JP2512461Y2 - 調和歯車変速装置 - Google Patents
調和歯車変速装置Info
- Publication number
- JP2512461Y2 JP2512461Y2 JP1990030228U JP3022890U JP2512461Y2 JP 2512461 Y2 JP2512461 Y2 JP 2512461Y2 JP 1990030228 U JP1990030228 U JP 1990030228U JP 3022890 U JP3022890 U JP 3022890U JP 2512461 Y2 JP2512461 Y2 JP 2512461Y2
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- JP
- Japan
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- magnet group
- disk
- gear
- magnet
- external gear
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は調和歯車変速装置に関し、さらに詳しくは、
磁気吸引力および反発力を利用した波動発生器を備えた
調和歯車変速装置に関するものである。
磁気吸引力および反発力を利用した波動発生器を備えた
調和歯車変速装置に関するものである。
調和歯車変速装置は、剛性の内歯歯車の内側に、弾性
の外歯歯車が配置され、この外歯歯車を弾性変形させて
内歯歯車と複数箇所で噛み合わせると共に、これらの噛
み合わせ位置を円周方向に向けて移動させるための波動
発生器が配置された構造となっている。この波動発生器
としては、本件出願人により、磁力を利用した構成のも
のが提案されている。すなわち、弾性外歯歯車に対して
その外周あるいは内周の位置に磁石を配列し、これらの
磁石の磁力によって弾性外歯歯車を半径方向に弾性変形
させて、剛性内歯歯車と噛み合わせ、あるいは離間させ
るようにしている。
の外歯歯車が配置され、この外歯歯車を弾性変形させて
内歯歯車と複数箇所で噛み合わせると共に、これらの噛
み合わせ位置を円周方向に向けて移動させるための波動
発生器が配置された構造となっている。この波動発生器
としては、本件出願人により、磁力を利用した構成のも
のが提案されている。すなわち、弾性外歯歯車に対して
その外周あるいは内周の位置に磁石を配列し、これらの
磁石の磁力によって弾性外歯歯車を半径方向に弾性変形
させて、剛性内歯歯車と噛み合わせ、あるいは離間させ
るようにしている。
このように、いままでに提案されている磁力を利用し
た波動発生器の構成は、弾性外歯歯車の外周あるいは内
周に磁石を配列し、これらの磁石によって弾性外歯歯車
を半径方向に弾性変形させる形式のものである。しかし
ながら、磁石をこれらの位置に設置することが常に可能
であるという保証はない。弾性外歯歯車の外周あるいは
内周に磁石を設置できない場合には、磁力を利用した波
動発生器を採用することができない。
た波動発生器の構成は、弾性外歯歯車の外周あるいは内
周に磁石を配列し、これらの磁石によって弾性外歯歯車
を半径方向に弾性変形させる形式のものである。しかし
ながら、磁石をこれらの位置に設置することが常に可能
であるという保証はない。弾性外歯歯車の外周あるいは
内周に磁石を設置できない場合には、磁力を利用した波
動発生器を採用することができない。
本考案の課題は、この点に鑑みて、特にカップ型弾性
外歯歯車を備えた調和歯車変速装置において、弾性外歯
歯車の内周あるいは外周に磁石を配置することなく磁力
を利用した波動発生器を実現することにある。
外歯歯車を備えた調和歯車変速装置において、弾性外歯
歯車の内周あるいは外周に磁石を配置することなく磁力
を利用した波動発生器を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本考案の調和歯車変速
装置においては、その波動発生器を、カップ型弾性外歯
歯車の底面を形成している円盤状部に対して、その円周
方向に向けて配列した第1の磁石群を取り付け、また、
この第1の磁石群に対峙させた位置に、第2の磁石群を
配置した構成としてある。さらに、これらの第1および
第2の磁石群において相互に対峙した磁石相互間の磁極
を相対的に変更する極性切り換え手段を配置してある。
装置においては、その波動発生器を、カップ型弾性外歯
歯車の底面を形成している円盤状部に対して、その円周
方向に向けて配列した第1の磁石群を取り付け、また、
この第1の磁石群に対峙させた位置に、第2の磁石群を
配置した構成としてある。さらに、これらの第1および
