JP2514828B2 - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
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- JP2514828B2 JP2514828B2 JP63007047A JP704788A JP2514828B2 JP 2514828 B2 JP2514828 B2 JP 2514828B2 JP 63007047 A JP63007047 A JP 63007047A JP 704788 A JP704788 A JP 704788A JP 2514828 B2 JP2514828 B2 JP 2514828B2
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- magnetic field
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/84—Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
- G11B5/842—Coating a support with a liquid magnetic dispersion
- G11B5/845—Coating a support with a liquid magnetic dispersion in a magnetic field
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気記録媒体の製造方法に関し、特に磁気テ
ープ等の長尺帯状の磁気記録媒体の製造方法に関するも
のである。
ープ等の長尺帯状の磁気記録媒体の製造方法に関するも
のである。
（従来技術） 磁気テープ等の磁気記録媒体の製造方法としては、長
尺で非磁性の支持体をその長手方向に連続移送しなが
ら、この支持体上に強磁性微粒子を有機溶剤を用いて結
合剤に分散させてなる磁性塗布液を塗着し、次いでこの
磁性塗布液を乾燥させ、その後所望の形状に裁断する方
法が知られている。
尺で非磁性の支持体をその長手方向に連続移送しなが
ら、この支持体上に強磁性微粒子を有機溶剤を用いて結
合剤に分散させてなる磁性塗布液を塗着し、次いでこの
磁性塗布液を乾燥させ、その後所望の形状に裁断する方
法が知られている。
そして、このような磁気記録媒体の製造方法において
は、磁気記録媒体の感度およびS/N比を向上させる目的
で磁性粒子を支持体移送方向に磁場配向する技術が採用
されている。
は、磁気記録媒体の感度およびS/N比を向上させる目的
で磁性粒子を支持体移送方向に磁場配向する技術が採用
されている。
この技術は、支持体上に塗着された磁性塗布液を乾燥
させる前に、もしくは乾燥させながら支持体の移送方向
の磁界により塗液中の磁性粒子（一般に針状の粒子）を
この移送方向に配向せしめ、磁性層の角型比（残留磁束
密度／飽和磁束密度）を大きくして磁気記録媒体の感度
およびS/N比を向上させるものである。
させる前に、もしくは乾燥させながら支持体の移送方向
の磁界により塗液中の磁性粒子（一般に針状の粒子）を
この移送方向に配向せしめ、磁性層の角型比（残留磁束
密度／飽和磁束密度）を大きくして磁気記録媒体の感度
およびS/N比を向上させるものである。
上述の様な磁性粒子を支持体移送方向に配向する為の
支持体の移送方向の磁界の発生手段の一つとして単独、
もしくは複数の電磁石あるいは永久磁石による方法が知
られている。
支持体の移送方向の磁界の発生手段の一つとして単独、
もしくは複数の電磁石あるいは永久磁石による方法が知
られている。
上述磁場配向は、支持体の長手方向に沿つた磁界をか
けることにより、針状の磁性粒子の長軸を支持体長手方
向に揃えるものであり、従来においても、強い磁界を安
定してかけることにより、配向効果を高めるように種々
の工夫がなされてきた。
けることにより、針状の磁性粒子の長軸を支持体長手方
向に揃えるものであり、従来においても、強い磁界を安
定してかけることにより、配向効果を高めるように種々
の工夫がなされてきた。
従来行なわれている磁気テープの製造時の磁場配向を
第５図（ａ），（ｂ）に示す。なお、第５図の（ａ）は
平面図、（ｂ）は側面図を示す。この場合、一定方向
