上する。
実施例 以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明す
る。以下の説明において、上下、左右は、第1図の上
下、左右をいうものとする。また、以下の説明におい
て、「アルミニウム」という語には、純アルミニウムの
他にアルミニウム合金を含むものとする。
コンデンサ用熱交換器(1)は、内部に、長さ方向に
間隔をおいて2以上の仕切り(3)が設けられた円筒状
のアルミニウム製ヘッダ(2)を備えている。ヘッダ
(2)の内部には、上記仕切り(3)によって3以上の
区画(2A)(2B)(2C)(2D)が形成され、上端の区画
(2A)に熱媒体入口(4)が設けられるとともに、下端
の区画(2D)に熱媒体出口(5)が設けられている。ヘ
ッダ(2)における隣り合う2つの区画(2A)(2B)、
(2B)(2C)および(2C)(2D)に跨るように、2つの
直管部(6a)および両直管部(6a)の一端部どうしを連
結する連結部(6b)よりなる略U字形偏平熱交換管
(6)が配置されるとともに、その両端部がそれぞれヘ
ッダ(2)に接続され、熱交換管(6)の隣り合う直管
部(6a)どうしの間には、アルミニウム製コルゲートフ
ィン(7)が配置されている。熱交換管(6)内には、
複数の熱媒体流通路が並列状に設けられていてもよい
し、あるいは1つの熱媒体流通路だけが設けられていて
もよい。そして、熱媒体入口(4)から上端の区画(2
A)内に流入した熱媒体は、上端の区画(2A)とすぐ下
の区画(2B)とに跨った熱交換管(6)を通って下の区
画(2B)内に流入し、この区画(2B)内に流入した熱媒
体は、この区画(2B)とそのすぐ下の区画(2C)とを連
通させる熱交換管(6)を通って下の区画(2C)内に流
入する。このようにして、熱媒体は、最終的には熱媒体
出口(5)が設けられた区画(2D)内に入り、熱媒体出
口(5)から排出されるようになっている。隣り合う2
つの区画(2A)(2B)、(2B)(2C)および(2C)(2
D)に跨って配置された熱交換管(6)の数が複数の場
合には、各偏平熱交換管(6)の直管部(6a)間の間隔
が異なったものとなされ、直管部(6a)間の間隔の大き
な偏平熱交換管(6)の内側に上記間隔の小さい熱交換
管(6)が配されている。そして、外側の熱交換管
(6)と内側の熱交換管(6)との連結部(6b)どうし
が互いに接触させられている。ヘッダ(2)の熱媒体入
口(4)が設けられている区画(2A)に接続された略U
字形偏平熱交換管(6)の数は複数となっている。ま
た、隣接する2つの区画(2A)(2B)、(2B)(2C)お
よび(2C)(2D)を連通させる熱交換管(6)の数は、
最上位の2つの区画(2A)(2B)を連通させるものから
最下位の2つの区画(2C)(2D)を連通させるものに向
かって徐々に少なくなっており、熱媒体出口(5)が設
けられている区画(2D)に接続された熱交換管(6)の
数は、熱媒体入口(4)の設けられている区画(2A)に
接続された熱交換管(6)の数よりも少なくなってい
る。
上記構成において、このコンデンサ用熱交換器(1)
に送られてくるガス状熱媒体は、熱媒体入口(4)を経
て上端の区画(2A)内に入り、複数の熱交換管(6)の
熱媒体流通路に分かれて流入する。したがって、その体
積が大きくても、スムーズに熱交換管(6)内に流入す
る。また、熱交換管(6)内に流入したガス状熱媒体
は、冷却されて徐々に凝縮するのでその体積が減少して
いくが、隣接する2つの区画(2A)(2B)、(2B)(2
C)および(2C)(2D)を連通させる熱交換管(6)の
数は、最上位の2つの区画(2A)(2B)を連通させるも
のから最下位の2つの区画(2C)(2D)を連通させるも
のに向かって徐々に少なくなることにより、熱媒体出口
(5)が設けられている区画(2D)に接続された熱交換
管(6)の数は、熱媒体入口(2A)の設けられている熱
交換管(6)の数よりも少なくなっているので、熱媒体
が凝縮して体積が減少することに起因して、熱交換管
(6)内に、熱媒体の流通に利用されない大きなデッド
スペースが生じのが防止される。
上記実施例においては、隣接する2つの区画(2A)
(2B)、(2B)(2C)および(2C)(2D)を連通させる
熱交換管(6)の数は、最上位の2つの区画を(2A)
(2B)連通させるものから最下位の2つの区画(2C)
(2D)を連通させるものに向かって徐々に少なくなって
おり、熱媒体出口(5)が設けられている区画(2D)に
接続された熱交換管(6)の数は、熱媒体入口(4)の
設けられている区画(2A)に接続された熱交換管(6)
の数よりも少なくなっているが、これに限るものではな
く、熱媒体出口(5)が設けられている区画(2D)に接
続された熱交換管(6)の数が、熱媒体入口(4)の設
けられている区画(2D)に接続された熱交換管(6)の
数よりも少なくなっていればよい。
考案の効果 この考案の熱交換器によれば、上述のようにして、熱
交換管の熱媒体流通路の横断面積を小さくすることが可
能となるので、熱交換管の幅および厚みを従来の熱交換
器に比べて小さくすることができる。また。凝縮した液
状熱媒体が流れる熱交換管内の熱媒体流通路内に、熱媒
体の流通に利用されない大きなデッドスペースが生じる
のを防止できる。さらに、ヘッダが1つだけですむ。し
たがって、熱交換器全体の小形化、および軽量化が図れ
る。また、外側の熱交換管と内側の熱交換管との連結部
どうしが互いに接触させられているので、熱交換器にお
ける偏平熱交換管の直管部の長さ方向のサイズを小さく
することができる。しかも、熱交換器全体の剛性が、連
結部どうしが接触していないものに比べて向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の熱交換器の実施例を示す一部切欠き
正面図、第2図は同じく分解斜視図である。 (1)……熱交換器、(2)……ヘッダ、(2A)(2B)
(2C)(2D)……区画、(3)……仕切り、(4)……
熱媒体入口、(5)……熱媒体出口、(6)……略U字
形偏平熱交換管、(6a)……直管部、(6b)……連結
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状ヘッダ内に長さ方向に間隔をおいて2
    以上の仕切りが設けられ、これらの仕切りによりヘッダ
    内に3以上の区画が形成され、一端の区画に熱媒体入口
    が設けられるとともに、他端の区画に熱媒体出口が設け
    られ、2つの直管部および両直管部の一端部どうしを連
    結する連結部よりなる略U字形偏平熱交換管が隣り合う
    2つの区画に跨るように配置されるとともに、その両端
    部がそれぞれヘッダに接続された熱交換器であって、熱
    媒体入口が設けられている区画に接続された偏平熱交換
    管の数が複数であるとともに、熱媒体出口が設けられて
    いる区画に接続された偏平熱交換管の数が、熱媒体入口
    の設けられている区画に接続された偏平熱交換管の数よ
    りも少なくなっており、隣り合う2つの区画に跨がるよ
    うに配置された偏平熱交換管の数が複数となっている場
    合、これらの各偏平熱交換管の直管部間の間隔が異なっ
    たものとなされ、直管部間の間隔の大きな偏平熱交換管
    の内側に上記間隔の小さい熱交換管が配され、外側の熱
    交換管と内側の熱交換管との連結部どうしが互いに接触
    させられている熱交換器。
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JPS63179476U (ja) * 1987-05-07 1988-11-21

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