第2の磁石群において相互に対峙した磁石相互間の磁極
を相対的に変更する極性切り換え手段を配置してある。
この構成の装置においては、極性切り換え手段によっ
て、対峙している第1および第2の磁石群の磁石が同一
極性とされた部分においては、弾性外歯歯車の円盤形状
部分がこれらの間に発生する磁気反発力によって押され
て軸線方向に向けて弾性変形する。この結果、この弾性
変形した部分に連続している弾性外歯歯車の筒状部は半
径方向の内側に向けて移動するので、その外周に形成さ
れている外歯が剛性内歯歯車から離間する。これに対し
て、対峙している第1および第2の磁石群の磁石が反対
極性とされた部分においては、弾性外歯歯車の円盤状部
がこれらの間に発生する磁気吸引力によって引っ張られ
て軸線方向に向けて弾性変形すると、今度は、この弾性
変形した部分に連続している筒形状部分は半径方向の外
側に向けて移動して、その外周に形成されている外歯が
剛性内歯歯車に噛み合った状態となる。従って、極性切
り換え手段によって、第1および第2の磁石群を構成す
る各磁石の極性を相対的に切り換え制御することによっ
て、剛性内歯歯車と弾性外歯歯車との噛み合い位置が円
周方向に向けて所定の速度で移動することになる。
て、対峙している第1および第2の磁石群の磁石が同一
極性とされた部分においては、弾性外歯歯車の円盤形状
部分がこれらの間に発生する磁気反発力によって押され
て軸線方向に向けて弾性変形する。この結果、この弾性
変形した部分に連続している弾性外歯歯車の筒状部は半
径方向の内側に向けて移動するので、その外周に形成さ
れている外歯が剛性内歯歯車から離間する。これに対し
て、対峙している第1および第2の磁石群の磁石が反対
極性とされた部分においては、弾性外歯歯車の円盤状部
がこれらの間に発生する磁気吸引力によって引っ張られ
て軸線方向に向けて弾性変形すると、今度は、この弾性
変形した部分に連続している筒形状部分は半径方向の外
側に向けて移動して、その外周に形成されている外歯が
剛性内歯歯車に噛み合った状態となる。従って、極性切
り換え手段によって、第1および第2の磁石群を構成す
る各磁石の極性を相対的に切り換え制御することによっ
て、剛性内歯歯車と弾性外歯歯車との噛み合い位置が円
周方向に向けて所定の速度で移動することになる。
以下に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図および第2図には、本例の調和歯車変速装置を
示してある。これらの図に示すように、調和歯車変速装
置1は、環状の剛性内歯歯車2と、この剛性内歯歯車2
の内側に配置されたカップ型弾性外歯歯車3とを有して
いる。上記の剛性内歯歯車2は固定した位置に取付けら
れている。弾性外歯歯車3は、装置軸線1aと平行に延び
る筒状部31と、その一方の端に連続した円盤形状のダイ
ヤフラム部32と、このダイヤフラム部32の中心部分に連
続した環状剛体部33とから構成されており、筒状部31の
開口端側に外周面に外歯34が形成され、この外歯34の外
周を囲む状態に剛性内歯歯車2の内歯21が臨んでいる。
弾性外歯歯車3の環状剛体部33は、複数本の締結用ボル
ト4によって、回転軸5の側に連結されている。
示してある。これらの図に示すように、調和歯車変速装
置1は、環状の剛性内歯歯車2と、この剛性内歯歯車2
の内側に配置されたカップ型弾性外歯歯車3とを有して
いる。上記の剛性内歯歯車2は固定した位置に取付けら
れている。弾性外歯歯車3は、装置軸線1aと平行に延び
る筒状部31と、その一方の端に連続した円盤形状のダイ
ヤフラム部32と、このダイヤフラム部32の中心部分に連
続した環状剛体部33とから構成されており、筒状部31の
開口端側に外周面に外歯34が形成され、この外歯34の外
周を囲む状態に剛性内歯歯車2の内歯21が臨んでいる。
弾性外歯歯車3の環状剛体部33は、複数本の締結用ボル
ト4によって、回転軸5の側に連結されている。
ここに、第1図および第3図に示すように、弾性外歯
歯車3のダイヤフラム部32の内側表面には第1の磁石群
6が取付けられており、本例では、その円周方向に向け
て等しい角度間隔で8個の永久磁石61〜68が取付けられ
ている。これらの磁石は全て同一の極性であるS極とさ
れている。これに対して、このダイヤフラム部32の外側
表面に対峙した回転軸5の端面51には、第2の磁石群7
が取付けられている。第1図および第4図に示すよう
に、この第2の磁石群も、端面51の円周方向に向けて等
しい角度間隔で配列した8個の磁石71〜78からなってい
る。これらの磁石71〜78は電磁石であり、それぞれ第1
の磁石群6の各磁石61〜68に対して、ダイヤフラム部32
