JP2513356Y2 - 流体供給制御弁 - Google Patents

流体供給制御弁

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JP2513356Y2
JP2513356Y2 JP5840691U JP5840691U JP2513356Y2 JP 2513356 Y2 JP2513356 Y2 JP 2513356Y2 JP 5840691 U JP5840691 U JP 5840691U JP 5840691 U JP5840691 U JP 5840691U JP 2513356 Y2 JP2513356 Y2 JP 2513356Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばパレット、ター
ンテーブル等の如き移動物体上に配設されたタンク等の
流体供給手段に、エア、油等の流体を供給する場合に用
いるに好適する流体供給制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワーク搬送、組立用のパレットや、ワー
クに工作を行なったり、ワークを組立る際に用いられる
ターンテーブル等には、ワークをクランプ等するために
シリンダ装置が設置され、これ等パレットや、ターンテ
ーブルは、ワークを保持して移動しつつ作業を行ない、
これ等に設置されたシリンダ装置への圧気等の流体の供
給装置として実開昭62―110603号が開示されて
いる。
【0003】この技術は、バネで後退方向に付勢された
ピストンを流体圧で前進させ、ピストン内部にはエア供
給通路を軸方向に設け、エア供給路前端部には、同軸的
に自動車タイヤ空気供給用のバルブの如き棒状の制御バ
ルブを内蔵、設置し、流体の被供給部材、例えば、ター
ンテーブルに配設されたシリンダ装置の接続部に制御バ
ルブ先端部が当接した際、制御バルブが軸方向に押圧さ
れて該バルブを開き、ピストン内の流体供給通路とシリ
ンダ装置の流体受け通路とを連通、接続するように構成
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来技術は、先
ずエア供給用の制御バルブとシリンダ装置の接続部とが
針状の部材、これと係合し、受容する受け部材とで構成
されるので、接続に際し位置決め精度が高精度を要求さ
れ、夫々が相対的に移動していることから、精度維持に
困難性があり、製作、調整等が面倒、且つ煩雑であり、
接続が不良であると制御バルブが破損する虞すらある。
又、針状の制御構造、これによって作動する供給通路と
同軸に制御バルブからなる構造を採用しているので、粘
度の高い油等の流体の供給に使用することは極めて困難
で、実用上エア供給以外には使用することができない。
【0005】本考案は、かかる従来技術の問題点を解決
すべくなされたもので、その目的とする処は、制御弁と
シリンダ等の接続部との位置決め精度がラフで対応する
ことができ、又、流体の粘度が高くても流体の供給が確
実になし得、汎用性に優れ、更に、構造が簡易である流
体供給制御弁を得せしめるある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、シリンダボデイと、該シリンダボデイに摺
動自在に嵌装されたピストンとを備え、該ピストンのピ
ストンロッドはシリンダ前端部から外方へ延出し、該ロ
ッドの先端部周にはシール部材を固着し、上記シリンダ
ボデイのピストン前後には、該ピストンを摺動させる作
動流体供給ポートを配設して作動流体供給源に接続する
とともに、中間部には流体供給ポートを配設して流体供
給源に接続し、上記ピストンには、該ピストンの進行時
に上記流体供給ポートと接続し、上流部をピストン中間
部の外周部に開口し、ピストン、ピストンロッド内部を
貫通し、下流部が該ピストンロッド先端部に開口する流
体供給通路を設けた流体供給制御弁である。
【0007】
【作用】上記手段によれば、ピストンの作動でピストン
ロッド先端部のシール部材が流体の被供給手段の接続部
にラフな精度で当接して流体の供給がなされ、流体供給
源とピストン、ピストンロッド内の通路にはチェックバ
ルブ等が介在されないので、粘度が高い流体の供給も円
滑に行なわれる。
【0008】
【実施例】次に本考案の一実施例を添付した図面に従っ
て詳述する。図1は本考案にかかる流体供給制御弁の第
1実施例の縦断側面図、図2は同第2実施例の縦断側面
図である。図1において1は流体供給制御弁を示し、シ
リンダボデイ2は固定側の基台25上に軸方向を上下に
向けて固定、配設されている。シリンダボデイ2の内部
にはピストン3が上下方向に摺動自在に嵌装されてい
る。ピストン3の図の上方の端面中央部には、ピストン
ロッド4が上方に起立、突設され、ピストンロッド4は
ピストン3と一体に形成され、ピストンロッド4の先端
部4―1は、ピストン3の下限(後退)位置でシリンダ
