JP2515936B2 - 石灰系下水汚泥を原料とする硬質骨材の製造方法 - Google Patents

石灰系下水汚泥を原料とする硬質骨材の製造方法

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    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石灰系下水汚泥を原料
として道路用、コンクリート骨材用等の硬質骨材を制御
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥等の廃棄物から硬質骨材を得る
手段として、この廃棄物を熱分解した後に溶融炉内に入
れ、この廃棄物の組成に応じて約1300℃〜1600℃の温度
範囲で溶融し、溶融スラグを生成した後、これを専用の
溶融スラグ容器内に排出し、上記組成に特有の結晶析出
ゾーンを含む特定温度領域で上記溶融スラグを冷却する
方法が知られている。
【0003】例えば特開昭57−140366号公報に
は、石灰系下水汚泥に都市ごみ焼却灰を混合してCaO
とSiO2の重量混合比(以下、塩基度と称する。)を
0.4〜1.1の範囲内に入るように調整し、これを図
2に示すように1300〜1600℃の温度範囲で溶融して溶融
スラグを生成した後、冷却過程において960〜1200℃の
温度範囲内に15分間以上保持することにより溶融物を
結晶化する方法が開示されるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示される方
法によれば、圧縮強度が最高で1020kg/cm2の骨材を製造
することが可能であるが、これよりもさらに高強度の骨
材を製造することが新たな課題となっている。この場
合、上記冷却工程における溶融スラグの冷却速度を極端
に下げ、長大な時間をかけて溶融スラグの徐冷を行うよ
うにすれば、より強固な骨材が得られるが、上記冷却速
度をあまり遅く設定すると、その分冷却工程に要する時
間が長くなり過ぎて作業能率の著しい低下を招き、ま
た、スラグポット内に溶融スラグを長時間保持しなけれ
ばならなくなるために過大な設備投資が必要となる不都
合が生じる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、従来に
比してより強固な硬質骨材を効率よく製造することがで
きる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者等は、研究を重ねた結果、より強固な硬質
骨材を得るために必要な冷却速度と、原料組成における
塩基度(=CaO/SiO2)との間に密接な関係があ
ることを見出し、原料組成にかかわらず常に効率よく高
強度の硬質骨材を製造する方法を発明するに至った。
【0007】すなわち本発明は、石灰系下水汚泥を焼却
することにより得られ、CaOとSiO2の重量比が
0.8以上1.3以下である原料灰を溶融した後、その
結晶析出点を挾む温度領域において、上記原料灰のCa
OとSiO2の重量比が0.8以上0.9未満である場
合には0.4℃/分以下の冷却速度で冷却し、上記原料
灰のCaOとSiO2の重量比が0.9以上1.0未満
である場合には0.7℃/分以下の冷却速度で冷却し、
上記原料灰のCaOとSiO2の重量比が1.0以上
1.1未満である場合には1.5℃/分以下の冷却速度
で冷却し、上記原料灰のCaOとSiO2の重量比が
1.1以上1.2未満である場合には2.0℃/分以下
の冷却速度で冷却し、上記原料灰のCaOとSiO2
重量比が1.2以上1.3未満である場合には3.0℃
/分以下の冷却速度で冷却するものである。
【0008】ここで、塩基度を0.8以上1.3以下と
しているのは、塩基度が0.8未満の領域では冷却速度
を遅くしても結晶が生成しにくく、また塩基度が1.3
を超える領域では溶融温度が高くなりすぎて溶融炉に設
けられた断熱材の短命化等の不都合が生じ、運転維持管
理上望ましくないからである。
【0009】
【作用】後述のように、塩基度が比較的低い領域では冷
却速度を大きく下げないと良好な結晶化を行い得ず、逆
に塩基度が比較的高い領域では冷却速度を極端に遅くし
なくても良好な結晶化を行い得ることが実験により判明
されている。従って、上記方法のように原料の塩基度の
大小に応じて冷却速度を設定することにより、原料組成
にかかわらず常に高強度の硬質骨材を製造することが可
能となる。
