JPH01160564A - 中空糸膜型人工肺 - Google Patents
中空糸膜型人工肺Info
- Publication number
- JPH01160564A JPH01160564A JP32028987A JP32028987A JPH01160564A JP H01160564 A JPH01160564 A JP H01160564A JP 32028987 A JP32028987 A JP 32028987A JP 32028987 A JP32028987 A JP 32028987A JP H01160564 A JPH01160564 A JP H01160564A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blood
- hollow fiber
- mesh
- hollow thread
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000012528 membrane Substances 0.000 title claims description 24
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 title abstract description 6
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims abstract description 54
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 claims abstract description 54
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 claims abstract description 11
- 239000012510 hollow fiber Substances 0.000 claims description 69
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 claims description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 230000008081 blood perfusion Effects 0.000 claims description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 abstract description 17
- MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N Dioxygen Chemical compound O=O MYMOFIZGZYHOMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 12
- 229910001882 dioxygen Inorganic materials 0.000 abstract description 12
- 230000005465 channeling Effects 0.000 abstract description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 abstract description 4
- 239000011148 porous material Substances 0.000 abstract description 3
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 abstract 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 5
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 3
- 230000002209 hydrophobic effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 3
- 230000010412 perfusion Effects 0.000 description 3
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 3
- 229920002050 silicone resin Polymers 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 239000002033 PVDF binder Substances 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 229920000840 ethylene tetrafluoroethylene copolymer Polymers 0.000 description 1