ボデイ2の上端面よりも上方に突出している。
【0009】シリンダボデイ2は上方を開放した筒状を
なし、上端面を蓋体5で覆い、蓋体5の中央部にはピス
トンロッド4の挿通、ガイド孔6が形成され、ピストン
ロッド4は、該孔6を通って上方に突出している。
【0010】上記したピストン3の軸方向中間部の外周
には、環状の凹溝7を形成し、凹溝7の円周上の一部に
は流体供給通路8の入口部9が開口している。流体供給
通路8は略L型をなし、ピストン3、ピストンロッド4
内に形成され、該通路8は、ピストン外周に開口した入
口部9からピストン3の径方向内方に延び、中央部で直
角に折曲してロッド4方向に延び、ロッド4の中央部を
通って該ロッド4の先端部に開口し、出口部10を形成
している。
【0011】流体供給通路8の出口部10を有するピス
トンロッド4の先端部には、シール部材11を固着し、
シール部材11はリング厚板状で肉厚のゴム等からな
り、実施例ではリング状の基板12上に焼き付け等で接
合、一体化され、基板12の内径部の内径部にネジ12
―1を形成してナット状とし、一方、ピストンロッド4
の先端部周にはネジ4―2を形成し、これに基板12を
螺着した。
【0012】シリンダボデイ2の外周には、これの軸方
向前後(実施例ではシリンダボデイが立て置きなので上
下)に離間してピストン作動用の圧気給排用ポート1
3,14を開設し、ポート13,14は、接続金具1
5,16で配管17,18により切替弁19を介してピ
ストン作動用圧気供給源20に接続されている。一方、
上記したピストン作動用圧気供給ポート13,14間に
は、供給用圧気を供給するポート21が開設され、該ポ
ート21は接続金具22、配管23を介して供給用圧気
源24に接続されている。
【0013】図は移動体、例えばワーク搬送、組立用の
パレット26上に設けられたシリンダ装置27にエアを
供給する例を示し、シリンダ装置27はパレット26に
設けられた不図示のクランプ機構等を作動させる。シリ
ンダ装置27にはエア供給を受ける接続部28を備え、
接続部28は接続ノズル部29がパレット26の板厚を
貫通してパレット26下面に臨み、パレット26の下面
にはノズル部29と連通する接続孔30が開口し、接続
部28内にはチェックバルブ等が内装されている。
【0014】流体制御弁1は固定側の基台25上に固設
され、図は流体制御弁1の不作動状態を示す。パレット
26は不図示の搬送機構等で搬送され、作業位置でパレ
ット26のシリンダ装置27は流体制御弁1の上方に臨
む。パレット26は、不図示のリミットスイッチ等の作
動で、流体制御弁1のピストンロッド4の上に接続孔3
0が臨むように制御され、この位置で停止する。
【0015】図はピストン3が下降位置(後退位置)で
不作動状態にあり、ここで切替弁19を図の状態から切
り替え、これによりピストン3背面側のポート14から
圧気が供給され、ピストン3は上昇(前進)する。ピス
トン3の上昇でピストンロッド4は上昇し、これの先端
部のシール材11がパレット26の底面26―1の接続
孔30周辺部を囲むように当接し、シール部材11の内
径部11―1が接続孔30を囲むように当接する。シー
ル材11の表面の接続孔30周辺部への当接で、該接続
孔30、ピストンロッド4先端部に導かれた供給通路8
の下流側開口部10はシールされることとなる。
【0016】ピストン3の上昇で、ピストン3外周部の
軸方向中間部に凹設された凹溝7が、シリンダボデイ2
の軸方向中間部に設けた中間部の供給ポート21に臨
み、この結果、通路8の上流側の開口部9とポート21
とが接続され、圧気源24の高圧エアが通路8に供給さ
れ、高圧エアは、通路、出口側開口部10、シール材1
1の内径部11―1、接続孔30を介してノズル部29
からシリンダ装置27内に流入し、高圧エアはシリンダ
装置27に供給されることとなる。
【0017】以上においては、流体制御弁1側に、リン
グ状のシール部材11を有する接続部を備え、一方、被
供給側の接続部はフラットな孔状で、従って、流体供給
時の接続は面でなされ、しかも従来の如く棒状、針状の
制御部材を必要としないので、接続部相互の接続位置決
めは精度的にラフで足り、若干接続部相互がズレても夫
々の接続孔部30,11―1が接続され、しかも接続部
はシールされ、シールも、面相互の当接でなされるので
確実であり、流体の授受が確実になされる。
【0018】流体授受完了後、切替弁19を切り替え、
ピストン3の上面からポート13を介してエアを供給
し、ピストン3を下動(後退動)させ、これによりロッ
ド4は下動し、ピストン3の外径部で上記した中間部の
供給ポート21を遮断し、エアの供給は終了し、一方、
シリンダ3、シリンダロッド4の降下でシール材11は
パレット26の底面の上記孔30周辺部から離間し、図
1の如き状態に復し、エアの供給動を終了する。以上を
反復する。
【0019】従って、接続、シール、流体の供給を、一