（矢印Ａ方向）に走行している支持体２（すでに磁性塗
布液が塗布されている）の上下において同極を対向する
少なくとも１対の永久磁石5aにより配向がなされてい
る。
第５図（ａ），（ｂ）に示す。なお、第５図の（ａ）は
平面図、（ｂ）は側面図を示す。この場合、一定方向
（矢印Ａ方向）に走行している支持体２（すでに磁性塗
布液が塗布されている）の上下において同極を対向する
少なくとも１対の永久磁石5aにより配向がなされてい
る。
しかしながら、支持体２の幅より相当長い永久磁石5a
を用いても第５図に示す様に永久磁石5aからの磁力線ｘ
の向きは、支持体２端部に近ければ近い程外側に曲げら
れ、支持体全幅にわたつて完全に移送方向に平行な磁場
を得ることはできない。すなわち、支持体２の中心付近
においては塗液中の磁性粒子を完全に移送方向に配向可
能であるが、支持体２の端縁に近い部分では塗液中の磁
性粒子は若干外向きに配向される。その結果、製造され
た磁気テープの角型比を測定してみると、支持体２の中
心付近を裁断したものに比べて、端縁に近い部分を裁断
したものは低い角型比を示し、支持体２の全幅方向にわ
たつて同一品質の磁気テープを製造することはできな
い。この問題は、電磁石を用いた場合でも同様であるこ
とは勿論である。
を用いても第５図に示す様に永久磁石5aからの磁力線ｘ
の向きは、支持体２端部に近ければ近い程外側に曲げら
れ、支持体全幅にわたつて完全に移送方向に平行な磁場
を得ることはできない。すなわち、支持体２の中心付近
においては塗液中の磁性粒子を完全に移送方向に配向可
能であるが、支持体２の端縁に近い部分では塗液中の磁
性粒子は若干外向きに配向される。その結果、製造され
た磁気テープの角型比を測定してみると、支持体２の中
心付近を裁断したものに比べて、端縁に近い部分を裁断
したものは低い角型比を示し、支持体２の全幅方向にわ
たつて同一品質の磁気テープを製造することはできな
い。この問題は、電磁石を用いた場合でも同様であるこ
とは勿論である。
（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、磁気
記録媒体の製造行程の中の配向工程において、支持体の
全幅にわたり移送方向に平行で向きのばらつきの少ない
磁界をかけることにより角型比の幅方向のバラツキを抑
える事ができ、これにより配向製に優れた高特性の磁気
記録媒体を効率よく製造し得る磁気記録媒体の製造方法
を提供することを目的とするものである。
記録媒体の製造行程の中の配向工程において、支持体の
全幅にわたり移送方向に平行で向きのばらつきの少ない
磁界をかけることにより角型比の幅方向のバラツキを抑
える事ができ、これにより配向製に優れた高特性の磁気
記録媒体を効率よく製造し得る磁気記録媒体の製造方法
を提供することを目的とするものである。
（発明の構成） 本発明の上記目的は、連続的に走行する長尺の支持体
上に磁性液を塗布して磁性層を設け、該磁性層が少なく
とも乾燥して固化する以前に、該磁性層に磁界をかけて
配向する磁気記録媒体の製造方法において、前記支持体
を通過する磁界のうち支持体走行方向下流に向かって支
持体幅方向に広がる傾きを有する主要磁石下流側の磁界
領域に補正磁石を設けることにより、前記磁界の支持体
幅方向に広がる傾きを小さく修正して前記配向を行うよ
うにすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によ
り達成される。
上に磁性液を塗布して磁性層を設け、該磁性層が少なく
とも乾燥して固化する以前に、該磁性層に磁界をかけて
配向する磁気記録媒体の製造方法において、前記支持体
を通過する磁界のうち支持体走行方向下流に向かって支
持体幅方向に広がる傾きを有する主要磁石下流側の磁界
領域に補正磁石を設けることにより、前記磁界の支持体
幅方向に広がる傾きを小さく修正して前記配向を行うよ
うにすることを特徴とする磁気記録媒体の製造方法によ
り達成される。
以下、図面に例示する本発明の実施態様について詳細
に説明する。
に説明する。
第１図は本発明の方法を適用した磁気記録媒体の製造
工程を示す概略図である。第１図に示すように、送出ロ
ール１に巻回された長尺、帯状の非磁性の支持体２は、
矢印Ａ方向に連続移送され、巻き取りロール８に巻き取
られるようになつている。移送される前記支持体２の上
