JP2514853B2 - 気化器のフロ―ト - Google Patents

気化器のフロ―ト

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気化器のフロートに関するものである。
[従来技術の説明] フロート室内の油面を一定に保つための気化器のフロ
ートは、従来は合成樹脂や真鋳等の金属を素材とする中
空形状のものが用いられていた。しかし、このような中
空形状の気化器のフロートは、製造に手間がかかり、し
かも衝撃等によってパンクするので、安定した油面調整
ができないという欠点があった。
この欠点を解消するものとして、中空のものに代えて
中実のものにした気化器のフロートが、例えば特公昭43
−26466号に提供されている。この中実の気化器のフロ
ートは、アクリロニトリル−ブタジエンの共重合体を主
成分とする独立気泡体に加硫剤や充填剤を混合し、これ
を発泡成形して作られる。即ち、中実の気化器のフロー
トでは、主成分の重量を軽くしなければならないので、
その主成分に気泡体を用いている。
[発明が解決しようとする問題点] このような独立気泡体を主成分とする中実の気化器の
フロートにおいては、加硫発泡するときに内部に加えら
れる熱や圧力に部分的にムラが生じたり、独立気泡体に
対し加流剤や発泡剤が十分混合しないことがある。この
ような加硫不良や発泡不良になると、隣り合う独立気泡
体同士が繋ったり、あるいは独立気泡体同士の間の隙間
が大きくなりすぎて不良組織がフロートの表面付近に発
生し、この不良組織からフロートの内部に燃料が浸入
し、この結果フロートの重量が増加して、適正な油面の
調整が出来なくなるという欠点が生じていた。
[発明の目的] 本発明は上記問題点を解決するもので、体積変化と重
量変化とを無くして、適正な油面調整を行なえるように
した気化器のフロートを提供することを目的とする。
[問題点を解決する為の手段] 本発明は上記目的を達成する為に、ガラス製の微小な
中空球の重量が10に対して耐油性樹脂の重量を9以下の
割合で混合させ、その混合物を中実状態に成形して気化
器のフロートを作るようにしたものである。
[作 用] 気化器のフロートの表面は耐油性樹脂かガラス製の中
空球のいずれかであり、これら耐油性樹脂やガラス製の
中空球は内部に燃料を浸み込ませないものである。ま
た、気化器のフロートは耐油性樹脂やガラス製の中空球
の中実としたことにより体積変化が生じない。これによ
って、燃料に浸漬する気化器のフロートに体積変化や重
量変化が生じない。
[実施例] 次に、本発明を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の気化器のフロートの部分拡大断面
図、第2図はフロートの全体断面図である。
先ず、直径が100ミクロン以下の大量のガラス製の中
空球12と、エポキシ系またはフェノール系、或はポリフ
ェニレン・サルファィド系またはポリアセタール系の熱
可塑性のある耐油性樹脂14とを混合する。この中空球12
と耐油性樹脂14との混合重量比は、中空球12の重量が10
に対して耐油性樹脂14の重量を9以下にする。この中空
球12と耐油性樹脂14とは、均一な密度の混合が可能であ
る。次に、その混合物を中実状態にモールド成形するこ
とによって、気化器のフロート10を作る。なお、中実状
態に成形するといっても、形状は環状等の自由なものに
できる。
中空球12の重量が10に対して耐油性樹脂14の重量を9
以下の割合で混合することによって、この気化器のフロ
ート10は、フロートとしての適正な比重(0.25〜0.4)
にすることができる。即ち、中空球12の重量比の割合を
これより低くすれば、比重が大きくなり過ぎて気化器の
フロートとして採用出来なくなる。
この気化器のフロート10の表面には中空球12か耐油性
樹脂14のいずれかが表われるが、いずれもが燃料を浸透
させるものではない。従って、気化器のフロート10の内
部に燃料が侵入することがなく、燃料に浸漬する気化器
のフロート10に重量変化が生じることはない。
また、気化器のフロート10は中実であるので、それに
衝撃が加えられてもその気化器のフロート10に体積変化
が生じることはない。仮に、衝撃等によって気化器のフ
ロート10表面にある中空球12が破壊されることがあって
も、その破壊された箇所の中空球12の空間内に燃料が入
るだけで(しかもその燃料量は無視してよい程度の微量
である)、その破壊された中空球12から他の中空球12や
それを覆う耐油性樹脂14にの内部にまで燃料が侵入する
ことがなく、前述の重量変化を生じることは無い。
このように、本発明の気化器のフロート10では、従来
のような不良組織が発生することがないので、比重に変
化をきたすことがなく、しかも体積変化が無いので、常
に適正な油面調整を行なうことができる。
なお、中空球12の直径は特に限定はしないが、その直
径を100ミクロン以下にすれば、中空球12自体の強度が
増し、ひいては気化器のフロート10全体としての機械的
強度も高めることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明に係る気化器のフロー
トによれば、ガラス製の微小中空球を耐油性樹脂と混合
させて中実状態に成形したもので、衝撃等による体積変
化を無くすと共に、内部に燃料が侵入する恐れがない組
成にして重量の変化を無くしたもので、常に適正な油面
調整を行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の気化器のフロートの部分拡大断面図、
第2図はフロートの全体断面図である。 10……気化器のフロート、 12……中空球、14……耐油性樹脂。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス製の微小な中空球の重量が10に対し
    て耐油性樹脂の重量を9以下の割合で混合させ、その混
    合物を中実状態に成形して成る気化器のフロート。
  2. 【請求項2】前記ガラス製の各中空球の直径を100ミク
    ロン以下としたことを特徴とする請求項1記載の気化器
    のフロート。
JP11993990A 1990-05-11 1990-05-11 気化器のフロ―ト Expired - Lifetime JP2514853B2 (ja)

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