JP2511934B2 - 電子顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡

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JP2511934B2
JP2511934B2 JP62045243A JP4524387A JP2511934B2 JP 2511934 B2 JP2511934 B2 JP 2511934B2 JP 62045243 A JP62045243 A JP 62045243A JP 4524387 A JP4524387 A JP 4524387A JP 2511934 B2 JP2511934 B2 JP 2511934B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子顕微鏡に係り、特に、フイラメントの軸
出しを行なうに好適な電子顕微鏡に関する。
〔従来の技術〕
従来の装置において、電子銃の軸出しを行なう場合、
X軸偏向コイルの電流を調整する調整ツマミとY軸偏向
コイルの電流を調整する調整ツマミを操作して電子銃の
軸出しを行なつていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は電子銃の軸出しを行なう場合、X軸偏
向コイルとY軸偏向コイルの電流を調整する調整ツマミ
をそれぞれ操作して電子銃の軸出しを行なつていた。
即ち、第7図に示されるように、電子銃の偏向コイル
は一対のYコイル(Y軸偏向コイル)1と一対のXLコイ
ル(X軸偏向コイル)2を有し、各コイルが光軸上に上
下に配列されている電子銃からの電子線(ビーム)はXL
コイル2、XUコイル3内を通過して蛍光板に照射される
ようになつている。この電子線5が光軸21に対して一定
の角度をもつて入射したとき、X軸方向のみに注目する
と、XUコイル3及びXLコイル2により電子銃の光軸を軸
出しコイル20より下の光軸21に平行となつて蛍光板に照
射される。このようなとき、光軸21に平行になつた電子
線のずれ量4は、第9図に示されるように、XLコイル2
の電流を調整することによつて零にすることができる。
即ちXLコイル2に補正電流を流すことによつて電子線5
を光軸21に一致させることができる。この調整はフイラ
メント軸出しの角度補正であり、フイラメントの軸出し
補正としては他に水平補正がある。
一般に電子顕微鏡において、フイラメントの軸出しを
行なう場合、角度補正ボリユームを中点にし、まず水平
補正ボリユームを調整して軸出しを行なう。そして電子
顕微鏡の蛍光板を観察し、電子線が蛍光板の中心にくる
ようにXLコイル2、Yコイル1の電流値を調整する。こ
れは、角度ずれによる電子線が蛍光板より外側へずれる
ことがないためであり、水平補正により電子線を蛍光板
の中心へ移動させることが重要であるからである。
ここで、第10図に示されるように、蛍光板の表示領域
のうち、XLコイル2、YLコイル1の電流の調整によつて
電子線5の位置を補正可能な範囲を補正範囲7とし、蛍
光板で観察できる認知範囲6とし、認知範囲6の中心軸
をX軸10、Y軸11としたとき、電子線5の位置13が認知
範囲6外にある場合、電子線5のずれ方向がわからない
ので、位置13をX′軸8側へ少し変化させるためにXLコ
イル2の電流を変えた後Y′軸9方向に電子線5の位置
を移動させるためYLコイル1の電流を調整する。この操
作によつても認知範囲6内に電子線5が観察されない場
合には、X′軸8方向に電子線5の位置を移動させるた
めに、さらにXLコイル2の電流を変える。このとき電子
線5をY′軸9の一端から他端まで移動させるためYLコ
イル1の電流を調整する。この操作を認知範囲6内に電
子線5が観察されるまで繰り返す。
このように従来の装置ではYLコイル1とXLコイル2の
電流を調整するために、調整ボリユームを何度も操作し
なければならず、フイラメントの軸出し操作が面倒であ
つた。
なお、特願昭57−33917号に記載されている装置によ
る方法も考えられるが、この装置の場合には、蛍光板上
に電子線が全く到達しない場合に、電子線を検出するこ
とができない。
本発明の目的は、上記問題を解決し、電子線の軸合わ
せを自動的におこなうことのできる電子顕微鏡を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では上記目的の達成のため、電子銃、照射レン
ズ、結合レンズ、像観察用蛍光板、電子銃からのビーム
を蛍光板のX軸に沿って偏向させるX軸偏向コイル、電
子銃からのビームを蛍光板のY軸に沿って偏向させるY
軸偏向コイルを有する電子顕微鏡において、前記両偏向
コイルにそれぞれ異なる周期で電流を供給する手段を有
し、前記ビームが蛍光板に照射されたときの前記X軸偏
向コイルに供給された電流値範囲の同一X軸上の中心値
をX軸偏向コイルの供給電流とし、前記ビームが蛍光板
に照射されたときの前記Y軸偏向コイルに供給された電
流値範囲の同一Y軸上の中心値をY軸偏向コイルの供給
電流としている。
〔作用〕
X軸及びY軸偏向コイルにそれぞれ異なった周波数で
電流を周期的に供給すると電子線が蛍光板より広い範囲
を周期的に移動する。この際蛍光板が電流を発する範
囲、即ち電子線が蛍光板に照射されている範囲を検出す
る。この検出結果に基づいて蛍光板のX軸方向及びY軸
方向の電子線の照射範囲に対するコイルの供給電流を検
出し、蛍光板の中心におけるX軸及びY軸偏向コイルへ
の電流値を演算することによって電子線を蛍光板の中心
に軸合わせすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図に基づいて説明す
る。第1図において、YLコイル1の電流値を設定するた
めのボリユーム14は抵抗R1,R2を介して増幅器16の入力
側に接続されている。ボリユーム14の摺動端子を移動さ
せると、摺動端子1に応じた電圧が増幅器16に入力され