- 238000005534 hematocrit Methods 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 231100000989 no adverse effect Toxicity 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229920005672 polyolefin resin Polymers 0.000 description 1
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 description 1
- 229920002981 polyvinylidene fluoride Polymers 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は中空糸外側に血液を流し、酸素は中空糸内に導
入する、いわゆる血液外部潅流方式の中空糸膜型人工肺
に係り、更に詳しくは、血液流入口から導入される血液
のチャネリング(局部的に偏って不均一に流れる現象)
を防止することかできる中空糸膜型人工肺に関する。
入する、いわゆる血液外部潅流方式の中空糸膜型人工肺
に係り、更に詳しくは、血液流入口から導入される血液
のチャネリング(局部的に偏って不均一に流れる現象)
を防止することかできる中空糸膜型人工肺に関する。
[従来の技術]
人工肺には大別して気泡型と脱型とがあるが、ガス交換
膜を用いる成型人工肺は気泡型と比べ、ガス交換方式が
より生理的であり、血液への悪影響が少ないという一利
点がある。
膜を用いる成型人工肺は気泡型と比べ、ガス交換方式が
より生理的であり、血液への悪影響が少ないという一利
点がある。
ガス交換方式としては、中空糸膜を用いたものが広く使
用されており、中空糸の外側に血液を流す外部潅流型が
、ガス交換性能、血液への影響面で優れている。
用されており、中空糸の外側に血液を流す外部潅流型が
、ガス交換性能、血液への影響面で優れている。
[発明が解決をしようとする問題点]
しかしながら、上記の外部潅流型の人工肺にあっては、
中空糸束全体に血液を行き亙らせることが困難て、いわ
ゆるチャネリング現象が発生することが多々あった。ま
た、このチャネリングを防止するため、中空糸束中央部
に絞りを入れる等の工夫がなされているが、未だ十分と
いえないのが現状である。
中空糸束全体に血液を行き亙らせることが困難て、いわ
ゆるチャネリング現象が発生することが多々あった。ま
た、このチャネリングを防止するため、中空糸束中央部
に絞りを入れる等の工夫がなされているが、未だ十分と
いえないのが現状である。
[問題点を解決するための手段]
そこて、本発明者はこのチャネリングを防止することか
てきる中空糸膜型人工肺を提供するため鋭意研究した結
果、中空糸束内にメツシュを挿入することが効果的であ
ることを見出し1本発明に到達した。
てきる中空糸膜型人工肺を提供するため鋭意研究した結
果、中空糸束内にメツシュを挿入することが効果的であ
ることを見出し1本発明に到達した。
即ち、本発明によれば、内筒と外筒な設け、該内筒と外
筒の間に内筒と外筒の長手軸方向に沿って多孔質中空糸
を平行に配置し、内筒、外筒ならびに中空糸の両端開口
部にて該内筒外面、外筒内面及び中空糸外面を支持部材
により気密に支持してなる中空糸膜型人工肺であって、
外筒端部に設けた血液導入口より中空糸外側に血液を流
し、酸素は中空糸の中空部に導入する血液外部潅流式の
中空糸膜型人工肺にして、中空糸束内に、該中空糸と平
行に筒状のメツシュを挿入してなることを特徴とする中
空糸膜型人工肺、が提供される。
筒の間に内筒と外筒の長手軸方向に沿って多孔質中空糸
を平行に配置し、内筒、外筒ならびに中空糸の両端開口
部にて該内筒外面、外筒内面及び中空糸外面を支持部材
により気密に支持してなる中空糸膜型人工肺であって、
外筒端部に設けた血液導入口より中空糸外側に血液を流
し、酸素は中空糸の中空部に導入する血液外部潅流式の
中空糸膜型人工肺にして、中空糸束内に、該中空糸と平
行に筒状のメツシュを挿入してなることを特徴とする中
空糸膜型人工肺、が提供される。
[作用]
血液導入口より導入され、中空糸外側を流れてきた血液
は、中空糸束内に設けられたメツシュによって流速を減
じられることになり、そのため血液は中空糸束の外周側
から中心側にも均一に流れ込み、チャネリングを防止す
る。
は、中空糸束内に設けられたメツシュによって流速を減
じられることになり、そのため血液は中空糸束の外周側
から中心側にも均一に流れ込み、チャネリングを防止す
る。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基き、本発明を説明するが、
本発明がこれらの実施例に限定されるものでないことは
明らかであろう。
本発明がこれらの実施例に限定されるものでないことは
明らかであろう。
第1図は、本発明の中空糸膜型人工肺の一実施例を示す
一部切欠断面図である。
