JP2513150B2 - 光直接増幅回路 - Google Patents
光直接増幅回路Info
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- JP2513150B2 JP2513150B2 JP5299863A JP29986393A JP2513150B2 JP 2513150 B2 JP2513150 B2 JP 2513150B2 JP 5299863 A JP5299863 A JP 5299863A JP 29986393 A JP29986393 A JP 29986393A JP 2513150 B2 JP2513150 B2 JP 2513150B2
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- signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムで用い
られる光直接増幅回路に係わり、特に、パイロット信号
が重畳された光信号の増幅を行なう光直接増幅回路に関
する。
られる光直接増幅回路に係わり、特に、パイロット信号
が重畳された光信号の増幅を行なう光直接増幅回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】光直接増幅回路とは、光信号を電気信号
に変換することなく、増幅するものであり、半導体レー
ザを用いたものや、光ファイバを用いたものが知られて
いる。このうち、光ファイバを用いた光直接増幅回路
は、伝送路である光ファイバとの接続が容易であるた
め、これを用いた光通信システムの研究開発が、特に盛
んに行われている。
に変換することなく、増幅するものであり、半導体レー
ザを用いたものや、光ファイバを用いたものが知られて
いる。このうち、光ファイバを用いた光直接増幅回路
は、伝送路である光ファイバとの接続が容易であるた
め、これを用いた光通信システムの研究開発が、特に盛
んに行われている。
【0003】光直接増幅回路を、光通信システムの中継
器やプリアンプなどに用いる場合、その増幅率を一定に
保つために、主信号とは異なる周波数帯域にあるパイロ
ット信号を、主信号に重畳させることが行なわれてい
る。
器やプリアンプなどに用いる場合、その増幅率を一定に
保つために、主信号とは異なる周波数帯域にあるパイロ
ット信号を、主信号に重畳させることが行なわれてい
る。
【0004】図3に、パイロット信号を用いて増幅率の
補正を行なう従来の光直接増幅回路の概要をしめす。光
コネクタ111 から入力された光信号は、光カプラ12
1 を介して、エルビウム添加ファイバ(EDF:Erbium
Doped Fiber) 13に入力される。また、EDF13に
は、光カプラ121 を介して、励起光源14が出力する
励起光も供給されており、EDF13を通過する光は、
この励起光のレベルに応じた増幅率で増幅される。増幅
された光信号の一部は、光カプラ122 で分岐され、受
光素子15により電気信号に変換される。
補正を行なう従来の光直接増幅回路の概要をしめす。光
コネクタ111 から入力された光信号は、光カプラ12
1 を介して、エルビウム添加ファイバ(EDF:Erbium
Doped Fiber) 13に入力される。また、EDF13に
は、光カプラ121 を介して、励起光源14が出力する
励起光も供給されており、EDF13を通過する光は、
この励起光のレベルに応じた増幅率で増幅される。増幅
された光信号の一部は、光カプラ122 で分岐され、受
光素子15により電気信号に変換される。
【0005】受光素子15の出力は、バンドパスフィル
タ16に入力され、バンドパスフィルタ16は、その電
気信号中の所定の周波数成分だけを通過させることによ
り、パイロット信号だけを抽出する。抽出されたパイロ
ット信号は、検波回路17に入力され、検波回路17
は、そのレベルの検出を行う。ALC(Auto Level Con
tol)回路21は、パイロット信号レベルを受けて、予め
定められた基準値との差に応じた制御信号を出力する。
この制御信号は、励起光源14の駆動を行う駆動回路2
2に供給される。この制御信号の供給は、駆動回路22
に供給される制御信号の時間変化が常にゆるやかなもの
とするために設けられている積分回路23を介して行わ
れる。
タ16に入力され、バンドパスフィルタ16は、その電
気信号中の所定の周波数成分だけを通過させることによ
り、パイロット信号だけを抽出する。抽出されたパイロ