面に近接して塗布手段３が配されており、この塗布手段
３により前記支持体２の表面に磁性塗布液４が均一に塗
布され磁性層が形成される。前記塗布手段３に対して支
持体移送方向Ａの下流側には、互いに同極となる極が対
向するように、かつ前記支持体を挟んで互いに上下反対
側に位置するように配された２本の棒状永久磁石からな
る主要磁石５と、該主要磁石５の下流側に於いて前記支
持体２を挟んで左右両側にそれぞれ下流側に行くにつれ
徐々に支持体２から離れる様に配された２本の棒状永久
磁石からなる補正磁石６とから構成される配向装置10が
設けられている。さらに、前記補正磁石６の下流側に設
けた乾燥手段７を通過することで、良好に配向された磁
性層を乾燥固化した後に、前記支持体２は前記巻き取り
ロール８で巻き取られる。第２図に上記工程における配
向装置10を上部から見た概略図を示す。図中には便宜的
に磁力線を示す。
工程を示す概略図である。第１図に示すように、送出ロ
ール１に巻回された長尺、帯状の非磁性の支持体２は、
矢印Ａ方向に連続移送され、巻き取りロール８に巻き取
られるようになつている。移送される前記支持体２の上
面に近接して塗布手段３が配されており、この塗布手段
３により前記支持体２の表面に磁性塗布液４が均一に塗
布され磁性層が形成される。前記塗布手段３に対して支
持体移送方向Ａの下流側には、互いに同極となる極が対
向するように、かつ前記支持体を挟んで互いに上下反対
側に位置するように配された２本の棒状永久磁石からな
る主要磁石５と、該主要磁石５の下流側に於いて前記支
持体２を挟んで左右両側にそれぞれ下流側に行くにつれ
徐々に支持体２から離れる様に配された２本の棒状永久
磁石からなる補正磁石６とから構成される配向装置10が
設けられている。さらに、前記補正磁石６の下流側に設
けた乾燥手段７を通過することで、良好に配向された磁
性層を乾燥固化した後に、前記支持体２は前記巻き取り
ロール８で巻き取られる。第２図に上記工程における配
向装置10を上部から見た概略図を示す。図中には便宜的
に磁力線を示す。
第２図に示すように前記補正磁石６がＮ極を対向し、
且つ支持体走行方向の下流側に向つて適宜角度（θ）で
開くように傾斜して設けられているので、前記主要磁石
５の下流側の磁界は磁力線（ｘ）で示すように前記支持
体２の端縁寄りの部分が、前記補正磁石６の磁界の反発
力によつて支持体走行方向に対する広がり角が小さくな
り、磁力線（ｘ）の平行状態が前記主要磁石５からある
程度離れた所でも保たれている。すなわち、前記主要磁
石５に接近した磁力の強い所（配向に影響をおよぼす領
域）においては、前記支持体２の全幅にわたつて支持体
走行方向に沿つた安定した磁界をかけることができ、極
めて良好な配向処理を行うことができる。なお、前記補
正磁石６の磁界の影響力が及ばない下流領域における磁
力線（ｘ）は、支持体走行方向に対して当然広がりを有
しているが、この領域の磁力は配向に影響を及ぼすほど
の強さはないのでほとんど無理することができる。
且つ支持体走行方向の下流側に向つて適宜角度（θ）で
開くように傾斜して設けられているので、前記主要磁石
５の下流側の磁界は磁力線（ｘ）で示すように前記支持
体２の端縁寄りの部分が、前記補正磁石６の磁界の反発
力によつて支持体走行方向に対する広がり角が小さくな
り、磁力線（ｘ）の平行状態が前記主要磁石５からある
程度離れた所でも保たれている。すなわち、前記主要磁
石５に接近した磁力の強い所（配向に影響をおよぼす領
域）においては、前記支持体２の全幅にわたつて支持体
走行方向に沿つた安定した磁界をかけることができ、極
めて良好な配向処理を行うことができる。なお、前記補
正磁石６の磁界の影響力が及ばない下流領域における磁
力線（ｘ）は、支持体走行方向に対して当然広がりを有
しているが、この領域の磁力は配向に影響を及ぼすほど
の強さはないのでほとんど無理することができる。
前記補正磁石６の傾き角度（θ）は得に限定するもの
ではなく、前記主要磁石５の磁力ならびに補正磁石自身
の磁力、さらには前記補正磁石６の配設位置などの諸条
件により適宜決定されるものである。
ではなく、前記主要磁石５の磁力ならびに補正磁石自身
の磁力、さらには前記補正磁石６の配設位置などの諸条
件により適宜決定されるものである。
第２図に示す実施態様においては、前記補正磁石６を