を挟んで対峙した位置とされている。これらの第2の磁
石群7に対しては、極性切り換え回路8によって電流の
供給が制御される。すなわち、電流の供給および遮断、
ならびに給電方向が制御される。本例では、第4図に示
すように、直交する一対の直径方向において、その一方
の直径の両端に位置する一対の磁石を例えばS極に設定
し、他方の直径の両端に位置する一対に磁石をN極に設
定し、これら以外の4個の磁石を消勢状態に保持し、こ
の状態を円周方向に順次に移動させるようにしている。
例えば、第4図に示すように、直交する一方の直径Vの
両端に位置する磁石71、75がS極、他方の直径H側の磁
石73、77がN極とされている場合には、この次のタイミ
ングでは、磁石72、76がS極、磁石74、78がN極に設定
される。同様にして、次のように順次に磁石が付勢され
る。
歯車3のダイヤフラム部32の内側表面には第1の磁石群
6が取付けられており、本例では、その円周方向に向け
て等しい角度間隔で8個の永久磁石61〜68が取付けられ
ている。これらの磁石は全て同一の極性であるS極とさ
れている。これに対して、このダイヤフラム部32の外側
表面に対峙した回転軸5の端面51には、第2の磁石群7
が取付けられている。第1図および第4図に示すよう
に、この第2の磁石群も、端面51の円周方向に向けて等
しい角度間隔で配列した8個の磁石71〜78からなってい
る。これらの磁石71〜78は電磁石であり、それぞれ第1
の磁石群6の各磁石61〜68に対して、ダイヤフラム部32
を挟んで対峙した位置とされている。これらの第2の磁
石群7に対しては、極性切り換え回路8によって電流の
供給が制御される。すなわち、電流の供給および遮断、
ならびに給電方向が制御される。本例では、第4図に示
すように、直交する一対の直径方向において、その一方
の直径の両端に位置する一対の磁石を例えばS極に設定
し、他方の直径の両端に位置する一対に磁石をN極に設
定し、これら以外の4個の磁石を消勢状態に保持し、こ
の状態を円周方向に順次に移動させるようにしている。
例えば、第4図に示すように、直交する一方の直径Vの
両端に位置する磁石71、75がS極、他方の直径H側の磁
石73、77がN極とされている場合には、この次のタイミ
ングでは、磁石72、76がS極、磁石74、78がN極に設定
される。同様にして、次のように順次に磁石が付勢され
る。
次に、第5図ないし第7図を参照して、本例の装置の
動作を説明する。まず、初期状態においては、第5図に
示すように第2の磁石群へは給電されず、従って、第1
および第2の磁石群の間には磁力が発生していない。こ
の後、第4図に示すように、第2の磁石群における磁石
71、75がS極とされ、磁石73、77がN極とされる。この
結果、S極の磁石71、75と第1の磁石群の磁石61、65と
の間には反発力が発生し、N極の磁石73、77と第1の磁
石群の磁石63、67との間には吸引力が発生する。この結
果、第6図に示すように、弾性外歯歯車3のダイヤフラ
ム部32は、剛体部分33との境を起点として、磁石61、65
の部分が軸線1aの方向に向けて弾性変形する。このため
に、この部分に連続している筒状部がそれに連れて半径
方向の内側に移動する。これに対して、これらの磁石6
1、65とは直交する方向のダイヤフラム部においては、
第7図に示すように、第2の磁石群の側に吸引されるの
で、この第2の磁石群の側に弾性変形し、これらの部分
に連続する筒状部がそれに連れて半径方向の外側に移動
する。従って、筒状部31は全体として第2図に示すよう
に、磁石63、67の方向が長軸で、磁石61、65の方向が短
軸となる楕円形状に弾性変形し、長軸側の両端部分にお
いて、外歯34が内歯21と噛み合った状態となる。
動作を説明する。まず、初期状態においては、第5図に
示すように第2の磁石群へは給電されず、従って、第1
および第2の磁石群の間には磁力が発生していない。こ
の後、第4図に示すように、第2の磁石群における磁石
71、75がS極とされ、磁石73、77がN極とされる。この
結果、S極の磁石71、75と第1の磁石群の磁石61、65と
の間には反発力が発生し、N極の磁石73、77と第1の磁
石群の磁石63、67との間には吸引力が発生する。この結
果、第6図に示すように、弾性外歯歯車3のダイヤフラ
ム部32は、剛体部分33との境を起点として、磁石61、65
の部分が軸線1aの方向に向けて弾性変形する。このため
に、この部分に連続している筒状部がそれに連れて半径
方向の内側に移動する。これに対して、これらの磁石6
1、65とは直交する方向のダイヤフラム部においては、
第7図に示すように、第2の磁石群の側に吸引されるの
で、この第2の磁石群の側に弾性変形し、これらの部分