一部切欠断面図である。
1は血液Aを導入するための血液導入口であり、外筒2
の上部に設けられている。外筒2と内筒3の間には、多
数の多孔質中空糸4か束となって配設されており、多孔
質中空糸4の東向には中空糸4と同心円上に筒状のメツ
シュ5が設けられている。そして、その挿入位置は外筒
2と内筒3のほぼ中間である。また、外筒2、内筒3な
らびに多孔質中空糸4の両端部においては、外筒2の内
面、内筒3の外面ならびに多孔質中空糸4の外面が接着
剤からなるボッティング部6により気密に支持されてい
る。また、多孔質中空糸4の上端部には酸素ガスBの導
入ロアが設けられ、多孔質中空糸4の下端部には交換さ
れたガスの出口8か設けられている。一方、9は血液排
出口である。
の上部に設けられている。外筒2と内筒3の間には、多
数の多孔質中空糸4か束となって配設されており、多孔
質中空糸4の東向には中空糸4と同心円上に筒状のメツ
シュ5が設けられている。そして、その挿入位置は外筒
2と内筒3のほぼ中間である。また、外筒2、内筒3な
らびに多孔質中空糸4の両端部においては、外筒2の内
面、内筒3の外面ならびに多孔質中空糸4の外面が接着
剤からなるボッティング部6により気密に支持されてい
る。また、多孔質中空糸4の上端部には酸素ガスBの導
入ロアが設けられ、多孔質中空糸4の下端部には交換さ
れたガスの出口8か設けられている。一方、9は血液排
出口である。
ざらに内筒3の内側には血液を所定温度に保持させるた
めの熱交換用チューブ10が設けられており、熱交換用
チューブlO内には熱媒体Cがその人口11を介して導
入されている。
めの熱交換用チューブ10が設けられており、熱交換用
チューブlO内には熱媒体Cがその人口11を介して導
入されている。
ここて、外筒2はその中央部の径を両端部の径より小さ
く、即ち中央部を絞った形状をなしており、従って、外
筒2と内筒3の間に配設される多孔質中空糸4の充填密
度は端部にゆくにつれ低くなるものである。
く、即ち中央部を絞った形状をなしており、従って、外
筒2と内筒3の間に配設される多孔質中空糸4の充填密
度は端部にゆくにつれ低くなるものである。
第2図は本発明の中空糸膜型人工肺における血液の流れ
を概略的に示す縦断面図、第3図は第2図のX−X断面
図である。
を概略的に示す縦断面図、第3図は第2図のX−X断面
図である。
第2図に従って血液の流れを説明する。
血液Aは血液導入口lより人工肺内部に入り、次いでメ
ツシュ5の外側に配設された多孔質中空糸4からなる中
空糸束に入り、続いてメツシュ5に衝突する。ここで、
メツシュ5における下方向流れに対する抵抗が高いため
、血液流速は低下し、一方、メツシュ5内側の中空糸4
の束へも血液導入口lとほぼ同じ高さより血液が流入し
始めるため、血液は結果として人工肺全体に行き亙るこ
ととなる。従って、血液のチャネリングの防止が図られ
るのである。
ツシュ5の外側に配設された多孔質中空糸4からなる中
空糸束に入り、続いてメツシュ5に衝突する。ここで、
メツシュ5における下方向流れに対する抵抗が高いため
、血液流速は低下し、一方、メツシュ5内側の中空糸4
の束へも血液導入口lとほぼ同じ高さより血液が流入し
始めるため、血液は結果として人工肺全体に行き亙るこ
ととなる。従って、血液のチャネリングの防止が図られ
るのである。
なお、本実施例においては内筒3の下部の円周方向に血
液の通過口(図示せず)を所定数設けているので、血液
Aは、酸素ガス導入ロアより多孔質中空糸4の中空部に
送入された酸素ガスと該多孔質中空糸4に形成された細
孔を介して接触してガス交換を行なった後、この通過口
より内筒3の内側に導かれ、ここで血液は一旦貯留され
る。このように血液を一旦貯留するようにすることは、
血液Aが多孔質中空糸4の外側部と万遍なく接触し、該
中空糸4の中空部を通っている酸素ガスとのガス交換が
充分且つ良好に行なわれることとなるから、極めて好ま
しい。なお、内筒3の円周方向に設ける通過口の口径、
数は、内筒、外筒の径、長さ等によって異なるが、少な
くとも血液が多孔質中空糸と万遍なく接触し得るように
設けることが必要である。通常、その口径は1〜15m
m(φ)、ピッチは2〜90 m mで形成される。
液の通過口(図示せず)を所定数設けているので、血液
Aは、酸素ガス導入ロアより多孔質中空糸4の中空部に
送入された酸素ガスと該多孔質中空糸4に形成された細
孔を介して接触してガス交換を行なった後、この通過口
より内筒3の内側に導かれ、ここで血液は一旦貯留され
る。このように血液を一旦貯留するようにすることは、
血液Aが多孔質中空糸4の外側部と万遍なく接触し、該
中空糸4の中空部を通っている酸素ガスとのガス交換が
充分且つ良好に行なわれることとなるから、極めて好ま
しい。なお、内筒3の円周方向に設ける通過口の口径、
数は、内筒、外筒の径、長さ等によって異なるが、少な
くとも血液が多孔質中空糸と万遍なく接触し得るように
設けることが必要である。通常、その口径は1〜15m
m(φ)、ピッチは2〜90 m mで形成される。
また、内筒3の内側に流入した血液は、内筒3の内側に