支持体左右両縁に１つずつ設けたが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば第３図に示すように、補正磁石
６は複数の小磁石6aを並べた構成とすることもできる。
この場合、第３図の前記小磁石6aは支持体走行方向に対
して一定角度（θ）を有するように直線状に配置してあ
るが、例えば、鎖線Ｂで示す如く曲線状配置も可能であ
り、配向のための磁界方向性の調整範囲を大きくするこ
とができる。
支持体左右両縁に１つずつ設けたが、本発明はこれに限
るものではなく、例えば第３図に示すように、補正磁石
６は複数の小磁石6aを並べた構成とすることもできる。
この場合、第３図の前記小磁石6aは支持体走行方向に対
して一定角度（θ）を有するように直線状に配置してあ
るが、例えば、鎖線Ｂで示す如く曲線状配置も可能であ
り、配向のための磁界方向性の調整範囲を大きくするこ
とができる。
本発明による前記配向装置10は上記各実施態様におい
ては永久磁石を用いたが、電磁石を用いた場合において
もほぼ同様に構成できることは勿論である。なお、第３
図に示す前記小磁石6aを電磁石とした前記補正磁石６の
場合には、必ずしも前記小磁石6aを支持体走行方向（下
流側）に向つて広がるように配置する必要はなく、図中
におけるＣ線に沿うような構成でもよい。すなわち、各
小磁石6aの電流を適宜制御することによつて、実効的に
前記補正磁石６を支持体走行方向へ向つて広がるように
配置したのと同様の効果を奏することができる。
ては永久磁石を用いたが、電磁石を用いた場合において
もほぼ同様に構成できることは勿論である。なお、第３
図に示す前記小磁石6aを電磁石とした前記補正磁石６の
場合には、必ずしも前記小磁石6aを支持体走行方向（下
流側）に向つて広がるように配置する必要はなく、図中
におけるＣ線に沿うような構成でもよい。すなわち、各
小磁石6aの電流を適宜制御することによつて、実効的に
前記補正磁石６を支持体走行方向へ向つて広がるように
配置したのと同様の効果を奏することができる。
（発明の効果） 以上述べたように本発明の方法は、一定方向に走行し
ている支持体に磁性塗布液を塗布し、該支持体の走行方
向に沿つた磁場配向を行う主要磁石の下流側に設けた補
正磁石の磁力によつて、主要磁石下流側の磁力線の広が
り度合を抑えることにより、支持体全幅にわたつて支持
体走行方向に平行な安定した磁界をかけることができる
ので、従来のような支持体幅方向の磁場配向処理のばら
つきによつて生じていた支持体端部側における角型比の
低下を防止することができる。従つて本発明の製造方法
によれば、支持体幅方向全域にわたつて安定した高角型
比を有する高特性の磁気記録媒体を提供することができ
る。
ている支持体に磁性塗布液を塗布し、該支持体の走行方
向に沿つた磁場配向を行う主要磁石の下流側に設けた補
正磁石の磁力によつて、主要磁石下流側の磁力線の広が
り度合を抑えることにより、支持体全幅にわたつて支持
体走行方向に平行な安定した磁界をかけることができる
ので、従来のような支持体幅方向の磁場配向処理のばら
つきによつて生じていた支持体端部側における角型比の
低下を防止することができる。従つて本発明の製造方法
によれば、支持体幅方向全域にわたつて安定した高角型
比を有する高特性の磁気記録媒体を提供することができ
る。
以下、本発明をさらに明確にするために実施例により
説明する。
説明する。
（実施例） 厚さ14μｍ、幅500mmのポリエチレンテレフタレート
（PET）支持体２上に下記の塗布組成の混合液を乾燥厚
みが４μｍとなるように塗布し、この後下流側におい
て、第１図及び第２図に示す補正磁石６を有する２極対
向型の主要磁石５からなる配向装置10によつて支持体移
送方向に配向処理した後、乾燥させその後支持体を所定
幅に裁断して磁気テープを作つた。
（PET）支持体２上に下記の塗布組成の混合液を乾燥厚
みが４μｍとなるように塗布し、この後下流側におい
て、第１図及び第２図に示す補正磁石６を有する２極対
向型の主要磁石５からなる配向装置10によつて支持体移
送方向に配向処理した後、乾燥させその後支持体を所定
幅に裁断して磁気テープを作つた。
なお、支持体走行スピードは200m/分で主要磁石５
（永久磁石）の磁界の強さは3000エルステツド（Oe）で
ある。又、補正磁石６はその磁界の強さが500エルステ