ット信号は、検波回路17に入力され、検波回路17
は、そのレベルの検出を行う。ALC(Auto Level Con
tol)回路21は、パイロット信号レベルを受けて、予め
定められた基準値との差に応じた制御信号を出力する。
この制御信号は、励起光源14の駆動を行う駆動回路2
2に供給される。この制御信号の供給は、駆動回路22
に供給される制御信号の時間変化が常にゆるやかなもの
とするために設けられている積分回路23を介して行わ
れる。
【0006】上記の技術では、積分回路23の時定数を
大きくすることにより、短時間のパイロット信号の中断
には対応することができるが、長時間にわたってパイロ
ット信号が中断すると、ALC回路21の出力は最大に
なり、その結果としてEDF13の増幅率は最大となっ
てしまう。このため、パイロット信号が中断されたとき
に、EDFの増幅率を所定値に固定する技術も開発され
ている。
大きくすることにより、短時間のパイロット信号の中断
には対応することができるが、長時間にわたってパイロ
ット信号が中断すると、ALC回路21の出力は最大に
なり、その結果としてEDF13の増幅率は最大となっ
てしまう。このため、パイロット信号が中断されたとき
に、EDFの増幅率を所定値に固定する技術も開発され
ている。
【0007】図4に、パイロット信号中断時に、EDF
の増幅率を所定値に固定する光直接増幅回路の概要を示
す。この光直接増幅回路は、図3に示した光直接増幅回
路に、検出回路31と切替回路32と基準電圧源33が
付加されたものである。ここで、切替回路32は、基準
電圧源33の発生する基準電圧または積分回路23の出
力する電圧のいずれか一方を、駆動回路22へ出力する
回路であり、その制御は検出回路31により行われる。
検出回路31は、パイロット信号が中断したことを検出
すると、切替回路32に、駆動回路22へ基準電圧源3
3が出力する基準電圧を供給することを指示する。これ
により、励起光源14の出力する励起光のレベルは一定
値に維持される。そして、パイロット信号が再開された
ときには、検出回路31は、積分回路23(ALC回路
21)の出力する信号が駆動回路22に供給されるよう
に、切替回路32の制御を行う。
の増幅率を所定値に固定する光直接増幅回路の概要を示
す。この光直接増幅回路は、図3に示した光直接増幅回
路に、検出回路31と切替回路32と基準電圧源33が
付加されたものである。ここで、切替回路32は、基準
電圧源33の発生する基準電圧または積分回路23の出
力する電圧のいずれか一方を、駆動回路22へ出力する
回路であり、その制御は検出回路31により行われる。
検出回路31は、パイロット信号が中断したことを検出
すると、切替回路32に、駆動回路22へ基準電圧源3
3が出力する基準電圧を供給することを指示する。これ
により、励起光源14の出力する励起光のレベルは一定
値に維持される。そして、パイロット信号が再開された
ときには、検出回路31は、積分回路23(ALC回路
21)の出力する信号が駆動回路22に供給されるよう
に、切替回路32の制御を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の光直接増幅回路における、パイロット信号が再開
されたときの動作は、励起光源を駆動する駆動回路へ出
力する信号を、基準信号からALC回路の出力に切り替
えるといったものであった。このため、EDFの増幅率
が安定するまでに時間が必要であったり、中断後に再開
されたパイロット信号のレベルによっては、EDFの増
幅率が振動してしまうという問題が存在した。
従来の光直接増幅回路における、パイロット信号が再開
されたときの動作は、励起光源を駆動する駆動回路へ出
力する信号を、基準信号からALC回路の出力に切り替
えるといったものであった。このため、EDFの増幅率
が安定するまでに時間が必要であったり、中断後に再開
されたパイロット信号のレベルによっては、EDFの増
幅率が振動してしまうという問題が存在した。
【0009】なお、光通信を対象としたものではない
が、上記のようなパイロット信号の再開時の増幅率の変
動を抑えることを目的とした技術が、特開昭59−10
4836号公報に開示されている。この技術では、一旦
中断したパイロット信号を端局から再送する際に、パイ
ロット信号のレベルを除々に大きくしていくことによ
り、この問題に対処しようとしている。しかし、この技
術では、パイロット信号が中断されているときには、増
幅率が最大となってしまうという問題があった。
が、上記のようなパイロット信号の再開時の増幅率の変
