JP2512549B2 - サ―ボ情報レベル不良検出回路 - Google Patents

サ―ボ情報レベル不良検出回路

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JP2512549B2
JP2512549B2 JP5375489A JP5375489A JP2512549B2 JP 2512549 B2 JP2512549 B2 JP 2512549B2 JP 5375489 A JP5375489 A JP 5375489A JP 5375489 A JP5375489 A JP 5375489A JP 2512549 B2 JP2512549 B2 JP 2512549B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 磁気ヘッドの位置制御に供するサーボ情報を読取る際
に、磁気ヘッドからの出力信号を入力し、その信号を均
一レベルのサーボ信号にすべく、当該磁気ヘッドからの
出力信号レベルに基づいたレベルの制御信号により利得
制御がなされるAGC回路を備えたサーボ情報読取り回路
に適用されものであって、上記AGC回路に供される制御
信号レベルに基づいてサーボ情報のレベル不良を検出す
るサーボ情報レベル不良検出回路に関し、 磁気ヘッドの特性のばらつきが大きくなっても、確実
なレベル不良検出を容易に行なえるようにするとを目的
とし、 上記AGC回路に供される制御信号の急変動成分を除去
するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力信号
レベルに基づいて、上記レベル不良と判断すべき制御信
号の基準となるエラー基準信号を生成する基準信号作成
回路とを備えた構成である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気ディスク装置におけるサーボ情報レベ
ル不良検出回路に係り、詳しくは磁気ヘッドの位置制御
に供するサーボ情報を読取る際に、磁気ヘッドからの出
力信号を入力し、その信号を均一レベルのサーボ信号に
すべく、当該磁気ヘッドからの出力信号レベルに基づい
たレベルの制御信号により利得制御がなされるAGC回路
を備えたサーボ情報読取り回路に適用され、上記AGC回
路に供される制御信号レベルに基づいてサーボ情報のレ
ベル不良を検出するサーボ情報レベル不良検出回路に関
する。
〔従来の技術〕
従来、この種のサーボ情報レベル不良検出回路は例え
ば第4図に示すような構成となっている。
同図においても、10は磁気ヘッドであり、この磁気ヘ
ッド10は他のリード/ライト用のヘッドと共にキャリッ
ジに一体固定され、サーボ情報を書込んだディスクに対
向するヘッド位置制御専用のものとなっている。11は所
定範囲での利得制御が行なわれるAGCアンプ(Auto,Gai
n,Control)であり、このAGCアンプ11は後述する制御信
号SCによりその利得が制御されるようになっている。12
は固定利得のアンプ回路、14は積分回路であり、この積
分回路14は、AGCアンプ14、アンプ回路12を経た磁気ヘ
ッド10からのサーボ情報に対応した出力信号(交流信
号)の平均的なレベルを抽出する機能を有したもので、
積分回路14から磁気ヘッド10の出力信号レベルに対応し
たレベルの信号が上記制御信号SCとしてAGCアンプ11に
帰還されている。このAGCアンプ11は、制御信号SCレベ
ルが低くなるときにその利得を上げ、逆に制御信号SC
ベルが高くなるときにその利得を下げる機能を有し、磁
気ヘッド10からの出力信号レベルにばらつきがあって
も、当該AGCアンプ11、アンプ回路12を介して位置信号
作成回路13に供給されるサーボ信号レベルを均一なもの
としている。なお、位置信号作成回路13は、入力するサ
ーボ信号に基づいて、磁気ヘッド10とトラックとの相対
的な位置を表わす位置信号を作成し、この位置信号が磁
気ヘッドの位置制御系に供給されている。
一方、15はエラー検出回路であり、このエラー検出回
路15は積分回路14から出力されるAGCアンプ11への制御
信号SCレベルを監視しており、当該制御信号SCレベル
が、基準電圧Von以下となったときにレベル不良が発生
したとして、エラー信号を出力するようになっている。
このような、サーボ情報レベル不良検出回路にあって
は、ディスク面のキズ、ほこりの付着等により磁気ヘッ
ド10出力信号が瞬時に低下し、それに伴って、第5図に
示すように積分回路14から出力される制御信号SCが基準
電圧Von以下となると、エラー検出回路15からエラー信
号が出力される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記のような従来のサーボ情報レベル不良
検出回路では、磁気ヘッドの特性のばらつきが大きくな
ると、確実なレベル不良検出が困難となる。
それは、次のような理由に基づくものである。
磁気ヘッドの特性、即ち、出力電圧の特性がばらつく
とサーボ情報を読取った際の磁気ヘッド出力レベルが各
装置で異なり、それに対応して、サーボ信号を均一に保
持しようとするAGC回路に対する制御信号レベルが、第
6図特性Q1のように変動する。また、サーボ情報が書き
込まれていない位置については、同様のばらつきが、同
図特性Q2のようになる。即ち特性Q1で示される制御信号
