JP2515828Y2 - 中空糸型人工肺 - Google Patents

中空糸型人工肺

Info

Publication number
JP2515828Y2
JP2515828Y2 JP1991026262U JP2626291U JP2515828Y2 JP 2515828 Y2 JP2515828 Y2 JP 2515828Y2 JP 1991026262 U JP1991026262 U JP 1991026262U JP 2626291 U JP2626291 U JP 2626291U JP 2515828 Y2 JP2515828 Y2 JP 2515828Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
taper
blood
housing
fiber membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991026262U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04114348U (ja
Inventor
淳彦 野川
毅 黒尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP1991026262U priority Critical patent/JP2515828Y2/ja
Publication of JPH04114348U publication Critical patent/JPH04114348U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2515828Y2 publication Critical patent/JP2515828Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、体外血液循環において
血液中のニ酸化炭素を除去し、血液中に酸素を添加する
中空糸型人工肺に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、開心術中に血液の体外循
環を行なう場合には、体外に導かれた血液を酸素化する
装置として人工肺が用いられている。この人工肺として
は、近年膜型人工肺が用いられ、この膜型人工肺には後
述する中空糸型人工肺がある。人工肺は、前記体外循環
系に組込まれるため、血液循環の際の圧力損失が小さい
こと、プライミング量が少なくかつ気泡の抜けが良いこ
と、また血液を酸素化する能力が十分であること等が条
件となる。
【0003】ところで、図5に示されているように、従
来の中空糸型人工肺11の構造は、主として、筒状のハ
ウジング12内に、複数の中空糸膜から構成された中空
糸束13を収容し、該中空糸膜を前記ハウジング両端部
の隔壁141、142で固定して、各中空糸膜の内側を
ハウジング外部に連通させた構造となっており、各隔壁
141、142にはヘッダー121、122が取り付け
られ、ハウジング12の各隔壁141、142の近傍に
は、血液流入口161、血液流出口162が設けられて
いる。
【0004】このような構造において、従来の人工肺で
は、血液流入口161が設けられている部分の内面は、
ハウジング12の長手方向中間部分の内面より外方に突
出した内面であって、中空糸束13の外周部との間に、
環状の血液流路151を形成し、この環状の血液流路が
臨む中空糸束13の全周囲から各中空糸膜に血液を円滑
に分配可能としている。
【0005】また、上記ハウジング2の血液流出口16
2が設けられている部分の内面は、ハウジング12の長
手方向中間部分の内面より外方に突出した内面であっ
て、中空糸束13の外周部との間に、環状の血液流路1
52を形成し、各中空糸束13の回りの血液を、この環
状の血液流路が臨む中空糸束13の全周囲から、円滑に
血液流出口162に向けて導出可能としている。
【0006】しかし、上記の様な血液流路151、15
2は、人工肺の構造を大型化しプライミング量を多くす
るといった欠点があり、またプライミング時に、前記血
液流路151、152内に気泡が滞留しやすくなる等の
欠点があった。
【0007】また、プライミング量を減らすために、前
記血液流路151、152の径を小さくしたり、軸方向
の厚みを薄くすると、各中空糸膜に血液を円滑に分配供
給することができず、また圧損が上昇する等の性能の低
下が生じ問題となる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、従来
の人工肺の性能を維持しつつプライミング量のより少な
い人工肺を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本考案(1)〜(3)により達成される。
【0010】(1) ハウジングと、該ハウジング内に
おいてハウジングの長手方向に沿って配置された多数の
ガス交換用の中空糸膜からなる中空糸束と、該中糸膜
の両端部をその開口を閉塞しない状態で前記ハウジング
に液密に保持する隔壁と、それぞれ前記中空糸膜の内部
空間に連通するガス流入口およびガス流出部と、前記
