JP2513581B2 - 連続コンクリ―ト舗装工法 - Google Patents

連続コンクリ―ト舗装工法

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JP2513581B2 JP30111293A JP30111293A JP2513581B2 JP 2513581 B2 JP2513581 B2 JP 2513581B2 JP 30111293 A JP30111293 A JP 30111293A JP 30111293 A JP30111293 A JP 30111293A JP 2513581 B2 JP2513581 B2 JP 2513581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤条件の異なる部分
にまたがって道路や滑走路等の目地なし連続コンクリー
ト舗装を施すための工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、目地のないコンクリート舗装して
連続鉄筋コンクリート舗装が一般的に知られている。こ
れは、鉄筋をコンクリート舗装版の版厚の中央より上側
に長手方向に連続させて配置し、コンクリートの乾燥収
縮等に起因するひび割れを発生させ、通常のコンクリー
ト舗装に用いられている収縮目地をなくしたものであ
る。この工法では鉄筋はひび割れを分散させて誘発させ
る目的のみに使用されるため、多量に使用されるにも拘
らず、コンクリート舗装版自体の耐力がそれ程大きくな
らず、鉄筋を使用しないコンクリート舗装の場合とさほ
ど耐力が大きくならないという不経済な面があった。
【0003】かかる欠点を改善できるものとして、近年
従来のひび割れの分散誘発のための鉄筋の代りにPC鋼
材を使用し、これをコンクリート舗装版の版厚の中央よ
り下側に埋め込むことによりひび割れ分散誘発と垂直荷
重に対して引張方向に作用させる補強材と兼用させた連
続コンクリート舗装工法(特願平5−43307号)が
開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に連続コンクリー
ト舗装は、数キロメートルの長さを伸縮目地を設けない
で連続施工するものであり、このため、全長の内の一部
には地盤条件が著しく異なる場合がある。例えば、沼地
等の軟弱な地盤を埋め立てたため、将来大きな沈下が予
想される部分が中間に存在するといった場合が間々存在
する。
【0005】このような場合、コンクリート舗装を部分
的に強化する必要があるが、従来の連続鉄筋コンクリー
ト舗装工法ではコンクリート舗装版中に連続して埋設さ
れた多量の鉄筋に対し、ひび割れの発生により非常に大
きな力が働き、その力だけで降伏点に近い状態に至る。
このため、このような状態の鉄筋に更に垂直荷重による
曲げ応力を負担させることはほとんど不可能であり、従
って鉄筋の増加による部分的補強が困難であるという問
題があった。
【0006】一方、鉄筋の代りにPC鋼材をコンクリー
ト舗装版の版厚の中央より下側に配置する工法では従来
の連続鉄筋コンクリート舗装に比べると極めて破壊耐力
が大きく、しかも版厚を薄くでき、その部分的な補強に
は、増厚して鉄筋を付加する方法が考えられるが、この
場合にも前述した従来の連続鉄筋コンクリート舗装の場
合と同じ理由によりあまり効率的でないという問題があ
る。
【0007】本発明は上述の如き従来の問題にかんが
み、特にPC鋼材を舗装版厚の中央より下側に配置した
連続コンクリート舗装において、版厚を部分的に大きく
することなく、効果的に部分的補強をなし得る目地なし
の連続コンクリート舗装工法の提供を目的としてなされ
たものである。
【0008】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の特徴は、
連続したコンクリート舗装版内に長手方向に向けて連続
した補強材を埋設してなる連続コンクリート舗装工法に
おいて、前記コンクリート舗装版の構築に際し、プレス
トレスを付与するための特定区間と、その他の通常区間
とを別々に構築し、前記特定区間は、長手方向に向けて
連続した補強材を埋設してコンクリートを打設し、該特
定区間の長手方向に挿通したプレストレス付与用PCケ
ーブルを該特定区間両端部で緊張定着し、然る後、該特
定区間内と前記通常区間内との連続した補強材を接続し
て前記両区間を連続させた目地なしのコンクリート舗装
版とすることにある。
【0009】
【作用】本発明の連続コンクリート舗装工法によれば、
他の部分より大きい沈下が予想される部分等、補強を必
要とする特定区間と他の通常区間とを分けて施工し、そ
の特定区間において通常区間より過大なひび割れが形成
されても緊張用PCケーブルを緊張することにより、特
定区間が圧縮され、ひび割れが小さくなるとともに、最
大曲げ耐力が大きくなり、増厚せずに部分的な補強がな
される。然る後、特定区間と通常区間の連続した補強材
を接続してコンクリート舗装版を連続させることにより
特定区間と通常区間が連続した連続コンクリート舗装と
