JP2515702B2 - 合成樹脂の減溶装置 - Google Patents
合成樹脂の減溶装置Info
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Description
樹脂を有効に再利用できるように減溶する装置に関し、
とくに、発泡スチロール等の減溶に最適な減溶装置に関
する。
が発生している。さらに、その量は著しく増加してい
る。使用済みの廃棄合成樹脂は、ほとんどを焼却して廃
棄処理している。廃棄合成樹脂の焼却炉は寿命が短く、
焼却コストを高騰させている。また、合成樹脂の種類に
よっては、焼却時に有毒ガスを発生する。
形に利用されている。廃棄合成樹脂を再利用するには、
汚れた合成樹脂を洗浄して溶融し、ペレット状に成形し
て再利用している。この方法は、廃棄合成樹脂をペレッ
トに加工する処理コストが高くなる欠点がある。
利用するには、如何に処理コストを低減して減溶できる
かが大切である。減溶された廃棄合成樹脂は、成形機で
再成形できる。
装置は開発されている(特開昭64−34481号広
報、および、特開昭64−34482号公報)。この公
報に記載される装置は、バーナーで加熱される加熱炉の
内部に、下部を細くしたテーパー状の垂直筒を設けてい
る。垂直筒の中心には垂直にスクリュウ軸を配設してい
る。この構造の減溶装置は、垂直筒を加熱炉で加熱し、
垂直筒の上端に廃棄合成樹脂を供給して減溶する。すな
わち、垂直筒に供給された廃棄合成樹脂は、スクリュウ
軸で下方に移送され、垂直筒に接触して加熱されて減溶
される。
る特長がある。しかしながら、この構造の減溶装置は、
合成樹脂と垂直筒との熱伝導効率が悪い欠点がある。そ
れは、廃棄合成樹脂を垂直筒に密着できないことが理由
である。垂直筒の内面温度を高くすると、廃棄合成樹脂
を短時間で減溶できる。しかしながら、高温に加熱され
た垂直筒は、内面に接触する廃棄合成樹脂を焦がして付
着し、これが次第に厚く成長する欠点がある。
合成樹脂を、狭い隙間から摩擦させながら押し出す図1
に示す減溶装置を開発した(特公平3−79076号公
報)。この減溶装置は、供給手段1と加熱減溶手段2と
を備え、供給手段1から加熱減溶手段2に合成樹脂を圧
入して減溶するものである。供給手段1は、送り込まれ
た廃棄合成樹脂を加熱減溶手段2を強制的に圧送するス
クリュウ軸3を内蔵している。加熱減溶手段2は、ここ
に圧入された合成樹脂を摩擦、加熱して減溶する。この
ため、加熱減溶手段2は、減溶シリンダー4と内部で回
転する回転部材5とを内蔵している。減溶シリンダー4
と回転部材5との間に摩擦押出隙間を設け、摩擦押出隙
間に合成樹脂を供給して摩擦減溶するようになってい
る。減溶シリンダー4には、好ましくは、開口端に向か
って断面積が大きくなるテーパー状の発熱減溶開口を開
口する。回転部材5と発熱減溶開口7との間に摩擦押出
隙間6ができるように、回転部材5も押出方向に向かっ
て太くなるテーパー状とする。
棄合成樹脂を減溶できる。 廃棄合成樹脂を、供給手段1に供給する。 供給手段1に送り込まれた廃棄合成樹脂は、スクリ
ュウ軸3で前方の減溶シリンダー4に圧送される。 減溶シリンダー4に送り込まれた廃棄合成樹脂は、
摩擦押出隙間6で摩擦されながら加熱される。
は、回転部材5と減溶シリンダー4の表面に密接し、効
率よく加熱される。狭い摩擦押出隙間6を通過する合成
樹脂は、互いに摩擦して自己発熱し、あるいは、加熱さ
れた減溶シリンダー4や回転部材5に密接して摩擦し、
効率よく加熱される。
と加熱減溶手段とを分離し、加熱減溶手段の摩擦押出隙
間で廃棄合成樹脂を摩擦状態で加熱する減溶装置は、効
率よく合成樹脂を加熱して減溶できる特長がある。しか
しながら、この装置は相当に高価になり、安価に多量生
産できない欠点がある。それは、供給される廃棄合成樹
脂を、極めて強い圧力で加熱減溶手段に圧入する必要が
あるからである。とくにこの構造の装置は、時間当りの
処理能力を小さくしても、トータルコストを著しく低減
することができない。
極めて便利に使用できる。それは、廃棄合成樹脂を一カ
所に集めて処理するのではなく、廃棄合成樹脂が発生す
る現場で処理できるからである。例えば、発泡スチロー
ルが多量に発生するスーパーマーケット等に設置して、
廃棄合成樹脂を減溶することができる。発生現場で減溶
された廃棄合成樹脂は、容積が著しく減少する。このた
め、減溶した廃棄合成樹脂の運搬費用等を著しく低減で
きる。
コストを低減することが極めて大切である。この種の装