【0010】
【実施例】本発明方法を実施するための製造装置の一例
を図3〜図5に基づいて説明する。なお、本発明方法を
実施するための装置は以下に示すものに限らず、溶融炉
で生成した溶融スラグを所望の冷却速度で徐冷できるも
のであれば種々のものが適用可能である。
【0011】図示の製造装置は、水平方向に延びる保温
室10と、溶融炉11とを備え、溶融炉11の下端部に
設けられた排出口13が保温室10の内部に上方から挿
入され、この排出口13よりも上方の位置に燃焼ガス排
出管15が接続されている。
【0012】図4に示すように、上記保温室10は、天
板12、床板14、及び左右両側板16で囲まれ、各板
12,14,16の内側面に耐熱材18が張り巡らされ
ている。このうち、床板14の上面に張られた断熱材1
8内には、保温室10と同方向に延びる左右一対の支持
部材20が埋設され、これら支持部材20の上面にガイ
ドレール22が敷設されており、これらガイドレール2
2の上に、溶融スラグ容器24を搭載した台車25が図
3に示すように複数個並べて載置されるようになってい
る。
【0013】各溶融スラグ容器24は、容器本体26
と、この容器本体26の上端開口を開閉する蓋28とか
らなっている。容器本体26は、上方に開口する容器状
をなす、セラミックファイバー等からなる断熱材30
と、この断熱材30の内外表面にそれぞれ配されたSU
S310S等からなる内モールド32及び外モールド3
4とからなり、両モールド32,34が連結部材36で
連結されている。各蓋28は断熱材48で形成され、こ
の断熱材48の外表面に金属板50が配されており、こ
の金属板50に固定された骨材52が、容器本体26の
上端面に立設された支持板54に対して水平軸56回り
に回動可能に枢着されている。
【0014】それぞれの台車25の本体58上面には複
数の吊り下げ用金具(図例では逆U字状金具)60が固
定され、本体58下面の複数個所(図例では前後左右4
個所)にキャスタ64が回転可能に取付けられており、
これらキャスタ64が前記ガイドレール22上に転動可
能に載置されている。
【0015】保温室10の下方には、駆動室68が設け
られている。この駆動室68内には、図4に示すような
左右方向に延びる水平軸69が軸受71,73を介して
駆動室ハウジング側に回転可能に支持され、各水平軸6
9に左右一対のスプロケット70が固定されており、一
方の水平軸69が図3に示すモータ72によって回転駆
動されるようになっている。前後のスプロケット70同
士にはチェーン74が掛け渡され、両チェーン74同士
を連結する多数枚の連結板76の外側面中央部に押圧棒
78が外向きに突設されており、これら押圧棒78の上
端部が、床板14及びこれに載置された断熱材18に前
後方向略全域に連続して形成されたスリット19を通じ
て保温室10内に臨むようになっている。そして、上記
モータ72の作動でスプロケット70及びチェーン74
が駆動され、このチェーン74に取付けられた押圧棒7
8が保温室10内に臨んだ状態でスリット19に沿って
移動するとともに、この押圧棒78が各台車25の下面
に設けられた被押圧板66を後方(図3では左方)から
押圧することにより、各台車25が前方へ向かって走行
するようになっている。
【0016】また、上記床板14の下方であって前記溶
融炉11の直下方に位置する部分には、台車25及び溶
融スラグ容器24全体の重量を検出するためのロードセ
ル80が設けられ、このロードセル80による検出重量
が一定値に達した時点で、図3に示す駆動制御装置84
の制御により、モータ72の作動で押圧棒78の配設ピ
ッチ分だけ、すなわち台車25間の距離分だけチェーン
74が駆動されるようになっている。
【0017】保温室10内において、溶融炉11の直前
方(図3では直右方)の位置には、この位置を通過する
蓋28との接触により、この蓋28を自動的に閉じるた
めの閉蓋板98が設けられている。また、上記保温室1
0を形成する天板12の最後端位置には、水平軸86回
りに回動する回動扉88及び昇降扉90が設けられ、上
記天板12の最前端位置には、水平軸92回りに回動す
る回動扉94及び昇降扉96が設けられている。
【0018】上記保温室10内は、図1に示すようなガ
ス吸引通路102を介してエジェクタポンプ104に接
続されており、このエジェクタポンプ104の内部に供
給自動弁106を介して高圧空気が導入された時の負圧