ッド（Oe）、支持体走行方向に沿つた長さが850mmで傾
斜角度（θ）が25゜、支持体端縁からの最短距離が200m
mになるようにした。
（永久磁石）の磁界の強さは3000エルステツド（Oe）で
ある。又、補正磁石６はその磁界の強さが500エルステ
ッド（Oe）、支持体走行方向に沿つた長さが850mmで傾
斜角度（θ）が25゜、支持体端縁からの最短距離が200m
mになるようにした。
磁性塗布液の組成は下記のようになつており、磁性微
粒子の針状比は７である。
粒子の針状比は７である。
Co含有−Fe2O3 100重量部 ニトロセルロース 10重量部 ポリウレタン（ニツポラン2304） ８重量部 ポリイソシアネート ８重量部 Cr2O3 ２重量部 カーボン ２重量部 ステアリン酸 １重量部 ステアリン酸ブチル １重量部 メチルエチルケトン 300重量部 （比較例） 次に上記実施例に対する比較例として、補正磁石６を
取外し２極対向型の主要磁石５のみの磁界によつて配向
処理し、磁気テープを作つた。
取外し２極対向型の主要磁石５のみの磁界によつて配向
処理し、磁気テープを作つた。
なお、その他の条件は実施例と同様とした。
以上の実施例と比較例の各磁気テープについてそれぞ
れの磁性層における角型比の支持体幅方向の分布を調べ
た。その結果を第４図に示す。なお、第４図において
は、グラフの横軸を、支持体の幅方向において該支持体
の一端側からの位置としてミリメートル単位で示した。
この図に示す様に、比較例（図中△印で示す）では支持
体両端の角型比の落込みが有するが、実施例（図中○印
で示す）では角型比は幅方向でほぼフラツトとなり、補
正磁石の効果がはつきりと現れている。
れの磁性層における角型比の支持体幅方向の分布を調べ
た。その結果を第４図に示す。なお、第４図において
は、グラフの横軸を、支持体の幅方向において該支持体
の一端側からの位置としてミリメートル単位で示した。
この図に示す様に、比較例（図中△印で示す）では支持
体両端の角型比の落込みが有するが、実施例（図中○印
で示す）では角型比は幅方向でほぼフラツトとなり、補
正磁石の効果がはつきりと現れている。
以上の結果から明らかな様に、本実施例により製造さ
れた磁気テープは、支持体の全幅にわたり良好な角型比
を示し感度・S/N比等の磁気特性が良好となる。
れた磁気テープは、支持体の全幅にわたり良好な角型比
を示し感度・S/N比等の磁気特性が良好となる。
第１図は、本発明の製造方法を用いた磁気記録媒体の製
造工程の一実施態様を示す概略図、第２図は第１図の配
向装置の平面図、第３図は本発明による配向装置の他の
態様を示す平面図、第４図は本発明の実施例と従来方法
とにより製造された磁気テープの幅方向における角型比
を比較したグラフ、第５図は従来の製造工程の概略図で
ある。 １……送出しロール、２……支持体、３……塗布手段、
４……磁性塗布液、５……主要磁石、5a……永久磁石、
６……補正磁石、6a……小磁石、７……乾燥手段、８…
…巻き取りロール、10……配向装置。
造工程の一実施態様を示す概略図、第２図は第１図の配
向装置の平面図、第３図は本発明による配向装置の他の
態様を示す平面図、第４図は本発明の実施例と従来方法
とにより製造された磁気テープの幅方向における角型比
を比較したグラフ、第５図は従来の製造工程の概略図で
ある。 １……送出しロール、２……支持体、３……塗布手段、
４……磁性塗布液、５……主要磁石、5a……永久磁石、
６……補正磁石、6a……小磁石、７……乾燥手段、８…
…巻き取りロール、10……配向装置。
Claims (2)
- 【請求項１】連続的に走行する長尺の支持体上に磁性液
を塗布して磁性層を設け、該磁性層が少なくとも乾燥し
て固化する以前に、該磁性層に磁界をかけて配向する磁
気記録媒体の製造方法において、 前記支持体を通過する磁界のうち支持体走行方向下流に
向かって支持体幅方向に広がる傾きを有する主要磁石下
流側の磁界領域に補正磁石を設けることにより、前記磁
界の支持体幅方向に広がる傾きを小さく修正して前記配
向を行うようにすることを特徴とする磁気記録媒体の製
造方法。 - 【請求項２】前記補正磁石を前記支持体の両端縁から支
持体走行方向下流に向かって漸次離すことにより、磁界
広がりの修正力を徐々に小さくすることを特徴とする請