に連続する筒状部がそれに連れて半径方向の外側に移動
する。従って、筒状部31は全体として第2図に示すよう
に、磁石63、67の方向が長軸で、磁石61、65の方向が短
軸となる楕円形状に弾性変形し、長軸側の両端部分にお
いて、外歯34が内歯21と噛み合った状態となる。
前述したように、極性切り換え回路8によって、第2
の磁石の極性は第4図の矢印で示す方向に一定の速度で
回転していく。従って、それに伴って、弾性外歯歯車の
筒状部31の楕円形状も同一方向に向けて同一の速度で回
転していく。すなわち、噛み合い位置が円周方向に移動
していく。この結果、第2の磁石群における極性の回転
速度が、内歯21と外歯34の歯数差に応じて減速されて、
回転軸5の回転として取り出される。
の磁石の極性は第4図の矢印で示す方向に一定の速度で
回転していく。従って、それに伴って、弾性外歯歯車の
筒状部31の楕円形状も同一方向に向けて同一の速度で回
転していく。すなわち、噛み合い位置が円周方向に移動
していく。この結果、第2の磁石群における極性の回転
速度が、内歯21と外歯34の歯数差に応じて減速されて、
回転軸5の回転として取り出される。
第8図には、本考案の別の実施例における主要部分を
示してある。この例においては、第2の磁石群7を内歯
歯車2が結合されたハウジング9の側に固定してある。
第1の磁石群6の方は、上記の例と同じく、弾性外歯歯
車3のダイヤフラム部32に取り付けてある。この構成を
採用すれば、一方向連続運転を実現できるので好まし
い。
示してある。この例においては、第2の磁石群7を内歯
歯車2が結合されたハウジング9の側に固定してある。
第1の磁石群6の方は、上記の例と同じく、弾性外歯歯
車3のダイヤフラム部32に取り付けてある。この構成を
採用すれば、一方向連続運転を実現できるので好まし
い。
なお、以上説明した実施例においては、弾性外歯歯車
のダイヤフラム部の側に永久磁石を配置し、他方の側に
電磁石を配置してあるが、これとは逆に、ダイヤフラム
部の側に電磁石を配置し、他方側に永久磁石を配置する
ようにしてもよい。また、双方共に、電磁石とすること
もできる。
のダイヤフラム部の側に永久磁石を配置し、他方の側に
電磁石を配置してあるが、これとは逆に、ダイヤフラム
部の側に電磁石を配置し、他方側に永久磁石を配置する
ようにしてもよい。また、双方共に、電磁石とすること
もできる。
また、磁石あるいは電磁石の個数は上記の例とは異な
る個数としてもよい。さらには、第1の磁石群と第2の
磁石群とでその磁石の個数を異なるようにしてもよい。
いずれにせよ、第1および第2の磁石群の間で生ずる磁
力によって、ダイヤフラム部がほぼ装置軸線方向に弾性
変形し、それによって、筒状部が半径方向に移動するよ
うにすればよい。
る個数としてもよい。さらには、第1の磁石群と第2の
磁石群とでその磁石の個数を異なるようにしてもよい。
いずれにせよ、第1および第2の磁石群の間で生ずる磁
力によって、ダイヤフラム部がほぼ装置軸線方向に弾性
変形し、それによって、筒状部が半径方向に移動するよ
うにすればよい。
以上説明したように、本考案の調和歯車変速装置にお
いては、カップ型弾性外歯歯車の底面を形成する円盤状
部に磁石を取りつけて、この部分を装置軸線方向に弾性
変形させることによって、外歯を半径方向に移動させて
剛性内歯と噛み合わせるようにしている。従って、本考
案の装置によれば、弾性外歯歯車の外周あるいは内周部
分に磁石を配置する必要がなく、これらの部分をその他
の部品の設置場所として有効利用できるなどの効果が得
られる。
いては、カップ型弾性外歯歯車の底面を形成する円盤状
部に磁石を取りつけて、この部分を装置軸線方向に弾性
変形させることによって、外歯を半径方向に移動させて
剛性内歯と噛み合わせるようにしている。従って、本考
案の装置によれば、弾性外歯歯車の外周あるいは内周部
分に磁石を配置する必要がなく、これらの部分をその他
の部品の設置場所として有効利用できるなどの効果が得
られる。
第1図は本考案の一実施例に係る調和歯車変速装置を示
す縦断面図、第2図は第1図の装置を矢印Aの側から見
た図、第3図は第1図の装置における第1の磁石群の配
列状態を示す図、第4図は第1図の装置における第2の
磁石群の配列状態を示す図、第5図ないし第7図は第1
図の装置における弾性外歯歯車の弾性変形状態を順次に
示す説明図、第8図は本考案の別の実施例を示す部分断
面図である。 〔符号の説明〕 1…調和歯車変速装置 1a…軸線 2…剛性内歯歯車 21…内歯 3…カップ型弾性外歯歯車 31…筒状部 32…円盤状部 33…剛体部 34…外歯 5…回転軸 51…端面 6…第1の磁石群 7…第2の磁石群 61〜68…第1の磁石群を構成する磁石 71〜78…第2の磁石群を構成する磁石 8…極性切り換え回路。