つのピストンの動作で行なうことができ、作動が単純
で、弁自体の構造も簡素であり、しかも上記の如く流体
授受における弁と被供給体との間の位置決めも精度がラ
フで良い。
【0020】図2は本考案に係る流体供給制御弁を、粘
性のある流体供給に用いた実施例を示している。実施例
はグリス供給に実施した例である。構造は上記と同様
で、上記と異なるのは上記が縦置きであるのに対し、本
実施例は横置きで、図で101は流体制御弁、102は
シリンダボデイ、103はピストン、104はシリンダ
ロッド、108は通路、111はシール材、113,1
14はピストン作動用エアの給・排ポート、121はグ
リス供給用ポート、131はグリスポンプ、132は計
量弁で、図中上記と同一部分には同一符号を付して説明
する。
【0021】実施例はシャフト部材140の軸受け部に
グリースを供給、充填する例を示し、基台142にシャ
フト部材140にジャーナル部141の先端部を嵌合
し、支持部141周に軸受け143を設け、軸受け14
3内径部143―1とジャーナル部141外径部141
―1間にグリスを充填するもので、軸受け143の一部
にはグリス充填用の注入孔144を備える。
【0022】図2の状態から切替弁19を切り替え、ポ
ート114からピストン103の背面に高圧エアを供給
し、ピストン103を前進動させる。これにより、ピス
トンロッド104は前進し、シール部材111の先端面
は注入孔144の周辺部に圧接、当接し、通路108の
出口側開口部110と注入孔144とを接続し、且つシ
ールする。一方、ピストン103の前進摺動で通路10
8の入口側開口部109が臨む凹溝107と中間部の注
入用ポート121とが合致し、グリスポンプ131、計
量弁132を介してグリスは通路108に流入し、出口
側開口部110、シール材111内径部を通って軸受け
部材143の内径部143―1とジャーナル部141の
外径部141―1間の空間に注入される。
【0023】以上の如く粘性の高いグリス等であって
も、往復するピストン、ピストン外周の凹溝に開口する
ピストン、ピストンロッド内に形成した通路、通路延長
部のシール材の構成で、棒状、針状の制御弁の構造を採
用していないので、エア以外の粘性の高い流体であって
も供給制御弁として用いることができる。
【0024】
【考案の効果】以上で明らかなように本考案によれば、
ピストンを圧気等の流体圧で進退させ、これによりシー
ル部材を含む接続部を被供給体の孔等の接続部に当接
し、一方、ピストンの作動でピストン、ピストンロッド
内に形成した供給通路を開閉するようにしたので、先
ず、制御弁の接続孔を有するシール部材と、被供給体の
接続孔とを、面接触で接続するようしたので、棒状、針
状の制御部材と接続孔等とを接続する従来と比較し、相
互の接続、位置精度がラフで足り、厳密で誤りの無い精
度管理が必ずしも必要なく、製作、位置精度管理が容易
化する。
【0025】又、本考案は、ピストン摺動でスプール状
に開閉される弁、ピストン、ピストンロッド内の通路で
構成されるので、粘性の高いグリス等の如き流体の供給
にも使用することができ、汎用性に優れ、更に、ピスト
ンの作動のみで弁を切り替えることができるので、別途
切替弁を必要とすることがなく、構造が簡易で、外形も
コンパクトで、弁自体もコストが低減化できる等の多大
の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる流体供給制御弁の第1実施例を
示す縦断側面図
【図2】同流体供給制御弁の第2実施例を示す縦断側面
【符号の説明】
1,101…流体供給制御弁、 2,102…シリンダ
ボデイ、 3,103…ピストン、 8,108…流体
供給通路、 11,111…シール部材、13,141
13,114…作動流体供給ポート、 21,121…
流体供給ポート、 20,24,131…流体供給源。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダボデイと、該シリンダボデイに
    摺動自在に嵌装されたピストンとを備え、 上記ピストンのピストンロッドはシリンダ前端部から外
    方へ延出し、該ロッドの先端部周にはシール部材を固着
    し、 上記シリンダボデイのピストン前後には、該ピストンを
    摺動させる作動流体供給ポートを配設して作動流体供給
    源に接続するとともに、中間部には流体供給ポートを配
    設して流体供給源に接続し、 上記ピストンには、該ピストンの進行時に上記流体供給
    ポートと接続し、上流部をピストン中間部の外周部に開
    口し、ピストン、ピストンロッド内部を貫通し、下流部
    が該ピストンロッド先端部に開口する流体供給通路を設
    けた、ことを特徴とする流体供給制御弁。
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