JP2513723Y2 - コルセット - Google Patents
コルセットInfo
- Publication number
- JP2513723Y2 JP2513723Y2 JP2701693U JP2701693U JP2513723Y2 JP 2513723 Y2 JP2513723 Y2 JP 2513723Y2 JP 2701693 U JP2701693 U JP 2701693U JP 2701693 U JP2701693 U JP 2701693U JP 2513723 Y2 JP2513723 Y2 JP 2513723Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fastener
- corset
- bag
- reinforcing material
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Corsets Or Brassieres (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脊椎矯正用及び体形矯
正用のコルセットに関する。
正用のコルセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコルセットには、前開き
のものと後開きのものとがあり、その開閉部は、ひも、
ホック、ファスナー等により開閉しるうようになってい
た。
のものと後開きのものとがあり、その開閉部は、ひも、
ホック、ファスナー等により開閉しるうようになってい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】開閉部をひもにより締
着するようにしたものは、ひもが弛んだり、緊締力がア
ンバランスになり、体形が崩れたり、上下いずれかの縁
が片開きし、均一に緊締するのに熟練を要する等の問題
点がある。
着するようにしたものは、ひもが弛んだり、緊締力がア
ンバランスになり、体形が崩れたり、上下いずれかの縁
が片開きし、均一に緊締するのに熟練を要する等の問題
点がある。
【0004】ホックを用いたものは、その着脱作業が煩
雑であり、特に後開きのものに用いた場合は、その着脱
作業がきわめて困難である。また、ファスナーを用いた
ものは、着脱は容易であるが、そのその金属製等の係合
部分が体に当り、不快感を与えるとともに、係合部分が
前後に撓み易く、その部分の体形保持力が低下する等の
問題点がある。
雑であり、特に後開きのものに用いた場合は、その着脱
作業がきわめて困難である。また、ファスナーを用いた
ものは、着脱は容易であるが、そのその金属製等の係合
部分が体に当り、不快感を与えるとともに、係合部分が
前後に撓み易く、その部分の体形保持力が低下する等の
問題点がある。
【0005】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、開閉部にファスナーを用いても、係合
部分が体に当る不快感をなくすことができるとともに、
係合部分の体形保持力の低下を防止しうるように改良し
たコルセットを提供することを目的としている。
な問題点に鑑み、開閉部にファスナーを用いても、係合
部分が体に当る不快感をなくすことができるとともに、
係合部分の体形保持力の低下を防止しうるように改良し
たコルセットを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案のコルセットは、前面又は後面ほぼ中央に縦
方向のファスナーを設けることにより、前開き又は後開
き可能とするとともに、ファスナーの内側に、ファスナ
ーの係合部分の幅より大とした縦長の有底袋を、一方の
身頃のファスナー取付部に連続して形成し、前記袋内に
硬質の補強材を着脱自在に嵌挿したことを特徴としてい
る。
め、本考案のコルセットは、前面又は後面ほぼ中央に縦
方向のファスナーを設けることにより、前開き又は後開
き可能とするとともに、ファスナーの内側に、ファスナ
ーの係合部分の幅より大とした縦長の有底袋を、一方の
身頃のファスナー取付部に連続して形成し、前記袋内に
硬質の補強材を着脱自在に嵌挿したことを特徴としてい
る。
【0007】補強材は、金属板により形成するのがよ
い。前開きファスナーとしたものにおいては、背面ほぼ
中央に、一方の後身頃に設けた複数列のアイと他方の後
身頃に設けた一列のフックとからなるサイズ調節用ホッ
クを設けるのがよい。
い。前開きファスナーとしたものにおいては、背面ほぼ
中央に、一方の後身頃に設けた複数列のアイと他方の後
身頃に設けた一列のフックとからなるサイズ調節用ホッ
クを設けるのがよい。
【0008】また、必要に応じて、前身頃及び後身頃の
適所に、縦方向のボーンを設けるのがよい。
適所に、縦方向のボーンを設けるのがよい。
【0009】
【作用】コルセット装着時に、有底袋内に嵌挿した補強
材が、ファスナーの係合部分と体との間に介在するの
で、係合部分が直接体に当ることがなく、また補強材
が、前後に撓み易いファスナーの係合部分を補強して、
所望の体形を確実に保持することができ、かつファスナ
ーが開閉し易くなる。
材が、ファスナーの係合部分と体との間に介在するの
で、係合部分が直接体に当ることがなく、また補強材
が、前後に撓み易いファスナーの係合部分を補強して、
所望の体形を確実に保持することができ、かつファスナ
ーが開閉し易くなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、添付図面を参照
して説明する。(1)は左右1対の前身頃、(2)は左右1
対の後身頃、(3)は左右1対のカップで、前身頃(1)と
後身頃(2)は両側部で互いに逢合され、カップ(3)は前
身頃(1)の上部に連設され、カップ(3)の下部には保形
用のアンダーワイヤ(4)が配設されている。
