JP2514991B2 - 自動車のタイヤ取付方法 - Google Patents

自動車のタイヤ取付方法

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JP2514991B2 JP62302809A JP30280987A JP2514991B2 JP 2514991 B2 JP2514991 B2 JP 2514991B2 JP 62302809 A JP62302809 A JP 62302809A JP 30280987 A JP30280987 A JP 30280987A JP 2514991 B2 JP2514991 B2 JP 2514991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車の組立ラインにおいてタイヤを自動
的に取り付ける方法に関する。
従来技術とその問題点 この種のタイヤ取付方法としては、例えば特開昭50−
122783号公報に示されているように、車体側のブレーキ
回転要素例えばブレーキドラムの位置を検出する視覚セ
ンサとタイヤ把持装置とを同一の移動体に設け、ブレー
キドラムの位置を視覚センサにより非接触で検出したの
ち、その位置情報に応じてタイヤ把持装置を移動させて
該把持装置に把持されているタイヤをブレーキドラムに
取り付けるようにしている。
上記の方法においては、撮像カメラによる位置検出が
1台のカメラによる平面画像認識であるため、トーイ
ン,キャンバといったブレーキドラムの傾きについては
検出することができない。したがって、この傾きが常に
一定しているという前提がないかぎり、タイヤ取付作業
の完全自動化を実現することが困難である。
一方、上記の方法に代わるものとして例えば特開昭59
−227502号公報に示されたものがある。これはタイヤ取
付装置に予め複数のリニアタイプのポテンショメータを
付設しておき、これらのポテンショメータをホイールハ
ブ面に突き当てることによりポテンショメータの出力か
らホイールハブ面を傾きを求めるようにしている。
この接触式の傾き検出方法にあっては、タイヤ取付装
置の可動部の機械的な損失の影響を受けやすいばかりで
なく、ホイールハブ面の大きさそのものに制約があるこ
とから、ポテショメータを押し当てる測定ポイントのス
パンを十分に大きくとることができず、高い検出精度は
期待できない。そのため、実際にタイヤを取り付ける際
にトラブルが発生する。また、上記のような傾き検出に
あたり、タイヤ取付装置そのものを動かすことが条件と
されるため、サイクルタイムが長くなる。さらに、上記
のホイールハブ面にはハブボルトが存在するためにポテ
ンショメータを押し当てる位置が著しく制約され、例え
ばホイールハブの大きさが異なる他の車種に対応するこ
とが困難となる。
本発明は、ブレーキ回転要素、より具体的には、ブレ
ーキ回転要素上の複数の取付ボルトの3次元位置を検出
することによりタイヤ取付作業の完全自動化を可能にす
るものである。
問題点を解決するための手段 本発明のタイヤ取付方法においては、CCDカメラ等の
視覚センサにより得られたブレーキ回転要素の視覚情報
を画像処理してブレーキ回転要素上の複数の取付ボルト
の3次元位置を算出し、この3次元位置情報に基づい
て、予めタイヤ取付装置側に支持されているタイヤをブ
レーキ回転要素に組み付ける方法であって、タイヤが組
み付けられるべきブレーキ回転要素を2台の視覚センサ
によりそれぞれ斜め前方から撮像する工程と、各視覚セ
ンサがとらえた画像ごとに、各取付ボルトの全輪郭の線
画画像を抽出するとともにこの線画画像と予め設定され
たパターンデータとのマッチングにより各取付ボルトの
2次元位置データを算出する工程と、前記各視覚センサ
がとらえた画像ごとの各取付ボルトの2次元位置データ
と各カメラの位置データとに基づき所定の演算を行っ
て、各取付ボルトの3次元位置データを算出する工程と
を含んでいる。
作用 この方法によると、所定の演算により得られた各取付
ボルトの3次元位置情報と、予めメモリに記憶されてい
る各取付ボルトの基準位置情報との差をタイヤ位置補正
量として求め、この補正量をタイヤ取付装置側にフィー
ドバックすることにより、タイヤ取付装置に支持されて
いるタイヤがブレーキ回転要素に対してスムーズに組み
付けられる。
実施例 第1図および第2図は本発明方法を応用したシステム
の概略説明図であって、1は図示外のコンベアによって
搬送される車体、2はタイヤ取付装置としての産業用ロ
ボット(以下、単にロボットという)である。ロボット
2はハンド3を備えており、このハンド3には後述する
ようにホイールナットを締め付けるためのナットランナ
ー4が付設されている。また、ハンド3は予め位相合わ
せが行われたタイヤWを把持しており、タイヤ取付指令
があるまで所定の位置で待機している。
車体1の側部には2台の視覚センサ、例えばCCDカメ
ラ(以下、単にカメラという)5,6と照明用の光源7,8と
が前後輪の各車軸ごとに設けられている。そして、カメ
ラ5,6はそれぞれに斜め前方からブレーキ回転要素(ブ
レーキロータまたはブレーキドラム)9のハブ面をいわ