で、保温室10内のガスがガス吸引通路102を通じて
吸引されるようになっている。一方、上記保温室10内
の適当な位置には、この保温室10内の温度を検出する
温度検出装置99が配設され、その検出信号が図3に示
すような温度制御装置108に入力されるようになって
いる。この温度制御装置108は、上記検出温度を予め
定められた徐冷用温度(この実施例では500℃)に保つ
ように上記供給自動弁106の開閉制御を行うものであ
り、例えば、上記検出温度が500℃よりも低い場合には
供給自動弁106を開いてガス吸引を行わせることによ
り、溶融炉11の排出口13から保温室10内へ燃焼ガ
スを引出させ、その熱エネルギを利用して保温室内温度
を上げるといった制御動作を実行する。
【0019】次に、この装置において行われる硬質骨材
の製造方法を説明する。まず、保温室10内のガイドレ
ール22上に複数の溶融スラグ容器24及び台車25を
等間隔で配置し、かつ一つの溶融スラグ容器24を溶融
炉11の排出口13の下方に位置決めする一方、溶融炉
11内に、下水汚泥等の廃棄物を焼却して得た原料灰を
供給し、その溶融を行う。これにより生成された溶融ス
ラグは排出口13を通じて下方の溶融スラグ容器24内
に注入される。
【0020】ここで、上記原料灰の塩基度、すなわちC
aOとSiO2の重量比が1.3よりも高い場合には、
この原料灰に珪砂(SiO2)を加えて塩基度が0.8
以上1.3以下となるように調整する。塩基度が0.8
未満の場合にはいくら冷却速度を下げても結晶が析出さ
れにくく、逆に塩基度が1.3を超える場合には溶融温
度が高くなり過ぎて溶融炉内壁を構成する断熱材の寿命
を縮めるなどの不都合が生じるからである。また、原料
の塩基度が高いほど原料灰の溶融温度も高くなるため、
この溶融温度については、上記塩基度に応じて、溶融物
に十分な流動性が得られる程度に高く設定すればよい。
ただし、溶融炉内の断熱材の短命化防止等を考慮する
と、溶融温度を1300℃未満に設定することが望ましい。
【0021】その後、ロードセル80により検出される
総重量が一定値に達した時点で駆動制御装置84がモー
タ72を一定時間だけ作動させることにより、上記溶融
スラグを注入した溶融スラグ容器24が上記排出口13
の下方の位置から退避するとともに、この位置へ次の溶
融スラグ容器24が自動的に位置決めされ、続けて溶融
スラグの注入が行われる。ここで、上記排出口13の下
方の位置から退避した溶融スラグ容器24が閉蓋板98
の配設位置を通過する際に各蓋28が各閉蓋板98との
当接で閉じ、その後、この溶融スラグ容器24内の溶融
スラグは、この溶融スラグ容器24を構成する断熱材3
0の形状、特に厚み寸法に応じた冷却速度でゆっくりと
冷され、徐々に固化されていく。そして、この溶融スラ
グ容器24が最前方の位置(図1では最右方の位置)に
到達した時点で、昇降扉96を閉じるとともに回動扉9
4を開き、クレーンロープ116等で溶融スラグ容器2
4及び台車25全体を保温室10内から引上げ、その後
溶融スラグの徐冷を終了し、完全に冷却した後に、溶融
スラグ容器24から固化されたスラグを取り出す。
【0022】ここで、溶融スラグ容器24内の溶融スラ
グの冷却温度範囲は、その結晶析出点を挾む所定の温度
幅で行うようにすればよいが、約1200℃を超える領域で
は結晶核の形成、成長が起こりにくく、また1000℃未満
であると結晶の成長が停止するので、これらの温度間の
領域、すなわち約1000〜1200℃の範囲で徐冷を行うのが
望ましい。また冷却速度は、断熱材30の形状、特に厚
み寸法によって自由に調整することができるが、この冷
却速度については、次の表1に示すように、原料の塩基
度に応じて設定するようにする。
【0023】
【表1】
【0024】このように、塩基度に応じて冷却速度を設
定することにより、強度の高い硬質骨材を常に効率よく
製造することができる。その根拠は、下記の表2におけ
るデータに示すとおりである。
【0025】この表2は、0.8〜1.3の範囲内での
種々の塩基度を有するスラグについて、種々の冷却速度
で徐冷したときの結晶析出状況を調べた結果を示したも
のである。ここで、スラグが結晶質であるか否かの判定
はX線回折により行っており、より詳しくは、回折波の
強度のピーク値の高低(結晶質の場合にはピーク値が高
い。)で行っている。また、原料の大まかな組成として
は、CaO:25〜40%、Fe23:10〜20%、
