JP2515637B2 - 建築物の床構造 - Google Patents

建築物の床構造

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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Floor Finish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水を使用して行う清掃を
必要とする建築物の床構造に関する。
【従来の技術】
【0002】水洗浄を必要とする建築物の床は、多くの
場合、コンクリート床スラブ上へのならしモルタルの塗
布、アスフアルト塗布→押えモルタル層の形成、シンダ
ーコンクリート層の形成(石炭殻を含むコンクリート層
の形成)、タイル下地モルタルの塗布、タイル仕上とい
う一連の工程を経て形成される。この方法は伝統的のも
ので、現在広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記一連の工程を経て
形成される従来の床構造は良好な防水性をもつ。この点
は上記工法の大きな利点であるが、施工に必要とする時
間が極めて長く、それが工期遅れの大きな原因となつて
いる。このため、施工時間の長い上記方法の採用を回避
しつつしかも散水洗浄を行い得る床構造の開発が試みら
れているが現在に至るまでに提案された方法による床構
造は水密状態を長く保たせ難く、床に破損が生じると修
復が著しく困難となり修理に必要とする経費が嵩む。床
の形式を、散水洗浄を行い得るようにする形式のもの
と、床の清掃を拭き掃除に依存させるようにする形式の
ものとに分け、前者を散水洗浄可能型、後者を拭き取り
清掃型と呼ぶこととすれば、前記一連の工程を経て作ら
れる従来の床構造は散水洗浄可能型である。
【0004】組み立て床に防水性をもたせつつ組み立て
床を散水洗浄可能型のものとすることは、清掃能率を高
めると共に清掃の仕上がりを良くする上において極めて
望ましいが、現在までに提案されている組み立て床は、
拭き取り清掃型で散水洗浄可能型とは言い得ない。これ
は床パネルの狂いを伴うことなく床上に散布された洗浄
水の処理を行うことが極めて困難なことによる。
【0005】先に指摘した一連の工程を経て施工される
従来の床構造は散水清掃を行い得る形式のものであるが
施工に必要とする期間が長く、しかも破損箇所ができた
ときにその修復に必要とする経費が嵩むという欠点を伴
う。一方、従来提案されている組み立て形式の床構造は
拭き取り清掃型で、清掃作業を能率的に進捗させ難いば
かりでなく、往々にして清掃を終えた床に悪臭を残す。
本発明はこれらの点の改善を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
を意図するもので、本発明による建築物の床構造は、
浄水導入管路および該管路に導人された洗浄水を床パネ
ル上に噴出させる噴口を内蔵する多孔質の透水性材料よ
りなる目地材を床パネルに介在させて床部を構成し、前
記洗浄水導人管路に洗浄水を供給する水道管系とブラッ
シ、ワイパ等の清掃具の床パネル上方部位への到来およ
び退去を検知するセンサーを前記床部の下方に配置し、
前記センサーの出力により前記噴口よりの洗浄水の放出
用の電磁弁を開閉するコントローラを設けるとともに、
上記目地材を経て流下する洗浄水を集めて配水管に導く
排水系を床部の下方に設けたことを特徴とする。
【0007】上記本発明による建築物の床構造について
使用された目地材という用語はタイル間の充填を行う目
地材との外観上の類似よりして便宜的について使用され
た用語で本発明によるものの目地材は床の洗浄清掃に使
用される洗浄水の導入,散布,および洗浄清掃に使用さ
れた洗浄水の排出用要素である。
【0008】上記本発明による建築物の床構造と、先に
指摘した従来の方法により形成された床構造(コンクリ
ート床スラブ上へのならしモルタルの塗布、アスフアル
ト塗布→押えモルタル層の形成、シンダーコンクリト層
の形成“石炭殻を含むコンクリート層の形成”、タイル
下地モルタルの塗布、タイル仕上げという行程を経て形
成された床構造との間には施工時間および施工に従事
する職人に要求される熟練度を次に述べるごとく大幅に
異にする。すなわち、従来の床構造は一つの層の硬化完
成を待って次の層の施工を行うという過程が重なるため
に施工時間が長引き、それが工程遅れの大きな原因とな
つていたのであるが、本発明による上記の床構造の場合
にはそのような不都合を伴わないのである。
【0009】
【実施例】図1は本発明による建築物の床構造の1例を
示す平面図、図2は図1の床構造縦断側面図、図3は図
2の目地部の拡大図、図4は洗浄水の供給管路の説明
図、図5は床パネル上への洗浄水の散布を逐次自動的に
行う系の説明用図面である。
【0010】図1、2、3において、1は床パネル、2
は床パネル1に挟持されて一体化して設けられた目地