る。この増幅器16の入力側には抵抗R2、スイツチ19を介
して電圧可変器15からの電圧が入力されるようになつて
いる。電圧可変器15は電圧のレベルが周期的に変化する
パルス信号を出力するようになつている。このため、増
幅器16に電圧可変器15からの信号が供給されると、この
出力信号の周期に従つて増幅器16から信号が出力され
る。そして増幅器16の出力信号は抵抗R4,R5を介して増
幅器17に入力される。増幅器17の入力側には基準抵抗18
が接続されており、増幅器17の入力電圧が周期的に変化
すると、この入力電圧の変化に応じて基準抵抗18の電圧
が変化する。基準抵抗18に流れる電流はYLコイル1に流
れる電流に等しいので、電圧可変器15から出力される信
号の周期に応じてYLコイル1を流れる電流が変化するよ
うになつている。
又、スイツチ19がオフのときにはボリユーム14によつ
て設定された電流がYLコイル1に流れる。即ち、ボリユ
ーム14、増幅器17、基準抵抗18などによつてY軸偏向コ
イル調整手段が構成され、電圧可変器15、スイツチ19、
増幅器16,17、基準抵抗18などによつて電流調整手段が
構成されている。
以上の構成において、第2図に示されるように電子線
5が認知範囲6の範囲外の位置13にあるとき、スイツチ
19をオンにすると、電子線がY′軸9上をY変動範囲12
内で周期的に往復移動する。ここで、XLコイル2の電流
を調整ボリユームで変化させるとXLコイル2の電流値の
変化に応じて電子線がX′軸8方向に移動し、電子線が
認知範囲6内を通過するのを観察することができる(第
3図参照)。この後XLコイル2の電流値を微調整して
Y′軸9を認知範囲のY軸11と一致させる。
次にスイツチ19をオフにしてYLコイル1の電流をボリ
ユーム14で認知範囲6の中心となるように調整する(第
4図参照)。
このように、電子線がY変動範囲12の範囲内で往復移
動するので、ボリユーム14の簡単な操作によつて電子線
5の位置13を認知範囲6内に移動させることができる。
なお前記実施例においては、電圧可変器15をYLコイル
1の電流調整回路に挿入したものについて述べたが、電
圧可変器15をXLコイル2の電流調整回路に挿入するよう
にしても前記実施例と同様に行うことができる。
第5図には、本発明の他の実施例の構成が示されてい
る。
本実施例は、DAコンバータ20、CPU21、コンパレータ2
2、蛍光板24、抵抗R7を追加し、蛍光板24からの信号を
コンパレータ22を介してCPU21へ供給し、ボリユーム14
からの信号を抵抗R1,DAコンバータ20を介してCPU21へ供
給し、これらの信号を基にスイツチ19をオン・オフする
と共に電圧可変器15の電圧を調整するようにしたもので
あり、他の構成は第1図のものと同様であるので、同一
のものには同一符号を付してそれらの説明は省略する。
上記構成において、CPU21によつてスイツチ19がオン
になると電圧可変器15からの信号がYLコイル1に供給さ
れ、YLコイル1の電流が周期的に変化する。このとき同
様にXLコイル2の電流もYLコイル1の電流とは異なつた
周期で変化させる。即ち、各コイルの電流値を異なつた
周期で変化させるのは、第3図に示されるように、電子
線5の位置13を補正範囲7内で操作するためである。
XLコイル2、YLコイル1の電流の変化によつて電子線
が認知範囲6内に入ると、比較電圧Vsより入力電圧Viが
高くなるように設定されたコンパレータ22の出力が変化
し、CPU21のメモリに、このときの電圧可変器15の出力
電圧が記憶される。この記憶された出力電圧の範囲は、
第6図に示されるように、XLコイル2では、認知範囲25
から認知範囲26までとなり、YLコイル1では認知範囲27
から認知範囲28までとなる。ここで、XLコイル2は認知
範囲25+認知範囲26の1/2の電圧がDAコンバータ20より
加算され、YLコイル1には、認知範囲27+認知範囲28の
1/2の電圧がDAコンバータ20によつて加算される。これ
により自動的に電子銃の軸出しが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように蛍光板によって電子線が認知され
る値に基づいて蛍光板の中心を特定することができるた
め、電子銃の軸出しの自動化が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図乃至第
4図はそれぞれ電子線の移動方法を説明するための図、
第5図は本発明の他の実施例を示す構成図、第6図は第
5図に示す実施例による電子線の移動方法を説明するた
めの図、第7図は軸出しコイルの構成図、第8図及び第
9図はそれぞれ電子線の位置ずれ調整方法を説明するた
めの図、第10図は従来装置による電子線の位置ずれ調整
方法を説明するための図である。 1……YLコイル、2……XLコイル、5……電子線、6…
…認知範囲、7……補正範囲、14……ボリユーム、15…
…電圧可変器、16、17……増幅器、18……基準抵抗、19
……スイツチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子銃、照射レンズ、結像レンズ、像観察
    用蛍光板、電子銃からのビームを蛍光板のX軸に沿って
    偏向させるX軸偏向コイル、電子銃からのビームを蛍光
    板のY軸に沿って偏向させるY軸偏向コイルを有する電
    子顕微鏡において、前記両偏向コイルにそれぞれ異なる
    周期で電流を供給する手段を有し、前記ビームが蛍光板
    に照射されたときの前記X軸偏向コイルに供給された電
    流値範囲の同一X軸上の中心値をX軸偏向コイルの供給
    電流とし、前記ビームが蛍光板に照射されたときの前記
    Y軸偏向コイルに供給された電流値範囲の同一Y軸上の
    中心値をY軸偏向コイルの供給電流とすることを特徴と
    する電子顕微鏡。
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