す縦断面図、第2図は第1図の装置を矢印Aの側から見
た図、第3図は第1図の装置における第1の磁石群の配
列状態を示す図、第4図は第1図の装置における第2の
磁石群の配列状態を示す図、第5図ないし第7図は第1
図の装置における弾性外歯歯車の弾性変形状態を順次に
示す説明図、第8図は本考案の別の実施例を示す部分断
面図である。 〔符号の説明〕 1…調和歯車変速装置 1a…軸線 2…剛性内歯歯車 21…内歯 3…カップ型弾性外歯歯車 31…筒状部 32…円盤状部 33…剛体部 34…外歯 5…回転軸 51…端面 6…第1の磁石群 7…第2の磁石群 61〜68…第1の磁石群を構成する磁石 71〜78…第2の磁石群を構成する磁石 8…極性切り換え回路。
Claims (1)
- 【請求項1】環状の剛性内歯歯車と、この剛性内歯歯車
に噛み合い可能な環状の弾性外歯歯車と、この弾性外歯
歯車を半径方向に弾性変形させて前記剛性内歯歯車と複
数箇所で噛み合わせると共に、これらの噛み合わせ位置
を円周方向に回転させるための波動発生器とを有し、 前記弾性外歯歯車は、外周面に外歯が形成された装置軸
線方向に延びている筒状部と、この筒状部の一方の端部
開口を塞ぐ状態にこの筒状部に連続した、装置軸線とは
直交する方向に延びている円盤形状部と、この円盤形状
部の中心部分を支持する剛体部とからなるカップ型弾性
外歯歯車であり、 前記波動発生器は、前記弾性外歯歯車の前記円盤形状部
に対して、その円周方向に配列した状態に取り付けた第
1の磁石群と、この第1の磁石群に対峙させて配列した
第2の磁石群と、前記第1および第2の磁石群間におい
て対峙している各磁石相互の磁極を相対的に変更する極
性切り換え手段とを有し、前記第2の磁石群は、前記円
盤形状部の外側において装置軸線方向に離れた位置に配
列されており、 前記第1および第2の磁石群の間に発生する磁気吸引力
および反発力によって、前記第1の磁石群が取付けられ
た前記弾性外歯歯車の前記円盤形状部が軸線方向に弾性
変形して、この円盤形状部に連続している前記筒状部の
外歯が前記剛性内歯歯車に対して噛み合った位置および
離間した位置に移動されるようになっていることを特徴
とする調和歯車変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030228U JP2512461Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 調和歯車変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030228U JP2512461Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 調和歯車変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119642U JPH03119642U (ja) | 1991-12-10 |
JP2512461Y2 true JP2512461Y2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=31532954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990030228U Expired - Lifetime JP2512461Y2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 調和歯車変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2512461Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2667209B2 (ja) * | 1988-07-01 | 1997-10-27 | 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ | 永久磁石を用いた調和歯車装置 |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP1990030228U patent/JP2512461Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03119642U (ja) | 1991-12-10 |
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