材、3は洗浄水の供給管路(水道水の供給管路)、4は
電磁弁で洗浄水の供給管路3に設けてある。目地材2は
多孔質の透水性材料(例えば、多孔質で洗浄水を流過さ
せ得る焼結セラミック材)製のもので、この目地材2に
は図1の洗浄水の供給管路3に連なる1対の管路3a、
3bが内蔵されている。5a、5bは前記の管路3a、
3bの端部に設けられた噴口で、床パネル1の洗浄水は
これらの噴口5a、5bより噴出される。噴口5a、5
bより噴出された洗浄水はブラッシ、ワイパ等を使用し
て行う床の洗浄に用いられた後、目地材2を通して流下
させられて上部が開口されている中空の型材の根太材6
に流れる。該根太材6の上部の開口部には目地材2が載
置され、目地材2を挟持している2枚の床パネル1の側
部を保持するようになつている。このような構成をなし
ている複数の根太材6はこれと直角に支持する複数の大
引き材7によつて固定されている。前記の根太材6に流
れてきた洗浄水は根太材6と大引き材7との固定部に設
けられた開口から大引き材7に流下し、次いで、途中に
図示されていない防臭トラップを設けた流路を経て配水
管に至る。
【0011】本発明の建築物の床構造では複数の根太材
6によつて構成される床パネル1と目地材2とからなる
床部の下部には図5に示すごとく、洗浄水導入管路3に
洗浄水を供給する水道管系とブラッシ、ワイパ等の清掃
具の床パネル上方部位への到来および退去を検知するセ
ンサー8が設置されており、センサー8の制御信号によ
り、コントローラ9は清掃具が床パネル上方への到来し
た時は洗浄水導入管路3に洗浄水を供給する水道管の電
磁弁4による通水を、清掃具が床パネル上方からの退去
の場合は前記の電磁弁4による止水をするように制御す
る。
【0012】前述のように複数の根太材6によつて構成
される床パネル1と目地材2とからなる床部は根太材6
と直角で固定されている複数の大引き材7によつて支持
され、この複数の大引き材7は図2に示す如く束材12
によつて合成樹脂シート10で覆われているコンクリー
ト床スラブ11上に支えられている。
【0013】
【発明の効果】本発明は、床パネルが落ち着くべき最終
位置が該パネルの支持構造により予め定められていると
いう条件の下に、床の洗浄清掃に使用される洗浄水の導
入,散布,および洗浄清掃に使用された洗浄水の排出用
要素として作用する目地材を一体化して設けられた一連
の床パネルを逐次組み込むことにより散水清掃を行い得
る床構造を工期を特に短縮して築造し得るようにする効
果をもたらす。また、本発明による床構造は特に高度の
技能をもつ職人を必要とすることなく築造し得るもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築物の床構造の1例を示す平面
図である。
【図2】図1の床構造の縦断側面図である。
【図3】図2の目地部の拡大図である。
【図4】図2,図3に示すものの洗浄水供給管路の説明
図である。
【図5】床パネル上への洗浄水の散布を自動的に行う系
の説明用図面である。
【符号の説明】
1 床パネル 2 目地材 3 洗浄水の供給管路 3a、3b 管路 4 電磁弁 5a、5b 噴口 6 根太材 7 大引け材 8 センサー 9 コントローラ 10 合成樹脂シート 11 コンクリート床スラプ 12 束材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水導入管路3および該管路3a、3
    bに導入された洗浄水を床パネル1上に噴出させる噴口
    5a、5bを内蔵する多孔質の透水性材料よりなる目地
    材2を床パネル1に介在させて床部を構成し、前記洗浄
    水導入管路3に洗浄水を供給する水道管系とブラッシ、
    ワイパ等の清掃具の床パネル上方部位への到来および退
    去を検知するセンサー8を前記床部の下方に配置し、前
    記センサー8の出力により前記噴口5a、5bよりの洗
    浄水の放出用の電磁弁4を開閉するコントローラ9を設
    けるとともに、上記目地材2を経て流下する洗浄水を集
    めて配水管に導く排水系を床部の下方に設けたことを特
    徴とする建築物の床構造。
  2. 【請求項2】 床パネル1を支持する型材よりなる根太
    材6と該根太材6を直角に支持する大引き材7とを設
    け、床パネル1を支持する根太材6の位置決めを前記根
    太材6と大引き材7との固定により行うようにした請求
    項1の建築物の床構造。
  3. 【請求項3】 目地材2を通して流下する洗浄水が根太
    材6から該根太材6と直角に支持する大引き材7との交
    接点に設けられた通水口より前記大引き材7に導かれ、
    更に、該大引き材7に設けられた排水管に防臭トラップ
    を介して接続されているようにした請求項1の建築物の
    床構造。
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