25:3〜10%、Al23:5〜20%の範囲のも
の(一般的な石灰系下水汚泥)を用いている。
【0026】
【表2】
【0027】この表2から明らかなように、塩基度が低
い範囲では結晶質スラグを得るのにかなり小さな冷却速
度を要するが、塩基度が比較的高い範囲では冷却速度を
大幅に下げなくても結晶質スラグを得ることができる。
従って、前記表1で示した条件で溶融スラグの徐冷を行
うことにより、塩基度が低い領域では冷却速度を十分に
落として高強度の硬質骨材を確実に製造する一方、塩基
度が高い領域では比較的大きな冷却速度で高強度の硬質
骨材を効率良く製造することができる。
【0028】図6は、種々の塩基度をもつスラグについ
て上記表1に示す最大許容冷却速度で徐冷することによ
り得られた硬質骨材の一軸圧縮強度を示したものであ
る。この図に示すように、安山岩からなる天然骨材の圧
縮強度が1000kg/cm2、また、前記公報に示された製法に
よる骨材の圧縮強度が最高でも1020kg/cm2であるのに対
し、本実施例方法によれば最低でも上記各値の1.5倍
近い強度を持つ骨材を製造することが可能になる。
【0029】また図7は、上記と同様に、種々の塩基度
をもつスラグについて上記表1に示す最大許容冷却速度
で徐冷することにより得られた硬質骨材の修正CBR
(%)を示したものである。ここでCBR(California
Bearing Ratio)は、路床土や路板材料等の強度を相対
的に表す指数であって、特定のピストンをある深さまで
土の中に貫入するのに要する荷重を、その貫入量に対応
する所定の標準荷重で割った値を百分率で表したもので
あり、修正CBRは上記CBRを所定の規格に基づいて
修正した値であるが、この修正CBRが3%以上であれ
ば路床材として合格と判定され、同様に20%以上で下
層・路盤材、80%以上で上層・路盤材としてそれぞれ
合格と判定される。従って本発明方法によれば、上記図
7から明らかなように、最低でも下層・路盤材としては
十分使用に耐え得る硬質骨材を提供することが可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、石灰系下水汚泥
から得られて塩基度が0.8以上1.3以下である原料
を溶融した後、上記原料の結晶析出点を挾む温度領域に
おいて上記原料の塩基度に応じた冷却速度で冷却するよ
うにしたものであるので、原料の塩基度にかかわらず、
その塩基度に適した冷却速度で、従来よりも強度の高い
硬質骨材を効率良く確実に製造することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による温度操作の一例を示すグラフ
である。
【図2】従来法による温度操作の一例を示すグラフであ
る。
【図3】本発明方法を実施するための装置の一例を示す
フローシートである。
【図4】上記装置の要部を示す断面側面図である。
【図5】上記装置の要部を示す側面図である。
【図6】本発明方法により製造される硬質骨材の一軸圧
縮強度を示すグラフである。
【図7】本発明方法により製造される硬質骨材の修正C
BRを示すグラフである。
【符号の説明】
11 溶融炉 24 溶融スラグ容器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石灰系下水汚泥を焼却することにより得
    られ、CaOとSiO2の重量比が0.8以上1.3以
    下である原料灰を溶融した後、その結晶析出点を挾む温
    度領域において、上記原料灰のCaOとSiO2の重量
    比が0.8以上0.9未満である場合には0.4℃/分
    以下の冷却速度で冷却し、上記原料灰のCaOとSiO
    2の重量比が0.9以上1.0未満である場合には0.
    7℃/分以下の冷却速度で冷却し、上記原料灰のCaO
    とSiO2の重量比が1.0以上1.1未満である場合
    には1.5℃/分以下の冷却速度で冷却し、上記原料灰
    のCaOとSiO2の重量比が1.1以上1.2未満で
    ある場合には2.0℃/分以下の冷却速度で冷却し、上
    記原料灰のCaOとSiO2の重量比が1.2以上1.
    3未満である場合には3.0℃/分以下の冷却速度で冷
    却することを特徴とする石灰系下水汚泥を原料とする硬
    質骨材の製造方法。
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