求項１に記載の磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63007047A JP2514828B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 磁気記録媒体の製造方法 |
| EP89100824A EP0325237B1 (en) | 1988-01-18 | 1989-01-18 | Method and apparatus for producing magnetic recording medium |
| DE89100824T DE68907487T2 (de) | 1988-01-18 | 1989-01-18 | Verfahren und Apparat zur Herstellung eines magnetischen Aufzeichnungsträgers. |
| US07/299,274 US4931309A (en) | 1988-01-18 | 1989-01-18 | Method and apparatus for producing magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63007047A JP2514828B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01184724A JPH01184724A (ja) | 1989-07-24 |
| JP2514828B2 true JP2514828B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=11655141
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63007047A Expired - Fee Related JP2514828B2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4931309A (ja) |
| EP (1) | EP0325237B1 (ja) |
| JP (1) | JP2514828B2 (ja) |
| DE (1) | DE68907487T2 (ja) |
Families Citing this family (30)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE69218582T2 (de) * | 1992-02-21 | 1997-07-10 | Hashimoto Forming Kogyo Co | Lackierung mit magnetisch hergestelltem Muster und lackiertes Produkt mit magnetisch hergestelltem Muster |
| JPH08212546A (ja) * | 1995-02-01 | 1996-08-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体の製造方法および装置 |
| JPH10255261A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-25 | Kao Corp | 磁気記録媒体の配向方法 |
| US7604855B2 (en) * | 2002-07-15 | 2009-10-20 | Jds Uniphase Corporation | Kinematic images formed by orienting alignable flakes |
| US7047883B2 (en) | 2002-07-15 | 2006-05-23 | Jds Uniphase Corporation | Method and apparatus for orienting magnetic flakes |
| US7517578B2 (en) * | 2002-07-15 | 2009-04-14 | Jds Uniphase Corporation | Method and apparatus for orienting magnetic flakes |
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