置が、これを設置する業者の利益につながらないからで
ある。高価な減溶装置は、いかに便利なものであって
も、積極的に設置されないのが実状である。発生現場で
廃棄合成樹脂を処理できないことは、廃棄合成樹脂の発
生量を著しく増加させている。
発生現場で使用できる装置は、メンテナンスを簡素化す
ることも大切である。それは、廃棄合成樹樹脂を減溶す
る専門の作業者がいないからである。本発明者が開発し
た図1に示す減溶装置は、能率よく廃棄合成樹脂を減溶
できるが、スクリュウ軸3と回転部材5との連結部分に
廃棄合成樹脂が詰まりやすい欠点がある。それは、スク
リュウ軸3の先端を、回転部材5の軸穴に出入りできる
ように挿通して支持しているからである。この支持構造
は、スクリュウ軸3の先端を、軸穴に出入りできるよう
に挿通するので、スクリュウ軸3と軸穴との間に多少隙
間ができ、この隙間に廃棄合成樹脂が圧入されるのを皆
無にできない。軸穴に廃棄合成樹脂が圧入されると、回
転部材をスムーズに軸方向に移動できなくなる。
い構造、すなわち、回転部材の先端に軸穴を開口しない
構造は、この欠点を解消できる。しかしながら、長いス
クリュウ軸の先端を支持しない装置は、スクリュウ軸に
固定するフィンの外周が押込シリンダーの内面に接触し
て摺動し、フィンの外周の摩耗が甚だしくなる。とく
に、減溶装置は、種々の形状の廃棄合成樹脂を供給する
ので、常にスクリュウ軸をバランスよく回転できない。
スクリュウ軸のアンバランスは、フィンの外周を押込シ
リンダーの内面に押し付けて摺動させる。このため、ス
クリュウ軸をスムーズに回転できなくなる。
ることを目的に開発されたもので、この発明の重要な目
的は、廃棄合成樹脂を能率よく減溶できると共に、設備
コストを著しく低減して、メンテナンスを簡素化できる
合成樹脂の減溶装置を提供するにある。
溶装置は、前述の目的を達成するために、下記の構成を
備えている。合成樹脂の減溶装置は、廃棄合成樹脂の供
給手段1と、この供給手段1から送り込まれる廃棄合成
樹脂を加熱して減溶する加熱減溶手段2とを備える。加
熱減溶手段2は、垂直に配設されている減溶シリンダー
4と回転部材5とを備える。減溶シリンダー4と回転部
材5は、いずれか又は両方の対向面に強制引込凸条9を
設けている。この強制引込凸条9は、回転部材5が回転
することによって、供給される廃棄合成樹脂を強制移送
できるように、回転部材5の回転軸に対して傾斜してい
る。減溶シリンダー4と回転部材5の間に供給される廃
棄合成樹脂は、傾斜する強制引込凸条9と自重で下方に
移送されて、回転する回転部材5と減溶シリンダー4で
摩擦して、加熱、減溶される。
成樹脂の減溶装置は、供給手段1に、供給された廃棄合
成樹脂を破砕する破砕手段8を装備させている。さら
に、強制引込凸条9は、その間に、上方で深く下部で浅
く形成されているガイド溝10を設けている。深く形成
されるガイド溝10の上部は、供給される廃棄合成樹脂
を収納する収納ポケット10Aとなっている。さらに、
減溶シリンダー4と回転部材5の間の排出部には、回転
部材5と減溶シリンダー4の間から減溶して排出される
廃棄合成樹脂の排出を抑制する狭幅リングスリット6A
を設けている。破砕手段8で破砕された廃棄合成樹脂
は、強制引込凸条9と自重で下方に強制移送され、狭幅
リングスリット6Aで排出を制限されて、摩擦、加熱、
減溶して排出される。
は、下記の独得の構成を備える。 (a) 供給手段1が、供給された廃棄合成樹脂を破
砕する破砕手段8を備える。 (a) 回転部材5は外周面に複数条の強制引込凸条9
を有する。 (b) 強制引込凸条9の間にはガイド溝10が設けら
れている。 (c) ガイド溝10は、上方で深く下部で浅く形成さ
れて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット10
Aを有する。 (d) 強制引込凸条9の対向面9Aは、減溶シリンダ
ー4の内面に接近しており、強制引込凸条9の対向面9
Aと減溶シリンダー4の内面との間に、廃棄合成 樹脂を
摩擦熱で加熱して減溶する摩擦押出隙間6が設けられて
いる。 (e) ガイド溝10は下部に向かって次第に浅くなっ
ており、減溶シリンダー4の発熱減溶開口7の下端部に
おいては、ガイド溝10の底面は強制引込凸条9の対向
面9Aとほぼ同一面に位置して、減溶シリンダー4の発
熱減溶開口7の下端部に、所定の幅の狭幅リングスリッ
ト6Aを形成している。 (f) 強制引込凸条9は、回転部材5の軸方向に対し
て傾斜しており、破砕手段8で破砕された廃棄合成樹脂