のレベル範囲E1は正常のものと判断しなければならず、
特性Q2で示される制御信号のレベル範囲E2はレベル不良
と判断しなければならないことから、レベル不良と判断
すべき制御信号SCの基準となる基準電圧Vonは、サーボ
情報の読取り時における最小ヘッド出力電圧と、サーボ
情報の非読取り時における最大ヘッド出力電圧との間の
電圧範囲EV内で定めなければならない。従って、各装置
における磁気ヘッドの特性のばらつきが大きくなると、
当該電圧範囲EVが狭くなり、各装置において常に一定の
基準電圧Vthを定めるのが困難になるのである。
また、仮に各装置において一定の基準電圧Vthが定め
られたとしても、第6図の特性Q1からも明らかなよう
に、ヘッド出力電圧が小さいものでは通常の制御電圧レ
ベルと基準電圧Vthとの差が小さいことから、誤検出の
可能性が高く、また、ヘッド出力電圧が大きいもので
は、通常の制御電圧レベルと基準電圧Vthとの差が大き
いことから、検出感度が鈍くなり、確実なレベル不良検
出が困難となってしまう。
そこで、本発明の課題は、各磁気ヘッドの特性に応じ
てレベル不良と判断すべき制御信号の基準となるエラー
基準信号を可変にすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、第1図に示すように、磁気ヘッド1の位置
制御に供するサーボ情報を読取る際に、磁気ヘッド1か
らの出力信号を入力し、その信号を均一レベルのサーボ
信号SSにすべく、当該磁気ヘッド1からの出力信号レベ
ルに基づいたレベルの制御信号SCにより利得制御がなさ
れるAGC回路2を備えたサーボ情報読取り回路にあっ
て、上記AGC回路2に供される制御信号SCレベルに基づ
いてサーボ情報のレベル不良を検出するサーボ情報レベ
ル不良検出回路を前提としており、当該サーボ情報レベ
ル不良検出回路において、上記課題を解決するための技
術的手段は、上記AGC回路2に供される制御信号SCの急
変動成分を除去するローパスフィルタ3と、ローパスフ
ィルタ3の出力信号レベルに基づいて、上記レベル不良
と判断すべき制御信号の基準となるエラー基準信号SO
生成する基準信号作成回路4とを備えたものである。
ローパスフィルタ3の特性は、レベル不良の対象とな
る磁気ヘッド1の出力信号状態等にて定まる。即ち、デ
ィスクのキズ、ほこりの付着等によって磁気ヘッド1の
出力信号の変動に起因した制御信号SCの変動成分は遮断
する特性となる。
また、基準信号作成回路4は、ローパスフィルタ3か
らの出力信号レベルの所定割合となるレベルのエラー基
準信号SOを出力する機能を有する。このエラー基準信号
SOを定めるに際しての割合は、実際する検出感度等に基
づいて決定される。
〔作用〕
サーボ情報を読取るに際し、AGC回路2が、磁気ヘッ
ドからの出力を入力し、当該磁気ヘッド1からの出力信
号レベルに基づいたレベルの制御信号SCにより利得制御
を行なって、均一レベルのサーボ信号を位置制御系に供
給する。
この程度で、AGC回路2に供される制御信号SCはロー
パスフィルタ3にてその急変動成分が除去され、基準信
号作成回路4がローパスフィルタ3からの出力信号に基
づいてエラー基準信号SOを生成する。上記制御信号SC
低下(上昇)するとローパスフィタ3からの出力信号も
また低下(上昇)し、それに伴って基準信号作成回路4
にて生成されるエラー基準信号SOレベルも低下(上昇)
する。このような、エラー基準信号SOを基礎にしてAGC
回路2に供される制御電圧SCの状態からレベル不良検出
がなされる。即ち、ディスクのキズ、ほこりの付着等に
より、磁気ヘッド1の出力信号が急激に低下すると、ロ
ーパスフィルタ3の出力に基づいたエラー基準信号SO
変動しないのに対し、AGC回路2に供される制御信号SC
だけが急激に低下することから、その基準信号SOと制御
信号SCの状態差によりレベル不良が検出される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明に係るサーボ情報レベル不良検出回路
の基準構成例を示すブロック図である。サーボ情報の読
取系については、第4図に示す従来のものと同様で、サ
ーボ情報の読取り専用の磁気ヘッド10からの出力信号が
AGCアンプ11、アンプ回路12を介して所定レベルのサー
ボ信号となって位置信号作成回路13に供給されるように
なっている。また、上記アンプ回路12の出力信号が積分
回路14に入力し、当該サーボ信号レベルに対応したレベ
ルとなる積分回路14からの出力信号が制御信号として、
AGCアンプ11に帰還されてる。
上記積分回路14からの出力信号、即ち、AGCアンプ11
に対する制御信号SCが、エラー検出回路15に入力し、こ
のエラー検出回路15は、上記制御信号SCの状態に基づい
てサーボ情報のレベル不良を検出するようにしている。
一方、AGCアンプ11に対する制御信号SCはローパスフィ
ルタ16に入力しておりこのローパスフィルタの出力信号
レベルが抵抗R1及びR2によって分圧されている。この抵
抗R1、R2よる分圧信号SOがサーボ情報のレベル不良と判
断すべき制御信号SCの基準となるエラー基準信号とし
て、エラー検出回路15に入力している。
上記のような構成のサーボ情報レベル不良検出回路で
は、磁気ヘッド10の出力レベルが比較的低くなる装置に
おいは、AGCアンプ11に対する制御信号SCの特性は第3
図の特性Q1のように比較的低レベルの状態となり平常の