動を抑えることを目的とした技術が、特開昭59−10
4836号公報に開示されている。この技術では、一旦
中断したパイロット信号を端局から再送する際に、パイ
ロット信号のレベルを除々に大きくしていくことによ
り、この問題に対処しようとしている。しかし、この技
術では、パイロット信号が中断されているときには、増
幅率が最大となってしまうという問題があった。
【0010】そこで、本発明の目的は、パイロット信号
の入力が、中断後に再開されたときに、速やかに安定動
作状態に移行することができ、また、その中断時にも所
定の増幅率で増幅が行なわれる光直接増幅回路を提供す
ることにある。
の入力が、中断後に再開されたときに、速やかに安定動
作状態に移行することができ、また、その中断時にも所
定の増幅率で増幅が行なわれる光直接増幅回路を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
増幅率のモニタに使用されるパイロット信号が重畳され
た光信号の増幅を行なう希土類添加光ファイバと、この
希土類添加光ファイバの増幅率を制御するための励起光
を出力する励起光源と、希土類添加光ファイバが増幅し
た光信号中のパイロット信号のレベルを検出するレベル
検出手段と、このレベル検出手段の出力の時間的積分値
を出力する積分手段と、この積分手段の出力が所定のレ
ベルとなるように励起光源の出力する励起光のレベルを
制御する第1の制御手段と、励起光源が出力する励起光
のレベルを基準レベルに固定する第2の制御手段と、レ
ベル検出手段の検出するパイロット信号レベルを監視し
てパイロット信号が中断されたこと、および、再開され
たことを検出する監視手段と、この監視手段がパイロッ
ト信号の中断を検出した際に、励起光源の制御手段を第
1の制御手段から第2の制御手段に切り替える第1の切
替手段と、監視手段がパイロット信号の再開を検出した
際に、励起光源の制御手段を第2の制御手段から第1の
制御手段に切り替えるとともに、積分手段の時定数を所
定時間だけ増大させる第2の切替手段とを具備する。
増幅率のモニタに使用されるパイロット信号が重畳され
た光信号の増幅を行なう希土類添加光ファイバと、この
希土類添加光ファイバの増幅率を制御するための励起光
を出力する励起光源と、希土類添加光ファイバが増幅し
た光信号中のパイロット信号のレベルを検出するレベル
検出手段と、このレベル検出手段の出力の時間的積分値
を出力する積分手段と、この積分手段の出力が所定のレ
ベルとなるように励起光源の出力する励起光のレベルを
制御する第1の制御手段と、励起光源が出力する励起光
のレベルを基準レベルに固定する第2の制御手段と、レ
ベル検出手段の検出するパイロット信号レベルを監視し
てパイロット信号が中断されたこと、および、再開され
たことを検出する監視手段と、この監視手段がパイロッ
ト信号の中断を検出した際に、励起光源の制御手段を第
1の制御手段から第2の制御手段に切り替える第1の切
替手段と、監視手段がパイロット信号の再開を検出した
際に、励起光源の制御手段を第2の制御手段から第1の
制御手段に切り替えるとともに、積分手段の時定数を所
定時間だけ増大させる第2の切替手段とを具備する。
【0012】すなわち、請求項1記載の発明では、パイ
ロット信号が中断後、再開されたときに、所定時間だ
け、その時定数を変更する積分手段を備えることによ
り、パイロット信号レベルが急変しても、励起光源が出
力する励起光のレベルの急変が起こらないようにする。
これにより、パイロット信号の入力が、中断後に再開さ
れたときに、速やかに安定動作状態に移行することがで
きるようになる。また、積分手段が時定数を変更するの
は、パイロット信号が中断後、再開されたときに限られ
ているので、通常の動作時にパイロット信号の変動に追
従しなくなるようなこともない。
ロット信号が中断後、再開されたときに、所定時間だ
け、その時定数を変更する積分手段を備えることによ
り、パイロット信号レベルが急変しても、励起光源が出
力する励起光のレベルの急変が起こらないようにする。
これにより、パイロット信号の入力が、中断後に再開さ
れたときに、速やかに安定動作状態に移行することがで
きるようになる。また、積分手段が時定数を変更するの
は、パイロット信号が中断後、再開されたときに限られ
ているので、通常の動作時にパイロット信号の変動に追
従しなくなるようなこともない。
【0013】請求項2記載の発明は、増幅率のモニタに
使用されるパイロット信号が重畳された光信号を増幅す
る希土類添加光ファイバと、この希土類添加光ファイバ
の増幅率を制御するための励起光を出力する励起光源
と、希土類添加光ファイバが増幅した光信号中のパイロ
ット信号のレベルを検出するレベル検出手段と、このレ
ベル検出手段の出力を減衰させるための第1の減衰器
と、この第1の減衰器の出力と所定の基準信号との偏差
に応じた制御信号を出力する比較回路と、この比較回路
の出力を減衰させるための第2の減衰器と、この第2の
減衰器の出力に応じて励起光源が出力する励起光のレベ
ルを制御する励起光源制御手段と、レベル検出手段の検
出するパイロット信号レベルを監視してパイロット信号
の中断および再開を検出する監視手段と、この監視手段
がパイロット信号の中断を検出した際に、第1の減衰器
の減衰率を最大にするとともに、第2の減衰器の減衰率
を所定の減衰率に変更する第1の減衰率制御手段と、監
視手段がパイロット信号の再開を検出した際に、第1お
よび第2の減衰器の減衰率が一定時間後に共にゼロとな
るように連続的に変化させる第2の減衰率制御手段とを
具備する。
使用されるパイロット信号が重畳された光信号を増幅す
る希土類添加光ファイバと、この希土類添加光ファイバ
の増幅率を制御するための励起光を出力する励起光源
と、希土類添加光ファイバが増幅した光信号中のパイロ
ット信号のレベルを検出するレベル検出手段と、このレ
ベル検出手段の出力を減衰させるための第1の減衰器
と、この第1の減衰器の出力と所定の基準信号との偏差
に応じた制御信号を出力する比較回路と、この比較回路
の出力を減衰させるための第2の減衰器と、この第2の
減衰器の出力に応じて励起光源が出力する励起光のレベ
ルを制御する励起光源制御手段と、レベル検出手段の検
出するパイロット信号レベルを監視してパイロット信号
の中断および再開を検出する監視手段と、この監視手段
がパイロット信号の中断を検出した際に、第1の減衰器
の減衰率を最大にするとともに、第2の減衰器の減衰率
を所定の減衰率に変更する第1の減衰率制御手段と、監
視手段がパイロット信号の再開を検出した際に、第1お
よび第2の減衰器の減衰率が一定時間後に共にゼロとな
るように連続的に変化させる第2の減衰率制御手段とを
具備する。
【0014】すなわち、請求項2記載の発明では、パイ
ロット信号のレベルと基準信号との偏差に応じた制御信
号を出力する比較回路の前後に、その減衰率を変えるこ
とができる減衰器を設け、パイロット信号が中断された
ときには、比較回路の前段に設けられた第1の減衰器の
減衰率を最大にするとともに、比較回路の後段に設けら
れた第2の減衰器の減衰率を所定の減衰率に変更する。
そして、パイロット信号が再開されたときには、第1お
よび第2の減衰器の減衰率が一定時間後に共にゼロとな
るようにそれぞれの減衰器の減衰率を連続的に変化させ
る。これにより、パイロット信号の入力が、中断後に再
開されたときに、速やかに安定動作状態に移行すること
ができるようになる。
ロット信号のレベルと基準信号との偏差に応じた制御信
号を出力する比較回路の前後に、その減衰率を変えるこ
とができる減衰器を設け、パイロット信号が中断された
ときには、比較回路の前段に設けられた第1の減衰器の
減衰率を最大にするとともに、比較回路の後段に設けら
れた第2の減衰器の減衰率を所定の減衰率に変更する。
そして、パイロット信号が再開されたときには、第1お
よび第2の減衰器の減衰率が一定時間後に共にゼロとな
るようにそれぞれの減衰器の減衰率を連続的に変化させ
る。これにより、パイロット信号の入力が、中断後に再
開されたときに、速やかに安定動作状態に移行すること
ができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
る。
【0016】図1に、本発明の一実施例における光直接
増幅回路の構成を示す。まず、この図を用いて、実施例
の光直接増幅回路を構成する回路の説明を行なう。光カ
プラ121 は、光コネクタ111 から入力された光信号
と、半導体レーザダイオードで構成される励起光源14
が出力する励起光とを、エルビウム添加ファイバ(ED
F:Erbium Doped Fiber) 13に供給するための光回路
であり、EDF13を通過する光は、励起光源14の出
力する励起光のレベルに応じた増幅率で増幅される。光
カプラ122 は、増幅された光信号を所定の割合で分岐
する光回路であり、受光素子15は、光カプラ122 で
分岐された光信号の強度に応じた電気信号を出力する。
バンドパスフィルタ16は、所定の周波数成分だけを通
過させることにより、その電気信号からパイロット信号
を抽出する。検波回路17は、抽出されたパイロット信
号のレベルの検出を行なう。
増幅回路の構成を示す。まず、この図を用いて、実施例
の光直接増幅回路を構成する回路の説明を行なう。光カ
プラ121 は、光コネクタ111 から入力された光信号
と、半導体レーザダイオードで構成される励起光源14
が出力する励起光とを、エルビウム添加ファイバ(ED
F:Erbium Doped Fiber) 13に供給するための光回路
であり、EDF13を通過する光は、励起光源14の出
力する励起光のレベルに応じた増幅率で増幅される。光
カプラ122 は、増幅された光信号を所定の割合で分岐
する光回路であり、受光素子15は、光カプラ122 で
分岐された光信号の強度に応じた電気信号を出力する。
バンドパスフィルタ16は、所定の周波数成分だけを通
過させることにより、その電気信号からパイロット信号
を抽出する。検波回路17は、抽出されたパイロット信
号のレベルの検出を行なう。
【0017】検波回路17が出力するパイロット信号レ
ベルは、積分回路18と検出回路19に入力される。積
分回路18は、入力された信号の時間変化が急であると
きには、その変化を鈍らせた信号を出力する回路であ
り、ここでは、その容量成分が、制御信号の入力に応じ
て一定時間だけ大きくなるように構成されたCR回路を
用いている。積分回路18の出力は、切替回路20に入
力されている。切替回路20には、基準信号も入力され
ており(図示せず)、この回路は、積分回路18の出力
または基準信号のいずれか一方をALC回路21に出力
する。その切り替えは、検出回路19からの制御信号の
受信により行われる。
ベルは、積分回路18と検出回路19に入力される。積
分回路18は、入力された信号の時間変化が急であると
きには、その変化を鈍らせた信号を出力する回路であ
り、ここでは、その容量成分が、制御信号の入力に応じ
て一定時間だけ大きくなるように構成されたCR回路を
用いている。積分回路18の出力は、切替回路20に入
力されている。切替回路20には、基準信号も入力され
ており(図示せず)、この回路は、積分回路18の出力
または基準信号のいずれか一方をALC回路21に出力
する。その切り替えは、検出回路19からの制御信号の
受信により行われる。
【0018】検出回路19は、パイロット信号レベルの
時間変化を監視して、パイロット信号が中断されたと
き、または、中断後に再開されたときに制御信号を出力
する回路であり、積分回路18へは、パイロット信号が
再開されたことを検出したときだけ制御信号を出力し、
切替回路20へは、パイロット信号が中断されたときと
再開されたときに制御信号を出力する。ALC回路21
は、基準信号と切替回路20の出力の偏差に応じた信号
を、駆動回路22に出力する回路であり、駆動回路22
は、その信号に応じた分だけ、励起光源14の駆動電流
を変化させる。
時間変化を監視して、パイロット信号が中断されたと
き、または、中断後に再開されたときに制御信号を出力
する回路であり、積分回路18へは、パイロット信号が
再開されたことを検出したときだけ制御信号を出力し、
切替回路20へは、パイロット信号が中断されたときと
再開されたときに制御信号を出力する。ALC回路21
は、基準信号と切替回路20の出力の偏差に応じた信号
を、駆動回路22に出力する回路であり、駆動回路22
は、その信号に応じた分だけ、励起光源14の駆動電流
を変化させる。
【0019】以下に、パイロット信号が中断、再開され
たときの実施例の光直接増幅回路の動作を説明する。ま
ず、パイロット信号が中断された場合には、検出回路1
9は、制御信号を切替回路20に出力する。制御信号を
受けた切替回路20は、ALC回路21に出力する信号
を基準信号に切り替える。これにより、励起光源14
は、一定レベルの励起光を出力するようになる。
たときの実施例の光直接増幅回路の動作を説明する。ま
ず、パイロット信号が中断された場合には、検出回路1
9は、制御信号を切替回路20に出力する。制御信号を
受けた切替回路20は、ALC回路21に出力する信号
を基準信号に切り替える。これにより、励起光源14
は、一定レベルの励起光を出力するようになる。
【0020】そして、パイロット信号が再開されたとき
には、検出回路19は、制御信号を切替回路20と積分
回路18に出力する。制御信号の入力を受けた切替回路
20は、ALC回路21に積分回路18からの信号を供
給するように電流経路の切り替えを行う。また、積分回
路18は、制御信号の入力に応じて、通常の動作時より
も、回路の時定数を大きくする。このように動作するた
め、中断時と異なるレベルのパイロット信号が供給され
ても、ALC回路21に、急峻に変化する信号が入力さ
れることがなく、EDF13の増幅率は速やかにパイロ
ット信号レベルに追従する。また、回路の時定数が大き
くなるのは、一定時間だけであるので、通常の動作時に
パイロット信号変化への応答速度が低下することもな
い。
には、検出回路19は、制御信号を切替回路20と積分
回路18に出力する。制御信号の入力を受けた切替回路
20は、ALC回路21に積分回路18からの信号を供
給するように電流経路の切り替えを行う。また、積分回
路18は、制御信号の入力に応じて、通常の動作時より
も、回路の時定数を大きくする。このように動作するた
め、中断時と異なるレベルのパイロット信号が供給され
ても、ALC回路21に、急峻に変化する信号が入力さ
れることがなく、EDF13の増幅率は速やかにパイロ
ット信号レベルに追従する。また、回路の時定数が大き
くなるのは、一定時間だけであるので、通常の動作時に
パイロット信号変化への応答速度が低下することもな
い。
【0021】変形例
【0022】図2に変形例の光直接増幅回路の構成の概
要を示す。変形例の光直接増幅回路も、図1を用いて説
明した光直接増幅回路と同様の制御を行なうものである
が、その制御を電圧制御可変減衰器を用いて行なう。
要を示す。変形例の光直接増幅回路も、図1を用いて説
明した光直接増幅回路と同様の制御を行なうものである
が、その制御を電圧制御可変減衰器を用いて行なう。
【0023】検波回路17でパイロット信号のレベルが
検出されるまでの動作は、図1を用いて説明した光直接
増幅回路と同様のものであるので説明は省略する。
検出されるまでの動作は、図1を用いて説明した光直接
増幅回路と同様のものであるので説明は省略する。
【0024】検波回路17で検出されたパイロット信号
レベルは、可変減衰器24と制御回路25に入力され
る。可変減衰器24は、入力された電圧を減衰させて出
力する回路であり、その減衰量の制御は、制御回路25
により行なわれる。可変減衰器24の出力は、ALC回
路20に入力されており、ALC回路20の出力は、可
変減衰器24と同様に制御回路25によりその減衰量が
制御される第2の可変減衰器26に入力されている。そ
して、この可変減衰器26の出力が、駆動回路22に供
給されている。なお、通常動作時における、可変減衰器
24および26の減衰率は“0”である。
レベルは、可変減衰器24と制御回路25に入力され
る。可変減衰器24は、入力された電圧を減衰させて出
力する回路であり、その減衰量の制御は、制御回路25
により行なわれる。可変減衰器24の出力は、ALC回
路20に入力されており、ALC回路20の出力は、可
変減衰器24と同様に制御回路25によりその減衰量が
制御される第2の可変減衰器26に入力されている。そ
して、この可変減衰器26の出力が、駆動回路22に供
給されている。なお、通常動作時における、可変減衰器
24および26の減衰率は“0”である。
【0025】制御回路25は、2つの可変減衰器24お
よび26を以下のように制御する。まず、検波回路17
の出力するパイロット信号レベルの時間変化からパイロ
ット信号が中断されたことを検出した制御回路25は、
可変減衰器24の減衰率を最大にするとともに、可変減
衰器26の減衰率を、ALC回路20が出力する最大制
御信号を、所定の制御信号レベルまで減衰するのに必要
な減衰率に変化させる。なお、この減衰率は、入力信号
が“0”レベルであるときにALC回路20が出力する
最大制御信号レベルと、所定の増幅率を得るために駆動
回路22に供給することが必要な信号レベルから予め定
められたものである。
よび26を以下のように制御する。まず、検波回路17
の出力するパイロット信号レベルの時間変化からパイロ
ット信号が中断されたことを検出した制御回路25は、
可変減衰器24の減衰率を最大にするとともに、可変減
衰器26の減衰率を、ALC回路20が出力する最大制
御信号を、所定の制御信号レベルまで減衰するのに必要
な減衰率に変化させる。なお、この減衰率は、入力信号
が“0”レベルであるときにALC回路20が出力する
最大制御信号レベルと、所定の増幅率を得るために駆動
回路22に供給することが必要な信号レベルから予め定
められたものである。
【0026】そして、制御回路25は、パイロット信号
が再開されたときには、可変減衰器24および26の減
衰率を、それぞれの減衰率が一定時間後に“0”となる
ように減少させていく。変形例の光直接増幅回路は、こ
のように動作するため、中断時と異なるレベルのパイロ
ット信号が供給されても、ALC回路21に、急峻に変
化する信号が入力されることがない。このため、EDF
13の増幅率を、振動状態に移行させることなく、速や
かにパイロット信号レベルに追従させることができる。
が再開されたときには、可変減衰器24および26の減
衰率を、それぞれの減衰率が一定時間後に“0”となる
ように減少させていく。変形例の光直接増幅回路は、こ
のように動作するため、中断時と異なるレベルのパイロ
ット信号が供給されても、ALC回路21に、急峻に変
化する信号が入力されることがない。このため、EDF
13の増幅率を、振動状態に移行させることなく、速や
かにパイロット信号レベルに追従させることができる。
【0027】また、実施例および変形例の光直接増幅回
路では、増幅されたパイロット信号のレベルを検出し
て、EDFの増幅率を制御するように構成してあるが、
増幅前の光信号中に含まれるパイロット信号のレベルを
検出して、EDFの増幅率を制御するように構成しても
良い。また、パイロット信号を主信号とは異なる波長の
光を用いて、その波長の光だけを取り出して、その光の
レベルに応じて増幅率制御を行なってもよい。
路では、増幅されたパイロット信号のレベルを検出し
て、EDFの増幅率を制御するように構成してあるが、
増幅前の光信号中に含まれるパイロット信号のレベルを
検出して、EDFの増幅率を制御するように構成しても
良い。また、パイロット信号を主信号とは異なる波長の
光を用いて、その波長の光だけを取り出して、その光の
レベルに応じて増幅率制御を行なってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項3記載の発明では、パイロット信号の入力が、中断後
に再開されたときに、速やかに安定動作状態に移行する
ことができるようになる。また、パイロット信号の中断
時には、所定の増幅率で増幅を行なうため、この光直接
増幅回路を用いた光通信システムの信頼性を向上させる
ことができる。
項3記載の発明では、パイロット信号の入力が、中断後
に再開されたときに、速やかに安定動作状態に移行する
ことができるようになる。また、パイロット信号の中断
時には、所定の増幅率で増幅を行なうため、この光直接
増幅回路を用いた光通信システムの信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における光直接増幅回路の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】本発明の変形例における光直接増幅回路の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】従来の光直接増幅回路の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】従来の、パイロット信号中断時にその増幅率を
一定値に制御する光直接増幅回路の構成を示すブロック
図である。
一定値に制御する光直接増幅回路の構成を示すブロック
図である。
11 光コネクタ 12 光カプラ 13 エルビウムドープファイバ 14 励起光源 15 受光素子 16 バンドパスフィルタ 17 検波回路 18、23 積分回路 19、31 検出回路 20、32 切替回路 21 ALC回路 22 駆動回路 24、26 可変減衰器 25 制御回路 33 基準電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 H04B 9/00 J 10/06 10/16 10/17
Claims (3)
- 【請求項1】 増幅率のモニタに使用されるパイロット
信号が重畳された光信号の増幅を行なう希土類添加光フ
ァイバと、 この希土類添加光ファイバの増幅率を制御するための励
起光を出力する励起光源と、 前記希土類添加光ファイバが増幅した光信号中のパイロ
ット信号のレベルを検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段の出力の時間的積分値を出力する積
分手段と、 この積分手段の出力が所定のレベルとなるように前記励
起光源の出力する励起光のレベルを制御する第1の制御
手段と、 前記励起光源が出力する励起光のレベルを基準レベルに
固定する第2の制御手段と、 前記レベル検出手段の検出するパイロット信号レベルを
監視してパイロット信号が中断されたこと、および、再
開されたことを検出する監視手段と、 この監視手段がパイロット信号の中断を検出した際に、
前記励起光源の制御手段を前記第1の制御手段から第2
の制御手段に切り替える第1の切替手段と、 前記監視手段がパイロット信号の再開を検出した際に、
前記励起光源の制御手段を前記第2の制御手段から第1
の制御手段に切り替えるとともに、前記積分手段の時定
数を所定時間だけ増大させる第2の切替手段とを具備す
ることを特徴とする光直接増幅回路。 - 【請求項2】 増幅率のモニタに使用されるパイロット
信号が重畳された光信号を増幅する希土類添加光ファイ
バと、 この希土類添加光ファイバの増幅率を制御するための励
起光を出力する励起光源と、 前記希土類添加光ファイバが増幅した光信号中のパイロ
ット信号のレベルを検出するレベル検出手段と、 このレベル検出手段の出力を減衰させるための第1の減
衰器と、 この第1の減衰器の出力と所定の基準信号との偏差に応
じた制御信号を出力する比較回路と、 この比較回路の出力を減衰させるための第2の減衰器
と、 この第2の減衰器の出力に応じて前記励起光源が出力す
る励起光のレベルを制御する励起光源制御手段と、 前記レベル検出手段の検出するパイロット信号レベルを
監視してパイロット信号の中断および再開を検出する監
視手段と、 この監視手段がパイロット信号の中断を検出した際に、
前記第1の減衰器の減衰率を最大にするとともに、前記
第2の減衰器の減衰率を所定の減衰率に変更する第1の
減衰率制御手段と、 前記監視手段がパイロット信号の再開を検出した際に、
前記第1および第2の減衰器の減衰率が一定時間後に共
にゼロとなるように連続的に変化させる第2の減衰率制
御手段とを具備することを特徴とする光直接増幅回路。 - 【請求項3】 前記希土類添加光ファイバがエルビウム
添加光ファイバであることを特徴とする請求項1および
請求項2記載の光直接増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299863A JP2513150B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光直接増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5299863A JP2513150B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光直接増幅回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154332A JPH07154332A (ja) | 1995-06-16 |
JP2513150B2 true JP2513150B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=17877867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5299863A Expired - Lifetime JP2513150B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 光直接増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513150B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002040495A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-06 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ラマン増幅器 |
JP4768252B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2011-09-07 | Necエンジニアリング株式会社 | 光増幅器および光出力調整方法 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP5299863A patent/JP2513150B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07154332A (ja) | 1995-06-16 |
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