壁と前記ハウジング内壁と前記中空糸膜外壁とで画成
される血液室と、それぞれ前記血液室に連通し、前記
ウジングの一端部付近の側壁に設けられた血液流入口お
よび前記ハウジングの他端部付近に設けられた血液流出
口とを有し、前記ハウジングの内壁は、長手方向の中央
部付近における内径を最小とし、その最小内径部より両
端部方向に拡張する第1のテーパーが形成されるととも
に、前記血液流入口および/または血液流出口近傍にお
いて、前記第1のテーパーよりテーパー角の大きい第2
のテーパーが隔壁側に形成された二段テーパーとなって
おり、前記中空糸束は、前記第2のテーパー部分に対応
する部分が放射状に広がっており、前記第1のテーパー
のテーパー角α と、前記第2のテーパーのテーパー角
α と、前記第2のテーパーに対応する位置の中空糸束
の最外周中空糸傾斜角θとの関係が、α <θ≦α
あることを特徴とする中空糸型人工肺。
【0011】(2) 前記テーパー角α は、3〜30
゜であり、前記テーパー角α は、10〜40゜である
上記(1)に記載の中空糸型人工肺
【0012】(3) 前記第1のテーパーと前記第2の
テーパーとの境界付近の前記中空糸膜の充填率が、20
〜75%である上記(1)または(2)に記載の中空糸
型人工肺
【0013】
【作用】血液流入口から流入した血液は、血液室を通過
する際、中空糸膜と接触して中空糸膜内側を流通する気
体とガス交換され酸素加され、血液流出口から流出す
る。また血液とガス交換を行なうガスは、ガス流入口か
ら各中空糸膜内に流入し、中空糸膜内で血液とガス交換
をおこない、ガス流出部より排出される。
【0014】このような構成において、血液室を構成す
るハウジング内壁をテーパー状とし、血液と中空糸膜の
接触率を高くしてガス交換効率が高められている。
【0015】ここで、血液流入口および/または血液流
出口部分のプライミング量を少なくするために、ハウジ
ング内壁に中空糸膜の放射角度に沿って、若しくは放射
角度より大きな角度をもって傾斜する第2のテーパーを
隔壁側に設ける。このような形状とすることによって、
人工肺の性能を低下させることなく、プライミング量を
少なくすることができる。
【0016】また、最小径部側のテーパー角α1 、隔壁
側のテーパー角α2 、隔壁側端部の中空糸束の最外周中
空糸傾斜角θとの関係は、α1 <θ≦α2 で規定するこ
とができる。
【0017】さらに、最小径部側のテーパーのテーパー
角α1 は、3〜30°であって、隔壁側のテーパーのテ
ーパー角α2 は、10〜40°の範囲であることによ
り、人工肺の性能を維持したまま、プライミング量の低
減をより有効に図ることができる。
【0018】
【具体的構成】以下、本考案の具体的構成について詳細
に説明する。
【0019】本考案の人工肺1は、図1に示すように構
成される。
【0020】すなわち、筒状ハウジング2の内部空間に
は、中空糸膜3の集合体である中空糸束35が収納され
ている。
【0021】中空糸膜3の両端部は、隔壁41,42を
介してハウジング2に液密に保持されている。隔壁4
1,42の外側には、前記中空糸膜3の内部空間が連通
しており、隔壁41側がガス流入部、隔壁42側がガス
流出部となっている。
【0022】ハウジング2の両端部には、ヘッダー2
1,22が接合されている。
【0023】ヘッダー21の内面と隔壁41とは、中空
糸膜3の内部空間に連通するガス流入室23を画成し、
ヘッダー21にはガス流入口24が形成されている。
【0024】ヘッダー22の内面と隔壁42とは、中空
糸膜3の内部空間に連通するガス流出室25を画成し、
ヘッダー22には、ガス流出口26が形成されている。
【0025】すなわち、人工肺1にあっては、ガス流入
口24から供給される酸素、空気、あるいは酸素リツチ
の気体等のガスを中空糸膜3内に流通可能としている。
【0026】なお、上記ヘッダー22は特に設けず、ガ
ス流出室25およびガス流出口26を形成することな
く、隔壁42の外側面からガス流出し、中空糸膜3から
ガスを直接大気中に放出せしめても良い。
【0027】また、隔壁41、42、ハウジング2の内
面および中空糸膜3の外面とで、血液室5が画成され
【0028】そしてハウジング2の両端部には、それぞ
れ血液室5に連通する血液流入口61をハウジングの一
端部付近、例えば下部側に設け、また血液流出口62を
他端部付近、例えば上部側に設けている。
【0029】また、ハウジング2は、軸方向の中央部に
おける内径を最小とし(最小径部27)、その中央部か
ら両端部における内径を徐々に拡径するテーパー状と
し、中空糸束35の外径をその軸方向の中央部において
絞っている。そして、中空糸束35はハウジング2の内
壁面に沿って放射状に広がっており、中空糸束35の最
外周側の中空糸膜3は内壁面と接触している。
【0030】すなわち、人工肺1は、ハウジング2が加
える中空糸束35の絞りにより、中空糸束35の横断面
図における血液の流れを均一化するとともに、中空糸束
35の軸方向における血液の流速を変化させることによ
って乱流状態の発生を促進し、ガス交換効率を良好にで
きるようにしている。この様な効果を有効に発揮させる