ゆるステレオビジョン方式で撮像する。
ここで、第1図のように前輪側のタイヤWを取り付け
る場合を想定すると、一方のカメラ5の画像は第3図
のようになり、また他方のカメラ6の画像は同図のよ
うになる。そして、カメラ5,6の画像データは第3図の
ように視覚処理装置10の画像メモリに格納される。
画像処理の手順としては、第3図に示すようにカメラ
5,6から取り込んだ画像のうち、ブレーキ回転要素9上
の取付ボルト(ハブボルト)A,B,C,Dの全輪郭の線画画
像を抽出し、その線画画像のパターンマッチングを行
う。より具体的には、第4図に示すように予め記憶され
ているハブボルトのパターンPをテンプレートとして画
像内をスキャンニングし、マッチングした場所の座標す
なわち各ハブボルトの線画画像の重心位置をパターンデ
ータに基づいて算出する。これは、他方のカメラ6の画
像についても同様であり、以上により各画像内でのハブ
ボルトA,B,C,Dの2次元的な位置が求められる。
この場合、各ハブボルトA,B,C,Dの座標として重心位
置を求めているのは、ハブボルトA,B,C,Dの傾き角度
(ブレーキ回転要素9の傾き)が変化すると各ハブボル
トA,B,C,Dの線画画像のL寸法が変化するためである。
続いて、カメラ5,6そのものの位置情報は既知である
から、このカメラ5,6の位置情報と、各画面上でのハブ
ボルトA,B,C,Dの位置情報とに基づいて、斜影変換を用
いて所定のステレオ立体演算を行うことで4本のハブボ
ルトA,B,C,Dの3次元位置を算出する。
ハブボルトA,B,C,Dの3次元位置が求まると、予めメ
モリに記憶されているハブボルトの基準位置情報と比較
して、ハンド3に支持されているタイヤWをブレーキ回
転要素9に取り付けるにあたって必要な補正量を算出
し、これをロボット2の制御系に転送する。
そして、ロボット2は上記の補正指令と同時に起動指
令を受けて、予め記憶されているところの位置データを
補正してハンド3に支持されているタイヤWの位置およ
び傾き修正しつつ、そのタイヤWを前輪側のブレーキ回
転要素9に対して取り付け、ナットランナーによりホイ
ールナットを締め付ける。
このようにして前輪側のタイヤ取付作業を完了する
と、ロボット2は上記と同様に後輪側のタイヤ取付作業
を実行する。
発明の効果 以上のように本発明のタイヤ取付方法においては、ブ
レーキ回転要素の視覚情報に基づいてタイヤ取付作業を
タイヤが組み付けられるべきブレーキ回転要素を2台の
視覚センサによりそれぞれ斜め前方から撮像し、各視覚
センサがとらえた画像ごとに、各取付ボルトの前輪郭の
線画画像を抽出するとともにこの線画画像を予め設定さ
れたパターンデータとのマッチングにより各取付ボルト
の2次元位置データを算出した上で、前記各視覚センサ
がとらえた画像ごとの各取付ボルトの2次元位置データ
と各カメラの位置データとに基づき所定の演算を行っ
て、各取付ボルトの3次元位置データを算出するように
しているため、タイヤ取付作業の完全自動化を実現でき
るほか、次のような効果が得られる。
(ア)非接触でブレーキ回転要素の3次元位置を求めて
いるため、タイヤ取付装置の機械的な誤差の影響を受け
にくく、検出精度が向上する。
(イ)位置検出に際してタイヤ取付装置を動かす必要が
ないため、所定の検出結果を得るまでの時間が短く、サ
イクルタイムを短縮できる。
(ウ)ブレーキ回転要素の大きさが異なる他の車種につ
いても容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略説明図、第2図は
第1図の制御系の回路図、第3図は画像処理系のフロー
チャート、第4図は第3図でのパターンマッチングの説
明図である。 2……タイヤ取付装置としての産業用ロボット、5,6…
…視覚センサとしてのCCDカメラ、9……ブレーキ回転
要素、A,B,C,D……取付ボルトとしてのハブボルト、W
……タイヤ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】視覚センサにより得られたブレーキ回転要
    素の視覚情報を画像処理してブレーキ回転要素上の複数
    の取付ボルトの3次元位置を算出し、この3次元情報に
    基づいて、予めタイヤ取付装置に支持されているタイヤ
    をブレーキ回転要素に組み付ける方法において、 タイヤが組み付けられるべきブレーキ回転要素を2台の
    視覚センサによりそれぞれ斜め前方から撮像する工程
    と、 各視覚センサがとらえた画像ごとに、各取付ボルトの全
    輪郭の線画画像を抽出するとともにこの線画画像と予め
    設定されたパターンデータとのマッチングにより各取付
    ボルトの2次元位置データを算出する工程と、 前記各視覚センサがとらえた画像ごとの各取次ボルトの
    2次元位置データと各カメラの位置データとに基づき所
    定の演算を行って、各取付ボルトの3次元位置データを
    算出する工程、 とを含むことを特徴とする自動車のタイヤ取付方法。
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