が減溶シリンダー4と回転部材5との間に供給されて、
ガイド溝10の上部に設けられた収納ポケット10Aに
貯溜され、収納ポケット10Aの廃棄合成樹脂は、回転
部材5が回転されることによって、摩擦押出隙間6と狭
幅リングスリット6Aを通過して摩擦熱で加熱、減溶さ
れて排出されるように構成されている。
は、下記の独得の構成を備える。 (a) 供給手段1が、供給された廃棄合成樹脂を破
砕する破砕手段8を備える。 (a) 減溶シリンダー4は発熱減溶開口7の内面に強
制引込凸条9を有する。 (b) 強制引込凸条9の間にはガイド溝10が設けら
れている。 (c) ガイド溝10は、上方で深く下部で浅く形成さ
れて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット10
Aを有する。 (d) 強制引込凸条9の対向面9Aは、減溶シリンダ
ー4の内面に接近しており、強制引込凸条9の対向面9
Aと回転部材5の表面との間に、廃棄合成樹脂を摩擦熱
で加熱して減溶する摩擦押出隙間6が設けられている。 (e) ガイド溝10は下部に向かって次第に浅くなっ
ており、減溶シリンダー4の発熱減溶開口7の下端部に
おいては、ガイド溝10の底面は強制引込凸条9の対向
面9Aとほぼ同一面に位置して、減溶シリンダー4の発
熱減溶開口7の下端部に、所定の幅の狭幅リングスリッ
ト6Aを形成している。 (f) 強制引込凸条9は、回転部材5の軸方向に対し
て傾斜しており、破砕手段8で破砕された廃棄合成樹脂
が減溶シリンダー4と回転部材5との間に供給されて、
ガイド溝10の上部に設けられた収納ポケット10Aに
貯溜され、収納ポ ケット10Aの廃棄合成樹脂は、回転
部材5が回転されることによって、摩擦押出隙間6と狭
幅リングスリット6Aを通過して摩擦熱で加熱、減溶さ
れて排出されるように構成されている。
は、下記の独得の構成を備える。 (a) 供給手段1が、供給された廃棄合成樹脂を破
砕する破砕手段8を備える。 (a) 減溶シリンダー4の内面と回転部材5の外周面
とに強制引込凸条9が設けられている。 (b) 強制引込凸条9の間にはガイド溝10が設けら
れている。 (c) ガイド溝10は、上方で深く下部で浅く形成さ
れて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット10
Aを有する。 (d) 減溶シリンダー4と回転部材5に設けられた強
制引込凸条9の対向面9Aは、互いに接近しており、減
溶シリンダー4と回転部材5に設けられた強制引込凸条
9の間に、廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶する摩
擦押出隙間6が設けられている。 (e) ガイド溝10は下部に向かって次第に浅くなっ
ており、減溶シリンダー4の発熱減溶開口7の下端部に
おいては、ガイド溝10の底面は強制引込凸条9の対向
面9Aとほぼ同一面に位置して、減溶シリンダー4の発
熱減溶開口7の下端部に、所定の幅の狭幅リングスリッ
ト6Aを形成している。 (f) 強制引込凸条9は、回転部材5の軸方向に対し
て傾斜しており、破砕手段8で破砕された廃棄合成樹脂
が減溶シリンダー4と回転部材5との間に供給されて、
ガイド溝10の上部に設けられた収納ポケット10Aに
貯溜され、収納ポケット10Aの廃棄合成樹脂は、回転
部材5が回転されることによって、摩擦押出隙間6と狭
幅リングスリットを通過して摩擦熱で加熱、減溶されて
排出されるように構成されている。
明する。但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思
想を具体化する為の装置を例示するものであって、この
発明の装置を下記の構造に特定するものでない。
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
は、供給手段1と、加熱減溶手段2とを備えている。
手段8を備える。破砕手段8は、廃棄合成樹脂を挟んで
破砕するピンチローラー8Aと、このピンチローラー8
Aで破砕された廃棄合成樹脂を切断して破砕するカッタ
ー8Bとを備えている
の低部に配設されており、供給ホッパー11に供給され
る廃棄合成樹脂を挟んで破砕する。ピンチローラー8A
は、表面をスプライン状とした2本のローラーを、ほと
んど隙間なく接近して水平に支承している。2本のロー
ラーは、図示しないがモーターに回転されて、供給され
る廃棄合成樹脂を破砕する。ピンチローラー8Aは、供
給された廃棄合成樹脂を定量供給する作用も備える。