なる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面について説明す
る。
【0011】図において、1は舗装路盤であり、aは特
に補強を要する特定区間、bは補強を要しない通常区間
である。この実施例の工法では、図1,図2に示すよう
に、特定区間aの両側に未施工区間cを残して他の通常
区間bを施工している。特定区間a及び通常区間bとも
に、PC鋼材からなる耐荷重兼用の連続した補強材2,
2……を長手方向に向けて版厚の中央から下側に配設
し、これを埋め込んでコンクリートを打設することによ
りコンクリート舗装版3,4を形成しており、図3に示
すようにコンクリートの乾燥収縮と収縮を拘束する連続
した補強材2の存在によって幅員方向のひび割れ5,5
……が略一定間隔毎に形成される。
【0012】また特定区間aは、コンクリート打設前に
版厚の中央高さ位置にシース6,6……を配置し、これ
を埋め込んでコンクリートを打設する。そしてコンクリ
ートの乾燥収縮や地盤条件の相違によって通常区間より
過大なひび割れ5,5……が形成された後でも、図4に
示すようにシース6,6……内に挿通した緊張用PCケ
ーブル7,7……を、特定区間aのコンクリート舗装版
3の両端面に支持させて緊張定着し、特定区間の全域に
プレストレスを付与することができる。これによって特
定区間のコンクリート舗装版3は圧縮され、ひび割れ
5,5……は通常区間bよりその幅が狭められ、全体の
弾性力が大きくなり、耐曲げ荷重が通常区間に比べて大
きくなる。尚緊張用PCケーブル7は、シース6内に予
め通しておいてもよく、コンクリート打設後に通しても
よい。
【0013】このようにして特定区間を施工した後、図
5に示すように未施工区間c内にて両区間a,bの連続
した補強材2,2……をカプラー8によって接続した
後、その未施工区間cにコンクリートを打設し、両区間
a,bを連続させる。この未施工区間cにおいてもコン
クリートの乾燥収縮によってひび割れ5,5……が形成
され、両区間a,bが連続した連続コンクリート舗装と
なる。
【0014】このように構築されたコンクリート舗装の
供用を開始すると、図6に示すようにひび割れ5が全体
に成長するが、図6に示すようにプレストレスが付与さ
れている特定区間は、他の区間よりひび割れの成長が小
さいものとなる。
【0015】尚上述の実施例では特定区間aと通常区間
bとを並行して施工する場合を示しているが、特定区間
aを先に施工し、その後未施工区間cを設けることなく
通常区間bを連続させて施工してもよい。
【0016】また本発明は、連続した補強材2として通
常の連続鉄筋、PC鋼棒、PC鋼より線又はFRP耐食
性線材を用いる工法にも適応し得るものである。
【0017】
【発明の効果】上述したように本発明の連続コンクリー
ト舗装工法においては、特に補強が必要な特定区間を通
常区間とは別に構築し、通常区間より過大なひび割れが
発生しても緊張用PCケーブルを緊張してプレストレス
を付与するようにしたことにより、特定区間は通常区間
と同様なひび割れが形成されることとなり、そのひび割
れが圧縮されて耐曲げ荷重が大きくなるとともに、供用
開始後におけるひび割れ耐力及び破壊耐力を大きくでき
るため、経済的でかつ効率の良い部分的補強がなされた
連続コンクリート舗装が施工できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法の一実施例における特定区間のコン
クリート打設前の状態を示す平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上のひび割れ発生後の状態を示す断面図であ
る。
【図4】同上の特定区間のプレストレス付与状態を示す
断面図である。
【図5】同上の特定区間及び通常区間の連続状態を示す
断面図である。
【図6】同上の施工後のひび割れ発生状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
a 特定区間 b 通常区間 c 未施工区間 1 舗装路盤 2 連続した補強材 3,4 コンクリート舗装版 5 ひび割れ 6 シース 7 緊張用PCケーブル 8 カプラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続したコンクリート舗装版内に長手方
    向に向けて連続した補強材を埋設してなる連続コンクリ
    ート舗装工法において、前記コンクリート舗装版の構築
    に際し、プレストレスを付与するための特定区間と、そ
    の他の通常区間とを別々に構築し、前記特定区間は、長
    手方向に向けて連続した補強材を埋設してコンクリート
    を打設し、該特定区間の長手方向に挿通したプレストレ
    ス付与用PCケーブルを該特定区間両端部で緊張定着
    し、該特定区間内と前記通常区間内との連続した補強材
    を接続して前記両区間を連続させた目地なしのコンクリ
    ート舗装版とすることを特徴としてなる連続コンクリー
    ト舗装工法。
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