設けられた熱交換用チューブlOの外側を上方に流れ、
熱交換用チューブ10内を流れる媒体Cと熱交換されて
その温度を所定にされて血液排出口9より排出される。
設けられた熱交換用チューブlOの外側を上方に流れ、
熱交換用チューブ10内を流れる媒体Cと熱交換されて
その温度を所定にされて血液排出口9より排出される。
第4図は本発明の中空糸膜型人工肺の他の実施例を示す
一部切欠斜視図、第5図はその血液の流れを概略的に示
す縦断面図である。
一部切欠斜視図、第5図はその血液の流れを概略的に示
す縦断面図である。
この実施例は、熱交換用チューブlOから成る熱交換器
部13が、多孔質中空糸4から主としてなる人工肺部1
4の下方に配設された例を示している。
部13が、多孔質中空糸4から主としてなる人工肺部1
4の下方に配設された例を示している。
また、この例は、酸素ガス(又は空気)導入ロアが人工
肺部14の下部に配置され、ガス出口8が人工肺部14
の上部に配置され、血液と酸素とが向流にて接触するタ
イプである。
肺部14の下部に配置され、ガス出口8が人工肺部14
の上部に配置され、血液と酸素とが向流にて接触するタ
イプである。
中空糸4の東向に設ける筒状のメツシュ5としては通常
の網目状のもののほか、多孔板等をも含むものである。
の網目状のもののほか、多孔板等をも含むものである。
網目状のものの場合、そのメッシュ度としては通常lO
〜200メツシュ、好ましくは50〜90メツシユが用
いられる。
〜200メツシュ、好ましくは50〜90メツシユが用
いられる。
メツシュ5の材質は特に限定されず、例えばポリプロピ
レン、ポリエチレン等の合成樹脂類のほか、金属網など
も使用することができる。
レン、ポリエチレン等の合成樹脂類のほか、金属網など
も使用することができる。
また、内筒3の内側あるいは人工肺部14の下方に設け
る熱交換用チューブlOの配設形状も特に限定されるも
のではないが、螺旋状、渦巻状が接触面積が増加でき、
熱交換効率が向上することから好ましいものである。ま
た、このチューブ10の外周面を凹凸状に形成すること
は同じく接触面積が増加できることから好ましい。
る熱交換用チューブlOの配設形状も特に限定されるも
のではないが、螺旋状、渦巻状が接触面積が増加でき、
熱交換効率が向上することから好ましいものである。ま
た、このチューブ10の外周面を凹凸状に形成すること
は同じく接触面積が増加できることから好ましい。
熱交換用チューブlOの材質も特に限定はされず、伝熱
係数の大きい材料であれば使用することができるが、例
えばステンレス鋼、アルミニウムなどにエポキシ樹脂、
シリコン樹脂、フッ素樹脂あるいはアルミナ(AJLz
Oi )などをコーティングした材料が好ましい。
係数の大きい材料であれば使用することができるが、例
えばステンレス鋼、アルミニウムなどにエポキシ樹脂、
シリコン樹脂、フッ素樹脂あるいはアルミナ(AJLz
Oi )などをコーティングした材料が好ましい。
なお、前記したように、外筒2はその中央部の径を両端
部の径より小さくしているため、外筒2と内筒3の間に
配設される多孔質中空糸4の充填密度は端部にゆくにつ
れ低くなり、通常、両端部においてはその充填密度は0
.3〜0.5で、中央部で0.4〜0.7となる。
部の径より小さくしているため、外筒2と内筒3の間に
配設される多孔質中空糸4の充填密度は端部にゆくにつ
れ低くなり、通常、両端部においてはその充填密度は0
.3〜0.5で、中央部で0.4〜0.7となる。
また、外筒2と内筒3の間に配設される多孔質中空糸4
としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオ
レフィン系樹脂、ポリフッ化ビニリデン、エチレンテト
ラフルオロエチレン共重合体などのフッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の疎水性樹脂が好ましく用いられる。また、
疎水性樹脂以外の材料を用いる場合であっても、その血
液との接触面をシリコーン樹脂等で処理し、疎水性とし
たものも用いることができる。
としては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオ
レフィン系樹脂、ポリフッ化ビニリデン、エチレンテト
ラフルオロエチレン共重合体などのフッ素樹脂、シリコ
ーン樹脂等の疎水性樹脂が好ましく用いられる。また、
疎水性樹脂以外の材料を用いる場合であっても、その血
液との接触面をシリコーン樹脂等で処理し、疎水性とし
たものも用いることができる。
多孔質中空糸4は、その周壁部に多数の微小細孔を有し
ており、そこでガス交換が行われる。微小細孔の平均細
孔径は一般に0.O1〜lpmか好ましい。さらに、中
空糸4の空隙率は一般に20〜80%程度であることが
好ましい。
ており、そこでガス交換が行われる。微小細孔の平均細
孔径は一般に0.O1〜lpmか好ましい。さらに、中
空糸4の空隙率は一般に20〜80%程度であることが
好ましい。
また、多孔質中空糸4の膜面積は通常2m2以下でよく
、従来の市販品に比し小さくすることができる。これは