に固定された回転アーム12と、この回転アーム12の
上面に垂直に固定された刃物13とで構成される。刃物
13は回転アーム12の上端の3カ所に固定されてい
る。このカッター8Bは、回転部材5が回転されると、
ピンチローラー8Aから落下される廃棄合成樹脂を刃物
13で切断して破砕する。
ー8Bで切断された廃棄合成樹脂をより速やかに減溶シ
リンダー4と回転部材5の間に摩擦押出隙間6に案内す
るために、摩擦押出隙間6の上方に押込部材14を配設
している。押込部材14は、回転部材5の回転方向に向
かって下り勾配の傾斜板14Aと、減溶シリンダー4と
回転部材5の間の上面を閉塞する水平板14Bとからな
る。傾斜板14Aは、カッター8Bの回転アーム12の
外側に位置して、減溶シリンダー4の内面に固定されて
いる。このように、減溶シリンダー4の上方に押込部材
14を配設すると、回転部材5が回転することによっ
て、破砕した廃棄合成樹脂を極めてスムーズに減溶シリ
ンダー4と回転部材5の間に供給できる特長がある。
転部材5とを備える。加熱減溶手段2は、廃棄合成樹脂
を摩擦しながら加熱して減溶する。減溶シリンダー4
は、廃棄合成樹脂を加熱減溶した後下端から排出する発
熱減溶開口7を開口している。発熱減溶開口7は、図2
ないし図4とに示すように、強制引込凸条9を備える。
図2と図3に示す装置は、強制引込凸条9の対向面9A
を、回転部材5の表面に接近させて、回転部材5に対向
する部分を摩擦押出隙間6としている。強制引込凸条9
の間にはガイド溝10を設けている。ガイド溝10は、
図2の断面図と図4の斜視図とに示すように、上方を深
くして収納ポケット10Aとし、下部を浅く形成してい
る。さらに、発熱減溶開口7の内面には、上下に延長し
て縦溝15を設けている。縦溝15は廃棄合成樹脂が回
転部材5と一緒に回転するのを防止して、廃棄合成樹脂
を効率よく摩擦して自己加熱させて減溶する。
溶開口7に、これと同軸に配設される。回転部材5の断
面を図2に、平面図を図3に、斜視図を図4に示す。こ
れ等の図に示す回転部材5は、供給手段1から送り込ま
れる廃棄合成樹脂を摩擦押出隙間6に引き込んで摩擦し
て減溶し、減溶したものを強制的に排出する。
より、供給手段1から送り込まれる廃棄合成樹脂を引き
込んで減溶する。したがって、回転部材5は、外周面に
複数の強制引込凸条9を有し、この強制引込凸条9の間
にガイド溝10を設けている。図2と図3に示す装置
は、強制引込凸条9の対向面9Aを、減溶シリンダー5
の内面に接近させて、強制引込凸条9の対向面9Aが減
溶シリンダー4の内面に対向する部分を摩擦押出隙間6
としている。ガイド溝10は、供給手段1から落下して
くる廃棄合成樹脂がスムーズに摩擦押出隙間6に押し込
まれるように、図2と図4とに示すごとく、上方を深く
して収納ポケット10Aとし、下部を浅くして、摩擦押
出隙間6の発熱減溶開口7の下端部を狭幅リングスリッ
ト6Aとしている。図2と図3に示す減溶装置は、ガイ
ド溝10の底面を強制引込凸条9の対向面9Aとほぼ同
一面として、減溶シリンダー4の発熱減溶開口7の下端
部に狭幅リングスリット6Aを設けている。ガイド溝1
0の幅と深さとは、カッター8Bで破砕された廃棄合成
樹脂が落ち込むことができる大きさに設計される。
は、回転部材5の回転によって強制的に引き込まれる。
したがって、強制引込凸条9は、図4に示すように、回
転部材5の軸方向に対して傾斜している。図4に示す回
転部材5は、右に回転して廃棄合成樹脂を減溶する。し
たがって、回転部材5の強制引込凸条9は、回転方向に
向かって上り勾配に傾斜している。
9から落下する廃棄合成樹脂の引き込み状態を決定す
る。傾斜角が大きいと、廃棄合成樹脂の引き込み作用が
強くなる。反対に、傾斜角が小さいと、廃棄合成樹脂の
引き込みが少なくなる。強制引込凸条9が回転部材5の
回転軸となす角は、好ましくは10度〜60度、さらに
好ましくは12〜50度の範囲に設計される。
樹脂は、強制引込凸条9の対向面9Aと発熱減溶開口7
との隙間である摩擦押出隙間6の下端部で摩擦されて加
熱、減溶される。摩擦押出隙間6下端部の隙間は、ここ
で発熱減溶開口7を摩擦減溶できるように、好ましく
は、0.5〜2.5mmの範囲に設定される。
転軸17を基台16に垂直に支承している。回転軸17
の下端には、プーリー19が固定される。プーリー19
は、Vベルト20を介してモーター21のプーリー22
に連結される。モーター21は変速モーターで、回転部
材5の回転速度を理想の回転数に調整する。回転部材5