して説明する。(1)は左右1対の前身頃、(2)は左右1
対の後身頃、(3)は左右1対のカップで、前身頃(1)と
後身頃(2)は両側部で互いに逢合され、カップ(3)は前
身頃(1)の上部に連設され、カップ(3)の下部には保形
用のアンダーワイヤ(4)が配設されている。
【0011】左右の前身頃(1)は、前面ほぼ中央におい
て、縦方向のファスナー(5)により開閉可能となってい
る。(5a)はファスナー(5)のテープ、(5b)は同じく務
歯、(5c)は同じくスライダ、(5d)は同じく引手である。
て、縦方向のファスナー(5)により開閉可能となってい
る。(5a)はファスナー(5)のテープ、(5b)は同じく務
歯、(5c)は同じくスライダ、(5d)は同じく引手である。
【0012】図1の左方の前身頃(1)におけるファスナ
ー(5)のテープ(5a)の取付部には、ファスナー(5)の内
側に位置し、かつファスナー(5)の務歯(5b)の係合部分
(5e)の幅(W1)より大きな幅(W2)を有する縦長の有底
袋(6)が縫着されている。
ー(5)のテープ(5a)の取付部には、ファスナー(5)の内
側に位置し、かつファスナー(5)の務歯(5b)の係合部分
(5e)の幅(W1)より大きな幅(W2)を有する縦長の有底
袋(6)が縫着されている。
【0013】袋(6)内には、鋼板等の金属板よりなる補
強材(7)が、上方より着脱自在に嵌挿されている。な
お、補強材(7)は、適度の弾性を有する硬質合成樹脂材
料その他の材料により形成してもよい。
強材(7)が、上方より着脱自在に嵌挿されている。な
お、補強材(7)は、適度の弾性を有する硬質合成樹脂材
料その他の材料により形成してもよい。
【0014】図1の右方の前身頃(1)におけるファスナ
ー(5)のテープ(5a)の取付部には、ファスナー(5)の外
面を覆うカバー部(8)が連設されている。
ー(5)のテープ(5a)の取付部には、ファスナー(5)の外
面を覆うカバー部(8)が連設されている。
【0015】背面ほぼ中央には、一方の後身頃(2)に設
けた上下方向に3列に並ぶ多数のアイ(9)と、他方の後
身頃(2)の縁部に設けた1列のフック(10)とからなるサ
イズ調節用ホック(11)が設けられ、フック(10)を3列の
アイ(9)のいずれか別のものに掛止することにより、胴
まわりの寸法を3段階に調節しうるようになっている。
けた上下方向に3列に並ぶ多数のアイ(9)と、他方の後
身頃(2)の縁部に設けた1列のフック(10)とからなるサ
イズ調節用ホック(11)が設けられ、フック(10)を3列の
アイ(9)のいずれか別のものに掛止することにより、胴
まわりの寸法を3段階に調節しうるようになっている。
【0016】各前身頃(1)及び後身頃(2)の中央部と、
それらの逢合部との外周部には、縦方向、すなわち上下
方向を向く公知のボーン(12)が縫着されている。また、
必要に応じて、各前身頃(1)におけるファスナー(5)の
テープ(5a)の取付部の外面にも、上記と同様のボーン(1
2)を縫着してもよい。(13)は、各カップ(3)の上部と各
後身頃(2)の上部とに掛け渡した肩つりひもである。
それらの逢合部との外周部には、縦方向、すなわち上下
方向を向く公知のボーン(12)が縫着されている。また、
必要に応じて、各前身頃(1)におけるファスナー(5)の
テープ(5a)の取付部の外面にも、上記と同様のボーン(1
2)を縫着してもよい。(13)は、各カップ(3)の上部と各
後身頃(2)の上部とに掛け渡した肩つりひもである。
【0017】本実施例によると、考案の効果として後述
するものの他に、前面にファスナー(5)、また後面にサ
イズ調節用ホックを設けたことにより、前と後のいずれ
からでも開閉することができるとともに、右部と左部と
を互いに切り離した状態で別々に製造することができる
ので、量産に適するという効果を奏することができる。
するものの他に、前面にファスナー(5)、また後面にサ
イズ調節用ホックを設けたことにより、前と後のいずれ
からでも開閉することができるとともに、右部と左部と
を互いに切り離した状態で別々に製造することができる
ので、量産に適するという効果を奏することができる。
【0018】なお、本考案は、この実施例のみに限定さ
れるものではなく、例えば後面中央のみにファスナー
(5)による開閉部を形成し、その内側に、補強材(7)を
嵌挿した有底袋(6)を配設してもよい。
れるものではなく、例えば後面中央のみにファスナー
(5)による開閉部を形成し、その内側に、補強材(7)を
嵌挿した有底袋(6)を配設してもよい。
【0019】また、ファスナー(5)は、下方から開くも
のとしたり、又は上下いずれからでも開閉できるものと
してもよい。さらに、袋(6)の内側にも、ボーン(12)と
同様のものを縫着したり、又は全ボーン(12)を挿脱可能
としてもよい。
のとしたり、又は上下いずれからでも開閉できるものと
してもよい。さらに、袋(6)の内側にも、ボーン(12)と
同様のものを縫着したり、又は全ボーン(12)を挿脱可能
としてもよい。
【0020】
【考案の効果】本考案によると、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) コルセット装着時に、有底袋内に嵌挿した補強材
が、ファスナーの係合部分と体との間に介在するので、
係合部分が直接体に当ることがなく、不快感を与えるこ
とがない。
ることができる。 (a) コルセット装着時に、有底袋内に嵌挿した補強材
が、ファスナーの係合部分と体との間に介在するので、
係合部分が直接体に当ることがなく、不快感を与えるこ
とがない。
【0021】(b) 補強材が、前後に撓み易いファスナ
ーの係合部分を補強し、その部分の体形保持力の低下を
防止して、体形を確実に所望の形態に保持することがで
きる。
ーの係合部分を補強し、その部分の体形保持力の低下を