制御信号レベルを同程度のレベルとなるローパスフィル
タ16の出力信号レベルVlp1もまた比較的低レベルにな
る。従って、この場合のエラー基準信号レベルVthは、 となって比較的低レベルのものとなる。一方、磁気ヘッ
ド10の出力レベルが比較的高くなる装置においては、制
御信号SC特性は第3図のQ2のように比較的高レベルの状
態となり、ローパスフィルタ16の出力レベルVLP2も比較
的高レベルとなる。従って、この場合のエラー基準信号
レベルVth2は、 となって比較的高レベルのものとなる。
サーボ情報の読取りに際してディスクのキズ、ほこり
の付着等により磁気ヘッド10の出力が瞬時に低下した場
合、制御信号SCは同様に低下するが、エラー基準信号は
ローパスフィルタ16の作用により極端に低下しない。従
って上記各状態において、制御信号SCレベルが夫々の状
態でのエラー基準信号レベル(Vth1,Vth2…)以下にな
ると、エラー検出回路15はサーボ情報のレベル不良を検
出し、エラー信号を出力する。
上記のように本実施例によれば、磁気ヘッド10の出力
電圧レベルに応じてローパスフィルタ16の全体的な出力
電圧レベルが変動することから、このローパスフィルタ
16からの出力電圧を分圧して作成したエラー検出回路15
の基準電圧レベルVthもまた磁気ヘッド10の出力電圧レ
ベルに応じて変動することになる。これにより、磁気ヘ
ッド10の出力特性に応じたサーボ情報レベル不良検出が
可能となる。
上記のようなサーボ情報レベル不良検出回路におい
て、分圧抵抗R2を大きくすると基準信号レベルSOが上昇
して、エラー検出感度が良くなり、一方、分圧抵抗R1
大きくすると基準信号レベルSOが下降してエラー検出感
度が鈍くなる。従ってこの分圧抵抗R1,R2は、レベル不
良の対象となる信号状態に基づいて、誤検出のない範囲
で、より良い感度が得られるように定められる。
また、この抵抗R1,R2による分圧回路が本発明に係る
基準信号作成回路に相当するが、この基準信号作成回路
は特にこのような態様に限定されるものではない。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、AGC回路
に供される制御信号の変動成分を除去した信号に基づい
てエラー基準信号を作成するようにしたため、各磁気ヘ
ッドの特性に応じてエラー基準信号が可能となる。その
結果、磁気ヘッドの特性のばらつきが大きくなっても、
確実なレベル不良検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本発
明に係るサーボ情報レベル不良検出回路の基本構成例を
示す図、第3図は制御電圧レベルを基準電圧レベルとの
関係を示す図、第4図は従来の回路構成を示すブロック
図、第5図はレベル不良時の制御信号の状態を示す図、
第6図は、ヘッド出力電圧との関係を示す図である。 1,10……磁気ヘッド 2……AGC回路 3,16……ローパスフィルタ 4……基準信号作成回路 11……AGC回路 12……アンプ回路 13……位置信号作成回路 14……積分回路 15……エラー検出回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッド(1)の位置制御に供するサー
    ボ情報を読取る際に、磁気ヘッド(1)からの出力信号
    を入力し、その信号を均一レベルのサーボ信号(SS)に
    すべく、当該磁気ヘッド(1)からの出力信号レベルに
    基づいたレベルの制御信号(SC)により利得制御がなさ
    れるAGC回路(2)を備えたサーボ情報読取り回路にあ
    って、 上記AGC回路(2)に供される制御信号(SC)レベルに
    基づいてサーボ情報のレベル不良を検出するサーボ情報
    レベル不良検出回路において、 上記AGC回路(2)に供される制御信号(SC)の急変動
    成分を除去するローパスフィルタ(3)と、 ローパスフィルタ(3)の出力信号レベルに基づいて、
    上記レベル不良と判断すべき制御信号(SC)の基準とな
    るエラー基準信号(SO)を生成する基準信号作成回路
    (4)とを備えたことを特徴とするサーボ情報レベル不
    良検出回路。
JP5375489A 1989-03-08 1989-03-08 サ―ボ情報レベル不良検出回路 Expired - Lifetime JP2512549B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7764455B2 (en) 2007-03-29 2010-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for detecting defects of servo data in a disk drive

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7764455B2 (en) 2007-03-29 2010-07-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for detecting defects of servo data in a disk drive

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