の理想的な回虹薮は、回転部材の半径によって異なる。
回転部材の外径が395mmφ、摩擦押出隙間下端の隙
間を1mmとするとき、回転部材の理想的な回転数は、
475rpmである。ただし、回転部材の回転数を、2
50〜600rpmに変更して、減溶することもでき
た。
隙間6の下方に粉砕カッター23と、円盤24とを配設
している。粉砕カッター23は、回転部材5の回転軸1
7に半径方向に延長して固定されている。粉砕カッター
23は、摩擦押出隙間6から連続して紐状に押し出され
る合成樹脂を所定の長さに切断する。円盤24は切断し
た合成樹脂を円周方向に加速し、減溶シリンダー4の下
端に開口する排出口から勢いよく排出する。
シリンダーの発熱減溶開口の両方に強制引込凸条とガイ
ド溝とを設け、回転部材の強制引込凸条を回転軸に対し
て傾斜させ、発熱減溶開口の強制引込凸条を傾斜させな
い構造としている。本発明の合成樹脂の減溶装置は、発
熱減溶開口に設ける強制引込凸条を傾斜させることも可
能である。傾斜する強制引込凸条を設けた発熱減溶開口
の展開図を図5に示している。この図に示す強制引込凸
条9は、矢印の方向に回転する回転部材5が、廃棄合成
樹脂を強制的に引き込みできるように、回転部材5の回
転方向に対して下り勾配に傾斜している。このように、
発熱減溶開口7の強制引込凸条9が傾斜する装置は、回
転部材の強制引込凸条を回転軸に対して傾斜させること
も、また、傾斜させないことも可能である。それは、発
熱減溶開口の強制引込凸条で廃棄合成樹脂が摩擦押出隙
間に引き込みできるからである。
ーの内面の両方に強制引込凸条を設ける減溶装置は、発
熱減溶開口に設けるガイド溝を、上部で深く下部で浅く
し、回転部材に設ける強制引込凸条の間に設ける回転部
材は、上端から下端まで同じ深さとして、強制引込凸条
を回転軸に対して傾斜して、破砕された廃棄合成樹脂を
摩擦押出隙間に引き込むこともできる。この構造の装置
は、図5の展開図に示す減溶シリンダー4を備え、回転
部材は、上端から下端まで同じ高さの強制引込凸条を有
するものである。
発熱させて減溶するので、減溶シリンダーには必ずしも
ヒータ等の加熱手段を必要としない。ただ、この部分に
ヒータを装備することによって、廃棄合成樹脂をより効
率よく加熱、減溶することもできる。
ンダー4を垂直に立てて配設している。垂直の減溶シリ
ンダーは、もっとも効率よく、廃棄合成樹脂を摩擦押出
隙間に供給できる。ただ、減溶シリンダーを垂直な姿勢
から多少傾斜して配設することもできるのは言うまでも
ない。したがって、本明細書において、減溶シリンダー
を垂直に配設するとは、減溶シリンダーをほぼ垂直に配
設する状態を含む。
全に溶融して減溶するのを理想とする。しかしながら、
全ての廃棄合成樹脂を、溶融温度以上に加熱して完全に
溶融する必要はない。廃棄合成樹脂を、半溶融状態と
し、あるいは、一部溶融する状態としても、充分に減溶
できるからである。
て簡単な機構として、安価に多量生産できる特長があ
る。それは、本発明の減溶装置が、回転部材の回転で、
破砕された廃棄合成樹脂を強制的に引き込んで摩擦、加
熱、減溶できるからである。このことを実現するため
に、本発明の合成樹脂の減融装置は、回転部材と減溶シ
リンダーとを独得の構造とし、さらに、供給手段に破砕
手段を設けている。破砕手段は、投入される廃棄合成樹
脂を小さく破砕して、摩擦押出隙間に落下させる。ガイ
ド溝は、上端を深くして下端を浅くし、さらに、強制引
込凸条は、回転部材が回転すると強制的に破砕された廃
棄合成樹脂を引き込むように傾斜させている。この構造
の減溶装置は、破砕手段が廃棄合成樹脂を小さく破砕し
て、幅の広いガイド溝に落下させる。ガイド溝に落下し
た廃棄合成樹脂は、傾斜する強制引込凸条によって強制
的に引き込まれる。強制引込凸条によって次第に下方に
移送される廃棄合成樹脂は、次第に狭い摩擦押出隙間に
押し込まれ、摩擦押出隙間の下部で摩擦されて発熱し、
溶融して減溶される。このようにして廃棄合成樹脂を減
溶できる本発明の装置は、従来の減溶装置に必須であっ
たスクリュウ軸を省略して、全体の構造を極めて簡素化
できる。
き特長は、メンテナンスを著しく簡素化できることにあ
る。それは、本発明の装置が、図1に示す装置のよう
に、スクリュウ軸を回転部材に連結する必要がなく、破
砕手段で破砕された廃棄合成樹脂が、摩擦押出隙間に落
下されてここで摩擦熱で加熱して減溶されるからであ
る。本発明の減溶装置は、定期的に減溶シリンダーを分
解して詰まった廃棄合成樹脂を除去する必要がなく、誰
もが簡単かつ容易に、しかも便利に使用できる特長があ
る。しがって、本発明の減溶装置は、廃棄合成樹脂が発
生する場所に設置して、廃棄合成樹脂を著しくコンパク
トに減溶できる正に理想的な特長を実現する。
断面図
置の断面図
図
段 3……スクリュウ軸 4……減溶シリン
ダー 5……回転部材 6……摩擦押出隙
間 6A…狭幅リングスリット 7……発熱減溶開口 8……破砕手段 8A…ピンチローラー 8B…カッター 9……強制引込凸条 9A…対向面 10……ガイド溝 10A…収納ポケ
ット 11……供給ホッパー 12……回転アー
ム 13……刃物 14……押込部材 14A…傾斜板 14B…水平板 15……縦溝 16……基台 17……回転軸 18……ベアリン
グ 19……プーリー 20……Vベルト 21……モーター 22……プーリー 23……粉砕カッター 24……円盤
Claims (4)
- 【請求項1】 廃棄合成樹脂の供給手段(1)と、この
供給手段(1)から送り込まれる廃棄合成樹脂を加熱し
て減溶する加熱減溶手段(2)とを備え、加熱減溶手段
(2)が、垂直に配設されている減溶シリンダー(4)
と回転部材(5)とからなり、減溶シリンダー(4)と
回転部材(5)はいずれか又は両方の対向面に強制引込
凸条(9)が設けられており、この強制引込凸条(9)
は、回転部材(5)が回転することによって供給される
廃棄合成樹脂を強制移送できるように、回転部材(5)
の回転軸に対して傾斜しており、減溶シリンダー(4)
と回転部材(5)の間に供給される廃棄合成樹脂を、傾
斜する強制引込凸条(9)と自重で下方に移送して、回
転する回転部材(5)と減溶シリンダー(4)で摩擦し
て、加熱、減溶する合成樹脂の減溶装置において、供給
手段(1)が供給された廃棄合成樹脂を破砕する破砕手
段(8)を備えると共に、強制引込凸条(9)は、その
間に、上方で深く下部で浅く形成されているガイド溝
(10)を有し、深く形成されるガイド溝(10)の上
部は、供給される廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット
(10A)となっており、さらに減溶シリンダー(4)
と回転部材(5)の間の排出部には、回転部材(5)と
減溶シリンダー(4)の間から減溶して非出される廃棄
合成樹脂の排出を抑制する狭幅リングスリット(6A)
が設けられており、破砕手段(8)で破砕された廃棄合
成樹脂が、強制引込凸条(9)と自重で下方に強制移送
され、狭幅リングスリット(6A)で排出を制限される
ように構成されてなることを特徴とする合成樹脂の減溶
装置。 - 【請求項2】 廃棄合成樹脂の供給手段(1)と、この
供給手段(1)から送り込まれる廃棄合成樹脂を加熱し
て減溶する加熱減溶手段(2)とを備え、この加熱減溶
手段(2)が、中心に発熱減溶開口(7)を開口する減
溶シリンダー(4)と、減溶シリンダー(4)の発熱減
溶開口(7)に配設されている回転部材(5)とを備
え、回転部材(5)と発熱減溶開口(7)との間には供
給される廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶する摩擦
押出隙間(6)が設けられており、さらに、減溶シリン
ダー(4)と回転部材とは垂直に配設されておって、減
溶 シリンダー(4)と回転部材(5)の間に上から供給
される廃棄合成樹脂を、摩擦押出隙間(6)でもって加
熱減溶して下方に排出するように構成された減溶装置に
おいて、下記の全ての構成を有することを特徴とする請
求項1に記載される合成樹脂の減溶装置。 (a) 供給手段(1)が、供給された廃棄合成樹脂を
破砕する破砕手段(8)を備える。 (a) 回転部材(5)は外周面に複数条の強制引込凸
条(9)を有する。 (b) 強制引込凸条(9)の間にはガイド溝(10)
が設けられている。 (c) ガイド溝(10)は、上方で深く下部で浅く形
成されて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット
(10A)を有する。 (d) 強制引込凸条(9)の対向面(9A)は、減溶
シリンダー(4)の内面に接近しており、強制引込凸条
(9)の対向面(9A)と減溶シリンダー(4)の内面
との間に、廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶する摩
擦押出隙間(6)が設けられている。 (e) ガイド溝(10)は下部に向かって次第に浅く
なっており、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口