防止して、体形を確実に所望の形態に保持することがで
きる。
【0022】(c) ファスナーの内側に裏当てを設ける
ことは従来も行われていたが、従来の裏当ては布製のも
のがほとんどで、腰が弱いため、ファスナーの開閉時
に、ファスナーに体の一部や裏当て自体が噛み込まれる
ことがあったが、本考案においては、ファスナーの内側
に硬質の補強材があるので、体の一部や補強材が嵌挿さ
れた袋等がファスナーに噛み込まれるおそれがない。
ことは従来も行われていたが、従来の裏当ては布製のも
のがほとんどで、腰が弱いため、ファスナーの開閉時
に、ファスナーに体の一部や裏当て自体が噛み込まれる
ことがあったが、本考案においては、ファスナーの内側
に硬質の補強材があるので、体の一部や補強材が嵌挿さ
れた袋等がファスナーに噛み込まれるおそれがない。
【0023】(d) ファスナーの開閉時に、人体の腹部
の脂肪等がファスナーに向かって膨出するのを硬質の補
強材によって阻止することができるので、ファスナーを
楽に円滑に開閉することができる。
の脂肪等がファスナーに向かって膨出するのを硬質の補
強材によって阻止することができるので、ファスナーを
楽に円滑に開閉することができる。
【0024】(e) 矯正力が強過ぎて苦しい場合には、
必要に応じて、補強材を袋から抜き出すことにより、一
時的に矯正力を弱めて楽にすることができる。
必要に応じて、補強材を袋から抜き出すことにより、一
時的に矯正力を弱めて楽にすることができる。
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】同じく背面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。 (1)前身頃 (2)後身頃 (3)カップ (4)アンダーワ
イヤ (5)ファスナー (5a)テープ (5b)務歯 (5c)スライダ (5d)引手 (5e)係合部分 (6)袋 (7)補強材 (8)カバー部 (9)アイ (10)フック (11)ホック (12)ボーン (13)肩つりひも (W1)(W2)幅
イヤ (5)ファスナー (5a)テープ (5b)務歯 (5c)スライダ (5d)引手 (5e)係合部分 (6)袋 (7)補強材 (8)カバー部 (9)アイ (10)フック (11)ホック (12)ボーン (13)肩つりひも (W1)(W2)幅
Claims (4)
- 【請求項1】 前面又は後面ほぼ中央に縦方向のファス
ナーを設けることにより、前開き又は後開き可能とする
とともに、ファスナーの内側に、ファスナーの係合部分
の幅より大とした縦長の有底袋を、一方の身頃のファス
ナー取付部に連続して形成し、前記袋内に硬質の補強材
を着脱自在に嵌挿したことを特徴とするコルセット。 - 【請求項2】 補強材が、金属板よりなる請求項1記載
のコルセット。 - 【請求項3】 前開きファスナーとしたものにおいて、
背面ほぼ中央に、一方の後身頃に設けた複数列のアイと
他方の後身頃に設けた一列のフックとからなるサイズ調
節用ホックを設けた請求項1又は2記載のコルセット。 - 【請求項4】 前身頃及び後身頃の適所に、縦方向のボ
ーンを設けた請求項1〜3のいずれかに記載のコルセッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2701693U JP2513723Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | コルセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2701693U JP2513723Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | コルセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683011U JPH0683011U (ja) | 1994-11-29 |
JP2513723Y2 true JP2513723Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=12209301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2701693U Expired - Fee Related JP2513723Y2 (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | コルセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513723Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2887096B2 (ja) * | 1995-09-13 | 1999-04-26 | 株式会社ダッチェス | 下着における芯体構造 |
KR20020015938A (ko) * | 2000-08-23 | 2002-03-02 | 츠카모토 요시카타 | 컵부착 스포츠의류 |
JP2010234041A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Nao Tanaka | 個人・骨暦情報を元に骨格治療の固定・矯正・前屈予防の医療器具を具備した胴衣型コルセット及び調節可能なコルセット。 |
-
1993
- 1993-05-24 JP JP2701693U patent/JP2513723Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0683011U (ja) | 1994-11-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |