JP2512576B2 - セメント組成物構造体 - Google Patents

セメント組成物構造体

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はセメント組成物構造体製造時に生ずる体積収
縮、ひび割れ、滑落を防止した安定なセメント組成物構
造体に関するものである。
【従来の技術】
従来、コンクリート構造体を製造する際に、コンクリ
ートの体積収縮やひび割れを防止するため、セメント組
成物に例えばガラス繊維、ポリビニルアルコール系繊
維、不燃性繊維などの無機繊維あるいは有機繊維、マイ
カなどの充填材を配合して使用している。更に、大きな
コンクリート構造体では金属線、金属棒あるいは金網な
どを補強材として使用し、それにセメント組成物を充填
あるいは塗布してコンクリート構造体を構成している。 また、特開昭62−46948号公報には水硬性硬化体を不
織布で補強した成形体が記載されている。
【発明が解決しようとする課題】
従来の充填材を配合したセメント組成物または金属補
強材あるいは不織布を使用したものではセメント組成物
の体積収縮を十分に抑制することができず、ひび割れや
滑落を防止することは困難である。 本発明はセメント組成物構造体の製造時に生ずる体積
収縮、ひび割れ、滑落を防止した安定なセメント組成物
構造体を提供するにある。
【課題を解決するための手段】 本発明は繊維材料からなるメッシュ構造編織布が重合
体で固定され、かつ該編織布に深絞り成型により多数の
突起部が形成されたシート状物(以下ハネカム構造シー
ト状物と言う)とセメント組成物よりなるセメント組成
物構造体である。 本発明のセメント組成物構造体の補強材であるシート
状物はポリエステル繊維、全芳香族ポリエステル繊維、
ポリアミド繊維、全芳香族ポリアミド繊維、ポリビニル
アルコール系繊維、アクリロニトリル系繊維、ガラス繊
維などの繊維材料からなるメッシュ構造編織布をフエノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂などの重合体で
固定したシート状物に、深絞り成型により多数の突起部
を形成したシート状物また、良好な可撓性と強靭性を付
与したものとする場合には、用いる繊維として二成分以
上の重合体よりなる複合繊維であつて、該複合繊維を構
成する少なくとも1成分の熱可塑性重合体がその他の成
分の重合体(高軟化点重合体)の軟化点より少なくとも
20℃低い融点を有する熱可塑性重合体(低融点重合体)
である複合繊維のフイラメント糸又はスパン糸あるいは
該複合繊維のフイラメント糸又はスパン糸と他の繊維の
フイラメント糸又はスパン糸との合糸、または、二種以
上の繊維を用いた複合糸であって該複合糸を構成する少
なくとも1種類の繊維がその他の繊維(高軟化点繊維)
の軟化点より少なくとも20℃低い融点を有する繊維(低
融点繊維)である複合糸の少なくとも一種類の繊維の如
く、熱接着性繊維を用い、該熱接着性繊維からなるメツ
シユ構造編織布に深絞り成型により多数の突起部を形成
させたシート状物において該メツシユ構造編織布が編織
布を構成している繊維の低融点重合体成分あるいは低融
点繊維の溶融物で固定されているハネカム構造シート状
物を用いる。 高軟化点重合体と低融点重合体よりなる複合繊維は高
軟化点重合体として、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステ
ル、6−ナイロン、66−ナイロン、610−ナイロン、11
−ナイロン、12−ナイロン、ポリヘキサメチレンイソフ
タルアミド、ポリヘキサメチレンテレフタルアミドなど
のポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアル
コール、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの可紡性
重合体から選ばれた少なくとも1種類の重合体を用い、
低融点重合体は上記高軟化点重合体の群中から組み合わ
せてもよいし、また他の重合体、例えば、ポリエチレ
ン、エチレンプロピレン共重合体、エチレンオクテン共
重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体あるいはその鹸化
物などのオレフイン系重合体、ポリヘキサメチレンテレ
フタレートあるいはその共重合体、スチレン共重合体な
どの可紡性熱可塑性重合体から選ばれた少なくとも1種
類の重合体でもよい。高軟化点重合体と低融点重合体よ
りなる複合繊維は従来公知の複合紡糸口金を装着した紡
糸機で溶融紡糸法、乾式紡糸法(エマルジヨン紡糸法を
含む)、湿式紡糸法のいずれかの方法で紡糸できる。得
られる繊維の繊度は用途に応じて適宜決定しうるが好ま
しくは2〜3000デニールである。 この複合繊維のフイラメント糸はモノフイラメントの
他、多数本合糸したマルチフイラメント糸、あるいは、
該複合繊維のフイラメント糸と他の繊維、例えば、ポリ
エチレンテレフタレート繊維、ポリブチレンテレフタレ
ート繊維、全芳香族ポリエステル繊維などのポリエステ
ル繊維、6−ナイロン繊維、66−ナイロン繊維、610−
ナイロン繊維、ポリヘキサメチレンイソフタルアミド繊
維、ポリヘキサメチレンテレフタルアミド繊維、ポリエ
チレンテレフタルアミド繊維、ポリブチレンテレフタル
アミド繊維、全芳香族ポリアミド繊維などのポリアミド
繊維、ポリアクリロニトリル繊維、アクリロニトリル共
重合体繊維、ポリビニルアルコール系繊維、再生セルロ
ース繊維、セルロースアセテート繊維などの群から選ば
れた少なくとも1種類の繊維のフイラメント糸と合糸し
て用いられる。 また、高軟化点繊維と低融点繊維とからなる複合糸は
高軟化点繊維として、例えば、ポリエチレンテレフタレ
ート繊維、ポリブチレンテエフタレート繊維、全芳香族
ポリエステル繊維などのポリエステル繊維、6−ナイロ
ン繊維、66−ナイロン繊維、610−ナイロン繊維、ポリ
ヘキサメチレンイソフタルアミド繊維、ポリヘキサメチ
レンテレフタルアミド繊維、ポリエチレンテレフタルア
ミド繊維、ポリブチレンテレフタルアミド繊維、全芳香
族ポリアミド繊維などのポリアミド繊維、ポリアクリロ
ニトリル繊維、アクリロニトリル共重合体繊維、ポリビ
ニルアルコール系繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ塩化
ビニル系繊維、再生セルロース繊維、セルロースアセテ
ート繊維、ガラス繊維などの群から選ばれた少なくとも
1種類の繊維を用い、複合糸の低融点繊維は、上記高軟
化点繊維の群中から選択してもよいし、また他の低融点
繊維、例えば、ポリエチレン繊維、エチレンプロピレン
共重合体繊維、エチレン酢酸ビニル共重合体あるいはそ
の鹸化物の繊維などのオレフイン系重合体繊維、ポリヘ
キサメチレンテレフタレートあるいはその共重合体の繊
維などの熱可塑性重合体繊維から選ばれた少なくとも1
種類の繊維でも良い。そして、高軟化点繊維と低融点繊
維とからなる複合糸は、公知の方法でフイラメント糸を
合撚してえた複合糸、高軟化点繊維フイラメント糸に低
融点繊維の紡績糸を交撚して得た撚糸、または高軟化点
繊維フイラメント糸に低融点繊維のフイラメント糸ある
いは紡績糸を旋回して得た芯鞘型複合糸などである。 本発明に用いる繊維の太さはハネカム構造シート状物
の使用目的から決められる。すなわち、ハネカム構造シ
ート状物を薄物構造体、例えば、建物外壁モルタル塗布
面に張設する場合には、細繊度の繊維糸を使用し、また
厚物構造体あるいは高荷重構造物の補強材として使用す
る場合には太繊度の繊維糸を使用する。一般には総繊度
100〜6,000デニールの範囲である。また、ハネカム構造
体構成繊維を固定する重合体成分は構造体の重量の少な
くとも15重量%、好ましくは25〜60重量%の範囲であ
る。重合体量が少ないとハネカム構造体の十分な固定効
果が得られない。一方、重合体量が多いとハネカム構造
体の十分な強度が得られなくなる。 本発明のメツシユ構造体の製編織は、例えば、ラツセ
ル編、メツシユ編、平編、平織、綾織など通常の編織方
法で作ることができる。 メツシユ構造体の目合は本発明シート状物の使用目的
から決まられるが好ましくは1mm〜5mmである。 本発明に用いるハネカム構造シート状物は以下に述べ
る方法により製造出来る。例えば、製編織したメツシユ
構造体を繊維糸の低融点重合体あるいは低融点繊維の軟
化点以上の温度で加熱して重合体を軟化溶融し、繊維糸
およびメツシユ構造体を繊維の軟化溶融した重合体で固
定してメツシユ構造体シート状物を形成した後、する時
あるいはする前、少なくとも一方の型を加熱したあるい
は加熱しない凹部と凸部からなる1対の深絞り成型機で
絞り成型してハネカム構造を有するシート状物とする。
または、製編織したメツシユ構造体をフエノール樹脂、
エポキシ樹脂、メラミン樹脂などの重合体で固定したシ
ート状物としたのち、する時あるいはする前凹部と凸部
からなる1対の深絞り成型機で絞り成型し、ハネカム構
造シート状物とする。 また、溶融した繊維成分の重合体で固定したハネカム
構造シート状物に、更に硬度を付与したい場合には、シ
ート状物にフエノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂などの樹脂液で処理しておくことも良い。この樹脂処
理は補助的なものであるため、多量の付着は必要としな
いものである。 本発明にいう軟化点および融点は示差走査熱量測定
(DSC)により常法に従つて最大ピーク時の温度を融
点、ピークが生じるときの温度を軟化点として求めるこ
とが出来る。 本発明にいう深絞り成型された突起部とは第3図の形
状に限定されるものではなく、深絞りした後の形が、円
形、四角形あるいは六角形等の断面を有する鉢形体ある
いは円錐、三角錐、半球形等の任意の形状にすることが
出来る。 本発明にいう深絞り成型としては高さ5mm〜5cmとし、
面積比を110〜400とすることが好ましい。この範囲とす
ると強靭で可撓性に優れたシート状物となし得る。ここ
で面積比とは成型加工後の面積を成型加工前の面積で除
し、その商に100を乗じたものである。 次に、ハネカム構造を有するシート状物をコンクリー
ト板などの構造体の補強材として使用する場合には、コ
ンクリート構造体の厚さに応じて1枚あるいは複数枚の
積層体として使用し、型枠内に設置あるいは張設した
後、コンクリート組成物を充填して、該シート状物をコ
ンクリート組成物に埋め込んで固化する。また、ハネカ
ム構造を有するシート状物をモルタル塗布構造物などの
補強材として使用する場合には、モルタル塗布面に張設
し、その面にモルタル組成物を塗布して固化する。 本発明にいうセメント組成物とは、主成分としてシリ
カ、アルミナ、酸化鉄、石炭などの原料を適当な割合で
混ぜ焼成したものであつて代表的にはポルトランドセメ
ントが挙げられるが、高炉セメント、フライアツシユセ
メント、アルミナセメント、コロイドセメント、油井セ
メント等も用いることが出来、セツコウ、マグネシア等
も用いることが出来る。もちろんこれらを混合使用して
も良い。添加物としては、細骨材、軽量化材、膨張材、
防凍剤、ワラストナイト、マイカ、セピオライト、アタ
パルジヤイト等を用いることが出来る。 次に、本発明の補強されたセメント組成物構造体を図
面で説明する。第1図は本発明のハネカム構造を有する
シート状物を補強材としたコンクリート構造体の一例の
模式図で、第1図(1)は補強材1枚の使用例であり、
第1図(2)は補強材2枚の使用例である。1はコンク
リート構造体、2はハネカム構造を有するシート状物の
補強材、3はコンクリート、4は内部に形成された空間
部である。第2図は本発明のハネカム構造を有するシー
ト状物を補強材としたモルタル塗布構造物の一例の模式
図で、5はモルタル塗布基体、2は塗布面に張設したハ
ネカム構造を有するシート状物の補強材、3は塗布した
モルタルである。第3図は補強材のハネカム構造を有す
るシート状物の一例の模式図で、2はハネカム構造を有
するシート状物、6は深絞り成型された突起部である。
第4図はハネカム構造を有するシート状物を構成するメ
ツシユ構造体の1例の部分拡大の模式図であり、7はメ
ツシユ構造体構成繊維糸、8は芯繊維成分、9は溶融し
た繊維成分の重合体である。 本発明の立体構造のハネカム構造を有するシート状物
を補強材としたセメント組成物構造体は高破断強力で、
セメント組成物構造体の製造時に生ずる体積収縮を小さ
くし、ひび割れ、滑落を防止して安定なセメント組成物
構造体とすることができる。更に、ハネカム構造を有す
るシート状物は切断強力、破断強力、可撓性が大きく、
かつ成型性、熱接着性および加工性に富むものであるた
め、シート状物の張設や敷設作業が容易である。
【作 用】
固定された繊維構造体で作られた立体構造のハネカム
構造を有するシート状物をセメント組成物構造体の補強
材に使用することによつて、セメント組成物と補強材と
の係合がよく、セメント組成物構造体を製造する際に生
ずる体積変化を小さくすることができる。
【実施例】
次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明す
る。なお、実施例中の部および%は断りのない限り、重
量に関するものである。 実施例1 芯成分重合体に66−ナイロ(軟化点230℃)60部、鞘
成分重合体にポリプロピレン(融点160℃)40部からな
る、延伸された単繊度15デニールの芯鞘型複合繊維の45
0デニール/30filのマルチフイラメント糸を用い、ラツ
セル編みで目合3mmのメツシユ編布を製編した。一方、
表面に凹部を有するロールと凸部を有するロールの一対
の絞り成型ロールにおいて、直径20mm、深さ15mmの凸部
が20mm間隔で配置された絞り成型ロールを用い、ロール
表面温度175℃、シリンダーケージ圧力2.0kg/cm2でメツ
シユ編布を処理し、絞り成型と繊維の鞘成分重合体の軟
化溶融による固定を行い、メツシユ構造シートに深絞り
成型により多数の突起部を付与したハネカム構造シート
状物[I]を得た。このハネカム構造を有するシート状
物は可撓性に優れ、10回の繰り返し屈曲でも亀裂は発生
しない強靭なシート状物である。このハネカム構造シー
ト状物[I]を建物外壁のモルタル塗布面に張設し、次
いでモルタル組成物を塗布した。モルタル塗布作業は、
従来の金網張設面にモルタル塗布作業のように下塗り、
乾燥、上塗り仕上げのような多段塗布を行うことなく、
一回の塗布作業で仕上げまで行つても、塗布したモルタ
ルの「だれ」や滑落が生ぜず、良好な塗布面が形成さ
れ、乾燥による収縮やひび割れの事故もなく、良好な外
壁ができた。 実施例2 ポリビニルアルコール系繊維(軟化点215℃)の360デ
ニール/24filのマルチフイラメント糸を芯繊維とし、プ
ロピレン繊維(融点160℃)の180デニール/12filのマル
チフイラメント糸を合撚して得たマルチフイラメント糸
を用い、ラツセル編みで目合3mmのメツシユ編布を製編
し、実施例1と同様に絞り成型を行つた。得られたハネ
カム構造シート状物[II]は強靭で、可撓性に富み、形
態安定性に優れたハネカム構造体であつた。このハネカ
ム構造シート状物[II]を側溝用U字型成型物の型枠に
張設し、セメント組成物を流し込んだ。得られたU字型
成型物はセメントの硬化時の変形がなく良好な製品であ
つた。 実施例3 全芳香族ポリエステル繊維(軟化点260℃)の450デニ
ール/24filのマルチフイラメント糸でラツセル編みでメ
ツシユ編布を作り、ついでフエノール樹脂組成液を含浸
し、乾燥およびキユアーをした後、実施例1と同じ絞り
成型機を用いロール温度150℃で深絞り成型を行つた。
得られたハネカム構造シート状物[III]は強靭で、形
態安定性に優れたハネカム構造体であつた。このハネカ
ム構造を有するシート状物[III]を鉄筋コンクリート
建築物の隔壁を構成する鉄筋の両側に張設して固定し、
枠を組んでセメント組成物を流し込んで硬化させた。セ
メント硬化後の変形は殆ど認められず良好であつた。
【発明の効果】
本発明の立体構造のハネカム構造を有するシート状物
を補強材としたセメント組成物構造体は高破断強力で、
セメント組成物構造体の製造時に生ずる体積収縮を小さ
くし、ひび割れ、滑落を防止して安定なセメント組成物
構造体とすることができる。更に、ハネカム構造シート
状物は切断強力、破断強力、可撓性が大きく、かつ成型
性、熱接着性および加工性に富むものであるため、シー
ト状物の張設や敷設作業が容易であり、作業効率が高
く、良質のセメント組成物構造体が得られる。更に、セ
メント組成物構造体を塩害にする構造破壊から保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のハネカム構造を有するシート状物を補
強材としたコンクリート構造体の一例の模式図で、第1
図(1)は補強材1枚の使用例、第1図(2)は補強材
2枚の使用例である。第2図は本発明のハネカム構造を
有するシート状物を補強材としたモルタル塗布構造物の
一例の模式図、第3図は補強材のハネカム構造を有する
シート状物の一例の模式図、第4図はハネカム構造を有
するシート状物を構成するメツシユ構造体の一例の部分
拡大の模式図である。 1;コンクリート構造体、 2;ハネカム構造を有するシート状物の補強材、 3;コンクリート、 4;内部に形成された空間部、 5;モルタル塗布基体、 6;深絞り成型された突起部、 7;メツシユ構造体構成繊維糸、 8;芯繊維成分、 9;溶融した繊維成分の重合体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維材料からなるメッシュ構造編織布が重
    合体で固定され、かつ該編織布に深絞り成型により多数
    の突起部が形成されたシート状物とセメント組成物より
    なるセメント組成物構造体。
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