(7)の下端部においては、ガイド溝(10)の底面は
強制引込凸条(9)の対向面(9A)とほぼ同一面に位
置して、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口(7)の
下端部に、所定の幅の狭幅リングスリット(6A)を形
成している。 (f) 強制引込凸条(9)は、回転部材(5)の軸方
向に対して傾斜しており、破砕手段(8)で破砕された
廃棄合成樹脂が減溶シリンダー(4)と回転部材(5)
との間に供給されて、ガイド溝(10)の上部に設けら
れた収納ポケット(10A)に貯溜され、収納ポケット
(10A)の廃棄合成樹脂は、回転部材(5)が回転さ
れることによって、摩擦押出隙間(6)と狭幅リングス
リット(6A)を通過して摩擦熱で加熱、減溶されて排
出されるように構成されている。 - 【請求項3】 廃棄合成樹脂の供給手段(1)と、この
供給手段(1)から送り込まれる廃棄合成樹脂を加熱し
て減溶する加熱減溶手段(2)とを備えており、この加
熱減溶手段(2)が、中心しに発熱減溶開口(7)を開
口する減溶シリンダー(4)と、減溶シリンダー(4)
の発熱減溶開口(7)に配設されてい る回転部材(5)
とを備え、回転部材(5)と発熱減溶開口(7)との間
には供給される廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶す
る摩擦押出隙間(6)が設けられており、さらに、減溶
シリンダー(4)と回転部材(5)とは垂直に配設され
ておって、減溶シリンダー(4)と回転部材(5)の間
に上から供給される廃棄合成樹脂を、摩擦押出隙間
(6)でもって加熱減溶して下方に排出するように構成
された減溶装置において、下記の全ての構成を有するこ
とを特徴とする請求項1に記載される合成樹脂の減溶装
置。 (a) 供給手段(1)が、供給された廃棄合成樹脂を
破砕する破砕手段(8)を備える。 (a) 減溶シリンダー(4)は発熱減溶開口(7)の
内面に強制引込凸条(9)を有する。 (b) 強制引込凸条(9)の間にはガイド溝(10)
が設けられている。 (c) ガイド溝(10)は、上方で深く下部で浅く形
成されて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット
(10A)を有する。 (d) 強制引込凸条(9)の対向面(9A)は、減溶
シリンダー(4)の内面に接近しており、強制引込凸条
(9)の対向面(9A)と回転部材(5)の表面との間
に、廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶する摩擦押出
隙間(6)が設けられている。 (e) ガイド溝(10)は下部に向かって次第に浅く
なっており、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口
(7)の下端部においては、ガイド溝(10)の底面は
強制引込凸条(9)の対向面(9A)とほぼ同一面に位
置して、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口(7)の
下端部に、所定の幅の狭幅リングスリット(6A)を形
成している。 (f) 強制引込凸条(9)は、回転部材(5)の軸方
向に対して傾斜しており、破砕段(8)で破砕された廃
棄合成樹脂が減溶シリンダー(4)と回転部材(5)と
の間に供給されて、ガイド溝(10)の上部に設けられ
た収納ポケット(10A)に貯留され、収納ポケット
(10A)の廃棄合成樹脂は、回転部材(5)が回転さ
れることによって、摩擦押出隙間(6)と狭幅リングス
リット(6A)を通過して摩擦熱で加熱、減溶されて排
出されるように構成されている。 - 【請求項4】 廃棄合成樹脂の供給手段(1)と、この
供給手段(1)から送り込まれる廃棄合成樹脂を加熱し
て減溶する加熱減溶手段(2)とを備えており、この加
熱減溶手段(2)が、中心に発熱減溶開口(7)を開口
する減溶シリンダー(4)と、減溶シリンダー(4)の
発熱減溶開口(7)に配設されている回転部材(5)と
を備え、回転部材(5)と発熱減溶開口(7)との間に
は供給される廃棄合成樹脂を摩擦熱で加熱して減溶する
摩擦押出隙間(6)が設けられており、さらに、減溶シ
リンダー(4)と回転部材(5)とは垂直に配設されて
おって、減溶シリンダー(4)と回転部材(5)の間に
上から供給される廃棄合成樹脂を、摩擦押出隙間(6)
でもって加熱減溶して下方に排出するように構成された