上記したように本中空糸の空隙率が大きく、且つ血液と
酸素ガスとの接触が充分に行われる故であり、大きな利
点といえる。
、従来の市販品に比し小さくすることができる。これは
上記したように本中空糸の空隙率が大きく、且つ血液と
酸素ガスとの接触が充分に行われる故であり、大きな利
点といえる。
尚、以上の実施例においては、縦型の中空糸膜型人工肺
の例を示したが、その他横置型でもよく、また血液導入
口、ガス導入口の配置を逆にする形態であっても使用す
ることができる。
の例を示したが、その他横置型でもよく、また血液導入
口、ガス導入口の配置を逆にする形態であっても使用す
ることができる。
以下、具体的に本発明に係る中空糸膜型人工肺の一例を
用いたガス交換の実施結果について説明する。
用いたガス交換の実施結果について説明する。
(実施例)
第1図に示す構成の中空糸膜型人工肺であって、下記の
寸法、条件のものを用いた。
寸法、条件のものを用いた。
外筒・・・直径(両端部ニア8mm(φ)、中央部ニア
0mm(φ)〕 内筒・・・直径50mm 全長−220m m 多孔質中空糸・・・膜面積 2m” 中空糸数 8841本 充填密度 平均0.5 内径 300ルm 外径 400ILm 支持部材(ボッティング材) ・・・ポリウレタン樹脂 メツシュ ・・・材質 ポリプロピレン メッシュ度 70メツシユ 以上において、生血(ヘマトクリット(Ht)値40%
)に対する血液の流れの観察ζ及びガス交換能の測定を
行なった。血液流量は500(m見/m1n)、1(立
/m1n)、2(文/ m in)で行なった。血液は
人工肺中な全体的に流れ、チャネリングは見られなかっ
た。このため1本人工肺は、メツシュの無いタイプに比
し、血液と中空糸の接触面積が増大したものと考えられ
、ガス交換能は各々5〜10%の改善が見られ、メツシ
ュを挿入することが極めて有効であることが分かった。
0mm(φ)〕 内筒・・・直径50mm 全長−220m m 多孔質中空糸・・・膜面積 2m” 中空糸数 8841本 充填密度 平均0.5 内径 300ルm 外径 400ILm 支持部材(ボッティング材) ・・・ポリウレタン樹脂 メツシュ ・・・材質 ポリプロピレン メッシュ度 70メツシユ 以上において、生血(ヘマトクリット(Ht)値40%
)に対する血液の流れの観察ζ及びガス交換能の測定を
行なった。血液流量は500(m見/m1n)、1(立
/m1n)、2(文/ m in)で行なった。血液は
人工肺中な全体的に流れ、チャネリングは見られなかっ
た。このため1本人工肺は、メツシュの無いタイプに比
し、血液と中空糸の接触面積が増大したものと考えられ
、ガス交換能は各々5〜10%の改善が見られ、メツシ
ュを挿入することが極めて有効であることが分かった。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の中空糸膜型人工肺によれ
ば、血液が人工肺全体に行き亙り多孔質中空糸の外側部
と万遍なく接触するため、チャネリング現象が生じず、
血液と酸素ガスとが充分且つ良好に接触するから、良好
なガス交換を行なうことができる。
ば、血液が人工肺全体に行き亙り多孔質中空糸の外側部
と万遍なく接触するため、チャネリング現象が生じず、
血液と酸素ガスとが充分且つ良好に接触するから、良好
なガス交換を行なうことができる。
第1図は本発明の中空糸膜型人工肺の一実施例を示す断
面図、第2図は本発明の中空糸膜型人工肺における血液
の流れを概略的に示す縦断面図、第3図は第2図のx−
x断面図、第4図は本発明の他の実施例を示す一部切欠
斜視図、第5図は第4図の実施例における血液の流れを
概略的に示す縦断面図である。 l・・・血液導入口、2・・・外筒、3・・・内筒、4
・・・多孔質中空糸、5・・・メツシュ、6・・・ボッ
ティング部、7・・・酸素ガス導入口、8・・・ガス出
口、9・・・血液排出口、10・・・熱交換用チューブ
、11−・・媒体Cの入口、12・・・媒体Cの出口、
13−・・熱交換器部、14・・・人工肺部。
面図、第2図は本発明の中空糸膜型人工肺における血液
の流れを概略的に示す縦断面図、第3図は第2図のx−
x断面図、第4図は本発明の他の実施例を示す一部切欠
斜視図、第5図は第4図の実施例における血液の流れを
概略的に示す縦断面図である。 l・・・血液導入口、2・・・外筒、3・・・内筒、4
・・・多孔質中空糸、5・・・メツシュ、6・・・ボッ
ティング部、7・・・酸素ガス導入口、8・・・ガス出
口、9・・・血液排出口、10・・・熱交換用チューブ
、11−・・媒体Cの入口、12・・・媒体Cの出口、
13−・・熱交換器部、14・・・人工肺部。
Claims (1)
- (1)内筒と外筒を設け、該内筒と外筒の間に内筒と外
筒の長手軸方向に沿って多孔質中空糸を平行に配置し、
内筒、外筒ならびに中空糸の両端開口部にて該内筒外面
、外筒内面及び中空糸外面を支持部材により気密に支持
してなる中空糸膜型人工肺であって、外筒端部に設けた
血液導入口より中空糸外側に血液を流し、酸素は中空糸
の中空部に導入する血液外部潅流式の中空糸膜型人工肺
にして、中空糸束内に、該中空糸と平行に筒状のメッシ