ための、テーパー角α1 は、3〜30°程度、より好ま
しくは3〜15°程度であるとよい。
【0031】また、前記ハウジング2のテーパーは、両
端部の隔壁41、42の近傍で、さらに拡径した二段テ
ーパーとなっている。図2は該拡径した隔壁42側のテ
ーパー部分を示す部分拡大図である。ここで、最小径部
27側の一段目のテーパー71に沿って放射状に広がっ
てきた中空糸束35は、二段テーパーの境界部73でさ
らに大きく放射状に広がっており、各中空糸膜3の間隔
がより広くなっている。一方、血液流入口61は、二段
目のテーパー72の位置に設けられており、血液流入口
61から流入する血液は、前記二段目のテーパー72の
位置における中空糸束35の放射状の広がりによって、
各中空糸膜3の間に均等に分配される。
【0032】図示されるように、上記テーパー71、7
2の各テーパー角α1 ,α2 と、中空糸束35の最外周
位置の中空糸膜3のハウジング軸方向線に対する傾斜角
θとの関係は、α1 <θ≦α2 となっており、α1 とα
2 の関係はα2 ≧α1 +3°またはα2 ≧α1 ×1.2
とすると良い。具体的にはα2 は10〜40°程度であ
ることが望まれる。
【0033】また、α1 <θ<α2 である場合には、図
1および図2に示される実施例のように、中空糸束35
の最外周位置の中空糸膜3と、ハウジング内壁における
隔壁42側のテーパー72との間には、環状の血液流路
8が形成される。既述のように、放射状となった中空糸
束35は、中空糸膜3の間隔が十分確保されているた
め、図示されているように環状の血液流路8の体積が少
なくても、血液流入口61から流入する血液は、各中空
糸膜3間に十分流入し、中空糸膜3と均等に接触するこ
とができ、人工肺の性能は損なわれない。なお、このよ
うな作用を有効に発揮するためには、α2 −θが、3°
程度以上で有ることが望ましい。
【0034】θ=α2 である場合には、図3に示される
ように環状の血液流路8の体積を、従来の流路より小さ
くして形成することができる。さらに、最外周位置の中
空糸膜3のハウジング軸方向線に対する傾斜角θをさら
に大きくして、血液流入口61位置における中空糸膜3
の充填率を十分小さくして、15〜30%程度とすれ
ば、図2の実施例で、θ=α2 としてもよい。
【0035】なお、この様なハウジング2の内面に形成
された、二段テーパー71、72によってプライミング
時に排出されるべき空気が、血液室5内に滞留すること
なく、ハウジング2の内面に沿って円滑に移動し、外側
に放出され易くなる。
【0036】ここで、中空糸膜3としてはマイクロポー
ラス膜が用いられている。
【0037】すなわち、中空糸膜3は、多孔性ポリオレ
フィン系樹脂、例えばポリプロピレン、ポリエチレンと
いったものからなり、特にポリプロピレンが好適であ
る。
【0038】この中空糸膜3は、壁の内部と外部を連通
する多数の細孔を有している。
【0039】中空糸膜の内径は、50〜1000μ程
度、肉圧は、10〜100μ程度、平均孔径は、20〜
200nm程度かつ空孔率は、20〜80%程度である。
【0040】このマイクロポーラス膜からなる中空糸膜
3を用いる場合には、気体の移動が体積流として行なわ
れるため、気体の移動における膜抵抗が少なくなり、高
いガス交換性能を得ることが可能となる。
【0041】なお、中空糸膜3は、必ずしもマイクロポ
ーラス膜によらず、気体の移動を溶解、拡散によって行
なうシリコーン製膜等を用いるものを用いることもでき
る。
【0042】以上のような構成を前提とした場合、中空
糸膜3の各部の充填率は、次のようなものとするのが好
ましい。すなわち、中空糸膜3の隔壁41、42中での
充填率、より具体的には中空糸3の開口部での充填率d
は、15〜60%程度であり、特にθ=αとする場
合には15〜40%程度とするとよい。
【0043】この場合、充填率は、中空糸束35の外周
包絡線で囲まれた面積で、全中空糸3の外径面積の総計
を除したものである。
【0044】充填率d1 が60%程度をこえると、血液
流入口61から流入した血液が各中空糸膜3間に十分に
流入できず、中空糸膜3と均等に接触することができな
くなり、圧損が上昇して、気泡排除能も低下する。
【0045】充填率d1 が15%より少なくなると、人
工肺のコンパクト性に欠けることになリ、血液充填量が
増加し好ましくない。
【0046】さらに、ハウジング2の最小径部27で
の、中空糸束35の充填率d2 は、30〜85%で良
い。
【0047】充填率d2 が85%より大きいと圧損が大
きくなり、充填率d2 が30%より小さいと酸素添加能
の点で実用に供しえない。
【0048】一方、二段テーパーの境界部73位置にお
ける中空糸膜3の充填率d3 は、20〜75%であると
よい。
【0049】ハウジング2の最小径部27側のテーパー
71、および隔壁側のテーパー72の軸方向長さをそれ
ぞれL1 ,L2 とすると、(L1 +L2 )に対するL2
の割合は、10〜50%程度であるとよい。前記割合が
大きすぎると十分な酸素添加能が得られず、小さすぎる
と圧損が上昇し、本考案の効果が十分に得られないから
である。
【0050】以上説明した構造は、図1に示されている
ように、血液流出口62側にも同様に設けてもよく、こ
の場合には、放射状に広がった中空糸膜3の間から血液
が流れ出やすくなり、
【0051】
【実施例】本考案者らは、本考案の効果を確認するため
次の実験を行なった。
【0052】以下にその例を示す。下記仕様の人工肺の
サンプルを作製した。 サンプル1 図1に示される人工肺を作製した、 最小径部径50mm テーパー角α1 8° L1 29mm テーパー角α2 30° L2 17mm 最外周位置の中空糸膜傾斜角θ 17° 充填率d1 32% 充填率d2 60% 充填率d3 45%
【0053】サンプル2 図3に示される人工肺を作製した、 L2 10mm L3 7mm として、他の値はサンプル1と同様とした。
【0054】サンプル3 図4に示される人工肺を作製した、 L2 0mm L3 17mm として、他の値はサンプル1と同様とした。
【0055】サンプル4 図5に示される人工肺を作製した、 L2 0mm L3 17mm θ = α1 として、他の値はサンプル1と同様とした。
【0056】サンプル5 図5に示される人工肺を作製した、 L2 0mm L3 7mm θ = α1 として、他の値はサンプル1と同様とした。
【0057】上記各サンプルには、ポリプロピレン製の
下記の中空糸を用いた。 長さ 180mm(有効長 92mm) 内径 200μm 外径 300μm 空孔率 40% 平均孔径 50nm 人工肺の有効膜面積は、内径基準にて、1.7m2とし
た。
【0058】以上において、プライミング量、圧力損
失、酸素加性能を測定したところ、下記表1に示す結果
なった。測定は、ヘパリンACD牛血Ht=12
g/dl、37℃を用い、血流量41/min、酸
素ガス流量41/min、静脈血酸素飽和度65%
の条件にて行ない、酸素加能は、動脈血酸素飽和度を測
定し、圧力損失は、人工肺前後の圧力差を測定した。
【0059】
【表1】
【0060】表1の結果から明らかなように、サンプル
1,2は、プライミング量が少ないにもかかわらず、十
分な酸素加能が得られ、圧損の上昇も見られない。ま
た、サンプル3では、酸素加能は良好であるが、プライ
ミング量が大きくなっている。
【0061】例えば、サンプル3に比較すると、サンプ
ル2はプライミング量を約20%も少なくしたにもかか
わらず、酸素加能は変わらず、圧損も3mmHg上昇したに
すぎない。
【0062】サンプル4は、プライミング量が大きく、
酸素加能や圧損もサンプル1,2と比較して余り良くな
い。サンプル5のように、テーパーを設けずに血液流路
のプライミング量を少なくすると圧損が非常に高くなり
実用に耐えない。
【0063】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の人工肺に
よれば、酸素加能等の他の性能を下げることなく、プラ
イミング量が少なくなり、構造もコンパクトとなるとい
った利点があり、またプライミング時の気体排除能も向
上するといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の人工肺の一実施例を示す側面断面図で
ある。
【図2】ハウジングのテーパー角と中空糸膜の傾斜角を
示すもので、図1に示す実施例の部分拡大断面図であ
る。
【図3】本考案の他の実施例を示すもので、血液流入口
側の環状の血液流路の形状を示す人工肺の部分拡大断面
図である。
【図4】実施例におけるサンプル3の形状を示す人工肺
の部分拡大断面図である。
【図5】従来の人工肺の構造を示す、側面全体断面図で
ある。
【符号の説明】
1 人工肺 2 ハウジング 21 ヘッダー 22 ヘッダー 23 ガス流入室 24 ガス流入口 25 ガス流出室 26 ガス流出口 27 最小径部 3 中空糸膜 35 中空糸束 41 隔壁 42 隔壁 5 血液室 61 血液流入口 62 血液流出口 71 テーパー 72 テーパー 73 境界部 8 血液流路 d1 〜d3 充填率 L1 ,L2 テーパー軸方向長 L3 血液流路軸方向長 α1 ,α2 テーパー角 θ 中空糸膜傾斜角 11 人工肺 12 ハウジング 121 ヘッダー 122 ヘッダー 13 中空糸束 141 隔壁 142 隔壁 15 血液室 151 血液流路 152 血液流路 161 血液流入口 162 血液流出口

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジング内において
    ハウジングの長手方向に沿って配置された多数のガス交
    換用の中空糸膜からなる中空糸束と、 該中空糸膜の両端部をその開口を閉塞しない状態で前記
    ハウジングに液密に保持する隔壁と、 それぞれ前記中空糸膜の内部空間に連通するガス流入口
    およびガス流出部と、前記 隔壁と前記ハウジング内壁と前記中空糸膜外壁と
    で画成される血液室と、 それぞれ前記血液室に連通し、前記ハウジングの一端部
    付近の側壁に設けられた血液流入口および前記ハウジン
    グの他端部付近に設けられた血液流出口とを有し、前記 ハウジングの内壁は、長手方向の中央部付近におけ
    る内径を最小とし、その最小内径部より両端部方向に拡
    張する第1のテーパーが形成されるとともに、 前記血液流入口および/または血液流出口近傍におい
    て、前記第1のテーパーよりテーパー角の大きい第2の
    テーパーが隔壁側に形成された二段テーパーとなってお
    り、 前記中空糸束は、前記第2のテーパー部分に対応する部
    分が放射状に広がっており、前記第1のテーパーのテーパー角α と、前記第2のテ
    ーパーのテーパー角α と、前記第2のテーパーに対応
    する位置の中空糸束の最外周中空糸傾斜角θとの関係
    が、α <θ≦α である ことを特徴とする中空糸型人
    工肺。
  2. 【請求項2】 前記テーパー角α は、3〜30゜であ
    り、前記テーパー角α は、10〜40゜である請求項
    1に記載の中空糸型人工肺
  3. 【請求項3】 前記第1のテーパーと前記第2のテーパ
    ーとの境界付近の前記中空糸膜の充填率が、20〜75
    %である請求項1または2に記載の中空糸型人工肺
JP1991026262U 1991-03-26 1991-03-26 中空糸型人工肺 Expired - Lifetime JP2515828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026262U JP2515828Y2 (ja) 1991-03-26 1991-03-26 中空糸型人工肺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026262U JP2515828Y2 (ja) 1991-03-26 1991-03-26 中空糸型人工肺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04114348U JPH04114348U (ja) 1992-10-08
JP2515828Y2 true JP2515828Y2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=31910793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991026262U Expired - Lifetime JP2515828Y2 (ja) 1991-03-26 1991-03-26 中空糸型人工肺

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2515828Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2021075466A1 (ja) * 2019-10-15 2021-04-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6237992A (ja) * 1985-08-12 1987-02-18 日本電気株式会社 フラツトパツクicの半田付方法
JPS63267367A (ja) * 1988-04-05 1988-11-04 Terumo Corp 中空糸型人工肺

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04114348U (ja) 1992-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4376095A (en) Hollow fiber-type artificial lung having enclosed heat exchanger
JPS624994B2 (ja)
JPS6120559A (ja) 中空糸型人工肺
EP0908191B1 (en) Hollow fiber membrane oxygenator
EP0041692A1 (en) Blood oxygenator
JP2515828Y2 (ja) 中空糸型人工肺
JPH0439862B2 (ja)
JPS6237992B2 (ja)
JPS6237993B2 (ja)
JPH029816Y2 (ja)
JPH0127794Y2 (ja)
JPS63267367A (ja) 中空糸型人工肺
JPS60145153A (ja) 中空糸型人工肺
JPS6311972Y2 (ja)
JPS6237994B2 (ja)
JPS609820B2 (ja) 中空糸膜型物質移動器
JPH031875A (ja) 膜型人工肺
JPH0732801B2 (ja) 熱交換器一体型人工肺
JPS61119273A (ja) 中空糸膜型人工肺
JPS60150757A (ja) 中空糸膜型人工肺
JPS61247465A (ja) 中空糸膜型人工肺
JPH0783765B2 (ja) 人工肺
JPS6137251A (ja) 熱交換器内蔵型人工肺
JPH03264074A (ja) 中空糸膜型人工肺とその配糸方法
JPH01160564A (ja) 中空糸膜型人工肺

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term