減溶装置において、下記の全ての構成を有することを特
徴とする請求項1に記載される合成樹脂の減溶装置。 (a) 供給手段(1)が、供給された廃棄合成樹脂を
破砕する破砕手段(8)を備える。 (a) 減溶シリンダー(4)の内面と回転部材(5)
の外周面とに強制引込凸条(9)が設けられている。 (b) 強制引込凸条(9)の間にはガイド溝(10)
が設けられている。 (c) ガイド溝(10)は、上方で深く下部で浅く形
成されて、上部に廃棄合成樹脂を収納する収納ポケット
(10A)を有する。 (d) 減溶シリンダー(4)と回転部材(5)に設け
られた強制引込凸条(9)の対向面(9A)は、互いに
接近しており、減溶シリンダー(4)と回転部材(5)
に設けられた強制引込凸条(9)の間に、廃棄合成樹脂
を摩擦熱で加熱して減溶する摩擦押出隙間(6)が設け
られている。 (e) ガイド溝(10)は下部に向かって次第に浅く
なっており、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口
(7)の下端部においては、ガイド溝(10)の底面は
強制引込凸条(9)の対向面(9A)とほぼ同一面に位
置して、減溶シリンダー(4)の発熱減溶開口(7)の
下端部に、所定の幅の狭幅リングスリット(6A)を形
成している。 (f) 強制引込凸条(9)は、回転部材(5)の軸方
向に対して傾斜しており、破砕手段(8)で破砕された
廃棄合成樹脂が減溶シリンダー(4)と回転部材 (5)
との間に供給されて、ガイド溝(10)の上部に設けら
れた収納ポケット(10A)に貯溜され、収納ポケット
(10A)の廃棄合成樹脂は、回転部材(5)が回転さ
れることによって、摩擦押出隙間(6)と狭幅リングス
リットを通過して摩擦熱で加熱、減溶されて排出される
ように構成されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994594A JP2515702B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 合成樹脂の減溶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994594A JP2515702B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 合成樹脂の減溶装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16403993A Division JP2515687B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 合成樹脂の減溶装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344343A JPH06344343A (ja) | 1994-12-20 |
JP2515702B2 true JP2515702B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=13127803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5994594A Expired - Fee Related JP2515702B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | 合成樹脂の減溶装置 |
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CN114227992B (zh) * | 2021-12-07 | 2023-07-21 | 浙江天铁实业股份有限公司 | 一种连续进料式废旧轮胎破碎装置及方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0759366B2 (ja) * | 1991-04-13 | 1995-06-28 | 西村産業有限会社 | 廃棄合成樹脂の減溶装置 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP5994594A patent/JP2515702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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