ュを挿入してなることを特徴とする中空糸膜型人工肺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32028987A JPH01160564A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 中空糸膜型人工肺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32028987A JPH01160564A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 中空糸膜型人工肺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01160564A true JPH01160564A (ja) | 1989-06-23 |
Family
ID=18119843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32028987A Pending JPH01160564A (ja) | 1987-12-18 | 1987-12-18 | 中空糸膜型人工肺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01160564A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0765683A1 (de) * | 1995-09-25 | 1997-04-02 | MEDOS Medizintechnik GmbH | Vorrichtung zur Behandlung von Flüssigkeiten, insbesondere von Blut |
JP2013056027A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Senko Medical Instr Mfg Co Ltd | 血液酸素加装置 |
-
1987
- 1987-12-18 JP JP32028987A patent/JPH01160564A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0765683A1 (de) * | 1995-09-25 | 1997-04-02 | MEDOS Medizintechnik GmbH | Vorrichtung zur Behandlung von Flüssigkeiten, insbesondere von Blut |
JP2013056027A (ja) * | 2011-09-08 | 2013-03-28 | Senko Medical Instr Mfg Co Ltd | 血液酸素加装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1175724A (en) | Oxygenator | |
US4902476A (en) | Heat exchanger and blood oxygenator apparatus | |
US5043140A (en) | Blood oxygenator | |
US4659549A (en) | Blood oxygenator using a hollow fiber membrane | |
EP0005866A1 (en) | An oxygenator | |
EP0908191B1 (en) | Hollow fiber membrane oxygenator | |
JPH04669B2 (ja) | ||
US4058369A (en) | Oxygenator | |
JPH01160564A (ja) | 中空糸膜型人工肺 | |
JPH0439862B2 (ja) | ||
JPH01160563A (ja) | 中空糸膜型人工肺 | |
JPH11137671A (ja) | 熱交換器内蔵型人工肺 | |
JPH0732801B2 (ja) | 熱交換器一体型人工肺 | |
EP0157941B1 (en) | Blood oxygenator using a hollow fiber membrane | |
US4248828A (en) | Oxygenator | |
JPS6311972Y2 (ja) | ||
JP2515828Y2 (ja) | 中空糸型人工肺 | |
JPS60225572A (ja) | 中空糸膜型人工肺 | |
JPH04109956A (ja) | 中空糸膜型人工肺 | |
JPS609820B2 (ja) | 中空糸膜型物質移動器 | |
JPS62240067A (ja) | 中空繊維膜型人工肺 | |
JPS61119273A (ja) | 中空糸膜型人工肺 | |
JPH0783765B2 (ja) | 人工肺 | |
JPS6137251A (ja) | 熱交換器内蔵型人工肺 | |
JPS6145771A (ja) | 中空糸膜型人工肺 |